JP2018100502A - 化粧シート及び化粧ボード - Google Patents

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Abstract

【課題】不陸を目立たなくすることができる化粧シートを提供する。
【解決手段】化粧シート20は、凹凸面としての表面21を有する。化粧シートの法線方向ndに対して82°傾斜した方向から表面21に光を投射した場合、化粧シートの法線方向からの観察において長さdが3mm以上且つ幅wが3mm以上の影bが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧シート及び化粧ボードに係り、とりわけ不陸を目立たなくすることに優れた化粧シート及び化粧ボードに関する。
従来、建築物の壁、床、天井等の内装材又は外装材、車両等の内装材又は外装材、家具、家電製品等の表面に対して、化粧シートが使用されている(例えば特許文献1)。化粧シートは、その表面を凹凸面として形成されており、意匠性向上に寄与し得る。化粧シートは、内装材の分野において、石膏ボードや樹脂性パネル等からなる下地材に貼合され、化粧ボードを構成する。また、化粧シートは、家具等の分野において、樹脂板や木製板材等からなる下地材に貼合され、化粧ボードを構成する。
特開2010−150702
化粧シートを積層される下地材の被覆面は、通常、平坦面である。平坦面としての被覆面に積層された化粧シートは、その表面の凹凸形状に応じた意匠性を発現することができる。しかしながら、下地材の被覆面に、「不陸」と呼ばれる凹凸が形成されていることもある。典型的な不陸として、下地材を固定するための螺子等の留め具に関連した凹凸が例示される。下地材を固定するための螺子等の留め具を用いる場合、下地材には螺子頭部が収容される穴が形成される。螺子頭部が、下地材の穴に完全に収容される場合には、螺子頭部上となる位置に凹部としての不陸が形成される。また、螺子頭部が下地材の被覆面から突出している場合、螺子頭部自体が凸部としての不陸を形成する。又、下地材に目地溝が存在する場合には、斯かる目地溝が凹部としての不陸を形成する。其の他、下地材の表面易は、各種不陸を有する場合が有り得る。
そして、このような不陸の存在が化粧シート上から視認されることもあり、この場合、意匠性を大きく劣化させることになる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、不陸を目立たなくすることができる化粧シート及び化粧ボードを提供することを目的とする。
本発明による第1の化粧シートは、
凹凸面としての表面を有した化粧シートであって、
化粧シートの法線方向に対して82°傾斜した方向から前記表面に光を投射した場合、化粧シートの法線方向からの観察において長さdが3mm以上且つ幅wが3mm以上の影が形成される、化粧シート。
本発明による第1の化粧シートにおいて、
前記表面の高さを示すヒストグラムにおいて、最も度数が多い区間および二番目に度数が多い区間の一方の平均高さは、前記最も度数が多い区間および前記二番目に度数が多い区間の他方の平均高さの2/3以下であるようにしてもよい。
本発明による第2の化粧シートは、
凹凸面としての表面を有した化粧シートであって、
前記表面の高さを示すヒストグラムにおいて、最も度数が多い区間および二番目に度数が多い区間の一方の平均高さは、前記最も度数が多い区間および前記二番目に度数が多い区間の他方の平均高さの2/3以下である。
本発明による第1の化粧ボードは、
上述した本発明による第1又は第2の化粧シートと、
前記化粧シートを積層された下地材と、を備える化粧ボードであって、
前記下地材の前記化粧シートを貼合される被覆面は、部分的な凹凸を有し、
前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から前記化粧シートが積層されていない前記下地材の前記被覆面に光を投射した場合における、前記化粧ボードの前記法線方向から観察される前記凹凸に起因した影の長さを基準長さとして、前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から、前記被覆面の前記凹凸上に位置しない領域となる前記化粧シートの前記表面に、光を投射した場合、前記化粧ボードの前記法線方向から観察において基準長さ以上の長さの影が形成される。
本発明による第2の化粧ボードは、
凹凸面としての表面を有した化粧シートと、
前記化粧シートを積層された下地材と、を備える化粧ボードであって、
前記下地材の前記化粧シートを貼合される被覆面は、部分的な凹凸を有し、
前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から前記化粧シートが積層されていない前記下地材の前記被覆面に光を投射した場合における、前記化粧ボードの前記法線方向から観察される前記凹凸に起因した影の長さを基準長さとして、前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から、前記被覆面の前記凹凸上に位置しない領域となる前記化粧シートの前記表面に、光を投射した場合、前記化粧ボードの前記法線方向から観察において基準長さ以上の長さの影が形成される。
本発明によれば、不陸を目立たなくすることができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、化粧ボート及び化粧シートを示す縦断面図である。 図2は、図1の化粧シートの層構成の一例を示す図である。 図3は、仮想の凸状不陸を説明するための図である。 図4は、仮想の凸状不陸上に貼り付けられた化粧シートの表面を示す写真である。 図5は、空間周波数と不陸隠蔽性との関係を示すグラフである。 図6は、或る波長成分のパワースペクトルと不陸隠蔽性との関係を示すグラフである。 図7は、化粧シートの一例について測定された表面高さのヒストグラムである。 図8は、図7で計測対象となった化粧シートの表面を示す写真である。 図9は、図8に示された化粧シートの一断面における表面高さ変動を示すグラフである。 図10は、化粧シートの他の例について測定された表面高さのヒストグラムである。 図11は、図10で計測対象となった化粧シートの表面を示す写真である。 図12は、図11に示された化粧シートの一断面における表面高さ変動を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「シート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念であり、したがって、「化粧シート」は、「化粧板」や「化粧フィルム」と呼ばれる部材と呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
図1及び図2は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。図1に示すように、化粧ボード10は、下地材30及び化粧シート20を有している。化粧シート20は、互いに対向する一対の主面として、表面21及び裏面22を有している。図1に示すように、化粧シート20は、下地材30の被覆面31上に積層されて使用される。このとき、化粧シート20の裏面22が、下地材30の被覆面31に対面する。一方、化粧シート20の表面21は、凹凸面として形成されている。化粧シート20は、表面21の凹凸形状によって優れた意匠性を発現することができる。とりわけここで説明する化粧シート20及び化粧ボード10では、下地材30の被覆面31に形成された凹凸32の影響を効果的に排除して、期待された意匠性を有効に発揮することを可能にするための工夫がなされている。
まず、化粧ボード10及び化粧シート20の構成を概略的に説明し、その後、化粧シート20の表面21の構造上の特徴について説明する。
化粧シート20は、建築物の壁、床及び天井等の内装材、車両等の内装材、家具や電気機器等の最表面を形成するようになる部材である。したがって、後述する表面形状を確保し得る限りにおいて、内装材、家具、電気機器等の用途に応じた構成を取り得る。図2に示された一例において、化粧シート20は、表面21を形成する表面層201と、表面層201を支持する基材202と、基材202に積層され裏面22を形成する粘着層203と、を有している。
ここで、壁紙として機能する化粧シート20の製造方法の一例を説明する。また、以下の説明の中で、化粧シート20の材料についても例示する。
まず、繊維質シート等で形成された基材202の上に、表面層201をなすようになる発泡剤を含有した樹脂層Aを積層する。このとき、Tダイスを用い、溶融押し出しラミネート法により、樹脂層Aを非発泡状態で基材202に接合させる。なお、樹脂層Aの表裏に、非発泡の透明樹脂層B,Cを設けて、3層押し出しをすることもできる。樹脂層Aの材料組成としては、主原料にエチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのオレフィン系樹脂を使用することができる。その他の材料として、無機充填剤、顔料、発泡剤、発泡助剤、架橋助剤、安定剤、滑剤等を公知の配合でブレンドすることができる。発泡前の表面層201は0.04〜0.1mm程度の厚みで製膜し、後の工程で発泡させて0.3〜1.0mm程度の発泡樹脂層とすることが好ましい。
樹脂層Aの表側となる面(基材202とは反対側の面)に設ける透明樹脂層Bとしては、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などが好ましい。また、表面強度の向上、耐汚染性の向上、押し出し時の目ヤニ防止などの観点から、厚みは5〜20μmとすることが好ましい。一方、樹脂層Aの裏側となる面(基材202に接する面)に設ける透明樹脂層Cとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。基材202との密着、押し出し時の目ヤニ防止などの観点から、厚みは5〜10μmとすることが好ましい。
次に、必要に応じて、樹脂層A(または透明樹脂層B)の上に絵柄模様層を設ける。絵柄模様層の形成にはグラビア印刷、フレキソ印刷等が用いられる。印刷インキとしては、着色剤、結着材樹脂、溶剤を含む印刷インキを使用できる。これらのインキは公知、又は市販のものを使用してもよい。さらに絵柄模様層の上に表面保護層を積層してもよい。表面保護層についてもグラビア印刷、フレキソ印刷等、フィルムラミネート、押し出しラミネート等公知の方法を用いることができる。表面保護層は艶調整が目的であれば、例えば、シリカなどの既知フィラーを含んでもよい。表面強度が目的であれば、電離放射線硬化型樹脂を樹脂成分として含有するものが好適である。厚みは0.1〜15μmが好ましい。
続いて、上述した化粧シート基材に電離放射線を照射してもよい。樹脂層Aに電子線を照射することで発泡性や強度を調整することができる。電子線照射の条件としては、加速電圧150〜250kv、照射量10〜70kGyがよい。
上記のように基材202上に表面層201を形成すると、これに続いて、化粧シート基材を加熱発泡炉に通し、表面層201の厚みを5〜10倍となるように発泡させる。加熱条件は、熱分解型発泡剤の分解により発泡樹脂層が形成される条件であれば特には限定されないが、炉内温度200〜400℃が好ましい。
次に、最表層(表面層201)に凹凸形状(エンボス模様)を賦型する。凹凸形状は、エンボス加工(エンボス版を用いた凹凸賦型)により賦型することができる。表面21に付与される凹凸形状としては、木目調模様、石板表面模様、布地テクスチュア(織目調)模様、梨地調模様、砂目調模様、ヘアライン模様等が例示される。エンボス版の製造は、種々の方法があるが、例えば、特開2010−287204、特開2011−148184に記載の方法を採用することができる。
その後、表面層201とは反対側となる基材202の裏側面上に粘着層203を形成することで、化粧シート20が得られる。
以上に説明した化粧シート20が積層されるようになる下地材30は、化粧シート20の用途に応じて決定される。化粧シート20が、壁、床、天井等の表面を加飾する内装材をなす場合、下地材30は、例えば各種樹木の木材からなる単板、合板、集成材、パーチクル板、纖維板等の木製板材、コンクリート、モルタル等のセメント系材料、石膏ボード、珪酸カルシウム等からなる無機非金屬板、或いは鉄、アルミニウム等からなる金屬板となる。化粧シート20が、車両等の内装材をなす場合、下地材30は、例えば樹脂製板材、或いは金屬板となる。化粧シート20が、家具や電気製品をなす場合、下地材30は、例えば木製板材や樹脂製板材となる。
次に、化粧シート20の表面21に形成される凹凸形状(凹凸模様)について説明する。
化粧シート20は、下地材30の被覆面31上に積層され、下地材30に対して固定される。下地材30の被覆面31は、平坦面であることが好ましい。この場合、化粧シート20の表面21に皺等の変形が生じることを抑制することができ、これにより、化粧シート20の表面21が期待された意匠性を発揮することができる。しかしながら、既に説明したように、被覆面31は、その一部に凹凸32を含むこともある。一例として、螺子等を用いて下地材30を他の部材に固定する場合、螺子の頭部が下地材30の被覆面31から突出して凸部を形成することがある。また逆に、下地材30の被覆面31に螺子の頭部を収容する穴(凹み)が形成され、当該穴に収容された螺子頭部上に凹部が形成されることもある。さらに、複数の板材を並べて下地材30を形成する場合には、複数の板材間に溝状の凹部が形成される。下地材30の被覆面31に形成される凹凸は、「不陸」と呼ばれ、その存在が、化粧シート20越しに視認されることもある。この場合、化粧シート20の表面21が創出する意匠性を低下させるだけでなく、さらに、その存在自体が化粧シート20及び化粧ボード10の意匠性を害する。そこで、本件発明者らは、不陸の隠蔽について鋭意検討を重ねたところ、不陸を目立たなくさせ得る凹凸面の構成を見出した。
最初に、本件発明者らが行った実験について説明する。この実験では、不陸を目立たなくさせる性能、すなわち不陸隠避性と、化粧シート20の表面21が持つ断面形状と、の関係を調査した。
この実験では、まず、織目調模様および非織目調模様の凹凸形状を表面に付与された合計40種類の柄の化粧シートを準備した。次に、図3に示すように、平坦な被覆面上に、直径10mmの平面視が円形状のシールsを貼り、仮想の凸状不陸を形成した。凸状不陸は、厚さ100μmのシールsを1枚貼り付けた第1仮想不陸c1と、同一のシールsをそれぞれ2〜5枚重ねて貼り付けた第2仮想不陸c2〜第5仮想不陸c5と、を形成した。40種類の柄の化粧シートを、それぞれ、被覆面上の第1仮想不陸c1〜第5仮想不陸c5が形成されている領域に貼り付けた。図4は、第1仮想不陸c1、第2仮想不陸c2、第4仮想不陸c4及び第5仮想不陸c5上に貼り付けられた化粧シートの一例について、その表面を示している。
40種類の柄の化粧シートのそれぞれについて、各化粧シートの表面を肉眼目視観察し、第1仮想不陸c1〜第5仮想不陸c5の存在がそれぞれ視認されるか否かを確認した。化粧シートの各柄に対し、第1仮想不陸c1〜第5仮想不陸c5が視認されなかった数と同数の点数を付与した。すなわち、第1仮想不陸c1〜第5仮想不陸c5のいずれも視認されなかった柄の評価を5点とし、第5仮想不陸c5のみが観察された柄の評価を4点とし、第5仮想不陸c5及び第4仮想不陸c4のみが観察された柄の評価を3点とし、5仮想不陸c5、第4仮想不陸c4及び第3仮想不陸c3のみが観察された柄の評価を2点とし、5仮想不陸c5、第4仮想不陸c4、第3仮想不陸c3及び第2仮想不陸c2のみが観察された柄の評価を1点とし、5仮想不陸c5〜第1仮想不陸c1のいずれも観察された柄の評価を0点とした。そして、同一柄の化粧シート当たり2〜10箇所について斯かる評価点を求め、それらの複数の評価点の平均値を以って当該柄の化粧シートの不陸隠蔽性の評価點とした。此の評価点数が2.5点以上の柄を不陸隠蔽性に高い柄と評価した。
次に、各柄の化粧シートを一以上準備し、合計388のサンプルを作製した。そして、388のサンプルの各々について、表面の高さ変動について画像データを採取した。図9及び図12は、表面の高さ変動の例を示している。画像データの採取には、キーエンス社製の3D形状測定器VR3000を利用した。次に、表面の高さ変動を表す線形状を周波数分解し、各サンプルをなす柄に対して付与された不陸隠蔽性の評価点との、相関を調査した。図5に示されたグラフは、各空間周波数と不陸隠蔽性への相関度合いとの関係を示している。図5のグラフにおいて、縦軸が不陸隠蔽性への相関度合いを示し、横軸が空間周波数を示している。図5のグラフから、所定の仮想不陸に対して、表面高さ変動に含まれる特定の空間周波数の成分が、優れた不陸隠蔽性を示すことが知見された。より具体的には、直径10mmの平面視円形状の仮想不陸に対して、表面高さ変動に含まれる波長が3mm〜12.8mmとなる成分が、優れた不陸隠蔽性を示していた。
さらに、本件発明者らは、波長が5.12mmとなる成分のパワースペクトルと、不陸隠蔽性の評価点との、相関を調査した。図6に示されたグラフは、各パワースペクトルでの不陸隠蔽性への相関度合いを示している。図6のグラフにおいて、縦軸が不陸隠蔽性への相関度合いを示し、横軸がパワースペクトルの値を示している。図6のグラフから、表面高さ変動に含まれる波長が5.12mmとなる成分については、4.6μm程度のパワースペクトルを有する場合に、優れた不陸隠蔽性が発揮されることが知見された。
以上の実験から、本件発明者らは、不陸を効果的に目立たなくするには、化粧シート20の表面21の高さ変動が、特定の波長成分を特定のパワースペクトル以上で含むことが有効であることを確認した。そして、本件発明者らは、このように実験で確認された事実が、不陸を効果的に目立たなくする上で、化粧シート20の表面21の高さ変動が、所定振幅以上で所定の波長成分の凹凸を含むことが有効であること、を意味していると考えた。この観点から、さらに実験を繰り返したところ、化粧シート20の表面21が、不陸によって形成される影、言い換えると不陸の存在によって形成される暗部と同程度の長さの影(暗部)をつくる凸部と、当該影の形成を阻害しない凹部(または平坦部)と、を含むことで、不陸を効果的に目立たなくさせることが可能になるとの結論に至った。
以上の知見に基づき、不陸を効果的に目立たなくさせる具体的な構成として、以下に説明する三つの構成を提案する。
(第1条件(a))
まず不陸を目立たなくさせる第1の特徴として、次の条件(a)を提案する。
・条件(a):化粧シート20の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から表面21に光を投射した場合、化粧シート20の法線方向からの観察において長さdが3mm以上且つ幅wが3mm以上の影bが形成される。
ここで、化粧シートの法線方向ndとは、化粧シートのシート面に対する法線方向ndであり、化粧シートのシート面とは、化粧シートを全体的かつ大局的に見た場合において化粧シートの平面と一致する面のことを指す。通常、化粧シート20は、表面21の高低差を有するものの、全体的かつ大局的には概ねの一定の厚さを有することになる。したがって、裏面22が平坦面に接合している場合には、化粧シートの法線方向は裏面への法線方向と一致する。また、影とは、表面21の凸部21aによって光が遮断される表面21上の領域のことである。影の長さdは、化粧シートの法線方向ndから観察した場合に光の入射方向と平行な方向に沿った影bの長さを指している。図1は、光の入射方向と平行な面を示しており、したがって、条件(a)で規定される影bの長さdは、図1に示された影bの化粧シート20のシート面に沿った長さとなる。
不陸が感知されることによる意匠性に低下は、化粧シート20をその法線方向ndから観察した場合に問題となりやすい。そして、化粧シート20の法線方向ndから観察した場合に、不陸が感知されやすくなるのは、化粧シート20の法線方向に対して大きく傾斜した方向、典型的には、化粧シート20の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から光が入射して、不陸に起因した影が形成される場合である。
一方、意匠性の低下を引き起こす典型的な不陸として、下地材30を固定するための螺子等の留め具に関連した凹凸が挙げられる。下地材30を固定するための螺子を用いる場合、下地材30には螺子頭部が収容される穴(凹み)が形成される。螺子頭部が、下地材30の穴内に完全に収容される場合には、螺子頭部と被覆面31との間に凹部としての不陸が形成される。また、螺子頭部が下地材の被覆面31から突出している場合、螺子頭部自体が凸部としての不陸を形成する。当然に下地材30を固定するための螺子等の留め具、下地材30の用途等に応じて異なるが、大きく異なることなく概ね一定の大きさとなる。そして、螺子等の留め具に起因した典型的な不陸は、化粧シート20の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から光が入射する場合、当該光を遮光し、この不陸の存在によって形成される影の長さは3mm程度となる。とりわけ、化粧シート20及び化粧ボード10が内装材である場合には、木製板材や石膏ボードからなる下地材30を固定するための螺子の大きさは大きく変動することはなく、長さが3mm程度となる影を形成することになる。
したがって、条件(a)を満たす場合には、化粧シート20の表面21が、螺子等の留め具に起因した典型的な不陸によって形成される影と同程度の影を形成することができる。これにより、条件(a)を満たす化粧シート20によれば、不陸の存在が視認されることを効果的に防止することができ、これにより、化粧シート20の表面21が期待された意匠性を不陸によって害されることなく発揮することができる。とりわけ、内装材、例えば壁紙に用いられる化粧シート20及び化粧ボード10が、条件(a)を満たす場合には、注意深く観察しない限り、化粧シート20の法線方向からの観察において不陸が視認されることを回避することが可能となる。
(第2の条件(b))
次に、不陸の存在によって形成される暗部と同程度の長さの影(暗部)をつくる凸部と、当該影の形成を阻害しない凹部(または平坦部)と、を含むことで、不陸を効果的に目立たなくさせるといった技術的思想を具現化するための第2の特徴として、次の条件(b)を提案する。
・条件(b):化粧ボード10の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から化粧シート20が積層されていない下地材30の被覆面31に光を投射した場合における、化粧ボード10の法線方向ndから観察される被覆面31の凹凸32に起因した影bの長さdを基準長さsdとして、化粧ボード10の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から、被覆面31の凹凸32上に位置しない領域となる化粧シート20の表面21に、光を投射した場合、化粧ボード10の法線方向ndからの観察において基準長さsd以上の長さdの影bが形成される。
ここで、化粧ボードの法線方向ndとは、化粧シートの法線方向ndと一致する方向である。通常、化粧シート20は、表面21の高低差を有するものの、全体的かつ大局的には概ね一定の厚さを有することになる。したがって、被覆面31が平坦面を有する場合には、化粧ボードの法線方向ndは被覆面31への法線方向と一致する。影の長さbは、条件(a)と同様に取り扱う。
化粧シート20が積層されていない下地材30の被覆面31に光を投射した場合に被覆面31に上に形成される影を基準影sbと定義する。基準長さsdは、基準影sbの被覆面31上での長さに相当し、言い換えると、被覆面31上での不陸をなす凹凸32によって生じる影の長さに相当する。したがって、条件(b)を満たすことは、化粧シート20の表面21での高さ変動が、不陸が形成する影と同程度の影を形成することを意味する。したがって、条件(b)を満たす化粧ボード10によれば、不陸の存在が視認されることを効果的に防止することができ、これにより、化粧シート20の表面21が期待された意匠性を不陸によって害されることなく発揮することができる。とりわけ、内装材、例えば壁紙に用いられる化粧ボード10が、条件(b)を満たす場合には、注意深く観察しない限り、化粧シート20の法線方向からの観察において不陸が視認されることを回避することが可能となる。
なお、図1に示された例において、被覆面31上の凹凸32は、凹部32aとして形成されている。そして、この凹部32aに起因して形成される被覆面31上での基準影sbの基準長さsdは、表面21の第2凸部21bによって形成される表面21上での影b2の長さよりも長くなっているが、第1凸部21aによって形成される表面21上での影b1の長さよりも短くなっている。すなわち、図示された例においては、化粧シート20の表面21の高さ変動によって、基準長さsd以上の長さの影b1が表面21上に形成される。これにより、不陸の形態を問わず、不陸を効果的に目立たなくさせることができる。
ところで、被覆面31の凹凸32上に、化粧シート20が積層される場合、化粧シート20は、通常、被覆面31の凹凸32を平坦化するように働く。すなわち、下地材30に積層された化粧シート20のシート面の高さ変動は、被覆面31の高さ変動よりも緩和されるようになる。図1に示された例においても、基準影sbの被覆面31上での長さ(基準長さ)sdよりも、被覆面31の凹凸32上となる領域において当該凹凸32にともなって形成される化粧シート20の表面21上での影の長さb3の方が短くなっている。したがって、実際には、特徴(b)よりも緩い条件によっても、不陸を効果的に目立たなくさせることができる。本件発明者が確認したところ、次の条件(b’)によって、十分効果的に不陸を目立たなくさせることができた。
・条件(b’):化粧ボード10の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から化粧シート20が積層されていない下地材30の被覆面31に光を投射した場合における、化粧ボード10の法線方向ndから観察される被覆面31の凹凸32に起因した影bの長さdを基準長さsdとして、化粧ボード10の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から、被覆面31の凹凸32上に位置しない領域となる化粧シート20の表面21に、光を投射した場合、化粧ボード10の法線方向ndからの観察において基準長さsdの80%以上の長さdの影b、より好ましくは前記基準長さsdの90%以上の長さdの影b、さらに好ましくは、前記基準長さsd以上の長さdの影bが形成される。
(第3の条件(c))
次に、不陸の存在によって形成される暗部と同程度の長さの影(暗部)をつくる凸部と、当該影の形成を阻害しない凹部(または平坦部)と、を含むことで、不陸を効果的に目立たなくさせるといった技術的思想を具現化するための第3の特徴として、次の条件(c)を提案する。
・条件(c):表面21の各位置での高さを示すヒストグラムにおいて、最も度数が多い区間(階級、ビン)及び二番目に度数が多い区間の一方の平均高さが、最も度数が多い区間及び二番目に度数が多い区間の他方の平均高さの2/3以下となっている。
条件(c)において、表面21の高さを示すヒストグラムを作成するにあたり、まず、表面21の各位置での高さを計測する必要がある。表面21の高さの計測は、まず、計測対象となる化粧シート20を平坦面に貼合する。次に、100mm×100mmのサンプルを作製し、キーエンス社製の3D形状測定器VR3000により、サンプル内の各位置での高さを測定する。高さの計測位置が、100mm×100mmのサンプル内の概ね全域に亘るようにして、250000箇所以上の計測位置、好ましくは1000000箇所以上の計測位置で高さを測定する。次に、ヒストグラムの作製にあたり、最小の測定値と最大の測定値との間を、100以上の区間に分割する。通常は、デジタル処理の便宜上、256区間に分割する。この区間は、「ビン」または「階級」とも呼ばれ、作製されたヒストグラムでは、各区間に含まれる測定値の数(度数)を縦軸に示す。
図7及び図10は、実際の高さ計測値に基づいて作製されたヒストグラムの一例を示している。図7に示されたヒストグラムは、図8に示された模様を有する化粧シートの表面高さ分布に関するデータであり、図9には図8に示された化粧シートの一断面における表面高さ変動を示している。同様に、図10に示されたヒストグラムは、図11に示された模様を有する化粧シートの表面高さ分布に関するデータであり、図12には図11に示された化粧シートの一断面における表面高さ変動を示している。
不陸を隠避するには、不陸の存在によって形成される暗部と同程度の長さの影(暗部)をつくる凸部を設けるだけでは足りず、当該影の形成を阻害しない凹部(または平坦部)を含むことも重要となる。したがって、不陸を隠蔽するための影の形成を促進するため、一様な高さ分布や或いは正規分布に従う高さ分布と比較し、ヒストグラムにおいて複数のピークが形成される高さ分布を持つことが有効となる。しかも、面積比率が高くなる高さの高い部分によって形成される影が、面積比率が高くなる高さの低い部分上に十分な長さで形成されることを実現すべく、面積比率が高くなる高さの高い部分と面積比率が高くなる高さの低い部分との間に十分な高低差が形成されていることが好ましい。すなわち、高さ分布を示すヒスとグラムにおいて二つのピークが明瞭に形成される高さ分布が、不陸の隠蔽に好ましい。この点について本件発明者らが鋭意検討を重ねたところ、条件(c)が満たされる場合、不陸を効果的に目立たなくすることができた。とりわけ、内装材、例えば壁紙に用いられる化粧ボード10が、条件(c)を満たす場合には、注意深く観察しない限り、化粧シート20の法線方向からの観察において不陸が視認されることを回避することが可能となる。
図7に示されたヒストグラムにおいて、最も度数が高い区間は、表面高さが691μm以上698μm未満となる区間であった。二番目に度数が高い区間は、表面高さが285μm以上292μm未満となる区間であった。二番目に度数の多い区間の平均高さは、最も度数の多い区間の平均高さの2/3以下となり、図7に示されたヒストグラムは、条件(c)を満足した。実際に、図8に示された模様を有する化粧シートを、不陸を含んだ被覆面31上に積層したところ、注意深く観察しても、上述した典型的な不陸を感知することはなかった。
一方、図10に示されたヒストグラムにおいて、最も度数が高い区間は、表面高さが657μm以上661μm未満となる区間であった。二番目に度数が高い区間は、表面高さが634μm以上638μm未満となる区間であった。最も度数の多い区間の平均高さは636μmであった。すなわち、最も度数の多い区間と、二番目に度数の多い区間は、高さを示す横軸に沿って隣り合う区間となった。この結果、最も度数の多い区間の平均高さ659μmと二番目に度数の多い区間の平均高さ636μmとの間に大きな差はなく(即ち、二番目に度数の多い区間の平均高さは最も度数の多い区間の平均高さの2/3を超過)、図11に示されたヒストグラムは、条件(c)を満足しなかった。実際に、図11に示された模様を有する化粧シートを、不陸を含んだ被覆面31上に積層したところ、通常の観察において、上述した典型的な不陸を感知し得た。
以上に説明した一実施の形態において、化粧シート20は、凹凸面としての表面21を有しており、化粧シート20の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から表面21に光を投射した場合、化粧シート20の法線方向ndからの観察において長さdが3mm以上且つ幅wが3mm以上の影bが形成される。このような化粧シート20によれば、下地材30を固定するための螺子等の留め具に起因した典型的な不陸によって形成される影bと同様の長さdを有する影bが、化粧シート20の表面21の凹凸形状によって、表面21上に形成されるようになる。これにより、典型的な不陸を効果的に隠蔽して、当該不陸の存在が目視によって感知されることを効果的防止することができる。したがって、不陸の存在によって化粧シート20の表面21の模様(凹凸形状)が害されることなく、化粧シート20が期待された意匠性を効果的に発揮することができる。
また、上述した一実施の形態では、化粧シート20の表面21の高さを示すヒストグラムにおいて、最も度数が多い区間(階級、ビン)及び二番目に度数が多い区間の一方の平均高さは、最も度数が多い区間及び二番目に度数が多い区間の他方の平均高さの2/3以下となっている。このような表面21は、十分な長さの影(暗部)をつくる高高度部(例えば凸部と呼ばれるような部分)と、当該影の形成を阻害しない一定の面積比率を有した低高度部と、を含むようになる。したがって、不陸の存在によって形成される影(暗部)と同様の影bが、化粧シート20の表面21の凹凸形状によって、表面21上に形成されるようになる。これにより、不陸を効果的に隠蔽して、当該不陸の存在が目視によって感知されることを効果的防止することができる。したがって、不陸の存在によって化粧シート20の表面21の模様(凹凸形状)が害されることなく、化粧シート20が期待された意匠性を効果的に発揮することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、化粧ボード10の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から化粧ボード10が積層されていない下地材30の被覆面31に光を投射した場合における、化粧ボード10の法線方向ndから観察される凹凸32に起因した影bの長さを基準長さsdとして、化粧ボード10の法線方向ndに対して82°傾斜した方向から、被覆面31の凹凸32上に位置しない領域となる化粧シート20の表面21に、光を投射した場合、化粧ボード10の法線方向ndから観察において基準長さsd以上の長さdの影bが形成される。この化粧シート20は、その表面21での高さ変動によって、不陸が形成する影と同程度の影を形成することができる。これにより、不陸の存在が視認されることを効果的に防止することができ、したがって、化粧シート20の表面21が期待された意匠性を不陸によって害されることなく発揮することができる。
以上、本発明を図示する実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。
10 化粧ボード
20 化粧シート
21 表面
21a 凸部
22 裏面
201 表面層
202 基材
203 粘着層
30 下地材
31 被覆面
32 凹凸
32a 凹部
b 影
d 長さ

Claims (5)

  1. 凹凸面としての表面を有した化粧シートであって、
    化粧シートの法線方向に対して82°傾斜した方向から前記表面に光を投射した場合、化粧シートの法線方向からの観察において長さdが3mm以上且つ幅wが3mm以上の影が形成される、化粧シート。
  2. 前記表面の高さを示すヒストグラムにおいて、最も度数が多い区間および二番目に度数が多い区間の一方の平均高さは、前記最も度数が多い区間および前記二番目に度数が多い区間の他方の平均高さの2/3以下である、請求項1に記載の化粧シート。
  3. 凹凸面としての表面を有した化粧シートであって、
    前記表面の高さを示すヒストグラムにおいて、最も度数が多い区間および二番目に度数が多い区間の一方の平均高さは、前記最も度数が多い区間および前記二番目に度数が多い区間の他方の平均高さの2/3以下である、化粧シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載された化粧シートと、
    前記化粧シートを積層された下地材と、を備える化粧ボードであって、
    前記下地材の前記化粧シートを貼合される被覆面は、部分的な凹凸を有し、
    前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から前記化粧シートが積層されていない前記下地材の前記被覆面に光を投射した場合における、前記化粧ボードの前記法線方向から観察される前記凹凸に起因した影の長さを基準長さとして、前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から、前記被覆面の前記凹凸上に位置しない領域となる前記化粧シートの前記表面に、光を投射した場合、前記化粧ボードの前記法線方向から観察において基準長さ以上の長さの影が形成される、化粧ボード。
  5. 凹凸面としての表面を有した化粧シートと、
    前記化粧シートを積層された下地材と、を備える化粧ボードであって、
    前記下地材の前記化粧シートを貼合される被覆面は、部分的な凹凸を有し、
    前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から前記化粧シートが積層されていない前記下地材の前記被覆面に光を投射した場合における、前記化粧ボードの前記法線方向から観察される前記凹凸に起因した影の長さを基準長さとして、前記化粧ボードの法線方向に対して82°傾斜した方向から、前記被覆面の前記凹凸上に位置しない領域となる前記化粧シートの前記表面に、光を投射した場合、前記化粧ボードの前記法線方向から観察において基準長さ以上の長さの影が形成される、化粧ボード。
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