JP2018101727A - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

部品実装装置および部品実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】立体形状を有するワークに部品を搭載する位置を直感的に理解しやすい形で指定することができる部品実装装置および部品実装方法を提供する。【解決手段】ワーク2の表面の複数の実装面に部品Dを搭載する部品実装装置1は、保持するワーク2の任意の実装面を基準平面に移動させる作業ステージ4と、作業ステージ4を移動させる作業ステージ移動機構5と、実装データ記憶部に記憶された実装データに基づいて搭載ヘッド8を移動させることにより、搭載ヘッド8が保持する部品Dを実装面の搭載位置に位置決めする搭載ヘッド移動機構9とを備えている。そして、実装データは、実装面別の複数の面実装データで構成されており、各々の面実装データには搭載ヘッド8を基準平面の部品Dの搭載位置に位置決めするための実装位置情報を含み、搭載ヘッド移動機構9は、基準平面に位置決めされた実装面に対応する面実装データに基づいて搭載ヘッド8を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークに部品を搭載する部品実装装置および部品実装方法に関するものである。
近年、物品の立体形状表面に電子回路を直接形成する試みがなされている。このような立体形状の基板をワークとしてそのワークに部品を搭載する部品実装装置も提案されている(例えば、下記の特許文献1)。このような部品実装装置では、姿勢調整機構によってワークの姿勢を自在に変化させてワークに設定された部品装着部位の表面を上方に向け、そのうえで装着ヘッドにより部品装着部位に部品を搭載するようになっている。
特許第5779342号公報
しかしながら、上記の特許文献1には、立体形状の基板に搭載する部品の位置を指定する実装データについては何ら記載されておらず、部品の搭載位置の指定方法について課題があった。
そこで本発明は、立体形状を有するワークに部品を搭載する位置を直感的に理解しやすい形で指定することができる部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品を搭載する部品実装装置であって、前記ワークを保持して前記ワークの任意の実装面を部品実装装置における基準平面に移動させる作業ステージと、前記作業ステージを移動させる作業ステージ移動機構と、実装データを記憶した実装データ記憶部と、前記実装データ記憶部に記憶された実装データに基づいて搭載ヘッドを移動させることにより、前記搭載ヘッドが保持する部品を実装面の搭載位置に位置決めする搭載ヘッド移動部とを備え、前記実装データは、実装面別の複数の面実装データで構成されており、各々の前記面実装データには前記搭載ヘッドを前記基準平面の部品の搭載位置に位置決めするための実装位置情報を含み、前記搭載ヘッド移動部は、前記基準平面に位置決めされた実装面に対応する前記面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させる。
本発明のその他の部品実装装置は、立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品を搭載する部品実装装置であって、前記ワークを保持して前記ワークの任意の実装面を部品実装装置における基準平面に移動させる作業ステージと、前記作業ステージを移動させる作業ステージ移動機構と、前記複数の実装面における部品の搭載位置に関する実装位置データを含む実装データを記憶した実装データ記憶部と、前記実装データ記憶部に記憶された前記実装位置データに基づいて前記基準平面における実装位置座標を算出する実装位置座標算出部と、前記実装位置座標に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記搭載ヘッドが保持する部品を実装面の搭載位置に位置決めする搭載ヘッド移動部とを備え、前記実装位置データは、実装面別にグループ化された面実装データを構成しており、さらに各々の前記面実装データは前記実装位置座標算出部が前記実装位置データに基づいて前記実装位置座標を算出する際に参照するオフセットデータを含み、前記搭載ヘッド移動部は、前記基準平面に位置決めされた実装面に対応する前記面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させる。
本発明の部品実装方法は、立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面上の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置情報を含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、前記一の実装面に形成された認識マークの位置を認識し、一の実装面用の面実装データと認識した前記一の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、前記ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、前記他の実装面に形成された前記認識マークの位置を認識し、他の実装面用の面実装データと認識した前記他の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む。
本発明のその他の部品実装方法は、立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置情報を含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、一の実装面用の面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、他の実装面用の面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む。
本発明のその他の部品実装方法は、立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置データを含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、前記一の実装面に形成された認識マークの位置を認識し、前記実装データ記憶部に記憶された実装位置データに基づいて前記基準平面における実装位置座標を算出し、一の実装面用の実装位置座標と認識した前記一の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、前記ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、前記他の実装面に形成された前記認識マークの位置を認識し、他の実装面用の実装位置座標と認識した前記他の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む。
本発明のその他の部品実装方法は、立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置データを含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、前記実装データ記憶部に記憶された実装位置データに基づいて前記基準平面における実装位置座標を算出し、一の実装面用の実装位置座標に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、前記ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、他の実装面用の実装位置座標に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む。
本発明によれば、立体形状を有するワークに部品を搭載する位置を直感的に理解しやすい形で指定することができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える作業ステージの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える作業ステージの正面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置による(a)部品搭載前のワークの斜視図(b)部品搭載後のワークの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置において使用されるワークキャリアの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置において使用されるワークキャリアへのワークの搭載の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置で使用される(a)実装データの説明図(b)変換後実装データの説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置で使用される実装位置データと認識マーク位置データの説明図 本発明の一実施の形態における部品実装装置で使用されるオフセットデータの説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置で使用される各実装面に対するオフセットデータの説明図 本発明の一実施の形態における部品実装装置で使用される繰り返しデータと変換後実装データの説明図 本発明の一実施の形態における部品実装装置による部品実装方法のフロー図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置1を示している。部品実装装置1は、立体形状を有するワーク2の表面に形成された複数の実装面に部品Dを搭載する装置である。ここでは説明の便宜上、作業者OPから見た部品実装装置1の左右方向をX方向とし、前後方向をY方向とする。また、上下方向をZ方向とする。
図1において、ワーク2は、ワークキャリア3に保持されている。ワークキャリア3は、作業ステージ4に装着されている。作業ステージ4は、作業ステージ移動機構5によって水平方向(X方向、Y方向)および上下方向(Z方向)に移動する。すなわち、作業ステージ移動機構5は、作業ステージ4を移動させることにより、作業ステージ4に装着されたワークキャリア3が保持するワーク2の実装面(図4参照)を水平方向、上下方向に移動させる。
作業ステージ4の後方には、部品供給部6が設けられている。部品供給部6には、テープフィーダなどの部品供給ユニット7が複数配設されている。各部品供給ユニット7は、作業ステージ4に近い側(前方)に設けられた部品供給口7aに部品Dを供給する。作業ステージ4の上方には、搭載ヘッド8が配設されている。搭載ヘッド8は、下方に延びた複数の吸着ノズル8aを備えている。搭載ヘッド8は、内蔵するノズル昇降機構8b(図7参照)により各吸着ノズル8aをZ方向に移動(昇降)させるとともにZ軸回りに回転させ、図示しない真空源から供給される真空圧を導いて、各吸着ノズル8aの下端に真空吸着力を発生させる。
搭載ヘッド8は、搭載ヘッド移動機構9によって水平方向(X方向、Y方向)に移動する。搭載ヘッド移動機構9を駆動することにより、搭載ヘッド8は部品供給部6に配設された部品供給ユニット7の部品供給口7aから部品Dを吸着ノズル8aによって真空吸着して取り出す。そして、部品Dを保持した搭載ヘッド8は作業ステージ4の上方に移動して、作業ステージ4に保持されるワーク2の実装面Sの搭載位置に部品Dを搭載する。
図1において、部品供給部6と作業ステージ4との間であって、部品Dを保持した搭載ヘッド8の移動経路中には、部品認識ユニット10が配設されている。部品認識ユニット10は、カメラとLEDなどの照明を備えて構成されている。部品認識ユニット10は、部品Dを保持した搭載ヘッド8が上方を移動する際に、搭載ヘッド8に保持された部品Dを撮像して部品Dの保持姿勢、吸着ノズル8aによる部品Dの吸着位置を認識する。
搭載ヘッド8の側部には、基板認識ユニット11が取り付けられている。基板認識ユニット11は、カメラとLEDなどの照明を備えて構成されている。基板認識ユニット11は、搭載ヘッド移動機構9を駆動することにより、搭載ヘッド8と一体的に水平方向に移動する。搭載ヘッド8が移動することにより、基板認識ユニット11は作業ステージ4に保持されたワーク2の上方に移動し、ワーク2の実装面Sに設けられた認識マークM(図4参照)を撮像して認識マークMの位置を認識する。
次に図2、図3を参照して、作業ステージ4の構成の詳細について説明する。作業ステージ4は、フレーム20の上部に設けられた一対のワークキャリア保持部21とスイング機構22を備えている。一対のワークキャリア保持部21は、同じ高さでY方向に並列してもう一組配設されている。各ワークキャリア保持部21は、ワーク2を保持するワークキャリア3を下方から支えて保持する。スイング機構22は、2つのワークキャリア保持部21をX方向に延びるスイング軸21aを回転軸として同期させてそれぞれスイングさせる。
図3において、フレーム20は、水平方向に延びた水平部20aと、水平部20aのX方向の両端(左右)から垂直上方に延びて設けられた板状の左右の起立部20bを有している。各ワークキャリア保持部21は、左右一対の支持軸23、スイングアーム24、支持部25、ピン26を備えている。支持軸23は、支持軸23の回転軸とスイング軸21aが一致するように左右の起立部20bの上部をX方向に貫通して配設されている。
左側の起立部20bを貫通する支持軸23の右端と、右側の起立部20bを貫通する支持軸23の左端には、かぎ状のスイングアーム24の一端がそれぞれ接続されている。スイングアーム24の他端には、ワークキャリア3の下面を下方から支持する支持部25が配設されている。支持部25において、ワークキャリア3を支持する面にはピン26が延出して設けられている。図2において、ワークキャリア3を作業ステージ4に保持させる際には、ワークキャリア3を上方から下降させて(矢印a)、ワークキャリア保持部21の一対のピン26にワークキャリア3を構成するメインプレート3aの左右に形成された一対の基準孔3bをそれぞれ挿入させる。
図2、図3において、スイング機構22は、スイング用モータ27と伝達機構28を備えている。スイング用モータ27は、フレーム20の水平部20aの上面にモータ出力軸27aをX方向に向けて配設されている。伝達機構28は、スイング用モータ27の回転駆動力をワークキャリア保持部21の左右一対の支持軸23にそれぞれ伝達させてワークキャリア保持部21をスイングさせる。
伝達機構28は、駆動プーリ29、2つの従動プーリ30、テンションプーリ31及び伝達タイミングベルト32を、左右の起立部20bの外側にそれぞれ備えている。また、伝達機構28は、伝達軸33、伝達軸プーリ34、モータ出力軸プーリ35及びモータタイミングベルト36を、左右の起立部20bの間に備えている。
伝達軸33は、その両端が左側の起立部20bと右側の起立部20bをそれぞれ貫通してX方向に延伸して配設されている。伝達軸33は、スイング軸21aを中心にスイングするワーク2と干渉しないようスイング軸21aから十分離れた位置に配設されている。モータ出力軸プーリ35は、モータ出力軸27aに取り付けられている。伝達軸プーリ34は、伝達軸33のモータ出力軸プーリ35に対向する位置に取り付けられている。モータタイミングベルト36は、伝達軸プーリ34とモータ出力軸プーリ35の間に掛け渡されている。
伝達軸33の両端には、それぞれ駆動プーリ29が取り付けられている。従動プーリ30は、ワークキャリア保持部21の支持軸23の一端であってスイングアーム24が接続された側とは反対側に取り付けられている。テンションプーリ31は、2つの従動プーリ30の間でテンションプーリ31の中心が2つの従動プーリ30の中心を結ぶ線より駆動プーリ29に近い位置に配設されている。伝達タイミングベルト32は、駆動プーリ29、2つの従動プーリ30及びテンションプーリ31に掛け渡されている。伝達タイミングベルト32には、テンションプーリ31によって適度なテンションが与えられている。
スイング用モータ27が作動してモータ出力軸27aによりモータ出力軸プーリ35が回転駆動されると(矢印b)、モータ出力軸プーリ35の回転動力はモータタイミングベルト36により伝達軸33に伝達される。これにより、伝達軸33はX方向の回転軸を中心に回転する。さらに、伝達軸33が回転することにより左右一対の駆動プーリ29が回転駆動され(矢印c)、伝達タイミングベルト32により2つの従動プーリ30にそれぞれ連結された2つの支持軸23に伝達される。これにより、2つのワークキャリア保持部21は同期してスイングする(矢印d)。
ワークキャリア保持部21がスイングすると、ワークキャリア保持部21が保持するワークキャリア3のX軸周りの角度が変更される。これにより、ワークキャリア3が保持するワーク2の実装面Sの角度が変更される。このように、作業ステージ4では、スイング用モータ27を駆動させることにより、2つのワークキャリア保持部21がそれぞれ保持するワークキャリア3に保持されている全てのワーク2の実装面Sの角度を変更することができる。
次に図4を参照して、部品実装装置1において部品Dが搭載されるワーク2の構造について説明する。図4(a)は、部品Dが搭載される前のワーク2の一例を示している。図4(b)は、部品Dが搭載されたワーク2の状態を示している。図4(a)において、ワーク2は、上面に第2実装面S2を有する板状の下部2aの第2実装面S2の一部に、第1実装面S1と第3実装面S3を有する略直方体の上部2bが重ねられた構造をしている。第1実装面S1は上部2bの上面に位置し、第2実装面S2と平行である。第3実装面は上部2bの一側面であり、垂直方向から傾斜している。
下部2aの下面には、円筒部2cが下方に突出して設けられている。下部2aの左右の側面には、それぞれ耳部2dがX方向に突出して設けられている。耳部2dには、上下に貫通する位置決め孔2eが形成されている。円筒部2cと位置決め孔2eは、ワーク2をワークキャリア3に保持させる際に、ワーク2の保持とワークキャリア3に対する位置決めをする機能を有している。
第1実装面S1、第2実装面S2、第3実装面S3には、それぞれ対角の位置に2つの認識マークMが形成されている。認識マークMは、搭載ヘッド8が部品Dを各実装面Sの搭載位置に搭載する際の位置決めに使用される。図4(b)に示すように、各実装面Sの搭載位置に、それぞれ部品Dが搭載される。なお、各実装面Sには配線パターンや部品をはんだ付けするためのパッドが形成されているが図示を省略している。
次に図5、図6を参照して、ワークキャリア3の構造と機能について説明する。図5において、ワークキャリア3を構成するメインプレート3aの左右の端部付近には、それぞれ上下に貫通した基準孔3bが形成されている。メインプレート3aには、X方向に所定のピッチで並ぶ3つのワーク保持部3cが配設されている。各ワーク保持部3cは、メインプレート3aを上下に貫通した円形の開口部3dと、開口部3dの周囲のメインプレート3a上に配設されて上方に突出する4つのワーク保持ピン3eで構成されている。ワークキャリア3において、右側の基準孔3b付近には、メインプレート3aを一部切り欠く切欠部3fが形成されている。
図6において、ワークキャリア3にワーク2を保持させる際には、ワーク2の円筒部2cがワーク保持部3cの開口部3dに挿入され、ワーク2の位置決め孔2eにワーク保持部3cのワーク保持ピン3eが挿入されるように、ワーク2をワークキャリア3の上方から挿入する(矢印e)。これにより、ワーク2がワークキャリア3に位置決めされて保持される。
次に図7を参照して、部品実装装置1の制御系の構成について説明する。部品実装装置1に内蔵される制御部40は、作業ステージ移動機構5、部品供給部6、搭載ヘッド8、ノズル昇降機構8b、搭載ヘッド移動機構9、部品認識ユニット10、基板認識ユニット11、スイング用モータ27、操作パネル41と接続されている。操作パネル41は、押釦、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置と、液晶パネルなどの表示装置を備えている。入力装置は操作コマンドやデータの入力時などに用いられ、表示装置は入力装置による操作のための操作画面などの各種画面などの各種情報を表示する。
制御部40は、内部機能として実装データ記憶部42、実装データ変換部43、部品認識処理部44、基板認識処理部45、実装位置座標補正部46、実装制御部47、通信部48を備えている。通信部48は、通信ネットワーク49を介してサーバ50と接続されており、制御部40とサーバ50の間のデータの授受を行う。実装データ記憶部42は、実装データ60や変換後実装データ600を記憶する。
ここで図8(a)を参照して、実装データ60の構成について説明する。実装データ60は、実装面別の複数の面実装データ61で構成されている。この例では、実装データ60は、第1実装面S1に対応する第1面実装データ61(S1)、第2実装面S2に対応する第2面実装データ61(S2)、第3実装面S3に対応する第3面実装データ61(S3)で構成されている。各面実装データ61には、実装位置データ62、認識マーク位置データ63、オフセットデータ(水平方向)64、オフセットデータ(上下方向)65、スイング角度データ66、繰り返しデータ67が含まれている。これらの面実装データ61は、後述するようにワーク2を部品実装装置1における基準平面SGに対して相対的に移動させるために必要な情報を含んでいる。
ここで図9を参照して、実装位置データ62と認識マーク位置データ63の詳細について説明する。図9(a)は第1面実装データ61(S1)に含まれる、図9(b)は第2面実装データ61(S2)に含まれる、図9(c)は第3面実装データ61(S3)に含まれる、実装位置データ62と認識マーク位置データ63の一例を示している。
実装位置データ62は、実装面Sの基準点を原点としたXY座標系における部品Dの搭載位置Pの座標データとZ軸周りの搭載方向を示す搭載角度データの集合である。認識マーク位置データ63とは、実装面Sの基準点を原点としたXY座標系における認識マークMの座標データである。実装面Sの基準点にはワーク2の特徴点や認識マークMなどが設定される。認識マークMを基準点に設定した場合、基準点に設定された認識マークMの座標データは(0、0)、すなわちXY座標の原点となる。
図9(a)において、第1実装面S1には3つの部品D1,D2,D3が実装される。また、第1実装面S1には、認識マークM1と認識マークM2が対角の位置に形成されている。従って、第1実装面S1の実装位置データ62は、部品D1の搭載位置P1(X1,Y1,θ1)、部品D2の搭載位置P2(X2,Y2,θ2)、部品D3の搭載位置P3(X3,Y3,θ3)となる。また、認識マーク位置データ63は、認識マークM1の認識マーク位置A1(Xa1,Ya1)、認識マークM2の認識マーク位置B1(Xb1,Yb1)となる。なお、本実施の形態では、第1実装面S1の基準点には認識マークM1を設定しているので、認識マークM1の認識マーク位置A1(Xa1,Ya1)は(0,0)となる。
図9(b)と図9(c)は第2実装面S2と第3実装面S3の実装位置データ62と認識マーク位置データ63の説明図である。第2実装面S2と第3実装面S3の実装位置データ62と認識マーク位置データ63の考え方も第1実装面S1の場合と同様なので詳細な説明については省略する。なお、第2実装面S2では、第2実装面S2の基準点となる認識マークM3の認識マーク位置A2(Xa2,Ya2)は(0,0)となり、第3実装面S3では認識マークM5の認識マーク位置A3(Xa3,Ya3)が(0,0)となる。
次に図10を参照して、オフセットデータ(水平方向)64とオフセットデータ(上下方向)65の詳細について説明する。図10は、部品実装装置1における基準平面SGと、作業ステージ4に保持されたワーク2の第1実装面S1の関係を示している。基準平面SGとは、部品実装装置1の作業空間に設定されたXY平面であり、搭載ヘッド8や作業ステージ4の移動目標位置を示す際に使用する直交座標系が定義された仮想平面である。
本実施の形態の基準平面SGは、作業ステージ4の上方でワーク2の実装面Sが位置する付近の所定の高さに設定された仮想平面であり、X方向に伸びるX(G)軸とY方向に伸びるY(G)軸で定義された直交座標系を有するX(G)−Y(G)平面である。基準平面SG上の基準位置AGは、X(G)−Y(G)平面の原点である。また、部品実装装置1の作業空間における基準平面SGの高さがZ方向の基準高さとなる。
オフセットデータ(水平方向)64は、実装面Sが基準平面SGと平行になったときの当該実装面Sの基準点の位置を、基準平面SGの直交座標系における座標で示したデータである。本実施の形態では、認識マーク位置A1が第1実装面S1の基準点であり、基準平面SGの直交座標系における認識マーク位置A1の座標(Xo1,Yo1)が第1実装面S1のオフセットデータ(水平方向)となる。すなわち、認識マーク位置A1は、基準平面SGの基準位置AGからX方向のオフセットXo1、Y方向のオフセットYo1だけ水平方向にずれている。
オフセットデータ(上下方向)65は、実装面Sが基準平面SGと平行になったときの基準平面SGから当該実装面Sまでの高さ方向の距離を示したデータである。本実施の形態では、第1実装面S1が基準平面SGと平行になったときの基準平面SGから第1実装面S1までの距離はZo1であり、これが第1実装面S1のオフセットデータ(上下方向)65となる。このオフセットデータ(上下方向)65は実装面S毎に設定される。本実施形態では、第2実装面S2のオフセットデータ(上下方向)65はZo2、第3実装面S3のオフセットデータ(上下方向)65はZo3となる(図11参照)。
第1実装面S1に部品Dを搭載する際は、第1実装面S1が基準平面SGと平行になるようにワーク2が位置決めされる。この状態で、第1実装面S1の基準点である認識マーク位置A1は、基準平面SGの基準位置AGからX方向のオフセットXo1、Y方向のオフセットYo1、Z方向のオフセットZo1だけずれている。この状態から作業ステージ移動機構5を作動させて作業ステージ4をZ方向のオフセットZo1だけ上昇させると、第1実装面S1(図中に2点鎖線で示す第1実装面S10)の高さ位置を基準平面SGと一致させることができる。
次に図11を参照して、スイング角度データ66の詳細について説明する。図11(a)は、第1実装面S1または第2実装面S2に部品Dを搭載する際のワーク2をスイング軸21a方向(X方向)から見た状態を示している。スイング角度データ66とは、実装面Sを基準平面SGと平行にするために必要な、ワークキャリア保持部21をスイング軸21a回り(X軸回り)にスイングさせる角度である。本実施の形態では、各実装面S毎にスイング角度θxが設定される。
図11(a)は、ワークキャリア保持部21をスイングさせる前の状態であり、この状態で第1実装面S1と第2実装面S2は、基準平面SGに平行である。そのため、第1実装面S1のスイング角度θx1はゼロとなり、第2実装面S2のスイング角度θx2もゼロとなる。
図11(b)は、第3実装面S3に部品Dを搭載する際のワーク2をスイング軸21a方向(X方向)から見た状態を示している。第3実装面S3を基準平面SGと平行にするためには、実装制御部47によりスイング用モータ27を動作させてワークキャリア保持部21をスイング角度θx3だけスイングさせる必要がある。従って、第3実装面S3のスイング角度データ66はスイング角度θx3となる。
次に図12を参照して、繰り返しデータ67の詳細について説明する。繰り返しデータ67には、作業ステージ4に保持されるワーク2のX方向の数であるX方向の繰り返し数Nx(ここでは3つ)とワーク2の間隔(ピッチ)であるX方向の繰り返しピッチXpが含まれている。また、繰り返しデータ67には、作業ステージ4に保持されるワーク2のY方向の数であるY方向の繰り返し数Ny(ここでは2つ)とワーク2の間隔(ピッチ)であるY方向の繰り返しピッチYpが含まれている。
X方向の繰り返し数Nxはワークキャリア3のワーク保持部3cの数であり、X方向の繰り返しピッチXpはワーク保持部3cの開口部3dの間隔(ピッチ)である(図5参照)。また、Y方向の繰り返し数Nyは作業ステージ4に配設されたワークキャリア保持部21の数であり、Y方向の繰り返しピッチYpは前後に配設されたワークキャリア保持部21の間隔(ピッチ)である(図2参照)。
図7において、実装データ変換部43は、実装データ記憶部42に記憶された各実装面Sに対応する面実装データ61に含まれる実装位置データ62を、各実装面Sに対応する基準平面SGにおける実装位置座標68に変換する。また、実装データ変換部43は、実装データ記憶部42に記憶された各実装面Sに対応する面実装データ61に含まれる認識マーク位置データ63を、各実装面に対応する基準平面SGにおける認識マーク位置座標69に変換する。
実装位置座標68および認識マーク位置座標69は、作業ステージ4に保持された各ワーク2の部品Dの搭載位置Pおよび認識マークMの認識マーク位置A,Bを基準平面SGに投射した位置を、基準位置AGを原点として算出したXY座標である。
次に、図8(b)を参照して、変換後実装データ600の構成を示す。変換後実装データ600は、実装データ60を実装データ変換部43によって変換して作成された実装データである。変換後実装データ600は、実装面別の複数の変換後面実装データ610で構成されている。すなわち、変換後実装データ600は、第1実装面S1に対応する第1変換後面実装データ610(S1)、第2実装面S2に対応する第2変換後面実装データ610(S2)、第3実装面S3に対応する第3変換後面実装データ610(S3)で構成されている。
各々の変換後面実装データ610には、実装位置座標68、認識マーク位置座標69、オフセットデータ(上下方向)65、スイング角度データ66が含まれている。このうち、オフセットデータ(上下方向)65、スイング角度データ66は、実装データ60の情報がそのまま変換後実装データ600に引き継がれている。これらの変換後面実装データ610も面実装データ61と同様にワーク2を部品実装装置1における基準平面SGに対して相対的に移動させるために必要な情報を含んでいる。
実装位置座標68は、搭載ヘッド8を基準平面SG上の部品Dの搭載位置Pに位置決めするための実装位置情報であり、部品実装装置1の作業空間に位置決めされた実装面Sの部品Dの搭載位置Pを基準平面SGのX(G)軸とY(G)軸で定義された直交座標系の座標で示した位置データである。認識マーク位置座標69は、部品実装装置1の作業空間に位置決めされた実装面Sに形成された認識マークMの位置を基準平面SGのX(G)軸とY(G)軸で定義された直交座標系の座標で示した位置データである。
次に、図12を参照して、実装データ変換部43による実装位置座標68と認識マーク位置座標69の計算方法について説明する。図12は、基準平面SGに6個のワーク2の第1実装面S1がX方向に3列、Y方向に2列で位置決めされた状態を示している。なお、6つの第1実装面S1を区別する場合は(n,m)列の第1実装面S1(nはX方向で基準位置AGに近い順から1,2・・・Nx(X方向の繰り返し数)、mはY方向で同様に1,2・・・Ny(Y方向の繰り返し数))と呼ぶことにする。
第1変換後面実装データ610(S1)に含まれる実装位置座標68は、面実装データ61(S1)に含まれる実装位置データ62、オフセットデータ(水平方向)64、繰り返しデータ67より算出される。また、認識マーク位置座標69は、面実装データ61(S1)に含まれる認識マーク位置データ63、オフセットデータ(水平方向)64、繰り返しデータ67より算出される。
(n,m)列の第1実装面S1における部品Di(iは1以上の整数)の実装位置座標(x,y)の計算式は次の通りである。
xi=Xi+(n−1)×Xp+Xo1・・・(1)
yi=Yi+(m−1)×Yp+Yo1・・・(2)
(n,m)列の第1実装面S1における認識マークM1,M2の認識マーク位置座標(xa,ya),(xb,yb)の計算式は次の通りである。
認識マークM1
xa=Xa1+(n−1)×Xp+Xo1・・・(3)
ya=Ya1+(m−1)×Yp+Yo1・・・(4)
認識マークM2
xb=Xb1+(n−1)×Xp+Xo1・・・(5)
yb=Yb1+(m−1)×Yp+Yo1・・・(6)
(3,1)列の第1実装面S1での計算例を説明する。部品D1の実装位置座標(x7,y1)は、計算式(1)(2)より、
x7=X1+(3−1)×Xp+Xo1
=X1+2×Xp+Xo1
y1=Y1+(1−1)×Yp+Yo1
=Y1+Yo1
となる。
認識マークM1の認識マーク位置座標(xa,ya)は計算式(3)(4)より、
xa=Xa1+(3−1)×Xp+Xo1
=Xa1+2×Xp+Xo1
ya=Ya1+(1−1)×Yp+Yo1
=Ya1+Yo1
となる。
認識マークM2の認識マーク位置座標(xa,ya)は計算式(5)(6)より、
xb=Xb1+(3−1)×Xp+Xo1
=Xb1+2×Xp+Xo1
yb=Yb1+(1−1)×Yp+Yo1
=Yb1+Yo1
となる。
図7において、部品認識処理部44は、部品認識ユニット10を制御して搭載ヘッド8に保持された部品Dを撮像し、撮像画像を認識処理して部品Dの保持姿勢と吸着ノズル8aが保持する部品Dの吸着位置を認識する。部品認識結果は、搭載ヘッド8による部品Dの搭載動作の補正に使用される。
基板認識処理部45は、搭載ヘッド移動機構9と基板認識ユニット11を制御して、基板認識ユニット11を移動させて作業ステージ4に保持されたワーク2の実装面Sに設けられた認識マークMを撮像し、撮像画像を認識処理して認識マークMの位置を認識する。
実装位置座標補正部46は、基板認識処理部45で認識した認識マークMの位置に基づいて、実装データ記憶部42に記憶される部品Dの実装位置座標68を補正する。実装制御部47は、実装データ記憶部42に記憶された実装データや実装位置座標補正部46によって補正された実装位置座標68等に基づいて、作業ステージ移動機構5、部品供給部6、搭載ヘッド8、ノズル昇降機構8b、スイング用モータ27を制御して、部品供給ユニット7から部品Dを取り出して、作業ステージ4に保持された複数のワーク2の実装面Sに部品Dを搭載する搭載作業を実行させる。
搭載作業では、実装制御部47はスイング用モータを制御して、部品Dを搭載する実装面Sに対応するスイング角度θxだけ作業ステージ4の2つワークキャリア保持部21をスイング軸21a回りにそれぞれスイングさせる。これにより、各ワーク2の実装面Sが基準平面SGと平行となる。また、これと並行して実装制御部47はZ方向のオフセットZoに基づいて作業ステージ移動機構5を駆動して作業ステージ4を昇降させ、実装面Sの高さ方向の位置を基準平面SGに揃える。
また、実装制御部47は搭載ヘッド移動機構9を制御して、撮像された認識マークMにより補正された実装位置座標68に基づいて、搭載ヘッド8を移動させて搭載ヘッド8が保持する部品Dを実装面Sの搭載位置Pに位置決めする。すなわち、実装制御部47と搭載ヘッド移動機構9は、基準平面SGに位置決めされた実装面Sに対応する変換後面実装データ610(面実装データ)に基づいて搭載ヘッド8を移動させることにより、搭載ヘッド8が保持する部品Dを実装面Sの搭載位置Pに位置決めする搭載ヘッド移動部となる。
また、実装制御部47はオフセットデータ(上下方向)65に含まれるZ方向のオフセットZoに基づいて、作業ステージ移動機構5またはノズル昇降機構8bを制御して、吸着ノズル8aを実装面Sに対して相対的に下降させて吸着ノズル8aが保持する部品Dを実装面Sに搭載させる。
次に図13のフローに沿って、本実施の形態の部品実装装置1によって立体形状を有するワーク2の表面に形成された複数の実装面Sに部品Dを搭載する部品実装方法について説明する。この部品実装方法では、第1実装面S1、第2実装面S2、第3実装面S3の順番に部品Dを搭載する。
実装データ記憶部42には、サーバ50から取得した実装データ60と実装データ変換部43により実装データ60から変換された変換後実装データ600が記憶されているとする。すなわち、実装データ記憶部42に、部品実装装置1における基準平面SGの部品Dの搭載位置Pに搭載ヘッド8を位置決めするための実装位置座標68を含んだ変換後面実装データ610が、複数の実装面別に準備されている。
図13において、まず、第1実装面S1への部品実装を行うために、カウンタに1がセットされる(N=1)(ST1)。次いで実装制御部47は、第1実装面S1の第1変換後面実装データ610(S1)を実装データ記憶部42より読み取る(ST2:データ読み取り工程)。次いで実装制御部47は、オフセットデータ(上下方向)65、スイング角度データ66に基づいて、作業ステージ移動機構5またはスイング用モータ27の少なくともいずれかを制御して、作業ステージ4に保持されるワーク2の第1実装面S1を基準平面SGに対して平行にした状態で位置決めする(ST3:ワーク位置決め工程)。
次いで基板認識処理部45は、搭載ヘッド移動機構9と基板認識ユニット11を制御して、第1実装面S1の認識マークM1,M2を撮像して認識マークM1,M2の位置を認識する(ST4:認識マーク認識工程)。次いで実装制御部47は、認識された認識マークM1,M2の位置に基づいて実装位置座標68を補正する(ST5:実装位置補正工程)。補正された実装位置座標68は実装制御部47に割り当てられた記憶領域に一時的に記憶され、少なくとも作業対象の第1実装面S1への部品搭載が完了するまで保持される。
次いで実装制御部47は、部品供給部6、搭載ヘッド8、ノズル昇降機構8b、搭載ヘッド移動機構9を制御して、部品供給ユニット7より部品Dをピックアップして、部品装着対象のワーク2の上方に移動する。部品Dを部品供給ユニット7からワーク2の上方まで移動させる間に、部品認識処理部44は部品認識ユニット10を制御して、搭載ヘッド8の吸着ノズル8aが保持する部品Dの吸着位置(吸着ノズル8aの中心からの部品Dの位置ずれ)を認識する(ST6:部品認識工程)。
次いで実装制御部47は、認識された部品Dの吸着位置と補正された実装位置座標68に基づいて、搭載ヘッド8の移動目標座標を計算して部品Dを第1実装面S1の搭載位置Pに搭載する(ST7:部品搭載工程)。
全てのワーク2の第1実装面S1への部品搭載が完了したら、実装制御部47は、次の実装面Sがあるか否かを判断する(ST8)。第1実装面S1への部品搭載が完了した段階では、部品搭載が完了していない第2実装面S2、第3実装面S3があるためST9の処理へ移る。そして、カウンタに1が追加されて(ST9)、データ読み取り工程(ST2)に戻って第2実装面S2に対する部品Dの搭載が実行される(2回目のST3〜ST8)。
本発明の実施の形態では、部品実装装置1の実装データ変換部43で、実装データ60を変換後実装データ600に変換し、これを実装データ記憶部42に記憶しているが、部品実装装置1以外の装置、例えばサーバ50で変換された変換後実装データ600を実装データ記憶部42に記憶するようにしてもよい。この場合、実装データ変換部43は部品実装装置1に備える必要は無い。
本発明の実施の形態では、部品搭載工程(ST7)において、実装制御部47は、認識された部品Dの吸着位置と補正された実装位置座標68に基づいて、搭載ヘッド8の移動目標座標を計算して部品Dを第1実装面S1の搭載位置Pに搭載するようにしているが、実装制御部47による移動目標座標の計算を、変換前の実装データ60と認識マークMの認識結果と認識された部品Dの吸着位置から行うようにしてもよい。すなわち、移動目標座標の計算時に、実装データ変換部43で行っている変換後実装データ600の計算と、実装位置座標補正部46で行っている実装位置座標68の補正をまとめて行うようにしてもよい。この場合、実装制御部47は実装データ変換部43と実装位置座標補正部46としても機能する。
本発明の部品実装装置および部品実装方法は、立体形状を有するワークに部品を搭載する位置を直感的に理解しやすい形で指定することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 部品実装装置
2 ワーク
4 作業ステージ
5 作業ステージ移動機構
8 搭載ヘッド
9 搭載ヘッド移動機構(搭載ヘッド移動部)
D 部品
M 認識マーク
P 搭載位置
S 実装面
SG 基準平面

Claims (16)

  1. 立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品を搭載する部品実装装置であって、
    前記ワークを保持して前記ワークの任意の実装面を部品実装装置における基準平面に移動させる作業ステージと、
    前記作業ステージを移動させる作業ステージ移動機構と、
    実装データを記憶した実装データ記憶部と、
    前記実装データ記憶部に記憶された実装データに基づいて搭載ヘッドを移動させることにより、前記搭載ヘッドが保持する部品を実装面の搭載位置に位置決めする搭載ヘッド移動部とを備え、
    前記実装データは、実装面別の複数の面実装データで構成されており、各々の前記面実装データには前記搭載ヘッドを前記基準平面の部品の搭載位置に位置決めするための実装位置情報を含み、前記搭載ヘッド移動部は、前記基準平面に位置決めされた実装面に対応する前記面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させる、部品実装装置。
  2. 前記面実装データは、前記作業ステージを移動させるために必要な情報を含んでいる、請求項1記載の部品実装装置。
  3. 前記面実装データは、実装面に形成された認識マークの位置情報を含んでいる、請求項1記載の部品実装装置。
  4. 立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品を搭載する部品実装装置であって、
    前記ワークを保持して前記ワークの任意の実装面を部品実装装置における基準平面に移動させる作業ステージと、
    前記作業ステージを移動させる作業ステージ移動機構と、
    前記複数の実装面における部品の搭載位置に関する実装位置データを含む実装データを記憶した実装データ記憶部と、
    前記実装データ記憶部に記憶された前記実装位置データに基づいて前記基準平面における実装位置座標を算出する実装位置座標算出部と、
    前記実装位置座標に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記搭載ヘッドが保持する部品を実装面の搭載位置に位置決めする搭載ヘッド移動部とを備え、
    前記実装位置データは、実装面別にグループ化された面実装データを構成しており、さらに各々の前記面実装データは前記実装位置座標算出部が前記実装位置データに基づいて前記実装位置座標を算出する際に参照するオフセットデータを含み、前記搭載ヘッド移動部は、前記基準平面に位置決めされた実装面に対応する前記面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させる、部品実装装置。
  5. 前記面実装データは、前記作業ステージを移動させるために必要な情報を含んでいる、請求項4記載の部品実装装置。
  6. 前記面実装データは、実装面に形成された認識マークの位置情報を含んでいる、請求項4記載の部品実装装置。
  7. 立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、
    部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面上の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置情報を含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、
    前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、
    前記一の実装面に形成された認識マークの位置を認識し、
    一の実装面用の面実装データと認識した前記一の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、
    前記ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、
    前記他の実装面に形成された前記認識マークの位置を認識し、
    他の実装面用の面実装データと認識した前記他の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む、部品実装方法。
  8. 前記面実装データは、実装面に形成された前記認識マークの位置情報を含んでいる、請求項7記載の部品実装方法。
  9. 前記面実装データは、前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させるために必要な情報を含んでいる、請求項7記載の部品実装方法。
  10. 立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、
    部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置情報を含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、
    前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、
    一の実装面用の面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、
    ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、
    他の実装面用の面実装データに基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む、部品実装方法。
  11. 前記面実装データは、前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させるために必要な情報を含んでいる、請求項10記載の部品実装方法。
  12. 立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、
    部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置データを含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、
    前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、
    前記一の実装面に形成された認識マークの位置を認識し、
    前記実装データ記憶部に記憶された実装位置データに基づいて前記基準平面における実装位置座標を算出し、
    一の実装面用の実装位置座標と認識した前記一の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、
    前記ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、
    前記他の実装面に形成された前記認識マークの位置を認識し、
    他の実装面用の実装位置座標と認識した前記他の実装面の前記認識マークの位置に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む、部品実装方法。
  13. 前記面実装データは、実装面に形成された前記認識マークの位置情報を含んでいる、請求項12記載の部品実装方法。
  14. 前記面実装データは、当該面実装データに対応する実装面を前記基準平面に対して相対的に移動させるために必要な情報を含んでいる、請求項12記載の部品実装方法。
  15. 立体形状を有するワークの表面に形成された複数の実装面に部品実装装置の搭載ヘッドによって部品を搭載する部品実装方法であって、
    部品実装装置の記憶部に、部品実装装置における基準平面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドを位置決めするための実装位置データを含んだ面実装データを、前記複数の実装面別に準備し、
    前記ワークを部品実装装置における基準平面に対して相対的に移動させることにより、一の実装面を前記基準平面に移動させ、
    前記実装データ記憶部に記憶された実装位置データに基づいて前記基準平面における実装位置座標を算出し、
    一の実装面用の実装位置座標に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記一の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載し、
    前記ワークを前記基準平面に対して相対的に移動させることにより、他の実装面を前記基準平面に移動させ、
    他の実装面用の実装位置座標に基づいて前記搭載ヘッドを移動させることにより、前記基準平面に位置決めされた前記他の実装面の部品の搭載位置に前記搭載ヘッドによって部品を搭載することを含む、部品実装方法。
  16. 前記面実装データは、当該面実装データに対応する実装面を前記基準平面に対して相対的に移動させるために必要な情報を含んでいる、請求項15記載の部品実装方法。
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