JP2018100323A - 色素 - Google Patents

色素 Download PDF

Info

Publication number
JP2018100323A
JP2018100323A JP2016245663A JP2016245663A JP2018100323A JP 2018100323 A JP2018100323 A JP 2018100323A JP 2016245663 A JP2016245663 A JP 2016245663A JP 2016245663 A JP2016245663 A JP 2016245663A JP 2018100323 A JP2018100323 A JP 2018100323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
mass
group
hydrocarbon group
dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016245663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6858545B2 (ja
Inventor
渚 井上
Nagisa Inoue
渚 井上
裕史 大島
Yuji Oshima
裕史 大島
琢実 鈴木
Takumi Suzuki
琢実 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DNP Fine Chemicals Co Ltd
Original Assignee
DNP Fine Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DNP Fine Chemicals Co Ltd filed Critical DNP Fine Chemicals Co Ltd
Priority to JP2016245663A priority Critical patent/JP6858545B2/ja
Publication of JP2018100323A publication Critical patent/JP2018100323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6858545B2 publication Critical patent/JP6858545B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】低極性溶媒への溶剤溶解性と、耐光性が向上した色素を提供する。【解決手段】下記一般式(1)で表される色素。【化1】(一般式(1)中の各符号は、明細書に記載の通りである。)【選択図】なし

Description

本発明は、色素に関するものである。
キサンテン化合物は、赤〜紫色領域の色相の色素として、各種塗料、水性インキ、油性インキ、インクジェット用インキ、カラーフィルター用など幅広い用途で使用されている。このようなキサンテン化合物の染料として例えば、アシッドレッド289やアシッドレッド52が知られている。
ここで、カラーフィルタは、一般的に、透明基板と、透明基板上に形成され、赤、緑、青の三原色の着色パターンからなる着色層と、各着色パターンを区画するように透明基板上に形成された遮光部とを有している。
カラーフィルタの着色層には、色材として顔料や染料を有する着色層形成用樹脂組成物が用いられる。顔料は染料と比較して、一般に、耐熱性や耐光性等、諸耐性に優れているが、製造されたカラーフィルタの輝度が不十分となる場合があった。
一方、色材として染料を用いる場合には、輝度の高いカラーフィルタを製造し得るが、各種耐性やコントラストが不十分となる問題があった。さらに、染料を溶解して用いた着色樹脂組成物は、乾燥工程で塗膜表面に異物が析出しやすいという問題や、耐熱性や耐光性が不十分であったり、染料の蛍光発光によってコントラストが低下するなど、カラーフィルタ用途として使用するには多くの問題があった。
近年では、カラーフィルタ用着色層形成用樹脂組成物において、染料を含む色材を組み合わせて用いることが行われている。本発明者らは、輝度及び耐光性に優れた着色層を形成可能なカラーフィルタ用着色樹脂組成物として、特許文献1において、キサンテンを基本骨格として有する特定の色材と、青色色材とを含む、カラーフィルタ用着色樹脂組成物を開示している。
また、特許文献2において、カチオン部位を有する色素構造と、特定の構造を含むアニオン部位とを有し、前記アニオン部位およびカチオン部位が共有結合を介して結合して同一分子内に存在する色素化合物を含む着色組成物が開示され、前記カチオン部位を有する色素構造としてキサンテン色素構造を有する色素化合物が開示されている。
しかしながら、従来のキサンテン色素である、アシッドレッド289やアシッドレッド52、特許文献1や特許文献2に記載されている色素では、カラーフィルタ用途を始め各種塗料、各種インキ用途に用いるために、未だ、低極性溶媒への溶剤溶解性が不十分であったり、耐光性が不十分であった。
そのため、従来よりも更に、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、耐光性が向上したキサンテン色素が求められている。
特開2014−153570号公報 国際公開第2015/033814号
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、耐光性が向上したキサンテン色素を提供することを目的とする。
本発明に係る色素は、下記一般式(1)で表される色素である。
(一般式(1)中、R及びRは各々独立に、置換基を有していても良い脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基であり、R及びRは各々独立に、置換基を有していても良い芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であって、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基は脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なる。L及びLは各々独立に、直接結合、―SO―、又は―CO―であり、Rはハロゲン化脂肪族炭化水素基である。)
本発明は、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、耐光性が向上した色素を提供することができる。
本発明に係る色素は、下記一般式(1)で表される色素である。
(一般式(1)中、R及びRは各々独立に、置換基を有していても良い脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基であり、R及びRは各々独立に、置換基を有していても良い芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であって、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基は脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なる。L及びLは各々独立に、直接結合、―SO―、又は―CO―であり、Rはハロゲン化脂肪族炭化水素基である。)
従来、カラーフィルタ用着色層にキサンテンを基本骨格として有するキサンテン色素を採用しようとする試みは、特許文献1及び2にも記載されるように行われていた。しかし、従来具体的に用いられていたキサンテン色素は低極性溶媒への溶剤溶解性が劣るものであり、着色層を形成した場合に、染料由来の凝集物である異物を発生し易いものだった。また、着色層の更なる耐光性向上が望まれていた。
一方、本発明に用いられる上記一般式(1)で表される色素は、キサンテンを基本骨格として有することの他、特定の−L−N−L−Rというアニオン部を含む官能基を1つのみ有し、窒素原子と結合するR〜Rのいずれも水素原子ではなく、R及びRが芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であって、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基は脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なるという特徴を有する。このような特徴を有する本発明に係る色素は、従来のキサンテン色素に比べて、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、耐光性が向上した色素である。
上記効果が得られる作用は、未解明の部分はあるが、以下のように考えられる。上記一般式(1)で表される色素は、1価のカチオン性のキサンテン骨格と、アニオン性の−L−N−L−R基1個とを有し、分子内塩のみを有するため、1分子内で電気的に安定化しやすい。一方で、アニオン性の−L−N−L−R基においては、Rにおいて電気陰性度の高いハロゲンが結合していることにより、アニオン部位の電子がRに吸引されやすく、アニオン性が弱まることで分子間でのイオン結合が弱くなっていると推定される。また、上記一般式(1)で表される色素は、窒素原子と結合するR〜Rのいずれも水素原子ではなく、R及びRが芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であって、R及びRの少なくとも1つは脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なりキサンテン骨格に対して非対称構造であることから、結晶性が低く、且つ溶剤親和性が高くなっていると推定される。これらの相乗効果から、上記一般式(1)で表される色素は、従来に比べて低極性溶媒に対する溶剤溶解性が向上し、また、着色層とした場合に異物の発生が抑制されると推定される。
また、上記一般式(1)で表される色素は、キサンテン骨格に結合した窒素原子が直接水素原子と結合していないため、窒素原子から水素原子が脱離して当該色材が不安定化することはなく、窒素原子が、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基のような芳香族性の置換基を有するため、当該窒素原子が有する孤立電子対が、キサンテン骨格のみならず当該芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基とも共鳴することにより、安定性が高い分子構造を有する。また、−L−N−L−R基によれば、アニオン性が弱まってキサンテン骨格の電子を吸引する力が弱まると考えられる。そのためキサンテン骨格に結合した窒素原子の電子状態の乱れが少なくなり、更に分子構造の安定性が高くなる。また、R及びRが互いに異なりキサンテン骨格に対して非対称構造であることから、結晶性が低下し、着色樹脂組成物中の成分との相溶性が向上して、組成物中にて光照射時の安定性が改善されると推定される。これらの安定性が向上した結果、耐光性が改善すると推定される。
また、上記一般式(1)で表される色素は、アニオン性の−L−N−L−R基においては、Rにおいて電気陰性度の高いハロゲンが結合していることにより、長波長側の吸収が強くなり、赤味が少なくなる。そのため色度座標においてxの小さい黄味の領域で輝度を向上させやすい。
更に、上記一般式(1)で表される色素は、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基が脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なるため、色素同士が凝集し難く、かつ溶剤溶解性が高いことから異物も発生し難いため、着色層の透過光量を減衰させることもない。
また、上記一般式(1)で表される色素は、R及びRが互いに異なり、分子設計の幅が広いことから、分光特性等の調整幅も広いため、当該色素を目標色度に近づけ、さらに輝度を向上することが容易である。
上記一般式(1)で表される色素は、前述のように安定性が高い分子構造を有することからカラーフィルタ製造工程のベイク後の輝度低下が抑制されること、カラーフィルタ製造工程において色素の凝集や異物の発生が抑制されること、所望の色度に合わせて構造を設計して分光特性等を調整できることにより、着色層の輝度も向上することができると推定される。
これらのことから、色材として上記一般式(1)で表される色素を含むことにより、異物の発生が抑制され、輝度が向上した着色層を形成することができる。
前記一般式(1)で表される色素について、詳細に説明する。
前記一般式(1)において、R及びRにおける脂肪族炭化水素基とは、直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよく、特に限定されないが、例えば、炭素数1以上20以下の直鎖又は分岐状脂肪族炭化水素基、或いは、炭素数5以上8以下の環状脂肪族炭化水素基(脂環式炭化水素基)等が挙げられ、炭素数が10以下であることが、耐光性の点から好ましい。脂肪族炭化水素基としては、飽和脂肪族炭化水素基である、直鎖状、分岐状、環状のアルキル基が好ましい。
当該脂肪族炭化水素基が有してもよい置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、カルバモイル基、−CO−O−Rで示される一価の基、−O−CO−Ra’で示される一価の基、−SO−Ra”で示される一価の基、−R−CO−O−Rで示される一価の基、−Rb’−O−CO−Rc’で示される一価の基、及び−Rb”−SO−Rc”で示される一価の基等が挙げられる。
〜Rにおける芳香族炭化水素基とは、特に限定されないが、例えば、置換基を有していてもよい炭素数6以上20以下の芳香族炭化水素基が挙げられ、中でも、フェニル基、ナフチル基等を有する基が好ましい。
及びRにおける芳香族複素環基とは、特に限定されないが、置換基を有していてもよい炭素数5以上20以下の芳香族複素環基が挙げられ、ヘテロ原子として、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子を含むものが好ましい。また、芳香族複素環基として具体的には例えば、フラン、チオフェン、ピロール、ピリジン等が挙げられる。
芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基が有してもよい置換基としては、特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子、アルコキシ基、水酸基、カルバモイル基、−CO−O−Rで示される一価の基、−O−CO−Ra’で示される一価の基、−SO−Ra”で示される一価の基、−R−CO−O−Rで示される一価の基、−Rb’−O−CO−Rc’で示される一価の基、−Rb”−SO−Rc”で示される一価の基等が挙げられる。前記R、Ra’、Ra”、R、Rb’、Rb”、R、Rc’及びRc”は、脂肪族炭化水素基を示す。これらの置換基は、耐熱性等に悪影響を及ぼさない点から好適に用いられる。これらの置換基による電子吸引性及び電子供与性を調整することにより、分光特性の調整をすることが可能である。また、ここでの脂肪族炭化水素基は、R及びRにおける脂肪族炭化水素基と同様であって良い。
及びRの少なくとも1つは、脂肪族炭化水素基であることが好ましく、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上する点から、R及びRが脂肪族炭化水素基であることが好ましく、中でも直鎖脂肪族炭化水素基であることが好ましく、中でも直鎖アルキル基であることが好ましい。前記脂肪族炭化水素基としては、炭素数1以上10以下であることが好ましく、更に炭素数1以上6以下の直鎖アルキル基であることが、異物の発生が抑制され、輝度が向上した着色層を形成可能な点から好ましい。
及びRの少なくとも1つは、芳香族炭化水素基であることが好ましく、R及びRが芳香族炭化水素基であることが好ましい。当該芳香族炭化水素基としては、炭素数6以上10以下の芳香族炭化水素基であることが好ましく、更にフェニル基であることが、耐光性の点、及び、異物の発生が抑制され、輝度が向上した着色層を形成可能な点から好ましい。
また、置換基を有していても良い芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であるR及びRの少なくとも1つは脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なるものである。
当該芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基の水素原子と置換されている脂肪族炭化水素基としては、中でも直鎖脂肪族炭化水素基であることが好ましい。当該脂肪族炭化水素基としては、炭素数1以上10以下であることが好ましく、更に炭素数1以上6以下の直鎖アルキル基であることが好ましい。また、R及びRの両方共が、前記のような脂肪族炭化水素基で置換されていることが好ましい。
また、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基は、1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基当たり、2つ以上の脂肪族炭化水素基で置換されていることが、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上する点、異物の発生が抑制され、輝度が向上した着色層を形成可能な点から好ましい。
また、R、R、R及びRに含まれる脂肪族炭化水素基のいずれか1つが、炭素数2以上、更に炭素数3以上の直鎖アルキル基である場合には、分子中の電子密度を調整し易い傾向がある。
及びRの少なくとも1つが直鎖肪族炭化水素基で置換されている場合であって、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基が、炭素数2以上の直鎖アルキル基で置換されている場合には、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、異物の発生が抑制され易く、輝度が向上した着色層が形成され易い傾向がある。
また、R〜Rにおける脂肪族炭化水素基は、無置換であるか、分岐状又は直鎖状のアルキル基の場合は置換基が芳香族炭化水素基であることが好ましく、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基の置換基は、脂肪族炭化水素基であることが好ましい。このような場合、前記一般式(1)で表される色素は極性が低下するため、PGMEA等の低極性溶媒に対する親和性が向上するからである。また、前記色材を溶剤に溶解させる場合においてもより低極性溶媒を用いることができ、低極性溶媒を用いる着色組成物の安定性が向上する。中でも、低極性溶媒に対する親和性が向上する点からは、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基の置換基としては、脂肪族炭化水素基のみを有することが好ましい。
−L−N−L−R基における、L及びLは各々独立に、直接結合、―SO―、又は―CO―であるが、中でも、―SO―、又は―CO―であることが好ましく、更に、―SO―であることが、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、耐光性、耐熱性が向上する点から好ましい。
−L−N−L−R基における、Rはハロゲン化脂肪族炭化水素基であるが、当該ハロゲンとしては、フッ素原子、塩素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、中でもフッ素原子であることが好ましい。Rのハロゲン化脂肪族炭化水素基としては、炭素数が1以上8以下の直鎖又は分岐のハロゲン化脂肪族炭化水素基であることが好ましく、炭素数が1以上5以下の直鎖又は分岐のハロゲン化脂肪族炭化水素基であることがより好ましく、炭素数が1以上3以下の直鎖又は分岐のハロゲン化脂肪族炭化水素基であることがより更に好ましい。中でも脂肪族炭化水素基におけるハロゲン原子の置換率(ハロゲン原子数/脂肪族炭化水素基の水素原子の合計数)は、50%以上であることが好ましく、更に70%以上であることが好ましく、中でも100%であることが好ましい。
としては、中でも炭素数が1以上5以下の直鎖又は分岐のパーフルオロアルキル基であることが好ましい。
また、前記一般式(1)において、キサンテン骨格に結合したベンゼン環が有する−L−N−L−R基の置換位置は、特に限定されないが、キサンテン骨格に対して、オルト位又はパラ位であることが好ましく、−L−N−L−R基がキサンテン骨格に対してオルト位に置換されていることが、前記一般式(1)で表される色素の耐光性及び各種耐性の点から好ましい。その作用機構は明らかではないが、−L−N−L−R基がオルト位にあると、ベンゼン環が結合しているキサンテン骨格の炭素原子と共鳴して環構造を形成でき、分子の安定性が高くなり、そのために色材の各種耐性が向上すると推定される。
前記一般式(1)で表される色素の製造方法は、特に限定されないが、具体的には例えば下記の方法が挙げられる。
スルホフルオラン化合物とR及びRに対応するアミン化合物を溶媒中60℃で還流させ、この反応液を60℃でろ過して不溶解分を除いた後、溶媒の一部を除き、6%塩酸に注ぐ。次いで、大量の水を加えて室温で30分間攪拌した後、ウェットケーキをろ取する。このウェットケーキを水やお湯で洗浄後、乾燥させることにより上記一般式(1)で表される色素の中間体が得られる。なお、本発明においては、R及びRの一部の構造が異なり、キサンテン環に対して非対称である一般式(1)の色素を製造するため、対応する半分のアミン化合物を、大希釈のスルホフルオラン化合物メタノール溶液に、少量ずつ滴下し、反応後、残る一方のアミン化合物を滴下したり、各アミン化合物の1:1溶液をスルホフルオラン化合物メタノール溶液にゆっくり滴下したりすることにより、高収率で非対称の一般式(1)で表される色素の中間体を得ることができる。
なお、スルホフルオラン化合物とR及びRに対応するアミン化合物との反応温度は、60℃以上140℃以下が好ましく、60℃以上100℃以下が好ましい。
次いで一般式(1)で表される色素の中間体を、1−メチル−2−ピロリジノン等の極性溶媒中炭酸カリウム等の塩基存在下で、R及びRに対応するハロゲン化物と、80℃で2時間、撹拌して反応させる。反応終了後、反応溶液を室温まで放冷した後、反応溶液を0〜10℃の17.5%塩酸に滴下して1時間、撹拌をする。その後、析出物をろ取して、残渣を60℃で24時間、乾燥することにより、一般式(1)で表される色素の前駆体を得る。
なお、一般式(1)で表される色素の中間体とR及びRに対応するハロゲン化物との反応温度は、60℃以上100℃以下が好ましく、60℃以上80℃以下が好ましい。
次いで、非対称の一般式(1)で表される色素の前駆体に、トリフルオロメチルスルホンアミドをクロロホルムに溶解させ、トリエチルアミンを滴下し、反応させる。その後、得られた反応溶液を水洗し、次いで有機層を分取する。この有機層を硫酸ナトリウムにて乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにて精製し、減圧濃縮することにより、上記一般式(1)で表される色素を得ることができる。
また、L1が−CO−で表される場合は、スルホフルオラン化合物の代わりにフルオラン化合物を用い、以降同様にして上記一般式(1)で表される色素を得ることができる。
本発明の前記一般式(1)で表される色素は、低極性溶媒に対しても溶剤溶解性が高いので、アルコール性水酸基を有する溶剤を用いなくても、着色層用途に必要な濃度での溶剤溶解性を有する。本発明で用いられる前記一般式(1)で表される色素は、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート、及びジエチレングリコールエチルメチルエーテルの少なくとも1つに対して、23℃における前記一般式(1)で表される色素の溶解度が2.0(g/100g溶剤)以上であることが好ましく、2.5(g/100g溶剤)以上であることがより好ましい。
本発明の前記一般式(1)で表される色素は、低極性溶媒に対しても溶剤溶解性が向上し、耐光性が向上したものであるため、着色組成物として、例えば、各種塗料、油性インキ、インクジェット用インキ等の印刷用インキ、感熱記録材料におけるインクシート、電子写真用のカラートナー、各種繊維用の染色のための染色液や樹脂着色のためなどの各種着色組成物、カラーフィルター用着色組成物等に好適に用いられる。
また、本発明の前記一般式(1)で表される色素は、太陽電池の色素増感用色素として用いても良い。更に、蛍光色素として、各種マーカーとして用いても良い。
以下、本発明について実施例を示して具体的に説明する。これらの記載により本発明を制限するものではない。
(実施例1:色材Aの合成)
以下の手順により、下記構造式で表される中間体I−1を合成した。
500mlの4つ口フラスコに、下記化学式(3)のスルホフルオラン化合物18.0質量部、メタノール312質量部、2,6−キシリジン 5.4質量部及びo−トルイジン 4.8質量部を仕込み、60℃で30時間還流させた。この反応液を60℃でろ過して不溶解分を除いた後、反応液が約70mlになるまで減圧下で溶媒を除き、6%塩酸200質量部に注いだ。次いで、水600質量部を加えて室温で30分間攪拌した後、ウェットケーキをろ取した。このウェットケーキを100質量部の水に懸濁させて60℃で2時間攪拌した後、再びろ取して60℃の湯で水洗後、乾燥させることにより、下記化学式の中間体I−1 21.9質量部を得た。
次に中間体I−1 20質量部、1−メチル−2−ピロリジノン135.3質量部、炭酸カリウム7.8質量部およびヨウ化メチル16.2質量部の混合物を80℃で2時間、撹拌をした。反応終了後、反応溶液を室温まで放冷した後、反応溶液を0〜10℃の17.5%塩酸541.2質量部に滴下して1時間、撹拌をした。その後、析出物をろ取して、残渣を60℃で24時間、乾燥することにより、結晶20.4質量部を得た。
得られた結晶20質量部及びオキシ塩化リン 106質量部をフラスコへ入れ、60℃で2時間撹拌した。得られた反応溶液を室温まで放冷し、氷水1500質量部へ反応液を滴下し、30分撹拌した。得られた結晶を濾別し、水200質量部で洗浄し、乾燥を10時間行った。この結晶 7質量部、トリフルオロメチルスルホンアミド 1.8質量部をクロロホルム 40質量部に溶解させ、トリエチルアミン1.55質量部を滴下して、室温で1時間撹拌した。その後得られた反応溶液に水100質量部を入れて水洗し、次いで有機層を分取した。有機層を硫酸ナトリウムにて乾燥させて精製し、減圧濃縮して下記化学式の色材A 6.8質量部を得た。(収率80%)
MALDI−MS:[M+H] = 720
H-NMR (500MHz, CDOD): δ2.00〜2.25 (m, 9H) , 3.44〜3.60 (m, 6H), 5.85〜6.30 (m, 2H), 6.90〜7.54 (m, 12H), 7.68〜7.85 (m, 2H), 8.20〜8.40 (m, 1H)
(実施例2:色材Bの合成)
実施例1において、ヨウ化メチル16.2質量部を、ヨウ化シクロヘキシル24.0質量部に変えた以外は実施例1と同様にして、下記化学式の色材B 8.1質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =856
(実施例3:色材Cの合成)
実施例1において、ヨウ化メチル16.2質量部を、ヨウ化n−プロピル19.4質量部に変えた以外は実施例1と同様にして、下記化学式の色材C 7.3質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =776
(実施例4:色材Dの合成)
実施例1において、ヨウ化メチル16.2質量部を、ヨウ化n−ブチル21.0質量部に変えた以外は実施例1と同様にして、下記化学式の色材D 7.6質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =804
(実施例5:色材Eの合成)
まず、以下の手順により、下記構造式で表される中間体I−2を合成した。
実施例1の中間体I−1を合成する工程において、o−トルイジン 4.8質量部を、2−メチル−6−エチルアニリン 6.0質量部に替えた以外は、実施例1の中間体I−1と同様にして、下記化学式の中間体I−2 23.0質量部を得た。
次に、実施例1において、中間体I−1 20質量部を、中間体I−2 20質量部に変え、ヨウ化メチル16.2質量部を、ヨウ化メチル15.4質量部に変え、トリフルオロメチルスルホンアミド 1.8質量部を、トリフルオロメチルスルホンアミド 1.7質量部に変えた以外は実施例1と同様にして、下記化学式の色材E 6.7質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =748
H-NMR (500MHz, CDOD): δ1.07〜1.29 (m, 3H) , 2.00〜2.22 (m, 9H), 2.31〜2.62 (m, 2H), 3.40〜3.58 (m, 6H), 5.92〜6.23 (m, 2H), 6.95〜7.10 (m, 2H), 7.17〜7.45 (m, 9H), 7.65〜7.85 (m, 2H), 8.12〜8.34 (m, 1H)
(実施例6:色材Fの合成)
実施例5において、ヨウ化メチル15.4質量部を、ヨウ化シクロヘキシル22.8質量部に変えた以外は実施例5と同様にして、下記化学式の色材F 8.0質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =884
(実施例7:色材Gの合成)
実施例5において、ヨウ化メチル15.4質量部を、ヨウ化n−プロピル18.5質量部に変えた以外は実施例5と同様にして、下記化学式の色材G 7.2質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =804
(実施例8:色材Hの合成)
実施例5において、ヨウ化メチル15.4質量部を、ヨウ化n−ブチル20.0質量部に変えた以外は実施例5と同様にして、下記化学式の色材H 7.5質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =832
(実施例9:色材Iの合成)
まず、以下の手順により、下記構造式で表される中間体I−3を合成した。
実施例1の中間体I−1を合成する工程において、o−トルイジン 4.8質量部を、2,6−ジイソプロピルアニリン 7.9質量部に替えた以外は、実施例1の中間体I−1と同様にして、下記化学式の中間体I−3 26.8質量部を得た。
次に、実施例1において、中間体I−1 20質量部を、中間体I−3 20質量部に変え、ヨウ化メチル16.2質量部を、ヨウ化メチル14.4質量部に変え、トリフルオロメチルスルホンアミド 1.8質量部を、トリフルオロメチルスルホンアミド 1.6質量部に変えた以外は実施例1と同様にして、下記化学式の色材I 6.6質量部を得た。
MALDI−MS:[M+H] =778
(比較例1:比較色材Jの合成)
まず、以下の手順により、下記構造式で表される中間体I−4を合成した。
実施例1の中間体I−1を合成する工程において、o−トルイジン 4.8質量部を用いず、o−トルイジン 10.8質量部に替えた以外は、実施例1の中間体I−1と同様にして、下記化学式の中間体I−4 22.5質量部を得た。
次に、得られた中間体I−4 20質量部及びオキシ塩化リン 106質量部をフラスコへ入れ、60℃で2時間撹拌した。得られた反応溶液を室温まで放冷し、氷水1500質量部へ反応液を滴下し、30分撹拌した。得られた結晶を濾別し、水200質量部で洗浄し、乾燥を10時間行った。この結晶 7質量部、トリフルオロメチルスルホンアミド 1.7質量部をクロロホルム 40質量部に溶解させ、トリエチルアミン1.55質量部を滴下して、室温で1時間撹拌した。その後得られた反応溶液に水100質量部を入れて水洗し、次いで有機層を分取した。有機層を硫酸ナトリウムにて乾燥させて精製し、減圧濃縮して下記化学式の比較色材J 7.5質量部を得た。(収率80%)
MALDI−MS:[M+H] =706
(比較例2:比較色材Kの合成)
実施例1と同様にして得られた中間体I−1 20質量部、1−メチル−2−ピロリジノン135.3質量部、炭酸カリウム7.8質量部およびヨウ化メチル16.2質量部の混合物を80℃で2時間、撹拌をした。反応終了後、反応溶液を室温まで放冷した後、反応溶液を0〜10℃の17.5%塩酸541.2質量部に滴下して1時間、撹拌をした。その後、析出物をろ取して、残渣を60℃で24時間、乾燥することにより、下記化学式の比較色材K 16.7質量部を得た(収率80%)
MALDI−MS:[M+H] =589
(比較例3:比較色材Lの合成)
実施例5と同様にして得られた中間体I−2 20質量部、1−メチル−2−ピロリジノン135.3質量部、炭酸カリウム7.8質量部およびヨウ化メチル15.4質量部の混合物を80℃で2時間、撹拌をした。反応終了後、反応溶液を室温まで放冷した後、反応溶液を0〜10℃の17.5%塩酸541.2質量部に滴下して1時間、撹拌をした。その後、析出物をろ取して、残渣を60℃で24時間、乾燥することにより、下記化学式の比較色材L 16.6質量部を得た(収率80%)
MALDI−MS:[M+H] =617
<評価:溶剤への溶解性>
上記合成した色材A〜I、及び、比較色材J〜Lについて、以下の手順で各下記の溶剤に対する溶解性の評価を行った。
20mLサンプル管瓶に、各色材を0.2g投入し、次いで各溶剤10gを量りとって投入し、密栓した後に超音波で3分間処理した。得られた液は23℃のウォーターバスで60分間静置保管後、目視で確認した。結果を表1に示す。
溶剤1: プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
溶剤2: プロピレングリコールモノメチルエーテル
溶剤3: 3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート
溶剤4: ジエチレングリコールエチルメチルエーテル
溶剤5:3−エトキシプロピオン酸エチル
(評価基準)
A:全て溶解
B:一部溶解せず沈殿
C:ほとんど溶解せず沈殿
表1の結果から、本発明で用いられる前記一般式(1)で表される色素である、色材A〜Iは、それぞれプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、又は3−エトキシプロピオン酸エチルのような、アルコール性水酸基を有しない低極性溶媒に対しても、溶剤溶解性に優れることが示された。
<評価:耐光性、異物発生、光学特性>
(1)着色樹脂組成物の調製
まず、アルカリ可溶性樹脂としてメタクリル酸/メタクリル酸メチル/メタクリル酸シクロヘキシル共重合体(モル比:13.8/26.2/50.0、重量平均分子量:9000、酸価:90mgKOH/g、有効成分含量40質量%)40.0質量部、多官能性モノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製、「KAYARAD DPHA」)48.0質量部、光開始剤として2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン(BASFジャパン社製、「IRGACURE907」)12.0質量部、ジエチルチオキサントン(日本化薬社製、「DETX−S」)4.0質量部及び溶媒としてPGMEA 96.0質量部を添加した後、均一になるまで混合し、感光性バインダー成分(CR−1)を得た。
次に、実施例及び比較例で得られた色材 0.85質量部を PGMEA 72.3質量部に溶解して色材溶液を調製し、一方で、前記感光性バインダー成分(CR−1)26.6質量部、シランカップリング剤KBM−503(信越シリコーン製)0.2質量部、界面活性剤メガファックF559(DIC製)0.02質量部を混合し、これにさらに前記色材溶液を混合することにより、実施例及び比較例の色材をそれぞれ含む評価用の着色樹脂組成物を得た。
(2)耐光性評価
実施例及び比較例の色材をそれぞれ含む各着色樹脂組成物を、厚み0.7mmのガラス基板(NHテクノグラス(株)製、「NA35」)上に、スピンコーターを用いて塗布した。その後、80℃のホットプレート上で3分間加熱乾燥を行った。フォトマスクを介さずに超高圧水銀灯を用いて60mJ/cmの紫外線を照射した。その後、着色膜が形成されたガラス板を230℃のクリーンオーブンで30分間ポストベークすることによって硬化膜(着色膜)を得た。それぞれ、ポストベーク後の膜厚(T;μm)が1.5となるようにした。
大気下試料はキセノンランプ(アトラス社製Ci4000ウェザメータ、内側フィルター:石英、外側フィルター:ソーダライム&赤外線吸収コーティング(CIRA))を用い、420nmの波長で、照度を1.2mW/mとして、70時間(300kJ/m相当)した前後でΔEab値を測定した。ΔEab値の絶対値が小さいほど耐光性に優れているといえる。
ポストベーク処理された着色膜のL、a、bを測定し、L、a、bとした。耐光試験後の着色膜のL、a、bを再び測定し、L、a、bとした。ΔEabは下記式より算出される。
ΔEab={(L−L+(a−a+(b−b1/2
(3)光学特性評価
光学特性評価は以下のように行った。着色樹脂組成物をそれぞれ、厚み0.7mmのガラス基板(NHテクノグラス(株)製、「NA35」)上に、スピンコーターを用いて塗布した。塗布後の基板の溶剤を減圧乾燥機で除いた後、80℃のホットプレート上で3分間加熱乾燥を行った。フォトマスクを介さずに超高圧水銀灯を用いて60mJ/cmの紫外線を照射することによって硬化膜を得た。乾燥硬化後の膜厚(T;μm)は後述のポストベーク後の色度がy=0.17となるようにした。着色層が形成されたガラス板を230℃のクリーンオーブンで30分間ポストベークし、得られた着色層の色度(x、y)及び輝度(Y)をオリンパス製顕微分光測定装置OSP−SP200を用いて測定した。
(4)異物発生評価
着色樹脂組成物をそれぞれ、ガラス基板上に、スピンコーターを用いて乾燥後膜厚が2μmとなるように塗布後、減圧乾燥機で溶剤を除いた後の塗膜を目視確認し、異物の発生評価をした。
(評価基準)
A:減圧乾燥後の塗膜に析出なし
B:減圧乾燥後の塗膜の一部に析出
C:減圧乾燥後の塗膜全面に析出
表2の結果から、本発明の前記一般式(1)で表される色素である、色材A〜色材Iをそれぞれ用いた場合、耐光性に優れ、低極性溶媒への溶剤溶解性が向上し、異物の発生が抑制され、輝度が向上した着色層が得られることが示された。
一方で、特許文献2に記載されている比較色材J、及び特許文献1に記載されている比較色材K及びLをそれぞれ用いた場合、耐光性が劣り、異物が発生した着色層が得られ、輝度の点でも劣っていた。
実施例の中でも、R及びRが直鎖アルキル基である場合に輝度が向上する傾向がみられ、特に、R及びRがn−プロピル基である場合に特に輝度が向上する傾向がみられた。

Claims (2)

  1. 下記一般式(1)で表される、色素。
    (一般式(1)中、R及びRは各々独立に、置換基を有していても良い脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基であり、R及びRは各々独立に、置換基を有していても良い芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であって、R及びRの少なくとも1つの芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基は脂肪族炭化水素基で置換されており、R及びRが互いに異なる。L及びLは各々独立に、直接結合、―SO―、又は―CO―であり、Rはハロゲン化脂肪族炭化水素基である。)
  2. 前記R及びRが直鎖アルキル基である、請求項1に記載の色素。
JP2016245663A 2016-12-19 2016-12-19 色素 Active JP6858545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016245663A JP6858545B2 (ja) 2016-12-19 2016-12-19 色素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016245663A JP6858545B2 (ja) 2016-12-19 2016-12-19 色素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018100323A true JP2018100323A (ja) 2018-06-28
JP6858545B2 JP6858545B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=62715095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016245663A Active JP6858545B2 (ja) 2016-12-19 2016-12-19 色素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6858545B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004101709A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-25 Applera Corporation Phenyl xanthene dyes
JP2005002336A (ja) * 1997-10-01 2005-01-06 Applera Corp 芳香族置換キサンテン色素
JP2006307218A (ja) * 1996-04-01 2006-11-09 Applera Corp 非対称ベンゾキサンテン染料
JP2014009330A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Chugai Kasei Co Ltd キサンテン色素およびその製造方法
JP2014153570A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Dnp Fine Chemicals Co Ltd カラーフィルタ用着色樹脂組成物、色材分散液、カラーフィルタ、液晶表示装置、及び有機発光表示装置
JP2014152274A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Dainippon Printing Co Ltd 着色剤分散液、着色剤分散液の製造方法、カラーフィルタ用着色樹脂組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置、及び有機発光表示装置
WO2014192973A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 住友化学株式会社 化合物及び着色硬化性樹脂組成物
WO2015005265A1 (ja) * 2013-07-09 2015-01-15 富士フイルム株式会社 着色組成物、硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子、および画像表示装置
WO2015033814A1 (ja) * 2013-09-06 2015-03-12 富士フイルム株式会社 着色組成物、硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子、画像表示装置、ポリマー、キサンテン色素
JP2015163674A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 富士フイルム株式会社 着色組成物、硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子および画像表示装置
JP2018101018A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社Dnpファインケミカル カラーフィルタ用着色樹脂組成物、色材分散液、カラーフィルタ、及び表示装置
JP2018101015A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社Dnpファインケミカル カラーフィルタ用着色樹脂組成物、色材分散液、カラーフィルタ、及び表示装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307218A (ja) * 1996-04-01 2006-11-09 Applera Corp 非対称ベンゾキサンテン染料
JP2005002336A (ja) * 1997-10-01 2005-01-06 Applera Corp 芳香族置換キサンテン色素
JP2011168787A (ja) * 1997-10-01 2011-09-01 Applied Biosystems Llc 芳香族置換キサンテン色素
WO2004101709A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-25 Applera Corporation Phenyl xanthene dyes
JP2014009330A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Chugai Kasei Co Ltd キサンテン色素およびその製造方法
JP2014152274A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Dainippon Printing Co Ltd 着色剤分散液、着色剤分散液の製造方法、カラーフィルタ用着色樹脂組成物、カラーフィルタ、液晶表示装置、及び有機発光表示装置
JP2014153570A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Dnp Fine Chemicals Co Ltd カラーフィルタ用着色樹脂組成物、色材分散液、カラーフィルタ、液晶表示装置、及び有機発光表示装置
WO2014192973A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 住友化学株式会社 化合物及び着色硬化性樹脂組成物
WO2015005265A1 (ja) * 2013-07-09 2015-01-15 富士フイルム株式会社 着色組成物、硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子、および画像表示装置
WO2015033814A1 (ja) * 2013-09-06 2015-03-12 富士フイルム株式会社 着色組成物、硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子、画像表示装置、ポリマー、キサンテン色素
JP2015163674A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 富士フイルム株式会社 着色組成物、硬化膜、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子および画像表示装置
JP2018101018A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社Dnpファインケミカル カラーフィルタ用着色樹脂組成物、色材分散液、カラーフィルタ、及び表示装置
JP2018101015A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社Dnpファインケミカル カラーフィルタ用着色樹脂組成物、色材分散液、カラーフィルタ、及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6858545B2 (ja) 2021-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101952247B (zh) 用于制备中位取代的花菁染料、份菁染料和氧杂菁染料的中间体化合物
TWI613186B (zh) 著色樹脂組成物,彩色濾光片,液晶顯示裝置及有機el顯示裝置
CN106068281B (zh) 着色固化性树脂组合物、固化膜、彩色滤光片、彩色滤光片的制造方法、固体成像元件、图像显示装置、化合物及阳离子
TWI723005B (zh) 著色劑分散液、含此的感光性樹脂組成物、及分散助劑
TWI704413B (zh) 著色組成物、著色硬化膜及顯示元件
WO2003000811A1 (en) Colored image-forming compositions containing phthalocyanine compound, inks, inkjet inks, inkjet recording method and method of improving toleracne to decoloration due to ozone gas
CN104871045B (zh) 着色感光性组合物和化合物
TW201700627A (zh) 著色組成物、著色硬化膜、彩色濾光片、顯示元件及固態攝影元件
TW201527874A (zh) 著色硬化性樹脂組成物
TW201321449A (zh) 著色劑、著色組成物、彩色濾光片及顯示元件
TWI776133B (zh) 一種新的二芳醯基咔唑化合物及其作為增感劑的應用
TW201529742A (zh) 染料及著色硬化性樹脂組成物
JP4509938B2 (ja) テトラアザポルフィリン化合物
TWI791690B (zh) 著色組成物及濾色器
JP2014534290A (ja) カラーフィルター用途向けの塩、それの製造方法、およびそれを含む着色剤
KR101578042B1 (ko) 경화성 착색 조성물, 컬러필터와 그 제조방법, 액정 표시 장치, 고체 촬상 소자, 및 색소 화합물
JP6858545B2 (ja) 色素
TW201605984A (zh) 化合物及著色硬化性樹脂組合物
JP2006199860A (ja) キサンテン系化合物および着色液
WO2013084932A1 (ja) 着色剤、着色組成物、カラーフィルタ及び表示素子
JP6591866B2 (ja) キノフタロン化合物ならびに該化合物を含む着色剤
CN102732062B (zh) 染料用盐
JP2013116974A (ja) キノフタロン化合物
KR102385559B1 (ko) 청색 착색 경화성 수지 조성물, 컬러 필터 및 표시 장치
KR20160129385A (ko) 컬러필터용 착색 염료 및 이를 포함하는 감광성 수지 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6858545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250