JP2018102141A - 油脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】青臭みが少ない、α−リノレン酸を豊富に含むジアシルグリセロール高含有油脂の提供。【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):(A)構成脂肪酸の15〜60質量%がα−リノレン酸である油脂、(B)サンショウ香料 0.05〜0.3質量%、(C)ゴマ油香料 0.5〜5質量%を含有し、成分(A)油脂の70質量%以上がジアシルグリセロールである油脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、α−リノレン酸を豊富に含む油脂組成物に関する。
本発明は、
近年の健康指向の高まりを受けて、油脂中の脂肪酸の機能について多数の研究がなされている。例えば、α−リノレン酸(C18:3、ALA)やエイコサペンタエン酸(C20:5、EPA)、ドコサヘキサエン酸(C22:6、DHA)等のω3系高度不飽和脂肪酸に冠動脈疾患、脳卒中等の予防効果があることが報告されている。ω3系高度不飽和脂肪酸は生体内で合成できず、欠乏すると皮膚炎等が発症することから、これを多く含む油脂の利用が望まれ、2005年には、厚生労働省によりω3系高度不飽和脂肪酸を合計で1g/日という摂取目標量(成人)が定められている。
他方、ジアシルグリセロールを高濃度に含む油脂は、食後の血中トリグリセリド(中性脂肪)の増加を抑制し、体内への蓄積性が少ない等の生理作用を有することが報告されている。
そこで、これまでに、α−リノレン酸等のω3系高度不飽和脂肪酸とジアシルグリセロールの生理活性機能を有効に発現させるべく、ジグリセリド40〜99.7重量%等を含有し、かつジグリセリドを構成するアシル基中、ω3系不飽和アシル基含有量が15〜89.5重量%であり、モノエンアシル基含有量が10〜84.5重量%である油脂組成物(特許文献1)等が提案されている。
特開2001−40386号公報
しかしながら、本発明者の研究によれば、構成脂肪酸中にα−リノレン酸を豊富に含むジアシルグリセロール含有油脂は、青臭いにおいが感じられる場合があった。ことに、ジアシルグリセロール含有量の高い油脂においては、かかる傾向が顕著であった。
したがって、本発明は、青臭みが少ない、α−リノレン酸を豊富に含むジアシルグリセロール高含有油脂を提供することに関する。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行ったところ、油脂にサンショウ香料又はゴマ油香料を含有させれば、青臭さが改善されることを見出した。しかし、青臭さを十分低減させようとすると、食用油にはそぐわない刺激感のある香りや焦げた様なにおいが感じられることが判った。そこで、本発明者は斯かる問題についてさらに検討したところ、油脂にサンショウ香料とゴマ油香料とを所定量ずつ組み合わせて含有させれば、青臭さが低減され、且つ、刺激感のある香りと焦げた様なにおいもそれぞれ抑制されて、食用油として好適な油脂組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の15〜60質量%がα−リノレン酸である油脂、
(B)サンショウ香料 0.05〜0.3質量%、
(C)ゴマ油香料 0.5〜5質量%
を含有し、成分(A)油脂の70質量%以上がジアシルグリセロールである油脂組成物を提供するものである。
本発明によれば、α−リノレン酸とジアシルグリセロールの含有量が高く、生理効果に優れるものでありながら、青臭みが少ない油脂組成物を提供することができる。
本発明において、(A)油脂を構成する物質には、ジアシルグリセロールのみならずモノアシルグリセロールやトリアシルグリセロールも含まれる。本発明において、(A)油脂は、モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール及びトリアシルグリセロールのいずれか1種以上を含むものである。油脂の種類に特に制限はなく、食用油脂として使用できるものであれば何れでもよい。
油脂組成物中の(A)油脂の含有量は、使用性の点から、好ましくは90質量%(以下、単に「%」とする)以上、より好ましくは94%以上、更に好ましくは94.5%以上であり、また、好ましくは99.45%以下、より好ましくは99%以下である。
本発明において、(A)油脂を構成する脂肪酸中のα−リノレン酸の含有量は15〜60%である。油脂を構成する脂肪酸中のα−リノレン酸の含有量は、生理効果の点から、好ましくは17%以上、より好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上であり、また、酸化安定性の点から、好ましくは57%以下、より好ましくは55%以下、更に好ましくは53%以下である。なお、本明細書における脂肪酸量は遊離脂肪酸換算量である。
本発明において、(A)油脂を構成するα−リノレン酸以外の構成脂肪酸としては、特に限定されず、飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のいずれであってもよい。
油脂の風味・工業的生産性の点からは、油脂を構成する脂肪酸中の不飽和脂肪酸の含有量は、好ましくは60%以上100%以下、更に好ましくは70%以上100%以下、更に好ましくは80%以上100%以下である。不飽和脂肪酸の炭素数は、生理効果の点から、好ましくは14〜24、より好ましくは16〜22である。
(A)油脂を構成する脂肪酸中のリノール酸(C18:2)の含有量は、工業的生産性の点から、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、また、好ましくは40%以下、より好ましくは30%以下、更に好ましくは20%以下である。
また、(A)油脂を構成する脂肪酸中のオレイン酸(C18:1)の含有量は、工業的生産性の点から、好ましくは10%以上であり、また、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下、更に好ましくは30%以下である。
(A)油脂を構成する脂肪酸中の飽和脂肪酸の合計含有量は、外観、生理効果、油脂の工業的生産性の点から、好ましくは40%以下、より好ましくは30%以下、更に好ましくは20%以下であり、また、0.5%以上であるのが好ましい。
飽和脂肪酸の炭素数は、好ましくは14〜24、より好ましくは16〜22である。
本発明において、(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量は70%以上である。油脂中のジアシルグリセロールの含有量は、生理効果の点から、好ましくは75%以上、より好ましくは78%以上、更に好ましくは80%以上、更に好ましくは83%以上、更に好ましくは85%以上であり、また、工業的生産性の点から、好ましくは96%以下、より好ましくは95%以下、更に好ましくは94%以下である。
(A)油脂中、トリアシルグリセロールの含有量は、油脂の工業的生産性の点から、好ましくは1%以上、より好ましくは2%以上、更に好ましくは3%以上であり、また、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下、更に好ましくは15%以下である。
(A)油脂中、モノアシルグリセロールの含有量は、風味、油脂の工業的生産性の点から、好ましくは3%以下であり、より好ましくは0〜2%、更に好ましくは0〜1%である。
(A)油脂に含まれる遊離脂肪酸又はその塩の含有量は、風味、油脂の工業的生産性の点から、好ましくは0〜5%、より好ましくは0〜2%、更に好ましくは0〜1%である。
トリアシルグリセロール、ジアシルグルセロール及びモノアシルグリセロールの脂肪酸組成は同じであることが油脂の工業的生産性の点で好ましい。
(A)油脂の起源として使用できる食用油脂に特に制限はなく、例えば、大豆油、ナタネ油、サフラワー油、米油、コーン油、ヒマワリ油、綿実油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、ハトムギ油、小麦胚芽油、シソ油、アマニ油、エゴマ油、サチャインチ油、クルミ油、キウイ種子油、サルビア種子油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、椿油、茶実油、ボラージ油、パーム油、パームオレイン、パームステアリン、やし油、パーム核油、カカオ脂、サル脂、シア脂、藻油等の植物性油脂;魚油、ラード、牛脂、バター脂等の動物性油脂;あるいはそれらのエステル交換油、水素添加油、分別油等の油脂類を挙げることができる。これらの油は、それぞれ単独で用いてもよく、あるいは適宜混合して用いてもよい。なかでも、使用性の点から、植物性油脂を用いるのが好ましく、更に低温耐性に優れた液状油脂を用いるのが好ましく、更にシソ油、アマニ油及びエゴマ油からなる群より選ばれる1種又は2種以上の油脂を用いるのが、α−リノレン酸を豊富に含むため好ましい。なお、液状油脂とは、基準油脂分析試験法2.3.8−27による冷却試験を実施した場合、20℃で液状である油脂をいう。また、食用油脂は、精製工程を経た精製油脂であるのが好ましい。
本発明の油脂組成物は、(B)サンショウ香料と(C)ゴマ油香料を含有する。
後述の実施例に示すように、サンショウ香料又はゴマ油香料は、α−リノレン酸を豊富に含むジアシルグリセロール高含有油脂の青臭さを改善するが、青臭さを十分低減させるべくサンショウ香料の量を増やすと食用油にそぐわない刺激感のある香りが強く出てくる。ゴマ油香料は、青臭さの低減効果が十分ではなく、さらにその量を増やすと焦げた様なにおいも出てくる。これに対して、サンショウ香料とゴマ油香料の2種類の香料を所定量ずつ組み合わせて含有させれば、刺激感ある香りと焦げた様なにおいがそれぞれ抑えられる上に、青臭さに対して十分な低減効果を発揮する。
本発明で用いられる(B)サンショウ香料は、サンショウ(Zanthoxylum piperitum)の香気成分を含む。その香気成分としては、テルペン系炭化水素、テルペン系アルデヒド類、アルコール類等が知られている。
サンショウの品種に特に制限はない。サンショウの使用部位としては、例えば、花、蕾、葉、枝、樹皮、根、果実、果皮、種子等が挙げられる。好ましくは、果実である。
サンショウ香料は、天然に由来するもの、合成されたもの、又はそれらの混合物のいずれも用いることができる。好ましくは天然香料である。サンショウ香料の製造法としては、圧搾法によるコールドプレス法、水蒸気蒸留法、抽出法等が挙げられ、好ましくは水蒸気蒸留法である。サンショウ香料の形態としては、例えば、油溶性、エマルジョン、粉末が挙げられる。サンショウ香料は、1種又は2種以上を用いてもよい。
サンショウ香料は、市販品、好ましくは飲食品用の市販品を使用することができる。
本発明において、油脂組成物中の(B)サンショウ香料の含有量は0.05〜0.3%である。サンショウ香料の含有量は、α−リノレン酸を豊富に含むジアシルグリセロール高含有油脂の青臭さを低減する点から、好ましくは0.1%以上である。他方、刺激感ある香りを抑制する点から、好ましくは0.25%以下、より好ましくは0.2%以下である。
尚、香料の定量には、ガスクロマトグラフィーを用いることができる。例えば、ヘッドスペースガスクロマトグラフィにより分析することができる。
本発明で用いられる(C)ゴマ油香料は、ゴマ(Sesamum indicum L.)の種子から採油されるゴマ油の香気成分を含む。その香気成分としては、アルデヒド類、ピラジン類等が知られている。ゴマの種類に特に制限はなく、例えば、白胡麻、金胡麻、黒胡麻、茶胡麻等が挙げられる。ゴマは、焙煎した煎りゴマでもよい。
ゴマ油香料は、天然に由来するもの、合成されたもの、又はそれらの混合物のいずれも用いることができる。好ましくは天然香料であり、ゴマ油香料としてゴマ油を用いてもよい。ゴマ油の製造法としては、圧搾法、抽出法等が挙げられる。ゴマ油香料は、1種又は2種以上を用いてもよい。
ゴマ油香料は、市販品、好ましくは飲食品用の市販品を使用することができる。
本発明において、油脂組成物中の(C)ゴマ油香料の含有量は0.5〜5%である。ゴマ油香料の含有量は、α−リノレン酸を豊富に含むジアシルグリセロール高含有油脂の青臭さを低減する点、刺激感ある香りを抑制する点から、好ましくは1.0%以上、より好ましくは2.0%以上である。他方、焦げた様なにおいを抑制する点から、好ましくは4%以下、より好ましくは3%以下である。
本発明において、油脂組成物に含有される成分(B)と成分(C)の質量比[(B)/(C)]は、青臭さ抑制の点から、好ましくは0.02以上である。また、刺激感のある香り抑制の点から、好ましくは0.6以下、より好ましくは0.2以下である。
本発明の油脂組成物は、酸化安定性の点から、更に抗酸化剤を含有することが好ましい。
油脂組成物中の抗酸化剤の含有量は、風味、酸化安定性、着色抑制等の点から、好ましくは0.005%以上0.5%以下、より好ましくは0.04%以上0.25%以下、更に好ましくは0.08%以上0.2%以下である。
抗酸化剤としては、食品に使用するものであれば特に制限はないが、天然抗酸化剤、レシチン、トコフェロール、アスコルビルパルミテート、アスコルビルステアレート、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)及びブチルヒドロキシアニソール(BHA)等から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
本発明の油脂組成物は、例えば、成分(A)構成脂肪酸の15〜60%がα−リノレン酸であり、ジアシルグリセロールを70%以上含有する油脂に、成分(B)サンショウ香料、成分(C)ゴマ油香料、更に必要に応じてその他の成分を添加し、適宜加熱、撹拌等することにより得ることができる。必要に応じて通常の食用油脂を配合してもよい。
成分(A)油脂は、常法に従って、油脂由来の脂肪酸とグリセリンとのエステル化反応、油脂とグリセリンとのエステル交換反応(グリセロリシス)等により得ることができる。
本発明の油脂組成物は、一般の食用油脂と同様に使用でき、油脂を用いた各種飲食品に応用することができる。飲食品としては、通常の飲食品の他、例えば、α−リノレン酸やジアシルグリセロールの生理効果を標榜した特定保健用食品、機能性表示食品等が挙げられる。
〔分析方法〕
(i)油脂のグリセリド組成
ガラス製サンプル瓶に、油脂サンプル約10mgとトリメチルシリル化剤(「シリル化剤TH」、関東化学製)0.5mLを加え、密栓し、70℃で15分間加熱した。これに水1.0mLとヘキサン1.5mLを加え、振とうした。静置後、上層をガスクロマトグラフィー(GLC)に供して分析した。
<GLC分析条件>
(条件)
装置:アジレント6890シリーズ(アジレントテクノジー社製)
インテグレーター:ケミステーションB 02.01 SR2(アジレントテクノジー社製)
カラム:DB−1ht(Agilent J&W社製)
キャリアガス:1.0mL He/min
インジェクター:Split(1:50)、T=340℃
ディテクター:FID、T=350℃
オーブン温度:80℃から10℃/分で340℃まで昇温、15分間保持
(ii)油脂の構成脂肪酸組成
日本油化学会編「基準油脂分析試験法」中の「脂肪酸メチルエステルの調製法(2.4.1.−1996)」に従って脂肪酸メチルエステルを調製し、得られた油脂サンプルを、American Oil Chemists. Society Official Method Ce 1f−96(GLC法)に準拠して測定した。
<GLC分析条件>
カラム:CP−SIL88 50m×0.25mm×0.2μm (VARIAN)
キャリアガス:1.0mL He/min
インジェクター:Split(1:50)、T=300℃
ディテクター:FID、T=300℃
オーブン温度:150℃5min保持→1℃/min昇温→160℃5min保持→2℃/min昇温→200℃10min保持→10℃/min昇温→220℃5min保持
〔原料〕
成分(A)油脂として、次の精製油脂aを用いた。
アマニ油を酵素により加水分解して得た脂肪酸300質量部とグリセリン47質量部とを混合し、イオン交換樹脂に固定化した1,3位選択リパーゼ(ノボザイム社製)を触媒としてエステル化反応を行った。固定化酵素を濾別した後、反応終了品を分子蒸留し、酸処理及び水洗(蒸留水3回)を行い、処理油を得た。処理油を脱臭して精製油脂aを得た。
精製油脂aのグリセリド組成は、トリアシルグリセロール14.1%、ジアシルグリセロール85.2%、モノアシルグリセロール0.6%、遊離脂肪酸0.1%であった。また、脂肪酸組成は、C18:1 23.2%、C18:2 16.6%、C18:3 51.7%、飽和脂肪酸合計 5.5%、others 3%であった。
(B)サンショウ香料として、サンショウオイルフレーバー(小川香料製)を用いた。
(C)ゴマ油香料として、金印ごま油(かどや製)を用いた。
実施例1〜7及び比較例1〜11
〔油脂組成物の調製〕
表1に示した割合で精製油脂a、サンショウ香料及びゴマ油香料を混合し、油脂組成物をそれぞれ調製した。
〔評価試験〕
上記で得た試験品について官能評価を行なった。具体的には、油脂組成物の青臭さ、刺激感のある香り、焦げた様なにおいについて以下の基準に従って7段階で評価を行い、専門パネル3名の協議により評点を決定した。結果を表1に示す。
0:感じない
1:僅かに感じる
2:少し感じる
3:感じる
4:やや強く感じる
5:強く感じる
6:とても強く感じる
Figure 2018102141
表1に示された結果から明らかなように、α−リノレン酸とジアシルグリセロールの含有量が高い比較例1は、青臭さがとても強く感じられた。
これに対して、サンショウ香料とゴマ油香料を所定量配合した実施例の油脂組成物は、青臭みが少なかった。また、刺激感のある香りと焦げた様なにおいもそれぞれ抑制されることが確認された。
一方、サンショウ香料を配合した比較例2〜5は、配合量が増えるに従い青臭みは低減したが、刺激感のある香りが感じられるようになり食用油として好ましくなかった。また、ゴマ油香料を配合した比較例6〜9は、青臭さの低減効果が十分ではなく、且つ、配合量が増えるに従い焦げた様なにおいが感じられるようになり食用油として好ましくなかった。さらに、サンショウ香料とゴマ油香料の配合量が少ない比較例10は青臭さの低減効果が十分ではなく、サンショウオイル香料とゴマ油香料の配合量が多い比較例11は刺激感のある香りと焦げた様なにおいがとても強かった。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)構成脂肪酸の15〜60質量%がα−リノレン酸である油脂、
    (B)サンショウ香料 0.05〜0.3質量%、
    (C)ゴマ油香料 0.5〜5質量%
    を含有し、成分(A)油脂の70質量%以上がジアシルグリセロールである油脂組成物。
  2. 成分(A)油脂を90〜99.45質量%含有する請求項1記載の油脂組成物。
  3. 成分(A)油脂を構成する脂肪酸中のリノール酸の含有量が5〜40質量%である請求項1又は2記載の油脂組成物。
  4. 成分(A)油脂を構成する脂肪酸中のオレイン酸の含有量が10〜50質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の油脂組成物。
  5. 成分(B)サンショウ香料と成分(C)ゴマ油香料の含有質量比[(B)/(C)]が0.02〜0.6である請求項1〜4のいずれか1項記載の油脂組成物。
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