JP2018111169A - 中ぐり工具及びハニカム部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハニカム構造体のように剥離又は変形し易い構造を有するワークであっても中ぐりを行うことが可能な中ぐり工具及びハニカム構造を有するワークの中ぐり加工によるハニカム部品の製造方法を提供することである。【解決手段】実施形態に係る中ぐり工具は、板状で厚さ方向が工具軸方向となるように配置され、前記工具軸を中心とする回転方向の先端に被削材を削るための切れ刃を形成した少なくとも1枚のカッターと、一端に工具回転装置で保持するためのシャンクが形成され、他端に前記カッターが固定されたシャフトとを有する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、中ぐり工具及びハニカム部品の製造方法に関する。
従来、ドリルやエンドミル等の穿孔工具を用いて設けられた下孔の内径を大きくすることによって目的とする内径を有する孔を形成する機械加工法として中ぐり加工が知られている。中ぐり加工に使用される典型的な中ぐり工具としては、シャンクに1枚のスローアウェイチップを取付けた工具が挙げられる(例えば特許文献1参照)。また、複数のチップを取付けた中ぐり工具も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2007−320014号公報 特開2011−83861号公報
しかしながらワーク(被削材)がハニカム構造を有する場合には下孔に内面が形成されない。すなわち、ハニカムコアに下孔を加工すると、板状のハニカムコアの間に空隙が生じる。しかも、複合材で構成されるハニカムコアは、脆くて剥離し易い構造を有する。従って、下孔に内面が形成される空隙の無い剛体を加工対象とする従来の中ぐり工具を使用することができない。
このため、航空機部品等で対象となるハニカム構造を有するワークの穿孔を行う場合には、ドリル等で下孔を加工した後、プライヤ等の工具で作業者がハニカムコアをむしり取る作業を行っている。その結果、作業のやり方によっては、作業後におけるハニカム構造体の孔のサイズが公差を外れてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、ハニカム構造体のように剥離又は変形し易い構造を有するワークであっても中ぐりを行うことが可能な中ぐり工具及びハニカム構造を有するワークの中ぐり加工によるハニカム部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る中ぐり工具は、板状で厚さ方向が工具軸方向となるように配置され、前記工具軸を中心とする回転方向の先端に被削材を削るための切れ刃を形成した少なくとも1枚のカッターと、一端に工具回転装置で保持するためのシャンクが形成され、他端に前記カッターが固定されたシャフトとを有する。
また、本発明の実施形態に係るハニカム部品の製造方法は、上述した中ぐり工具を用いてハニカムコアの中ぐり加工を行うことによってハニカム部品を製造するものである。
また、本発明の実施形態に係るハニカム部品の製造方法は、2枚の板材でハニカム構造体を挟んだハニカムサンドイッチ構造を有する被削材に止まり孔として下孔を穿孔するステップと、中ぐり工具を用いて前記ハニカム構造体に形成された下孔の中ぐり加工を行うことによって前記ハニカム構造体に形成された孔の内径を広げるステップと、前記内径が広げられた後の前記ハニカム構造体に形成された前記孔にインサートを挿入して接着剤で固定するステップとを有するものである。
本発明の実施形態に係る中ぐり工具の使用状態を示す構成図。 図1に示す中ぐり工具の部分断面図。 図2に示す中ぐり工具のカッターの正面図。 図3に示すカッターの下面図。 図1に示す中ぐり工具を用いてハニカムコアの中ぐり加工を行うことによってハニカム部品を製造する流れを示すフローチャート。 図1に示す中ぐり工具を用いて図5(C)に示す空隙を形成する方法を説明する図。
本発明の実施形態に係る中ぐり工具及びハニカム部品の製造方法について添付図面を参照して説明する。
(中ぐり工具)
図1は本発明の実施形態に係る中ぐり工具の使用状態を示す構成図、図2は図1に示す中ぐり工具の部分断面図、図3は図2に示す中ぐり工具のカッターの正面図、図4は図3に示すカッターの下面図である。
中ぐり工具1は、複合材製のハニカム部品のように脆く剥離し易い加工対象や金属製のハニカム部品のように変形し易いであっても中ぐり加工を行うことが可能な工具である。中ぐり工具1は、工具回転装置2に取付けて使用される。すなわち、中ぐり工具1は、工具軸AXを中心として回転させて使用される回転工具である。図1に示す例では、手持ち式の工具回転装置2に中ぐり工具1が取付けられているが、工作機械の主軸やロボットアームに取付けられた回転機構に中ぐり工具1を取付けて使用してもよい。
中ぐり工具1は、シャフト3に、少なくとも1枚の板状のカッター4、すなわち1枚又は複数枚のカッター4を取付けて構成される。シャフト3の一端は、工具回転装置2で保持するためのシャンク3Aを形成し、他端には雌ネジ3Bが形成される。そして、シャフト3の雌ネジ3Bに締付けられる雄ネジ5と、シャフト3の端部で1枚又は複数枚の板状のカッター4を挟み込むことによって、カッター4が固定される。すなわち、カッター4は、雄ネジ5でシャフト3の他端に固定される。
雄ネジ5の頭側には、金属や樹脂等で構成されるボルト用ワッシャ6を設けることができる。図2に示す例では、雄ネジ5として頭が平坦な皿ネジが使用されている。このため、皿ネジの頭にフィットするボルト用ワッシャ6が設けられている。他方、シャフト3の端部と、最もシャフト3側に配置されるカッター4との間にも、金属や樹脂等で構成されるワッシャ7を設けることができる。
雄ネジ5の頭側にフィットする構造を有するボルト用ワッシャ6を設ければ、最も雄ネジ5の頭側に配置されるカッター4と雄ネジ5の頭との接触に起因する雄ネジ5又はカッター4の摩耗や損傷を回避することができる。加えて、ボルト用ワッシャ6とカッター4との接触面積が確保されることから、雄ネジ5の頭からシャフト3側に負荷される押付力を良好にカッター4に伝達し、カッター4をより強固にシャフト3に固定することができる。
同様に、シャフト3の端部と、カッター4との間にワッシャ7を設ければ、シャフト3の端部と、カッター4との接触に起因するシャフト3又はカッター4の摩耗や損傷を回避することができる。加えて、カッター4及びシャフト3よりも柔軟性又は展延性が高いワッシャ7によって、カッター4とワッシャ7との接触面積及びワッシャ7とシャフト3との接触面積が確保されることから、カッター4をより強固にシャフト3に固定することができる。
板状の各カッター4は、厚さ方向が工具軸AX方向となるように配置される。そのために、図3及び図4に示すように、各カッター4には、工具軸AX方向と平行な板厚t方向を中心軸とする貫通孔4Aが雄ネジ5の挿入孔として設けられる。また、各カッター4の工具軸AXを中心とする回転方向Rの先端には、被削材を削るための直線状の切れ刃4Bが、長さ方向がカッター4の板厚t方向となるように形成される。
カッター4の枚数は、雄ネジ5の締付長さを調節することによって所望の枚数に決定することができる。このため、全てのカッター4を板厚t方向に重ねて配置した場合の工具軸AX方向における長さ、すなわち全てのカッター4の切れ刃4Bで形成される刃長Lを、中ぐり加工の対象となる孔の深さ以下となるように調節することができる。
工具軸AXを中心とする回転方向Rにおける複数のカッター4の相対位置についても自由に調節することができる。このため、図示されるように複数のカッター4を回転方向Rに互いにずらして配置することができる。
そうすると、中ぐり加工を行う際に、ワークと接触する各切れ刃4Bの面積を、1枚のカッター4の板厚tに対応する面積に留めることができる。すなわち、刃長Lを確保しつつワークと接触する各切れ刃4Bの長さを制限することができる。具体例として、カッター4の板厚tを1mm程度とすれば、ワークと接触する切れ刃4Bの長さを1mm程度に留めることができる。
これにより、切削抵抗が低減され、中ぐり加工後におけるワークの加工品質を向上させることができる。特に、アルミニウム等の金属はもちろん、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP: Glass fiber reinforced plastics)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP: Carbon Fiber Reinforced Plastics)或いは紙に樹脂を含浸させたノーメックス(登録商標)等の複合材で構成されるハニカムコアのような難削材がワークであっても、高品質な中ぐり加工を行うことが可能となる。
中ぐり工具1は、下孔に挿入して孔の内径を広げる加工を行う工具である。従って、中ぐり工具1の工具径方向におけるカッター4の幅は、横断面が円形の下孔に挿入することが可能な幅でなければならない。そのためには、複数のカッター4間における回転方向Rの角度Aをできるだけ小さくすることが望ましい。逆に、複数のカッター4間における回転方向Rの角度Aが、切れ刃4Bとワークとの接触面積の低減効果が得られなくなる程小さくなると、ワークの加工品質の劣化に繋がる。
そこで、複数のカッター4を、いずれのカッター4からも90度以下の角度Aとなるように重ねて、それぞれ回転方向Rにずらして配置することによって、中ぐり工具1の工具径方向におけるカッター4の幅をできるだけ小さくしつつ、切れ刃4Bとワークとの接触面積の低減効果も得ることができる。例えば、シャフト3に3枚以上のカッター4を取付ける場合であれば、3枚以上のカッター4を一定の角度Aで互い違いに回転方向Rにずらして配置することができる。より具体的な例として、5度から30度程度の角度Aで複数のカッター4を互い違いに回転方向Rにずらして配置することができる。
図示された例では、6枚のカッター4が互い違いに回転方向Rにずらしてシャフト3に取付けられている。より具体的には、中ぐり工具1の先端側から1枚目、3枚目及び5枚目のカッター4が、2枚目、4枚目及び6枚目のカッター4に対して、中ぐり工具1の回転方向Rにおいて切れ刃4Bが相対的に後方となるようにシフトさせて配置されている。
(ハニカム部品の製造方法)
以下、中ぐり工具1を用いたハニカム部品の製造方法の一例について説明する。
図5は図1に示す中ぐり工具1を用いてハニカムコアの中ぐり加工を行うことによってハニカム部品を製造する流れを示すフローチャートである。
図5(A)に例示されるように2枚の板材W1でハニカム構造体W2を挟んだハニカムサンドイッチ構造を有するワークWを対象として中ぐり工具1で中ぐり加工を行うことができる。そのために、図5(B)に示すように、中ぐり加工に先だって、ワークWに止まり孔として直径が一定の下孔が穿孔される。すなわち、下側の板材W1は穿孔されずに、上側の板材W1とハニカム構造体W2の一部が穿孔される。下孔は、汎用のエンドミル等の所望の穿孔工具を用いて加工することができる。
次に、図5(C)に示すように、中ぐり工具1を用いてハニカム構造体W2に形成された下孔の中ぐり加工を行うことによってハニカム構造体W2に形成された孔の内径が広げられる。すなわち、上側の板材W1の内径は広げられずに、ハニカム構造体W2のみの内径を広げる中ぐり加工が行われる。これにより、図5(C)に示すように、ハニカム構造体W2の一部がえぐり取られたような空隙が形成される。
図6は、図1に示す中ぐり工具1を用いて図5(C)に示す空隙を形成する方法を説明する図である。
まず、図6(A)に示すように、中ぐり工具1に取付けられた全てのカッター4をワークWの下孔に挿入することができるように中ぐり工具1の工具径方向における位置決めが行われた後、中ぐり工具1に取付けられた全てのカッター4がワークWの下孔に挿入される。
続いて、図6(B)に示すように、中ぐり工具1の工具軸AXが下孔の中心軸上となるように中ぐり工具1を工具径方向に移動させる。すなわち、ハニカム構造体W2の下孔には内面が形成されず、板材の間に空隙が形成される構造となる。このため、中ぐり工具1の回転を止めた状態で各カッター4の切れ刃4Bをそれぞれ板材の間に形成される空隙に挿入することによって、中ぐり工具1の工具軸AXが下孔の中心軸上となるように中ぐり工具1を工具径方向に移動させることができる。そして、中ぐり工具1を回転させた後、中ぐり工具1が下孔の内部において工具軸AX方向に送り込まれる。これにより、ハニカム構造体W2のみの内径が広がり、直径が一定でない孔がワークWに形成される。
また、皿ネジのように頭が平坦な雄ネジ5でカッター4をシャフト3に固定すると、図6(B)に示すように、雄ネジ5の頭の平坦な面を下孔の底面に接触させながら中ぐり加工を行うことが可能となる。そうすると、シャフト3の振動やぶれを抑制させつつ、工具軸AX方向を下孔の中心軸方向に容易に向けることが可能となる。その結果、中ぐり加工後におけるワークWの加工品質を一層向上させることができる。これは、皿ネジに限らず、頭が平坦な六角ボルトのように、頭が平坦なボルトでカッター4をシャフト3に固定した中ぐり工具1であれば同様である。
更に、雄ネジ5の頭がカッター4から中ぐり工具1の先端側に突出しないようにすれば、下孔の底までカッター4を挿入して中ぐり加工を行うことができる。その場合には、雄ネジ5が丸ネジ等の頭が平坦なボルトでなくても、中ぐり工具1の先端側におけるカッター4を下孔の底面に接触させながら中ぐり加工を行うことができる。このため、中ぐり加工後におけるワークWの加工品質を向上させることができる。
図5(C)に示すようにハニカム構造体W2の中ぐり加工が完了すると、内径が広げられた後のハニカム構造体W2に形成された孔にインサートが挿入され、接着剤で固定される。図示された例では、雌ネジを形成したインサートが挿入されている。これにより、ハニカムサンドイッチ構造とインサートとを有するハニカム製品W3を製造することができる。
このように、ハニカムサンドイッチ構造を有するワークWに形成された空隙の内部にインサートを固定するための接着剤の充填空間を、中ぐり工具1による中ぐり加工によって形成することができる。すなわち、中ぐり工具1のカッター4でハニカムコアを切り刻むことによって、インサートとハニカムコアとの間に接着剤を充填するための空隙を形成することができる。
(効果)
以上のような中ぐり工具1は、板状のカッター4を互いにシフトさせて重ねることによって、切れ刃4Bの長さをカッター4の板厚tに制限しつつ中ぐり加工の対象となる孔の深さに応じて刃長Lを調節できるようにしたものである。また、ハニカム部品の製造方法は、図示されるような構成を有する中ぐり工具1を用いた中ぐり加工によってハニカム部品を製造するようにしたものである。
このため、中ぐり工具1によれば、切削抵抗を抑制しつつ中ぐり加工を行うことができる。その結果、航空機部品等で採用される複合材製のハニカム構造体W2のように脆くて剥離し易い構造体が中ぐり加工の対象であっても、ワークWを剥離させることなく公差内で高品質に中ぐり加工を行うことができる。また、金属製のハニカム構造体W2であれば、ワークWを変形させることなく公差内で高品質に中ぐり加工を行うことができる。
例えば、ハニカム構造体W2に形成された下孔の内径を広げる加工を行う場合、削り取る対象は、ハニカムコアを構成する複数の板状の部分の縁となる。すなわち、下孔の中心及び直径を中心及び直径とする円周上に配置された複数の板材の縁を削り取ることが、ハニカムコアの下孔の内径を広げる加工に相当する。この場合、切れ刃4Bの長さがハニカムコアを構成する板材の厚さと比較して長すぎると、ハニカムコアを構成する板材が複合材であれば剥離したり、金属であれば変形する恐れがある。
そこで、ハニカムコアを構成する板材が剥離したり変形しないように切れ刃4Bの長さを十分に短くした中ぐり工具1を用いてハニカムコアの縁を粉々に切り刻む中ぐり加工を行うことによって、加工品質を確保することができる。特に、複合材製のハニカム構造体W2であれば、剥離等による削り過ぎを防止することができる。
実際に、図示されるように複数のカッター4を互い違いにずらしてシャフト3に固定した中ぐり工具1を用いて複合材製のハニカムコアの中ぐり加工を行った。その結果、ハニカムコアを剥離させることなく、高品質に中ぐり加工を行うことができることが確認された。
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
1 中ぐり工具
2 工具回転装置
3 シャフト
3A シャンク
3B 雌ネジ
4 カッター
4A 貫通孔
4B 切れ刃
5 雄ネジ
6 ボルト用ワッシャ
7 ワッシャ
AX 工具軸
t カッターの板厚
L 刃長
R 中ぐり工具の回転方向
A カッター間における回転方向の角度
W ワーク
W1 板材
W2 ハニカム構造体
W3 ハニカム製品

Claims (8)

  1. 板状で厚さ方向が工具軸方向となるように配置され、前記工具軸を中心とする回転方向の先端に被削材を削るための切れ刃を形成した少なくとも1枚のカッターと、
    一端に工具回転装置で保持するためのシャンクが形成され、他端に前記カッターが固定されたシャフトと、
    を有する中ぐり工具。
  2. 複数のカッターを前記回転方向にずらして配置した請求項1記載の中ぐり工具。
  3. 3枚以上のカッターを一定の角度で互い違いに前記回転方向にずらして配置した請求項1又は2記載の中ぐり工具。
  4. 複数のカッターを、いずれのカッターからも90度以下の角度となるように、それぞれ前記回転方向にずらして配置した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の中ぐり工具。
  5. 前記カッターを頭が平坦なボルトで前記シャフトに固定した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の中ぐり工具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中ぐり工具を用いてハニカムコアの中ぐり加工を行うことによってハニカム部品を製造するハニカム部品の製造方法。
  7. 2枚の板材でハニカム構造体を挟んだハニカムサンドイッチ構造を有する被削材に止まり孔として下孔を穿孔するステップと、
    中ぐり工具を用いて前記ハニカム構造体に形成された下孔の中ぐり加工を行うことによって前記ハニカム構造体に形成された孔の内径を広げるステップと、
    前記内径が広げられた後の前記ハニカム構造体に形成された前記孔にインサートを挿入して接着剤で固定するステップと、
    を有するハニカム部品の製造方法。
  8. 頭が平坦なボルトでカッターをシャフトに固定した中ぐり工具を用いて、前記ボルトの頭の平坦な面を前記下孔の底面に接触させながら前記中ぐり加工を行う請求項7記載のハニカム部品の製造方法。
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