JP2018105190A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関始動前に電気加熱式触媒である第1触媒を電気加熱するプレヒート制御直後の内燃機関始動時おいては、第1触媒の下流に配置された第2触媒は十分に暖機されておらず浄化能が低くなる。そのため、第1触媒と第2触媒の全体の浄化能力を超えた排気ガスの流量が第1触媒及び第2触媒に供給された場合には、第1触媒及び第2触媒で排気ガスを浄化しきれずにエミッションが悪化してしまう虞がある。
【解決手段】プレヒート制御を実行して内燃機関の始動後の所定期間は、内燃機関から排出される排気ガスの流量を第1触媒で浄化可能な程度の第1排気ガス流量に設定し、前記所定期間は、第2触媒が活性温度に達するまでの期間とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気加熱可能な第1触媒と、第1触媒の下流に配置された第2触媒を有する内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来から、内燃機関の排気通路に配置され、電気加熱可能な第1触媒と、第1触媒の下流側の排気通路に配置された第2触媒とを備え、機関を始動することにより第1触媒及び第2触媒を暖機させることが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平8−170524号公報
このような電気加熱可能な第1触媒と、第1触媒の下流に配置された第2触媒を有する内燃機関の排気浄化装置においては、内燃機関の始動前に第1触媒を電気加熱し、第1触媒が昇温活性化した後に内燃機関を始動させることがある(以下、「プレヒート制御」とも呼称する)。プレヒート制御後に内燃機関を始動すると、第2触媒は、内燃機関の排気ガスの熱により昇温されるとともに、排気ガスの流れに伴い第2触媒に伝達されるプレヒート制御で昇温された第1触媒の熱により昇温される。しかしながら、プレヒート制御直後の内燃機関の始動開始時おいては、第2触媒は十分に暖機されておらず浄化能力が低くなる。一般に、排気ガスの流量が大きくなるほど、内燃機関から排出されるエミッション量は多くなると考えられることから、第1触媒と第2触媒の全体の浄化能力を超えたエミッション量となる排気ガスの流量が第1触媒及び第2触媒に供給された場合には、第1触媒及び第2触媒で排気ガスを浄化しきれずにエミッションが悪化してしまう虞がある。
本発明は、上述した課題に対処するために為されたものであり、その目的は、電気加熱可能な第1触媒と、第1触媒の下流に配置された第2触媒を有する内燃機関の排気浄化装置において、第1触媒のプレヒート制御後に第2触媒を暖機しつつ、触媒暖機中のエミッションの悪化を抑制する内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
本発明の内燃機関(11)の排気浄化装置(以下、「本発明装置」とも呼称する。)は、
排気通路(12)に配置され電気加熱可能な第1触媒(13)と、
前記第1触媒(13)の下流側の前記排気通路(12)に配置された第2触媒(15)と、
前記内燃機関(11)の始動前に前記第1触媒(13)を電気加熱するプレヒート制御を実行するプレヒート実行手段(S112)と、
前記第2触媒(15)の温度を取得する第2触媒温度取得手段(23)と、
前記内燃機関(11)から排出される排気ガスの流量を制御する排気ガス流量制御手段(20)と、を備えた内燃機関の排気浄化装置において、
プレヒート制御を実行して前記内燃機関の始動直後からの所定期間は、前記排気ガス流量制御手段は、前記内燃機関から排出される排気ガスの流量を前記第1触媒で浄化可能な程度の第1排気ガス流量に制御し(S203及びS303)、
前記所定期間は、前記第2触媒(15)が活性温度に達するまでの期間(S202及びS302)である。
第1触媒の浄化能力を上回らないエミッション量となる排気ガスの流量に設定することで、エミッションの悪化を抑制することができる。更に、第1触媒の熱の一部を第2触媒に伝達させることにより、第2触媒の暖機を促進させることができる。
なお、上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る「内燃機関の排気浄化装置」及び同排気浄化装置が適用される内燃機関の概略図である。 図2は、図1に示したECUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図3は、図1に示したECUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図4は、図1に示したECUにより実行される制御による内燃機関の作動を説明するための図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係るECUが実行するルーチンを示したフローチャートである。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置(以下、「第1装置」とも呼称する。)は、内燃機関(機関)11に適用される。機関11は、図示しない車両に駆動源として搭載されている。機関11は、多気筒4サイクルの火花点火式ガソリン燃料エンジンである。なお、機関11は、圧縮着火式ディーゼル燃料エンジンであってもよい。機関11には機関11から排出された排気を大気に放出するための排気通路12が接続されている。
第1装置は、電気加熱式触媒である第1触媒13を備えている。第1触媒13は排気通路12に配設されている。第1触媒13は、図示しない車両に搭載されたバッテリ14からの電力が供給された場合(即ち、通電された場合)、発熱することにより昇温する排気浄化触媒装置である。また、第1触媒13の下流には、第2触媒15が排気通路12に配設されている。
機関11はトランスミッション(T/M)16に接続されている。そして、トランスミッション16を介して、機関11で発生した駆動力を車軸に伝達させることにより、車両を駆動させる。更にトランスミッション16には、機関11とは別にモータ17が接続されている。ここで、バッテリ14からの直流電流はインバータ18によって交流電流に変換され、変換された交流電流がモータに供給されることにより、モータ17は駆動される。そして、モータ17で発生した駆動力をトランスミッション16に伝達させることにより、車両を駆動させる。即ち、第1装置は、機関11とモータ17のそれぞれにおいて単独で駆動力を発生させる、又は、協調させながら駆動力を発生させることにより、車両を駆動させることができる。
第1装置は、更に、ECU(電子制御ユニット)20と、以下に述べるセンサ及びスイッチ等(21−32)と、を備える。ECU20は、これらのセンサと接続され、これらのセンサからの信号を受け取るようになっている。ECU20は、機関11の図示しない燃料噴射弁に指示信号を送出し、機関11の燃焼室に供給される燃料量を変更するようになっている。また、ECU20は、機関11の図示しない点火装置に指示信号を送出し、点火時期を変更するようになっている。更に、ECU20は、図示しないスロットル弁に指示信号を送出し、機関11への吸入空気量を変更するようになっている。なお、ECU20は、エレクトロニックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(ルーチン、プログラム)を実行することにより後述する各種機能を実現する。
空燃比センサ21:これは、排気通路12内を流れ且つ第1触媒13に流入する排気の空燃比を検出し、この空燃比(触媒上流空燃比)AFSを表す信号を出力する。
第1触媒温度センサ22:これは、第1触媒13の温度を検出し、この第1触媒温度Taを表す信号を出力する。
第2触媒温度センサ23:これは、第2触媒15の温度を検出し、この第2触媒温度Tbを表す信号を出力する。
酸素濃度センサ(Oセンサ)24:これは、排気通路12内を流れ且つ第1触媒13から流出する排気の酸素濃度Voxを検出し、この酸素濃度Voxを表す信号を出力する。
イグニッションスイッチ25:これは、機関11を作動させたり機関11の作動を停止させたりするために運転者によって操作されるスイッチであり、そのオン・オフ状態を表す信号をECU20に送出する。
エアフローメータ26:これは、図示しない機関11の吸気管を通過して機関11に吸入される空気の質量流量(吸入空気量Ga)を検出し、この吸入空気量Gaを表す信号を出力する。
水温センサ27:これは、機関11を冷却する冷却水の温度(冷却水温THW)を検出し、この冷却水温THWを表す信号を出力する。
回転速度センサ28:これは、図示しないクランクシャフトの回転速度NEを検出し、このクランクシャフトの回転速度NEを表す信号を出力する。
バッテリ電圧センサ29:これは、機関11が搭載された車両のバッテリの電圧値Vを検出し、このバッテリの電圧値Vを表す信号を出力する。
バッテリ電流センサ30:これは、機関11が搭載された車両のバッテリの電流値Iを検出し、このバッテリの電流値Iを表す信号を出力する。
アクセル操作量センサ31:これは、アクセルペダルの操作量Accpを検出し、この操作量Accpを表す信号を出力する。
車速センサ32:これは、機関10が搭載された車両の速度(車速SPD)を検出し、この車速SPDを表す信号を出力する。
次に、ECU20のCPU(以下、単に「CPU」と称呼する。)の実際の作動について説明する。CPUは図2に示した第1制御ルーチンの処理を所定時間が経過する毎に繰り返し実行する。従って、所定のタイミングになると、CPUは図2のS101に進み、イグニッションスイッチ25がONであるか否かを判定する。イグニッションスイッチ25がOFFである場合には、CPUはS101にて「No」と判定し、本ルーチンを一旦終了する。一方、イグニッションスイッチがONである場合には、CPUはS101にて「Yes」と判定してS102に進む。
S102では、CPUは、バッテリ14の充電率SOCが、所定の第1充電率SOC以下か否かを判定する。ここでバッテリ14の充電率SOCは、バッテリ電圧センサ29によって検出された電圧値V及びバッテリ電流センサ30によって検出された電流値Iから、CPUによって算出される値であり、満充電量に対する現在の充電量を示すものである。また、第1充電率SOCは、第1触媒に電力を供給し、第1触媒のプレヒートを実行できるか否かを示す値であり、例えば35%とする。そして、バッテリ14の充電率SOCが、第1充電率SOCよりも大きい場合には、CPUはS102にて「No」と判定してS113に進む。そして、S113にて、CPUは、機関11を停止させつつ、モータのみで車両を駆動するEV走行を実行させ、本ルーチンを一旦終了する。一方、バッテリ14の充電率SOCが第1充電率SOC以下である場合には、CPUはS102にて「Yes」と判定して、S103に進む。
S103では、CPUは、第1触媒温度センサ22によって検出された第1触媒の温度Taが、所定温度Tよりも小さいか否かを判定する。ここで、所定温度Tは、第1触媒13が活性状態に達するのに必要な温度であり、例えば、300℃とする。第1触媒13の温度Taが所定温度Tよりも小さい場合には、CPUはS103にて「Yes」と判定して、S104に進む。
S104では、CPUは、第1触媒13への投入電力量Eが所定の第1投入電力量Eよりも大きいか否かを判定する。ここで、第1投入電力量Eは、第1触媒13のプレヒート開始時の温度から算出され、第1触媒13が活性状態に至るまでに必要な電力量に相当する。投入電力量Eが第1電力量E以下の場合には、CPUはS104にて「No」と判定し、S112に進む。
S112では、CPUは、バッテリ14から第1触媒13へ電力を供給させる回路上に配置されたスイッチ141を「ON」にして第1触媒13に電力を供給し、第1触媒のプレヒートを実行する。ここで、「第1触媒のプレヒートを実行する」とは、イグニッションスイッチ25が「ON」となった後に、CPUが初めてS112に進んだ場合には、第1触媒13への通電を開始することを示し、第1触媒13への通電が実行されている場合にCPUがS112に進んだ場合には、第1触媒13への通電を継続することを示す。その後、CPUはS113に進み、機関11を停止させつつ、モータのみで車両を駆動するEV走行モードに設定して、本ルーチンを一旦終了する。
一方、投入電力量Eが第1電力量Eよりも大きい場合には、CPUはS104にて「Yes」と判定し、S105に進む。S105では、CPUは、通電実施フラグXtsudenを「1」に設定し、S106に進む。S106では、CPUは、第1触媒13への通電を停止状態にして、S107に進む。ここで、「第1触媒への通電状態を停止状態にする」とは、第1触媒13へ通電を実行中に、CPUが初めてS106のフローに進んだ場合には、第1触媒13への通電を終了することを示し、第1触媒13への通電が停止されている場合にCPUがS106に進んだ場合には、第1触媒13への通電の停止を継続することを示す。
S107では、CPUは、バッテリ14の充電率SOCが、所定の第2充電率SOC以下か否かを判定する。ここで、第2充電率SOCは、EV走行モードに設定するか否かを示す値であり、例えば27%とする。バッテリ14の充電量SOCが、第2充電率SOCよりも大きい場合には、CPUはS107にて「No」と判定して、S113に進む。そして、S113にて、CPUは、機関11を停止させつつ、モータのみで車両を駆動するEV走行モードに設定して、本ルーチンを一旦終了する。一方、バッテリ14の充電量SOCが、第2充電率SOC以下の場合には、CPUはS107にて「Yes」と判定して、S108に進む。
S108では、CPUは、HV走行モードに設定して機関11を始動させる。その後、CPUはS109に進み、通電実施フラグXtsudenが「1」であるか否かを判定する。通電実施フラグXtsudenが「1」である場合には、CPUはS109にて「Yes」と判定してS110に進み、出力制限フラグXaを「1」に設定して、本ルーチンを一旦終了する。一方、通電実施フラグXtsudenが「0」である場合には、CPUはS109にて「No」と判定してS111に進み、出力制限フラグXaを「0」に設定して、本ルーチンを一旦終了する。
また、S103にて、第1触媒13の温度Taが所定温度T以上の場合には、CPUはS103にて「No」と判定して、前述したS106以降に進む。
更に、CPUは図2に示した第1制御ルーチンと平行して、図3に示した第2制御ルーチンを所定時間が経過するごとに繰り返し実行する。従って、所定のタイミングになると、CPUは図3のS201に進み、出力制限フラグXaが「1」であるか否かを判定する。出力制限フラグXaが「0」である場合には、CPUはS201にて「No」と判定してS206に進み、運転者の要求出力を満たすように機関11の回転速度NEを設定し、本ルーチンを一旦終了する。一方、出力制限フラグXaが「1」である場合には、CPUはS201にて「Yes」と判定し、S202に進む。
S202では、CPUは、機関11を始動させてからの吸入空気量の積算値GasumがGasum以下であるか否か、又は、第1触媒13のプレヒートが終了し、機関11が始動してからの経過時間tsidouがt以下であるか否かを判定する。ここで、始動とは、排気ガスである燃焼した気体が生成される初爆の発生を指す。機関11を始動させてからの吸入空気量の積算値GasumがGasum以下である場合、又は、第1触媒13のプレヒートが終了し、機関11が始動してからの経過時間tがt以下である場合には、CPUはS202にて「Yes」と判定し、S203に進む。
S203では、CPUは、機関11の回転速度NEを所定の第1回転速度NEに設定し、本ルーチンを一旦終了する。ここで、第1回転速度NEは、プレヒート制御が終了した第1触媒13の浄化能力によって、第1触媒13に供給される排気ガスが浄化できる程度の排気ガスの流量となる回転速度である。これにより、機関11から排出される排気ガスの流量が低減され、第1触媒13に供給されるエミッションが低減されるため、第1触媒13の浄化能力によって排気ガスを浄化することができる。一方、機関11を始動させてからの吸入空気量の積算値GasumがGasumよりも大きい場合、又は、第1触媒13のプレヒートが終了し、機関11が始動してからの経過時間tsidouがtよりも大きい場合には、CPUはS203にて「No」と判定し、S204に進む。
S204では、CPUは、第2触媒15の温度Tbが所定の第2温度Tよりも小さいか否かを判定する。第2触媒15の温度Tbが第2温度T以上の場合には、CPUはS204にて「No」と判定してS206に進み、運転者の要求出力を満たすように機関11の回転速度NEを設定し、本ルーチンを一旦終了する。一方、第2触媒15の温度Tbが第2温度Tよりも小さい場合には、CPUはS204にて「Yes」と判定し、S205に進む。
S205では、CPUは、第2触媒15の温度Tbに基づいて、必要される吸入空気量Gaを求める。より詳細には、第2触媒15の活性温度よりも小さい第2触媒15の温度領域において、第2触媒15の温度Tbが大きいほど、吸入空気量Gaを大きくする。この場合、吸入空気量Gaは、図示しないスロットル弁開度THを操作することで制御する。ここで、この場合の吸入空気量Gaは、第1触媒13及び第2触媒15の浄化能力によって排気を浄化でき、且つ、車両の運転者が要求する出力となるような吸入空気量である。なお、排気を浄化できる吸入空気量Gaの領域内に、運転者が要求する出力となる吸入空気量Gaが存在しない場合(運転者が要求する出力となる吸入空気量Gaが、排気を浄化できる吸入空気量Gaの領域よりも大きい場合)には、CPUは、吸入空気量Gaを、排気を浄化できる吸入空気量Gaの最大値に設定する。そして、CPUは本ルーチンを一旦終了する。
ここで、図4を参照して、第1装置の動作のタイムチャートについて説明する。まず、時刻tにて、第1触媒を通電することにより、プレヒート制御を実行する。そして、時刻tにて、投入電力量Eが第1投入電力量Eに達した後に、第1触媒への通電を停止してプレヒート制御を終了すると共に、機関11を始動させる。その際、機関11の出力が制限されるように、機関11の回転速度NEを第1回転速度NEに設定すると共に、スロットル開度THを第1スロットル開度THに設定する。
その後、機関11を始動させてからの吸入空気量の積算値GasumがGasumに達した場合、又は、機関11を始動させてからの経過時間がtに達した場合の時刻である時刻t以降にて、スロットル弁開度THを徐々に増加させる。これにより、機関11への吸入空気量Gaが増加されることにより、機関11から排出される排気ガスの流量が増加していく。そして、第2触媒15の温度Tbが、第2温度Tに達する時刻である時刻tにて、機関11の回転速度NEを、運転者の要求出力を満たすように設定する通常制御を実施する。
以上説明したように、第1装置によれば、第1触媒13におけるプレヒート制御を実行し、機関11の始動後の所定期間は、機関11の回転速度を第1触媒13で浄化可能な程度の排気ガスの流量となる所定速度に設定する。そのため、第1触媒13の浄化能力を上回らない程度の排気ガスの流量が第1触媒13に供給されるため、エミッションの悪化を抑制することができる。更に、新気と比較して酸素量の少ない排気ガスに設定することにより、第1触媒13の熱劣化を抑制しつつ第1触媒13の熱の一部を第2触媒15に伝達させることにより、第2触媒15の暖機を促進させることができる。
更に、第1装置は、第1触媒13におけるプレヒート制御を実行し、機関11の始動後の所定期間経過後は、第2触媒15の温度に応じてスロットル弁開度THを制御することにより、第1触媒13に供給される排気ガスの流量を変更する。これにより第1触媒13で浄化し切れなかった排気成分を第2触媒15によって浄化することが可能となるため、エミッションの悪化を抑制しつつ、運転者が要求する出力との乖離を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置(以下、「第2装置」とも呼称する。)について説明する。第2実施形態は、そのECU20が、図3に示したルーチンに代わる図5に示したルーチンを実行する点のみにおいて第1実施形態と相違している。以下、この相違点を中心として説明する。
図5に示したルーチンのS301乃至S306は、S305を除き、図3に示したルーチンのS201乃至S206のそれぞれと同様の処理を行うステップである。従って、以下においては、S305の処理について説明を加える。
S305では、CPUは、第2触媒15の温度Tbに基づいて、点火時期及び吸入空気量Gaを求める。より詳細には、第2触媒15の活性温度よりも小さい第2触媒15の温度領域において、第2触媒15の温度Tbが小さい場合に比べて大きい場合には、点火時期を遅角させると共に、吸入空気量Gaを多くする。そして、CPUは本ルーチンを一旦終了する。
第2触媒15が暖機中においては、第2触媒15は温度Tbが増加するにつれて、浄化能力が向上する。そのため、吸入空気量Gaを増加させて排気ガスの流量を増加させたとしても、第1触媒13及び第2触媒15で排気ガスに含まれるエミッションを浄化することができるため、機関11の出力を増加させることが可能となる。更に、点火時期を遅角側に設定することにより、機関11から排出される排気ガスの温度を増加させる。そのため、機関11から排出される排気ガスの温度が増加し、第2触媒15の暖機時間を短縮することができる。一般的に、点火時期を遅角側に設定するほど、機関11で発生するトルクは小さくなるが、吸入空気量Gaを増加させているため、その分燃料噴射量を増加させることで、エミッションを悪化させずに、機関11で発生するトルクの低減を抑制することができる。
以上説明したように、第2装置によれば、第1触媒13におけるプレヒート制御を実行し、機関11の始動後の所定期間は、機関11の回転速度を第1触媒13で浄化可能な程度の排気ガスの流量となる所定速度に設定する。そのため、第1触媒13の浄化能力を上回らない程度の排気ガスの流量が第1触媒13に供給されるため、エミッションの悪化を抑制することができる。更に、新気と比較して酸素量の少ない排気ガスを用いることで、第1触媒13の熱劣化を抑制しつつ第1触媒13の熱の一部を第2触媒15に伝達させることにより、第2触媒15の暖機を促進させることができる。
更に、第2装置は、第1触媒13におけるプレヒート制御を実行し、機関11の始動後の所定期間経過後は、第2触媒15の温度が増加するにつれてスロットル弁開度THを大きくすることにより第1触媒13に供給される排気ガスの流量を増加させると共に、第2触媒15の温度が増加するにつれて点火時期を遅角させることにより機関11から排出される排気ガスの温度を増加させることができる。よって、排気ガスの温度増加に伴って第1触媒及び第2触媒の温度が増加し、第1触媒13で浄化し切れなかった排気成分を第2触媒15によって浄化することが可能となるため、エミッションの悪化を抑制しつつ、第2触媒15の暖機時間を短縮することができる。
なお、第1装置及び第2装置は、モータ17で走行可能な車両について説明したが、モータを備えていなくても構わない。その場合には、S113において、機関11を停止させるときに、EV走行モードに設定せず、車両を停止させた状態でプレヒート制御を実行する。
また、第1装置及び第2装置は、機関11の回転速度NEを制御することにより、第2触媒15の暖機中に機関11から排出される排気ガスの流量を制御したが、他の手段を用いて第2触媒15の暖機中に機関11から排出される排気ガスの流量を制御してもよい。例えば、スロットル弁開度TH、又は、吸気弁及び排気弁のバルブリフト量を制御することにより、機関11の始動時に機関11から排出される排気ガスの流量を制御してもよい。
更に、第1装置及び第2装置は、第1触媒温度センサ22によって第1触媒13の温度を取得しているが、第1触媒13の温度の取得方法はこれに限らない。例えば、第1触媒を電気加熱する際の電気抵抗や、電気加熱を開始してからの供給電力量から第1温度を推定してもよい。また、第2触媒温度センサ23によって第2触媒15の温度を取得しているが、第2触媒15の温度の取得方法はこれに限らない。例えば、第1触媒13の温度、及び、内燃機関11が始動してから第2触媒15供給される積算空気量から第2触媒15を推定してもよい。
11…機関、13…第1触媒、14…バッテリ、15…第2触媒、20…ECU、23…第2触媒温度センサ、26…エアフローメータ、28…回転速度センサ

Claims (1)

  1. 排気通路に配置され電気加熱可能な第1触媒と、
    前記第1触媒の下流側の前記排気通路に配置された第2触媒と、
    前記内燃機関の始動前に前記第1触媒を電気加熱するプレヒート制御を実行するプレヒート実行手段と、
    前記第2触媒の温度を取得する第2触媒温度取得手段と、
    前記内燃機関から排出される排気ガスの流量を制御する排気ガス流量制御手段と、を備えた内燃機関の排気浄化装置において、
    プレヒート制御を実行して前記内燃機関の始動直後からの所定期間は、前記排気ガス流量制御手段は、前記内燃機関から排出される排気ガスの流量を前記第1触媒で浄化可能な程度の第1排気ガス流量に設定し、
    前記所定期間は、前記第2触媒が活性温度に達するまでの期間である、内燃機関の排気浄化装置。
JP2016251055A 2016-12-26 2016-12-26 内燃機関の排気浄化装置 Pending JP2018105190A (ja)

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