JP2017069239A - 炭化珪素のエピタキシャル成長方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(2)前記アルキルシランが、モノメチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシラン、テトラメチルシラン、モノエチルシラン、及びジエチルシランからなる群から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする(1)に記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
(3)アルキルシランとモノシランを含んだ原料ガスを用いることを特徴とする(1)又は(2)に記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
(4)前記原料ガス中に含まれるトータルのカーボン原子とシリコン原子の数の割合であるC/Si比が、0.5以上4以下であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
(5){0001}面から0.5°〜8°の範囲で<11-20>方向或いは<1-100>方向にオフカットした六方晶炭化珪素単結晶基板上に前記原料ガスを供給して、ステップフロー成長により炭化珪素単結晶薄膜をエピタキシャル成長させることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
図1は、本発明で用いられるエピタキシャル装置の一例を示す概略図であって、従来、熱CVD法で一般的に使われている構造と同様のものを模式的に示したものである。このエピタキシャル装置は、反応容器1の成長室内にホルダー2を備えており、反応容器1の外側には、まわりを取り囲むように加熱用誘導コイル3が取り付けられている。また、反応容器1の一方からは、ホルダー2に対して略水平となるように、原料ガス4が水素ガス等のキャリアガスと共に横から供給されるようになっており、ドーピングガスなどの原料ガス以外のガス5が原料ガス4とは別の経路から反応容器1に入るようになっている。また、他方からはSiC基板上へのSiC単結晶のエピタキシャル成長に使われた後のガスが排気ガス6として排出されるようになっている。このうち、ホルダー2は、例えば、カーボン部材にSiCがコートされた耐熱性のある構造材からなり、この上に溝が形成されて、SiC基板が1枚又は複数枚配置される(図1はホルダーのみが描かれており溝およびそこに配置されるSiC基板は省略されている)。また、このホルダー2は回転機構を備えることによって、ホルダー全体の不均一性をある程度改善することができる。
図1に示した装置を使って、SiC基板上にSiCのエピタキシャル成長を行った。SiC基板としては、<11-20>方向に4°オフした4H-SiC基板(口径4インチ)を6枚使用し、エピタキシャル装置の反応容器内の1つのホルダー上に図2に示すように6枚配置した。その際、SiC基板はそれぞれオリフラ部をホルダーの外側に向けるように配置し、また、ホルダーは1分間に30回転の速度で回転させるようにした。そして、モノメチルシランを毎分200cc(以下、sccmの単位を使う)、キャリアガスとしての水素ガスを毎分60リットル(以下、slmの単位を使う)の流量で混合して、1600℃に加熱された反応容器に導入した。また、別途、水素で1%に希釈した窒素/水素混合ガスを200sccmで導入した。このようにして、成長雰囲気は5kPaとし、1時間の成長を行って、実施例1に係るエピタキシャルSiCウェハを得た。
原料ガスに用いるアルキルシランの種類(2種以上の場合にはそれらの混合割合)、及び成長温度を表1に示したように変更して、それ以外は実施例1と同様にしてエピタキシャル成長を行った。その際、アルキルシランの合計の流量は実施例1と同じく200sccmとなるようにし、また、キャリアガスの水素の合計流量も実施例1と同様に60slmに固定した。得られた実施例2〜21の各エピタキシャルSiCウェハについて、それぞれ実施例1と同様にしてドーピング密度のばらつきなどを評価した。結果を表1にまとめて示す。
原料ガスとしてアルキルシランを使わずに、シランガスとプロパンガスの混合原料ガスを使って、SiC単結晶薄膜のエピタキシャル成長を行った。シランガスとプロパンガスの合計の流量を200sccmに固定しながら、表2に示したようにそれぞれの流量を変えることでC/Si比を変え、また、キャリアガスである水素の合計を60slmに固定して反応容器に導入した。そして、成長温度は1600℃とし、成長圧力は5kPaとして、上記以外は実施例1と同様にして、1時間の成長を行った。なお、表2における混合割合はアルキルシラン種の流量割合を表し、例えば、実施例7では、モノメチルシラン:ジメチルシラン=2:1の割合で混合させたことを示す。以下同様に、アルキルシラン種の欄に示したガスの順にそれらの混合割合を示している。
原料ガスとして、表3に示したようにアルキルシランにシランガスを混合したものを使用し、それ以外は実施例1と同様にしてSiC単結晶薄膜のエピタキシャル成長を行った。このときアルキルシランとシランガスの合計の流量は200sccmとなるようにし、また、キャリアガスの水素の合計流量も実施例1と同様に60slmに固定した。更には、成長温度は1600℃とし、成長雰囲気は5kPaとして、1時間の成長を行った。得られた実施例22〜31の各エピタキシャルSiCウェハについて、それぞれ実施例1と同様にしてドーピング密度のばらつきなどを評価した。結果を表3にまとめて示す。
Claims (5)
- アルキルシランを原料ガスとして、キャリアガスと共に炭化珪素単結晶基板上に供給し、熱化学蒸着法により炭化珪素単結晶薄膜をエピタキシャル成長させることを特徴とする炭化珪素エピタキシャル成長方法。
- 前記アルキルシランが、モノメチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシラン、テトラメチルシラン、モノエチルシラン、及びジエチルシランからなる群から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
- アルキルシランとモノシランを含んだ原料ガスを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
- 前記原料ガス中に含まれるトータルのカーボン原子とシリコン原子の数の割合であるC/Si比が、0.5以上4以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
- {0001}面から0.5°〜8°の範囲で<11-20>方向或いは<1-100>方向にオフカットした六方晶炭化珪素単結晶基板上に前記原料ガスを供給して、ステップフロー成長により炭化珪素単結晶薄膜をエピタキシャル成長させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の炭化珪素エピタキシャル成長方法。
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