JP2018111275A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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普 萩森
拓 鈴木
Hiroshi Suzuki
拓 鈴木
巧 加藤
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巧 加藤
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Hiroshi Okuno
浩 奥野
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Teppei Sawada
哲平 澤田
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Abstract

【課題】内部に印刷機構を配置した筐体の外部においてメディアに付着した塵埃などの異物を、当該印刷機構による当該メディアへの印刷前に当該メディアから除去する。【解決手段】下方が開口した筐体の内部にインクジェット方式によりメディアの表面に対して印刷する印刷機構を備え、上記筐体の外部から上記筐体の内部に搬送される上記メディアの上記表面に対して上記印刷機構により印刷するインクジェットプリンタにおいて、筐体に対してメディアの搬送方向の上流側に配置され、上記メディアの表面に対して空気流を送風する送風手段を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関し、さらに詳細には、メディアに対してインクジェット方式によりインクを吐出して当該メディア上に印刷を行うインクジェットプリンタに関する。
なお、本明細書において「メディア」には、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料や織物、布、アルミ、鉄、木材などのような各種材料からなる種々の媒体が含まれる。
また、本明細書において「インクジェット方式」とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法を用いたインクジェット技術による印刷方法を意味するものとする。
一般に、メディアに対してインクヘッドからインクジェット方式によりインクを吐出して、所望の画像を印刷するインクジェットプリンタが知られている。即ち、インクジェットプリンタは、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、プラテン上に供給されるメディアに対してインクヘッドのインクジェットノズルからインクを吐出することにより印刷を行う。
インクジェットプリンタにおいては、メディアの表面に塵埃などの異物が付着した状態で印刷が行われると、印刷品質が劣化するということが指摘されていた。例えば、インクとして紫外線硬化インク(UVインク)を使用する場合にメディアの表面に塵埃などの異物が付着していると、当該メディア表面において硬化したUVインクと当該異物との隙間に気泡が残留して印刷画像に悪影響を及ぼし、印刷品質の劣化の原因となっていた。また、インクとして溶剤インクを使用する場合にメディアの表面に塵埃などの異物が付着していると、当該異物上において固化した溶剤インクが当該異物ごと当該メディアから剥げ落ちてしまって印刷画像に悪影響を及ぼし、印刷品質の劣化の原因となっていた。
従来、上記したメディア表面への異物の付着による印刷品質の劣化を防止するために、種々の手法が提案されている。例えば、内部にインクヘッドなどより構成される印刷機構を配置した筐体(カバー)内にイオナイザーを配設してメディアの静電気を除去するようにして、筐体内におけるメディア表面への塵埃などの異物の付着を防止するようにしていた。
しかしながら、上記した筐体内にイオナイザーを配設する手法にあっては、筐体内においてメディアの帯電による塵埃などの異物の付着は防止可能であるが、筐体外において物理的にメディアに付着している塵埃などの異物の除去は行うことができず、メディアへ付着した塵埃などの異物を除去する手法としては十分なものとは言えないという問題点があった。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、従来の技術の有する上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内部に印刷機構を配置した筐体の外部においてメディアに付着した塵埃などの異物を、当該印刷機構による当該メディアへの印刷前に当該メディアから除去することができるようにしたインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、メディアを筐体内に搬送する搬送方向の上流側において当該筐体の外部に送風装置を配設し、当該メディアが筐体のメディア搬送口から筐体内に搬送される前に当該送風装置により当該メディアに対して空気流(風)を吹き付けることにより、当該空気流の風力により当該メディアに付着した塵埃などの異物を除去するようにしたものである。
即ち、本発明は、下方が開口した筐体の内部にインクジェット方式によりメディアの表面に対して印刷する印刷機構を備え、上記筐体の外部から上記筐体の内部に搬送される上記メディアの上記表面に対して上記印刷機構により印刷するインクジェットプリンタにおいて、筐体に対してメディアの搬送方向の上流側に配置され、上記メディアの表面に対して空気流を送風する送風手段を有するようにしたものである。
なお、下方が開口した筐体の内部にインクジェット方式によりメディアの表面に対して印刷する印刷機構を備えるにあたっては、必ずしも印刷機構の全ての構成が筐体内部に位置するように配設する必要はなく、印刷機構の一部の構成が筐体から突出するように配設されていてもよい。
また、本発明は、上記した本発明において、さらに、上記筐体に対して上記メディアの上記搬送方向の下流側に配置され、上記メディアに対して空気流を送風する第2の送風手段を有するようにしたものである。
また、本発明は、上記した本発明において、上記空気流は、上記メディアの上記表面に対して垂直方向あるいは上記筐体に近づく方向とは異なる方向で送風されるようにしたものである。
また、本発明は、上記した本発明において、さらに、上記筐体の下方側において上記印刷機構と対向して配置され、上記筐体内搬送された上記メディアを支持するプラテンと、上記プラテンの上記搬送方向の上流側に配置され、上記メディアを上記プラテン上に誘導するリアエプロンとを有し、上記送風手段は、上記リアエプロンの上記搬送方向における上流側端部に向けて空気流を送風するようにしたものである。
また、本発明は、上記した本発明において、さらに、上記プラテンの上記搬送方向の下流側に配置され、上記プラテンから上記メディアを上記搬送方向の下流側に誘導するフロントエプロンとを有し、上記第2の送風手段は、上記フロントエプロンの上記搬送方向における下流側端部に向けて空気流を送風するようにしたものである。
また、本発明は、上記した本発明において、上記送風手段から送風される上記空気流の流量と上記第2の送風手段から送風される上記空気流の流量とは等しくしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、内部に印刷機構を配置した筐体の外部においてメディアに付着した塵埃などの異物を、当該印刷機構による当該メディアへの印刷前に当該メディアから除去することができるようになるという優れた効果を奏するものである。
図1は、本発明によるインクジェットプリンタの構成を模式的に示す図2のI−I線による断面構成説明図である。 図2は、図1のA矢視による平面構成説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるインクジェットプリンタの実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
図1には、本発明によるインクジェットプリンタの構成を模式的に示す図2のI−I線による断面構成説明図が示されている。また、図2には、図1のA矢視による平面構成説明図が示されている。
この図1および図2に示すインクジェットプリンタ10は、マイクロコンピューター(図示せず。)により全体の動作を制御される。インクジェットプリンタ10は、下方に開口部12aを形成した中空長方体形状を備えた箱形形状の筐体(カバー)12を備えている。
筐体12内には、メディア14に対してインクジェットノズルからインクを吐出するインクヘッドやメディア14を搬送方向に搬送する搬送機構などにより構成される公知の印刷機構16が配設されている。筐体12内に印刷機構16を配設する際には、必ずしも印刷機構16の全ての構成が筐体12内に位置するように配設する必要はなく、印刷機構16の一部の構成が筐体12から突出するように配設されていてもよい。
印刷機構16を構成するインクヘッドのインクジェットノズルから吐出されたインクは、筐体12の開口部12aを通過してメディア14の表面14aに向けて吐出される。印刷機構16のインクヘッドは、図2における破線矢印Bおよび破線矢印Cに示すように、メディア14の搬送方向と直交する方向である主走査方向に沿って往復移動可能に構成されている。インクヘッドが主走査方向に沿って往復移動する領域が、インクジェットプリンタ10におけるメディア14に対する印刷可能領域Pとなる。
本実施の形態においては、メディア14としてはロール状に巻き回された状態の長尺のメディアを用いる。なお、本明細書においては、長尺のメディア14が軸心部材にロール状に巻き回れた状態のものをロールメディアRM1と適宜に称する。ロールメディアRM1から巻き解かれたメディア14は搬送方向下流側へ搬送されて、筐体12の開口部12aにおける搬送方向上流側端部に形成されたメディア供給口12bから筐体12内に順次搬送される。筐体12内においては、印刷機構16によりメディア14の表面14aに印刷が行われる。筐体12内において印刷機構16によるメディア14の表面14aへの印刷が終了すると、メディア14は搬送方向下流側へ搬送されて、筐体12の開口部12aにおける搬送方向下流側端部に形成されたメディア排出口12cから筐体12外部へ順次排出される。筐体12外部へ排出されたメディア14は、ロールメディアRM2としてロール状に巻き取られる。
筐体12の開口部12aの下方におけるインクヘッドのインクジェットノズルと対向する位置には、上面が平坦面に形成されたプラテン20が配設されている。プラテン20は、インクヘッドのインクジェットノズルと対向する位置においてメディア14を支持する。プラテン20の搬送方向上流側に位置する上流側端部20aには、ロールメディアRM1から巻き解かれたメディア14をプラテン20上に誘導するリアエプロン22の下流側端部22aが接続されている。一方、プラテン20のメディア14の搬送方向下流側に位置する下流側端部20bには、プラテン20から搬送されたメディア14をロールメディアRM2へ誘導するフロントエプロン24の上流側端部24aが接続されている。
リアエプロン22は、下流側端部22aから上流側端部22bに向けて下方に傾斜した断面略円弧形状に形成されている。この円弧形状を利用して、下方に位置するロールメディアRM1から巻き解かれたメディア14をプラテン20へ滑らかに誘導する。
フロントエプロン24は、上流側端部24aから下流側端部24bに向けて下方に傾斜した断面略円弧形状に形成されている。この円弧形状を利用して、印刷が行われたメディア14をプラテン20からロールメディアRM2へ滑らかに誘導する。
筐体12のメディア供給口12bが形成された側壁部12dには、メディア供給口12bに隣接してメディア供給側送風装置30が配設されている。また、筐体12のメディア排出口12cが形成された側壁部12eには、メディア排出口12cに隣接してメディア排出側送風装置32が配設されている。
本発明によるインクジェットプリンタ10は、メディア供給側送風装置30とメディア排出側送風装置32と備えている点においてのみ、従来より公知のインクジェットプリンタとは異なるものであり、その他の構成ならびに作用については従来より公知のインクジェットプリンタとは異なるところはない。従って、以下の説明においては、メディア供給側送風装置30ならびにメディア排出側送風装置32に関する構成ならびに作用についてのみ説明することとし、その他の構成ならびに作用については従来より公知のインクジェットプリンタと同一であるのでその説明を省略する。
メディア供給側送風装置30は、例えば、電動ファンにより構成されており、送風口30aは印刷可能領域Pの全域にわたって延長するように形成されている。また、送風口30aには、送風口30aから排出された空気流をメディア14へ向けて送風するためのガイド部材30bが形成されている。送風口30aから排気された空気流は、ガイド部材30bに誘導されて、搬送方向下流側の上方位置から搬送方向上流側の下方位置へ向かう方向でメディア14の表面に対して送風される。
メディア排出側送風装置32は、例えば、電動ファンにより構成されており、送風口32aは印刷可能領域Pの全域にわたって延長するように形成されている。また、送風口32aには、送風口32aから排出された空気流をメディア14へ向けて送風するためのガイド部材32bが形成されている。送風口32aから排気された空気流は、ガイド部材32bに誘導されて、搬送方向上流側の上方位置から搬送方向下流側の下方位置へ向かう方向でメディア14の表面に対して送風される。
以上の構成において、インクジェットプリンタ10においては、従来より公知のインクジェットプリンタと同様に、メディア14を搬送方向上流側から搬送方向下流側へ搬送して、印刷機構16のインクヘッドのインクジェットノズルからメディア14の表面14aにインクを吐出し、メディア14の表面14aに対して印刷処理を行うこととなる。
この印刷処理の際においては、メディア供給側送風装置30により送風口30aから空気流を発生させてメディア14に向けて送風するとともに、メディア排出側送風装置32により送風口32aから空気流を発生させてメディア14に向けて送風する。
これにより、メディア14に付着した塵埃などの異物は、メディア供給側送風装置30の送風口30aから送風される空気流により吹き飛ばされて、メディア14上から除去される。
また、メディア供給側送風装置30の送風口30aから送風される空気流およびメディア排出側送風装置32の送風口32aから送風される空気流は、筐体12内部を外気から遮蔽する、所謂、エアカーテンとして機能して、筐体12内への塵埃などの異物の侵入を防止することができる。
従って、インクジェットプリンタ10によれば、筐体12内において印刷機構16によりメディア14の表面14aに対して印刷処理を行う際には、メディア14の表面14aにおける塵埃などの異物の残留量を実用上無視できるほど少なくすることができる。
以上において説明したように、インクジェットプリンタ10によれば、メディア供給側送風装置30ならびにメディア排出側送風装置32により、筐体12から外側に向けて空気流をメディア14に対して送風することにより、メディア14の表面14aに付着する塵埃などの異物を吹き飛ばして除去することができるとともに、筐体12内への塵埃などの異物の侵入を防ぐことができる。
これにより、内部に印刷機構16を配置した筐体12の外部においてメディア14に付着した塵埃などの異物を、印刷機構16によるメディア14への印刷前にメディア14から除去することができるようになる。
また、インクジェットプリンタ10においては、筐体12の外部にメディア供給側送風装置30ならびにメディア排出側送風装置32が配設されているので、メディア供給側送風装置30ならびにメディア排出側送風装置32が発生する空気流が直接的には筐体12内の気流に影響を及ぼすことはない。これにより、筐体12内の気流に大きな乱れが生じることはなく、筐体12内の気流の乱れによる印刷品質への影響を抑制することができる。
なお、発明者の実験によれば、メディア供給側送風装置30の送風口30aから送風される空気流の流量とメディア排出側送風装置32の送風口32aから送風される空気流の空気流の流量とを等しくすると、上記した各空気流の相互作用により筐体12内におけるメディア供給口12bならびにメディア排出口12c近傍の圧力変動が緩和されて筐体12内への塵埃や異物などの吸い込みを効果的に防ぐことができた。また、筐体12内の気流も一層安定させることができるので、筐体12内の気流の変化に伴う印刷機構16による印刷品質の劣化を効果的に防ぐことができた。
なお、上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(8)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、メディア供給側送風装置30の送風口30aとメディア排出側送風装置32の送風口32aとは、それぞれ印刷可能領域Pの全域にわたって延長するように形成したが、これに限られるものではないことは勿論である。メディア供給側送風装置30の送風口30a自体の大きさや、メディア排出側送風装置32の送風口32a自体の大きさは、それぞれ印刷可能領域Pよりも小さく設定し、送風口30a、32aから送風される空気流が印刷可能領域Pの全域に行き渡るようにした配置や構成としてもよい。要するに、メディア供給側送風装置30やメディア排出側送風装置32によって発生される空気流が印刷可能領域Pの全域に行き渡るようにすればよいものであり、そのための送風口30a、32aの形状や配置などは設計条件に応じて適宜に変更することができる。
(2)上記した実施の形態においては、印刷機構16のインクヘッドが主走査方向に沿って印刷可能領域Pの全域にわたって移動する場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。インクヘッドが印刷可能領域Pの全域にわたって配置されているラインプリンタに本発明を適用してもよい。要するに、本発明は、内部に印刷機構を備えた筐体内に外部からメディアを搬送して印刷を行うインクジェットプリンタに適用することができる。
(3)上記した実施の形態においては、メディア供給側送風装置30とメディア排出側送風装置32との両方を備えた場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。メディア供給側送風装置30のみを設けるようにして、メディア排出側送風装置32を設けないようにしてもよい。メディア供給側送風装置30を設けることにより、印刷機構16による印刷前にメディア14の表面14aに付着した塵埃などの異物は吹き飛ばされて除去される。従って、従来のインクジェットプリンタと比較すると、印刷機構16によるメディア14への印刷前に、メディア14から塵埃などの異物を大幅に除去することが可能となる。
(4)上記した実施の形態においては、メディア14の搬送方向を上流側から下流側への一方向としたが、逆方向にメディア14を搬送して印刷するようにしてもよい。このようにした場合には、メディア供給側送風装置30とメディア排出側送風装置32との作用が入れ替わることになる。即ち、メディア供給側送風装置30がメディア排出側送風装置32として作用し、メディア排出側送風装置32がメディア供給側送風装置30として作用することになる。
(5)上記した実施の形態においては、メディア供給側送風装置30は搬送方向下流側の上方位置から搬送方向上流側の下方位置へ向かう方向でメディア14の表面に対して送風し、また、メディア排出側送風装置32は搬送方向上流側の上方位置から搬送方向下流側の下方位置へ向かう方向でメディア14の表面に対して送風したが、これに限られるものではないことは勿論である。メディア供給側送風装置30やメディア排出側送風装置32が発生する空気流の送風方向は、メディア14の表面14aに対して向かえばよいものであり、具体的な方向については設計条件などに応じて適宜に設定すればよい。例えば、メディア供給側送風装置30は空気流をリアエプロン22の上流側端部22aに向けて送風するようにしてもよいし、また、メディア排出側送風装置32は空気流をフロントエプロン24の下流側端部24bに向けて送風するようにしてもよい。メディア供給側送風装置30が空気流をリアエプロン22の上流側端部22aに向けて送風すると、メディア14の下方への傾斜に沿って空気流があたるため、効率よく塵埃などの異物を吹き飛ばして除去することができる。なお、メディア14の表面14aに対して垂直方向あるいは筐体12に近づく方向で空気流が送風されると、送風された空気流がメディア14の表面14aにあたった後に筐体12側へ向けて流れ、メディア14の表面14aから吹き飛ばした塵埃などの異物が当該流れに乗って筐体12内へ侵入する恐れがあり好ましくない。従って、メディア14の表面14aに対して送風する際の空気流の方向は、メディア14の表面14aに対して垂直方向あるいは筐体12に近づく方向とは異なる方向とすることが好ましい。
(6)上記した実施の形態においては、メディア供給側送風装置30を筐体12の側壁部12dに配設し、また、メディア排出側送風装置32を筐体12の側壁部12eに配設したが、これに限られるものではないことは勿論である。メディア供給側送風装置30やメディア排出側送風装置32は、筐体12とは離隔して配設するようにしてもよい。
(7)上記した実施の形態においては、印刷処理の際にメディア供給側送風装置30とメディア排出側送風装置32とにより空気流を発生させるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。メディア供給側送風装置30とメディア排出側送風装置32とによる空気流の発生を常時行うようにすると、空気流が、所謂、エアカーテンのように作用するので、筐体12内への塵埃などの異物の侵入を常時防ぐことが可能となり、筐体12内を塵埃などの異物がないクリーンな状態に維持することができる。
(8)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(7)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、外部から筐体内にメディアを搬送し、筐体内に配設した印刷機構により筐体内に搬送したメディアに印刷するインクジェットプリンタに用いて好適である。
10 インクジェットプリンタ、12 筐体(カバー)、12a 開口部、12b メディア供給口、12c メディア排出口、12d 側壁部、12e 側壁部、14 メディア、14a 表面、16 印刷機構、20 プラテン、20a 上流側端部、20b 下流側端部、22 リアエプロン、22a 下流側端部、22b 上流側端部、
24 フロントエプロン、24a 上流側端部、24b 下流側端部、30 メディア供給側送風装置(送風手段)、30a 送風口、30b ガイド部材、32 メディア排出側送風装置(第2の送風手段)、32a 送風口、32b ガイド部材、P 印刷可能領域、RM1 ロールメディア、RM2 ロールメディア

Claims (6)

  1. 下方が開口した筐体の内部にインクジェット方式によりメディアの表面に対して印刷する印刷機構を備え、前記筐体の外部から前記筐体の内部に搬送される前記メディアの前記表面に対して前記印刷機構により印刷するインクジェットプリンタにおいて、
    筐体に対してメディアの搬送方向の上流側に配置され、前記メディアの表面に対して空気流を送風する送風手段を有する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、さらに、
    前記筐体に対して前記メディアの前記搬送方向の下流側に配置され、前記メディアに対して空気流を送風する第2の送風手段を有する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記空気流は、前記メディアの前記表面に対して垂直方向あるいは前記筐体に近づく方向とは異なる方向で送風される
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、さらに、
    前記筐体の下方側において前記印刷機構と対向して配置され、前記筐体内搬送された前記メディアを支持するプラテンと、
    前記プラテンの前記搬送方向の上流側に配置され、前記メディアを前記プラテン上に誘導するリアエプロンと
    を有し、
    前記送風手段は、前記リアエプロンの前記搬送方向における上流側端部に向けて空気流を送風する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 請求項2に記載のインクジェットプリンタにおいて、さらに、
    前記プラテンの前記搬送方向の下流側に配置され、前記プラテンから前記メディアを前記搬送方向の下流側に誘導するフロントエプロンと
    を有し、
    前記第2の送風手段は、前記フロントエプロンの前記搬送方向における下流側端部に向けて空気流を送風する
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. 請求項2また5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタにおいて、
    前記送風手段から送風される前記空気流の流量と前記第2の送風手段から送風される前記空気流の流量とは等しい
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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