JP2018102777A - 打球計数センサの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入賞口またはアウト口に入り回収タンクに送られる遊技球を計数するための遊技球計数センサの交換、修理などの作業が容易になる打球計数センサの取り付け構造を提供すること。【解決手段】 パチンコ機10の打球を計数するための打球計数センサの取り付け構造Aにおいて、打球のうち、入賞口14a等とアウト口15に入ったのちに回収箱25dに送られる遊技球B2を計数するための遊技球計数センサ24aを内枠12bの下部前面に設置した。そして、遊技盤12に、アウト口15と遊技球計数センサ24aとの間で内枠12bの下部を後面から前面に貫通する上部貫通路25aと、内枠12bの下部の後面側で入賞口14a等と上部貫通路25aとを連通する後面側通路26と、内枠12bの下部の前面側で上部貫通路25aと遊技球計数センサ24aの検出位置とを連通する前面側通路25bとを備えた下部遊技球通路25を形成した。【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技機において球発射装置から遊技盤に発射された打球を計数するための打球計数センサの取り付け構造に関する。
遊技機、例えばパチンコ機においては、遊技者が使った金額と、ホール側が遊技者に還元した金額を明確にするため、また遊技者による不正行為を防止するために、打球の経路に応じてその数を計測することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。このパチンコ機には、発射されたのちに遊技盤の遊技領域に到達しなかったファール球(戻り球)を検出するファール球検出スイッチ、入賞口に入った入賞玉を検出する入賞玉検出スイッチおよびアウト口に入ったアウト玉を検出するアウト玉検出スイッチが備わっている。ファール球検出スイッチは遊技盤を支持する内枠の表面側下部に設置され、入賞玉検出スイッチは内枠の裏面側で各入賞口に対応して複数個設置されている。また、アウト玉検出スイッチは内枠の裏面側下部に設置されている。
特許第2640112号公報
このようなパチンコ機の各検出スイッチは、故障や誤動作が生じた場合や、一定期間経過したのちには、交換、修理、点検などが必要になる。しかしながら、前述したパチンコ機では、入賞玉検出スイッチおよびアウト玉検出スイッチが内枠の裏面側に設置されているため、検出スイッチの交換、修理、点検などを行う場合には、内枠を遊技盤とともにパチンコ機の本体から回転させて開く必要がある。さらに、内枠の裏面側には、各種の配線や基板ケースなどの部品が設置されているため、必要に応じて遊技盤も含めてそれらの部品なども取り外さなければならず作業性が悪いという問題がある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、遊技機において球発射装置から遊技盤に向けて発射された打球のうち、特に、入賞口またはアウト口に入り遊技盤の裏面に進んだのちに回収タンクに送られる遊技球を計数するための遊技球計数センサの交換、修理、点検などの作業が容易になる打球計数センサの取り付け構造を提供することである。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
前述した目的を達成するため、本発明に係る打球計数センサの取り付け構造の構成上の特徴は、遊技機(10)において球発射装置(23)から遊技盤(12)の遊技領域(12a)に発射された打球(B1,B2,B3)を計数するための打球計数センサの取り付け構造(A)であって、打球のうち、遊技盤の入賞口(14a,14b)またはアウト口(15)に入り遊技盤の後面側に進んだのちに遊技機の下方に位置する回収スペース(25d)に送られる遊技球(B2)を計数するための遊技球計数センサ(24a)が遊技盤を支持する内枠(12b)の前面下部に設置され、内枠の下部に、入賞口およびアウト口の中の最下部に位置するものと遊技球計数センサとの間の高さに設けられ内枠の下部を後面から前面に貫通する貫通路(25a)と、内枠の下部の後面側で入賞口およびアウト口と貫通路とを連通する後面側通路(26)と、内枠の下部の前面側で貫通路と遊技球計数センサの検出位置とを連通する前面側通路(25b)とを備えた遊技球通路(25,26)が形成されていることにある。
本発明に係る打球計数センサの取り付け構造では、球発射装置から発射された打球のうち、入賞口またはアウト口に入り一旦遊技盤の後面側に進んだ遊技球を、後面側通路および遊技盤を支持する内枠の下部を後面から前面に貫通する貫通路を備えた遊技球通路によって、内枠の下部の前面側に進めるようにしている。そして、遊技球計数センサを内枠の前面下部に設置して、この遊技球計数センサで遊技球計数センサの検出位置を通過する遊技球を検出するようにしている。このため、遊技球計数センサに交換、修理、点検などの必要が生じた場合には、遊技盤を遊技機本体から取り外すことなく容易に作業を行える。なお、内枠は、遊技盤が着脱可能に取り付けられる枠体であり、少なくとも遊技盤の下方に位置する下部が備わったものである。そして、内枠の下部とは、遊技盤の下方に位置する部分である。
本発明に係る打球計数センサの取り付け構造の他の構成上の特徴は、遊技球通路に、内枠の下部を前面から後面に貫通して形成され、遊技球計数センサに検出された遊技球を内枠の下部の後面側に送る下部貫通路(25c)が含まれていることにある。
本発明によると、遊技球計数センサによって内枠の下部の前面で検出された遊技球を、下部貫通路を通して内枠の下部の後面側から回収スペースに向かわせることができる。回収スペースは、各遊技機の下方に配置された小型の回収箱または複数の遊技機から流下してくる遊技球を収容する大型の回収タンクで構成されており、通常、遊技機の後面側下方に配置されている。このため、遊技球通路に、内枠の下部を前面から後面に貫通する下部貫通路を含ませることで、従来の遊技機を使用することができるため、遊技機を大幅に改造することなく、遊技球を回収スペースに送ることができる。
本発明に係る打球計数センサの取り付け構造のさらに他の構成上の特徴は、打球のうち、球発射装置側に戻ったのちに戻り球通路(28)を通って遊技機の前面下部に設けられた球皿(17)に送られる戻り球(B3)を計数するための戻り球計数センサ(27a)が内枠の前面下部に設置されていることにある。
本発明によると、入賞口またはアウト口に入った遊技球を検出する遊技球計数センサに加えて、遊技領域に到達しなかったり、釘などに跳ね返されてきたりした戻り球を検出する戻り球計数センサが設けられているため、すべての打球を検出して計数できるようになる。また、戻り球計数センサも内枠の前面下部に設置されているため、遊技球計数センサと同様、交換、修理、点検などの作業が容易になる。
本発明に係る打球計数センサの取り付け構造のさらに他の構成上の特徴は、球発射装置が内枠の前面下部に設けられ、内枠の前面下部における球発射装置の近傍に球発射装置により発射された発射球(B1)を計数するための発射球計数センサ(22a)が設置されていることにある。
本発明によると、遊技球計数センサに加えて、または、遊技球計数センサと戻り球計数センサに加えて、球発射装置が発射する発射球を計数するための発射球計数センサが設けられているため、より正確な打球の計数が可能になる。遊技球計数センサと発射球計数センサが備わっている場合には、発射球計数センサの計数値と遊技球計数センサの計数値との差を戻り球の数として求めることができる。また、遊技球計数センサ、戻り球計数センサおよび発射球計数センサが備わっている場合には、発射球計数センサの計数値と戻り球計数センサの計数値との和が、発射球計数センサの計数値と同じになり、これが異なっていれば、不正行為が行われたり、誤検出が生じたりしていることが分かる。また、発射球計数センサも内枠の前面下部に設置されているため、交換、修理、点検などの作業が容易になる。
本発明に係る打球計数センサの取り付け構造のさらに他の構成上の特徴は、打球のうち、球発射装置側に戻ったのちに戻り球通路を通って遊技機の前面下部に設けられた球皿に送られる戻り球を計数するための戻り球計数センサおよび球発射装置により発射された発射球を計数するための発射球計数センサが備わっており、遊技球計数センサ、戻り球計数センサおよび発射球計数センサが一体に組み付けられて、内枠の前面下部に取り付けられていることにある。本発明によると、遊技球計数センサ、戻り球計数センサおよび発射球計数センサの遊技機本体への取り付けや取り外しの作業が容易になる。
本発明の一実施形態に係る打球計数センサの取り付け構造を備えたパチンコ機を示した正面図である。 内枠の下部に取り付けられた打球計数センサの組付け体を示した正面図である。 内枠の下部に取り付けられた打球計数センサの組付け体を示した側面図である。 内枠の下部に打球計数センサの組付け体を取り付ける状態を示した斜視図である。 打球計数センサの組付け体を右斜め上方から見た状態を示した斜視図である。 打球計数センサの組付け体を左斜め上方から見た状態を示した斜視図である。 遊技球通路を示した一部切欠き斜視図である。 遊技盤を後面から見た状態を示した斜視図である。 打球計数センサの取り付け構造を示した斜視図である。 戻り球通路を示した一部切欠き斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る打球計数センサの取り付け構造A(図2参照)を備えたパチンコ機10の概略を示している。以下、本明細書では、前後、左右および上下の各方向は、図1に基づくものとし、紙面手前側が前方であるとする。パチンコ機10は、遊技機本体11と、遊技機本体11の下部を除いた部分の前面を覆い、遊技機本体11の左縁部に回転可能に取り付けられた前扉16とを備えている。
遊技機本体11は、矩形の枠体で構成されており、その枠内には、遊技盤12が着脱可能に取り付けられた内枠12bが左縁部を中心に回転可能に取り付けられている。この内枠12bは、矩形の枠状に形成されており、前後方向から見た状態で下部が他の部分よりも幅広になっている。また、遊技盤12の中央やや上方には略円形の遊技領域12aが形成されている。そして、遊技領域12aの中央やや上方には、液晶画面13が設けられ、液晶画面13の下方に、入賞口14a,14bが上下に間隔を保って設けられている。さらに、入賞口14bの下方にアウト口15が設けられている。
前扉16は、中央に、遊技領域12aと略同じ大きさの略円形の窓穴が形成された矩形の枠部16aと、窓穴に取り付けられたガラス部16bとで構成されており、左縁部の上下に設けられたヒンジ機構を介して、遊技機本体11に取り付けられている。前扉16の遊技機本体11に対する回転によって、遊技盤12の前面は開閉される。そして、前扉16の前面下部の左側に、発射用の待機球(図示せず)を溜めるための球皿17が設けられ、前扉16における球皿17の右側にハンドル18が設けられている。
打球計数センサの取り付け構造Aは、図2ないし図4に示したように、打球計数センサの組付け体20と、遊技機本体11における打球計数センサの組付け体20が取り付けられる部分とで構成されており、打球計数センサの組付け体20は、遊技盤12の下方に位置する内枠12bの下部に取り付けられている。前扉16を閉じた状態では、打球計数センサの組付け体20は、前扉16の下部で隠れて、前方から見えなくなっている。また、内枠12bの下部には、図4に示したように、打球計数センサの組付け体20を取り付けるための取り付け用穴12c,12dや取り付け用係合部12eが設けられ、遊技盤12の前面中央から上部にかけての周囲部分には、周回するようにしてガイドレール19が設けられている。
打球計数センサの組付け体20は、図5および図6に示したように、支持部材21に、発射球カウント部22、遊技球カウント部24および戻り球カウント部27を左右に組み付けて構成されている。支持部材21は、左右に長い矩形の支持板21aの周縁部に前方に突出する周壁部21bを形成した略箱形に形成されており、発射球カウント部22と遊技球カウント部24の境界および発射球カウント部22と戻り球カウント部27の境界にはそれぞれ上下に延びる仕切り板21c,21dが形成されている。また、支持板21aの所定部分には、支持部材21を内枠12bの下部にねじ(図示せず)で固定するための複数の円筒状のねじ螺合部21eが形成されている。
発射球カウント部22は、支持部材21の中央に支持板21aを貫通して設置されており、球発射装置23と発射球計数センサ22aを備えている。図示は省略しているが、球発射装置23は、ロータリーソレノイドと、ロータリーソレノイドの回転軸に連結された屈曲した打球槌と、打球槌の回転範囲を規制する2個のストッパと、発射レールとを備えている。打球槌は先端に打撃部が形成された棒状に形成され、発射レールは右から左に向かって登り傾斜になり右下端が発射位置になっている。
ロータリーソレノイドは、通電による制御回路からのパルスに応じて回転軸を回転させる。打球槌は回転軸とともに回転し、打撃部が発射位置を通過するときに打球槌の本体部分が一方のストッパに衝突する。これによって通電状態がオフになってロータリーソレノイドのトルクが消滅し、打球槌は衝突の反動と自重により逆方向に回転して、もう一方のストッパの位置で停止する。ロータリーソレノイドが通電される間、このような動作が繰り返される。このロータリーソレノイドへの通電は、ハンドル18の回転操作により行われる。
また、発射位置には、球皿17から待機球が1球ずつ供給され、発射レールは、発射位置からガイドレール19の下端部近傍まで延びている。このため、ハンドル18を回転操作することで、発射球B1(図1参照)を遊技領域12aに向けて発射させることができる。発射球計数センサ22aは、発射レールに対向して設置され、発射レールを通過する発射球B1を検出する。この発射球計数センサ22aは、直流2線式近接スイッチで構成され、高周波発振回路の検出コイルのインピーダンスの変化によって金属体を検出する。この発射球計数センサ22aは、コネクタ22bを介して球発射装置23の前面に着脱自在に取り付けられている。
遊技球カウント部24は、支持部材21の前面右側に設置されており、下部遊技球通路25と遊技球計数センサ24aを備えている。下部遊技球通路25は、左側方から見た状態で、略コ字形の筒状に形成されている。この下部遊技球通路25は、図7に示したように、内枠12bの下部を貫通して後面から前面にやや下り傾斜になって延びる上部貫通路25aと、内枠12bの下部の前面側で上部貫通路25aから下方に延びる前面側通路25bと、前面側通路25bの下端から内枠12bの下部を貫通して前面から後面にやや下り傾斜になって延びる下部貫通路25cとからなっている。
また、内枠12bの下部の後面上部における左右方向の略中央には、本体側遊技球通路26が配置されている。本体側遊技球通路26は、遊技盤12の後面に沿って左右に延びる樋状に形成されており、底面部26a、後面部26bおよび左右の側面部26c,26dを備えている。そして、底面部26aの前端部には、左から右に向かって下り傾斜になった傾斜溝26eが形成されている。また、図8に示したように、本体側遊技球通路26内の右端側(図8では左端側)にはアウト口15が位置しており、さらに、図8では省略しているが、本体側遊技球通路26の上方には、入賞口14a,14bが位置している。この本体側遊技球通路26と下部遊技球通路25とで本発明に係る遊技球通路が構成される。また、下部貫通路25cの下方には、回収箱25dが設置されている。
前面側通路25bの前面には、上下に間隔を保って配置された弾性把持部24bが形成されており、遊技球計数センサ24aは、この弾性把持部24bに挟持された状態で下部遊技球通路25に着脱自在に組み付けられている。遊技球計数センサ24aは、発光部と受光部とを備えたフォトセンサで構成されている。そして、発光部と受光部とを対向させるとともに、前面側通路25bの両側に位置させた状態で、下部遊技球通路25に組み付けられている。この遊技球計数センサ24aは、発射球B1のうちの入賞口14a,14bおよびアウト口15を通過した遊技球B2(図8および図9参照)が発光部と受光部の間に到達したときに、発光部からの光を受光部が受光できなくなることで遊技球B2を検出する。
戻り球カウント部27は、支持部材21の前面左側に設置されており、戻り球通路28(図10参照)と戻り球計数センサ27aを備えている。前述したガイドレール19と発射レールとの間には、発射球B1のうちの遊技領域12aに到達せずに、ガイドレール19に沿って左下方に戻ってくる戻り球B3(図9参照)を通せる隙間が形成されており、戻り球通路28は、この隙間に連通するように形成されている。支持部材21の左側部分の前部には板部材27bが張り付けられており、戻り球通路28は、支持板21aと板部材27bとの間に形成されている。
この戻り球通路28は、図10に示したように、上端の入口側開口28aから右側に突出したV字を描くようにして下方に延びたのちに、上方から前側下方に向かうように湾曲して延びており、下端には、板部材27bの前面に開口する出口側開口28bが形成されている。また、出口側開口28bの下方には、球皿17が位置しており、戻り球通路28を通過した戻り球B3は、球皿17に戻っていく。また、板部材27bの前面下部には、前面と右側面が開放された略箱状の係合部27cが形成されており、戻り球計数センサ27aは、この係合部27cに着脱自在に組み付けられている。
戻り球計数センサ27aは、遊技球計数センサ24aと同じフォトセンサで構成されており、発光部と受光部とを備えている。この戻り球計数センサ27aは、発光部と受光部とを対向させた状態で戻り球通路28の両側に位置させており、戻り球検出通路28を通過する戻り球B3が発光部と受光部の間に到達したときに、発光部からの光を受光部が受光できなくなることで戻り球B3を検出する。
このようにして、発射球カウント部22、遊技球カウント部24および戻り球カウント部27が組み付けられた打球計数センサの組付け体20は、発射球カウント部22の後部を取り付け用穴12cに位置させ、遊技球カウント部24の後部を取り付け用穴12dに位置させて内枠12bの下部に組み付けられる。そして、支持部材21の周壁部21bの右端部に取り付け用係合部12eを係合させるとともに、ねじとねじ螺合部21eを介して支持部材21を内枠12bの下部に固定する。これによって、本体側遊技球通路26と下部遊技球通路25とが連通し、戻り球通路28の入口側開口28aとガイドレール19と発射レールとの間の隙間とが連通する。
また、図示は省略しているが、パチンコ機10または複数のパチンコ機10を一括管理するホールコンピュータには、発射球B1、遊技球B2および、戻り球B3を計数するための処理を含む各種の処理を実行するCPU、CPUが実行するプログラムを記憶するROM、CPUの処理に使用されるデータなどを一時的に記憶するRAM等が備わった制御部、発射球B1、遊技球B2および戻り球B3の数を表示する各表示器、各表示器の表示をリセットするためのリセットボタンなどが備わっている。そして、各表示器には、それぞれ発射球計数センサ22aを通過する発射球B1の数、遊技球計数センサ24aを通過する遊技球B2の数、戻り球計数センサ27aを通過する戻り球B3の数が順次加算されて合計値として表示される。
このように構成されたパチンコ機10を使用する場合には、まず、球皿17に所定量の待機球を入れる。これによって、先に球皿17に入った待機球から順に、1球ずつ発射位置に送られる。つぎに、ハンドル18を回転操作することによって、球発射装置23を作動させる。これによって、ロータリーソレノイドが通電されて、打球槌が回転移動し、待機球は発射球B1として、遊技領域12aに向けて発射される。この場合、発射球B1には勢いがあるため、ガイドレール19と発射レールとの間の隙間を通過して、遊技領域12aに向かう。その間に、つぎの待機球が、発射位置に到達して、再度球発射装置23によって発射される。このような動作が繰り返されることにより、発射球B1が1個ずつ遊技領域12aに向けて発射される。
そして、発射球B1が発射レールを通過する間に、発射球計数センサ22aは、各発射球B1を検出し、その発射球B1の数は記憶装置に記憶され発射球B1用の表示器に表示される。この発射球B1のうち、入賞口14a,14bに入った遊技球B2と、入賞口14a,14bに入ることなくアウト口15に入った遊技球B2は、本体側遊技球通路26内に落下したのちに、下部遊技球通路25を通過して、回収箱25d内に流下していく。そして、遊技球B2が下部遊技球通路25を通過する間に、遊技球計数センサ24aは、各遊技球B2を検出し、その遊技球B2の数は記憶装置に記憶され遊技球B2用の表示器に表示される。なお、発射球B1が入賞口14a,14bに入ったときには、所定数の賞球がパチンコ機10の上部に設けられた供給タンクから球皿17に供給される。
また、発射球B1のうち、勢いが弱く遊技領域12aに到達しなかったものや、遊技領域12aの釘などに跳ね返されたりして、ガイドレール19に沿って戻ってくる戻り球B3は、戻り球通路28を通過して、球皿17に戻っていく。そして、戻り球B3が戻り球通路28を通過する間に、戻り球計数センサ27aは、各戻り球B3を検出し、その戻り球B3の数は記憶装置に記憶され戻り球B3用の表示器に表示される。
また、所定期間の使用により、発射球計数センサ22a、遊技球計数センサ24aおよび戻り球計数センサ27aのいずれかに、交換、修理、点検などの必要が生じた場合には、前扉16を開いて、内枠12bの下部の前面に配置された発射球計数センサ22a、遊技球計数センサ24aまたは戻り球計数センサ27aに所定の処理を行う。点検の場合は、発射球計数センサ22a、遊技球計数センサ24aおよび戻り球計数センサ27aを内枠12bの下部に設置したままの状態で行ってもよいし、内枠12bの下部から取り外した状態で行ってもよい。なお、図7は、発射球計数センサ22aおよび戻り球計数センサ27aを外した状態を示し、図9および図10は、発射球計数センサ22aを外した状態を示している。
以上のように、本実施形態に係る打球計数センサの取り付け構造Aでは、入賞口14a,14bまたはアウト口15に入り遊技盤12の後面側に進んだ遊技球B2を、本体側遊技球通路26と、下部遊技球通路25の上部貫通路25aおよび前面側通路25bとを通過させて一旦内枠12bの下部の前面側に進めるようにしている。そして、内枠12bの下部の前面に設置した遊技球計数センサ24aで遊技球B2を検出するようにしている。このため、遊技球計数センサ24aに交換、修理、点検などの必要が生じた場合には、遊技盤12を遊技機本体11から取り外すことなく容易に作業を行える。
また、下部遊技球通路25には、内枠12bの下部を前面から後面に貫通する下部貫通路25cが含まれているため、内枠12bの下部の前面で検出された遊技球B2を、内枠12bの下部の後面側から回収箱25dに落下させることができる。このように、下部貫通路25cを設けることで、パチンコ機10を改造することなく、遊技球B2を回収箱25dに落下させることができる。
また、打球計数センサの取り付け構造Aでは、遊技領域12aに到達することなくガイドレール19に沿って下降してきた戻り球B3を球皿17に向かわせる戻り球通路28に戻り球B3を検出する戻り球計数センサ27aが設置されている。このため、遊技球B2だけでなく、戻り球B3も検出できる。この戻り球計数センサ27aも内枠12bの下部の前面に着脱自在に設置されているため、交換、修理、点検などの作業が容易になる。
さらに、打球計数センサの取り付け構造Aには、球発射装置23により発射された発射球B1を検出する発射球計数センサ22aも備わっている。このため、遊技球計数センサ24aの計数値と、戻り球計数センサ27aの計数値との合計値を、発射球計数センサ22aの計数値と比較することで、不正行為が行われたり、誤検出が生じたりしているかどうかを判断することができる。例えば、遊技球B2の計数値と戻り球B3の合計値と、発射球B1の計数値とが異なっている場合や、遊技球B2の計数値に対して、賞球の数が異常に多い場合には誤検出や不正が発生していると判断することができる。なお、説明は省略したが、パチンコ機10には、賞球を計数するセンサも備わっている。
また、発射球計数センサ22aも内枠12bの下部の前面に設置されているため、交換、修理、点検などの作業が容易になる。さらに、発射球計数センサ22aを含む発射球カウント部22、遊技球計数センサ24aを含む遊技球カウント部24および戻り球計数センサ27aを含む戻り球カウント部27を一体として打球計数センサの組付け体20に組み込ませたため、遊技機本体11への組付けや取り外しが容易になる。
本発明に係る打球計数センサの取り付け構造は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更することができる。例えば、前述した実施形態では、遊技機をパチンコ機としているが、この遊技機はパチンコ機に限らず、スマートボールやピンボール等であってもよい。また、前述した実施形態では、下部遊技球通路25に下部貫通路25cが含まれているが、この下部貫通路25cは省略することもできる。この場合、パチンコ機を改造して、前面側通路25bの下方に回収スペースが位置するようにする。
さらに、発射球計数センサ22a、遊技球計数センサ24aおよび戻り球計数センサ27aとして用いられるセンサとしても、前述した実施形態以外のものを使用してもよい。要は、発射球B1、遊技球B2および戻り球B3を検出できるとともに計数できる構成になっていればよい。また、前述した実施形態では、発射球カウント部22の発射装置23と支持部材21とが別体になっているが、これらは一体になっていてもよい。すなわち、発射装置23のベースが支持部材21の一部で構成されていてもよい。さらに、本発明に係る打球計数センサの取り付け構造のそれ以外の部分の構成についても本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することが可能である。
10…パチンコ機、12…遊技盤、12a…遊技領域、12b…内枠、14a,14b…入賞口、15…アウト口、17…球皿、22a…発射球計数センサ、23…球発射装置、24a…遊技球計数センサ、25…下部遊技球通路、25a…上部貫通路、25b…前面側通路、25c…下部貫通路、25d…回収箱、26…本体側遊技球通路、27a…戻り球計数センサ、28…戻り球通路、A…打球計数センサの取り付け構造、B1…発射球、B2…遊技球、B3…戻り球。

Claims (5)

  1. 遊技機において球発射装置から遊技盤の遊技領域に発射された打球を計数するための打球計数センサの取り付け構造であって、
    前記打球のうち、前記遊技盤の入賞口またはアウト口に入り前記遊技盤の後面側に進んだのちに前記遊技機の下方に位置する回収スペースに送られる遊技球を計数するための遊技球計数センサが前記遊技盤を支持する内枠の前面下部に設置され、
    前記内枠の下部に、
    前記入賞口および前記アウト口の中の最下部に位置するものと前記遊技球計数センサとの間の高さに設けられ前記内枠の下部を後面から前面に貫通する貫通路と、
    前記内枠の下部の後面側で前記入賞口および前記アウト口と前記貫通路とを連通する後面側通路と、
    前記内枠の下部の前面側で前記貫通路と前記遊技球計数センサの検出位置とを連通する前面側通路と
    を備えた遊技球通路が形成されていることを特徴とする打球計数センサの取り付け構造。
  2. 前記遊技球通路に、前記内枠の下部を前面から後面に貫通して形成され、前記遊技球計数センサに検出された遊技球を前記内枠の下部の後面側に送る下部貫通路が含まれている請求項1に記載の打球計数センサの取り付け構造。
  3. 前記打球のうち、前記球発射装置側に戻ったのちに戻り球通路を通って遊技機の前面下部に設けられた球皿に送られる戻り球を計数するための戻り球計数センサが前記内枠の前面下部に設置されている請求項1または2に記載の打球計数センサの取り付け構造。
  4. 前記球発射装置が前記内枠の前面下部に設けられ、前記内枠の前面下部における前記球発射装置の近傍に前記球発射装置により発射された発射球を計数するための発射球計数センサが設置されている請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の打球計数センサの取り付け構造。
  5. 前記打球のうち、前記球発射装置側に戻ったのちに戻り球通路を通って遊技機の前面下部に設けられた球皿に送られる戻り球を計数するための戻り球計数センサおよび前記球発射装置により発射された発射球を計数するための発射球計数センサが備わっており、前記遊技球計数センサ、前記戻り球計数センサおよび前記発射球計数センサが一体に組み付けられて、前記内枠の前面下部に取り付けられている請求項1に記載の打球計数センサの取り付け構造。
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