JP2018108916A - 炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法 - Google Patents

炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法 Download PDF

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Hideyuki Doi
秀之 土井
洋典 伊東
Hironori Ito
洋典 伊東
勉 堀
Tsutomu Hori
勉 堀
和田 圭司
Keiji Wada
圭司 和田
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【課題】炭化珪素エピタキシャル層の基底面転位密度を低減可能な炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法を提供する。
【解決手段】炭化珪素エピタキシャル基板200の製造方法は、直径が150mm以上、炭化珪素のポリタイプが4H、且つオフ角が0°を超え4°以下である複数の炭化珪素単結晶基板210を、鉛直方向から見たときに重ならないように基板ホルダ120に載せることを含む。この製造方法は、基板ホルダ120に載せられている各炭化珪素単結晶基板210の第1主面211の上に炭化珪素エピタキシャル層220を成膜することを含む。この製造方法は、炭化珪素単結晶基板210の第2主面212を基板ホルダ120の対向面124に載せるとき、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられることを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法に関するものである。
特許文献1には、炭化珪素単結晶基板上に、熱CVD法によって炭化珪素単結晶薄膜を形成するエピタキシャル炭化珪素単結晶基板の製造方法が開示されている。この製造方法は、異なる窒素濃度を有して基底面転位密度を抑制する複数の抑制層を基板上に形成した後、該抑制層上に炭化珪素単結晶薄膜の活性層を形成するものである。
特開2008−74661号公報
炭化珪素エピタキシャル層の基底面転位密度を低減可能な炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法が求められている。
本開示の目的は、炭化珪素エピタキシャル層の基底面転位密度を低減可能な炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法を提供することである。
本開示の一観点によれば、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法は、直径が150mm以上、炭化珪素のポリタイプが4H、且つオフ角が0°を超え4°以下であって第1主面および前記第1主面に対向する第2主面を有する複数の炭化珪素単結晶基板を、鉛直方向から見たときに重ならないように一の基板ホルダに載せることを含む。また、この製造方法は、一の前記基板ホルダに載せられている複数の前記炭化珪素単結晶基板の前記第1主面の上に炭化珪素エピタキシャル層を成膜することを含む。さらに、この製造方法は、少なくとも一の前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面を前記基板ホルダにおける前記第2主面と対向する対向面に載せるとき、前記第2主面の中央部は前記対向面に接すると共に、前記第2主面の外周端は全周にわたって前記対向面との間に隙間が設けられることを含む。
本開示の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法によれば、炭化珪素エピタキシャル層の基底面転位密度を低減することができる。
図1は、一実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板を模式的に示す部分断面図である。 図2は、一実施形態における炭化珪素単結晶基板を示す平面図である。 図3は、一実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法に用いられる成膜装置の構成の一例を示す模式的な断面図である。 図4は、一実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法に用いられる成膜装置のチャンバの内部を示す模式的な上面図である。 図5は、一実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法の概略を示すフローチャートである。 図6は、一実施形態における成膜装置内における温度制御とガス流量制御の一例を示すタイミングチャートである。 図7は、一実施形態における炭化珪素単結晶基板を基板ホルダに載せている状態を示す断面図である。 図8は、第1変形例における炭化珪素単結晶基板を基板ホルダに載せている状態を示す断面図である。 図9は、第2変形例における炭化珪素単結晶基板を基板ホルダに載せている状態を示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一のまたは対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。また本明細書の結晶学的記載においては、個別方位を[]、集合方位を<>、個別面を()、集合面を{}でそれぞれ示している。ここで結晶学上の指数が負であることは、通常、数字の上に"−"(バー)を付すことによって表現されるが、本明細書では数字の前に負の符号を付すことによって結晶学上の負の指数を表現している。
〔1〕 本開示の一態様に係る炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法は、直径が150mm以上、炭化珪素のポリタイプが4H、且つオフ角が0°を超え4°以下であって第1主面および前記第1主面に対向する第2主面を有する複数の炭化珪素単結晶基板を、鉛直方向から見たときに重ならないように一の基板ホルダに載せ、一の前記基板ホルダに載せられている複数の前記炭化珪素単結晶基板の前記第1主面の上に炭化珪素エピタキシャル層を成膜し、少なくとも一の前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面を前記基板ホルダにおける前記第2主面と対向する対向面に載せるとき、前記第2主面の中央部は前記対向面に接すると共に、前記第2主面の外周端は全周にわたって前記対向面との間に隙間が設けられる。
本願発明者は、炭化珪素単結晶基板の基底面転位の一部が刃状貫通転位に変換されずにそのまま炭化珪素エピタキシャル層に引き継がれる理由を検討した。基底面転位とは、炭化珪素単結晶の基底面である{0001}面に存在する転位のことである。基底面転位は、{0001}面に平行に存在する。一方、刃状貫通転位は、{0001}に対し垂直に伸びる。基底面転位は、刃状貫通転位に変換可能である。刃状貫通転位は、基底面転位に比べて、デバイスに与える悪影響が少ない。
炭化珪素単結晶基板の基底面転位の大部分(例えば90%以上)は、炭化珪素エピタキシャル層に引き継がれずに、刃状貫通転位に変換される。基底面転位がそのまま引き継がれる場合よりも、転位の伸びる方向の長さが短くなり、転位によって炭化珪素エピタキシャル層に蓄えられる弾性ひずみエネルギーが減少するためと考えられる。一方で、炭化珪素単結晶基板の基底面転位の一部は、刃状貫通転位に変換されずに、炭化珪素エピタキシャル層に引き継がれる。
本願発明者は、一部の基底面転位が刃状貫通転位に変換されないのはその変換を妨げる応力が存在しているためと推定した。特に炭化珪素単結晶基板の直径が150mm以上である場合、基板ホルダの温度ムラによって大きな応力が生じ、基底面転位から刃状貫通転位への変換効率が低下すると考えられる。
本開示の一態様によれば、前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面を前記基板ホルダにおける前記第2主面と対向する対向面に載せるとき、前記第2主面の中央部は前記対向面に接すると共に、前記第2主面の外周端は全周にわたって前記対向面との間に隙間が設けられる。これにより、詳しくは後述するが、基板ホルダの温度ムラの炭化珪素単結晶基板への伝達を抑制でき、炭化珪素エピタキシャル層の基底面転位密度を低減できる。
〔2〕 前記対向面は、平坦である。
〔3〕 前記対向面は、高低差を有し、最も高い部分を、前記対向面に載せられている前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面の中央部に有する。
〔4〕 前記高低差を有する前記対向面は、当該対向面に載せられている前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面の径方向外側から径方向内側に向かうほど段階的に高くなる。
〔5〕 前記高低差を有する前記対向面は、当該対向面に載せられている前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面の径方向外側から径方向内側に向かうほど連続的に高くなる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の一実施形態(以下「本実施形態」と記す)について詳細に説明するが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。
〔炭化珪素エピタキシャル基板〕
以下、本実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板200について図1および図2に基づいて説明する。図1は、本実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板200の構造の一例を示す断面図である。図2は、本実施形態における炭化珪素単結晶基板を示す平面図である。
炭化珪素エピタキシャル基板200は、所定の結晶面からオフ角θだけ傾斜した第1主面211を有する炭化珪素単結晶基板210と、炭化珪素単結晶基板210の第1主面211上に形成された炭化珪素エピタキシャル層220と、を備える。所定の結晶面は、(0001)面または(000−1)面が好ましい。
炭化珪素単結晶基板210は、たとえばポリタイプ4Hの六方晶炭化珪素からなる。炭化珪素単結晶基板210は、たとば窒素(N)等の不純物元素を含んでおり、炭化珪素単結晶基板210の導電型はn型である。炭化珪素単結晶基板210に含まれる窒素(N)等の不純物の濃度は、例えば、1×1018cm−3以上1×1019cm−3以下である。炭化珪素単結晶基板210は、第1主面211と、第1主面211に対向する第2主面212と、第1主面211および第2主面212をつなぐ側面213(図7〜図9参照)とを有する。尚、側面213と第1主面211との境界部には面取面が形成されてもよい。同様に、側面213と第2主面212との境界部には面取面が形成されてもよい。
炭化珪素エピタキシャル層220は、炭化珪素単結晶基板210の第1主面211に接して形成されている。炭化珪素エピタキシャル層220の厚さは、例えば、5μm以上40μm以下である。炭化珪素エピタキシャル層220は、例えば、窒素(N)等の不純物元素を含んでおり、炭化珪素エピタキシャル層220の導電型はn型である。炭化珪素エピタキシャル層220のキャリア濃度である不純物濃度は、炭化珪素単結晶基板210の不純物濃度よりも低くてもよい。炭化珪素エピタキシャル層220の不純物濃度は、例えば、1×1014cm−3以上1×1016cm−3以下である。
〔成膜装置〕
次に、本実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板を製造するための成膜装置について図3及び図4に基づき説明する。図3は、本実施形態に用いられる成膜装置の構成の一例を示す模式的な断面図であり、図4は、この成膜装置のチャンバの内部を上方から見た上面図である。
図3及び図4に示される成膜装置100は、横型ホットウォールCVD(chemical vapor deposition)装置である。図3に示されるように、成膜装置100は、発熱体110と、断熱材108と、石英管106と、誘導加熱コイル104とを備えている。発熱体110は、たとえばカーボン製である。図3に示されるように成膜装置100には、一体に形成された角筒形状の発熱体110が設けられており、角筒形状の発熱体110の内部には、2つの平坦部が互いに対向するように形成されており、2つの平坦部に取り囲まれた空間が、チャンバ102となっている。チャンバ102は、「ガスフローチャネル」とも呼ばれる。図4に示されるように、チャンバ102内の回転サセプタ130の上には、複数、例えば、3枚の炭化珪素単結晶基板210が載せられた基板ホルダ120が設置されている。
断熱材108は、発熱体110の外周部を取り囲むように配置されている。チャンバ102は、断熱材108によって成膜装置100の外部から断熱されている。石英管106は、断熱材108の外周部を取り囲むように配置されている。誘導加熱コイル104は、石英管106の外周部に沿って巻回されている。成膜装置100では、誘導加熱コイル104に交流電流を供給することにより、発熱体110が誘導加熱され、チャンバ102内の温度が制御できるようになっている。このとき断熱材108により断熱されるため、石英管106は殆ど加熱されない。
図3に示される成膜装置100では、破線矢印141に示す方向より、チャンバ102内が排気される。また、炭化珪素エピタキシャル層220を成膜する際には、破線矢印142に示す方向より、炭素を含む炭素原料ガス、珪素を含む珪素原料ガス、窒素などの不純物元素を含む不純物原料ガス、及びキャリアガスとして水素(H)ガスを供給する。本実施形態では、炭素原料ガスにはプロパン(C)ガス等が用いられ、珪素原料ガスにはシラン(SiH)ガス等が用いられ、不純物原料ガスにはアンモニア(NH)ガスおよび窒素(N)ガス等が用いられる。
炭化珪素エピタキシャル層220を成膜する際には、回転サセプタ130を回転させることにより、基板ホルダ120の回転軸121を中心に破線矢印143に示される方向に回転させる。これにより、基板ホルダ120に載せられている炭化珪素単結晶基板210を公転させることができる。尚、本実施形態においては、炭化珪素単結晶基板210の第1主面211に対し垂直方向を軸に回転サセプタ130を回転させることにより基板ホルダ120を回転させる。この回転サセプタ130の回転数は、例えば、10RPM以上100RPM以下である。従って、この成膜装置100では、複数、例えば、3枚の炭化珪素単結晶基板210に、同時に炭化珪素エピタキシャル層220を成膜することが可能である。尚、基板ホルダ120の回転は、例えば、ガスフロー方式により行われる。
〔炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法〕
次に、本実施形態における炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法の概略を示すフローチャートである。
図5に示されるように、本実施形態の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法は、準備工程(S101)、載置工程(S102)、水素ガス供給工程(S103)、減圧工程(S104)、昇温工程(S105)、及びエピタキシャル成長工程(S106)を備える。以下、各工程について説明する。
準備工程(S101)では、炭化珪素単結晶基板210を準備する。炭化珪素単結晶基板210は、たとえば炭化珪素単結晶からなるインゴットをスライスすることにより作製される。スライスには、たとえばワイヤーソーが使用される。スライスの後には、研磨が行われてもよい。
炭化珪素単結晶基板210の炭化珪素のポリタイプは、4Hである。電子移動度、絶縁破壊電界強度等において他のポリタイプよりも優れているからである。炭化珪素単結晶基板210の直径は、150mm以上(たとえば6インチ以上)である。炭化珪素単結晶基板210の直径が大きい程、半導体装置の製造コスト削減に有利である。炭化珪素単結晶基板210のオフ角θは、0°よりも大きく4°以下である。炭化珪素単結晶基板210にオフ角θを導入しておくことにより、CVD法によって炭化珪素エピタキシャル層220を成長させる際、第1主面211に表出した原子ステップからの横方向成長、いわゆる「ステップフロー成長」が誘起される。これにより炭化珪素単結晶基板210のポリタイプを引き継いだ形で単結晶が成長し、異種ポリタイプの混入が抑制される。ここで、オフ角θとは、炭化珪素単結晶基板210の炭化珪素エピタキシャル層220を成長させる第1主面211の、所定の結晶面に対する傾斜角のことである。所定の結晶面は、(0001)面または(000−1)面が好ましい。即ち、所定の結晶面は、{0001}面が好ましい。オフ角θを設ける方向は、例えば<11−20>方向である。
準備工程(S101)では、炭化珪素単結晶基板210の基板ホルダ120に載せられる第2主面212の形状を測定してもよい。基板ホルダ120と炭化珪素単結晶基板210との接触状態を予め確認することができる。第2主面212の形状は、市販の検査装置などで測定される。市販の検査装置としては、例えば、Tropel社製のFlatmaster、Tropel社製のUltrasort、Nidek社製のフラットネステスター、神津精機社製のDyvoceなどが用いられる。
第2主面212の形状は、その形状に対する重力の影響を低減するために第2主面212を鉛直に立てると共に、反対側の第1主面211の中心点のみを吸着しながら、測定されてよい。第2主面212の形状は、3点基準面からの凹凸で表される。3点基準面とは、図2に示す3つの基準点231〜233を含む平面のことである。3つの基準点231〜233は、第2主面212の外周端から径方向内側に3mmの位置に描かれる円弧234の上に設定され、120°間隔で設定される。そのうちのひとつの基準点231は、オリエンテーション・フラット235(以下、単に「オリフラ235」とも呼ぶ。)の中心点と第2主面212の中心点236とを通る直線237上に設定され、第2主面212の中心点236を基準としてオリフラ235の中心点とは反対側に設定される。直線237は、例えば、<11−20>方向に対し垂直とされ、<1−100>方向に対し平行とされる。尚、オリフラ235の代わりに、ノッチが形成されていてもよい。この場合、直線237は、ノッチの中心点と第2主面212の中心点236とを通る。
載置工程(S102)では、準備工程(S101)において準備された複数(例えば三枚)の炭化珪素単結晶基板210を、鉛直方向から見たときに重ならないように一の基板ホルダ120に載せる。複数の炭化珪素単結晶基板210は、鉛直方向から見たときに間隔をおくように配され、例えば同一水平面上に間隔をおいて配されてよい。複数の炭化珪素単結晶基板が載せられている基板ホルダ120は、チャンバ102内の回転サセプタ130の上に設置される。載置工程(S102)の詳細については、後述する。
載置工程(S102)以降の工程は、成膜装置内で行われる。以下、載置工程(S102)以降の工程について、図6を参照して説明する。図6は、成膜装置内で行われるチャンバ102内の温度及びガス流量の制御を示すタイミングチャートである。
水素ガス供給工程(S103)では、チャンバ102内に水素(H)ガスを流量を供給する。この後、時点t1よりチャンバ102内に水素(H)ガスを流量を供給する。回転サセプタ130はグラファイトにSiCコーティングが施されたものを用いてもよく、SiCから構成されるものを用いてもよい。
次に、減圧工程(S104)では、チャンバ102内を減圧する。減圧工程(S104)では、チャンバ102内の圧力が目標値に達する時点t2までチャンバ102内を減圧する。減圧工程(S104)における圧力の目標値は、たとえば1×10−3Pa〜1×10−6Pa程度である。
昇温工程(S105)では、成膜装置100のチャンバ102内の温度を第1の温度T1まで加熱し、更に、第2の温度T2に到達するまで加熱する。尚、チャンバ102内の温度が第1の温度T1に達した時点t3より時点t4まで、第1の温度T1に保ったまま、10分間、チャンバ102内に水素(H)ガスを流量を135slmで供給する。この際、チャンバ102内の圧力は、例えば、10kPaとなるように調整する。この後、更に、水素ガスを供給し続けたまま、成膜装置100のチャンバ102内の温度が第2の温度T2に到達するまで加熱する。尚、本実施形態では、第1の温度T1は、例えば、1620℃である。また、基板ホルダ120の回転(公転)は、複数の炭化珪素単結晶基板210を成膜装置100のチャンバ102内に設置した後、エピタキシャル成長工程(S106)の前に行ってもよい。
第2の温度T2は、1500℃以上1750℃以下が好ましい。第2の温度T2が1500℃を下回ると、後のエピタキシャル成長工程(S106)で単結晶を均一に成長させることが困難な場合があり、また成長速度が低下する場合もある。また第2の温度T2が1700℃を超えると、水素ガスによるエッチング作用が強くなり、かえって成長速度が低下する場合もあり得る。第2の温度T2は、より好ましくは1520℃以上1680℃以下であり、特に好ましくは1550℃以上1650℃以下である。本実施形態においては、1640℃である。
成膜装置100のチャンバ102内の温度が第2の温度T2に到達した時点t5より、エピタキシャル成長工程(S106)を行う。
エピタキシャル成長工程(S106)では、成膜装置100のチャンバ102内に、水素ガスとともに、炭化水素ガス、シラン(SiH)ガス、窒素ガス及びアンモニアガスを供給する。エピタキシャル成長工程(S106)におけるチャンバ102内の所定の圧力は、例えば、6kPaである。これにより、CVD法により炭化珪素単結晶基板210の第1主面211上にn型となる不純物元素がドープされた炭化珪素エピタキシャル層220を成長させることができる。
炭化水素ガスとしては、メタン(CH)ガス、エタン(C)ガス、プロパン(C)ガス、ブタン(C10)ガス及びアセチレン(C)ガス等を用いることができる。これらの炭化水素ガスは1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。即ち、炭化水素ガスは、メタンガス、エタンガス、プロパンガス、ブタンガス及びアセチレンガスからなる群より選択される1種以上を含むことが好ましい。本実施形態においては、例えば、炭化水素ガスとしてプロパンガスを63sccm供給する。
また、シランガスの流量は特に限定されないが、炭化水素ガスに含まれる炭素(C)の原子数と、シランガスに含まれる珪素(Si)の原子数との比(C/Si)が0.5以上2.0以下となるように、シランガスの流量を調整することが好ましい。化学量論比の適切なSiCをエピタキシャル成長させるためである。本実施形態においては、例えば、シランガスを140sccm供給する。この場合には、C/Siは1.35となる。
エピタキシャル成長工程(S106)は、目標とする炭化珪素エピタキシャル層220の厚さに合わせて時点t6まで行われる。本実施形態においては、エピタキシャル成長工程(S106)は約150分行われ、これにより、膜厚が30μm、キャリア濃度が3×1015cm−3の炭化珪素エピタキシャル層220が形成される。
エピタキシャル成長工程(S106)の終了後は、炭化珪素エピタキシャル層220が成膜されている炭化珪素エピタキシャル基板200を冷却する。冷却は成膜装置100の誘導加熱コイル104による加熱を停止することにより行い、チャンバ102内の温度が600℃になる時点t7までは水素ガスを供給し、時点t7以降は水素ガスの供給を停止する。この後、炭化珪素エピタキシャル基板200を取り出すことが可能な温度となる時点t8まで冷却した後、チャンバ102内を大気開放して、チャンバ102内を大気圧に戻し、チャンバ102内より炭化珪素エピタキシャル基板200を取り出す。これにより、炭化珪素エピタキシャル基板200を製造することができる。
〔載置工程の詳細〕
本願発明者は、炭化珪素単結晶基板210の基底面転位の一部が刃状貫通転位に変換されずにそのまま炭化珪素エピタキシャル層220に引き継がれる理由を検討した。基底面転位とは、炭化珪素単結晶の基底面である{0001}面に存在する転位のことである。基底面転位は、{0001}面に平行に存在する。一方、刃状貫通転位は、{0001}に対し垂直に伸びる。基底面転位は、刃状貫通転位に変換可能である。刃状貫通転位は、基底面転位に比べて、デバイスに与える悪影響が少ない。
炭化珪素単結晶基板210の基底面転位の大部分(例えば90%以上)は、炭化珪素エピタキシャル層220に引き継がれずに、刃状貫通転位に変換される。基底面転位がそのまま引き継がれる場合よりも、転位の伸びる方向の長さが短くなり、転位によって炭化珪素エピタキシャル層220に蓄えられる弾性ひずみエネルギーが減少するためと考えられる。一方で、炭化珪素単結晶基板210の基底面転位の一部は、刃状貫通転位に変換されずに、炭化珪素エピタキシャル層220に引き継がれる。
本願発明者は、一部の基底面転位が刃状貫通転位に変換されないのはその変換を妨げる応力が存在しているためと推定した。特に炭化珪素単結晶基板210の直径が150mm以上である場合、基板ホルダ120の温度ムラによって大きな応力が生じ、基底面転位から刃状貫通転位への変換効率が低下すると考えられる。
本開示の一態様によれば、炭化珪素単結晶基板210の第2主面212を基板ホルダ120の対向面124に載せるとき、第2主面212の中央部は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられる。これにより、詳しくは後述するが、基板ホルダ120の温度ムラの炭化珪素単結晶基板210への伝達を抑制でき、炭化珪素エピタキシャル層220の基底面転位密度を低減できる。
次に、本実施形態における載置工程(S102)の詳細について、図2〜図4に加えて、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の炭化珪素単結晶基板を基板ホルダに載せている状態を示す断面図である。図7において、実線は本実施形態における炭化珪素単結晶基板210の第2主面212が下に凸である状態を示し、二点鎖線は比較例における炭化珪素単結晶基板210の第2主面212が下に凹である状態を示す。また、図7において、炭化珪素単結晶基板210の反りを誇張して示す。
載置工程(S102)は、図4に示すように、鉛直方向から見たときに重ならないように複数の炭化珪素単結晶基板210を一の基板ホルダ120に載せる。基板ホルダ120は、図7に示すように、炭化珪素単結晶基板210を収容する収容部122を有する。収容部122は、基板ホルダ120の上面に凹状に形成され、炭化珪素単結晶基板210の下向きの第2主面212が載せられる上向きの対向面124と、対向面124に載せられている炭化珪素単結晶基板210の側面を取り囲む側壁面128とを含む。収容部122は、図4に示すように炭化珪素単結晶基板210毎に設けられ、基板ホルダ120の回転軸121の周りに複数設けられる。複数の収容部122は、回転軸121を中心に回転対称に配置されてよい。
図7に実線で示すように、少なくとも一の炭化珪素単結晶基板210の第2主面212を基板ホルダ120の対向面124に載せるとき、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられる。第2主面212の中央部214とは、図2に示すように、第2主面212の中心点236から、第2主面212の半径rの1/2以内の範囲をいう。
図7に実線で示すように、例えば、対向面124は平坦であって、平坦な対向面124に載せられている第2主面212は下に凸のお椀状の曲面であってよい。第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられる。その隙間の大きさGは、好ましくは25μm以上である。隙間の大きさGは、対向面124に載せられている第2主面212の3点基準面に直交する方向に計測する。
対向面124が平坦であると、対向面124の加工が容易であり、基板ホルダ120の製造が容易である。尚、平坦な対向面124に載せられている第2主面212は、下に凸のお椀状の曲面には限定されない。平坦な対向面124に載せられている第2主面212は、高低差を有し、最も低い部分218を、第2主面212の中央部214に有するものであればよい。中央部214は対向面124に接すると共に、外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられることができる。第2主面212の高低差は、第2主面212の3点基準面からの距離で表されてよい。
第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられる状態は、載置工程(S102)以降の工程、例えばエピタキシャル成長工程(S106)においても維持される。エピタキシャル成長工程(S106)において、チャンバ102(図3参照)内の温度はチャンバ102の中心に近いほど高温になりやすく、基板ホルダ120は径方向に温度分布を有する傾向にある。例えば、基板ホルダ120の径方向内側から径方向外側に向かうほど、基板ホルダ120の温度が低くなり、対向面124の温度が低くなる傾向にある。従って、対向面124の温度は、図7中右側から左側に向かうほど、低くなる傾向にある。
仮に、図7に二点鎖線で示すように、第2主面212の中央部は対向面124との間に隙間が設けられると共に、第2主面212の外周端は対向面124に接する場合、その接触位置が対向面124の高温地点と低温地点とにまたがる。そのため、対向面124の温度ムラがそのまま炭化珪素単結晶基板210に伝達されてしまう。
これに対し、本実施形態によれば、図7に実線で示すように、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられる。よって、第2主面212の対向面124に接する接触位置が対向面124の高温地点と低温地点との間の中間地点に限られ、対向面124の温度ムラの第2主面212への伝達を緩和できる。その結果、炭化珪素単結晶基板210の温度ムラを低減でき、熱応力の発生を抑制でき、炭化珪素エピタキシャル層220における基底面転位から刃状貫通転位への変換効率を向上できると考えられる。従って、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられると、炭化珪素エピタキシャル層220の基底面転位密度を低減できる。
図7に実線で示すように、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられるとき、側面213は全周にわたって側壁面128との間に隙間が設けられてもよい。側壁面128の温度ムラの側面213への伝達を防止でき、炭化珪素単結晶基板210の温度ムラをより低減できる。その結果、炭化珪素エピタキシャル層220の基底面転位密度をより低減できる。
尚、側面213は、周方向の一部で、収容部122の側壁面128に接してもよい。この接触は1点での点接触になるため、伝熱の面積が小さく、熱の移動速度が遅い。そのため、この接触による熱の移動は無視できるほど小さい。
図8は、変形例における炭化珪素単結晶基板を基板ホルダに載せている状態を示す断面図である。上記実施形態の対向面124は平坦であるのに対し、本変形例の対向面124は高低差を有する点で、上記実施形態と本変形例とは相違する。以下、相違点について主に説明する。
本変形例の対向面124は、高低差を有し、最も高い部分である第1平坦部125を、対向面124に載せられている第2主面212の中央部214に有する。平面視で第1平坦部125と中央部214とが重なればよく、第1平坦部125は中央部214と同じ大きさでもよいし、中央部214よりも大きくても小さくてもよい。対向面124の高低差は、対向面124に載せられている第2主面212の3点基準面からの距離で表されてよい。尚、第2主面212の3点基準面の代わりに、基準となる水平面が用いられてもよい。
対向面124が高低差を有することで、第2主面212の形状に対する要求を緩和できる。第2主面212は、図8に示すように平坦でもよいし、図7に実線で示すように下に凸でもよい。いずれの場合でも、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられることができる。よって、炭化珪素エピタキシャル層220の基底面転位密度を低減できる。尚、第2主面212は、図7に二点鎖線で示す第2主面212と同様に下に凹でもよい。この場合、対向面124の高低差が第2主面212の高低差よりも大きいと、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられることができる。
第1平坦部125の周りには、第1平坦部125よりも低く第1平坦部125に対し平行な第2平坦部126がリング状に形成される。第1平坦部125と第2平坦部126との高低差Dは、100μm以上が好ましく、一例としては300μmが挙げられる。第2平坦部126を底に有する溝の溝幅Wは、10mm以上が好ましく、一例としては20mmが挙げられる。高低差Dおよび溝幅Wが上記数値範囲である図8に示す基板ホルダ120を用いた場合、図7に示す基板ホルダ120を用いた場合と比較して、炭化珪素エピタキシャル層220の基底面転位の密度が1/4〜1/2に低減した。この比較実験では、図8に示す基板ホルダ120を用いた場合、および図7に示す基板ホルダ120を用いた場合のいずれの場合においても、炭化珪素単結晶基板210として、第2主面212が図8に示すように平坦なものを用いた。
高低差を有する対向面124は、図8に示すように、対向面124に載せられている第2主面212の径方向外側から径方向内側に向かうほど段階的に高くなってよい。高低差を有する対向面124は、最も高い第1平坦部125と、第1平坦部125よりも低い第2平坦部126とを有する。第2平坦部126は第1平坦部125の周りに形成され、第2平坦部126と第1平坦部125との間には段差部が形成される。複数の平坦部と段差部とで対向面124が形成されるため、平坦部の代わりに曲面部が設けられる場合に比べ、対向面124の加工が比較的容易である。尚、対向面124は、第2平坦部126の周りに、第2平坦部126よりも低い第3の平坦部をさらに有してもよい。対向面124を形成する平坦部の数や段差部の数は特に限定されない。
また、高低差を有する対向面124は、図9に示すように、対向面124に載せられている第2主面212の径方向外側から径方向内側に向かうほど連続的に高くなってもよい。例えば、対向面124は、上に凸のドーム状の曲面部を有してよい。曲面部の代わりに平坦部が設けられる場合に比べ、対向面124の第2主面212との接触面積を小さくすることができる。尚、対向面124は、平坦部と曲面部の両方を含んでもよい。
以上、実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施形態は、炭化珪素単結晶基板210の上に炭化珪素エピタキシャル層220を成膜する際、炭化珪素単結晶基板210を公転させるものであるが、炭化珪素単結晶基板210を自転かつ公転させるものであってもよい。公転では、炭化珪素単結晶基板210の第1主面211に対し垂直方向を軸に回転サセプタ130を回転させることにより基板ホルダ120を回転させる。また、自転では、炭化珪素単結晶基板210の中心において、炭化珪素単結晶基板210の第1主面211に対し垂直方向を軸に回転サセプタ130を回転させることにより基板ホルダ120を回転させる。公転に加え、更に炭化珪素単結晶基板210を回転(自転)させると、炭化珪素単結晶基板210の温度ムラが小さくなるものと考えられる。
また、上記実施形態は、炭化珪素単結晶基板210の上に炭化珪素エピタキシャル層220を成膜する際、炭化珪素単結晶基板210を公転させるものであるが、炭化珪素単結晶基板210を公転させないものでもよい。公転の有無に関係なく、第2主面212の中央部214は対向面124に接すると共に、第2主面212の外周端216は全周にわたって対向面124との間に隙間が設けられると、炭化珪素単結晶基板210の温度ムラが小さくなるものと考えらえる。
上記実施形態では、基板ホルダ120の形状が、円盤状であるが、これには限定されず、例えば円錐状または円錐台状でもよい。この場合、円錐面に凹状の収容部122が形成され、対向面124は水平面に対し傾斜する。この場合、対向面124の高低差および第2主面212の高低差は、対向面124に載せられている第2主面212の3点基準面からの距離で表されてよい。
100 成膜装置
102 チャンバ
104 誘導加熱コイル
106 石英管
108 断熱材
110 発熱体
120 基板ホルダ
121 回転軸
122 収容部
124 対向面
125 第1平坦部(最も高い部分)
126 第2平坦部
128 側壁面
130 回転サセプタ
200 炭化珪素エピタキシャル基板
210 炭化珪素単結晶基板
211 第1主面
212 第2主面
213 側面
214 中央部
216 外周端
218 最も低い部分
220 炭化珪素エピタキシャル層

Claims (5)

  1. 直径が150mm以上、炭化珪素のポリタイプが4H、且つオフ角が0°を超え4°以下であって第1主面および前記第1主面に対向する第2主面を有する複数の炭化珪素単結晶基板を、鉛直方向から見たときに重ならないように一の基板ホルダに載せ、
    一の前記基板ホルダに載せられている複数の前記炭化珪素単結晶基板の前記第1主面の上に炭化珪素エピタキシャル層を成膜し、
    少なくとも一の前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面を前記基板ホルダにおける前記第2主面と対向する対向面に載せるとき、前記第2主面の中央部は前記対向面に接すると共に、前記第2主面の外周端は全周にわたって前記対向面との間に隙間が設けられる、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
  2. 前記対向面は、平坦である、請求項1に記載の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
  3. 前記対向面は、高低差を有し、最も高い部分を、前記対向面に載せられている前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面の中央部に有する、請求項1に記載の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
  4. 前記高低差を有する前記対向面は、当該対向面に載せられている前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面の径方向外側から径方向内側に向かうほど段階的に高くなる、請求項3に記載の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
  5. 前記高低差を有する前記対向面は、当該対向面に載せられている前記炭化珪素単結晶基板の前記第2主面の径方向外側から径方向内側に向かうほど連続的に高くなる、請求項3に記載の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
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