JP2018105811A - 電子天秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、計量精度を向上できる電子天秤を提供する。【解決手段】電子天秤において、秤量室24内に底面部材3及び秤量皿4が配置された状態では、秤量皿4の円板部41の載置面41Aは、底面部材3の外側部材31の底面壁311よりも低い位置に配置される。そのため、下部ケース21内に収容される電気部品からの熱などにより外側部材31の底面壁311が熱を有し、その熱によって気流F2が発生したとしても、その気流F2は、秤量皿4の円板部41の載置面41Aに到達することなく、秤量室24内を上昇する。その結果、気流F2が計量精度に悪影響を及ぼすことを抑制できる。【選択図】 図2

Description

本発明は、試料が載置される秤量皿を本体内に備える電子天秤に関するものである。
従来より、秤量室が形成された本体と、この秤量室に配置される秤量皿とを備える電子天秤が利用されている。電子天秤では、秤量皿に試料が載置され、秤量室が安定した状態で試料の計量が行われる。この種の電子天秤として、非常に小さな質量を計量可能な電子天秤も利用されている。
このような電子天秤において、本体内に収容された各種電気部品からの熱や、試料自体が有する熱などにより、本体内(秤量室内)に気流が生じることがある。当該気流は、電子天秤における計量精度に影響を与え、特に、計量する試料の質量が小さければ小さいほど計量精度に大きな影響を与える。そのため、当該気流が秤量皿に到達しないようにすることが、精度向上の観点から重要となる。
例えば、電子天秤内の各種電気部品の配置を変更して、各種電気部品からの熱で発生する気流の範囲を小さくし、気流が計量に及ぼす影響を軽減することも可能である(例えば、下記特許文献1参照)。
特許第5479955号公報
上記のような従来の電子天秤では、秤量皿における試料の載置面(上面)に到達する気流が少なからず発生し、これによって、計量精度に少なからず悪影響を及ぼしてしまうという不具合があった。具体的には、従来の電子天秤では、秤量室の下方にセルや配線が収容されており、これらから発生する熱によって秤量室の下面(底面)が熱を有する。また、秤量皿は、秤量室の下面よりも上方に配置されている。そのため、秤量室の下面から上方に向かう気流が発生し、当該気流が秤量皿に到達して計量精度に悪影響を及ぼしてしまうという不具合があった。また、各種電気部品の配置を変更するため、電子天秤内の構成が複雑になるという不具合もあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、計量精度を向上できる電子天秤を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る電子天秤は、本体と、秤量皿と、底面壁とを備える。前記本体には、秤量室が形成されている。前記秤量皿は、前記秤量室に設けられ、試料が載置される載置面を有する。前記底面壁は、前記載置面よりも高い位置において前記秤量室の底面を形成し、前記秤量皿に対向する位置に開口部が形成されている。
このような構成によれば、秤量皿は、底面壁の開口部に対向するように配置され、秤量皿の載置面は、底面壁が形成する秤量室の底面よりも低い位置に配置される。
そのため、各種電気部品からの熱などにより秤量室の底面が熱を有し、その熱によって気流が発生したとしても、その気流は、秤量皿の載置面に到達することなく、秤量室内を上昇する。
その結果、気流が計量精度に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
また、このような作用を、底面壁が形成する秤量室の底面を、秤量皿の載置面よりも高い位置に配置するという簡易な構成で実現できる。
すなわち、本発明に係る電子天秤によれば、簡易な構成で、計量精度を向上できる。
(2)また、前記本体は、当該本体の底部に設けられ、内部に電気部品が収容された下部ケースを有してもよい。前記底面壁が、前記下部ケースの上面に対して間隔を空けて上方に配置されることにより、前記秤量室と前記下部ケースとの間に空隙が形成されていてもよい。
このような構成によれば、下部ケースの上面が電気部品の影響で熱を有しても、底面壁が下部ケースの上面に対して間隔を空けて上方に配置されているため、底面壁が熱を有することを抑制できる。
そのため、電気部品の配置を変更することなく、電気部品からの熱の影響で計量精度に悪影響が生じることを抑制できる。
(3)また、前記電子天秤は、収容壁をさらに備えてもよい。前記収容壁は、前記底面壁の開口部内に位置し、前記秤量皿の外周及び下方を取り囲むことにより内部に前記秤量皿を収容する。
このような構成によれば、収容壁によって秤量皿の周囲を取り囲むことができ、その収容壁によって秤量皿に向かう気流を遮ることができる。
そのため、気流が計量精度に悪影響を及ぼすことを一層抑制できる。
(4)また、前記秤量皿には、下方に向かって突出する支持軸が設けられていてもよい。前記下部ケースの上面には、前記支持軸を挿通させる第1挿通孔が形成されていてもよい。前記収容壁には、前記支持軸を挿通させる第2挿通孔が、前記第1挿通孔よりも小さい開口面積で形成されていてもよい。
このような構成によれば、秤量皿の支持軸を第2挿通孔に挿通させることにより、下部ケースの第1挿通孔を通過して上昇する気流を、収容壁によって遮ることができる。
そのため、気流が計量精度に悪影響を及ぼすことを一層抑制できる。
(5)また、前記底面壁と前記収容壁とが一体的に形成されていてもよい。
このような構成によれば、底面壁及び収容壁を簡易に構成できる。
本発明によれば、秤量室の底面が熱を有し、その熱によって気流が発生したとしても、その気流は、秤量皿の載置面に到達することなく、秤量室内を上昇する。そのため、気流が計量精度に悪影響を及ぼすことを抑制できる。また、このような作用を、秤量室の底面を秤量皿の載置面よりも高い位置に配置するという簡易な構成で実現できる。
本発明の第1実施形態に係る電子天秤の構成を示した斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 電子天秤の外側部材の構成を示した斜視図である。 電子天秤の内側部材の構成を示した斜視図である。
1.電子天秤の全体構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子天秤1の構成を示した斜視図である。
電子天秤1は、例えば、電磁平衡式であり、0.1mg以下の最小表示で高精度に計量を行うことができる。ただし、電子天秤1としては、電磁平衡式に限らず、ロードセル式などの他の任意の方式のものを用いることができる。
電子天秤1は、本体2と、底面部材3と、秤量皿4とを備えている。
本体2は、電子天秤1の筐体を構成しており、後述する秤量室24を内部に形成している。本体2は、下部ケース21と、背面ケース22と、風防ケース23とを備えている。
下部ケース21は、本体2の下部(底部)に設けられている。下部ケース21は、厚みが大きい板状に形成されており、前後方向に延びている。下部ケース21内には、例えば、基板や、試料を計量するための計量部や、計量値を表示するための表示部などの各種の電気部品100が収容されている。
背面ケース22は、下部ケース21の後部に載置されている。背面ケース22は、上下方向に延びる直方体状に形成されている。背面ケース22には、各種部品(図示せず)が収容されている。
風防ケース23は、下部ケース21の中央部に載置されており、背面ケース22の手前側に配置されている。風防ケース23は、後方及び下方が開放された中空状の直方体形状に形成されている。風防ケース23は、例えば、ガラス材料からなり、透明又は半透明に形成されている。風防ケース23の後端部は、背面ケース22の前端部に当接している。風防ケース23の下端部は、下部ケース21の上端部に当接している。
底面部材3は、下部ケース21の中央部に載置されており、風防ケース23の内方に配置されている。すなわち、底面部材3は、下部ケース21、背面ケース22及び風防ケース23で囲まれる空間に配置されている。底面部材3は、平面視矩形状の部材である。なお、底面部材3の詳細な構成については後述する。
このような構成により、本体2内では、底面部材3、背面ケース22、及び、風防ケース23によって、秤量室24が形成されている。
秤量皿4は、秤量室24内において、前後方向中央部かつ幅方向中央部に設けられている。秤量皿4は、金属材料からなり、円板状に形成されている。詳しくは後述するが、秤量皿4は、秤量室24内において、底面部材3に収容されており、秤量室24の内部空間に対向している。
図示しないが、風防ケース23の側面又は前面は、開閉扉になっており、この開閉扉をスライドすることにより秤量室24を開閉することができる。電子天秤1において、試料の計量を行う場合には、作業者は、まず、風防ケース23の開閉扉をスライドして秤量室24を開放し、試料を秤量皿4に載置する。そして、作業者は、風防ケース23の開閉扉をスライドして秤量室24を閉鎖し、秤量室24内が安定した状態で試料の計量を開始させる。その後、作業者は、図示しない表示部に表示される数値(計量内容)を確認する。
2.底面部材、秤量皿及び下部ケースの詳細構成
図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
底面部材3は、外側部材31と、内側部材32とを備えている。
外側部材31は、底面部材3が秤量室24内に配置された状態で、秤量室24内における外側部分に配置されている。
図3は、外側部材31の構成を示した斜視図である。
図2及び図3に示すように、外側部材31は、平面視矩形状に形成されており、金属材料からなる。外側部材31は、底面壁311と、1対の脚部312と、端部突起313と、中央突起314とを備えている。
底面壁311は、平面視矩形状の板状に形成されており、水平方向に拡がっている。底面壁311の中央部には、開口311Aが形成されている。開口311Aは、平面視円状であって、底面壁311を上下方向に貫通している。なお、開口311Aが開口部の一例である。
1対の脚部312は、底面壁311の両端部に設けられている。各脚部312は、側面視L字状の板状に形成されており、底面壁311の両端部から下方に向かって延びた後、内方に向かって延びている。
端部突起313は、底面壁311の端部であって、各脚部312が設けられていない端部のうちの一方の端部に形成されている。端部突起313は、平面視直線状に形成されており、底面壁311の端部から上方に向かって突出している。
中央突起314は、底面壁311の中央部に形成されている。具体的には、中央突起314は、底面壁311の開口311Aの縁部に形成されている。中央突起314は、平面視円状に形成されており、底面壁311から上方に向かって突出している。
図4は、内側部材32の構成を示した斜視図である。
図2及び図4に示すように、内側部材32は、平面視円状に形成されており、金属材料からなる。内側部材32は、下壁321と、側面壁322と突出部323とを備えている。
下壁321は、円板状に形成されており、水平方向に拡がっている。下壁311の中央部には、開口321Aが形成されている。開口321Aは、平面視円状であって、下壁321を上下方向に貫通している。開口321Aが第2挿通孔の一例である。
側面壁322は、下壁321の周縁に設けられている。具体的には、側面壁322は、平面視円環状であって、下壁321の周縁から上方に向かって突出する板状に形成されている。側面壁322は、下壁321とともに、収容壁の一例を構成している。
突出部323は、下壁321の中央部に形成されている。具体的には、突出部323は、平面視円環状であって、下壁321の開口321Aの縁部から上方に向かって延びる板状に形成されている。
秤量皿4は、図2に示すように、円板部41と、支持軸42とを備えている。
円板部41は、所定の厚みを有する円板状に形成されている。円板部41の上面が、試料が載置される載置面41Aである。
支持軸42は、一部が切り欠かれた円柱状に形成されており、円板部41の下面の中央部から下方に向かって突出している。
下部ケース21の上面211は、平板状に形成されている。下部ケース21の上面211の中央部には、開口211Aが形成されている。開口211Aは、平面視円状であって、下部ケース21の上面211を上下方向に貫通している。下部ケース21の上面211の開口211Aの直径L1は、内側部材32(底面部材3)の下壁321の開口321Aの直径L2よりも大きい。すなわち、内側部材32(底面部材3)の下壁321の開口321Aの開口面積は、下部ケース21の上面211の開口211Aの開口面積よりも小さい。なお、開口211Aが第1挿通孔の一例である。
内側部材32の下壁321の底面には、弾性体212が設けられている。弾性体212は、ゴム材料からなる。
3.底面部材及び秤量皿の本体への取り付け
上記した底面部材3及び秤量皿4を本体2に対して取り付ける際は、作業者は、まず、本体2の風防ケース23(図1参照)の開閉扉を開放する。
この状態で、作業者は、風防ケース23の開放部分から、外側部材31を秤量室24内に配置する。このとき、外側部材31は、各脚部312の底面に設けられた弾性体を介して下部ケース21の上面211に載置されることにより、秤量室24内に配置される。また、外側部材31は、端部突起313が背面ケース22側に位置するようにして、秤量室24内に配置される。外側部材31の底面壁311は、下部ケース21の上面211に対して間隔を空けて上方に配置されている。外側部材31の底面壁311と下部ケース21の上面211との間、すなわち、秤量室24と下部ケース21の上面211との間には、空隙が形成されている。具体的には、上下方向における下部ケース21の上面211から外側部材31の底面壁311までの寸法L3は、例えば、約20mmである。
さらに、作業者は、外側部材31の底面壁311の開口311Aの内方に内側部材32を配置する。このとき、内側部材32は、下壁321の底面に設けられた弾性体212を介して下部ケース21の上面211に載置されることにより、開口311Aの内方に配置される。サンプルの静電気や、皿にあたる電磁波の影響を軽減するため、弾性体212には導電性があることが望ましい。この状態では、内側部材32の側面壁322の上端縁が、外側部材31の開口311Aの周縁に近接している。
そして、作業者は、内側部材32内に秤量皿4を収容する。具体的には、秤量皿4は、支持軸42が下壁321(内側部材32)の開口321Aに挿通される。このとき、秤量皿4は、外側部材31の底面壁311の開口311Aに対向している。
この状態において、秤量皿4の周囲(外周及び下方)は、内側部材32によって取り囲まれており、秤量皿4の円板部41の載置面41Aは、底面部材3の外側部材31の底面壁311よりも低い位置に配置されている。換言すれば、底面部材3の外側部材31の底面壁311は、秤量皿4の円板部41の載置面41Aよりも高い位置において、秤量室24の底面を形成している。また、上下方向における秤量皿4の円板部41の載置面41Aから外側部材31の底面壁311までの寸法L4は、例えば、約5mmである。
作業者は、このようにして秤量室24内に底面部材3及び秤量皿4を配置する。そして、計量を行う場合には、試料を秤量皿4の載置面41Aに載置する。このとき、試料が底面部材3上にこぼれた場合には、端部突起313及び中央突起314によって試料がせき止められ、試料が装置内部に入り込むことが抑制される。このように、端部突起313及び中央突起314は、試料が秤量皿4の外方にこぼれた場合に、試料が装置内部に入り込むことを防止する壁部材として機能する。
4.本体内に生じる気流
上記したように、本体2の下部ケース21内には、電気部品100(図1参照)が収容されている。そのため、電気部品100から生じる熱によって、本体2内において、下部ケース21内から上方に向かう気流F1が発生する。この気流F1は、下部ケース21の上面211の開口211Aを通過して上昇した後、底面部材3の内側部材32の下壁321で遮られる。すなわち、下部ケース21内から上方に向かう気流F1は、底面部材3の内側部材32の下壁321によって、その上昇が遮られる。
また、秤量室24の底面を構成する底面部材3の外側部材31の底面壁311は、下部ケース21の上面211の上方に間隔を空けるように(間隔L3を隔てて)配置されている。そのため、下部ケース21内の電気部品100からの熱によって、外側部材31の底面壁311が熱を有することが抑制される。また、外側部材31の底面壁311がわずかに熱をもった場合には、その熱によって、外側部材31の底面壁311から上方に向かう気流F2が発生する。一方、秤量皿4の円板部41の載置面41Aは、底面壁311よりも下方に配置される。そのため、仮に気流F2が発生しても、その気流F2が秤量皿4の円板部41の載置面41Aに到達することが防止される。
また、外側部材31の底面壁311の上面付近において、開口311Aに向かう気流が発生した場合には、その気流は、中央突起314によって、中央部に向かう移動が遮られる。
このように、電子天秤1では、本体2内で発生する気流が、秤量皿4の円板部41の載置面41Aに到達することが抑制される。
この電子天秤1を用いて100gの試料を計量した結果、図示しないが、計量する数値のふらつきが約0.04mg以内に抑えられることが確認できた。
5.作用効果
(1)本実施形態では、電子天秤1において、秤量皿4の円板部41の載置面41Aは、底面部材3の外側部材31の底面壁311よりも低い位置に配置される。
そのため、下部ケース21内に収容される電気部品100からの熱などにより外側部材31の底面壁311が熱を有し、その熱によって気流F2が発生したとしても、その気流F2は、秤量皿4の円板部41の載置面41Aに到達することなく、秤量室24内を上昇する。
その結果、気流F2が計量精度に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
また、このような作用を、外側部材31の底面壁311を、秤量皿4の円板部41の載置面41Aよりも高い位置に配置するという簡易な構成で実現できる。
すなわち、電子天秤1によれば、簡易な構成で、計量精度を向上できる。
(2)また、底面部材3の外側部材31の底面壁311は、内部に電気部品100が収容された下部ケース21の上面211に対して間隔L3を空けて上方に配置される。すなわち、秤量室24と下部ケース21の上面211との間には、空隙が形成されている。
そのため、下部ケース21の上面211が電気部品100の影響で熱を有しても、秤量室24と下部ケース21の上面211との間の空隙により、外側部材31の底面壁311が熱を有することを抑制できる。
そのため、電気部品100の配置を変更することなく、電気部品100からの熱の影響で計量精度に悪影響が生じることを抑制できる。
(3)また、電子天秤1では、秤量皿4の周囲は、内側部材32によって取り囲まれている。具体的には、秤量皿4の外周及び下方は、内側部材32によって取り囲まれている。
そのため、内側部材32によって、秤量皿4に向かう気流F1を遮ることができる。
その結果、気流F1が計量精度に悪影響を及ぼすことを一層抑制できる。
(4)また、電子天秤1では、秤量皿4の支持軸42を内側部材32の下壁321の開口321Aよりも開口面積が小さい内側部材32の開口321Aに挿通させることにより、下部ケース21内から上方に向かう気流F1は、下部ケース21の上面211の開口211Aを通過して上昇した後、底面部材3の内側部材32の下壁321で遮られる。
そのため、気流F1が計量精度に悪影響を及ぼすことを一層抑制できる。
6.第2実施形態
上記した第1実施形態では、底面部材3において、外側部材31と内側部材32とが別部材として構成される。対して、第2実施形態として、底面部材3において、外側部材31と内側部材32とを一体的に形成することも可能である。
このような構成によれば、外側部材31及び内側部材32を簡易に構成できる。
7.変形例
下部ケース21の上面211から外側部材31の底面壁311までの寸法L3、及び、秤量皿4の円板部41の載置面41Aから外側部材31の底面壁311までの寸法L4は、種々に変更可能である。寸法L3及び寸法L4のそれぞれが大きければ大きいほど、本体2内に発生する気流が、秤量皿4の円板部41の載置面41Aに到達することを一層抑制でき、気流が計量精度に悪影響を及ぼすことを一層抑制できる。
1 電子天秤
2 本体
3 底面部材
4 秤量皿
21 下部ケース
24 秤量室
31 外側部材
32 内側部材
41A 載置面
42 支持軸
211 上面
211A 開口
311 底面壁
321 下壁
321A 開口
322 側面壁
100 電気部品

Claims (5)

  1. 秤量室が形成された本体と、
    前記秤量室に設けられ、試料が載置される載置面を有する秤量皿と、
    前記載置面よりも高い位置において前記秤量室の底面を形成し、前記秤量皿に対向する位置に開口部が形成された底面壁とを備えることを特徴とする電子天秤。
  2. 前記本体は、当該本体の底部に設けられ、内部に電気部品が収容された下部ケースを有し、
    前記底面壁が、前記下部ケースの上面に対して間隔を空けて上方に配置されることにより、前記秤量室と前記下部ケースとの間に空隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子天秤。
  3. 前記底面壁の開口部内に位置し、前記秤量皿の外周及び下方を取り囲むことにより内部に前記秤量皿を収容する収容壁をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子天秤。
  4. 前記秤量皿には、下方に向かって突出する支持軸が設けられており、
    前記下部ケースの上面には、前記支持軸を挿通させる第1挿通孔が形成され、
    前記収容壁には、前記支持軸を挿通させる第2挿通孔が、前記第1挿通孔よりも小さい開口面積で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子天秤。
  5. 前記底面壁と前記収容壁とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電子天秤。
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