JP2018105066A - 柱梁接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り返し変形能力が高い柱梁接合構造等を提供する。【解決手段】柱梁接合構造は、鉄骨梁1のフランジ10とウェブ11の長手方向の先端を鋼製の柱2に接合したものである。フランジ10の長手方向の端部には、フランジ10の基準幅部分に対して拡幅した拡幅部100が設けられ、拡幅部100の始端A1と柱2との距離LH’が所定距離LH以上である。所定距離LHは、フランジ10の基準幅部分の側辺の延長線上において柱2から所定距離LHの位置にある点Cと、ウェブ11のフランジ10側の辺の柱2側の端点Eとの距離LB1が、端点Eと、柱2におけるフランジ10の接合箇所31の幅方向の端点Fとの距離LB2以上となる値である。【選択図】図4

Description

本発明は、柱梁接合構造に関する。
柱梁接合構造において、H形鋼等を用いた鉄骨梁の先端を柱に溶接する場合、溶接部の保護を目的として鉄骨梁の端部でフランジに拡幅部を設けることが多い。
しかしながら、このようなディテールでは拡幅部の始端で剛性が急変して応力集中を招き、繰り返し荷重下で早期に亀裂が発生し、破断へと至る可能性がある。特許文献1、2には、このような早期の破断を防ぐことを目的としたディテールの例が開示されている。
特開2005-264583号公報 特開2015-206229号公報
継続時間の長い長周期地震動に対し柱梁接合構造が健全な性能を保持するためには、鉄骨梁の端部の早期破断を防止しなければならない。特に近年の大規模な震災では長周期地震動による構造物の損壊が問題となっており、前記した応力集中の問題だけでなく、新たな観点から拡幅部のディテールを定めて繰り返し変形能力を向上させることが求められている。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、繰り返し変形能力が高い柱梁接合構造等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための本発明は、鉄骨梁のフランジとウェブの長手方向の先端を柱に接合した柱梁接合構造であって、前記フランジの長手方向の端部に、前記端部より中央側の基準幅部分に対して拡幅した拡幅部が設けられ、前記拡幅部の始端と前記柱との距離は所定値以上であり、前記所定値は、前記フランジの基準幅部分の側辺の延長線上において前記柱から所定距離の位置にある点と、前記ウェブの前記フランジ側の辺の前記柱側の端点との距離が、前記端点と、前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点との距離以上となるような所定距離のうち最小の値であることを特徴とする柱梁接合構造である。
本発明では、フランジの拡幅部の始端を、少なくとも柱から上記した所定値以上となる位置に定めることで、フランジの拡幅部の始端付近に早期に破断が発生するのを防ぎつつ、拡幅部が後述する斜線をカバーすることが可能になって早期の降伏を防ぐことができ、繰り返し変形能力を向上させることができる。
前記拡幅部の平面は、前記フランジの基準幅部分の側辺の延長線上において前記柱から前記所定距離の位置にある点と、前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点より内側にある点とを結び、前記柱側に行くにつれ外側に傾斜する斜線の全長を含むことが望ましい。ここで、前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点と、前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点より内側にある点との距離は、前記鉄骨梁のうち前記フランジが負担する曲げモーメントの負担分に応じて定められる。
拡幅部は平面において上記の斜線の全長を含むように定められる。この斜線は、鉄骨梁が負担する曲げモーメントからウェブが負担可能な曲げモーメントを差し引いた値をフランジの負担分として考慮し、この負担分の曲げモーメントに対し拡幅部が弾性状態を維持するように定めることができる。従って、拡幅部の平面を少なくとも斜線の全長を含むものとしておけば拡幅部は危険断面とはならず、早期に降伏して塑性ヒンジが発生するのを防ぐことができる。
前記拡幅部の側辺が、前記斜線と接することが望ましい。
これにより、小面積の拡幅部によって早期の降伏を効率良く防ぐことができ、鋼材量の低減を図ることができる。
前記拡幅部は、始端において前記フランジの基準幅部分の側辺と円弧によって滑らかに連続することが望ましい。また、前記拡幅部は、前記拡幅部の始端から段状に拡幅する定幅部を有し、前記定幅部の幅は、前記拡幅部の終端の幅より小さいことも望ましい。
これらの方法によって、拡幅部の始端付近での剛性の急変を緩和することができ、応力集中を防ぐことができる。そのため、多数回の繰り返し荷重下において鉄骨梁の変形性能の向上を図ることができる。
また、前記拡幅部は、前記フランジに溶接した鋼板によって形成され、前記鋼板を前記フランジに溶接した接合箇所において、前記柱から前記所定距離以上の範囲では、前記柱から前記所定距離未満の範囲と比べて溶接パス数が少ないことが望ましい。
このように鋼板を溶接して拡幅部とする場合、応力集中を避けるために拡幅部の始端付近で溶接緩和を行うことが可能である。
本発明により、繰り返し変形能力が高い柱梁接合構造等を提供することができる。
柱梁接合構造3を示す図。 鉄骨梁1の断面を示す図。 拡幅部100の形状について説明する図。 拡幅部100の形状について説明する図。 拡幅部100の形状について説明する図。 定幅部120の延長部分120aを示す図。 柱梁接合構造3aを示す図。 柱梁接合構造3bを示す図。 柱梁接合構造3cを示す図。 柱梁接合構造3dを示す図。 柱梁接合構造3eを示す図。 柱梁接合構造3fを示す図。 柱梁接合構造3gを示す図。 柱梁接合構造3hを示す図。 柱梁接合構造および実施例と参考例の鉄骨梁について示す図。 加力実験の結果を示す図。 実施例と参考例の鉄骨梁について示す図。 加力実験の結果を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.柱梁接合構造3)
図1は本発明の第1の実施形態に係る柱梁接合構造3を示す図である。柱梁接合構造3は鉄骨梁1と柱2を接合したト字状架構であり、図1(a)は鉄骨梁1を側方から見た図、図1(b)は鉄骨梁1を上から見た図である。また図2は鉄骨梁1の長手方向の中央における断面の例である。
鉄骨梁1にはフランジ10とウェブ11を有するH形鋼が用いられる。フランジ10はウェブ11の上下に設けられる。本実施形態では鋼板をH形に組み合わせたビルトH形鋼を用いるものとする。
柱2は鋼製の柱であり、本実施形態ではCFT(Concrete Filled Steel
Tube)柱が用いられる。CFT柱は、鋼管21の内部にコンクリート22を充填して形成される。鋼管21は例えば角形鋼管であるが、これに限ることはない。また、鋼管21の内部において、鉄骨梁1のフランジ10に対応する位置には内ダイアフラム(不図示)が設けられるものとする。
鉄骨梁1の長手方向の先端は柱2に接合される。この際、フランジ10の長手方向の先端が接合箇所30で鋼管21に溶接して接合される。ウェブ11の長手方向の先端は、鋼管21の側面に設けた添接板24にボルト25等で締結して接合される。この先端には、溶接作業用のスカラップ(切欠き)12が上下に設けられる。
本実施形態では、フランジ10の長手方向の端部に拡幅部100が設けられる。当該端部より中央側の部分では、フランジ10が一定の基準幅Bを有する。以下、この部分を基準幅部分という。拡幅部100は、フランジ10の基準幅部分に対してハンチ状に拡幅する。
拡幅部100は、柱2へと向かって順に円弧部110と定幅部120を有する。円弧部110は、フランジ10の基準幅部分から円弧状に拡幅する部分である。定幅部120は、上記の基準幅Bより大きい一定の幅を有する部分である。
(2.拡幅部100の形状)
次に、拡幅部100の形状の詳細について説明する。拡幅部100の形状は、図2に例示する所定の断面形状を有する鉄骨梁1に対し、以下のように決定される。
(2−1.拡幅部100の始端と柱2との距離LH’)
図3に示すように、拡幅部100の始端と柱2との距離LH’は、所定距離LH以上となるように定められる。ここで、始端とは鉄骨梁1の長手方向の中央側の端をいい、これに対し柱2側の端は終端というものとする。また、距離とは平面における最短距離をいうものとする。
上記の所定距離LHは、図4(a)に示すようにフランジ10の基準幅部分の側辺の延長線上において柱2から所定距離LHの位置にある点をCとした時に、図4(b)に示すように、ウェブ11のフランジ10側の辺(点線で示す)の柱2側の端点Eと点Cとの距離LB1が、柱2におけるフランジ10の接合箇所30の幅方向(図4(b)の上下方向に対応する)の端点Fと端点Eとの距離LB2以上となる値である。
これにより、拡幅部100の始端付近で早期に破断が発生するのを防ぎつつ、拡幅部100を後述する最小耐力線の全長を含むものとすることができる。なお、本実施形態では前記したようにウェブ11がスカラップ12を有しており(図1(a)参照)、上記の端点Eはスカラップ縁となる。
また、上記した距離の関係は、「拡幅部100の始端と柱2との距離LH’は、少なくとも、所定距離LHが取り得る最小の値(所定値)以上である」と言い換えることができる。所定距離LHの値は前記の距離LB1、LB2が等しい時に最小となり、この時の所定距離LHの値および点Cの位置を、図4(a)にLH”、C’として例示する。
(2−2.定幅部120の幅B1
図3に示す定幅部120の幅B1は、鉄骨梁1の長手方向の先端の設計用曲げモーメントをフランジ10の応力のみで負担できるように定めることができる。
すなわち、定幅部120の幅B1は、上記の設計用曲げモーメントMD、フランジ10の降伏応力度σyf、フランジ厚tf、上下のフランジ10の中心間距離(梁せいHからフランジ厚tfを引いた値。図2参照)H-tfを用い、モーメントの釣り合いから下式(1)によって定めることができる。
B1=MD/{σyf・(H-tf)・tf}…(1)
降伏応力度σyfは、例えば鋼材の種類に応じた設計基準強度Fに所定の係数(例えば1.1)を掛けた値とする。
設計用曲げモーメントMDは、図4(c)に示すように、柱2から所定距離LHの位置での曲げ耐力Mpに、せん断力による距離LH分の曲げモーメントの上昇率1/(1-λ)と、1を超える所定の係数(最大局部座屈強度係数)sを掛けて下式(2)で表すことができる。図4(c)は鉄骨梁1の曲げモーメント図であり、横軸を柱2からの距離、縦軸を曲げモーメントとしたものである。
MD=(s・MP)/(1-λ)…(2)
ここで、λは柱2から鉄骨梁1の長手方向の中央までの距離L0(鉄骨梁1の全長の約1/2)と上記の所定距離LHを用いてLH/L0で表すことができる。
最大局部座屈強度係数sは、フランジ10およびウェブ11が相互に拘束し合う場合のフランジ10の局部座屈発生応力度と鋼材の設計基準強度の比であり、所定距離LHの位置でのフランジ10の鋼材の降伏後、塑性化に伴いF値の1.1倍まで耐力が上昇した状況までフランジ10の局部座屈を先行させないために設定される。
最大局部座屈強度係数sの算出方法は、加藤勉、中尾雅躬「局部座屈に支配されるH形断面鋼部材の耐力と変形性能」、日本建築学会構造系論文集、第458号、pp.127〜136に記載されており、鉄骨梁1のフランジ10やウェブ11の形状、フランジ10やウェブ11の降伏応力度、鋼材のヤング係数等を用いて算出することができる。
具体的には、例えば400級の鋼材を用いる場合、係数sは下式(3−1)を用いて算出され、490級の鋼材を用いる場合、係数sは下式(3−2)を用いて算出される。
1/s=0.4896/αf+0.046/αw+0.7606…(3−1)
1/s=0.2868/αf+0.059/αw+0.7730…(3−2)
式(3−1)、(3−2)のαfとαwは、それぞれ下式(4−1)、(4−2)で表される。
αf=(E/αyf)×(tf/b)2…(4−1)
αw=(E/αyw)×(2tw/d)2…(4−2)
ここで、Eは鋼材のヤング係数、αywはウェブ11の降伏応力度、twはウェブ厚(図2参照)、bはフランジの基準幅Bの半分(=B/2)、dはウェブ高さである。
なお、定幅部120の幅B1については、拡幅部100の局部座屈防止のため、幅厚比B1/(2tf)が基準値以下となるように下式(5)のような条件を定めてもよい。
240(σyf)1/2≧B1/(2tf)…(5)
式(5)では、拡幅部100を弾性範囲内に留めるため、日本建築学会の鋼構造設計基準に示される梁フランジ幅厚比制限値を参照し、降伏応力度σyfの1/2乗値に240を掛けたものを基準値として用いている。ただし、基準値はこれに限らない。
(2−3.最小耐力線201)
拡幅部100の平面は、図4(a)に示す斜線201の全長を含むように定められる。この斜線201は、柱2において前記の端点Fより距離bhだけ内側にある点Dと前記の点Cとを結び、柱2側に行くにつれ外側へと傾斜する。ここで、内側とはフランジ10の幅方向(図4(a)の上下方向に対応する。以下フランジ幅方向という)の中心に近い方をいい、外側とはその反対方向をいうものとする。
斜線201は、拡幅部100の平面が最低限カバーすべき範囲を示すものである。すなわち、前記した曲げモーメントMDはフランジ10だけでなくウェブ11でも負担できるので、ウェブ11での負担割合に応じてフランジ10が負担する曲げモーメントは軽減される。その分定幅部120の幅B1は低減可能であり、この低減幅の1/2が上記の距離bhである。
ここで、フランジ10が最低限負担する曲げモーメントをMD’とすると、前記の式(1)と同様、モーメントの釣り合いから以下の式(6)が成り立ち、式(6’)のようにbhの値を定めることができる。
B1-2bh=MD’/{σyf・(H-tf)・tf}…(6)
bh=[B1-MD’/{σyf・(H-tf)・tf}]/2…(6’)
曲げモーメントMD’は前記の曲げモーメントMDからウェブ11で負担可能な曲げモーメントm・Mpwを差し引いて下式(7)により算出できる。
MD’=MD-m・Mpw…(7)
ここで、mはウェブ11の曲げ耐力寄与率であり、無次元化曲げ耐力とも呼ばれる。mの値は、日本建築学会の鋼構造接合部設計指針に準拠し、柱2の水平方向の断面形状(H形、角形、円形など)等に応じて定めることができる。Mpwはウェブ11の全塑性モーメントであり、本実施形態ではスカラップ12による欠損を考慮した値である。
拡幅部100を平面において上記の斜線201の全長を含むように定めることで、設計上、フランジ10が負担する曲げモーメントに対し拡幅部100が弾性状態を維持することが可能になり、鋼材の耐力が拡幅部100に生じる応力を上回る。一方、拡幅部100が斜線201の一部を含んでいないと、その部分でフランジ10が早期に降伏し塑性ヒンジが発生することとなる。以下、この斜線201を最小耐力線というものとする。
(2−4.円弧部110の形状)
円弧部110の側辺は、図4(a)に示すように始端A1においてフランジ10の基準幅部分の側辺と滑らかに連続する。
ここで、「滑らかに連続する」とは、円弧と直線が連続する場合には、これらの境界において円弧の接線が上記の直線と略一致することをいい、円弧同士が連続する場合には、これらの境界において両円弧の接線同士が略一致することをいうものとする。ここでは、始端A1において円弧部110の側辺の接線がフランジ10の基準幅部分の側辺に略一致する。
始端A1から延びる円弧部110の側辺は、点Bにおいて最小耐力線201に接し、終端A2で定幅部120の側辺と接続する。
なお、円弧部110の側辺の曲率半径Rは、応力集中を防ぐべく、下式(8)で算出される応力集中係数Kが所定値、例えば1.5以下となるように定めることが可能である。下式(8)において、Bh’=B1-2bhであり、Br=(Bh’-B)/2である。またθ=tan-1(Br/LH’)である。
(2−5.定幅部120の長さ)
図4(a)に示すように、定幅部120の側辺は、始端A2からフランジ10の長手方向(図4(a)の左右方向に対応する。以下フランジ長手方向という)に沿って柱2まで直線状に延びる。
図4(a)に示す定幅部120の長さLUは、接合箇所30における溶接の超音波探傷検査が可能になることを条件として定めることできる。
すなわち、図5に示すように超音波探傷検査に用いる探触子40を定幅部120の上面に載せて検査ができるように、定幅部120の長さLUを、定幅部120の先端の開先と柱2との距離(ルート)L1、フランジ厚tf、開先角度α、探触子40の超音波の出射角β、および、探触子40の超音波の出射部から鉄骨梁1の長手方向の中央側の端までの距離L2を用いて、下式(9)の条件を満たすように定めることができる。
LU≧L1+L2+tf(tanα+tanβ)…(9)
例えば図4(a)の例で定幅部120の長さLUが上式(9)を満たさない場合、図6に示すように定幅部120に延長部分120aを設けてもよい。
また図6の例では、円弧部110’の側辺が円弧111、112および直線113によって構成される。円弧111は始端A1においてフランジ10の基準幅部分の側辺と滑らかに連続し、終端A2において円弧112と滑らかに連続する。円弧112は始端A2から延び終端A3において直線113と滑らかに連続する。円弧112の曲率半径は円弧111よりも小さい。直線113は始端A3からフランジ幅方向に沿って直線状に延び、終端A4において延長部分120aの側辺と接続する。
以上説明したように、本実施形態では、柱2からフランジ10の拡幅部100の始端A1までの距離LH’を、少なくとも前記した所定値LH”以上とすることで、フランジ10の拡幅部100の始端付近に早期に破断が発生するのを防ぎつつ、拡幅部100が最小耐力線201をカバーすることが可能になって早期の降伏を防ぐことができ、繰り返し変形能力を向上させることができる。
このように、拡幅部100は平面において最小耐力線201の全長を含むように定められる。最小耐力線201は、前記のように鉄骨梁1が負担する曲げモーメントからウェブ11が負担可能な曲げモーメントを差し引いた値をフランジ10の負担分として考慮し、この負担分の曲げモーメントに対し拡幅部100が弾性状態を維持するように定めることができる。従って、拡幅部100の平面を少なくとも最小耐力線201の全長を含むものとしておけば拡幅部100は危険断面とはならず、早期に降伏して塑性ヒンジが発生するのを防ぐことができる。
また本実施形態では拡幅部100の側辺が最小耐力線201と接していることから、小面積の拡幅部100によって早期の降伏を効率良く防ぐことができ、鋼材量の低減を図ることができる。
また拡幅部100では、円弧部110の側辺が始端A1においてフランジ10の基準幅部分の側辺と滑らかに連続しており、これにより拡幅部100の始端付近での剛性の急変を緩和することができ、応力集中を防ぐことができる。そのため、多数回の繰り返し荷重下において鉄骨梁1の変形性能の向上を図ることができる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば柱2はCFT柱に限らず、H形鋼を用いた鉄骨柱などであってもよい。また鉄骨梁1も上記に限らず、例えばウェブ11においてスカラップ12が省略されることもある。
以下、本発明の別の例を第2〜第9の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる構成について説明し、略同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
まず、拡幅部の形状が第1の実施形態と異なる例について、第2、第3の実施形態として説明する。
[第2の実施形態]
図7(a)の柱梁接合構造3aでは、鉄骨梁1aのフランジ10aの拡幅部100aが、柱2へと向かって順に斜線部130と定幅部120を有する。
斜線部130はフランジ10aの基準幅部分から斜線状に拡幅する部分であり、その側辺は、図7(b)に示すように傾斜角の異なる2つの斜線131、132から構成される。
斜線131はフランジ10aの基準幅部分を始端A1として最小耐力線201上を終端A2まで延びる。本実施形態において、始端A1は前記の点Cと略一致している。
斜線132は始端A2から延び終端A3において定幅部120の側辺と接続する。斜線132のフランジ長手方向に対する傾斜角γは、斜線131(最小耐力線201)よりも大きい。
[第3の実施形態]
図8(a)の柱梁接合構造3bでは、鉄骨梁1bのフランジ10bの拡幅部100bが、柱2へと向かって順に斜線部130aと定幅部120を有する。
斜線部130aはフランジ10bの基準幅部分から主として斜線状に拡幅するが、フランジ10bの基準幅部分とは円弧によって滑らかに接続される。すなわち、斜線部130aの側辺は、図8(b)に示すように円弧133と斜線134から構成される。
円弧133は始端A1においてフランジ10aの基準幅部分の側辺と滑らかに連続し、終端A2において斜線134と滑らかに連続する。円弧133の曲率半径は例えば10〜50mm程度と小さいものであるが、これに限ることはない。
斜線134は始端A2から延び終端A3において定幅部120の側辺と接続する。なお、本実施形態において前記の点Cは斜線134の延長線上にある。
これら第2、第3の実施形態においても、拡幅部100a、100bの平面が最小耐力線201の全長を含む構成となっており、第1の実施形態と同様の効果が得られる。このように、フランジの拡幅部の形状は、最小耐力線201の全長を含むものであれば特に限定されず、繰り返し変形能力や加工性等の観点から適宜選択することが可能である。
次に、鉄骨梁としてロールH形鋼を用いる例について、第4の実施形態として説明する。
[第4の実施形態]
図9(a)の柱梁接合構造3cは、鉄骨梁1cとして圧延によりフランジ10’とウェブ11を一体に成形したロールH形鋼を用い、長尺矩形状のフランジ10’の両側部に鋼板を接合して拡幅部100cとしたものである。鋼板は接合箇所31でフランジ10’に溶接して接合される。
拡幅部100cは、柱2へと向かって順に定幅部140、斜線部130b、定幅部120を有する。
図9(b)に示すように、定幅部140は、柱2から所定距離LH以上の位置にある始端A1からフランジ10’に対し段状に拡幅し、その側辺がフランジ長手方向に沿って直線状に終端A2まで延びる部分である。本実施形態では定幅部140の終端A2が最小耐力線201上にある。
定幅部140の鋼板幅W1は定幅部120の鋼板幅W2よりも小さく、例えばフランジ厚tfの0.5倍から2倍程度とする。また始端A1から点Cまでの距離はフランジ厚tf以上とし、例えばフランジ厚tfの1倍から4倍程度とする。しかしながら、定幅部140の形状がこれに限ることはない。
斜線部130bの側辺は、傾斜角の異なる2つの斜線135、136から構成される。
斜線135は、始端A2から最小耐力線201上を終端A3まで延びる。当該終端A3は、柱2と点Cの間の中点よりも柱2側にあるが、これに限ることはない。
斜線136は、始端A3から延びて終端A4において定幅部120の側辺と接続する。斜線136のフランジ長手方向に対する傾斜角γは斜線135(最小耐力線201)よりも大きく、例えば60度程度とするが、これに限ることはない。
また本実施形態では、接合箇所31において、柱2から所定距離LH以上の範囲(始端A1から点Cまでの範囲)での溶接を、所定距離LH未満の範囲よりも溶接パス数を減らすことで軽減している。
この第4の実施形態でも、前記と同様、拡幅部100cの平面が最小耐力線201の全長を含む構成となっており、ロールH形鋼を用いる場合でも第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また本実施形態では、フランジ長手方向に2つの定幅部120、140を設け、拡幅部100cの始端付近の定幅部140の幅を細幅とし、定幅部120の幅(拡幅部100cの終端の幅)より小さくすることで、拡幅部100cの始端付近での剛性の急変を緩和し、応力集中を防ぐことができる。また柱2から所定距離LH以上の範囲で溶接を軽減することで当該範囲での亀裂の進展をあえて誘導し、同じく拡幅部100cの始端付近での剛性の急変を緩和することができる。
次に、拡幅部の形状が第4の実施形態と異なる例について、第5〜第9の実施形態として説明する。
[第5の実施形態]
図10(a)の柱梁接合構造3dでは、鉄骨梁1dの拡幅部100dが、柱2へと向かって順に定幅部140a、円弧部110a、定幅部120を有する。
図10(b)に示すように、定幅部140aは始端A1でフランジ10’に対して段状に拡幅し、その側辺がフランジ長手方向に沿って直線状に終端A2まで延びる。
円弧部110aの側辺は始端A2から延び、途中の点Bで最小耐力線201に接し、終端A3において定幅部120の側辺と接続する。円弧部110aの側辺は、始端A2において定幅部140aの側辺と滑らかに連続する。
[第6の実施形態]
図11(a)の柱梁接合構造3eでは、鉄骨梁1eの拡幅部100eが矩形状の鋼板によって形成され、定幅部140bのみによって構成された簡易な形状となっている。図11(b)に示すように、定幅部140bは始端A1においてフランジ10’に対し段状に拡幅し、その側辺がフランジ長手方向に沿って直線状に柱2まで延びる。
[第7の実施形態]
図12(a)の柱梁接合構造3fでは、鉄骨梁1fの拡幅部100fが、柱2へと向かって順に斜線部130cと定幅部120を有する。
図12(b)に示すように、斜線部130cは、始端A1においてフランジ10’に対し段状に拡幅し、その側辺がフランジ長手方向に対して斜めに延び、終端A2において定幅部120の側辺と接続する。
[第8の実施形態]
図13(a)の柱梁接合構造3gでは、鉄骨梁1gの拡幅部100gが、柱2へと向かって順に定幅部140c、斜線部130d、定幅部120を有する。
図13(b)に示すように、定幅部140cは始端A1でフランジ10’に対し段状に拡幅し、その側辺がフランジ長手方向に沿って直線状に終端A2まで延びる。終端A2は、柱2から所定距離LHの位置にある。
斜線部130dの側辺は、始端A2からフランジ長手方向に対して斜めに延び、終端A3で定幅部120の側辺と接続する。
[第9の実施形態]
図14(a)の柱梁接合構造3hでは、鉄骨梁1hの拡幅部100hが、柱2へと向かって順に定幅部140d、円弧部110b、定幅部120を有する。
図14(b)に示すように、定幅部140dは始端A1でフランジ10’に対して段状に拡幅し、その側辺がフランジ長手方向に沿って直線状に終端A2まで延びる。
円弧部110bの側辺は始端A2から延び、途中の点B’で前記の端点Fと点Cを結ぶ斜線202に接し、終端A3において定幅部120の側辺と接続する。円弧部110bの側辺は、始端A2において定幅部140dの側辺と滑らかに連続する。
これら第5〜第9の実施形態でも、拡幅部100d〜100hの平面が最小耐力線201の全長を含む構成となっており、第1の実施形態と同様の効果が得られる。このように、ロールH形鋼を用いる場合でも、フランジの拡幅部の形状は最小耐力線201の全長を含むものであれば特に限定されず、繰り返し変形能力や加工性等の観点から適宜選択することが可能である。
次に、本発明の柱梁接合構造の実施例について加力実験を行い、その効果について検証を行った結果を説明する。しかしながら、本発明が実施例に限られることはない。
(実施例1)
図15(a)に実験対象の柱梁接合構造を、図15(b)に柱と梁の接合箇所の詳細を示す。鉄骨梁としては、長手方向の中央における断面のサイズが梁せい600mm、フランジ幅225mm、フランジ厚19mm、ウェブ厚12mmとなるビルトH形鋼を用いた。鉄骨梁の長手方向の先端は片持梁状に柱に接合し、ト字状の柱梁接合構造を形成した。
柱は、設計基準強度Fc=60(N/mm2)のコンクリートを角形鋼管に充填したCFT柱とした。鋼管の断面のサイズは縦450mm、横450mm、厚さ16mmとなっており、径厚比は約28である。また柱の上下端はピンローラーによって支持した。
鉄骨梁や柱の鋼材としてはSN490Bを用いた。また、鉄骨梁の長手方向の中央付近、および柱と反対側の端部には面外変形を防ぐための面外拘束部材を設けた。
鉄骨梁には、第1の実施形態で説明した拡幅部100と同様、図15(c)に示すように柱へと向かって順に円弧部と定幅部を有する拡幅部を形成した。円弧部の側辺の曲率半径の大きさは150mmであり、この拡幅部は所定の最小耐力線の全長を含み、応力集中係数Kも1.5以下となっている。
柱梁接合構造におけるその他の形状あるいは位置関係、載荷位置等については図15(a)〜(c)に数値(単位mm)で示した通りである。
(参考例1)
一方、実施例1と比較する参考例1は、鉄骨梁の拡幅部の形状のみが異なっている。
参考例1において、鉄骨梁の拡幅部は図15(d)に示すように柱へと向かって順に斜線部と定幅部を有し、斜線部の始端を曲率半径5mmの円弧としてフランジの基準幅部分の側辺と滑らかに連続させたものである。拡幅部のその他の形状については図15(d)に数値(単位mm)で示した通りであるが、上記した所定の最小耐力線を一部含まないものとなっており、更に、応力集中係数Kも1.5より大きくなっている。
(加力実験とその結果)
実施例1と参考例1の柱梁接合構造について、梁塑性率2.0 と一定で、フランジが全幅破断するまで正負の繰り返し加力を行った。この際の荷重・変形関係を図16(a)に示す。図16(b)は繰り返し加力時の荷重低下率の変化を示す。
図16に示すように、鉄骨梁のフランジが破断するまでの繰り返し数は、参考例1では34回であるが、実施例1では117回と参考例1の約3.4倍となっており、繰り返し変形能力の向上効果が見られた。
次に、鉄骨梁をロールH形鋼により製作し、上記と同様の実験を行って溶接を軽減する効果について検討した。
(実施例2)
実施例2として、第4の実施形態で説明した拡幅部100cと同様、図17(a)に示すように柱へと向かって順に定幅部、斜線部、定幅部を有する拡幅部を形成した鉄骨梁を用いた。拡幅部のその他の形状については図17(a)に数値(単位mm)で示した通りであり、所定の最小耐力線の全長を含むものとなっている。
また、拡幅部は鋼板をフランジに溶接することで形成し、柱2から所定距離LH以上の範囲では鋼板とフランジの溶接パス数を1層のみとし、所定距離LH未満の範囲よりも少なくして溶接の軽減を行った。その他の点については実施例1で説明したものと同様である。
(参考例2)
一方、実施例2と比較する参考例2は、鉄骨梁の拡幅部の形状と溶接方法のみが異なっている。
参考例2において、鉄骨梁の拡幅部は図17(b)に示すように柱へと向かって順に斜線部と定幅部を有するものとなっており、拡幅部に用いる鋼板は、実施例2のような溶接の軽減を行わず、全長に亘って同じ溶接パス数(2層以上)でフランジに溶接した。拡幅部のその他の形状については図17(b)に数値(単位mm)で示した通りであり、上記した所定の最小耐力線の全長を含むものとなっている。
(加力実験とその結果)
実施例2と参考例2の柱梁接合構造について、前記と同じく、梁塑性率2.0 と一定で、フランジが全幅破断するまで正負の繰り返し加力を行った。この際の荷重・変形関係を図18(a)に示す。図18(b)は繰り返し加力時の荷重低下率の変化を示す。
図18に示すように、鉄骨梁のフランジが破断するまでの繰り返し数は、参考例2では31回であるが、実施例2では58回と参考例2の約1.9倍となっており、溶接を軽減することによる繰り返し変形能力の向上効果が見られた。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h:鉄骨梁
2:柱
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h:柱梁接合構造
10、10’、10a、10b:フランジ
11:ウェブ
12:スカラップ
21:鋼管
22:コンクリート
24:添接板
25:ボルト
30、31:接合箇所
40:探触子
100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h:拡幅部
110、110’、110a、110b:円弧部
120、140、140a、140b、140c、140d:定幅部
130、130a、130b、130c、130d:斜線部
201:最小耐力線(斜線)

Claims (7)

  1. 鉄骨梁のフランジとウェブの長手方向の先端を柱に接合した柱梁接合構造であって、
    前記フランジの長手方向の端部に、前記端部より中央側の基準幅部分に対して拡幅した拡幅部が設けられ、
    前記拡幅部の始端と前記柱との距離は所定値以上であり、
    前記所定値は、
    前記フランジの基準幅部分の側辺の延長線上において前記柱から所定距離の位置にある点と、前記ウェブの前記フランジ側の辺の前記柱側の端点との距離が、
    前記端点と、前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点との距離以上となるような所定距離のうち最小の値であることを特徴とする柱梁接合構造。
  2. 前記拡幅部の平面は、
    前記フランジの基準幅部分の側辺の延長線上において前記柱から前記所定距離の位置にある点と、前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点より内側にある点とを結び、前記柱側に行くにつれ外側に傾斜する斜線の全長を含むものであることを特徴とする請求項1記載の柱梁接合構造。
  3. 前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点と、
    前記柱における前記フランジの接合箇所の幅方向の端点より内側にある点との距離は、
    前記鉄骨梁のうち前記フランジが負担する曲げモーメントの負担分に応じて定められることを特徴とする請求項2記載の柱梁接合構造。
  4. 前記拡幅部の側辺が、前記斜線と接することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の柱梁接合構造。
  5. 前記拡幅部は、始端において前記フランジの基準幅部分の側辺と円弧によって滑らかに連続することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の柱梁接合構造。
  6. 前記拡幅部は、前記拡幅部の始端から段状に拡幅する定幅部を有し、
    前記定幅部の幅は、前記拡幅部の終端の幅より小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の柱梁接合構造。
  7. 前記拡幅部は、前記フランジに溶接した鋼板によって形成され、
    前記鋼板を前記フランジに溶接した接合箇所において、前記柱から前記所定距離以上の範囲では、前記柱から前記所定距離未満の範囲と比べて溶接パス数が少ないことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の柱梁接合構造。
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