JP2016168711A - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外光に対する耐光性を考慮し、遮熱性を有し、赤外光による反りを防ぐことができる化粧シートの提供。【解決手段】熱可塑性樹脂基材層11に、印刷層13とオーバーレイフィルム層とが順に積層され、印刷層13とオーバーレイフィルム層19との間にポリエステル系樹脂を主鎖とするウレタン系接着剤からなる接着層15と、アクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤からなるアンカー層17と、を順に設け、オーバーレイフィルム層15は、紫外線吸収剤としてトリアジン系紫外線吸収剤のみを含み、印刷層13は、顔料が、イソインドリノン、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、酸化チタン等から選択されるベタ印刷層131と、黒色が、イソインドリノン顔料、フタロシアニン顔料等を混色して再現する絵柄層132とを有し、熱可塑性樹脂基材層11に酸化チタンを配合するか、熱可塑性樹脂基材層11と印刷層の間酸化チタン層111を設けても良い。【選択図】図1

Description

本発明は、建材として使用される化粧シート及び、これを利用した化粧材に関する。本発明の化粧シート及び化粧材は、特に外装用として用いられることに好適である。
化粧シートは、安価で加工性に優れた建材として、建築物の屋内、屋外及び家具や什器といった様々な用途に使用されている。このような化粧シートのうち、屋外に使用される外装用の化粧シートは、玄関等の外装用化粧鋼板の表面に貼り付けられて使用される。外装用化粧シートには、内装用の化粧シート以上の耐候性が要求される。
高い耐候性を有する化粧シートとして、現在、オレフィン系の材料を用いた化粧シートが実用化されている。耐候性の評価は、実際の屋外暴露や促進耐候性試験によって行われている。オレフィン系材料を用いた化粧シートの耐候性は、実用の条件を満たすものである。なお、このような化粧シートは、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2012−131112号公報
しかしながら、既存の外装用化粧シートは、太陽光の紫外光に対する耐候性については評価し、処方が施されているものの、赤外光に対する耐候性については考慮されていなかった。外装用の化粧シートにあっては、赤外光を吸収することによって蓄熱し、蓄えらえた熱が化粧シートの基材に伝わることによって膨張が発生する。化粧シートの基材が膨張すると、化粧シートが貼り合わされた化粧材に反りが発生し、建材としての美観や建築物を保護する機能が低下することになる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、遮熱性を有し、赤外光による反りを防ぐことができる化粧シート及び化粧材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様の化粧シートは、熱可塑性樹脂基材層に、印刷層とオーバーレイフィルム層とがこの順に積層され、前記印刷層と前記オーバーレイフィルム層との間にポリエステル系樹脂を主鎖とするウレタン系接着剤からなる接着層と、アクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤からなるアンカー層と、をこの順に設け、前記オーバーレイフィルム層は紫外線吸収剤を含有し、かつ該紫外線吸収剤はトリアジン系紫外線吸収剤のみからなり、前記印刷層は、前記熱可塑性樹脂基板の側からベタ印刷層と絵柄層とをこの順に有してなり、前記ベタ印刷層は、顔料が、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン及び酸化チタンから選択され、前記絵柄層においては、黒色が、イソインドリノン顔料、ジケトピロロピロール顔料及びフタロシアニン顔料を混色して再現されることを特徴とする。
本発明によれば、遮熱性を有し、赤外光による反りを防ぐことができる化粧シート及び化粧材を提供することができる。
本発明の一実施形態の化粧シート、及び化粧シートを用いた化粧材の断面図である。
以下、本発明の一実施形態の化粧シート及び化粧材について説明する。
(化粧材)
図1は、本実施形態の化粧材1を説明するための断面図である。本実施形態の化粧材1は、化粧シート3と、基材20と、基材20と化粧シート3とを貼り合わせるプライマー層21と、を有している。
本実施形態の化粧材1は、波長が0.7μm〜1000μmの赤外光に対する印刷層13の透過率を高め、透過した赤外光を熱可塑性樹脂基材層11で反射することによって基材20の蓄熱を防いでいる。
(化粧シート)
化粧シート3は、本実施形態の化粧材1は、熱可塑性樹脂基材層11に、印刷層13とオーバーレイフィルム層19とがこの順に積層され、印刷層13とオーバーレイフィルム層19との間にポリエステル系樹脂を主鎖とするウレタン系接着剤からなる接着層15と、アクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤からなるアンカー層17と、をこの順に設けたものである。即ち、化粧シート3は、熱可塑性樹脂基材層11の側から、熱可塑性樹脂基材層11、印刷層13、接着層15、アンカー層17及びオーバーレイフィルム層19を有している。また、本実施形態の印刷層13は、ベタ印刷層131と絵柄層132と、を有している。
以下、化粧シート3の各層について説明する。
〈熱可塑性樹脂基材層〉
熱可塑性樹脂基材層11は、着色ベースフィルム層等の着色性基材である。フィルムの原料となる樹脂の種類について特に限定されず、従来より化粧シート用の熱可塑性樹脂基材層や表面樹脂層の素材として使用されている公知の任意の熱可塑性樹脂であってもよい。具体的には、熱可塑性樹脂基材層11として、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、酢酸ビニル共重合体またはその鹸化物、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体等のポリオレフィン系共重合体を使用することができる。
ポリオレフィン系樹脂としては、上記したものを始め種々の単独重合体や共重合体が知られているが、中でも化粧シート用熱可塑性樹脂基材層の素材として最も好適なのはポリプロピレン系樹脂、すなわちポリプロピレンを主成分とする単独または共重合体であり、具体的には、例えばホモポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン樹脂、及び、ポリプロピレン結晶部を有し、且つプロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレフィン、好ましくはエチレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1またはオクテン−1、のコモノマーを15モル%以上含有するプロピレン−α−オレフィン共重合体等を例示することができる。また、通常ポリプロピレン系樹脂の柔軟化に用いられるエチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴム等の改質剤を添加することもできる。
化粧シート3には、基材20等の表面の色彩や欠陥に対する隠蔽性が必要とされる場合が多い。そこで、目的の化粧シートに十分な隠蔽性を持たせるために、本実施形態では、上記したように、熱可塑性樹脂基材層11を構成する熱可塑性樹脂に顔料を添加し、熱可塑性樹脂基材層11を隠蔽性としている。また、熱可塑性樹脂基材層11を隠蔽性とする替わりに、熱可塑性樹脂基材層11の表面または裏面に、隠蔽性顔料を含有する印刷インク組成物による隠蔽ベタ印刷層(図示しない)を設けてもよいし、両者を併用することも勿論可能である。
隠蔽性顔料としては、高屈折率で隠蔽性に優れた無機顔料を使用することが望ましい。具体的には、例えば黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、チタンイエロー、バリウムイエロー、キナクリドン、オーレオリン、モリブデートオレンジ、カドミウムレッド、弁柄、鉛丹、辰砂、マルスバイオレット、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット、コバルトブルー、セルリアンブルー、群青、紺青、エメラルドグリーン、クロムバーミリオン、酸化クロム、ビリジアン、鉄黒、カーボンブラック等の有色顔料や、例えば酸化チタン(チタン白、チタニウムホワイト)、酸化亜鉛(亜鉛華)、塩基性炭酸鉛(鉛白)、塩基性硫酸鉛、硫化亜鉛、リトポン、チタノックス等の白色顔料等を使用することができる。
中でも、隠蔽性や耐光性に優れ、意匠面でも色調的に化粧シート用に好適な顔料として、有色顔料としては弁柄、黄色酸化鉄、鉄黒等の酸化鉄系顔料、白色顔料としては酸化チタン系顔料を使用することが最も望ましい。勿論、色調の調整等の目的で他の隠蔽性または非隠蔽性の無機顔料または有機顔料を併用することも可能であり、その場合には無機顔料であれば例えばコバルトブルー、カーボンブラック等、有機顔料であればフタロシアニンブルー等のフタロシアニン系顔料等、耐候性に優れた顔料を使用することが好ましい。その他、必要に応じて例えばシリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の体質顔料を併用することもできる。
その他、熱可塑性樹脂基材層11を構成する熱可塑性樹脂には、目的とする化粧シートの用途により必要に応じて、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていてもよい。
熱可塑性樹脂基材層11に添加される酸化防止剤としては例えばフェノール系、硫黄系、リン系等、紫外線吸収剤としては例えばベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、シアノアクリレート系、ホルムアミジン系、オキザニリド系等、光安定剤としては例えばヒンダードアミン系、ニッケル錯体系等、熱安定剤としては例えばヒンダードフェノール系、硫黄系、ヒドラジン系等、可塑剤としては樹脂の種類にもよるが例えばフタル酸エステル系、リン酸エステル系、脂肪酸エステル系、脂肪族二塩基酸エステル系、オキシ安息香酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系等、滑剤としては例えば脂肪酸エステル系、脂肪酸系、金属石鹸系、脂肪酸アミド系、高級アルコール系、パラフィン系等、帯電防止剤としては例えばカチオン系、アニオン系、ノニオン系、両イオン系等、難燃剤としては例えば臭素系、リン系、塩素系、窒素系、アルミニウム系、アンチモン系、マグネシウム系、硼素系、ジルコニウム系等、充填剤としては例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、滑石、蝋石、カオリン等から選ばれる1種または2種以上の混合系で使用される。
また、本実施形態では、熱可塑性樹脂基材層11における赤外光の反射率を高めるため、上記材料に酸化チタンを添加し、熱可塑性樹脂基材層11に含有させてもよい。このとき、本実施形態では、熱可塑性樹脂基材層11が酸化チタンを23質量部以上含有させることにより、遮熱性が向上させる。上記隠蔽層として酸化チタンを用いる場合、隠蔽層としての酸化チタンの含有量と添加された酸化チタンとの合計が23質量部以上であればよい。また、熱可塑性樹脂基材層11が隠蔽層として酸化チタンを23質量部以上含む場合、これ以上酸化チタンを添加しなくともよい。
ただし、熱可塑性樹脂基材層11に添加される酸化チタンが多くなると、熱可塑性樹脂基材層11の膜質に酸化チタンが影響を及ぼす。このため、熱可塑性樹脂基材層11の酸化チタンの好適な含有量は、23質量部以上40質量部以下である。
また、本実施形態は、図1に示したように、熱可塑性樹脂基材層11の印刷層13の側の面に酸化チタンを塗布して酸化チタン層111を設けてもよい。なお、酸化チタン層111を設ける場合であっても、酸化チタン層111によって熱可塑性樹脂基材層11が酸化チタンを23質量部以上含有すれば熱可塑性樹脂基材層11による基材20への遮熱性が向上する。このような条件により、酸化チタン層111の厚さとしては、5μm〜10μmが好ましい。
熱可塑性樹脂基材層11の厚さとしては、具体的には、化粧シートの用途や樹脂の種類にもよるが、20〜300μm程度、より好ましくは50〜200μm程度とするのがよい。
熱可塑性樹脂基材層11の成形方法としては、例えば押出成形法、インフレーション成形法、カレンダー成形法、キャスト成形法等が使用可能である。
〈印刷層〉
本実施形態の印刷層13は、顔料を用いたインキを使ってグラビア印刷等により設けられる。本実施形態の印刷層13は、ベタ印刷層131と、絵柄層132と、からなる。ベタ印刷層131は、模様のない印刷層であり、絵柄層132は、化粧シート3に任意の模様を付すための層である。模様としては、木目柄、石目柄、布目柄、抽象柄及び幾何学模様等が考えられる。さらに、意匠が単なる着色や色彩調整のものである場合には、単色無地であってもよい。絵柄層132の模様としては、化粧シート3の用途に応じて任意の絵柄を採用することができる。
また、ベタ印刷層、絵柄層132は、いずれも単層であってもよいし、複数の層を積層したものであってもよい。
ベタ印刷層131、絵柄層132に使用されるインキは、共に熱可塑性樹脂基材層11に印刷可能なものであればよく、具体的には熱可塑性樹脂基材層11がランダムポリプロピレン系樹脂であれば、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂の混合物が好適に用いられる。
本実施形態は、ベタ印刷層131に用いる顔料として、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン、酸化チタンから選択されたものを用いる。また、ベタ印刷層131を設けた上で、絵柄層132を、黒色顔料は用いずに、イソインドリノン、ジケトピロロピロール、フタロシアニン顔料を混色することによって黒色を再現する。
このような構成により、本実施形態は、絵柄層132をベタ印刷層131と組み合わせることで深みのある意匠性を得ると共に、経時による色変化を抑え、赤外光領域の反射率を一定以上に上げることが可能となる。
本発明の発明者らは、以上のようにベタ印刷層131の上に木目柄を印刷し、印刷層13の総合的な赤外光透過率を測定した。この測定によれば、波長が0.781μm〜2.5μmの光の透過率は、40%以上であった。
その他、印刷層13には、必要に応じて例えば体質顔料や可塑剤、分散剤、界面活性剤、粘着付与剤、接着助剤、乾燥剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、硬化剤、硬化促進剤または硬化遅延剤等の各種の添加剤を適宜添加することもできる。
印刷層13の形成方法には特に制限はなく、例えばグラビア印刷法やオフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等の従来公知の各種の印刷方法を使用することができる。また、例えば全面ベタ状の場合には前記した各種の印刷方法の他、例えばロールコート法やナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等の各種のコーティング方法によることもできる。その他、例えば手描き法、墨流し法、写真法、レーザービームまたは電子ビーム描画法、金属等の部分蒸着法やエッチング法等、またはこれらの方法を複数組み合わせて行うことも勿論可能である。
また、印刷層13の形成に先立ち、必要に応じて、熱可塑性樹脂基材層11の表面に例えばコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理、アンカーまたはプライマー処理等の表面処理を施すことによって、熱可塑性樹脂基材層11と印刷層13との間の密着性を向上することもできる。
〈接着層〉
接着層15は、熱可塑性樹脂基材層11とオーバーレイフィルム層19との間でのドライラミネート法による接着を可能とし、両層間での接着強度を発現させる目的で設けられるものであり、本実施形態では特にポリエステル系樹脂を主鎖とするウレタン系樹脂からなる接着剤を採用する。ウレタン系樹脂からなる接着剤としては、ポリエステルポリオール系等と硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート及びこれらの混合物の2液ウレタン樹脂系接着剤を乾燥後の厚み2μm〜10μm塗工したもの等が使える。
接着層15には、目的とする化粧シートの用途により必要に応じて、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていてもよい。
〈アンカー層〉
アンカー層17は、接着層15と後述するオーバーレイフィルム層19との間での、接着強度を発現させる目的で設けられる。本実施形態では、オーバーレイフィルム層19として、特にアクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤を採用する。アクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤としてはアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとからなる2液硬化型ウレタン樹脂からなるものが用いられる。ラミネート後に架橋効果させることにより、準外装用途等における高温の使用条件下でも接着強度を失わず、十分な耐剥離性を維持する特性を有するものである。
2液硬化型ウレタン樹脂としては、アクリルポリオール系樹脂を主成分とする主剤100質量部に対して、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアネート化合物を3〜10質量部添加したものが好適であり、アクリル系のものを使用することにより、オーバーレイフィルム層19との密着性を向上させ、また耐候性向上に寄与する。ウレタン架橋をすることにより、接着層15との密着性を向上させ、また耐熱性を向上させる。
アクリルポリオール系樹脂はガラス転移温度が95℃〜105℃のものが、密着性及び耐熱性の観点から好ましい。ガラス転移温度が低すぎる場合には耐熱性が劣り、温水に浸漬されることにより接着性樹脂層内にて接着性樹脂に空隙が発生し、密着力が低下する。
アンカー層17には、目的とする化粧シートの用途により必要に応じて、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていてもよい。
〈オーバーレイフィルム層〉
オーバーレイフィルム層19としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル等のアクリル酸誘導体を主成分として単独または共重合して得られるものが使用できる。このうち、メチルメタクリレート等のメタクリル酸エステルを主成分とする樹脂であって、例えばメタクリル酸ブチル等のメタクリル酸の長鎖アルキルエステルや、アクリル酸メチル等のアクリル酸エステル、メタクリル酸またはアクリル酸等から選ばれる単量体を共重合成分として添加する、あるいはスチレン−ブタジエンゴム、またはメタクリル酸メチル−ブタジエンゴム等のゴム成分をグラフト共重合、ブロック共重合若しくはブレンドして、柔軟性や熱成形性を改善した樹脂等を使用することができる。
オーバーレイフィルム層19には紫外線吸収剤を添加したものを用い、添加される紫外線吸収剤としては、トリアジン系紫外線吸収剤のみを添加する。
その他、オーバーレイフィルム層19を構成する熱可塑性樹脂には、目的とする化粧シート3の用途により、例えば酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていてもよい。
オーバーレイフィルム層19に添加される酸化防止剤としては、例えば、フェノール系、硫黄系、リン系等、光安定剤としては例えばヒンダードアミン系、ニッケル錯体系等、熱安定剤としては例えばヒンダードフェノール系、硫黄系、ヒドラジン系等、可塑剤としては樹脂の種類にもよるが例えばフタル酸エステル系、リン酸エステル系、脂肪酸エステル系、脂肪族二塩基酸エステル系、オキシ安息香酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系等、滑剤としては例えば脂肪酸エステル系、脂肪酸系、金属石鹸系、脂肪酸アミド系、高級アルコール系、パラフィン系等、帯電防止剤としては例えばカチオン系、アニオン系、ノニオン系、両イオン系等、難燃剤としては例えば臭素系、リン系、塩素系、窒素系、アルミニウム系、アンチモン系、マグネシウム系、硼素系、ジルコニウム系等、充填剤としては例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、滑石、蝋石、カオリン等から選ばれる1種または2種以上の混合系で使用される。
オーバーレイフィルム層19は少なくともその下の絵柄層2を透視可能な程度の透明性を有している必要があり、無色透明であることが最も望ましいが、着色透明や半透明であってもよい。その限りにおいて、オーバーレイフィルム層19は着色剤や充填剤を含有していてもよい。
オーバーレイフィルム層19の表面には、従来公知の如く、必要に応じて所望の適宜の模様のエンボスを設けることもできる。エンボスの模様の種類にも特に制限はなく、例えば木目調(特に導管模様状)、石目調、布目調、和紙調、幾何学模様状等の各種模様状であってもよいし、或いは例えば単なる艶消状や砂目状、ヘアライン状、スウェード調等であってもよい。また、これらのエンボスの模様を絵柄層2の絵柄と同調させることによって更なる意匠性の向上を図ることも出来るが、その必要がなければ非同調であってもよく、また絵柄層2の絵柄と同調した模様と同調しない模様との両者を含む模様のエンボスを設けることもできる。
エンボスの形成方法にも特に制限はないが、金属製のエンボス版を使用した機械エンボス法が最も一般的である。またエンボスの形成時期にも特に制限はなく、透明アクリル系樹脂フィルム5の熱可塑性樹脂基材層11との積層前、積層と同時または積層後の中から任意の時期を選択することができ、また各時期から選ばれる複数の時期に同一または異なる模様のエンボスを複数回に亘って施すこともできる。
オーバーレイフィルム層19の厚さとしては10μm〜200μm程度、より好ましくは10〜100μm程度の範囲内とするのがよい。
オーバーレイフィルム層19の成形方法としては、例えば押出成形法、インフレーシ
ョン成形法、カレンダー成形法、キャスト成形法等が使用可能である。
(基材)
基材20は、表面に化粧シート3を貼着(ラミネート)して使用するものである。基材20には、金属系基材や木質系基材等の各種材料のものがある。金属系基材としては、アルポリック材がある。アルポリック材は、塗装や鏡面仕上げ等の表面加工処理が施された金属板で樹脂材を挟んだアルミ樹脂複合板である。金属板としては、アルミ、ガルバリウム鋼板、ステンレス及びチタン等が使用される。また、樹脂材としては、ポリエチレン単体、あるいはポリエチレンに無機材を加えたもの等が使用される。
また、木質系基材としては、例えば、MDF(medium density fiberboard)や合板、パーチクルボード等が使用される。
基材20へのシート3の貼り付けには、例えばウレタン系や酢酸ビニル系等の適宜の接着剤が使用される。
(プライマー層)
プライマー層21は、例えばウレタン系、アクリル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系等の各種のプライマー剤によって作製される。本実施形態では、これらの中から熱可塑性樹脂基材層11を構成する熱可塑性樹脂に合わせた材料を選んで使用する。なお、プライマー層21に例えばシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の粉末を添加しておくと、プライマー層21の表面が粗面化することによって化粧シート3の巻取保存時のブロッキングが防止できると共に、投錨効果によるラミネート用接着剤との接着性の向上を図ることもできる。
なお、プライマー層21は、基材20に化粧シート3を貼り付ける接着剤の種類によっては、化粧シート3下層の熱可塑性樹脂基材層11を構成する熱可塑性樹脂との接着性が不十分であることを考慮したものである。プライマー層21は、このような場合に備えて、熱可塑性樹脂基材層11の裏面に、ラミネート用接着剤との接着性に優れた樹脂によって設けられる。
以上説明した本実施形態によれば、イソインドリノン顔料、ジケトピロロピロール顔料及びフタロシアニン顔料を混色して黒色を表しているため、黒色顔料を使用せずに黒色を表すことができる。このため、本実施形態は、印刷層における光の透過率が既存の化粧シートよりも高まる。印刷層13を透過した赤外光は熱可塑性樹脂基材層11で反射されるため、基材20に熱が伝わらず、基材20の蓄熱を防ぐことができる。そして、基材20の蓄熱を防ぐことにより、屋外で使用しても太陽光による反り等が発生し難い化粧材1を得ることができる。
また、本実施形態によれば、接着層15、アンカー層17に含まれるイソシアネート化合物からなる硬化剤が、接着層15及びアンカー層17の内部で架橋反応を起こすことにより、熱可塑性樹脂基材層11とオーバーレイフィルム層19との耐熱密着性の優れた化粧シートを得ることが可能となる。また、本実施形態によれば、オーバーレイフィルム層19の紫外線吸収剤がトリアジン系紫外線吸収剤のみであることにより、紫外線遮蔽能力が向上し、耐熱密着性に加え耐候密着性の優れた化粧シートを得ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を上記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
また、実施形態中の図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は上記説明を参酌して判断すべきものである。
次に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1では、熱可塑性樹脂基材層として、ヒンダードフェノール系酸化防止剤3質量部、紫外線吸収剤1質量部、ヒンダードアミン系光安定剤1質量部、酸化チタン23質量部をポリプロピレン樹脂100質量部に添加し、厚み70μmの膜を製膜した。
次に、実施例1では、着色熱可塑性樹脂基材層の表面にベタ印刷層を形成した。ベタ印刷層のインキは、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂を7:3の割合で混合したもの100質量部に、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートを2:8の割合で混合したものを3質量部添加し、顔料としてイソインドリノン5.3質量部、ポリアゾ2.4質量部、フタロシアニン1.7質量部を添加して作製された。ベタ印刷層は、このようなインキを着色熱可塑性樹脂基材層の全面に印刷して形成される。
また、実施例1では、ベタ印刷層の表面に絵柄層の1層目を印刷した。絵柄層の1層目のインキは、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂を7:3の割合で混合したもの100質量部に、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートを2:8の割合で混合したものを3質量部添加し、顔料としてポリアゾ6.0質量部、フタロシアニン3.1質量部を添加して製造された。絵柄層の1層目は、木目模様の木肌部分を印刷するものである。
次に、実施例1では、絵柄層の2層目を印刷した。絵柄層の2層目のインキは、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂を7:3の割合で混合したもの100質量部に、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートを2:8の割合で混合したものを3質量部添加し、顔料としてイソインドリノン2.4質量部、ポリアゾ5.2質量部、フタロシアニン2.7質量部を添加して製造された。絵柄層の2層目は、木目模様の木肌部分を印刷するものである。
次に、実施例1では、絵柄層の3層目を印刷した。絵柄層の3層目のインキは、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂を7:3の割合で混合したもの100質量部に、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートを2:8の割合で混合したものを3質量部添加し、顔料としてイソインドリノン3.2質量部、ポリアゾ4.9質量部、フタロシアニン3.0質量部を添加して製造された。絵柄層の3層目は、木目模様の導管部分を印刷するものである。
また、実施例1では、オーバーレイフィルム層として、透明アクリル系樹脂フィルムであるトリアジン系紫外線吸収剤を含有する透明アクリル樹脂フィルム(三菱レイヨン株式会社製「HBX−777:製品名」)を用い、この裏面に、ガラス転移温度が100℃のアクリル系樹脂を主鎖とするアンカー剤(DIC株式会社製「UCクリヤー:製品名」)をグラビアコート法により乾燥後の塗布量が1g/mになるように塗工してアンカー層を形成した。
さらに、実施例1では、印刷層の上にポリエステル系樹脂を主鎖とするウレタン系接着剤(東洋モートン株式会社製「TM−593:製品名」)を乾燥後の塗布量が6g/mとなるように塗布して接着層を形成し、アンカー層の面とドライラミネートし、最上層にオーバーレイフィルム層を有する化粧シートを作製した。
[実施例2]
実施例2では、実施例1の化粧シートの作製条件のうち、熱可塑性樹脂基材層の材料のみを変更して化粧シートを作製した。実施例2では、ポリプロピレン樹脂100質量部に代えてポリエチレン樹脂100質量部を使用して熱可塑性樹脂基材層を作製した。
[実施例3]
実施例3では、実施例1の化粧シートの作製条件のうち、熱可塑性樹脂基材層の顔料のみを変更して化粧シートを作製した。実施例3では、ジケトピロロピロール2質量部、キイナクリドン2質量部、フタロシアニン1質量部及び酸化チタン23質量部をポリプロピレン樹脂100質量部に添加して熱可塑性樹脂基材層を作製した。
[比較例]
比較例では、実施例1の印刷層に用いた黒色顔料の条件だけを変更して化粧シートを作製した。比較例の化粧シートは、黒色顔料としてカーボンブラックを使用したインクを使って作製された。
[評価]
本発明の発明者らは、上記実施例1、実施例2、実施例3及び比較例について、それぞれ遮熱性能、蓄熱性能及び耐候性を評価した。
〈耐候性〉
本発明の発明者らは、メタルハライドランプ方式の超促進耐候性試験機(ダイプラ・ウィンテス株式会社製)を用いて化粧シートの促進耐候性を評価した。試験は、メタルハライドランプの放射照度650W/m、ブラックパネル温度(試験片温度)53℃の条件で行われた。そして、照射後、試験片に著しい変化の無い場合を「○」と評価し、表面樹脂層のクラック、剥離が発生した場合を「×」と評価した。
なお、このような促進耐候性の試験方法は、JIS規格、K5602に規定されたものである。
〈遮熱性能〉
本発明の発明者らは、遮熱性能を、JIS規格、K5602に規定された塗膜の日射反射率の測定方法を用いて測定した。測定は、株式会社島津製作所製分光光度計UV3600(製品名)によって行われた。そして、JIS規格、K5602の規定により、塗膜の日射反射率が40%以上であれば「〇」と評価し、40%以下であれば「×」と評価した。
〈蓄熱性能〉
蓄熱性能の評価では、本発明の発明者らは、縦21cm、横29.7cm、厚みが0.5mmの無塗装鋼板の片側の表面に接着剤を用いて化粧シートを貼り合わせ、試験片を作製した。そして、試験片表面の真上であって、表面から15cm離れた位置にハロゲン球を設置し、120分間ハロゲン光を照射しながら試験片の表面と裏面の温度を1分毎に測定し、その最高温度を記録した。
Figure 2016168711
表1は、上記遮熱性能、蓄熱性能及び耐候性の評価をまとめて示している。表1によれば、イソインドリノン顔料、ジケトピロロピロール顔料及びフタロシアニン顔料を混色して黒色を表した実施例1、実施例2及び実施例3の化粧シートは、いずれも耐候性及び遮熱性能について「〇」の評価を得た。一方、比較例の化粧シートは、耐候性能について「〇」の評価を得たものの、遮熱性能については「×」と評価された。
また、蓄熱性能については、実施例1、実施例2及び実施例3の試験片が60℃〜62℃になったのに対し、比較例の試験片は73℃にまで温度が上昇した。このような差異は、実施例1から実施例3がイソインドリノン顔料、ジケトピロロピロール顔料及びフタロシアニン顔料を混色して黒色を表しているのに対し、比較例は黒色顔料としてカーボンブラックを使用しているために生じたと考えられる。
以上説明した本発明の化粧基材及び化粧シートは、太陽光下に曝しても反りが発生し難いので、屋外の使用に好適である。
1 化粧材
3 化粧シート
11 熱可塑性樹脂基材層
13 印刷層
15 接着層
17 アンカー層
19 オーバーレイフィルム層
20 基材
21 プライマー層
111 酸化チタン層
131 ベタ印刷層
132 絵柄層

Claims (3)

  1. 熱可塑性樹脂基材層に、印刷層とオーバーレイフィルム層とがこの順に積層され、
    前記印刷層と前記オーバーレイフィルム層との間にポリエステル系樹脂を主鎖とするウレタン系接着剤からなる接着層と、アクリル系樹脂を主鎖とするウレタン系アンカー剤からなるアンカー層と、をこの順に設け、
    前記オーバーレイフィルム層は紫外線吸収剤を含有し、かつ該紫外線吸収剤はトリアジン系紫外線吸収剤のみからなり、
    前記印刷層は、前記熱可塑性樹脂基板の側からベタ印刷層と絵柄層とをこの順に有してなり、前記ベタ印刷層は、顔料が、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン及び酸化チタンから選択され、前記絵柄層においては、黒色が、イソインドリノン顔料、ジケトピロロピロール顔料及びフタロシアニン顔料を混色して再現されることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記熱可塑性樹脂基材層は、前記印刷層の側の面に酸化チタンを顔料とする塗料からなる膜を有する、または酸化チタンを顔料として含有することを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 請求項1または2に記載の化粧シートを基材に貼り合わせてなることを特徴とする化粧材。
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