JP2018100765A - 緩み止めナット - Google Patents

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JP2018100765A JP2016248574A JP2016248574A JP2018100765A JP 2018100765 A JP2018100765 A JP 2018100765A JP 2016248574 A JP2016248574 A JP 2016248574A JP 2016248574 A JP2016248574 A JP 2016248574A JP 2018100765 A JP2018100765 A JP 2018100765A
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河村正達
Masatatsu Kawamura
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Abstract

【課題】本発明は、振動により、締め付けたねじの緩みを阻止する緩み止めナットを提供する。【解決手段】互いに、同心に、はまり合うナット1とボルト5の内、ナット1に於いて、頂面付近のねじ山10は、圧力側フランク2の中間部の谷底7寄りに、凸部9を設けている。この凸部9の両側に切れ目13を入れて、ねじ山10から分轄した曲げ片3を有している。さらに、曲げ片3は、付け根付近にも、周方向へ切れ目13’を設けている。締め付け状態になると、曲げ片3の凸部9は、ボルト5の圧力側フランク6に押圧され、山の頂4が、ボルト5の遊び側フランク12を強圧する。この状態にすることで、ねじ山10のぶれをなくして、緩みを止めるようにしている。【選択図】 図1

Description

本発明は振動下に於ける緩みを抑える緩み止めナットに関するものである。
従来、ねじは被締結部材を締め付けても振動等の要因で緩んでしまう。この緩みを防ぐために、ナイロンインサート付き六角ボルトや全金属製六角ナットのプリべリングトルク形戻り止めナットを使用していた。
その他に、特許文献1に、ナットの圧力側フランクの山側部と谷側部とに、つる巻き線に沿った一対の凹部溝を形成した締結用ボルト及び該締結用ボルトを用いたねじ締結体が開示されている。特許文献2に、ボルトのねじ山を、ナットのねじ山より小さいフランク角で形成したねじ部材が開示されている。
特開2012−72837号公報 特開2003−42130号公報
しかしながら、従来、おねじと螺合対象のめねじとの間に相対的に軸同士の傾きや位置ずれがあると緩みの原因になる。特許文献1、2、では、軸線が傾く可能性があり、緩み止め効果は十分ではない。その為、本発明の根底をなす課題は、単純な形状で、尚且つ、製造コストも安価で、簡単な作業で締め付けることができる緩み止めナットを提供することを目的とする。
そこで本発明にあっては、上記課題を解決するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第一手段にあっては、互いに、同心に、ねじ合うナットとボルトの内、前記ナットに於いて、頂面付近のねじ山には、圧力側フランクの中間部に凸部を有し、この凸部の両側を切削して、前記ねじ山から分轄した曲げ片を形成し、尚且つ、この曲げ片は、付け根付近にも、周方向へ切削した形状を有したことを特徴とする緩み止めナットである。
これによれば、前記曲げ片の前記凸部は、前記圧力側フランクの中間部の谷底寄りに設けられている。また、前記曲げ片は、前記凸部の両側に、山の頂部分から前記側面方向へ切れ目を入れて前記ねじ山から分轄した前記曲げ片となっている。さらに、この曲げ片の付け根付近にも、周方向へ切れ目を入れてあり、深さは、ねじのつる巻き線に沿って、軸の周りを一周した時、軸方向に進む距離より、やや浅い距離とするのが望ましい。前記凸部は、軸心と平行方向に、凸起している。この凸部の高さは、前記ボルトに前記ナットをねじ込む際に、前記ボルトの圧力側フランクに、この凸部の頂が、かすめる程度の高さになっている。前記ナットの前記ねじ山の前記凸部は、梃子の原理を利用したものであり、前記凸部を支点として、前記山の頂側を重点としている。
従来のねじの締め付けは、前記ボルトと前記ナットがねじ合った時、各々の前記圧力側フランク同士が密着する。この時、各々の遊び側フランク同士は、隙間ができるようになっている。この隙間があるために、振動が加わると、前記ボルトのねじ山、または、前記ナットのねじ山がバウンドしながら、ぶれるようになる。、このぶれによって緩みが生じるようになる。そこで、前記曲げ片を設けて、ぶれをなくすようにしている。
まず、前記ボルトの圧力側フランクと前記ナットの圧力側フランクが、締め付けによって密着すると、前記ボルトの圧力側フランクに、前記曲げ片の前記凸部が押圧される。この押圧によって、前記曲げ片の山の頂部分が、しなうようにして前記ボルトの遊び側フランクを圧するようになる。この圧によって、軸心に直角な方向へ、ぶれをなくすことができるため、緩むことがない。
従来のねじの締め付け後は、締め付け方向に、反する方向の緩む方向への圧力がかかっている。このため、振動が生じると、振動が手助けになり緩むようになる。そこで、前記曲げ片の山の頂部分が前記ボルトの遊び側フランクへ圧力がかかるようにして、振動が生じても、前記ボルトの前記遊び側フランクを抑え込むため、緩みを止めることができる。
第二手段にあっては、前記ナットは、前記ねじ山の複数の箇所に、前記曲げ片を設けたことを特徴とする第一手段にかかる緩み止めナットである。
これによれば、前記曲げ片を複数個所に設けることで、締め付け時、複数の前記凸部が、前記ボルトの圧力側フランクに押圧され、前記山の頂部分が、しなりながら前記ボルトの遊び側フランクを複数の箇所で、強圧するようになる。例えば、軸心から見て、四方向に前記曲げ片を設けると、この曲げ片の山の頂部分が、四方向から前記ボルトの遊び側フランクを抑圧した状態になっているため、ずれはなく、より強力な緩みのないものにすることができる。
前記ボルトと前記ナットで被締結部材を締め付けた場合、前記ボルトの圧力側フランクと前記ナットの圧力側フランク同士が合致した状態になり、前記凸部は、前記ボルトの圧力側フランクに、押圧され、前記曲げ片の前記山の頂部分が、前記ボルトの遊び側フランクを強圧するようになる。
本案の緩み止めナットを、実施例として説明すれば、被締結部材を前記ボルトと前記ナットで、締め付けると、前記ナットのねじ山は、前記ボルトの遊び側フランク寄りを、通行しながら、ねじ込むようになり、締め付けた状態になると、前記ボルトの圧力側フランクと前記ナットの圧力側フランクとが密着する。同時に、前記曲げ片の前記山の頂部分が、前記ボルトの遊び側フランクを、四方から強圧する。これにより、振動が生じても緩みが阻止されるようになる。
本発明によれば、前記ボルトと前記ナットによる被締結部材の締め付けは、特に、小細工は必要なく、工具で締め付けるだけで、前記ナットの前記凸部が押圧され、それによって、前記山の頂が、前記ボルトのねじ山の遊び側フランクを抑圧するようになっているため、振動が生じても、ぶれることがなくなり、緩みを抑止する。また、製造する場合にも、低コストで技術的に簡単な作業で作ることができる。
本発明に係る緩み止めナットの概略平面図である。 本発明に係る緩み止めナットの締め付けた状態の一部分の拡大断面図である。 本発明に係る緩み止めナットの締め付け途中の一部分の拡大断面図である。 本発明に係る緩み止めナットの図1に示すA−A線の概略断面図である。
本発明の実施の形態について、図面に従って詳細に説明すれば、図1は、本発明の実施例を表す形態の緩み止めナット1の概略平面図を示す。ナット1の頂面近傍のねじ山10は、圧力側フランク2の中間部の谷底7寄りに、凸部9を設けている。この凸部9の両側に、切れ目13をして、ねじ山10から分轄した曲げ片3を設けている。凸部9及び9’を有する曲げ片3は、四か所に設けるのが望ましい。凸部9の高さは、ボルト5とナット1で締め付け中に於いて、ボルト5の圧力側フランク6に凸部9の頂が、かする程度の高さを有している。この凸部9は、ボルト5の圧力側フランク6を押圧した時、曲げ片3が、しなうようになり、山の頂4部分で、ボルト5の遊び側フランク12を強圧するようになっている。また、曲げ片3は、付け根付近の遊び側フランク8方の谷底7近傍まで切れ込みをした深さを有している。この、切れ込みは、周方向に切れ目13’を入れた形状になっている。
図2は、ナット1とボルト5とを、嵌め合せた締結状態の一部分を拡大した断面図である。曲げ片3の凸部9が、ボルト5の圧力側フランク6に押圧されて、山の頂4部分が遊び側フランク12を圧した状態になっている。図3は、図2のナット1とボルト5とを、嵌め合わせた締結途中の状態の一部分を拡大した断面図を示している。
図4は、緩み止めナットの図1に示すA−A線の矢印方向を見た断面図である。曲げ片3の両側の切れ目13の深さは、このねじのつる巻き線に沿って、軸の周りを一周する時、軸方向に進む距離と同じ距離とするのが望ましく、切れ目13’は、切れ目13より、やや浅い距離とするのが望ましい。また、曲げ片3の幅は、この距離の二〜三倍とするのが望ましい。締め付けた状態の時、ナット1の曲げ片3の凸部9が、ボルト5の圧力側フランク6に押圧されると、山の頂4が押し下げられる形状になっている。
本発明に係る緩み止めナットの使用に際しては、ナット1とボルト5で被締結部材11を締め付けるだけで緩み防止が得られる。
又、本発明は、上記実施の形態や実施例には限定されるものではなく、例えば、曲げ片3の付け根付近の切れ目13’から外方向を切削した形状にしてもよい。あるいは、材料をプラスチック、鉄、ステンレスにする等、特許請求の範囲において、各部材の形状や素材等、適宜変更可能である。
1 ナット
2 ナットの圧力側フランク
3 曲げ片
4 曲げ片の山の頂
5 ボルト
6 ボルトの圧力側フランク
7 谷底
8 ナットの遊び側フランク
9 凸部
9’ 凸部
10 ねじ山
11 被締結部材
12 ボルトの遊び側フランク
13 切れ目
13’ 切れ目
14 側面

Claims (2)

  1. 互いに、同心に、ねじ合うナットとボルトの内、前記ナットに於いて、頂面付近のねじ山には、圧力側フランクの中間部に凸部を有し、この凸部の両側を切削して、前記ねじ山から分轄した曲げ片を形成し、尚且つ、この曲げ片は、付け根付近にも、周方向へ切削した形状を有したことを特徴とする緩み止めナット。
  2. 前記ナットは、前記ねじ山の複数の個所に、前記曲げ片を設けたことを特徴とする請求項1に係る緩み止めナット。
JP2016248574A 2016-12-22 2016-12-22 緩み止めナット Pending JP2018100765A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021105444A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 ハードロック工業株式会社 締結構造体
WO2022145078A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 ハードロック工業株式会社 緩み止めボルト

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