JP2018101897A - 車両周辺監視装置及び監視方法 - Google Patents

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順子 樋渡
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Abstract

【課題】車両側方カメラの死角に位置する後方車両を含む画像を表示可能な車両周辺監視装置を提供する。【解決手段】車両周辺監視装置1は、車両10の後方に配置された車両後方カメラ14で撮像された車両後方画像から、車両側後方画像を生成する車両側後方画像生成部34と、車両側後方画像を含む画像を示す画像信号を出力する画像信号出力部36と、を有し、車両側後方画像生成部は、車両側後方画像に車両10の側方を走行する側方車両110の一部が含まれるように、車両側後方画像に含まれる車両後方画像の表示範囲を動的に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両周辺監視装置及び監視方法に関する。
バックミラー及びサイドミラー等の自動車用ミラーの電子化が図られており、自動車用ミラーを電子化されることによって取得された画像を加工して表示する技術、及び取得された画像を表示するタイミングを調整する技術等の種々の技術が知られている。
例えば、特許文献1には、方向指示が有るときに、方向指示が示す一の方向の側方領域を他の方向の側方領域よりも大きくした仮想視点からみた車両の側方領域を含む合成画像を表示することが記載されている。また、特許文献2には、車両のドアミラーの格納又は展開の状態に応じて、ドアミラーに備えられたカメラで撮影した画像のうちドアミラーの格納状態又は展開状態のそれぞれに予め対応付けられた画像の一部の範囲を表示することが記載されている。また、特許文献3には、走行速度が所定の閾値より低くなったに、車両の前方領域を示す画像と、車両に搭載された複数のカメラで得られる複数の画像を用いて生成された合成画像に車両像を含めた画像とを含む周辺画像を表示することが記載されている。
特開2010−274813号公報 特開2011−131678号公報 特開2013−38794号公報
しかしながら、車両の側方又は側後方を側方車両が走行し且つ側方車両の後方を後方車両が更に走行するとき、側方車両の後方を走行する後方車両は、車両側方カメラの死角に位置し、車両の側面に配置された車両側方カメラによって撮像することができない。
本発明は、このような課題を解決するものであり、車両側方カメラの死角に位置する後方車両を含む画像を表示可能な車両周辺監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を実現するため、本発明に係る車両周辺監視装置は、車両の後方に配置された車両後方カメラで撮像された車両後方画像から、車両側後方画像を生成する車両側後方画像生成部と、車両側後方画像を含む画像を示す画像信号を出力する画像信号出力部と、を有し、車両側後方画像生成部は、車両側後方画像に車両の側方を走行する側方車両の一部が含まれるように、車両側後方画像に含まれる車両後方画像の表示範囲を動的に設定することを特徴とする。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、車両側後方画像生成部は、車両側後方画像の視点位置を車両後方カメラの視点位置から車両の側方の視点位置に視点変換する視点変換部を有することが好ましい。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、視点変換部は、車両側後方画像の視点位置を、車両の側後方位置に視点変換することが好ましい。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、視点変換部は、車両側後方画像の視点位置を、車両側方カメラの視点位置に視点変換することが好ましい。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、車両側後方画像生成部は、側方車両の車両後方画像に含まれていない側方車両未表示部を含む仮想側方車両画像を、車両側方カメラで撮像された車両側方画像から生成する仮想側方車両画像生成部と、側方車両未表示部を、仮想側方車両画像で補間する画像補間部とを更に有することが好ましい。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、車両後方画像から生成された車両後方表示画像、及び車両側方画像から生成された車両側方表示画像を含む合成画像を生成する合成画像生成部を更に有し、画像信号出力部は、合成画像を示す合成画像信号を出力することが好ましい。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、合成画像は、視点変換された視点位置を示す視点位置画像を更に含むことが好ましい。
また、本発明に係る車両周辺監視装置では、車両側後方画像生成部は、車両の後方から所定距離以内に他の車両があるか否かを判定する側方車両判定部を更に有し、合成画像生成部は、車両の後方から所定距離以内に他の車両があると判定されたときに、車両側後方画像を更に含む合成画像を生成し、車両の後方から所定距離以内に他の車両がないと判定されたときに、車両側後方画像を含まない合成画像を生成することが好ましい。
さらに、本発明に係る監視方法は、車両の後方に配置された車両後方カメラで撮像された車両後方画像から、車両側後方画像を生成し、車両側後方画像を含む画像を示す画像信号を出力する、ことを含み、車両側後方画像を生成することは、車両側後方画像に車両の側方を走行する側方車両の一部が含まれるように、車両側後方画像に含まれる車両後方画像の表示範囲を動的に設定することを特徴とする。
本発明によれば、車両周辺監視装置は、車両側方カメラの死角に位置する後方車両を含む画像を車両後方カメラで撮像した車両後方画像から生成することで、車両側方カメラの死角に位置する後方車両を含む画像を表示することができる。さらに、本発明によれば、車両周辺監視装置は、側方車両の後方に車両が走行していることを視認し易く表示することができると共に、後方車両と側方車両の位置関係を分かり易く表示できる。
実施形態に係る車両周辺監視装置の動作を説明するための図であり、(a)は車両後方カメラによって撮像された車両後方画像を示し、(b)は(a)に示す画像から抽出した右後方画像を示し、(c)は(b)に示す右後方画像の破線部分を拡大した車両側後方画像を示す。 第1実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。 図2に示す車両の平面図である。 (a)は図2に示す車両周辺監視装置による合成画像生成処理のフローチャートであり、(b)は(a)のS108の処理のより詳細なフローチャートであり、(c)は(a)のS110の処理のより詳細なフローチャートである。 図2に示す表示装置に表示される合成画像の一例を示す図である。 (a)はS201の処理を説明するための図であり、(b)はS202の処理を説明するための図であり、(c)はS203の処理を説明するための図であり、(d)はS204の処理を説明するための図である。 (a)は第1のタイミングでの図2に示す車両周辺監視装置の処理を説明するための図であり、(b)は第1のタイミングに続く第2のタイミングでの処理を説明するための図であり(c)は第2のタイミングに続く第3のタイミングでの処理を説明するための図である。 第2実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。 (a)は図8に示す車両周辺監視装置による合成画像生成処理のフローチャートであり、(b)は(a)のS108の処理のより詳細な処理を示すフローチャートであり、(c)は(a)のS110の処理のより詳細な処理を示すフローチャートである。 S405の処理を説明するための図である。 第3実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。 (a)は図11に示す車両周辺監視装置による合成画像生成処理のフローチャートであり、(b)は(a)のS108の処理のより詳細な処理を示すフローチャートであり、(c)は(a)のS110の処理のより詳細な処理を示すフローチャートである。 S605の処理を説明するための図である。 第4実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。 図14に示す車両周辺監視装置による合成画像生成処理のフローチャートである。 S711の処理で生成される合成画像の一例を示す図である。 実施形態に係る車両周辺監視装置が生成した合成画像の表示場所の変形例を示す図であり、(a)は第1変形例を示し、(b)は第2変形例を示し、(c)は第3変形例を示す。 実施形態に係る車両周辺監視装置の変形例の動作を説明するための図であり、(a)はバックカメラによって撮像された車両後方画像を示し、(b)は(a)に示す画像から抽出した右後方画像を示し、(c)は(b)に示す右後方画像の破線部分を拡大した車両側後方画像を示す。
以下の図面を参照して、本発明に係る車両周辺監視装置及び監視方法について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明との均等物に及ぶ点に留意されたい。
(実施形態に係る車両周辺監視装置の概要)
図1は、実施形態に係る車両周辺監視装置の動作を説明するための図である。図1(a)は車両後方カメラ(バックカメラ)によって撮像された車両後方画像を示し、図1(b)は図1(a)に示す画像から抽出した右後方画像を示し、図1(c)は図1(b)に示す右後方画像の破線部分を拡大した車両側後方画像を示す。
まず、実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両周辺監視装置を搭載した車両の後方に配置された車両後方カメラによって撮像された車両後方画像101を取得する(図1(a)を参照)。車両後方画像101は、車両周辺監視装置を搭載した車両の側方を走行する側方車両110と、側方車両110の後方を走行する後方車両120とを含む。次いで、実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両後方画像101の右半分を抽出して右後方画像102を生成する(図1(b)を参照)。次いで、実施形態に係る車両周辺監視装置は、側方車両110の後方エッジ111を検出し、検出した側方車両110の後方エッジ111を含む右側後方画像領域130を決定する。次いで、実施形態に係る車両周辺監視装置は、決定した右側後方画像領域130を拡縮して、車両右側後方画像103を生成する(図1(c)を参照)。そして、実施形態に係る車両周辺監視装置は、生成した車両右側後方画像103を示す車両側後方画像信号を表示装置に出力する。表示装置は、入力された車両側後方画像信号に対応する車両右側後方画像103を表示する。
実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両右側後方画像103に車両の側方を走行する側方車両110の一部が含まれるように、車両右側後方画像103に含まれる車両後方画像101の表示範囲を動的に設定する。実施形態に係る車両周辺監視装置は、側方車両110の一部が含まれるように、車両右側後方画像103に含まれる車両後方画像101の表示範囲を動的に設定することで、側方車両110の後方に後方車両120が走行していることを視認し易く表示することができる。
(第1実施形態に係る車両周辺監視装置の構成及び機能)
図2は、第1実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。
車両10は、車両周辺監視装置1と、フロントカメラ11と、右サイドカメラ12と、左サイドカメラ13と、バックカメラ14と、表示装置15と、スピーカ16と、車載装置17とを有する。車両周辺監視装置1、フロントカメラ11、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13、バックカメラ14、表示装置15、スピーカ16及び車載装置17は、CAN(Controller Area Network)19を介して相互通信可能に接続されている。なお、相互通信を可能にネットワークは、CANのほかLIN(Local Interconnect Network)等のネットワークでもよい。
フロントカメラ11、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14は、CCD又はCMOS等の複数の撮像素子と、魚眼レンズ等の広角レンズとを備え、視野角内の風景を、広角レンズを介して電子的に画像を取得する単眼カメラである。フロントカメラ11、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14は、広角レンズを有するので、視野角αは180度以上になる。フロントカメラ11、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14は、取得した画像を示す画像データを車両周辺監視装置1及び車載装置17にCAN19を介して送信する。
図3は、車両10の平面図である。図3において、方向及び向きを示す3次元の直交座標が示される。図3に示す直交座標の座標軸は、車両10に対して固定される。X軸方向は車両10の直進方向に直交し且つ水平方向に平行な左右方向に沿って延伸する方向であり、Y軸方向は車両10の直進方向に沿って延伸する方向であり、Z軸方向は鉛直方向に沿って延伸する方向である。図3において、+X方向は車両10の正面方向を向いたときの右方向であり、+Y方向は車両10の後方向であり、+Z方向は車両10の上方向である。
フロントカメラ11は、車両10の前端にあるナンバープレートの取付位置の近傍に配置される。フロントカメラ11の光軸11aは、車両10の直進方向すなわち−Y方向に延伸する。右サイドカメラ12は、従来の車両において左ドアミラーが配置される場所、すなわち左フロントピラーの下端に配置される。右サイドカメラ12の光軸12aは車両10の左方向すなわち−X軸方向に延伸する。左サイドカメラ13は、従来の車両において右ドアミラーが配置される場所、すなわち右フロントピラーの下端に配置される。左サイドカメラ13の光軸13aは車両10の右方向すなわち+X軸方向に延伸する。バックカメラ14は、車両10のリアガラスの上辺の中央部分に配置される。バックカメラ14の光軸14aは車両10の直進方向の反対方向すなわち+Y方向に延伸する。なお、バックカメラ14は、車両10のリアガラスの上辺の中央部分の他、ボディー等に配置されればよい。右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14のそれぞれは、従来の右サイドミラー、左サイドミラー及びバックミラーの機能を代替する。
表示装置15は、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示装置15は、車両周辺監視装置1及び車載装置17から入力される信号に対応する画像を表示する。表示装置15は、車両10のフロントパネルに配置される。
スピーカ16は、車両周辺監視装置1及び車載装置17から入力される信号に対応する音声を出力する音声出力装置である。例えば、スピーカ16は、車両周辺監視装置1から入力される警報信号に応じて、車両10の周囲に移動物等があることを示す音声を出力する。また、スピーカ16は、車載装置17から入力される信号に応じて、現在位置から目的地に至る経路の案内等を示す音声を出力する。
車載装置17は、フロントカメラ11、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14から送信された画像データに対応する車両前方画像、車両右側方画像、車両左側方画像及び車両後方画像を取得する。車載装置17は、取得した画像に基づいて、視界が悪い交差点、狭い路地、駐車時等の運転が難しい状況において運転手をサポートするための指示又は警報を示す信号を表示装置15及びスピーカ16に送信する。指示又は警報を示す信号が送信された表示装置15及びスピーカ16は、送信された信号に対応する指示又は警報を出力する。また、車載装置17は、不図示のGPS装置から受信した位置情報、及び不図示の地図情報から取得した道路情報等に基づいて現在位置から目的地までの経路を示す経路信号を生成し、生成した経路信号を表示装置15に送信するナビゲーション機能を有する。経路信号が送信された表示装置15は、経路信号に対応する経路を表示する。また、車載装置17は、現在位置から目的地までの経路に応じた指示又は警報を示す信号をスピーカ16に送信する。スピーカ16は、送信された信号に対応する指示又は警報を出力する。
車両周辺監視装置1は、通信部21と、記憶部22と、処理部30とを有する。車両周辺監視装置1は右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14が撮像した右側方画像、左側方画像及び車両後方画像から、合成画像を生成する。一例では、合成画像は、車両右側方表示画像、車両左側方表示画像及び車両後方表示画像を含む。他の例では、合成画像は、車両右側方表示画像、車両左側方表示画像及び車両後方表示画像に加えて、車両右側後方画像を含む。他の例では、合成画像は、車両側方表示画像、車両左側方表示画像及び車両後方表示画像に加えて、車両左側後方画像を含む。一例では、合成画像は車両右側方表示画像、車両左側方表示画像及び車両後方表示画像に加えて、車両右側後方画像及び車両左側後方画像を含む。
通信部21は、フロントカメラ11、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13、バックカメラ14、表示装置15、スピーカ16及び車載装置17と、CAN19を介して接続される。通信部21は、右サイドカメラ12、左サイドカメラ13及びバックカメラ14のそれぞれが撮像した画像を示す車両右側方画像データ、車両左側方画像データ及び車両後方画像データを受信する。また、通信部21は、処理部30から出力される合成画像を示す合成画像信号を表示装置15に送信する。
記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置及び光ディスク装置の内の少なくとも1つを有する。記憶部22は、処理部30による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部22は、ドライバプログラムとして、通信部21を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部22にインストールされてもよい。
処理部30は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部30は、車両周辺監視装置1の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。処理部30は、車両周辺監視装置1の各種処理が記憶部22に記憶されているプログラム等に基づいて適切な手順で実行されるように、通信部21等の動作を制御する。処理部30は、記憶部22に記憶されているオペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等のプログラムに基づいて処理を実行する。また、処理部30は、アプリケーションプログラム等の複数のプログラムを並列に実行することができる。
処理部30は、画像取得部31と、表示画像生成部32と、側方車両判定部33と、車両側後方画像生成部34と、合成画像生成部35と、合成画像出力部36とを有する。車両側後方画像生成部34は、半画像抽出部341と、側方車両エッジ検出部342と、側後方画像領域決定部343と、後方画像拡縮部344とを有する。処理部30が有するこれらの各部は、処理部30が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、処理部30が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして車両周辺監視装置1に実装されてもよい。
(第1実施形態に係る車両周辺監視装置による合成画像生成処理)
図4(a)は車両周辺監視装置1による合成画像生成処理のフローチャートであり、図4(b)は図4(a)のS108の処理のより詳細な処理を示すフローチャートであり、図4(c)は図4(a)のS110の処理のより詳細な処理を示すフローチャートである。図4(a)に示す合成画像生成処理は、予め記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部30により、車両周辺監視装置1の各要素と協働して実行される。また、図4(a)に示す処理フローは処理部30において所定の設定時間毎に実行される。
まず、画像取得部31は、右サイドカメラ12によって撮像された車両右側方画像を右サイドカメラ12から通信部21を介して取得し(S101)、取得した車両右側方画像を示す車両右側方撮像データを記憶部22に記憶する。次いで、画像取得部31は、左サイドカメラ13によって撮像された車両左側方画像を左サイドカメラ13から通信部21を介して取得し(S102)、取得した車両左側方撮像を示す車両左側方画像データを記憶部22に記憶する。次いで、画像取得部31は、バックカメラ14によって撮像された車両後方画像をバックカメラ14から通信部21を介して取得し(S103)、取得した車両後方画像を示す車両後方画像データを記憶部22に記憶する。
次いで、表示画像生成部32は、記憶部22に記憶された車両右側方画像データに対応する車両右側方画像の所定の視野角に含まれる部分を抽出して、従来の右サイドミラーの画像に相当する車両右側方表示画像を生成する(S104)。一例では、表示画像生成部32は、車両10の右後方側面を一端に含み且つ車両10の右後方側面から略80度の視野角を有する画像になるように車両右側方表示画像を生成する。表示画像生成部32は、生成した車両右側方表示画像を示す車両右側方表示画像データを記憶部22に記憶する。
次いで、表示画像生成部32は、記憶部22に記憶された車両左側方表示画像データに対応する車両左側方画像の所定の視野角に含まれる部分を抽出して、従来の左サイドミラーの画像に相当する車両左側方表示画像を生成する(S105)。一例では、表示画像生成部32は、車両10の左後方側面を一端に含み且つ車両10の左後方側面から略80度の視野角を有する画像になるように車両左側方表示画像を生成する。表示画像生成部32は、生成した車両左側方表示画像を示す車両左側方表示画像データを記憶部22に記憶する。
次いで、表示画像生成部32は、記憶部22に記憶された車両後方画像データに対応する車両後方画像の所定の視野角に含まれる部分を抽出して、従来のバックミラーの画像に相当する車両後方表示画像を生成する(S106)。表示画像生成部32は、生成した車両後方表示画像を示す車両後方表示画像データを記憶部22に記憶する。
次いで、側方車両判定部33は、車両10の右側の所定の領域に側方車両110があるか否かを判定する(S107)。一例では、車両10の右側の所定の領域は、車両10の右側後方20m〜40m以内の距離であり、好ましくは車両10の右側後方30m以内の距離である。側方車両判定部33によって車両10の右側の所定の領域に側方車両110が走行していないと判定される(S107−NO)と、処理はS109に進む。側方車両判定部33によって車両10の右側の所定の領域に側方車両110があると判定される(S107−YES)と、車両側後方画像生成部34は、車両右側後方画像を生成する(S108)。車両側後方画像生成部34は、生成する車両右側後方画像に側方車両110の一部が含まれるように、車両右側後方画像に含まれる車両後方画像の表示範囲を設定する。車両側後方画像生成部34は、生成した車両右後方画像を示す車両右側後方画像データを記憶部22に記憶する。
次いで、側方車両判定部33は、車両10の左側の所定の領域に側方車両110があるか否かを判定する(S109)。一例では、車両10の左側の所定の領域は、車両10の左側後方20m〜40m以内の距離であり、好ましくは車両10の左側後方30m以内の距離である。側方車両判定部33によって車両10の右側の所定の領域に側方車両110が走行していないと判定される(S109−NO)と、処理はS111に進む。側方車両判定部33によって車両10の左側の所定の領域に側方車両110があると判定される(S109−YES)と、車両側後方画像生成部34は、車両左側後方画像を生成する(S110)。車両側後方画像生成部34は、生成する車両左側後方画像に側方車両100の一部が含まれるように、車両左側後方画像に含まれる車両後方画像の表示範囲を設定する。車両側後方画像生成部34は、生成した車両左後方画像を示す車両左側後方画像データを記憶部22に記憶する。
次いで、合成画像生成部35は、記憶部22に記憶された車両右側方表示画像データ、車両左側方表示画像データ、車両側後方表示画像データ、車両右側後方画像データ及び車両左側後方画像データに対応する画像を合成して合成画像を生成する(S111)。なお、合成画像生成部35は、側方車両判定部33によって車両10の右側の所定の領域に側方車両110が走行していないと判定された(S107−NO)とき、車両右側後方画像を含まずに合成画像を生成する。また、合成画像生成部35は、側方車両判定部33によって車両10の左側の所定の領域に側方車両110が走行していないと判定された(S109−NO)とき、車両左側後方画像を含まずに合成画像を生成する。車両側後方画像生成部34は、生成した合成画像を示す合成画像データを記憶部22に記憶する。そして、合成画像出力部36は、合成画像を示す合成画像信号を、車両10のフロントパネルに配置される表示装置に出力する(S112)。表示装置15は、入力された合成画像を表示する。
図5は、表示装置15に表示される合成画像の一例を示す図である。
合成画像500は、車両10の右側後方及び左側後方の所定の領域に側方車両があるときに、車両右側方表示画像501と、車両左側方表示画像502と、車両後方表示画像503と、車両右側後方画像504と、車両左側後方画像505とを含む。合成画像500は、車両10の右側後方所定の領域に側方車両が走行していないときに車両右側後方画像504を含まない。また、図5に示すように、合成画像500は、車両10の左側後方所定の領域に側方車両が走行していないときに車両左側後方画像505を含まない。
図6を参照しつつ、図4(b)に示すS108のより詳細な処理を説明する。図6(a)はS201の処理を説明するための図であり、図6(b)はS202の処理を説明するための図であり、図6(c)はS203の処理を説明するための図であり、図6(d)はS204の処理を説明するための図である。
まず、半画像抽出部341は、記憶部22に記憶された車両後方画像データに対応する車両後方画像の右半分に相当する右後方画像601を抽出し(S201)、抽出した右後方画像601を示す右後方画像データを記憶部22に記憶する。右後方画像601は、車両後方画像の右半分の画像である。右後方画像601は、車両10の側方又は側後方を走行する側方車両110と、側方車両の後方を走行する後方車両120とを含む。
次いで、側方車両エッジ検出部342は、車両10の右側方又は右側後方を走行する側方車両110の左後方の端部である後方エッジ111を検出する(S202)。側方車両エッジ検出部342は、差分法、及び零交差法等の公知のエッジ検出技術を使用して、側方車両110の後方エッジ111を検出する。
次いで、側後方画像領域決定部343は、右側後方画像の領域を示す右側後方画像領域630を決定する(S203)。側後方画像領域決定部343は、右後方画像の左端と、側方車両110の後方エッジ111を含むように、側方車両110の後方エッジ111から所定のマージン長Lだけ右側にシフトした位置との間の領域を右側後方画像領域630に決定する。
そして、後方画像拡縮部344は、S203の処理で決定された右側後方画像領域の幅が、所定の基準幅になるように、右側後方画像領域に含まれる画像を拡縮して(S204)、車両右側後方画像604を生成する。
図4(c)に示されるS110の処理は、車両左側後方画像を車両右側後方画像の代わりに生成すること以外は、S108の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
図7(a)は第1のタイミングでの車両周辺監視装置1の処理を説明するための図であり、図7(b)は第1のタイミングに続く第2のタイミングでの車両周辺監視装置1の処理を説明するための図である。図7(c)は、第2のタイミングに続く第3のタイミングでの車両周辺監視装置1の処理を説明するための図である。図7(a)〜7(c)において、上段に車両10、側方車両110及び後方車両120の位置関係を示し、中段に車両右側方画像を示し、下段に車両右側後方画像を示す。図7(a)〜7(c)の上段において、実線は車両右側後方画像の視野を示し、破線は車両右側後方画像に視野を示す。
車両周辺監視装置1は、第1のタイミングにように、後方車両120が右サイドカメラ12の死角に位置し車両右側方表示画像に表示されないときに、バックカメラ14で撮像された車両後方画像から生成された車両右側後方画像に後方車両120を表示する。車両周辺監視装置1は、右サイドカメラ12の死角に位置する後方車両120を車両右側後方画像に表示することで、車両10を運転するユーザに提供される画像情報の質及び量を向上させることができる。
また、車両周辺監視装置1は、第1のタイミングから第3のタイミングまで、車両側後方画像に側方車両の一部が含まれるように、車両側後方画像に含まれる車両後方画像の表示範囲を動的に設定する。車両周辺監視装置1は、側方車両の一部が含まれるように車両後方画像の表示範囲を動的に設定することで、側方車両と、側方車両の後方を走行する後方車両との位置関係を分かり易く表示することができる。
車両周辺監視装置1は、側方車両110の後方エッジ111を含む、すなわち側方車両110の一部を含むように車両後方画像の表示範囲を動的に設定することで、側方車両110の後方を走行する後方車両120を視認し易く表示する。また、車両周辺監視装置1は、車両側後方画像を動的に生成することで、側方車両110と後方車両120との位置関係を分かり易く表示することができる。
また、車両周辺監視装置1は、生成した車両側後方画像を車両側方表示画像及び車両後方表示画像と合成した合成画像として表示するので、側方車両と、側方車両の後方を走行する後方車両との位置関係を更に分かり易く表示することができる。
また、車両周辺監視装置1は、車両10の左右側後方の所定の領域に側方車両110がないときに、車両側後方画像を表示せず、車両側方表示画像及び車両後方表示画像を表示するので、ユーザは、車両側方表示画像及び車両後方表示画像を視認し易くなる。
(第2実施形態に係る車両周辺監視装置の構成及び機能)
図8は、第2実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。第2実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両側後方画像の視点をバックカメラの視点から、車両の後面の左右の端部等の車両の側面の後方の位置である車両側後方位置の視点に変換する。
車両周辺監視装置2は、処理部40が処理部30の代わりに配置されることが車両周辺監視装置1と相違する。処理部40は、車両側後方画像生成部44を車両側後方画像生成部34の代わりに有することが処理部30と相違する。車両側後方画像生成部44以外の車両周辺監視装置2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された車両周辺監視装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。車両側後方画像生成部44は、半画像抽出部441と、側方車両エッジ検出部442と、側後方画像領域決定部443と、後方画像拡縮部444と、視点変換部445とを有する。半画像抽出部441〜後方画像拡縮部444のそれぞれは、半画像抽出部341〜後方画像拡縮部344と同様の機能を有する。
(第2実施形態に係る車両周辺監視装置による合成画像生成処理)
図9(a)は車両周辺監視装置2による合成画像生成処理のフローチャートであり、図9(b)は図9(a)のS308の処理のより詳細な処理を示すフローチャートであり、図9(c)は図9(a)のS310の処理のより詳細な処理を示すフローチャートである。図9(a)に示す合成画像生成処理は、予め記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部40により、車両周辺監視装置2の各要素と協働して実行される。また、図9(a)に示す処理フローは処理部40において所定の設定時間毎に実行される。
S301〜S307及びS309の処理は、S101〜S107及びS109の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。車両側後方画像生成部44は、バックカメラ14によって撮像された車両後方画像から車両右側表示後方画像を生成する(S308)。車両側後方画像生成部44は、車両10の右側方に位置する右側方車両の一部が含まれるように車両後方画像の表示範囲が設定された画像の視点位置をバックカメラ14の視点位置から車両10の右側後方位置に視点変換して車両右側後方画像を生成する。また、車両側後方画像生成部44は、バックカメラ14によって撮像された車両後方画像から車両左側後方画像を生成する(S310)。車両側後方画像生成部44は、車両10の左側方に位置する左側方車両の一部が含まれるように車両後方画像の表示範囲が設定された画像の視点位置をバックカメラ14の視点位置から車両10の左側後方位置に視点変換して車両左側後方画像を生成する。S311〜S312の処理は、S111〜S112の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
図10を参照しつつ、図9(b)に示すS308のより詳細な処理を説明する。図10は、S405の処理を説明するための図である。
S401〜S403の処理は、S201〜S203の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。後方画像拡縮部444は、S403の処理で決定された右側後方画像領域の幅が、所定の基準幅になるように、右側後方画像領域に含まれる画像を拡縮する(S404)。次いで、視点変換部445は、S404の処理で拡縮された画像の視点位置をバックカメラ14の視点位置140から車両10の右側後方の所定の位置141に変換して(S405)、車両右側後方画像を生成する。視点変換部445は、モデルベースドレンダリング法及びイメージベースドレンダリング法等の公知の視点変換技術を使用して、S404の処理で拡縮された画像の視点を変換する。なお、視点変換部445は、車両右側後方画像を生成するときに、車両10の真後ろの部分等の車両10の側面から見えない部分を削除して車両右側後方画像を生成してもよい。
図9(c)に示されるS310の処理は、左側後方画像を右側後方画像の代わりに生成すること以外は、S308の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
車両周辺監視装置2は、車両側後方画像の視点位置を車両10の側方の所望の位置に視点変換することで、バックカメラ14の画像を、車両の側方の画像として違和感なく表示することができる。
具体的には、車両周辺監視装置2は、車両側後方画像の視点位置を、車両10の後面の左右の端部等の車両10の側面の後方の位置である側後方位置に視点変換することで、バックカメラ14の画像を、車両の側方の画像として違和感なく表示することができる。
(第3実施形態に係る車両周辺監視装置の構成及び機能)
図11は、第3実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。第3実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両側後方画像の視点をバックカメラの視点からサイドカメラの位置の視点に変換する。
車両周辺監視装置3は、処理部50が処理部30の代わりに配置されることが車両周辺監視装置1と相違する。処理部50は、車両側後方画像生成部54を車両側後方画像生成部34の代わりに有することが処理部30と相違する。車両側後方画像生成部54以外の車両周辺監視装置3の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された車両周辺監視装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。車両側後方画像生成部54は、半画像抽出部541と、側方車両エッジ検出部542と、側後方画像領域決定部543と、後方画像拡縮部544と、視点変換部545と、仮想側方車両画像生成部546と、画像補間部547を有する。半画像抽出部541〜後方画像拡縮部544のそれぞれは、半画像抽出部341〜後方画像拡縮部344と同様の機能を有する。
(第3実施形態に係る車両周辺監視装置による合成画像生成処理)
図12(a)は、車両周辺監視装置3による合成画像生成処理のフローチャートである。図12(b)は、図12(a)のS508の処理のより詳細な処理を示すフローチャートである。図12(c)は、図12(a)のS510の処理のより詳細な処理を示すフローチャートである。図12(a)に示す合成画像生成処理は、予め記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部50により、車両周辺監視装置3の各要素と協働して実行される。また、図12(a)に示す処理フローは処理部50において所定の設定時間毎に実行される。
S501〜S507及びS509の処理は、S101〜S107及びS109の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。車両側後方画像生成部54は、バックカメラ14によって撮像された車両後方画像から車両右側後方画像を生成する(S508)。車両側後方画像生成部44は、車両10の右側方に位置する右側方車両の一部が含まれるように車両後方画像の表示範囲が設定された画像の視点位置をバックカメラ14の視点位置から右サイドカメラ12の視点位置に視点変換して車両右側後方画像を生成する。また、車両側後方画像生成部44は、バックカメラ14によって撮像された車両後方画像から車両左側後方画像を生成する(S510)。車両側後方画像生成部54は、車両10の左側方に位置する左側方車両の一部が含まれるように車両後方画像の表示範囲が設定された画像の視点位置をバックカメラ14の視点位置から右サイドカメラ12の視点位置に視点変換して車両左側後方画像を生成する。S511〜S512の処理は、S111〜S112の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
図13を参照しつつ、図12(b)に示すS508のより詳細な処理を説明する。図13(a)はS605の処理を説明するための図であり、図13(b)は図13(a)に示す位置関係に車両があるときにS605の処理で生成される車両右側後方画像の一例を示す図である。図13(c)は、S605の処理で生成される車両右側後方画像の他の例を示す図である。
S601〜S603の処理は、S201〜S203の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。後方画像拡縮部544は、S603の処理で決定された右側後方画像領域の幅が、所定の基準幅になるように、右側後方画像領域に含まれる画像を拡縮する(S604)。次いで、視点変換部545は、S604の処理で拡縮された画像の視点位置をバックカメラ14の視点位置140から右サイドカメラ12の視点位置142に変換する(S605)。視点変換部545は、モデルベースドレンダリング法及びイメージベースドレンダリング法等の公知の視点変換技術を使用して、S604の処理で拡縮された画像の視点を変換する。図13(b)に示すように、側方車両110のフロント部分がバックカメラ14により撮像されない位置にある場合、側方車両110のフロント部分1301は、バックカメラで撮像された画像では表示されない側方車両未表示部になる。
次いで、仮想側方車両画像生成部546は、S605の処理で視点変換された側方車両の車両後方画像に含まれていない側方車両未表示部を含む仮想側方車両画像を車両側方画像から生成する(S606)。そして、画像補間部547は、図13(b)に示す例では側方車両110のフロント部分1301である側方車両未表示部を、仮想側方車両画像で補間して(S607)、車両右側後方画像1302を生成する。なお、視点変換した車両右側後方画像において、後方車両120に側方車両110が重畳して表示される場合、車両周辺監視装置3は、側方車両110を透明化して後方車両120を可視化する。図13(c)に示す車両右側後方画像1303では、破線で表示される側方車両110は透明化され、実線で表示される側方車両の後方に位置する後方車両120を可視化する。
図12(c)に示されるS510の処理は、車両左側後方画像を車両右側後方画像の代わりに生成すること以外は、S508の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
車両周辺監視装置3は、バックカメラの視点位置をサイドカメラの視点位置に視点変換することで、バックカメラ14の画像を、車両の側方の画像として違和感なく表示することができる。
また、車両周辺監視装置3は、バックカメラで撮像できない側方車両の未表示部をサイドカメラで撮像した画像から生成するので、車両の側方の画像として更に違和感なく表示することができる。
また、車両周辺監視装置3は、後方車両に側方車両が重畳して表示される場合、側方車両を透明化して後方車両を可視化するので、車両の側方の画像として更に違和感なく表示することができる。
(第4実施形態に係る車両周辺監視装置の構成及び機能)
図14は、第4実施形態に係る車両周辺監視装置を搭載する車両の構成を示す図である。第4実施形態に係る車両周辺監視装置は、視点変換された視点位置を示すアイコンを含む視点位置画像が合成画像に更に含まれる。
車両周辺監視装置4は、処理部60が処理部40の代わりに配置されることが車両周辺監視装置2と相違する。処理部60は、合成画像生成部65を合成画像生成部35の代わりに有することが処理部40と相違する。合成画像生成部65以外の車両周辺監視装置4の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された車両周辺監視装置2の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
(第4実施形態に係る車両周辺監視装置による合成画像生成処理)
図15は、車両周辺監視装置4による合成画像生成処理のフローチャートである。図15に示す合成画像生成処理は、予め記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて、主に処理部60により、車両周辺監視装置4の各要素と協働して実行される。また、図15に示す処理フローは処理部60において所定の設定時間毎に実行される。
S701〜S710及びS712の処理は、S301〜S310及びS312の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。合成画像生成部65は、車両右側方表示画像、車両左側方表示画像、車両側後方表示画像、車両右側後方画像及び車両左側後方画像に加えて、視点変換された視点位置を示すアイコンを含む視点位置画像を合成して合成画像を生成する(S711)。
図16は、S711の処理で生成される合成画像の一例を示す図である。
合成画像1600は、車両右側方表示画像1601、車両左側方表示画像1602、車両側後方表示画像1603、車両右側後方画像1604及び車両左側後方画像1605に加えて、視点位置画像1606を含む。視点位置画像1606は、視点変換された視点位置を示すアイコン1610を含む。アイコン1610は、視点変換された視点位置に応じて表示位置が移動する。
車両周辺監視装置4は、視点変換された視点位置を示すアイコンを含む視点位置画像を表示することで、車両右側後方画像及び車両左側後方画像に映っているのがどの領域なのかを運転手に分かり易く伝えることができる。
(実施形態に係る車両周辺監視装置の変形例)
説明された実施形態では、車両周辺監視装置1〜4が生成した合成画像を表示装置15は、車両10のフロントパネルに配置されるが、車両周辺監視装置1〜4が生成した合成画像は、運転手が視認可能な何れの場所に表示されてもよい。
図17は実施形態に係る車両周辺監視装置が生成した合成画像の表示場所の変形例を示す図であり、図17(a)は第1変形例を示し、図17(b)は第2変形例を示し、図17(c)は第3変形例を示す。
第1変形例では、車両側後方画像1713は従来のバックミラーの位置に配置され、車両右側方表示画像1711、車両左側方表示画像1712、車両右側後方画像1714及び車両左側後方画像1715は、メータの表示画面と同一画面に配置される。第2変形例では、車両側後方表示画像1723は従来のバックミラーの位置に配置され、車両右側方表示画像1721、車両左側方表示画像1722、車両右側後方画像1724及び車両左側後方画像1725はフロントガラスに配置される。具体的には、車両右側方表示画像1721及び車両右側後方画像1724はフロントガラス右端に配置され、車両左側方表示画像1722及び車両左側後方画像1725はフロントガラス左端に配置される。第3変形例では、車両側後方画像1733は従来のバックミラーの位置に配置され、車両右側方表示画像1731、車両左側方表示画像1732、車両右側後方画像1734及び車両左側後方画像1735はフロントドアガラスに配置される。具体的には、車両右側方表示画像1731及び車両右側後方画像1734は右フロントガラスの運転手の近傍に配置され、車両左側方表示画像1732及び車両左側後方画像1735は左フロントガラスの運転手の近傍に配置される。第1変形例〜第3変形例において、画像は、LCDパネルの貼付け、及び貼付けた表示パネルへの画像の照射等の公知に技術により、フロントガラス及びフロントドアガラスに表示される。
第1変形例〜第3変形例に示されるように、実施形態に係る車両周辺監視装置が生成する合成画像は、単一の画面への合成に限定されず、車両内の複数の画面に表示されてもよい。
合成画像を表示する画面が大きい場合、実施形態に係る車両周辺監視装置は、側方車両の位置に応じて車両側方画像及び車両側後方画像の表示位置を変更してもよい。例えば、実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両側方画像と車両側後方画像とを比較して、従来のサイドミラーでの確認の必要度が高い画像を大きく表示してもよい。
車両周辺監視装置1は、車両後方画像の半分を抽出して後方画像を生成するが、実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両10の真後ろの部分等の車両10の側面から見えない部分を削除して車両側後方画像を生成してもよい。
図18は、実施形態に係る車両周辺監視装置の変形例の動作を説明するための図である。図18(a)はバックカメラによって撮像された車両後方画像を示し、図18(b)は図18(a)に示す画像から抽出した右後方画像を示し、図18(c)は図18(b)に示す右後方画像の破線部分を拡大した車両側後方画像を示す。
図18に示す変形例では、実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両後方画像1801から抽出された右後方画像1802において、車両10の真後ろの部分等の車両10の側面から見えない部分を含まないように右側後方画像領域130を決定する。実施形態に係る車両周辺監視装置は、車両10の真後ろの部分等の車両10の側面から見えない部分を含まない右側後方画像領域130を拡縮して、車両右側後方画像1803を生成するので、ユーザは、車両右側後方画像1803を違和感のなく見ることができる。
また、車両周辺監視装置2〜4は、側後方画像領域に含まれる画像を拡縮して、車両側後方画像を生成するが、実施形態に係る車両周辺監視装置は、側後方画像領域に含まれる画像を拡縮することなく車両側後方画像を生成してもよい。
また、車両周辺監視装置2〜4は、車両側後方画像の視点位置を、前記車両の側後方位置、又はサイドカメラの視点位置に視点変換するが、実施形態に係る車両周辺監視装置は、バックカメラの視点位置から前記車両の側方の何れの視点位置に視点変換してもよい。また、車両周辺監視装置4は、サイドカメラの視点位置に視点変換されたときの視点位置画像を生成するが、実施形態に係る車両周辺監視装置は、前記車両の側方の何れの視点位置に視点変換されたときの視点位置画像を生成してもよい。
また、車両周辺監視装置1〜4は、車載装置17と別個の装置であるが、実施形態に係る車両周辺監視装置は、車載装置17と一体化されていてもよい。
1〜4 車両周辺監視装置
10 車両
11 フロントカメラ
12 右サイドカメラ(車両側方カメラ)
13 左サイドカメラ(車両側方カメラ)
14 バックカメラ(車両後方カメラ)
15 表示装置
30、40、50、60 処理部
31 画像取得部
32 表示画像生成部
33 側方車両判定部
34、44、54 車両側後方画像生成部
35、65 合成画像生成部
36 合成画像出力部(画像出力部)

Claims (9)

  1. 車両の後方に配置された車両後方カメラで撮像された車両後方画像から、車両側後方画像を生成する車両側後方画像生成部と、
    前記車両側後方画像を含む画像を示す画像信号を出力する画像信号出力部と、を有し、
    前記車両側後方画像生成部は、前記車両側後方画像に前記車両の側方を走行する側方車両の一部が含まれるように、前記車両側後方画像に含まれる前記車両後方画像の表示範囲を動的に設定する、ことを特徴とする車両周辺監視装置。
  2. 前記車両側後方画像生成部は、前記車両側後方画像の視点位置を前記車両後方カメラの視点位置から前記車両の側方の視点位置に視点変換する視点変換部を有する、請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  3. 前記視点変換部は、前記車両側後方画像の視点位置を、前記車両の側後方位置に視点変換する、請求項2に記載の車両周辺監視装置。
  4. 前記視点変換部は、前記車両側後方画像の視点位置を、前記車両の側方に配置された車両側方カメラの視点位置に視点変換する、請求項2に記載の車両周辺監視装置。
  5. 前記車両側後方画像生成部は、
    前記側方車両の前記車両後方画像に含まれていない側方車両未表示部を含む仮想側方車両画像を、前記車両側方カメラで撮像された車両側方画像から生成する仮想側方車両画像生成部と、
    前記側方車両未表示部を、前記仮想側方車両画像で補間する画像補間部と、
    を更に有する、請求項4に記載の車両周辺監視装置。
  6. 前記車両後方画像から生成された車両後方表示画像、及び前記車両側方画像から生成された車両側方表示画像を含む合成画像を生成する合成画像生成部を更に有し、
    前記画像信号出力部は、前記合成画像を示す合成画像信号を出力する、請求項5に記載の車両周辺監視装置。
  7. 前記合成画像は、前記視点変換された視点位置を示す視点位置画像を更に含む、請求項6に記載の車両周辺監視装置。
  8. 前記車両側後方画像生成部は、
    前記車両の後方から所定距離以内に他の車両があるか否かを判定する側方車両判定部を更に有し、
    前記合成画像生成部は、前記車両の後方から所定距離以内に他の車両があると判定されたときに、前記車両側後方画像を更に含む合成画像を生成し、前記車両の後方から所定距離以内に他の車両がないと判定されたときに、前記車両側後方画像を含まない合成画像を生成する、請求項7に記載の車両周辺監視装置。
  9. 車両の後方に配置された車両後方カメラで撮像された車両後方画像から、車両側後方画像を生成し、
    前記車両側後方画像を含む画像を示す画像信号を出力する、ことを含み、
    前記車両側後方画像を生成することは、前記車両側後方画像に前記車両の側方を走行する側方車両の一部が含まれるように、前記車両側後方画像に含まれる前記車両後方画像の表示範囲を動的に設定する、ことを含むことを特徴とする監視方法。
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