JP2018109813A - 表示装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

表示装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の操作によってメニューを表示する際に、どの操作位置に対するメニュー表示であるかを視認可能であるとともに、メニューを固定的に表示した場合のメニュー表示切れを抑制する。【解決手段】表示装置10は、表示部107及び制御部104を備える。制御部104は、表示部107における利用者の操作位置を検出し、検出された操作位置に対応するメニューの全体を、操作位置に応じた位置にポップアップ表示するとともに、操作位置を指し示す吹き出しを表示するように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は表示装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来から、画面上の任意の位置をマウス等でクリックすると、画面の所定位置にポップアップが表示される場合がある。ポップアップは基本的には所定位置に固定的に表示されるため、クリックされた位置によってはポップアップが欠けて表示される場合もある。
例えば、Windows(登録商標)PCにおける右クリック時に画面上にメニューが出現し、当該右クリック位置に応じてメニューの表示位置が決まる。Windowsでは、メニューの余白が場合にメニューが切れて表示されることを防ぐために、メニューの端が画面の端になるように詰めて表示される。この場合、メニュー全体がクリック点の近くに表示されるため利用者の視点は動かずに済むが、クリック点を示す表示がないため表示メニューがどのアイコンをクリックしたことによる表示であるか分からない。
他方、どのアイコンをクリックしたことによる表示であるかを示すために、吹き出しを表示する技術もある。
特許文献1には、タッチパネルに表示された複数の画像キーのうち、ユーザの指が最も接近した画像キーの項目名を、その画像キーの周辺に吹き出し表示することが記載されている。
国際公開第2013/047023号
クリックしたアイコンを示すように吹き出しを表示することは効果的であるが、クリック操作あるいはタッチ操作の位置によっては新たに表示されるメニューが切れてしまう問題は生じ得る。
本発明の目的は、利用者の操作によってメニューを表示する際に、どの操作位置に対するメニュー表示であるかを視認可能であるとともに、メニューを固定的に表示した場合のメニュー表示切れを抑制する技術を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、表示部と、前記表示部における利用者の操作位置を検出する検出部と、検出された前記操作位置に対応するメニューの全体を、前記操作位置に応じた位置に表示するとともに、前記操作位置を指し示す吹き出しを表示する制御部とを備える表示装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御部は、前記メニューの全体を、前記操作位置の上方、左方、右方、下方のいずれかを優先順位アルゴリズムに従って選択して表示する請求項1に記載の表示装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部は、前記メニューの全体を、前記操作位置の上方、左方、右方、下方のいずれにも表示できない場合に、前記表示部に対して右寄せまたは左寄せで表示する請求項2に記載の表示装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御部は、前記メニューの全体を、前記操作位置がスクロール可能領域である場合に、前記スクロール可能領域のうちの可視領域の境界を基準として表示する請求項2に記載の表示装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御部は、前記吹き出しを前記メニューの中心位置に一致するように表示するとともに、前記メニューの中心位置に一致するように表示できない場合に、前記操作位置に一致するように表示する請求項2に記載の表示装置である。
請求項6に記載の発明は、表示部と、前記表示部における利用者の操作位置を検出する検出部と、前記利用者の操作に応じて画像形成処理する画像形成部と、検出された前記操作位置に対応するメニューの全体を、前記操作位置に応じた位置に表示するとともに、前記操作位置を指し示す吹き出しを表示する制御部とを備える画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、表示部における利用者の操作位置を検出するステップと、検出された前記操作位置に対応するメニューの全体を、前記操作位置に応じた位置に表示するとともに、前記操作位置を指し示す吹き出しを表示するステップとを実行させるプログラムである。
請求項1,6,7に記載の発明によれば、利用者の操作によってメニューを表示する際に、どの操作位置に対するメニュー表示であるかを視認可能であるとともに、メニューを固定的に表示した場合のメニュー表示切れを抑制することができる。
請求項2,3に記載の発明によれば、さらに、優先順位アルゴリズムに従ってメニューの全体を適応的な位置に表示できる。
請求項4に記載の発明によれば、さらに、操作位置がスクロール可能領域の場合にもどの操作位置に対するメニュー表示であるかを視認可能であるとともに、メニューを固定的に表示した場合のメニュー表示切れを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、さらに、吹き出しを適応的な位置に表示できる。
表示装置の構成ブロック図である。 画像形成システムの構成ブロック図である。 メニュー及び吹き出しの模式的説明図である。 メニュー及び吹き出しの一例を示す図である。 全体処理フローチャートである。 メニューをターゲットの左方にポップアップ表示する一例を示す図である。 メニューをターゲットの右方にポップアップ表示する一例を示す図である。 メニューをターゲットの下方にポップアップ表示する一例を示す図である。 メニューを右寄りにポップアップ表示する一例を示す図である。 メニューをスクロール可能領域にポップアップ表示する一例を示す図である。 スクロール領域の可視領域算出処理フローチャートである。 メニューをターゲットの上方にポップアップ表示する詳細図(その1)である。 メニューをターゲットの上方にポップアップ表示する詳細図(その2)である。 メニューをターゲット上方にポップアップ表示する処理フローチャートである。 メニューをターゲット下方にポップアップ表示する詳細図である。 メニューをターゲットの左方にポップアップ表示する詳細図(その1)である。 メニューをターゲットの左方にポップアップ表示する詳細図(その2)である。 メニューをターゲットの左方にポップアップ表示する処理フローチャートである。 メニューを右寄りにポップアップ表示する詳細図である。 メニューを右寄りあるいは左寄りにポップアップ表示する処理フローチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における表示装置の構成ブロック図を示す。表示装置10は、PC(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末等と同様の構成であり、ROM101、RAM102、HDD103、制御部104、インターフェイス(I/F)105、操作部106、及び表示部107を備える。
制御部104は、具体的には1又は複数のCPUから構成され、ROM101あるいはHDD103に記憶された処理プログラムを読み出し、RAM102をワーキングメモリとして用いて各種処理を実行することで、表示部107に各種情報を表示する。
インターフェイス(I/F)105は、ネットワークを介して他の情報機器とデータを送受する。操作部106は、キーボードやマウス等である。表示部107は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等である。表示部107は、タッチパネルであってもよい。
制御部104は、処理プログラムに従って各種処理を実行するが、本実施形態では特に、操作部106としてマウスのクリック操作、あるいは表示部107がタッチパネルである場合にタッチパネルに対する利用者のタッチ操作(あるいはタップ操作)に応じ、これらの操作位置を検出し、検出された操作位置に応じたメニューを表示部107に表示するように制御するとともに、操作位置を指し示す吹き出しを表示する。制御部104は、メニューを固定的な位置に表示するのではなく、操作位置に応じ、メニュー全体を表示できる位置に適応的に表示する。一般的には、制御部104は、操作位置が表示部107の下側であれば操作位置の上方に表示スペースが存在し得るため操作位置の上方にメニューの全体を表示し、操作位置が表示部107の右側であれば操作位置の左方に表示スペースが存在し得るため操作位置の左方にメニューの全体を表示する。
吹き出しに関しては、表示装置10がPC等の場合、操作位置はカーソル等のポインタとして示されるものの、画面遷移してしまうと位置が分からなくなるため、吹き出しを表示する意義がある。また、タッチパネルの場合にはポインタが表示されないので吹き出しを表示する意義は大きいといえる。さらに、操作位置の近傍に単にメニューのみを表示する構成では、複数のボタンあるいはアイコンが並列的に存在する場合、どちらのボタンあるいはアイコンを操作したことによるメニューであるか分かり難いため、吹き出しを表示して操作位置を指し示す意義は大きい。
図1の構成では、制御部104が操作位置を検出する検出部としても機能しているが、制御部104とは別に操作位置を検出するセンサ部を設け、検出した操作位置を制御部104に供給する構成としてもよい。
図2は、本実施形態における他の構成図であり、画像形成装置を含む画像形成システムの構成ブロック図である。画像形成システムは、端末装置12及び画像形成装置14を備える。端末装置12と画像形成装置14は、通信手段16を介して接続される。通信手段16は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)等のデータ通信ネットワークが用いられる。
端末装置12は、通信手段16を介して画像形成装置14に接続され、利用者の指示に従い、文書の印刷命令を含む印刷ジョブ等を送信する。
画像形成装置14は、ROM141、RAM142、HDD143、制御部144、インターフェイス(I/F)145、操作部146、及び画像形成部147を備える。
制御部144は、具体的には1又は複数のCPUで構成され、ROM141あるいはHDD143に記憶された処理プログラムに従い、I/F145を介して端末装置12から印刷ジョブ命令等を受け付け、PDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データからさらに描画データ(ラスターデータ)を生成する。また、制御部144は、操作部146から受け付けたコピー(Copy)、スキャン(Scan)、ファックス(Fax)等の各種命令を実行する。
画像形成部147は、プリントモジュール、スキャナモジュール、ファックスモジュール、用紙給紙モジュール、原稿給紙モジュール、及び画像処理アクセラレータを備える。
プリントモジュールは、画像を用紙に出力する機能を有するモジュールである。例えば、公知のインクジェット方式の構成を備え、描画データを用紙に印刷する。ノズル等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙、フィルム等に記録を行う。インクを吐出する方法には、静電誘引力を利用してインクを吐出させるドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式)、高熱により気泡を形成・成長させることで生じる圧力を利用してインクを吐出させる熱インクジェット方式等がある。記録ヘッドは、例えば、シアンインクを吐出するヘッド、マゼンタインクを吐出するヘッド、イエローインクを吐出するヘッド、ブラックインクを吐出するヘッドを備え、各ヘッドが用紙の幅と少なくとも同等の幅を有するラインヘッドが用いられる。記録ヘッドにより各色のインク滴を中間転写体に吐出して記録し、その後に用紙に転写して印刷する。
スキャナモジュールは、用紙から画像を読み取って電子データに変換するモジュールである。
ファックス(Fax)モジュールは、モデムやファックス用画像処理モジュールを備え、ファックス機能を実行するモジュールである。
用紙給紙モジュールは、用紙トレイからプリントモジュールに用紙を搬送するモジュールである。
原稿給紙モジュールは、原稿トレイからファックスモジュールに用紙を搬送するモジュールである。
画像処理アクセラレータは、スキャナモジュール等と連動して圧縮/伸長処理を行うモジュールである。この画像処理アクセラレータは必須ではなく、付加的モジュールとしてもよい。
なお、画像形成装置14は、これら以外にも、用紙のパンチやソート等を行うフィニッシャ、USB、ICカードリーダ等から構成され利用者の認証を行う認証部、課金部、人感センサや顔カメラ等を備えていてもよい。
また、画像形成装置14は、通信手段16を介してインターネットに接続されていてもよく、イーサネット(登録商標)やWiFi(登録商標)を備えていてもよい。
操作部146は、例えばタッチパネルで構成される。
制御部144は、操作部146の画面に各種情報を表示するとともに、操作部146に対する利用者のタッチ操作に応じ、タッチ操作等の押下操作の位置に応じたメニューを画面に表示するように制御するとともに、当該メニューに吹き出しを表示する。
以下、表示装置10における制御部104の動作について、より詳細に説明する。制御部144の動作についても、基本的に同様である。
図3は、表示部107に表示されるメニュー20の基本形を示す。利用者がマウスをクリックし、あるいはタッチパネルをタッチした操作位置としての押下位置は、図において黒丸18で示される。制御部104は、黒丸18で示す押下位置のアイコンに応じたメニュー20をポップアップ表示する。このとき、制御部104は、押下位置である黒丸18を指し示すように、メニュー20に吹き出し22を形成して表示する。吹き出し22の先端は、押下位置である黒丸18の近傍に位置するように表示する。
図4は、具体的なメニューの表示例を示す。制御部104は、押下位置を検出すると、当該押下位置の上方に押下位置のアイコンに応じたメニュー20を表示するとともに、押下位置を指し示すように吹き出し22を表示する。利用者は、このような吹き出し22付きのメニュー20を視認することで、どのアイコンに関連するメニュー20であるかを容易に視認することができる。
メニュー20は、押下位置の例えば上方に固定的に表示することも考えられるが、この場合、押下位置が表示部107の上方側にあるとメニュー20を全て表示することができない場合が生じる。そこで、制御部104は、メニュー20を固定的に表示するのではなく、押下位置に応じて適応的な位置に表示する。具体的には、制御部104は、処理プログラムに従い、所定の優先順位に従ってメニュー20を表示する。すなわち、操作位置を押下位置として、
(1)まず押下位置の上方に表示する
(2)押下位置の上方に表示できない場合に押下位置の左方に表示する
(3)押下位置の左方に表示できない場合に押下位置の右方に表示する
(4)押下位置の右方に表示できない場合に押下位置の下方に表示する
(5)押下位置の下方に表示できない場合に右寄せあるいは左寄せで表示する
(6)右寄せあるいは左寄せでも表示できない場合に表示部107の中央に表示する
というアルゴリズムでメニュー20及び吹き出し22を表示する。
<全体処理>
図5は、制御部104の処理フローチャートを示す。
制御部104は、利用者による押下操作、例えば表示部107に表示されたボタンのタップ操作等を検出する(S101)。
制御部104は、押下操作を検出すると、押下位置を特定し、押下位置におけるボタンやアイコン等(以下、これをターゲットという)の可視領域を計算する(S102)。なお、ターゲットとは、メニュー20の吹き出し22が指し示す先である意義を有する。ターゲットの可視領域を計算する理由は、利用者が押下操作するターゲットは、必ずしもその全体像が利用者にとって可視であるとは限らないからである。例えば、ターゲットが配置された領域がスクロール可能な領域である場合において、ターゲットが部分的に表示された状態で利用者が押下操作するときもある。
ターゲットの可視領域を計算した後、制御部104は、まず、S102で計算されたターゲットの可視領域を指し示すようにメニュー20及び吹き出し22をターゲットの上方に表示できるか否かを判定する(S103)。具体的には、ターゲットの位置に基づいてターゲットの上方に存在する余白のサイズを計算し、メニュー20の全体を表示できるサイズがあるか否かを判定する。(メニュー20の全体サイズ)≦(余白のサイズ)であればターゲットの上方に表示できると判定し(S103でOK)、制御部104は、ターゲットに応じたメニュー20及び吹き出し22をターゲットの上方にポップアップ表示する。例えば図4の如くである。なお、メニュー20の内容は、ターゲットであるアイコンあるいはボタンに応じて変化するから、メニュー20の全体サイズもターゲットに応じて変化し得る。
ターゲットの上方に表示できない場合(S103でNG)、制御部104は、次にメニュー20及び吹き出し22をターゲットの左方に表示できるか否かを判定する(S104)。具体的には、ターゲットの位置に基づいてターゲットの左方に存在する余白のサイズを計算し、メニュー20の全体を表示できるサイズがあるか否かを判定する。(メニュー20の全体サイズ)≦(余白のサイズ)であればターゲットの左方に表示できると判定し(S104でOK)、制御部104は、ターゲットに応じたメニュー20及び吹き出し22をターゲットの左方にポップアップ表示する。図6は、ターゲットの左方にポップアップ表示した一例を示す。
ターゲットの左方に表示できない場合(S104でNG)、制御部104は、次にメニュー20及び吹き出し22をターゲットの右方に表示できるか否かを判定する(S105)。具体的には、ターゲットの位置に基づいてターゲットの右方に存在する余白のサイズを計算し、メニュー20の全体を表示できるサイズがあるか否かを判定する。(メニュー20の全体サイズ)≦(余白のサイズ)であればターゲットの右方に表示できると判定し(S105でOK)、制御部104は、ターゲットに応じたメニュー20及び吹き出し22をターゲットの右方にポップアップ表示する。図7は、ターゲットの右方にポップアップ表示した一例を示す。
ターゲットの右方に表示できない場合(S105でNG)、制御部104は、次にメニュー20及び吹き出し22をターゲットの下方に表示できるか否かを判定する(S106)。具体的には、ターゲットの位置に基づいてターゲットの下方に存在する余白のサイズを計算し、メニュー20の全体を表示できるサイズがあるか否かを判定する。(メニュー20の全体サイズ)≦(余白のサイズ)であればターゲットの下方に表示できると判定し(S106でOK)、制御部104は、ターゲットに応じたメニュー20及び吹き出し22をターゲットの下方にポップアップ表示する。図8は、ターゲットの下方にポップアップ表示した一例を示す。
メニュー20のサイズに応じた十分な余白が存在せず、ターゲットの上方、左方、右方、下方のいずれにも表示できない場合(S106でNG)、制御部104は、ターゲットに応じたメニュー20及び吹き出し22を表示部107の右寄せあるいは左寄せで表示する(S107)。図9は、右寄せでポップアップ表示した一例を示す。
右寄せあるいは左寄せでも表示できない場合(S107でNG)、制御部104は、ターゲットに応じたメニュー20を表示部107の中央に表示する(S108)。この場合、メニュー20を指し示す吹き出し22は必ずしも表示する必要はない(但し、吹き出し22の表示を排除するものではない)。
次に、各ステップの処理を詳細に説明する。
<ターゲットの可視領域計算>
既述したように、吹き出し22が指し示すべきターゲットは、必ずしもその全体が利用者にとって可視であるとは限らない。例えば、ターゲットが配置された領域がスクロール可能であり、ターゲットが部分的に表示された状態で利用者がタップする場合もある。
図10は、このような場合の一例を示す。ターゲットが配置された領域がスクロール可能であり、そのうちの一部のみが表示されている状態において利用者がタップした状態である。この場合、利用者に可視なターゲット領域を検出し、この可視領域を指し示すようにメニュー20及び吹き出し22を作成してポップアップ表示する。仮に、タップされたアイコンあるいはボタンの中心位置を基準とし、この基準位置を指し示すようにメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示した場合、利用者がタップしておらず利用者にも不可視な領域を指し示すことになり、利用者は違和感を覚えるであろうが、このように利用者の可視領域を対象とすることで、利用者はどこをタップしたことにより表示されたメニュー20であるかを容易に視認することができる。
なお、ターゲットが配置された領域がスクロール可能であり、さらにその外側の領域もスクロール可能な場合もあり得る。このようにスクロール可能領域が「入れ子」になっている場合には、ターゲットの可視領域は全てのスクロール可能領域の影響を受けるから、ターゲットの可視領域を計算する際には再帰的に計算することが望ましい。
図11は、S102の詳細フローチャートを示す。
制御部104は、押下位置を検出すると、ターゲットを含んでいるスクロール可能領域を取得する(S201)。ターゲットが配置された領域がスクロール可能であり、さらにその外側の領域もスクロール可能な場合には、当該外側のスクロール可能領域も取得する。
次に、ターゲットの全領域を一時的に現在の可視領域とみなしてメモリに記憶する(S202)。
次に、最も内側のスクロール領域から最も外側のスクロール領域まで、現在の可視領域と、現在のスクロール領域の共通領域を算出し、その共通領域を現在の可視領域に設定する処理を繰り返し実行する(S203、S204)。ターゲットが配置された領域のみがスクロール可能領域である場合(「入れ子」でない場合)、まずS202でターゲットの全領域を一時的に現在の可視領域としてメモリに初期値として記憶する。もし、ターゲットの全領域がスクロールされて可視状態であれば、メモリに記憶された可視領域がそのままターゲットの可視領域となる。他方、ターゲットの一部領域のみがスクロールされている場合、S204で現在の可視領域と現在のスクロール領域の共通領域が新たな可視領域として計算されてメモリに記憶される。ターゲットが配置された領域の外側の領域もスクロール可能である場合(「入れ子の場合」)、このようにして計算されメモリに記憶された現在の可視領域と、さらに外側のスクロール領域との共通領域を算出し、その共通領域を新たな可視領域としてメモリに記憶する。
具体的には、画面の左上を座標の原点(0,0)とし、ターゲット領域が矩形で
(x1,y1)〜(x2,y2)
であるとする。(x1,y1)は矩形領域の左上の座標、(x2,y2)は矩形領域の右下の座標である。S202の処理では、
(x1,y1)〜(x2,y2)
が一時的に現在の可視領域としてRAM102等のメモリに記憶される。現在のスクロール領域が、
(x1,y1)〜(x2,y3)
但し、y1<y3<y2
である場合、現在の可視領域と現在のスクロール領域の共通領域は
(x1,y1)〜(x2,y3)
であり、この領域を新たな現在の可視領域としてメモリに記憶する。
なお、後述するターゲットの可視領域の上側境界としての上辺は、上記の可視領域の(x1,y1)〜(x2,y1)を意味し、ターゲットの可視領域の下側境界としての下辺は、上記の可視領域の(x1,y3)〜(x2,y3)を意味する。
<ターゲット上方にポップアップ表示>
図12(a)、(b)は、ターゲット上方にポップアップ表示する場合の詳細を示す。図12(a)は、黒丸で示す押下位置及びメニュー20並びに吹き出し22を示し、図12(b)はその一部を拡大して示す。メニュー20及び吹き出し22を表示する場合、押下位置を基準としてメニュー20のX座標及びY座標を決定する必要がある。制御部104は、Y座標に関しては、ターゲットの可視領域の上側境界としての上辺に対して、吹き出しを所定量(例えば4画素分)だけ被せるような位置に決定する。また、X座標に関しては、押下位置と同一位置となるように決定する。また、図12(a)に示すように、吹き出し22は、メニュー20のX方向の中心位置となるように決定する。但し、押下位置によっては、吹き出し22をメニュー20のX方向の中心位置に表示できない場合もあり得るが、この場合には吹き出し22のX座標は押下位置を優先させて決定する。
図13は、吹き出し22のX座標を押下位置に決定し、メニュー20のX方向の中心位置から左寄りに表示した例を示す。この場合でも、利用者は、メニュー20の全体を視認できるとともに、どこを押下したことにより生じたメニュー20であるかを視認し得る。また、ターゲットの可視領域の上側境界としての上辺を基準として吹き出し22の先端位置を決定することで、スクロール可能領域に表示された表示データを視認可能に維持できる。
図14は、S103の詳細フローチャートを示す。
制御部104は、ターゲット上方にメニュー20及び吹き出し22を表示するための余白が存在するか否かを判定する(S301)。ターゲット上方に十分な余白が存在しない場合は、NGと判定してS104の処理に移行する。
ターゲット上方に十分な余白が存在する場合(S301でYES)、制御部104は、メニュー20のX座標及びY座標を決定する。すなわち、Y座標に関しては、ターゲットの可視領域の上辺に対して、所定量(4画素分)だけ吹き出しが被るようにY座標を決定する(S302)。また、X座標に関しては、押下位置としてのタップ位置のX座標がメニューのX方向の中心となるようにX座標を決定する(S303)。
次に、制御部104は、このようにしてX座標を仮決定した後、メニュー20の左端及び右端が表示部107の画面に入りきるか否かを判定する(S304)。メニュー20の両端が画面に入りきる場合(S304でYES)、S302及びS303で決定されたY座標及びX座標に従ってメニュー20及び吹き出し22を表示する。この場合の表示例は図12(a)、(b)に示した通りである。
他方、メニュー20の左端が表示部107の画面に入りきらない場合(S304でNO)、メニュー20の左端が画面の左端から所定量(例えば5画素分)だけ離れた位置になるようにメニュー20のX座標を修正する(S306)。また、メニュー20の右端が表示部107の画面に入りきらない場合(S304でNO)も同様に、メニュー20の右端が画面の右端から所定量(5画素分)だけ離れた位置になるようにメニュー20のX座標を修正する(S306)。メニュー20の左端が表示部107の画面に入りきらない場合の表示例は図13に示した通りであり、メニュー20の左端が画面の左端から5画素分だけ離れた位置となるようにメニュー20のX座標が修正された結果である。吹き出し22のX座標は、押下点のX座標と同一であるため、メニュー20のX座標と異なる。吹き出し22のY座標はメニュー20のY座標が決定されると自動的に決定され、吹き出し22のX座標は押下位置のX座標が決定されると自動的に決定される(メニュー20のX座標はS304及びS306の処理で最終的に決定されるため、押下位置のX座標のみでは自動的に決定されない)。
具体的には、ターゲットの可視領域が
(x1,y1)〜(x2,y3)
であるとし、押下位置としてのタップ位置が、
(xt,yt)
但し、x1<xt<x2、y1<yt<y3
であるとする。また、メニュー20の中心座標(xc、yc)に対して吹き出し22の先端のY座標がyc+bであるとすると、
メニュー20のX座標xc=xt
メニュー20のY座標yc=y1−b+α
で決定される。但し、αは吹き出しの先端がターゲット可視領域の上辺に被さる量である。
また、吹き出し22の先端の座標(xf、yf)は、
吹き出しのX座標xf=xt
吹き出しのY座標yf=yc+b=y1+α
で決定される。
メニュー20の左端が画面に入りきらない場合には、
メニュー20のX座標xc=xt+β
としてX座標を修正する。但し、βは、左端が画面左端から所定量(例えば5画素分)だけ離れるために必要な量である。
また、吹き出し22の先端の座標は、
吹き出し22のX座標xf=xt
吹き出し22のY座標yf=y1+α
である。
メニュー20の両端が画面に入りきる場合には
xc=xf
であるが、メニュー20の両端が画面に入りきらない場合には、吹き出し22のX座標が押下位置を優先させるため、メニュー20の中心位置xcからずれて
xc≠xf
となる。すなわち、吹き出し22のX方向位置がメニュー20のX方向中心から相対的に変位する。
以上のようにしてY座標及びX座標が決定されると、制御部104は、決定されたY座標及びX座標にメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示する(S305)。
<ターゲット下方にポップアップ表示>
ターゲット下方にポップアップ表示する場合は、基本的にターゲット上方にポップアップ表示する場合と同様である。但し、S301の処理がターゲット下方に余白が存在するか否かの判定処理に代わり、S302の処理がターゲットの可視領域の下辺に吹き出しが被るようにY座標を決定する処理に変わる。
図15は、ターゲットの下方にメニュー20を表示する例である。メニュー20の左端及び右端が画面に入りきる場合の例であり、メニュー20のX座標は、押下位置としてのタップ位置のX座標がメニュー20の中心となるように決定される。吹き出し22のX座標もメニュー20の中心位置である。
<ターゲット左方にポップアップ表示>
図16及び図17は、ターゲット他方にメニュー20及び吹き出し22を表示する場合の詳細を示す。メニュー20及び吹き出し22をターゲット左方に表示する場合、そのX座標に関しては、吹き出し22の先端を、押下位置から左に所定量(例えば30画素分)だけ離れた位置となるように決定する。ここで、30画素分としたのは、タップした指に吹き出しが隠れないようにしたものである。また、Y座標に関しては、押下位置と同一位置となるように決定する。吹き出し22は、メニュー20のY方向の中心位置となるように決定する。図17に示すように、押下位置によっては、吹き出し22をメニュー20のY方向の中心位置に表示できない場合もあり得るが、この場合には吹き出し22のY座標は押下位置を優先させて決定する。
図18は、S104の詳細フローチャートである。
制御部104は、ターゲット左方にメニュー20及び吹き出し22を表示するための余白があるか否かを判定する(S401)。ターゲット左方に十分な余白がない場合、NGと判定してS405の処理に移行する。
ターゲット左方に十分な余白が存在する場合(S402でYES)、押下位置としてのタップ位置から所定量(30画素分)だけ左に吹き出し22の先端が位置するようにメニュー20のX座標を決定する(S402)。また、タップ位置のY座標がメニュー20のY方向の中心となるようにY座標を決定する(S403)。
次に、制御部104は、このようにして決定したX座標及びY座標において、メニュー20の上端及び下端が表示部107の画面に入りきるか否かを判定する(S404)。上端及び下端が画面に入りきる場合(S404)、決定したX座標及びY座標でメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示する(S405)。
他方、上端が画面に入りきらない場合(S404でNO)、制御部104は、メニュー20の上端が画面上端から所定量(例えば5画素分)だけ離れた位置となるようにY座標を修正する(S406)。下端が画面に入りきらない場合も同様であり、制御部104は、メニュー20の下端が画面下端から5画素分だけ離れた位置となるようにY座標を修正する。そして、修正したY座標及びX座標でメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示する(S405)。
具体的には、ターゲットの可視領域が
(x1,y1)〜(x2,y3)
であるとし、押下位置としてのタップ位置が、
(xt,yt)
但し、x1<xt<x2、y1<yt<y3
であるとする。また、メニュー20の中心座標(xc、yc)に対して吹き出し22の先端のX座標がxc+aであるとすると、
メニュー20のX座標xc=xt−30−a
メニュー20のY座標yc=yt
で決定される。ここで、X座標の算出における「−30」は、タップ位置から30画素分だけ左に離れるための調整項である。
また、吹き出し22の先端の座標(xf、yf)は、
吹き出し22のX座標xf=xc+a=xt−30
吹き出し22のY座標yf=yt
で決定される。
メニュー20の上端が画面に入りきらない場合には、
メニュー20のY座標yc=yt+γ
としてY座標を修正する。但し、γは、上端が画面上端から所定量(例えば5画素分)だけ離れるために必要な量である。
また、吹き出し22の先端の座標は、
吹き出し22のX座標xf=xt−30
吹き出し22のY座標yf=yt
である。
メニュー20の両端が画面に入りきる場合には
yc=yf
であるが、メニュー20の両端が画面に入りきらない場合には、吹き出し22のY座標が押下位置を優先させるため、メニュー20の中心位置ycからずれて
yc≠yf
となる。すなわち、吹き出し22のY方向位置がメニュー20のY方向中心から相対的に変位する。
<ターゲット右方にポップアップ表示>
ターゲット右方にポップアップ表示する場合は、基本的にターゲット左方にポップアップ表示する場合と同様である。但し、S401の処理がターゲット右方に余白が存在するか否かの判定処理に代わり、S402の処理がタップ位置のX座標から所定量(例えば30画素分)だけ右に吹き出しの先端が位置するようにメニュー20のX座標を決定する処理に変わる。
<右寄せ・左寄せのポップアップ表示>
図19は、右寄せ・左寄せでメニュー20及び吹き出し22を表示する場合の詳細を示す。メニュー20の大きさが表示部107の画面の大きさに近い場合、図19(a)に示すように押下位置によってはターゲットの上方、下方、左方、及び右方のいずれにもメニュー20の全体を表示できない場合が生じ得る。特に、表示部107の画面サイズが小さい場合に生じ得る。このような場合、押下位置のX座標が画面中央よりも左側であれば、図19(b)に示すように、メニュー20の左端を画面左端から所定量(例えば40画素分)だけ離れた位置になるようにX座標を決定し、押下位置のX座標が画面中央よりも右側であれば、メニュー20の右端を画面右端から所定量(例えば40画素分)だけ離れた位置になるようにX座標を決定する。ここで、ポップアップ表示されたメニュー20をクローズする手段の一つとして、ポップアップ表示外の余白部分を押下操作するという手段が知られているが、このようにX座標を決定することで、メニュー20をクローズするための余白領域を確保できる意義がある。
図20は、S107の詳細フローチャートである。
制御部104は、押下位置としてのタップ位置のX座標が画面中央よりも左側にあるか否かを判定する(S501)。
画面中央よりも左側にあれば(S501でYES)、メニュー20の左端を画面左端から所定量(例えば40画素分)だけ離れた位置となるようにメニュー20のX座標を決定する(S502)。また、タップ位置のY座標がメニュー20のY方向の中心となるようにY座標を決定する(S503)。他方、画面中央よりも左側になければ(S501でNO)、メニュー20の右端を画面右端から所定量(例えば40画素分)だけ離れた位置となるようにメニュー20のX座標を決定する(S504)。そして、タップ位置のY座標がメニュー20のY方向の中心となるようにY座標を決定する(S503)。
X座標及びY座標を決定した後、制御部104は、メニュー20の上端及び下端が表示部107の画面に入りきるか否かを判定する(S505)。上端及び下端が画面に入りきる場合(S505でYES)、決定したX座標及びY座標でメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示する(S506)。メニュー20の上端が画面に入りきらない場合(S505でNO)、メニュー20の上端が画面上端から所定量(例えば5画素分)だけ離れた位置となるようにY座標を修正する(S507)。メニュー20の下端が画面に入りきらない場合も同様であり、メニュー20の下端が画面下端から所定量(例えば5画素分)だけ離れた位置となるようにY座標を修正する(S507)。そして、修正されたY座標及びX座標でメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示する(S506)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態では、メニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示する優先順位として、
(1)ターゲット上方
(2)ターゲット左方
(3)ターゲット右方
(4)ターゲット下方
としているが、これを適宜変更してもよく、利用者の利き腕に応じて優先順位を決定してもよい。具体的には、利用者が右利きである場合には上記の優先順位とし、利用者が左利きである場合には、優先順位を
(1)ターゲット上方
(2)ターゲット右方
(3)ターゲット左方
(4)ターゲット下方
とする等である。利用者の利き腕は、予め認証情報としてメモリに登録しておき、利用者がログインした場合に当該利用者の認証情報から利用者の利き腕を判定し、利き腕に応じた優先順位を決定すればよい。
<変形例2>
実施形態では、吹き出し22の形状を三角形としているが、矩形、楕円、菱形、嘴形等任意の形状でよい。また、吹き出し22の色についても、メニュー20と同一色の他、メニュー20と異なる色であってもよい。
<変形例3>
実施形態では、メニュー20の大きさが表示部107の画面の大きさに近い場合であって、押下位置によってターゲットの上方、下方、左方、及び右方のいずれにもメニュー20を表示できない場合に、左寄りあるいは右寄りにメニュー20及び吹き出し22をポップアップ表示しているが、この場合には吹き出し22は必ずしも押下位置を直接指し示すことにならない(画面の左側あるいは右側のいずれを押下したかは視認し得る)ので、吹き出し22の形状を、押下位置がメニュー20の下に隠れていることを示す特定の形状に変化させてもよい。
<変形例4>
実施形態では、ターゲットの上方、左方、右方、及び下方のいずれにもメニュー20を表示できない場合に、右寄せあるいは左寄せでメニュー20を表示しているが、より詳細には以下のルールに従ってメニュー20及び吹き出し22を表示してもよい。
すなわち、メニュー20に関しては、
X座標:
表示部107の右半分をタップした場合、ターゲットの右端から所定量(例えば20画素分)だけ内側と、画面右端から所定量(例えば40画素分)のうち、値が小さい方を右寄せの右端とする。
表示部107の左半分をタップした場合、ターゲットの左端から所定量(例えば20画素分)だけ内側と、画面左端から所定量(例えば40画素分)のうち、値が小さい方を左寄せの左端とする。
Y座標:
ターゲットのY方向の座標とする。
また、吹き出し22に関しては、
X座標:
表示部107の右半分をタップした場合、メニュー20の右側。
表示部107の左半分をタップした場合、メニュー20の左側。
Y座標:
ターゲットのY方向の座標とする。
なお、右寄せあるいは左寄せでメニュー20を表示する場合、吹き出し22も右方向あるいは左方向に表示されることになるが、ターゲットによっては吹き出し22が正確にターゲットを指し示さない場合もあり得るが、この場合にはメニュー20の高さ、すなわちY方向の幅を縮小し、吹き出し22を上方向あるいは下方向に表示してもよい。例えば、吹き出し22の先端がターゲットを正しく指し示していると判定できるための閾値としての画素数を設定し、この画素数を超えている場合にメニュー20のY方向の幅を縮小する等である。
<変形例5>
実施形態では、ターゲットの上方、左方、右方、及び下方のいずれにもメニュー20を表示できず、かつ、右寄せあるいは左寄せでもメニュー20を表示できない場合に、メニュー20を表示部107の画面中央に表示しているが、これ以外にも以下のようなルールで表示してもよい。
X座標:
表示部107の右半分をタップした場合、画面の右端から所定量(例えば40画素分)だけ離れた位置をメニュー20の右端とする。
表示部107の左半分をタップした場合、画面の左端から所定量(例えば40画素分)だけ離れた位置をメニュー20の左端とする。
Y座標:
画面の中央の座標とする。
なお、この場合にも、吹き出し22はターゲットを指し示すことが困難であるため表示しなくてもよい。
<変形例6>
実施形態では、図2に示すように画像形成装置14は通信手段16に接続されて端末装置12からの印刷ジョブを受け付けるシステム構成であるが、通信手段16に接続しておらず、いわゆるスタンドアロンであってもよい。また、タッチパネルを含む操作部146が本体から分離可能であり、利用者が操作部146を操作して本体をリモート操作可能な画像形成装置14であってもよい。
10 表示装置、14 画像形成装置、18 黒丸(押下位置)、20 メニュー、22 吹き出し、104,144 制御部。
<ターゲット上方にポップアップ表示>
図12(a)、(b)は、ターゲット上方にポップアップ表示する場合の詳細を示す。図12(a)は、黒丸で示す押下位置及びメニュー20並びに吹き出し22を示し、図12(b)はその一部を拡大して示す。メニュー20及び吹き出し22を表示する場合、押下位置を基準としてメニュー20のX座標及びY座標を決定する必要がある。制御部104は、Y座標に関しては、ターゲットの可視領域の上側境界としての上辺に対して、吹き出しを所定量(例えば4画素分)だけ被せるような位置に決定する。また、X座標に関しては、押下位置とメニュー20のX方向の中心位置が同一位置となるように決定する。また、図12(a)に示すように、吹き出し22は、メニュー20のX方向の中心位置となるように決定する。但し、押下位置によっては、吹き出し22をメニュー20のX方向の中心位置に表示できない場合もあり得るが、この場合には吹き出し22のX座標は押下位置を優先させて決定する。
<ターゲット左方にポップアップ表示>
図16及び図17は、ターゲット方にメニュー20及び吹き出し22を表示する場合の詳細を示す。メニュー20及び吹き出し22をターゲット左方に表示する場合、そのX座標に関しては、吹き出し22の先端を、押下位置から左に所定量(例えば30画素分)だけ離れた位置となるように決定する。ここで、30画素分としたのは、タップした指に吹き出しが隠れないようにしたものである。また、Y座標に関しては、押下位置と同一位置となるように決定する。吹き出し22は、メニュー20のY方向の中心位置となるように決定する。図17に示すように、押下位置によっては、吹き出し22をメニュー20のY方向の中心位置に表示できない場合もあり得るが、この場合には吹き出し22のY座標は押下位置を優先させて決定する。

Claims (7)

  1. 表示部と、
    前記表示部における利用者の操作位置を検出する検出部と、
    検出された前記操作位置に対応するメニューの全体を、前記操作位置に応じた位置に表示するとともに、前記操作位置を指し示す吹き出しを表示する制御部と、
    を備える表示装置。
  2. 前記制御部は、前記メニューの全体を、前記操作位置の上方、左方、右方、下方のいずれかを優先順位アルゴリズムに従って選択して表示する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記メニューの全体を、前記操作位置の上方、左方、右方、下方のいずれにも表示できない場合に、前記表示部に対して右寄せまたは左寄せで表示する
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記メニューの全体を、前記操作位置がスクロール可能領域である場合に、前記スクロール可能領域のうちの可視領域の境界を基準として表示する
    請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記吹き出しを前記メニューの中心位置に一致するように表示するとともに、前記メニューの中心位置に一致するように表示できない場合に、前記操作位置に一致するように表示する
    請求項2に記載の表示装置。
  6. 表示部と、
    前記表示部における利用者の操作位置を検出する検出部と、
    前記利用者の操作に応じて画像形成処理する画像形成部と、
    検出された前記操作位置に対応するメニューの全体を、前記操作位置に応じた位置に表示するとともに、前記操作位置を指し示す吹き出しを表示する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  7. コンピュータに、
    表示部における利用者の操作位置を検出するステップと、
    検出された前記操作位置に対応するメニューの全体を、前記操作位置に応じた位置に表示するとともに、前記操作位置を指し示す吹き出しを表示するステップと、
    を実行させるプログラム。
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