JP2018104163A - 媒体搬送装置、及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光センサーの検出部をカバーする光透過部材の清掃を容易に行い、光センサーによる用紙検知を確実に行う。【解決手段】用紙Pを搬送する媒体搬送装置9において、用紙Pが搬送される搬送経路11と、搬送経路11を搬送される用紙Pを検出する光学式の第2用紙検出センサー26と、搬送経路11と第2用紙検出センサー26との間に設けられ、第2用紙検出センサー26の検出光Lが透過可能なガラス板41と、を備え、ガラス板41は、検出光Lの光軸と交差する方向に移動可能に設けられ、移動によって第2用紙検出センサー26に対向する部位が別の部位と入れ替わることを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は、媒体を搬送する媒体搬送装置、及びこれを備える記録装置に関するものである。
インクジェットプリンターに代表される記録装置においては、媒体としての用紙を搬送する搬送経路において、搬送される用紙の位置を検知する用紙検出センサーが設けられている場合がある。
用紙検出センサーとして光センサーが用いられている場合、搬送経路において、紙粉やインク等で汚れやすい箇所では、光センサーの検出部が直接汚れないようにガラス等の光透過部材でカバーされているが、前記紙粉やインク等により前記光透過部材に汚れが溜まっていくと光センサーの検出部に入る光量が減少し、検出不良となる場合がある。
前記光透過部材の汚れによる光センサーの検出不良を回避するため、例えば特許文献1には、スポンジ等の清掃部材43bを前記光透過部材としてのコンタクトガラス28に接触させつつ移動させることにより、コンタクトガラス28の汚れを拭き取る構成が開示されている。
特開平10−164297号公報
ここで、特許文献1のように清掃部材43bを移動させる構成では、コンタクトガラス28のガラス面の清掃後に、清掃部材43bを、前記光センサーの検出部の検出に影響が出ない位置まで確実に移動させなければならない。清掃部材43bが前記光センサーの検出部に被さった位置で止まってしまうと、前記光センサーによる用紙の検出が妨げられる虞がある。
上記問題に鑑み本発明の目的は、光センサーの検出部をカバーする光透過部材の清掃を容易に行い、光センサーによる用紙検知を確実に行うことにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る媒体搬送装置は、媒体が搬送される搬送経路と、前記搬送経路を搬送される前記媒体を検出する光学式の媒体検出手段と、前記搬送経路と前記媒体検出手段との間に設けられ、前記媒体検出手段の検出光が透過可能な透過部と、を備え、前記透過部は、前記検出光の光軸と交差する方向に移動可能に設けられ、移動によって前記媒体検出手段に対向する部位が別の部位と入れ替わる、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記透過部における前記媒体検出手段に対向する部位に、紙粉やインクミスト等が付着して光が透過し難くなった場合に、前記透過部を移動させることにより、前記媒体検出手段に対向する部位に、前記紙粉やインクミスト等の付着が無い状態、或いは付着が少ない状態にすることができる。
本発明の第2の態様に係る媒体搬送装置は、第1の態様において、前記透過部は、移動後に元の位置に復帰可能に構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、例えば、前記透過部を移動させるとともに、その移動先で移動前に前記媒体検出手段と対向していた部位(以下「移動前対向部位」と称する)のクリーニングを行い、清掃された前記移動前対向部位を元の位置に戻すことができる。以って、前記透過部を小サイズに構成できる。
本発明の第3の態様に係る媒体搬送装置は、第2の態様において、前記透過部を保持するとともに、前記媒体検出手段に対して相対的に往復移動する移動体と、前記媒体検出手段の位置に対し、前記移動体の移動方向の少なくとも一方側に設けられ、前記透過部を拭き取る拭取部と、を備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記拭取部により前記透過部を拭き取ることができる。そして、前記拭取部により拭取られてクリーニングされた前記移動前対向部位を、前記媒体検出手段に対向する位置に戻すことができる。
本発明の第4の態様に係る媒体搬送装置は、第3の態様において、前記拭取部は、前記媒体検出手段の位置に対し、前記移動体の移動方向の両側に設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、往復移動する前記移動体がいずれの方向に移動する場合でも、前記拭取部により前記透過部(移動前対向部位)を拭き取ることができる。
本発明の第5の態様に係る媒体搬送装置は、第3の態様または第4の態様において、前記移動体は、前記移動体を移動させるために用いる取手部を備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、サービスマン等の作業者が前記取手部を手で持って容易に前記移動体を移動させることができる。
本発明の第6の態様に係る媒体搬送装置は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つにおいて、前記媒体検出手段は、前記検出光を発する発光部および前記発光部から発せられた前記検出光のうち反射して戻る反射光を受光する受光部を備え、前記搬送経路を形成する一対の経路形成部材のうち、一方側経路形成部材に前記検出光及び前記反射光が通る開口部が形成され、前記開口部を介して前記透過部が前記搬送経路に露呈することを特徴とする。
本態様によれば、前記透過部が前記開口部を介して前記搬送経路に露呈するので、不要な反射光の前記受光部への入り込みを抑制してより適切な検出が行えるとともに、前記透過部において前記搬送経路に露呈する面積を少なくすることができ、紙粉やインクミスト等による前記透過部の汚損を抑制できる。
本発明の第7の態様に係る媒体搬送装置は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つにおいて、前記媒体検出手段は、前記検出光を発する発光部および前記発光部から発せられた前記検出光のうち反射して戻る反射光を受光する受光部を備え、前記搬送経路を形成する一対の経路形成部材のうち、一方側経路形成部材側に前記透過部が設けられ、前記一方側経路形成部材と対向する他方側経路形成部材において、前記透過部と対向する位置に、孔部が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記一方側経路形成部材と対向する他方側経路形成部材において、前記透過部と対向する位置に、孔部が形成されているので、例えば、前記搬送経路に媒体が搬送されていない場合に、前記発光部からの前記検出光が前記搬送経路に反射して戻る反射光を抑制することができる。以って、前記搬送経路に媒体が無い場合に前記媒体があると判断される誤検知の虞を低減できる。
本発明の第8の態様に係る媒体搬送装置は、第7の態様において、前記孔部は、前記孔部への入射光を、入射方向とは異なる方向に反射させる形状に形成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記孔部は、前記孔部への入射光を、入射方向とは異なる方向に反射させる形状に形成されているので、前記発光部から発せられた検出光のうち媒体の検出に寄与しない不要な反射光が前記受光部に戻ることを抑制でき、より良好な検出が行える。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、前記媒体に記録を行う記録手段と、前記媒体を搬送する第1の態様から第8の態様のいずれか一つの前記媒体搬送装置とを備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、記録装置に設けられる前記媒体搬送装置において、第1の態様から第8の態様のいずれか一つと同様の作用効果が得られる。
本発明の第10の態様に係る記録装置は、第9の態様において、前記媒体搬送装置における前記媒体検出手段は、前記記録手段に対して搬送方向下流側に設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、インクミスト等により前記透過部の汚れが発生し易い位置に設けられる前記媒体検出手段のクリーニングを容易に行うことができる。
本発明の一実施例に係るプリンターの外観斜視図。 本発明の一実施例に係るプリンターにおける用紙の搬送経路を示す概略図。 本発明の一実施例に係るプリンターにおいてユニット体を引き出した状態を示す図。 ユニット体の斜視図。 センサーユニットの斜視図。 センサーユニットの斜視図であり、ガラスホルダーが図6の位置から−X軸方向に移動した状態を示す図。 センサーユニットの分解斜視図。 図5におけるA−A矢視断面の要部を示す図。 図5におけるB−B矢視断面図。 ガラス板のクリーニング動作について説明する図。 図4におけるC−C矢視断面の要部概略図。 ユニット体においてカバー部材を取り外した状態を示す斜視図。 ユニット体においてフェイスダウン排出経路を開いた状態を示す斜視図。
[実施例1]
まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例の記録装置の一例として、インクジェットプリンター1(以下、単にプリンター1という場合がある)を例に挙げる。
図1は、本発明の一実施例に係るプリンターの外観斜視図である。図2は、本発明の一実施例に係るプリンターにおける用紙の搬送経路を示す概略図である。図3は、本発明の一実施例に係るプリンターにおいてユニット体を引き出した状態を示す図である。図4は、ユニット体の斜視図である。図5は、センサーユニットの斜視図である。図6は、センサーユニットの斜視図であり、ガラスホルダーが図6の位置から−X軸方向に移動した状態を示す図である。図7は、センサーユニットの分解斜視図である。
図8は、図5におけるA−A矢視断面の要部を示す図である。図9は、図5におけるB−B矢視断面図である。図10は、ガラス板のクリーニング動作について説明する図である。図11は、図4におけるC−C矢視断面の要部概略図である。図12は、ユニット体においてカバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。図13は、ユニット体においてフェイスダウン排出経路を開いた状態を示す斜視図である。
各図において示すX−Y−Z座標系は、X方向が記録装置内の搬送経路における記録媒体の幅方向、Y方向が記録媒体の搬送方向、Z方向が装置高さ方向を示している。各図において−X方向を装置前面側とし、+X方向側を装置背面側とする。
■■■プリンターの概要■■■
図1を参照してプリンター1について説明する。プリンター1は装置本体2と、スキャナーユニット3とを備える複合機として構成されている。装置本体2は、「媒体」としての用紙P(図2参照)を収容する複数の用紙収容カセット4を備えている。各用紙収容カセット4は、装置本体2の前面側(図1における−X軸方向側)から着脱可能に取り付けられている。尚、本明細書において用紙Pは、一例として普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙を指している。
また、装置本体2における装置高さ方向(Z軸方向)において、スキャナーユニット3と用紙収容カセット4との間には、後述するラインヘッド10(図2)において記録が実行された用紙Pを排出する排出部7と、排出部7から排出される用紙Pを載置する媒体載置部5が設けられている。また、装置本体2の前面側には、操作部6が設けられている。操作部6には、液晶パネル等の表示手段が設けられている。また、操作部6を操作することにより、プリンター1に対して記録動作及び画像読取動作の指示を入力できる。
■■■プリンターの搬送経路について■■■
次に、図2を用いて、プリンター1における用紙Pの搬送経路について説明する。
本実施例におけるプリンター1は、媒体搬送装置9を構成する用紙Pの搬送経路11を備えている。搬送経路11は、用紙収容カセット4からピックアップされた用紙を送る給送経路14、給送経路14に接続されて「記録手段」としての後述するラインヘッド10による記録領域を含むストレート経路12、ストレート経路12から排出部7まで用紙を送るフェイスダウン排出経路13を備えている。
更に、搬送経路11は、ラインヘッド10の下流側においてストレート経路12から分岐するスイッチバック経路15と、スイッチバック経路15に接続され、用紙Pの表裏(第1の面と第2の面)を反転させてストレート経路12に戻す反転経路16、を備え、用紙Pにおける第1の面の記録後、第2の面に記録を実行する、所謂、両面記録を可能に構成されている。
給送経路14には、用紙Pの搬送方向に沿って順に給送ローラー17と、複数枚の用紙を1枚に分離する分離ローラー対18と、第1搬送ローラー対19とが設けられている。
給送ローラー17は、図示しない駆動源により回転駆動する様に構成されている。また、本実施例において、分離ローラー対18及び第1搬送ローラー対19は、図示しない駆動源により回転駆動する駆動ローラーと、前記駆動ローラーの回転に従動回転する従動ローラーによって構成されている。
尚、以降の説明において、本明細書に登場する各搬送ローラー対における一方のローラーは従動ローラーとして構成され、他方のローラーは図示しない駆動源により回転駆動させられる駆動ローラーとして構成されているものとして説明する。
また、駆動源により回転駆動する各駆動ローラーは、装置本体2内に設けられた制御部(不図示)により回転を制御されている。また、後述するラインヘッド10も前記制御部により制御されている。つまり、前記制御部は、プリンター1における記録動作に必要な制御を実行可能に構成されている。
図2に示すように、用紙収容カセット4に収容された複数の用紙Pは、最上位の用紙Pが給送ローラー17によりピックアップされて搬送方向下流側に搬送される。この際、最上位の用紙Pとともに次位以降の用紙Pも搬送される場合があるが、分離ローラー対18により最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとが分離され、最上位の用紙Pのみが給送経路14に送られる。
第1搬送ローラー対19の搬送方向下流側には、第2搬送ローラー対21が設けられている。本実施例では第2搬送ローラー対21の位置で、給送経路14とストレート経路12とが接続されている。
ストレート経路12は、直線状に延びる経路として構成され、搬送方向に沿って順に第2搬送ローラー対21、ベルト搬送手段22、紙押さえローラー23、ラインヘッド10、用紙Pの通過を検出する光学式の「媒体検出手段」としての第1用紙検出センサー24、第2用紙検出センサー26、第1フラップ27が設けられている。尚、本実施例においてストレート経路12は、第2搬送ローラー対21から第1フラップ27までの経路として設定されている。すなわち、ストレート経路12はラインヘッド10を通り、ラインヘッド10の上流側及び下流側に延びる経路である。
尚、プリンター1の搬送経路11には、第1用紙検出センサー24、第2用紙検出センサー26の他、複数の用紙検出センサーが設けられている。例えば、フェイスダウン排出経路13に設けられる第3用紙検出センサー33、スイッチバック経路15に設けられる第4用紙検出センサー34等がある。
このうち、ストレート経路12に設けられる第2用紙検出センサー26の構成については、後で詳しく説明する。
また、ラインヘッド10のヘッド面と対向する領域にはベルト搬送手段22が配置されている。ベルト搬送手段22は、駆動軸22aと、従動軸22bとを備え、駆動軸22a及び従動軸22bにはベルトが掛け回されている。ベルト搬送手段22は、駆動軸22aが回転駆動されることによりベルトが駆動され、用紙Pを搬送方向下流側に搬送する。尚、駆動軸22aは、ベルトを介して紙押さえローラー23と接触し、搬送されてきた用紙Pがベルト搬送手段22から浮き上がることを抑制する。そして、ベルト搬送手段22は用紙Pの記録面と反対側を支持する。
本実施例においてラインヘッド10は、ベルト搬送手段22上のラインヘッド10と対向する位置に用紙Pが搬送された際、用紙Pの記録面にインクを吐出して記録を実行するように構成されている。ラインヘッド10は、インクを吐出するノズルが用紙Pの全幅をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、媒体幅方向への移動を伴わないで媒体幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
尚、本実施例のプリンター1はラインヘッド10を備えているが、キャリッジに搭載されて媒体搬送方向と交差する方向に往復移動しながら媒体に液体を吐出して記録を行うシリアル型記録ヘッドを備えていてもよい。
続いて、第1フラップ27は不図示の駆動機構により、ストレート経路12とスイッチバック経路15とを接続する状態と、ストレート経路12とフェイスダウン排出経路13とを接続する状態と、を切換可能に構成されている。尚、本実施例において第1フラップ27を駆動する駆動機構はソレノイドにより構成されており、その動作は不図示の制御部により制御されている。
第1フラップ27により、ストレート経路12とフェイスダウン排出経路13とが接続されている際には、用紙Pは第3搬送ローラー対28によりストレート経路12からフェイスダウン排出経路13へ送られる。フェイスダウン排出経路13は、ストレート経路12と接続される搬送経路11であって、ラインヘッド10によって記録された用紙Pの記録面を反転して排出部7に送る経路である。
フェイスダウン排出経路13に入った用紙Pは、複数の搬送ローラー対30により搬送され、排出部7から排出されるとともに、記録面を下にして媒体載置部5に載置される(図1も参照)。
また、用紙Pにおける第1の面の記録後、第2の面に記録を実行する場合、つまり両面記録を実行する場合には、第1フラップ27により、ストレート経路12とスイッチバック経路15とが接続され、用紙Pはベルト搬送手段22によりストレート経路12からスイッチバック経路15へ送られる。尚、第1の面に記録を行わないものの第2の面には記録を行う場合も同様に、用紙Pはスイッチバック経路15及び反転経路16を通過する。
第1フラップ27の上方には、第2フラップ31が設けられている。第2フラップ31は、第1フラップ27の動作に連動して図示しない連動機構により駆動されるように構成されている。
具体的な動作について説明すると、第1フラップ27がストレート経路12とスイッチバック経路15とを接続している状態では、第2フラップ31はスイッチバック経路15と反転経路16との接続を遮る姿勢となる。一方、第1フラップ27がストレート経路12とフェイスダウン排出経路13とを接続している状態では、第2フラップ31はスイッチバック経路15と反転経路16とを接続する姿勢となる。
スイッチバック経路15は、装置高さ方向において上向きに湾曲反転するフェイスダウン排出経路13の内側に位置し、当該フェイスダウン排出経路13に沿って延びている。そして、スイッチバック経路15は、第4搬送ローラー対29を備えている。
スイッチバック経路15は、スイッチバック経路15とストレート経路12とが第1フラップ27により接続されている際、用紙Pはベルト搬送手段22によりラインヘッド10の下方からスイッチバック経路15に送り込まれる。用紙Pはスイッチバック経路15において搬送方向における後端部が第4搬送ローラー対29にニップされる位置まで送り込まれる。
続いて、第1フラップ27の姿勢を、ストレート経路12とスイッチバック経路15とを接続状態とする姿勢からストレート経路12とスイッチバック経路15とを非接続状態とする姿勢に切り換える。このとき、第2フラップ31はスイッチバック経路15と反転経路16とを接続する姿勢に切り換わる。
これにより、用紙Pをスイッチバック経路15に送り込んだ方向と逆方向に第4搬送ローラー対29を回転させ、用紙Pの後端側を先端側として反転経路16に用紙Pを送り出す。つまり、用紙Pをスイッチバックさせる。
反転経路16に入った用紙Pは、複数の搬送ローラー対32により送られてラインヘッド10の上方を通り、記録面が反転された状態でストレート経路12の第2搬送ローラー対21の上流側に至る。そして、第2搬送ローラー対21によって再びストレート経路12に入り、ラインヘッド10による記録が行われる。
両面に記録が行われた用紙Pは、ストレート経路12から、第1フラップ27により接続されたフェイスダウン排出経路13に入り、排出部7から排出されて媒体載置部5に載置される。
尚、反転経路16は媒体載置部5の下方に位置し、媒体載置部5を回動させることによって(図2の二点鎖線で示す媒体載置部5を参照)、反転経路16を開放できるように構成されている。
■■■開閉ユニット及びユニット体について■■■
図2において符号8が付された一点鎖線部は、装置本体2に対して開閉可能な開閉ユニット8を示している。開閉ユニット8は、図1及び図2に示すように装置本体2に対して閉じた状態と、図示を省略する装置本体2に対して開いた状態とを取り得る。開閉ユニット8は、+X軸方向側の端部に回動支点(不図示)を有し、前記回動支点を中心に装置本体2に対して回動可能に構成されている。
また、同じく図2において符号20が付された点線部は、装置本体2に収納されて用紙Pの搬送経路11を形成する状態(図2)と、装置本体2から引き出されて搬送経路11を開放する状態(図3参照)と、を取り得るユニット体20(図4も参照)を示している。
ユニット体20は、ストレート経路12においてベルト搬送手段22の下流側から第1フラップ27及び第2フラップ31に至るまでの経路、スイッチバック経路15において第2フラップ31から第4搬送ローラー対29を経て湾曲反転部分の途中までの経路を含む。さらに、ユニット体20はフェイスダウン排出経路13において第1フラップ27から排出部7に向かう経路の途中までの経路を含んでいる(図2)。
そして、ユニット体20は図3に示すように装置本体2に対して、用紙搬送方向(図3におけるY軸方向)に沿って移動可能に構成されている。本実施例では、装置本体2に設けられた一対のレール部材35により装置本体2から出し入れ可能に構成されている。
開閉ユニット8を開く、或いはユニット体20を引き出すことにより、搬送経路11の一部にアクセスすることができる。これにより、例えば、搬送経路11における紙ジャムの処理や、搬送経路11に設けられる構成部材(各種搬送ローラー対や各種用紙検出センサー等)のメンテナンス等を行うことができる。
ところで、プリンター1の搬送経路11には、前述したように複数の用紙検出センサー(第1用紙検出センサー24、第2用紙検出センサー26、第3用紙検出センサー33、及び第4用紙検出センサー34)が設けられている。各用紙検出センサーとしては光学式のセンサーが用いられている。搬送経路11に設けられる前記用紙検出センサーには、紙粉やインクミスト等が付着してセンサーの感度が低下する虞があるので清掃を行う必要がある。
前記用紙検出センサーの検知部が手が届くところに露呈している場合には、前記検出部を直接拭取る等により清掃することができるが、前記用紙検出センサーが設けられている位置によっては、前記検出部に手や清掃用治具が届かない場合がある。
そのような位置に設けられる前記用紙検出センサーは、外部から操作することにより前記検出部の清掃が可能に構成されている。本実施例においては、ユニット体20に設けられる第2用紙検出センサー26が、そのような構成を有している。以下において、第2用紙検出センサーについて更に詳述する。
■■■第2用紙検出センサーについて■■■
以下、主として図4〜図11を参照して第2用紙検出センサー26の構成について説明する。
第2用紙検出センサー26は、ラインヘッド10に対して搬送方向下流側に設けられており、ラインヘッド10に近いためインクミストや紙粉等が多く発生するので汚れやすい位置にある。
ユニット体20において、第2用紙検出センサー26は、図4に示すように−Y軸方向の端部に設けられており(図2も参照)、第2用紙検出センサー26の清掃手段を備えるセンサーユニット40(図5)としてユニット体20に取り付けられている。
本実施例において、第2用紙検出センサー26(媒体検出手段)には、図11に示すように、検出光Lを発する発光部26aおよび発光部26aから発せられた検出光Lのうち反射して戻る反射光Rを受光する受光部26bを備える光センサーが用いられている。
第2用紙検出センサー26は、図11に示す搬送経路11を形成する上下一対の経路形成部材である上側経路形成部材36と下側経路形成部材38のうち、「一方側経路形成部材」としての上側経路形成部材36側に設けられている。
センサーユニット40(図11)において、搬送経路11と第2用紙検出センサー26との間には、第2用紙検出センサー26の検出光Lが透過可能な「透過部」としてのガラス板41が設けられている。
「透過部」は、ガラスの他、第2用紙検出センサー26の検出光Lを透過可能な透明フィルム、透明樹脂材料等を用いることができる。
上側経路形成部材36には、検出光L及び反射光Rが通る開口部37が形成されており、開口部37を介してガラス板41が搬送経路11に露呈している。
ガラス板41は、搬送経路11と第2用紙検出センサー26との間に設けられて、第2用紙検出センサー26の発光部26aおよび受光部26bに、直接紙粉やインクミスト等が付着するのを抑制している。
また、ガラス板41が開口部37を介して搬送経路11に露呈していることにより、不要な反射光の受光部26bへの入り込みを抑制してより適切な検出が行えるとともに、ガラス板41において搬送経路11に露呈する面積を少なくすることができ、紙粉やインクミスト等によるガラス板41の汚損を抑制できる。
ここで、センサーユニット40において、ガラス板41は、検出光Lの光軸(本実施例においてはZ軸方向)と交差する方向(本実施例においてはX軸方向)に移動可能に設けられている。そして、ガラス板41のX軸方向への移動によって、第2用紙検出センサー26に対向する部位が別の部位と入れ替わる様に構成されている。
また、ガラス板41は、X軸方向に往復移動するように構成されており、移動後に元の位置に復帰可能に構成されている。
以下、センサーユニット40においてガラス板41をX軸方向に移動するための具体的な構成について説明する。
図5に示すセンサーユニット40は、図7に示す様に、センサーユニット40の下カバーとなる上側経路形成部材36と、ガラス板41を拭取る拭取部42と、ガラス板41と、ガラス板41を保持するとともに、第2用紙検出センサー26に対して相対的に往復移動する「移動体」としてのガラスホルダー43と、移動するガラス板41をガイドするガラスレール部材44と、第2用紙検出センサー26と、第2用紙検出センサー26を固定するセンサー固定板45と、下カバーとしての上側経路形成部材36の間で各構成部材を覆う上カバー46と、を備えて構成されている(図8及び図9も参照)。
ガラスホルダー43は、一体に取り付けられるホルダー下43aとホルダー上43bとを備えて構成され、ホルダー下43aにガラス板41が保持されている。
本実施例において、ガラスホルダー43は、センサーユニット40内部においてX軸方向に往復移動するように設けられており、ホルダー上43bには、ガラスホルダー43を移動させるために用いる取手部47が設けられている。
取手部47は、上カバー46に設けられる開口部46aからセンサーユニット40の外側に露出しており、取手部47を持ってX軸方向に移動させると、センサーユニット40の内部においてガラスホルダー43が、図10に示す様に第2用紙検出センサー26に対して相対的に往復移動する。その際、ガラス板41はガラスレール部材44(図9も参照)にガイドされる。
また、上側経路形成部材36の上側(センサーユニット40の内側)であって開口部37のX軸方向の両側には、拭取部42が一対で設けられている(拭取部42a及び拭取部42b)。すなわち、拭取部42a及び拭取部42bは、第2用紙検出センサー26の位置に対し、ガラスホルダー43の移動方向の両側に設けられている。尚、拭取部42は、例えばスポンジや不織布等の、ガラス板41を傷つけずに拭き取ることができる素材で形成されている。
続いて、主として図10を参照して、センサーユニット40におけるガラス板41のクリーニングについて説明する。
ガラスホルダー43は、図10の上図のように、取手部47が上カバー46の開口部46aの+X軸方向の端部側にある状態(図5も参照)から、図10の下図のように、取手部47が開口部46aの−X軸方向の端部側にある状態(図6も参照)の間で往復移動する。尚、図10の中図は、取手部47が開口部46aのX軸方向の中央部付近にある状態を示している。
ガラスホルダー43をX軸方向に移動させると、ガラスホルダー43に保持されるガラス板41もX軸方向に移動し、ガラス板41における第2用紙検出センサー26に対向する部位が別の部位と入れ替わる。
具体的には、図10の上図の状態では、ガラス板41における部位Dが第2用紙検出センサー26と対向しており、図10の中図の状態では、ガラス板41における部位Eが第2用紙検出センサー26と対向しており、図10の下図の状態では、ガラス板41における部位Fが第2用紙検出センサー26と対向する。
図10の上図から図10の下図のようにガラス板41(ガラスホルダー43)を移動させると、図10の上図において第2用紙検出センサー26に対向していたガラス板41における部位Dが、拭取部42aによって拭き取られる(図10の下図)。
そして、図10の下図から図10の上図のように、ガラス板41(ガラスホルダー43)を逆に移動させると、拭取部42aによってクリーニングされたガラス板41の部位Dを、元の位置(第2用紙検出センサー26と対向する位置)に戻すことができる。
すなわち、ガラス板41を移動させて、その移動先で移動前に第2用紙検出センサー26と対向していた部位(以下「移動前対向部位」と称する)のクリーニングを行い、清掃された前記移動前対向部位を元の位置に戻すことができる。従って、ガラス板41を小サイズに構成できる。
拭取部42は、第2用紙検出センサー26に対し、ガラスホルダー43の移動方向のいずれか一方に設けられていればよいが、両側に設けられていることにより、ガラスホルダー43がいずれの方向に移動する場合でもガラス板41(移動前対向部位)を拭き取ることができる。
以上のように構成されたセンサーユニット40によれば、ガラス板41において第2用紙検出センサー26に対向する部位に紙粉やインクミスト等が付着して光が透過し難くなった場合に、ガラス板41をX軸方向に移動させることにより、拭取部42によってガラス板41の面を拭き取り、ガラス板41における第2用紙検出センサー26に対向する部位に、前記紙粉やインクミスト等の付着が無い状態、或いは付着が少ない状態にすることができる。
また、センサーユニット40内部に固定された拭取部42に対してガラス板41を移動させてクリーニングを行うので、従来(例えば特許文献1)のように拭取部42をガラス板41に対して移動させて拭き取る構成において生じる、拭取部42が第2用紙検出センサー26に対向する部位で止まって用紙検出が妨げられる不具合の虞を回避することができる。
また、ガラス板41を保持するガラスホルダー43が取手部47を備えることにより、サービスマン等の作業者が取手部47を手で持って容易にガラスホルダー43を移動させて、ガラス板41のクリーニングを行うことができる。
本実施形態においては、取手部47をX軸方向に何度か往復移動させることにより、拭取部42によるガラス板41の拭き取りを複数回行うことができ、より確実にガラス板41に付着した紙粉等を除くことができる。
その際、ガラスホルダー43を取手部47により移動させる本実施形態では、取手部47を複数回往復移動させた後、取手部47をX軸方向のいずれの位置で止めても、ガラス板41のクリーニングされた部位を第2用紙検出センサー26と対向させることができる。したがって、ガラス板41のクリーニングを行う作業者が、取手部47を戻す位置を気にする必要が無く、作業が容易になる。
尚、ガラスホルダー43の移動は手動に限られず、モーター等の駆動源と、前記駆動源の駆動力をガラスホルダー43の移動力として伝える動力伝達機構と、によって移動させる構成とすることも可能である。
また、図11を参照するに、ガラス板41が設けられる上側経路形成部材36(一方側経路形成部材)と対向する下側経路形成部材38(他方側経路形成部材)において、ガラス板41と対向する位置には、孔部39が形成されている。
第2用紙検出センサー26は、発光部26aからの検出光Lが用紙Pに当たり、反射して戻る反射光Rを受光部26bで受けることにより用紙Pを検知する。搬送経路11を用紙Pが通過していない場合は、発光部26aからの検出光Lが下側経路形成部材38に当たるが、下側経路形成部材38は通常、光を反射し難い色や素材で形成されており、受光部26bに戻る反射光が抑制されている。
本実施例においては、下側経路形成部材38においてガラス板41と対向する位置に、孔部39が形成されているので、検出光Lは下側経路形成部材38における経路形成面よりも発光部26a及び受光部26bから遠い位置に当たって反射する。したがって、搬送経路11を用紙Pが無い場合に受光部26bに戻る反射光を一層抑制することができる。以って、搬送経路11に用紙Pが無い場合に用紙Pがあると判断される誤検知の虞を低減できる。
更に、孔部39は、孔部39への入射光L1を、入射方向とは異なる方向に反射させる形状に形成されている。具体的な形状としては、本実施例においては、孔部39において入射光L1が当たる位置に斜面39aが形成されている。孔部39への入射光L1は斜面39aに当たり、反射光はR1で示す方向に反射する。このことによって、用紙Pの検出に寄与しない不要な反射光が受光部26bに戻ることを抑制でき、より良好な検出が行える。
本実施例においては、ガラス板41(透過部)を移動可能に構成し、移動するガラス板41の透過面を拭取部42によりクリーニングする構成としたが、拭取部42等のクリーニングする部材を設けず、ガラス板41の移動により、ガラス板41の第2用紙検出センサー26に対向する部位を別の部位と入れ替えて更新する構成とすることもできる。
例えば、ガラス板41を移動可能に構成するとともに、その移動方向(X軸方向)に長く形成し、第2用紙検出センサー26に対向する部位が汚れた場合には、ガラス板41を移動させて、汚れていない新しい部位を第2用紙検出センサー26に対向させると良い。
プリンター1の場合、第2用紙検出センサー26に対向するガラス板41の汚れによりセンサーの感度が落ちる頻度は、約300,000枚毎である。プリンター1全体としての寿命が、約1,200,000枚と想定される場合、ガラス板41は、第2用紙検出センサー26と対向する部位を少なくとも4回更新できるような長さにすると良い。第2用紙検出センサー26と対向する部位は小さくて足りるので、ガラス板41の長さを、例えば10回程度更新できる様な長さに設定しても、センサーユニット40のサイズ増大の虞は少ない。
また、ガラス板41に替えてロール状の光透過性フィルムシートを設け、引き出した前記シートを第2用紙検出センサー26に対向させるとともに、前記シートにおける第2用紙検出センサー26と対向する部位が汚れた場合に、汚れた前記シートを巻き取りつつ、新しい前記シートをロールから繰り出す様に構成することもできる。
■■■ユニット体における他の構成■■■
以下、主として図4、図12及び図13を参照して、ユニット体20における他の構成について説明する。
図4に示すユニット体20には、カバー部材50が設けられている。ユニット体20においてカバー部材50が設けられている部位は、スイッチバック経路15(図2)の経路形成部材の裏面に相当し、図12のようにカバー部材50を外すと、スイッチバック経路15用の用紙検出センサーである第4用紙検出センサー34(図2)の取付部34aが露呈する。すなわち、カバー部材50は、第4用紙検出センサー34の取付部34aを覆う部材である。
ここで、カバー部材50は把持部51を備えている。把持部51は、図4における手前(−Y軸方向)に引くことにより、図13のようにスイッチバック経路15を開放できる様に構成されている。このことにより、スイッチバック経路15における紙ジャムの処理等を行うことができる。
カバー部材50は、第4用紙検出センサー34の取付部34aを覆うだけであれば小さく形成することができるが、把持部51が設けられているためカバー面50aが大きく形成されている。カバー面50aの上には、例えば、スイッチバック経路15における紙ジャムの処理方法や第2用紙検出センサー26のガラス板41のクリーニング方法等を、シールを添付する等により表示することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…プリンター(記録装置)、2…装置本体、3…スキャナーユニット、
4…用紙収容カセット、5…媒体載置部、6…操作部、7…排出部、
8…開閉ユニット、10…ラインヘッド(記録手段)、11…搬送経路、
12…ストレート経路、13…フェイスダウン排出経路、14…給送経路、
15…スイッチバック経路、16…反転経路、17…給送ローラー、
18…分離ローラー対、19…第1搬送ローラー対、20…ユニット体、
21…第2搬送ローラー対、22…ベルト搬送手段、22a…駆動軸、22b…従動軸、
23…紙押さえローラー、24…第1用紙検出センサー、
26…第2用紙検出センサー(媒体検出手段)、27…第1フラップ、
28…第3搬送ローラー対、29…第4搬送ローラー対、
30…搬送ローラー対、31…第2フラップ、32…搬送ローラー対、
33…第3用紙検出センサー、34…第4用紙検出センサー、35…レール部材、
36…上側経路形成部材(一方側経路形成部材)、37…開口部、
38…下側経路形成部材(他方側経路形成部材)、39…孔部、39a…斜面、
40…センサーユニット、41…ガラス板(透過部)、42、42a、42b…拭取部、
43…ガラスホルダー(移動体)、44…ガラスレール部材、
45…センサー固定板、46…上カバー、47…取手部、
50…カバー部材、51…把持部、P…媒体

Claims (10)

  1. 媒体が搬送される搬送経路と、
    前記搬送経路を搬送される前記媒体を検出する光学式の媒体検出手段と、
    前記搬送経路と前記媒体検出手段との間に設けられ、前記媒体検出手段の検出光が透過可能な透過部と、を備え、
    前記透過部は、前記検出光の光軸と交差する方向に移動可能に設けられ、移動によって前記媒体検出手段に対向する部位が別の部位と入れ替わる、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、
    前記透過部は、移動後に元の位置に復帰可能に構成されている、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項2に記載の媒体搬送装置において、
    前記透過部を保持するとともに、前記媒体検出手段に対して相対的に往復移動する移動体と、
    前記媒体検出手段の位置に対し、前記移動体の移動方向の少なくとも一方側に設けられ、前記透過部を拭き取る拭取部と、を備える、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項3に記載の媒体搬送装置において、
    前記拭取部は、前記媒体検出手段の位置に対し、前記移動体の移動方向の両側に設けられている、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の媒体搬送装置において、
    前記移動体は、前記移動体を移動させるために用いる取手部を備える、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、
    前記媒体検出手段は、前記検出光を発する発光部および前記発光部から発せられた前記検出光のうち反射して戻る反射光を受光する受光部を備え、
    前記搬送経路を形成する一対の経路形成部材のうち、一方側経路形成部材に前記検出光及び前記反射光が通る開口部が形成され、前記開口部を介して前記透過部が前記搬送経路に露呈する、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、
    前記媒体検出手段は、前記検出光を発する発光部および前記発光部から発せられた前記検出光のうち反射して戻る反射光を受光する受光部を備え、
    前記搬送経路を形成する一対の経路形成部材のうち、一方側経路形成部材側に前記透過部が設けられ、前記一方側経路形成部材と対向する他方側経路形成部材において、前記透過部と対向する位置に、孔部が形成されている、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  8. 請求項7に記載の媒体搬送装置において、
    前記孔部は、前記孔部への入射光を、入射方向とは異なる方向に反射させる形状に形成されている、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  9. 前記媒体に記録を行う記録手段と、
    前記媒体を搬送する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の前記媒体搬送装置とを備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項9に記載の記録装置において、
    前記媒体搬送装置における前記媒体検出手段は、前記記録手段に対して搬送方向下流側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
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