JP2018103256A - 噴流はんだ高さ確認治具及びその取り扱い方法 - Google Patents

噴流はんだ高さ確認治具及びその取り扱い方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶融はんだの噴流波の高さを精度良く調整できるようにする噴流はんだ高さ確認治具及びその取り扱い方法を提供する。
【解決手段】噴流はんだ高さ確認治具100は、溶融はんだ7の噴流波の高さの確認を行うための高さ確認部10と、高さ確認部10を保持する絶縁性の保持部20と、高さ確認部に接続される報知部30と、溶融はんだ7が収容された容器に導通する金属部材51,52間を橋架可能な長さを有し、高さ確認部10を金属部材51,52間で移動可能に支持する導電性の橋架部材40とを備える。高さ確認部10は、橋架部材の長手方向に対して直交する方向に摺動する導電性の摺動部材と、摺動部材の下方に設けられる導電性を有する複数のピン12を備える。複数のピン12は、複数のピン12それぞれの先端が溶融はんだ7の噴流波の噴流方向に異なる高さとなるように配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、噴流はんだ付け装置における溶融はんだの噴流波の高さの設定や、設定した噴流波の高さを均一に維持するために適用可能な噴流はんだ高さ確認治具及びその取り扱い方法に関するものである。
従来から、プリント基板の所定の面に電子部品をはんだ付け処理する場合、噴流はんだ付け装置が多く使用される。噴流はんだ付け装置において、フラクサーや、プリヒーター、噴流はんだ付け処理部、冷却機等が所定の位置に配設される。この噴流はんだ付け装置で電子部品をプリント基板にはんだ付けする場合、先ず、噴流はんだ付け処理部の噴流はんだ槽からプリント基板の搬送位置までの高さに対応して、溶融はんだの噴流波の高さが設定される。
溶融はんだの噴流波の高さは、低すぎると、プリント基板にはんだが届かなかったり、はんだの付着が足りなかったりする。反対に、溶融はんだの噴流波の高さが高すぎると、プリント基板のはんだ付け面の裏面にまではんだが流れてしまう。このように、溶融はんだの噴流高さの設定は、プリント基板に高品質なはんだ付け処理をするために重要な工程である。
噴流はんだの高さの設定後、プリント基板の一面にフラクサーでフラックスを塗布し、プリヒーターでプリント基板を予備加熱し、噴流はんだ槽でプリント基板と電子部品とをはんだ付けする。噴流はんだ槽では、プリント基板のはんだ付け面を一次噴流ノズルから噴流する荒れた状態の溶融はんだに接触させた後、二次噴流ノズルから噴流する穏やかな溶融はんだに接触させて、噴流はんだ付け処理が行われる。はんだ付け処理後、冷却機でプリント基板を冷却する。
噴流はんだ付け装置の稼動を続けていると、噴流はんだ槽に酸化したはんだ(ドロス)がたまる。そのため、溶融はんだの噴流波の高さを所望の高さに設定してから噴流はんだ付け装置を稼働させたとしても、所定の時間経過後にドロスがはんだの噴流ノズルにたまって詰まると、噴流ポンプの圧力を変えていなくても、噴流波の高さが低くなってしまうことがある。そのため、噴流はんだ付け装置を稼働させる場合、所定の時間経過毎に噴流はんだ槽から噴流する溶融はんだの波の高さを確認し、均一に維持する必要がある。
噴流はんだ付け装置における溶融はんだの噴流高さの測定機能に関連して、特許文献1には、溶融はんだの噴流波の高さの設定及び測定の少なくともいずれか一方を行う導電性の高さ確認部材を備えた噴流はんだ高さ確認治具が開示されている。また、特許文献2には、下面が開放状態の中空の箱状筐体に複数の部材が階段状に固定されている測定治具が開示されている。特許文献3には、複数本の針と当該針を固定保持する部材とからなる測定治具が開示されている。
特許第5288012号公報 特開2011−189395号公報 実開昭48−67026号公報
しかし、特許文献1〜3のように溶融はんだの噴流波の高さを確認する従来の治具では、噴流波の高さが所望の高さでない場合、噴流波が所望の高さをどれだけ超えているか又は噴流波の高さが所望の高さにどれだけ満たないかを精密に確認できなかった。そのため、従来の治具では、所望の高さになるまではんだの噴流波の高さをわずかに調整しながら確認するという作業を繰り返す必要があり、作業に時間がかかった。
そこで、本発明はこのような課題を解決したものであって、溶融はんだの噴流波の高さを精度良く確認し、容易に調整できるようにする噴流はんだ高さ確認治具及びその取り扱い方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために採った本発明の技術手段は、次の通りである。
(1)溶融はんだの噴流波の高さの確認を行うための高さ確認部と、高さ確認部を保持する絶縁性の保持部と、高さ確認部に接続される報知部と、溶融はんだを介して導通する部材間を橋架可能な長さを有し、高さ確認部を部材間で移動可能に支持する導電性の橋架部材とを備え、高さ確認部は、橋架部材の長手方向に対して直交する方向に摺動する導電性の摺動部材と、摺動部材の下方に設けられる導電性を有する複数のピンを備え、複数のピンは、複数のピンそれぞれの先端が溶融はんだの噴流波の噴流方向に異なる高さとなるように配置される噴流はんだ高さ確認治具。
(2)報知部は、報知動作をする報知部材と、報知部材に接続された電源部とを有する前記(1)に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
(3)橋架部材には、長手方向に長尺状の長孔部が設けられ、長孔部を介して摺動部材が摺動自在に取り付けられる前記(2)に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
(4)報知部材は、所定の色の光を発する発光部材、表示により報知を行う表示部材、所定の音を発生する振動部材、溶融はんだと高さ確認部との接触状況を外部に送信して報知する通信部材の何れか又はこれらの組み合わせである前記(3)に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
(5)高さ確認部は、摺動部材の下方に、摺動部材に対して取り外し可能に取り付けられ、複数のピンを保持するピン保持部材を備える前記(3)に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
(6)摺動部材及び複数のピンは、橋架部材の長手方向に対して直交して延在した状態を維持しながら回動する前記(3)に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
(7)前記(1)から(6)のいずれかに記載した噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法であって、溶融はんだの噴流を噴流目標高さに調整する工程と、噴流はんだ高さ確認治具を、溶融はんだを介して導通する部材間に載置する工程と、溶融はんだの噴流が複数のピンのうちいずれかのピンの先端に接するように、橋架部材に対する高さ確認部の保持位置を調整する工程と、ピンの先端に溶融はんだの噴流が接することで動作する報知部の報知動作を確認する工程と、報知動作を確認してから所定時間経過後、報知部が報知動作をするように、溶融はんだの噴流を調整する工程とを有する噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法。
本発明に係る噴流はんだ高さ確認治具によれば、複数のピンの先端と溶融はんだの接触又は非接触の状況を、報知部による報知動作により精度良く確認し、精密な調整を容易に行うことができる。また、携帯便利で、簡便な構造の噴流はんだ高さ確認治具を提供できる。
本発明に係る噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法によれば、複数のピンの先端と溶融はんだの接触又は非接触の状況を、報知部による報知動作により精度良く確認し、精密な調整を容易に行うことができる。また、高さ確認部に溶融はんだの噴流波の高さを記憶させることができるため、溶融はんだの噴流波を容易に所望の高さにすることができる。
第1の実施の形態としての噴流はんだ高さ確認治具100の構成例を示す説明図である。 噴流はんだ高さ確認治具100の構成例を示す斜視図である。 摺動部材11A、11D及び筒部材11Bの構成例を示す図2のA−A断面図である。 噴流はんだ高さ確認治具100の構成例を示す図2のB−B断面図である。 ピン12a〜12fと発光部材31〜36の関係を示すブロック図である。 噴流はんだ高さ確認治具100の取り扱い例を示す手順フローチャートである。 噴流はんだ高さ確認治具100の取り扱い例を示す手順フローチャートである。 第2の実施の形態としての噴流はんだ高さ確認治具200の構成例を示す断面図である。 ピン12g、12hと通信部材39の関係を示すブロック図である。 第3の実施の形態としての噴流はんだ高さ確認治具300の構成例を示す説明図である。 噴流はんだ高さ確認治具300の構成例を示す斜視図である。 噴流はんだ高さ確認治具300の構成例を示す図11のC−C断面図である。 ピン12a〜12fと振動部材31B〜36Bの関係を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態としての噴流はんだ高さ確認治具及びその取り扱い方法について説明する。
[第1の実施の形態]
図1に示すように、噴流はんだ高さ確認治具100は、噴流はんだ付け装置500の上方に載置される治具である。以下で、噴流はんだ付け装置500の上下(鉛直)方向に対して噴流はんだ高さ確認治具100が載置される側を上とし、その反対側を下とする。噴流はんだ付け装置500には、既存の装置を利用することができる。噴流はんだ付け装置500は、例えば、プリント基板60を搬送する基板搬送部53,54、噴流はんだ槽55、噴流はんだ槽55を収納する上面が開放された筐体501を備える。
基板搬送部53,54は、プリント基板60を載置し、噴流ノズル56上を図1の紙面の表側から裏側に搬送する。噴流はんだ槽55は、所定の開口形状を有した噴流ノズル56を備える。筐体501は、プリント基板60の搬送方向に直交する両側に所定の厚みを有した金属部材51,52を備える。図示しないが、筐体501は、溶融はんだ7と噴流はんだ槽55を介して筐体501の金属部材51,52が導通する構成となっている。
なお、上記基板搬送部53,54が導電性材料で構成されている場合には、溶融はんだ7を介して基板搬送部53,54が導通することを利用するように構成しても良い。なお、搬送部53,53は、一例として基板を搬送するために挟持する導電性を有する搬送爪53a、54aを備える。
噴流はんだ高さ確認治具100は、噴流ノズル56が溶融はんだ7を噴流する波の高さ(以下、単に噴流高さという)を確認する高さ確認部10、高さ確認部10を保持する保持部20、噴流高さを報知する報知部30及び筐体501の上方に橋架される橋架部材40を有する。
図2、図4に示すように、高さ確認部10は、保持部20の下方に保持される摺動部材11Aと、摺動部材11Aを摺動可能に保持する筒部材11Bと、摺動部材11Aを橋架部材40に対して保持する板部材11Cと、摺動部材11Aの下方に設けられる複数のピン12と、ピン12に接する複数の導体13と、ピン12を保持するピン保持部材14Aとを備える。
摺動部材11Aは、導電性を有する素材から構成され、長筒形状をしている。図2に示すように、摺動部材11Aの長手方向には、所定の単位で目盛りが表示される。摺動部材11Aの目盛りは、溶融はんだ7の噴流高さが所望の高さの噴流目標高さHxとなったときに摺動部材11Aを固定する位置の目印として使用するために、複数のピン12のうち、中央付近に配置されるピンの先端からの距離を示すことが好ましい。摺動部材11Aは、保持部20の下方にネジ止めされている。図3に示すように、摺動部材11Aは、長手方向に沿って凸部11aを有する。
筒部材11Bは、導電性を有する素材から構成されることが好ましい。図3に示すように、筒部材11Bは、摺動部材11Aの外周よりわずかに大きな孔の筒状を有し、筒部材11Bの内周と摺動部材11Aの外周とが接する。筒部材11Bの内周には、凹部11bを有し、摺動部材11Aの凸部11aが凹部11bに入るため、摺動部材11Aは、筒部材11B内で摺動可能であるが、外力を加えないと摺動せず、保持されたままの状態を保つことができる。
図2に戻るが、摺動部材11Aを筒部材11B内で摺動させると、高さ確認部10が、橋架部材40の長手方向に対して直交する方向に摺動する。すなわち、摺動部材11Aを筒部材11B内で摺動させると、高さ確認部10を溶融はんだ7の液面に近づく方向または離れる方向に摺動させることができる。
板部材11Cは、板を垂直に折り曲げた形状をしており、高さ確認部10、保持部20、報知部30を一体として、橋架部材40に取り付けるために設けられる。板部材11Cは、筒部材11Bの側面にネジ止めされる。板部材11Cは、筒部材11Bの側面にネジ止めされる面に直交する面に、橋架部材40に取り付けられる側に突出するように雄ネジ42Aを有する。
図4に示すように、複数のピン12は、アルミニウム等の、溶融はんだ7に対して非親和性を示す導電性かつ耐熱性を有した同一の部材から構成される。ピン12は、6本のピン12a、12b、12c、12d、12e、12f(以下、ピン12a〜12fという)から構成される。ピン12a〜12fは、ピン保持部材14Aの中に一列に収納され、ピン保持部材14Aの下方から突出する。ピン12a〜12fの先端の、ピン保持部材14Aから突出する長さは、ピン12a〜12fの順に長い。隣り合うピンどうしのピン保持部材14Aから下方に突出する長さの差d1は、本例では、0.5mmに設定されている。各ピンに付着したはんだによるブリッジを防ぐため、隣り合うピンどうしは、2mmずつ離れている。
なお、隣り合うピンどうしのピン保持部材14Aから下方に突出する長さの差d1や、隣り合うピンどうしの間隔は、搬送される基板の厚さ、噴流高さを検知するための精度、はんだ接合に用いるはんだ合金の種類、一次噴流ノズルに使用されるのか、二次噴流ノズルに使用されるのか等の諸条件に対応して適宜変更できる。
摺動部材11A内には、ピン12の本数と同じ数の導体13が、摺動部材11Aの長手方向に沿って固定されている。導体13は、摺動部材11Aに電流が流れても、摺動部材11Aから直接導体13に電流が流れないようになっており、本実施の形態では、複数の導線13Aと、複数の導線13Aの先端にそれぞれ接合された導体15Aとからなる。複数の導線13Aは、6つの導線13a、13b、13c、13d、13e、13f(以下、導線13a〜13fという)から構成される。導体15Aは、6つの柱状の導体15a、15b、15c、15d、15e、15f(以下、導体15a〜15fという)から構成される。導体15a〜15fは、この順に保持部20に取り付けられるのと反対側の摺動部材11Aの下方から突出する長さが長くなっている。導体15a〜15fの下方の先端には凹部が設けられ、この凹部には、ピン12a〜12fが着脱可能である。
図2に示すように、ピン保持部材14Aは、その内部に空洞を有するように、一対の絶縁性の部材14b、14cを合わせたものであり、部材14b、14cは、ネジ14dでネジ止めされる。図4に示すように、ピン保持部材14A内には、ピン12a〜12fが保持部14eで保持される。ピン12a〜12fは、ピン保持部材14Aの摺動部材11Aに対する反対側の端部に設けられた孔から、下方に向けて突出する。
ピン保持部材14Aの上方は、摺動部材11Aの下端から摺動部材11A内に挿通され、摺動部材11Aとピン保持部材14Aとが図示しないネジでとめられている。そのため、このネジを外せば、ピン保持部材14Aは摺動部材11Aから取り外し可能である。また、ピン保持部材14Aを摺動部材11Aから取り外すと、導体15a〜15fの凹部からピン12a〜12fを取り外せるため、ピン12a〜12fをピン保持部材14Aごと交換することができる。
図2に示すように、保持部20は、筐体部25Aと、筐体部25Aの裏蓋25Bと、透明板25Cとからなる。保持部20は、幅L1が85mm、奥行L2が85mm、高さL3が85mm程度の大きさの絶縁性の素材からなる。裏蓋25Bは、筐体部25Aに対して図示しないネジで止められる。透明板25Cは、筐体部25Aに対して裏蓋25Bの反対側に図示しないネジで止められ、報知部30を保護する役割を担う。図4に示すように、筐体部25Aの下面25cには、孔部25dが設けられ、摺動部材11Aの上端が孔部25dに挿通され、摺動部材11Aが筐体部25Aに図示しないネジで止められる。
保持部20には、接触動作確認用の報知部30が設けられ、報知部30が報知動作をする。報知部30は、報知部材の一例の複数の発光部材31〜36と、電源部として本例では蓄電池37を有する。
図4は、図5のマイコン38を省略し、ピン12a〜12fと発光部材31〜36との関係を説明するために概略的に示している。発光部材31〜36は、マイコン38を介して蓄電池37の−側電極に接続される。
発光部材31〜36は、この順に下方から鉛直方向に並ぶように筐体部25A内に設けられ、筐体部25Aに設けられた孔からそれぞれ突出する。発光部材31〜36は、発光ダイオード素子からなり、発光部材31、36は赤色、発光部材32、35は橙色、発光部材33、34は緑色を発光する。
蓄電池37には、例えばボタン電池が使用される。本実施の形態において、図示しない−側電極が筐体部25Aに設けられ、この−側電極が蓄電池37の−側と接する。裏蓋25Bには、蓄電池37の+側と接する+側電極が設けられる。図示しないが、裏蓋25Bに設けられる+側電極からのびる導線は、摺動部材11Aと接続される。筐体部25Aと裏蓋25Bとが閉じた状態で蓄電池37が+と−の電極に挟まれる。
噴流はんだ高さ確認治具100が、噴流はんだ槽55を収納する筐体501の金属部材51,52に橋架されるようになされている場合、噴流はんだ高さ確認治具100は、溶融はんだ7の噴流がピン12の先端に接すると、ピン12から、導体13、図5に示すマイコン38、発光部材31〜36、蓄電池37、橋架部材40、噴流はんだ槽55を収納する筐体501の金属部材51,52、溶融はんだ7までが閉回路となり、発光部材31〜36が報知動作を行う。なお、上記基板搬送部53,54が導電性材料で構成され、この基板搬送部53,54に噴流はんだ高さ確認治具100が橋架されるようになされている場合、噴流はんだ高さ確認治具100は、溶融はんだ7の噴流がピン12の先端に接すると、ピン12から、導体13、図5に示すマイコン38、発光部材31〜36、蓄電池37、橋架部材40、基板搬送部53(54)、搬送爪53a(54a)、溶融はんだ7までが閉回路となり、発光部材31〜36が報知動作を行う。
すなわち、本実施の形態では、溶融はんだ7がピン12aに触れると、導体15a、導線13aに電流が流れ、発光部材31が赤色に発光する。溶融はんだ7がピン12bに触れると、導体15b、導線13bに電流が流れ、発光部材32が橙色に発光する。溶融はんだ7の噴流波がピン12cに触れると、導体15c、導線13cに電流が流れ、発光部材33が緑色に発光する。溶融はんだ7の噴流波がピン12dに触れると、導体15d、導線13dに電流が流れ、発光部材34が緑色に発光する。溶融はんだ7の噴流波がピン12eに触れると、導体15e、導線13eに電流が流れ、発光部材35が橙色に発光する。溶融はんだ7の噴流波がピン12fに触れると、導体15f、導線13fに電流が流れ、発光部材36が赤色に発光する。このように、本実施の形態では、溶融はんだ7の噴流高さの違いによって、それぞれ異なる報知を行い、6段階の高さを報知することができる。
発光部材31〜36は、図5に示すマイコン38に接続され、マイコン38の指示を受けて点灯するため、発光部材31〜36の色及び点灯による報知パターンは、種々の設定をプログラムすることができる。図5に示すように、マイコン38を、溶融はんだ7に接するピン12のうち、最も高い位置で溶融はんだ7と接するピンに対応する発光部材だけが発光するようにプログラムした場合、同時に2以上の発光部材は点灯しない。例えば、溶融はんだ7がピン12a〜12dと接する場合、溶融はんだ7とピン12a〜12dを接点とするスイッチがONとなり、溶融はんだ7とピン12e、12fを接点とするスイッチはOFFのままである。ピン12a〜12dの中でも、最も高い位置で溶融はんだ7と接するのはピン12dであるため、ピン12dに対応する発光部材34のみが点灯し、他の発光部材は点灯しない。
図1に示すように、橋架部材40は、噴流はんだ槽55を収納する筐体501の金属部材51,52間を橋架可能な長さを有する。橋架部材40には、導電性を有する部材が使用され、例えば、鉄材にニッケル・クロムメッキを施したものが使用される。図2に示すように、橋架部材40には、その上下面を貫通する幅5mm程度の長尺状の長孔部41Aが設けられる。
板部材11Cに設けられた雄ネジ42Aに、長孔部41Aを介してナット42Bを螺合することで、高さ確認部10が、橋架部材40に対して止められる。ナット42Bを外せば、高さ確認部10及び保持部20を、橋架部材40に対して、長孔部41Aに沿って摺動させることができる。高さ確認部10を橋架部材40の長孔部41Aに沿って摺動させることで、溶融はんだ7の高さを確認する位置を橋架部材40の長手方向に沿って変えることができる。
[噴流はんだ高さ確認治具100の取り扱い例]
続いて、図6、7の手順フローチャートとその他各図を参照して、噴流はんだ高さ確認治具100の取り扱い例について説明する。なお、本例では、噴流はんだ高さ確認治具100が、噴流はんだ槽55を収納する筐体501の金属部材51,52に橋架されるようになされている場合であって、二次噴流ノズルに適用した場合について、以下、説明する。
ステップST1:作業者は、図1に示した噴流はんだ付け装置500の図示しない操作盤を操作することで、噴流ポンプの駆動電圧を上昇または下降させて溶融はんだ7の噴流高さを所望の高さの噴流目標高さHxに設定し、噴流させる。このとき、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にする。
ステップST2:作業者は、橋架部材40を、筐体501の金属部材51,52上に載置して、噴流はんだ高さ確認治具100を溶融はんだ7の上方に載置する。
ステップST3:作業者は、溶融はんだ7の噴流高さを確認する位置に高さ確認部10を移動させる。より詳しくは、図2に示した板部材11Cの雄ネジ42Aに螺合するナット42Bを外し、高さ確認部10、保持部20及び報知部30を、橋架部材40に対して、長孔部41に沿って摺動させる。位置決めが完了したら、ナット42Bを雄ネジ42Aに螺合させる。
ステップST4:作業者は、報知部30の報知を確認しながら高さ確認部10の高さを調整する。本実施の形態では、発光部材33、34のいずれかが緑色の点灯した状態を所望の報知とし、所望の報知が行なわれるまで、摺動部材11Aを筒部材11Bに対して摺動させ、ピン12の溶融はんだ7に対する高さを調整する。発光部材31、32のいずれかが点灯した場合は、摺動部材11Aを、溶融はんだ7により近づく方向に摺動させ、摺動部材11Aの高さを下げる。発光部材35、36のいずれかが点灯した場合は、摺動部材11Aを溶融はんだ7から遠ざかる方向に摺動させ、摺動部材11Aの高さを上げる。
ステップST5:作業者は、所望の報知を確認したら、摺動部材11Aの摺動を止める。このとき、筒部材11Bの下端を示す、摺動部材11Aに表示された目盛りを読み取り、記録しておくとよい。摺動部材11Aの目盛りは、噴流目標高さHxにおける溶融はんだ7の頭頂部から筒部材11Bまでの距離を示す。
ステップST6:作業者は、筐体501の金属部材51,52から噴流はんだ高さ確認治具100を外す。高さ確認部10が噴流目標高さHxを記憶した状態を保っている。
ステップST7:作業者は、プリント基板60を基板搬送部53,54にセットしてはんだ付け処理を行う。
ステップST8、9:噴流はんだ付け処理を開始してから所定時間経過後、作業者は、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にして、再度、噴流はんだ高さ確認治具100を、筐体501の金属部材51,52上に載置する。このとき、ステップST5で読み取った目盛りから、筒部材11Bの下端を示す目盛りが変わっていないことを確かめるとよい。
ステップST10:作業者は、報知部30の報知を確認する。所望の報知が確認できた場合、すなわち、発光部材33、34のいずれかが緑色の点灯をした場合、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxから変わっていないため、ステップST13に進む。なお、ステップST4で発光部材33、34のいずれが点灯した状態を所望の報知としても、ステップST10で発光部材33、34のいずれかが点灯をすれば、所望の報知が得られたものとしてよい。所望の報知が確認できなかった場合、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxから変わってしまっているので、噴流目標高さHxに戻すためにステップST11に進む。
ステップST11、12:ステップST10で所望の報知を確認できなかったら、作業者は、所望の報知が確認できるまで噴流ポンプの駆動電圧を調整したり、はんだを補充したりして、溶融はんだ7の噴流高さを変える。発光部材31、32のいずれかが点灯した場合、溶融はんだ7の噴流高さが低くなっているので、この状態で噴流を続けるとプリント基板60に対してはんだの付着不良が生じるため、噴流ポンプの駆動電圧を上げたり、はんだを補充したりして、溶融はんだ7の噴流高さを高くする。発光部材35、36のいずれかが点灯した場合、溶融はんだ7の高さが高くなっているので、この状態で噴流を続けるとプリント基板60の上面にもはんだが付着し、基板不良を引き起こすおそれがあるため、噴流ポンプの駆動電圧を下げて、溶融はんだ7の噴流高さを低くする。
ステップST13:作業者は、所望の報知を確認したら、噴流はんだ高さ確認治具100を撤収する。ステップST8〜ST13は、所定の時間毎、例えば2時間に1回ごとに繰り返し実行するとよい。
[第2の実施の形態]
続いて、各図を参照し、第2の実施の形態の噴流はんだ高さ確認治具200について説明する。噴流はんだ高さ確認治具200は、第1の実施の形態の噴流はんだ高さ確認治具100の変形例であり、図8に示すように、ピン12がピン12g、12hの2本から構成され、報知部材として図9に示す外部端末39Bに報知指示を送る通信部材39を備える点が大きく噴流はんだ高さ確認治具100と異なっている。噴流はんだ高さ確認治具200では、第1の実施の形態の噴流はんだ高さ確認治具100と同じ部材には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
噴流はんだ高さ確認治具200は、図1に示した噴流はんだ高さ確認治具100と同じく、筐体501の上方に橋架部材40で橋架して溶融はんだ7の噴流高さを確認するものであって、図8に示すように、溶融はんだ7の噴流高さを確認する高さ確認部10A、高さ確認部10Aを保持する保持部20、噴流高さを報知する報知部30A及び橋架部材40を有する。
高さ確認部10Aは、保持部20の下方に保持される摺動部材11Dと、摺動部材11Dを摺動可能に保持する筒部材11Bと、摺動部材11Dを橋架部材40に対して保持する板部材11Cと、摺動部材11Dの下方に設けられる複数のピン12と、ピン12に接する複数の導体13Bとからなる。
摺動部材11Dは、導電性を有する素材から構成され、第1の実施の形態で示した摺動部材11Aの下端とピン保持部材14Aの上端を合体させた形状をしている。摺動部材11Dは、保持部20の下方にネジ止めされている。摺動部材11Dは、図3に示した摺動部材11Aの断面図と同じく、長手方向に沿う凸部11aを有し、凸部11aが凹部11bに入るため、摺動部材11Dも、摺動部材11Aと同じく、筒部材11B内で摺動可能であるが、外力を加えないと摺動せず、保持されたままの状態を保つことができる。図8に戻るが、摺動部材11Dを筒部材11B内で摺動させると、高さ確認部10Aが、橋架部材40の長手方向に対して直交する方向に摺動する。
板部材11Cは、高さ確認部10A、保持部20、報知部30Aを一体として、橋架部材40に取り付けるために設けられる。
ピン12g、12hは、摺動部材11Dの下方から延在している。ピン12g、12hの先端と、摺動部材11Dの下端と距離は、ピン12g、12hの順に短く、その距離の差は、差d1(0.5mm)に設定されている。各ピンに付着したはんだによるブリッジを防ぐため、ピン12g、12hは、2mmずつ離れている。
複数の導体13Bは、ピン12gに接続する導線13gと、ピン12hに接続する導線13hから構成される。導線13g、13hは、摺動部材11Dの長手方向に沿って摺動部材11D内に延在し、摺動部材11Dの下端から突出するように固定されている。摺動部材11Dに電流が流れても、摺動部材11Dから直接導線13g、13hやピン12g、12hに電流が流れないようになっている。導線13g、13hは、摺動部材11D内の保持部14fで保持される。
保持部20は、図2に示したように、筐体部25Aと、筐体部25Aの裏蓋25Bと、透明板25Cからなる。図8に示すように、筐体部25Aの下面25cには、孔部25dが設けられ、摺動部材11Dの上端が孔部25dに挿通され、摺動部材11Dが筐体部25Aに図示しないネジで止められる。
保持部20には、接触動作確認用の報知部30Aが設けられ、報知部30Aが報知動作をする。報知部30Aは、例えば、有線又は無線で通信を行う通信部材39と、蓄電池37を有する。
図8は、図9のマイコン38Aを省略し、概略的に示している。通信部材39は、マイコン38Aを介して蓄電池37の−側電極に接続される。通信部材39は、筐体部25A内に設けられる。本実施の形態の通信部材39は、ブルートゥース(登録商標)からなり、外部端末39Bに報知指示を送る。
筐体部25Aには、蓄電池37の−側と接する図示しない−側電極が設けられ、この−側電極が蓄電池37の−側と接する。図示しないが、裏蓋25Bには、蓄電池37の+側と接する+側電極が設けられる。裏蓋25Bに設けられる+側電極からのびる導線は、摺動部材11Dと接続される。
噴流はんだ高さ確認治具200は、溶融はんだ7の噴流がピン12の先端に接すると、ピン12から、導体13B、図9に示すマイコン38A、通信部材39、蓄電池37、橋架部材40、噴流はんだ槽55を収納する筐体501の金属部材51,52、溶融はんだまでが閉回路となり、通信部材39が報知動作を行う。
すなわち、本実施の形態では、溶融はんだ7がピン12gに触れると、導線13gに電流が流れ、マイコン38Aが通信部材39に所定の指示を送る。溶融はんだ7がピン12hに触れると、導線13hに電流が流れ、マイコン38Aが通信部材39に所定の指示を送る。
通信部材39は、図9に示すマイコン38Aに接続され、マイコン38Aの指示を受けて報知動作を行うため、通信部材39の報知パターンは、種々の設定をプログラムすることができる。例えば、マイコン38Aは、溶融はんだ7とピン12g、12hが接するか否かのみならず、溶融はんだ7がピン12g、12hに接したり離れたりするチャタリングも検知するようにプログラムされる。すなわち、溶融はんだ7の噴流波が高い順から、ピン12gに触れた状態を維持する高さ、ピン12gに対してチャタリングする高さ、ピン12hに触れた状態を維持するがピン12gに触れない高さ、ピン12hに対してチャタリングする高さ、及びピン12hに触れない高さの5段階の高さを報知することができる。
本実施の形態において、溶融はんだ7が目標噴流高さHxのとき、溶融はんだ7がピン12hに触れた状態を維持するがピン12gに触れない高さに高さ確認部10Aを合わせると、溶融はんだ7とピン12hを接点とするスイッチがONとなり、溶融はんだ7とピン12gを接点とするスイッチはOFFのままである。この状態のとき、例えば、通信部材39は、外部端末39Bに「噴流高さが目標高さになりました」と表示させる。また、例えば、外部端末39Bは、溶融はんだ7がピン12gに触れた状態を維持する高さのとき、「噴流高さが高すぎます」と表示し、溶融はんだ7がピン12gに対してチャタリングする高さのとき「噴流高さが高いです」と表示し、溶融はんだ7がピン12hに対してチャタリングする高さのとき、「噴流高さが低いです」と表示し、溶融はんだ7がピン12hに触れない高さのとき、「噴流高さが低すぎます」と表示してもよい。このように溶融はんだ7の5段階の高さに応じてマイコン38Aが通信部材39に報知指示を送り、この報知指示に応じて、通信部材39が外部端末39Bに表示や音等で報知を行わせる。
[噴流はんだ高さ確認治具200の取り扱い例]
噴流はんだ高さ確認治具200の取り扱い例は、図6、7に示した噴流はんだ高さ確認治具100の取り扱い例を適用することができる。すなわち、ステップST1で作業者は、図1に示した噴流はんだ付け装置500の溶融はんだ7の噴流目標高さHxを設定し、噴流させる。このとき、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にする。
ステップST2で作業者は、橋架部材40を、筐体501の金属部材51,52上に載置して、噴流はんだ高さ確認治具200を溶融はんだ7の上方に載置する。ステップST3で作業者は、高さ確認部10Aを、橋架部材40に対して、長孔部41に沿って摺動させることで、溶融はんだ7の噴流高さを確認する位置に高さ確認部10Aを移動させる。
ステップST4で作業者は、報知部30Aの報知を確認しながら高さ確認部10Aの高さを調整する。通信部材39が外部端末39Bに所望の報知指示を送るようになるまで、摺動部材11Dを筒部材11Bに対して摺動させ、ピン12の溶融はんだ7に対する高さを調整する。ステップST4で例えば、溶融はんだ7がピン12hに触れた状態を維持するがピン12gに触れない高さになるよう、高さ確認部10Aの高さを調整する。溶融はんだ7がピン12hに触れた状態を維持するがピン12gに触れない高さになったとき、外部端末39Bが「噴流高さが目標高さになりました」と表示するように、通信部材39が外部端末39Bに報知指示を送る。
ステップST5で作業者は、所望の報知を確認したら、摺動部材11Dの摺動を止める。ステップST6で作業者は、筐体501の金属部材51,52から噴流はんだ高さ確認治具200を外す。これにより、高さ確認部10Aが噴流目標高さHxを記憶した状態となる。
ステップST7で作業者は、プリント基板60を基板搬送部53,54にセットしてはんだ付け処理を行う。ステップST8、9で噴流はんだ付け処理を開始してから所定時間経過後、作業者は、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にして、再度、噴流はんだ高さ確認治具100を、筐体501の金属部材51,52上に載置する。
ステップST10で作業者は、報知部30Aの報知を確認する。作業者は、外部端末39Bが「噴流高さが目標高さになりました」と表示する所望の報知を確認できた場合、ステップST13に進む。所望の報知が確認できなかった場合、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxから変わってしまっているので、噴流目標高さHxに戻すためにステップST11に進む。
ステップST11、12で作業者は、所望の報知が確認できるまで噴流ポンプの駆動電圧を調整したり、はんだを補充したりして、溶融はんだ7の噴流高さを変える。例えば、外部端末39Bに「噴流高さが高すぎます」や「噴流高さが高いです」と表示された場合、作業者は、噴流ポンプの駆動電圧を下げて、溶融はんだ7の噴流高さを低くする。外部端末39Bに、「噴流高さが低すぎます」や「噴流高さが低いです」と表示された場合、作業者は、噴流ポンプの駆動電圧を上げて、溶融はんだ7の噴流高さを高くする。
ステップST13で作業者は、所望の報知を確認したら、噴流はんだ高さ確認治具200を撤収する。ステップST8〜ST13は、所定の時間毎、例えば2時間に1回ごとに繰り返し実行するとよい。
[第3の実施の形態]
続いて、各図を参照し、第3の実施の形態の噴流はんだ高さ確認治具300について説明する。噴流はんだ高さ確認治具300は、第1の実施の形態の噴流はんだ高さ確認治具100の変形例であり、図10の矢印Dに示すように、摺動部材11E及び複数のピン12が橋架部材40Bに対して回動可能である点と、ピン保持部材14B、報知部30Bの構成が噴流はんだ高さ確認治具100と大きく異なる。噴流はんだ高さ確認治具300では、第1の実施の形態の噴流はんだ高さ確認治具100と同じ部材には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
噴流はんだ高さ確認治具300は、図1に示した噴流はんだ高さ確認治具100と同じく、噴流はんだ付け装置500の上方に載置されて溶融はんだ7の噴流高さを確認するものである。図10に示すように、噴流はんだ付け装置500は、例えば、プリント基板60を搬送する基板搬送部53,54、噴流はんだ槽55、噴流はんだ槽55を収納する上面が開放された筐体501を備える。筐体501は、図1に示したように、プリント基板60の搬送方向に直交する両側に所定の厚みを有した金属部材51,52を備える。噴流はんだ槽55は、所定の開口形状を有した噴流ノズル56を備える。
基板搬送部53,54は、プリント基板60を載置し、図10の白抜き矢印に示すように、噴流ノズル56上を図10の紙面の左側から右側に仰角をもって搬送する。本実施の形態では、所定の角度、例えば5度程度傾斜する基板搬送部53、54が、プリント基板60を搬送する。
図11、12に示すように、溶融はんだ7の噴流高さを確認する高さ確認部10B、高さ確認部10Bを保持する保持部20、噴流高さを報知する報知部30B及び橋架部材40Bを有する。
高さ確認部10Bは、保持部20の下方に保持される摺動部材11Eと、摺動部材11Eを摺動可能に挟持する挟持部材11Fと、摺動部材11Eを橋架部材40Bに対して保持する保持部材11Gと、摺動部材11Eの下方に設けられる複数のピン12と、ピン12に接する複数の導体15Bと、導体15Bに接続される導線13Aと、ピン12を保持するピン保持部材14Bとからなる。
摺動部材11Eは、導電性を有する素材から構成され、長筒形状をしている。摺動部材11Eは、保持部20の下方にネジ止めされている。
挟持部材11Fは、導電性を有する素材から構成されることが好ましい。挟持部材11Fは、保持部材11Gに対して回動可能に、保持部材11Gの上方に設けられる。挟持部材11Fは、2つの凸部の間に凹部11fを有した一対の部材を、凹部11fが向かい合うように向かい合わせて配置される。挟持部材11Fの凹部11fに摺動部材11Eが入ることで、挟持部材11Fが摺動部材11Eを摺動可能に挟持する。
挟持部材11Fは、凹部11fよりも橋架部材40B側の凸部が位置する側に、橋架部材40Bの長手方向に沿うネジ孔41eを有し、ネジ孔41eにボルト41fが螺合されている。ネジ孔41eの位置するのと反対側の凸部には、軸41gが貫通している。ボルト41fを緩めると、摺動部材11Eを挟持部材11Fに対して摺動させることができるとともに、摺動部材11Eと挟持部材11Fを、ボルト41fを支点として回動させることができる。
摺動部材11Eを回動させると、図10の矢印Dに示すように、摺動部材11E、挟持部材11F、ピン12、ピン保持部材14B、保持部20も一体となって回動する。摺動部材11E、ピン12は、橋架部材40Bの長手方向に直交して延在した状態を維持しながら回動する。図示しないが、摺動部材11Eは、矢印Dの反対方向にも回動することができる。
摺動部材11Eを挟持部材11Fに対して摺動させると、高さ確認部10Bが、橋架部材40Bの長手方向に対して直交する方向に摺動する。すなわち、摺動部材11Eを挟持部材11Fに対して摺動させると、高さ確認部10Bを溶融はんだ7の液面に近づく方向と離れる方向に摺動させることができる。ボルト41fを締めると、摺動部材11Eが固定され、摺動及び回動が規制される。
摺動部材11Eを挟持部材11Fと一緒に回動させると、ピン12もこの回動と一緒に回動するため、図10に示すように、ピン12の延在する向きを、プリント基板60の搬送方向に対して直交させることができる。そのため、溶融はんだ7がプリント基板60に対して噴流する方向と同じ方向にピン12の延在方向を揃えることができるため、より精密に溶融はんだ7の噴流高さを確認することができる。
保持部材11Gは、高さ確認部10B、保持部20、報知部30Bを一体として、橋架部材40Bに取り付けるために設けられる。図11に示すように、保持部材11Gは、摺動部材11Eと同程度の幅を有し、橋架部材40Bの側面及び上面を覆う形状をしている。保持部材11Gの上面には、上方に突出する凸部11gを有する。凸部11gは、図示しないが、挟持部材11Fのネジ孔41eと連通する孔を有し、この孔にボルト41fが入る。保持部材11Gは、側面に図示しないネジ孔を有し、橋架部材40Bに取り付けるための雄ネジ42Cが螺合される。
複数のピン12には、図12に示すように、第1の実施の形態で説明した6本のピン12a〜12fを使用する。ピン12a〜12fは、ピン保持部材14Bの中に一列に収納され、ピン保持部材14Bの下方から突出する。ピン12a〜12fの先端の、ピン保持部材14Bから突出する長さは、ピン12a〜12fの順に長い。隣り合うピンどうしのピン保持部材14Bから下方に突出する長さの差は、差d1(0.5mm)に設定されている。各ピンに付着したはんだによるブリッジを防ぐため、隣り合うピンどうしは、2mmずつ離れている。
摺動部材11E内には、ピン12の本数と同じ数の導線13Aが、摺動部材11Eの長手方向に沿って固定されている。複数の導線13Aは、6つの導線13a〜13fから構成される。
ピン保持部材14Bは、一対の絶縁性の保持部材14g、14hを上下に合わせたものであり、保持部材14g、14hは、ネジ14i、14jでネジ止めされる。保持部材14h内には、ピン12a〜12fが保持される。ピン12a〜12fの上端は、保持部材14h内の導体15m〜15rに接合される。導体15m〜15rは、この順に長くなっているため、ピン12a〜12fが、この順にピン保持部材14Bの下方から長く突出する。
保持部材14gは、摺動部材11Eの下方に接合されている。保持部材14g内には、導体15m〜15rが保持される。導体15m〜15rに導線13a〜13fが接続される。
保持部材14g、14hがネジ14i、14jで止められた状態では、導体15mと15mが接続し、導体15nと15nが接続し、導体15oと15oが接続し、導体15pと15pが接続し、導体15qと15qが接続し、導体15rと15r2が接続する。ネジ14i、14jが外されて保持部材14g、14hが離れると、導体15m〜15rは、導体15m〜15rと離れる。すなわち、ネジ14i、14jを止めたり外したりすることで、保持部材14hは保持部材14gに対して着脱可能であるため、ピン12a〜12fを保持部材14hごと交換することができる。
図11に示すように、保持部20は、筐体部25Aと、筐体部25Aの裏蓋25Bと、透明板25Cとからなる。図12に示すように、筐体部25Aの下面25cには、孔部25dが設けられ、摺動部材11Eの上端が孔部25dに挿通され、摺動部材11Eが筐体部25Aに図示しないネジで止められる。
保持部20には、接触動作確認用の報知部30Bが設けられ、報知部30Bが報知動作をする。報知部30Bは、報知部材の一例の複数の振動部材31B〜36Bと、蓄電池37を有する。
図12は、図13のマイコン38Bを省略し、ピン12a〜12fと振動部材31B〜36Bとの関係を説明するために概略的に示している。振動部材31B〜36Bは、所定の異なる音を鳴らす部材であり、筐体部25A内に設けられる。振動部材31B〜36Bは、マイコン38Bを介して蓄電池37の−側電極に接続される。
筐体部25Aには、蓄電池37の−側と接する図示しない−側電極が設けられ、この−側電極が蓄電池37の−側と接する。図示しないが、裏蓋25Bには、蓄電池37の+側と接する+側電極が設けられる。裏蓋25Bに設けられる+側電極からのびる導線は、摺動部材11Eと接続される。
噴流はんだ高さ確認治具300は、溶融はんだ7の噴流がピン12の先端に接すると、ピン12から、導体15m〜15r、導体15m〜15r、導線13A、図13に示すマイコン38B、振動部材31B〜36B、蓄電池37、橋架部材40B、噴流はんだ槽55を収納する筐体501の金属部材51,52、溶融はんだ7までが閉回路となり、振動部材31B〜36Bが報知動作を行う。
すなわち、本実施の形態では、溶融はんだ7がピン12aに触れると、導体15m、15m、導線13aに電流が流れ、振動部材31Bが振動する。溶融はんだ7がピン12bに触れると、導体15n、15n、導線13bに電流が流れ、振動部材32Bが振動する。溶融はんだ7の噴流波がピン12cに触れると、導体15o、15o、導線13cに電流が流れ、振動部材33Bが振動する。溶融はんだ7の噴流波がピン12dに触れると、導体15p、15p、導線13dに電流が流れ、振動部材34Bが振動する。溶融はんだ7の噴流波がピン12eに触れると、導体15q、15q、導線13eに電流が流れ、振動部材35Bが振動する。溶融はんだ7の噴流波がピン12fに触れると、導体15r、15r、導線13fに電流が流れ、振動部材36Bが振動する。このように、本実施の形態では、溶融はんだ7の噴流高さの違いによって、それぞれ異なる報知を行い、6段階の高さを報知することができる。
振動部材31B〜36Bは、図13に示すマイコン38Bに接続され、マイコン38Bの指示を受けて振動するため、振動部材31B〜36Bの振動パターンは、種々の設定をプログラムすることができる。マイコン38Bを、溶融はんだ7に接するピン12のうち、最も高い位置で溶融はんだ7と接するピンに対応する振動部材だけが振動するようにプログラムした場合、同時に2以上の振動部材は動作しない。例えば、溶融はんだ7がピン12a〜12dと接する場合、溶融はんだ7とピン12a〜12dを接点とするスイッチがONとなり、溶融はんだ7とピン12e、12fを接点とするスイッチはOFFのままである。ピン12a〜12dの中でも、最も高い位置で溶融はんだ7と接するのはピン12dであるため、ピン12dに対応する振動部材34Bのみが振動し、他の振動部材は動かない。
図11に示すように、橋架部材40Bには、その側面を貫通する幅5mm程度の長尺状の長孔部41Bが設けられる。橋架部材40Bは、長孔部41Bの位置が第1の実施の形態で説明した橋架部材40と異なっており、その他の構成は橋架部材40と同じである。
保持部材11Gで橋架部材40Bを挟みこみ、保持部材11Gと橋架部材40Bの長孔部41Bとに雄ネジ42Cを螺合することで、噴流はんだ高さ確認治具300が、橋架部材40Bに対して止められる。雄ネジ42Cを外せば、高さ確認部10Bと保持部20を、橋架部材40Bに対して、長孔部41Bに沿って摺動させることができる。
[噴流はんだ高さ確認治具300の取り扱い例]
噴流はんだ高さ確認治具300の取り扱い例は、図6、7に示した噴流はんだ高さ確認治具100の取り扱い例を適用することができる。すなわち、ステップST1で作業者は、図10に示す噴流はんだ付け装置500の溶融はんだ7の噴流目標高さHxを設定し、噴流させる。このとき、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にする。
ステップST2で作業者は、橋架部材40Bを、図1に示した筐体501の金属部材51,52上に載置して、噴流はんだ高さ確認治具300を溶融はんだ7の上方に載置する。
ステップST3で作業者は、高さ確認部10Bを、橋架部材40Bに対して、長孔部41Bに沿って摺動させることで、溶融はんだ7の噴流高さを確認する位置に高さ確認部10Bを移動させる。より詳しくは、図11に示した雄ネジ42Cを外し、高さ確認部10B、保持部20及び報知部30Bを、橋架部材40Bの長孔部41Bに沿って摺動させる。位置決めが完了したら、保持部材11Gが橋架部材40Bを挟むようにして雄ネジ42Cを螺合させる。
ステップST4で作業者は、報知部30Bの報知を確認しながら高さ確認部10Bの高さを調整する。本実施の形態において、基板搬送部53,54の傾きに合わせてピン12の傾きも変えることが好ましい。具体的には、図11に示したボルト41fを緩め、摺動部材11Eと挟持部材11Fを、ボルト41fを支点として回動させる。基板搬送部53,54のプリント基板60の搬送方向とピン12が延在する方向とが直交する向きになるように、回動させた後、摺動部材11Eを挟持部材11Fに対して摺動させる。本実施の形態では、振動部材33B、34Bのいずれかが振動した状態を所望の報知として、所望の報知が得られるまで、摺動部材11Eを挟持部材11Fに対して摺動させ、ピン12の溶融はんだ7に対する高さを調整する。振動部材31B、32Bのいずれかが振動した場合は、摺動部材11Eを、溶融はんだ7により近づく方向に摺動させ、摺動部材11Eの高さを下げる。振動部材35B、36Bのいずれかが振動した場合は、摺動部材11Eを溶融はんだ7から遠ざかる方向に摺動させ、摺動部材11Eの高さを上げる。
ステップST5で作業者は、所望の報知を確認したら、ボルト41fを締めて摺動部材11Eと挟持部材11Fを保持部材11Gに対して固定する。
ステップST6で作業者は、筐体501の金属部材51,52から噴流はんだ高さ確認治具300を外す。これにより、高さ確認部10Bが噴流目標高さHxを記憶した状態となる。
ステップST7で作業者は、プリント基板60を基板搬送部53,54にセットしてはんだ付け処理を行う。ステップST8、9で噴流はんだ付け処理を開始してから所定時間経過後、作業者は、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にして、再度、噴流はんだ高さ確認治具300を、筐体501の金属部材51,52上に載置する。
ステップST10で作業者は、報知部30Bの報知を確認する。所望の報知が確認できた場合、すなわち、振動部材33B、34Bのいずれかが振動した場合、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxから変わっていないため、ステップST13に進む。なお、ステップST4で振動部材33B、34Bのいずれが振動した状態を所望の報知としても、ステップST10で振動部材33B、34Bのいずれかが振動をすれば、所望の報知が得られたものとする。所望の報知が確認できなかった場合、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxから変わってしまっているので、噴流目標高さHxに戻すためにステップST11に進む。
ステップST11、12で作業者は、所望の報知が確認できるまで噴流ポンプの駆動電圧を調整したり、はんだを補充したりして、溶融はんだ7の噴流高さを変える。振動部材31B、32Bのいずれかが振動した場合、溶融はんだ7の噴流高さが低くなっているので、この状態で噴流を続けるとプリント基板60に対してはんだの付着不良が生じるため、噴流ポンプの駆動電圧を上げたり、はんだを補充したりして、溶融はんだ7の噴流高さを高くする。振動部材35B、36Bのいずれかが振動した場合、溶融はんだ7の高さが高くなっているので、この状態で噴流を続けるとプリント基板60の上面にもはんだが付着し、基板不良を引き起こすおそれがあるため、噴流ポンプの駆動電圧を下げて、溶融はんだ7の噴流高さを低くする。
ステップST13で作業者は、所望の報知を確認したら、噴流はんだ高さ確認治具300を撤収する。ステップST8〜ST13は、所定の時間毎、例えば2時間に1回ごとに繰り返し実行するとよい。
[作用効果]
本実施の形態の噴流はんだ付け高さ確認治具100、200、300では、複数のピン12の先端の高さがそれぞれ異なるため、各ピンと溶融はんだ7の接触又は非接触の状況から、噴流高さを精度良く確認することができ、噴流高さの精密な調整を容易に行うことができる。溶融はんだ7が噴流目標高さHxで有るか否かの確認のみならず、溶融はんだ7が噴流目標高さHxでない場合、どれだけ溶融はんだ7が噴流目標高さHxの噴流目標高さHxから高いかまたは低いかを詳細に確認することができる。また、噴流はんだ付け高さ確認治具100、200、300によれば、携帯便利で、簡便な構造の噴流はんだ高さ確認治具を提供できるようになった。
噴流はんだ高さ確認治具100、200、300の取り扱い方法では、複数のピン12の先端と溶融はんだ7の接触又は非接触の状況を、報知部30Bによる報知動作により精度良く確認し、精密な調整を容易に行うことができる。噴流はんだ付け装置500の稼働中に、所定の時間毎に溶融はんだ7の噴流高さが最初に設定した噴流目標高さHxから変わっても、どれだけ溶融はんだ7が噴流目標高さHxから高いかまたは低いかを詳細に確認することができる。高さ確認部10、10A、10Bに溶融はんだ7の噴流高さHxを記憶させることができるため、溶融はんだ7を噴流目標高さHxにすることができる。
上述の実施の形態において、複数のピン12として、2本又は6本のピンを用いる場合について説明したが、ピン12の本数はこれに限られない。複数のピン12は、2本以上であれば、本発明の効果を得ることができる。
また、複数のピン12は、それぞれの先端の高さの差d1を0.5mm、及び、隣り合うピンどうしの間隔を2mmに設定したが、これに限られない。差d1は、二次噴流ノズルから噴流する穏やかな溶融はんだの高さを確認する際は、その必要とする精度に応じて適宜決定することが出来る。さらに、差d1、及び、隣り合うピンどうしの間隔は、搬送される基板の厚さ、噴流高さを検知するための精度、はんだ接合に用いるはんだ合金の種類、一次噴流ノズルに使用されるのか、二次噴流ノズルに使用されるのか等の諸条件に対応して適宜変更できる。このためには、後述するように、先端の高さの差d1及びまたは隣り合うピンどうしの間隔が異なるピンを含む保持部材を複数ユニット化して用意しておけば対応することも可能である。
第1の実施の形態において、報知部材として複数のピン12の数に合わせて発光部材31〜36を設け、発光部材31〜36が点灯して報知する構成としたため、作業者は、噴流はんだ槽55から離れていても報知を確認したり、発光部材31〜36の点灯を確認しながら溶融はんだ7の噴流高さを調整したりできる。なお、発光部材31〜36には、発光ダイオード素子以外にも、白熱電球、有機ELを利用した発光素子等を使用することができる。また、複数のピン12の数に合わせて発光部材を設けるのみに限られず、発光部材の数を減らし、例えば、複数の色を発光する1つの発光部材を設け、複数のピン12それぞれに対して異なる発光パターンにより報知してもよい。複数のピン12に対して報知部材の部品点数を減らすことで、より携帯便利で簡易な構造とすることができる。
第2の実施の形態において、通信部材39が外部端末39Bに向けて報知動作を指示するため、作業者は、噴流はんだ高さ確認治具200から離れていても、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxとなっているか否かを確認したり、報知動作を確認しながら溶融はんだ7の噴流高さを調整したりできる。なお、通信部材39としてブルートゥース(登録商標)を用いたが、これに限られない。例えば、通信部材39としては、WiFi(Wireless Fidelity)、ZigBee(登録商標)、あるいは無線LAN(Local Area Network)等を使用することができる。
第3の実施形態において、報知部材として、ピン毎に接すると鳴る音パターンを変えた振動部材31B〜36Bを設けたため、作業者は、所望の噴流高さが得られているか否か、及び所望の噴流高さとどれだけ異なるかを聴覚で確認できる。また、振動部材31B〜36Bが音を出して報知するため、作業者は、噴流はんだ高さ確認治具300から離れていても、溶融はんだ7の噴流高さが噴流目標高さHxとなっているか否かを確認したり、報知動作を確認しながら溶融はんだ7の噴流高さを調整したりできる。
上述した実施の形態において、発光部材31〜36、通信部材39、振動部材31B〜36Bによる報知動作を確認するものとしたが、これに限られない。また、マイコン38、38A、38Bを介してこれらの報知部材を動作させるものとしたが、これに限られず、マイコン38、38A、38Bを介さず報知部材を動作させてもよい。
他にも、報知部材として、ピン毎に接すると表示される内容を変えた表示部材を設けてもよい。所望の内容が表示されるまで噴流ポンプの駆動電圧を調整して、所望の表示による報知動作が確認できた時点で、噴流はんだ付け装置500における溶融はんだ7の噴流の調整を止める。これにより、表示部材を設けた場合においても、作業者は、所望の噴流高さが得られているか否か、及び所望の噴流高さとどれだけ異なるかを確認できる。
発光部材や表示部材等は、作業者の目視位置に合わせて、筐体部25Aの上面や図示しない傾斜部に取り付けてもよいし、保持部20を摺動部材11Aに対して作業者の目視位置に向けて回動可能な構成とすることで、より作業者に報知動作を認知させやすくしてもよい。
このように、作業者が噴流はんだ高さ確認治具100、200、300から離れていても、発光部材、振動部材、通信部材、表示部材等の報知部材による報知動作を確認しながら溶融はんだ7の噴流高さを調整できる。
第1、3の実施の形態でピン保持部材14Aは摺動部材11Aに対して取り外し可能なようにユニット化されており、ピン保持部材14Bの保持部材14hは摺動部材11Eに対して取り外し可能なため、万一ピン12が長期間の使用により腐食してしまった場合でも、治具全体を交換する必要がなく、ピン保持部材14A、14Bごとピン12を交換できる。そのため、ピン12の交換コストを下げることができる上に、長期に渡って使用可能な噴流はんだ高さ確認治具100、300を提供することができる。
また、先端の高さの差d1及びまたは隣り合うピンどうしの間隔が異なるピンを含む保持部材を複数ユニット化して用意しておけば、搬送される基板の厚さ、噴流高さを検知するための精度、はんだ接合に用いるはんだ合金の種類、一次噴流ノズルに使用されるのか、二次噴流ノズルに使用されるのか等の諸条件に応じて適宜選択することによって対応することも可能である。
なお、噴流はんだ高さ確認治具100、200において、摺動部材11Aが筒部材11Bに対して摺動可能かつ筒部材11Bが摺動部材11Aを保持することが可能であれば、図2に示した摺動部材11Aの凸部11aと、筒部材11Bの凹部11bは省略してもよいし、凸部11a、凹部11bを1以上有していてもよい。
噴流はんだ高さ確認治具100、200において、摺動部材11A、筒部材11B、板部材11Cは、導電性を有する素材から構成されることが好ましいが、蓄電池37から流れる電流が橋架部材40に流れるように回路が構成されていればよく、例えば、摺動部材11Aが橋架部材40に接していれば、筒部材11B、板部材11Cは導電性を有していなくてもよい。
また、噴流はんだ高さ確認治具100の目盛りに関しては、摺動部材11Aに設ける場合について説明したが、これに限られない。例えば、橋架部材40の長手方向に所定の単位の目盛りを表示してもよいし、目盛りを省略してもよい。橋架部材40の長手方向に目盛りを表示すると、当該目盛りを目安に噴流はんだ高さの調整位置を、プリント基板の搬送方向と略直交する方向に容易に移動できるようになる。また、噴流はんだ高さ確認治具200、300の摺動部材11D、11Eに所定間隔の目盛りを設けてもよい。
なお、噴流はんだ高さ確認治具100、200、300の取り扱い例は上述した例に限られない。例えば、噴流はんだ付け装置500の稼働開始前に噴流高さを目標噴流高さHxに設定する際に使用してもよい。例えば、噴流はんだ高さ確認治具100を使用する場合、まず作業者は、基板搬送部53,54及び噴流はんだ槽55上からプリント基板60を除いた状態にし、噴流はんだ高さ確認治具100を、溶融はんだが収容された容器上部の金属部材51,52間に載置する。このとき、高さ確認部10を橋架部材40に対して長孔部41に沿う方向と直交する方向に摺動させ、複数のピン12のうちのいずれかのピンの先端が目標噴流高さHxにくるようにする。次に、報知部材が所望の報知動作を行うまで溶融はんだの噴流高さを調整する。所望の報知動作が確認できた時点で作業者は、筐体501の金属部材51,52から噴流はんだ高さ確認治具100を外す。これにより、溶融はんだ7の噴流高さを噴流目標高さHxに設定することができる。噴流はんだ高さ確認治具200、300を用いても、同様にして噴流高さを目標噴流高さHxに設定することができる。
本発明は、噴流はんだ付け装置における溶融はんだの噴流高さの設定や、設定した噴流高さの維持に適用して極めて好適である。
7・・・溶融はんだ、10、10A・・・高さ確認部、14A、14B・・・ピン保持部材、20・・・保持部、30、30A・・・報知部、31〜36・・・発光部材、31B〜36B・・・振動部材、37・・・蓄電池、38、38A、38B・・・マイコン、39・・・通信部材、40・・・橋架部材、51,52・・・金属部材、55・・・噴流はんだ槽、100、200・・・噴流はんだ高さ確認具、500・・・噴流はんだ付け装置
上述の課題を解決するために採った本発明の技術手段は、次の通りである。
(1)溶融はんだの噴流波の高さの確認を行うための高さ確認部と、高さ確認部を保持する保持部と、高さ確認部に接続される報知部と、溶融はんだを介して導通する部材間を橋架可能な長さを有し、高さ確認部を部材間で移動可能に支持する橋架部材とを備え、高さ確認部は、橋架部材の長手方向に対して直交する方向に摺動する摺動部材と、摺動部材の下方に設けられる第1の保持部材と、第1の保持部材に対して取り外し可能に取り付けられる第2の保持部材と、第2の保持部材に収納され、且つ第2の保持部材の下方から突出するように設けられる導電性を有する複数のピンを備え、複数のピンは、複数のピンそれぞれの先端が溶融はんだの噴流波の噴流方向に異なる高さとなるように配置される噴流はんだ高さ確認治具。
)摺動部材及び複数のピンは、橋架部材の長手方向に対して直交して延在した状態を維持しながら回動する前記(3)に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
)前記(1)から()のいずれかに記載した噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法であって、溶融はんだの噴流を噴流目標高さに調整する工程と、噴流はんだ高さ確認治具を、溶融はんだを介して導通する部材間に載置する工程と、溶融はんだの噴流が複数のピンのうちいずれかのピンの先端に接するように、橋架部材に対する高さ確認部の保持位置を調整する工程と、ピンの先端に溶融はんだの噴流が接することで動作する報知部の報知動作を確認する工程と、報知動作を確認してから所定時間経過後、報知部が報知動作をするように、溶融はんだの噴流を調整する工程とを有する噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法。

Claims (7)

  1. 溶融はんだの噴流波の高さの確認を行うための高さ確認部と、
    前記高さ確認部を保持する絶縁性の保持部と、
    前記高さ確認部に接続される報知部と、
    前記溶融はんだを介して導通する部材間を橋架可能な長さを有し、前記高さ確認部を前記部材間で支持する導電性の橋架部材とを備え、
    前記高さ確認部は、
    当該橋架部材の長手方向に対して直交する方向に摺動する導電性の摺動部材と、
    前記摺動部材の下方に設けられる導電性を有する複数のピンを備え、
    前記複数のピンは、当該複数のピンそれぞれの先端が前記溶融はんだの噴流波の噴流方向に異なる高さとなるように配置される噴流はんだ高さ確認治具。
  2. 前記報知部は、
    報知動作をする報知部材と、
    前記報知部材に接続された電源部とを有する請求項1に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
  3. 前記橋架部材には、
    長手方向に長尺状の長孔部が設けられ、
    前記長孔部を介して前記摺動部材が摺動自在に取り付けられる請求項2に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
  4. 前記報知部材は、
    所定の色の光を発する発光部材、表示により報知を行う表示部材、所定の音を発生する振動部材、溶融はんだと前記高さ確認部との接触状況を外部に送信して報知する通信部材の何れか又はこれらの組み合わせである請求項3に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
  5. 前記高さ確認部は、
    前記摺動部材の下方に、当該摺動部材に対して取り外し可能に取り付けられ、前記複数のピンを保持するピン保持部材を備える請求項3に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
  6. 前記摺動部材及び前記複数のピンは、前記橋架部材の長手方向に対して直交して延在した状態を維持しながら回動する請求項3に記載の噴流はんだ高さ確認治具。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載した噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法であって、
    前記溶融はんだの噴流を噴流目標高さに調整する工程と、
    前記噴流はんだ高さ確認治具を、溶融はんだを介して導通する部材間に載置する工程と、
    前記溶融はんだの噴流が前記複数のピンのうちいずれかのピンの先端に接するように、前記橋架部材に対する前記高さ確認部の保持位置を調整する工程と、
    前記ピンの先端に前記溶融はんだの噴流が接することで動作する前記報知部の報知動作を確認する工程と、
    前記報知動作を確認してから所定時間経過後、前記報知部が前記報知動作をするように、当該溶融はんだの噴流を調整する工程とを有する噴流はんだ高さ確認治具の取り扱い方法。
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