JP2018100228A - 抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法 - Google Patents
抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018100228A JP2018100228A JP2016245868A JP2016245868A JP2018100228A JP 2018100228 A JP2018100228 A JP 2018100228A JP 2016245868 A JP2016245868 A JP 2016245868A JP 2016245868 A JP2016245868 A JP 2016245868A JP 2018100228 A JP2018100228 A JP 2018100228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strain
- nite
- culture
- bacterial cell
- lactobacillus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
【課題】高い抗菌活性が得られる抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法を提供する。【解決手段】抗菌用組成物は、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法に関する。
う蝕症、口腔カンジダ症及び歯周病は、それぞれう蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌によって引き起こされる。う蝕症等の口腔内疾患の予防又は治療のために、う蝕菌等に対して抗菌活性を示す乳酸菌が単離されている。
例えば、特許文献1には、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株(以下、単に「KO3」ともいう)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株(以下、単に「YU3」ともいう)及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株(以下、単に「YU4」ともいう)のう蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌に対する抗菌活性が開示されている。特許文献2には、ラクトバチルス・ラムノーサス NITE P−1065菌株(以下、単に「KO1」ともいう)及びKO3の菌体培養物から抽出されるバクテリオシンが、う蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌の増殖を抑制することが示されている。
特許文献3では、ラクトバチルス・ラムノーサス NITE P−1558菌株(以下、単に「OG4」ともいう)及びラクトバチルス・ラムノーサス NITE P−1559菌株(以下、単に「OG5」ともいう)の培養上清のう蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌に対する抗菌活性が示されている。
近年の研究の進展により、う蝕症等の口腔内疾患と、全身疾患との関連性が重視されている。口腔内疾患の予防又は治療が全身疾患の予防又は治療に寄与すると考えられる。口腔内疾患の防止、あるいは口腔内疾患の完治を目指して、抗菌活性のさらなる向上が求められている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、高い抗菌活性が得られる抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る抗菌用組成物は、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
を含む。
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
を含む。
本発明の第2の観点に係る抗菌用組成物は、
ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1065菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
を含む。
ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1065菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
を含む。
上記本発明の第1の観点に係る抗菌用組成物又は第2の観点に係る抗菌用組成物は、
医薬である、
こととしてもよい。
医薬である、
こととしてもよい。
本発明の第3の観点に係る食品は、
上記本発明の第1の観点に係る抗菌用組成物又は第2の観点に係る抗菌用組成物を含有する。
上記本発明の第1の観点に係る抗菌用組成物又は第2の観点に係る抗菌用組成物を含有する。
本発明の第4の観点に係る菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法は、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上と、を共培養する培養ステップを含む。
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上と、を共培養する培養ステップを含む。
本発明の第5の観点に係る菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法は、
ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1065菌株と、を共培養する培養ステップを含む。
ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1065菌株と、を共培養する培養ステップを含む。
本発明によれば、高い抗菌活性が得られる。
本発明に係る実施の形態について添付の図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施の形態及び図面によって限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態に係るOG5、KO1、KO3、YU3及びYU4はいずれも、う蝕罹患歴のないヒトの安静時全唾液から単離された乳酸菌である。これらの乳酸菌は、ホモ型乳酸発酵を行うカタラーゼ陰性細菌であり、芽胞を形成しない。これらの乳酸菌の培養は、好気条件下でも可能である。これらの乳酸菌は、菌体外多糖類を産生する。
本実施の形態に係るOG5、KO1、KO3、YU3及びYU4はいずれも、う蝕罹患歴のないヒトの安静時全唾液から単離された乳酸菌である。これらの乳酸菌は、ホモ型乳酸発酵を行うカタラーゼ陰性細菌であり、芽胞を形成しない。これらの乳酸菌の培養は、好気条件下でも可能である。これらの乳酸菌は、菌体外多糖類を産生する。
上記の乳酸菌は、いずれも独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センター(〒292−0818 日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8 122号室)に寄託されている。OG5、KO1、KO3、YU3及びYU4の受託番号は、それぞれNITE P−1559、NITE P−1065、NITE BP−771、NITE BP−772及びNITE BP−775である。
上記の乳酸菌は一種単独でも十分な抗菌活性を示すが、下記実施例に示すように、乳酸菌を特定の組み合わせで併用した場合、さらに高い抗菌活性が得られる。高い抗菌活性が得られる乳酸菌の第1の組み合わせは、OG5と、KO3、YU3及びYU4からなる群から選択される少なくとも1種と、である。乳酸菌の第2の組み合わせは、YU3と、KO1と、である。
したがって、本実施の形態に係る抗菌用組成物は、OG5の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、KO3、YU3及びYU4からなる群から選択される少なくとも1種以上の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、を含む。
また、本実施の形態に係る抗菌用組成物は、YU3の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、KO1の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、を含む。
上記乳酸菌の菌体は、常法によって得られる生菌の菌体のみならず、死菌の菌体であってもよい。菌体培養物とは、発酵液及び培養上清等である。菌体又は菌体培養物の抽出物とは、菌体若しくは菌体培養物を処理して得られる細胞質又は細胞壁画分、及び菌体若しくは菌体培養物を、溶媒抽出することで得られる抽出液、抽出液の希釈液、濃縮液又は乾燥末等である。以下では、菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物を、単に「菌体等」ともいう。
上述の抽出物を得るために用いられる抽出溶剤としては、極性溶剤及び非極性溶剤のいずれをも使用することができる。極性溶剤及び非極性溶剤を混合して用いてもよい。例えば、水、メタノール等のアルコール類、プロピレングリコール等の多価アルコール類、アセトン等のケトン類、酢酸メチル等のエステル類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ポリエチレングリコール等のポリエーテル類、ヘキサン等の炭化水素類、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ピリジン類等が抽出溶剤として挙げられる。好ましくは、抽出溶剤は、酢酸エチル等のエステル類又はエタノール等のアルコール類である。
抽出条件は、使用する溶剤によって適宜設定される。例えば、培養液1質量部に対して1〜10質量部の溶剤を用いて、0〜50℃、好ましくは25〜37℃の温度で、0.5〜3時間抽出するのが好ましい。
抽出物は、そのまま用いてもよく、希釈、濃縮又は凍結乾燥した後、必要に応じて粉末又はペースト状に調製して用いてもよい。また、公知の方法で適宜精製して用いることもできる。
上記乳酸菌を培養する培地には、果汁培地、野菜汁培地、牛乳培地、脱脂粉乳培地及び半合成培地等の種々の培地を用いることができる。具体的には、培地として、脱脂乳を還元して加熱殺菌した還元脱脂乳培地、酵母エキスを添加した脱脂粉乳培地、MRS培地及びGAM培地等が挙げられる。
上記乳酸菌の培養方法は、菌体が良好に生育する方法であれば特に限定されず、静置培養、pHを一定にした中和培養、回分培養及び連続培養等である。OG5、KO1、KO3、YU3及びYU4は、それぞれ個別に培養されてもよい。個別に培養した場合、それぞれの菌体等を回収し、上記乳酸菌の第1の組み合わせ又は第2の組み合わせに従って混合することで、抗菌用組成物が得られる。
上記菌体等の抗菌活性をさらに高めるのに好適な製造方法は、複数種の乳酸菌を同一の培地で共培養する培養ステップを含む。当該培養ステップでは、OG5と、KO3、YU3及びYU4からなる群から選択される少なくとも1種と、を共培養する。あるいは、共培養ステップでは、YU3と、KO1と、を共培養する。
例えば、OG5とKO3とを共培養する場合、共培養ステップでは、OG5及びKO3それぞれを所定の菌濃度で懸濁液を調製し、OG5の懸濁液とKO3の懸濁液とを、培地に接種した後、37℃で48時間、培養すればよい。共培養ステップの後には、上記のように菌体等を回収すればよい。
本実施の形態に係る抗菌用組成物が抗菌活性を示すのは、例えば、う蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌である。う蝕菌としては、例えば、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)及びストレプトコッカス・ソブリナス(Streptococcus sobrinus)等が挙げられる。
カンジダ菌としては、例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラータ(Candida glabrata)及びカンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)等が挙げられる。
歯周病菌としては、例えば、アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans)、ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)、プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)、トレポネーマ・デンティコーラ(Treponema denticola)、タンネレラ・フォーサイセンシス(Tannerellaforsythensis)及びフソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)等が挙げられる。
本実施の形態に係る抗菌用組成物の用途は、特に限定されないが、好ましくは、医薬である。医薬は、例えば、口腔内疾患用の予防剤、改善剤又は治療剤である。口腔内疾患とは、例えば、う蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌によって引き起こされる口腔内疾患である。具体的には、口腔内疾患として、う蝕症、舌炎、鵞口瘡及び口角炎等の口腔カンジダ症、歯肉炎及び歯周炎等の歯周病等が挙げられる。
本実施の形態に係る抗菌用組成物の医薬用途は、口腔内疾患用に限らず、例えば皮膚感染症及び性感染症にも使用できる。皮膚感染症としては、皮膚カンジダ症が挙げられる。性感染症としては、性器カンジダ症が挙げられる。
上記医薬の剤形は、特に限定されず、種々の剤形を適用できる。上記医薬は、内服剤であってもよく、外用剤であってもよい。当該医薬の剤形は、例えば錠剤、散財、顆粒剤、カプセル剤、軟膏、クリーム剤、液剤、点鼻薬、坐剤及び貼付剤等である。皮膚感染症用の医薬の場合、上記医薬の剤形としては、軟膏、クリーム剤又は液剤が好ましい。
本実施の形態に係る医薬には、上記菌体等の抗菌活性を妨げない範囲で、他の薬学的に許容される賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体及び希釈剤等を適宜用いることができる。
医薬中の上記乳酸菌の菌体等の含有量は、医薬の全組成中の1〜80質量%、5〜50質量%又は10〜20質量%である。菌体を医薬に用いる場合、医薬における菌体の含有量は、特に限定されないが、例えば剤型が液体の場合には、菌体濃度を1×106〜1×108細胞/mlとすることが好ましく、固体の場合には、1×107〜1×1010細胞/gとすることが好ましい。上記医薬が乳酸菌を生菌として含む場合は、好ましくは、該医薬は、成人一人当たり、1×108〜1×1010cfu/日で投与される。
以上詳細に説明したように、上記抗菌用組成物は、2種以上の乳酸菌由来の菌体等を含むので、1種の乳酸菌由来の菌体等よりも高い抗菌活性を有する。
また、本実施の形態に係る菌体等の製造方法では、複数種の上記乳酸菌を共培養してもよいこととした。こうすることで、下記実施例に示すように、さらに高い抗菌活性を得ることができる。なお、乳酸菌の組み合わせは、2種に限らず、3〜5種であってもよいし、う蝕菌等に抗菌活性を有するその他の乳酸菌をさらに追加してもよい。また、上記抗菌用組成物は、う蝕菌等に抗菌活性を有するその他の化合物等を含有してもよい。
なお、別の実施の形態では、口腔内疾患、皮膚感染症及び性感染症の治療方法が提供される。該治療方法は、上記抗菌用組成物を患者に投与する投与ステップを含む。また、別の実施の形態では、上記抗菌用組成物は、口腔内疾患、皮膚感染症及び性感染症の治療に使用される。
なお、本実施の形態に係る抗菌用組成物は、口腔用組成物として用いてもよい。口腔用組成物の具体的な形態としては、洗口剤、マウスウオッシュ、練歯磨、粉歯磨、水歯磨、口腔用軟膏剤、ゲル剤、錠剤、顆粒剤、細粒剤、グミゼリー、トローチ、タブレット、カプセル、キャンディー及びチューインガム等が挙げられる。好ましくは、口腔用組成物は、練歯磨、洗口剤、グミゼリー及びトローチである。また、本実施の形態に係る抗菌用組成物は、薬用化粧品等に配合されてもよい。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について、上記実施の形態1と異なる点について主に説明する。本実施の形態に係る食品は、上述の抗菌用組成物を含有する。
続いて、実施の形態2について、上記実施の形態1と異なる点について主に説明する。本実施の形態に係る食品は、上述の抗菌用組成物を含有する。
具体的には、上記食品は、果汁飲料、野菜汁飲料、炭酸飲料、茶系飲料、乳飲料、発酵乳、発酵果汁、発酵野菜汁、アルコール飲料及び清涼飲料等の飲料である。また、上記食品は、ゼリー状食品、各種スナック類、焼き菓子、ケーキ類、チョコレート、ジャム、パン、ガム、飴、スープ類、漬物及び佃煮等の各種食品の他、サプリメント、健康食品及び特定保健用食品等の機能性食品であってもよい。
OG5、KO1、KO3、YU3及びYU4は乳酸菌であるため、本実施の形態に係る食品は、好ましくは、菌体培養物としてのヨーグルト、チーズ、味噌、醤油及び漬物等の発酵物を含む。当該食品は、当該発酵物を素材として製造される、う蝕、歯周病及び口腔カンジダ症の予防、改善又は治療用のパン、スナック菓子又はケーキ等であってもよい。
上記乳酸菌の発酵は、好ましくは、予め用意したスターターを発酵用原料物質に接種して行う。スターターとしては、例えば、殺菌処理を行った発酵用原料物質(例えば酵母エキスを添加した10%脱脂粉乳等)に、上記乳酸菌を接種して培養したものを挙げることができる。
発酵用原料物質には、必要に応じて発酵促進物質、例えばグルコース、澱粉、蔗糖、乳糖、デキストリン、ソルビトール及びフラクトース等の炭素源、酵母エキス及びペプトン等の窒素源、ビタミン類並びにミネラル類等を加えてもよい。
上記乳酸菌の接種量は、例えば、発酵用原料物質含有液1ml中に菌体が約1×106細胞以上、好ましくは1×107細胞前後である。発酵温度は、例えば、20〜42℃、好ましくは25〜37℃である。発酵時間は、例えば5〜72時間である。
上記乳酸菌を発酵して得られる菌体培養物としての乳酸発酵物は、凝固したカード状(ヨーグルト状)の形態を有している。乳酸発酵物は、固形食品、または粉砕して均質化して飲料として利用できる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る食品は、上述の抗菌用組成物を含有するため、経口摂取されることで、う蝕菌等の発育及び増殖を阻害できる。このため、口腔内疾患等の予防、改善又は治療に有用である。
以下の実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
(実施例1:カンジダ菌に対する抗菌活性の評価)
乳酸菌の菌株として、OG5、KO1、KO3、YU3及びYU4に加え、上述のOG4を用いた。OG4は、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センターにNITE P−1558として寄託されている。
乳酸菌の菌株として、OG5、KO1、KO3、YU3及びYU4に加え、上述のOG4を用いた。OG4は、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センターにNITE P−1558として寄託されている。
MRS液体培地で前培養した各乳酸菌を遠心分離(3000rpm×5分)にて回収後、超純水(Milli−Q(商標)水、以下「MQ」ともいう)で2回洗浄し、OD600で0.28〜0.30とすることにより、所定の菌濃度(約1.0×109cfu/ml)に調整した。
所定の菌濃度に調整した各菌株の懸濁液50μlを、100倍希釈になるように4.95mlのMRS液体培地に接種した後、37℃で24時間、静置培養を行った。その後、室温にて3000rpm、5分間の遠心分離を行い、得られた培養上清を回収した。後述する抗菌アッセイでは、回収した培養上清を用いた。
一方、所定の菌濃度のKO1及びOG5を共培養した。KO1及びOG5の懸濁液それぞれ50μlを、4.95mlのMRS液体培地に接種した後、37℃で24時間、静置培養を行った。培養後、上記と同様に培養上清を回収した。共培養は、KO1及びOG5の組み合わせの他、KO3及びOG5、KO1及びYU3、YU3及びYU4、YU3及びOG5、YU4及びOG5の5通りの組み合わせで行った。
カンジダ菌として、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)MYA274株を用いた。サブローデキストロース液体培地(Difco社製)に、MYA274株を接種し、37℃で24時間前培養した。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を用いて滅菌精製水で2回洗浄した後、OD600で0.28〜0.30(約1.0×107cfu/ml)に調整した菌懸濁液を抗菌アッセイに用いた。
抗菌アッセイには24穴プレートを用いた。24穴プレートの各ウェルに、サブローデキストロース液体培地を1ml添加した。単独の菌株の培養上清の場合は、各ウェルに、各培養上清1mlを個別に加え、MYA274株の菌懸濁液を50μl接種し、テストサンプルとした。個別に培養した2種の菌株の培養上清の組み合わせの場合は、各ウェルに、各培養上清1.0mlを加え、MYA274株の菌懸濁液を50μl接種し、テストサンプルとした。以下では、例えば、個別に培養したKO1とKO3の各培養上清を加えたテストサンプルを、「KO1+KO3」と示す。
共培養の培養上清の場合、抗菌アッセイでは、各ウェルに、共培養で得られた培養上清1mlを加え、MYA274株の菌懸濁液を50μl接種し、テストサンプルとした。以下では、例えば、KO1及びOG5を共培養して得られた培養上清を加えたテストサンプルを、「KO1_OG5」と示す。
コントロールサンプルとして、サブローデキストロース液体培地1mlを添加した各ウェルに、MQ又はMRS液体培地を1ml添加し、MYA274株の菌懸濁液を個別に50μl接種した。テストサンプル及びコントロールサンプルを、いずれも同じ操作で4つずつ作製した(n=4)。
テストサンプル及びコントロールサンプルを、37℃で24時間培養した後、菌量の指標として、ATP量を測定した。ATP量は、ルミノメーター(AB2200 ルミネッセンサーPSN、アトー社製)で常法に従って測定した。
(結果)
図1は、単独の菌株の培養上清のテストサンプル及び個別に培養した2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルにおけるATP濃度を対数で示す。単独で培養した上記菌株の培養上清は、いずれもMYA274株に対して抗菌活性を示した。2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルでは、KO1+YU3、KO3+OG5、YU3+YU4、YU3+OG5及びYU4+OG5において、MYA274株に対して単独の菌株の培養上清よりも高い抗菌活性が示された。
図1は、単独の菌株の培養上清のテストサンプル及び個別に培養した2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルにおけるATP濃度を対数で示す。単独で培養した上記菌株の培養上清は、いずれもMYA274株に対して抗菌活性を示した。2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルでは、KO1+YU3、KO3+OG5、YU3+YU4、YU3+OG5及びYU4+OG5において、MYA274株に対して単独の菌株の培養上清よりも高い抗菌活性が示された。
図2は、共培養のテストサンプルの結果を示す。KO3_OG5、YU3_YU4及びYU3_OG5において、MYA274株に対して特に高い抗菌活性が示された。なお、本実施例において、MRS液体培地のATP量は、MQと同程度であった。
(実施例2:う蝕菌に対する抗菌活性の評価)
う蝕菌として、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)UA130株を用いた。5%の酵母エキス(Difco社製)を添加したTryptic Soy Broth培地(TSBY液体培地:Difco社製)にUA130株を接種し、37℃で24時間培養した。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を用いて滅菌精製水で2回洗浄した後、OD600で0.28〜0.30(約1.0×108cfu/ml)に調整した菌懸濁液を抗菌アッセイに用いた。
う蝕菌として、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)UA130株を用いた。5%の酵母エキス(Difco社製)を添加したTryptic Soy Broth培地(TSBY液体培地:Difco社製)にUA130株を接種し、37℃で24時間培養した。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を用いて滅菌精製水で2回洗浄した後、OD600で0.28〜0.30(約1.0×108cfu/ml)に調整した菌懸濁液を抗菌アッセイに用いた。
24穴プレートの各ウェルに、TSBY液体培地を1ml添加し、実施例1と同様にテストサンプル及びコントロールサンプルを調製した。テストサンプル及びコントロールサンプルを、37℃で24時間培養した後、ATP量を測定した。
(結果)
図3は、単独の菌株の培養上清のテストサンプル及び個別に培養した2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルにおけるATP濃度を対数で示す。単独で培養した上記菌株の培養上清は、いずれもUA130株に対して抗菌活性を示した。2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルでは、KO3+YU4において単独の菌株の培養上清よりも高い抗菌活性がUA130株に対して示された。また、KO3+OG5及びYU4+OG5の培養上清において、単独で培養したKO3、YU4及びOG5の培養上清と同程度の抗菌活性がUA130株に対して示された。なお、MRS液体培地のATP量は、MQと同程度であった。
図3は、単独の菌株の培養上清のテストサンプル及び個別に培養した2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルにおけるATP濃度を対数で示す。単独で培養した上記菌株の培養上清は、いずれもUA130株に対して抗菌活性を示した。2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルでは、KO3+YU4において単独の菌株の培養上清よりも高い抗菌活性がUA130株に対して示された。また、KO3+OG5及びYU4+OG5の培養上清において、単独で培養したKO3、YU4及びOG5の培養上清と同程度の抗菌活性がUA130株に対して示された。なお、MRS液体培地のATP量は、MQと同程度であった。
図4は、共培養のテストサンプルの結果を示す。YU4_OG5において、UA130株に対して最も高い抗菌活性が示された。共培養することでKO1_YU3において、単独で培養したKO3等と同程度の抗菌活性を示したKO3+OG5と同じ組み合わせのKO3_OG5よりも強い抗菌活性が示された。また、共培養することでYU3_OG5において、KO3_OG5と同等の抗菌活性が示された。なお、本実施例において、MRS液体培地のATP量は、MQと同程度であった。
(実施例3:歯周病菌に対する抗菌活性の評価)
歯周病菌として、アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans)NCTC9710株を用いた。GAM培地(1%ヘミンおよび0.2%ビタミンKを添加)に、NCTC9710株を接種し、37℃で7日間、アネロパック(三菱ガス化学社製)を入れた嫌気ジャー(10%CO2)中で前培養を行った。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を用いてリン酸緩衝液(pH7.4)で2回洗浄した後、OD600で0.28〜0.30(約1.0×107cfu/ml)に調整した菌懸濁液を抗菌アッセイに用いた。
歯周病菌として、アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans)NCTC9710株を用いた。GAM培地(1%ヘミンおよび0.2%ビタミンKを添加)に、NCTC9710株を接種し、37℃で7日間、アネロパック(三菱ガス化学社製)を入れた嫌気ジャー(10%CO2)中で前培養を行った。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を用いてリン酸緩衝液(pH7.4)で2回洗浄した後、OD600で0.28〜0.30(約1.0×107cfu/ml)に調整した菌懸濁液を抗菌アッセイに用いた。
24穴プレートの各ウェルに、GAM培地を1ml添加し、実施例1と同様にテストサンプル及びコントロールサンプルを調製した。テストサンプル及びコントロールサンプルを、37℃で24時間培養した後、ATP量を測定した。
(結果)
図5は、単独の菌株の培養上清のテストサンプル及び個別に培養した2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルにおけるATP濃度を対数で示す。単独で培養した上記菌株の培養上清は、いずれもNCTC9710株に対して抗菌活性を示した。2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルでも、単独の菌株の培養上清と同等の抗菌活性が示された。
図5は、単独の菌株の培養上清のテストサンプル及び個別に培養した2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルにおけるATP濃度を対数で示す。単独で培養した上記菌株の培養上清は、いずれもNCTC9710株に対して抗菌活性を示した。2種の菌株の各培養上清を加えたテストサンプルでも、単独の菌株の培養上清と同等の抗菌活性が示された。
図6は、共培養のテストサンプルの結果を示す。KO1_OG5、KO3_OG5、YU4_OG5において、NCTC9710株に対して高い抗菌活性が示された。なお、本実施例において、MRS液体培地のATP量は、MQと同程度であった。
以上により、個別に培養又は共培養した場合、OG5と、KO3、YU3及びYU4からなる群から選択される1種以上との組み合わせ、並びにYU3と、KO1との組み合わせに係る培養上清が、それぞれう蝕菌、カンジダ菌及び歯周病菌の少なくとも1種に対して高い抗菌活性を有する。特に当該組み合わせでは、う蝕菌及びカンジダ菌の両方に高い抗菌活性を有する。したがって、これら組み合わせの菌株由来の菌体等は、う蝕菌、カンジダ菌又は歯周病菌を原因とする疾患の予防、改善又は治療に有効である。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等な発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、う蝕菌、カンジダ菌又は歯周病菌を原因とする疾患の予防、改善又は治療に好適である。
Claims (6)
- ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
を含む、抗菌用組成物。 - ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1065菌株の菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物と、
を含む、抗菌用組成物。 - 医薬である、
請求項1又は2に記載の抗菌用組成物。 - 請求項1又は2に記載の抗菌用組成物を含有する、食品。
- ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1559菌株と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE BP−771菌株、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei) NITE BP−775菌株からなる群から選択される少なくとも1種以上と、を共培養する培養ステップを含む、
菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法。 - ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei) NITE BP−772菌株と、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus) NITE P−1065菌株と、を共培養する培養ステップを含む、
菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016245868A JP2018100228A (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016245868A JP2018100228A (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018100228A true JP2018100228A (ja) | 2018-06-28 |
Family
ID=62714099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016245868A Pending JP2018100228A (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018100228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110408577A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-11-05 | 西南大学 | 一株控制蔬菜细菌性软腐病的干酪乳杆菌及其应用 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05336952A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-21 | Valio Mejerien Keskusosuusliik | 新規の微生物株、その菌株を含む細菌製剤、および酵母およびカビの制御のための上記菌株および製剤の使用 |
WO2011007584A1 (ja) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | 国立大学法人広島大学 | 口腔内疾患の予防、改善又は治療剤 |
WO2012108518A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 国立大学法人広島大学 | ラクトバチルス・ラムノーサス由来のバクテリオシン |
JP2014512178A (ja) * | 2011-04-08 | 2014-05-22 | セーホーエル.ハンセン アクティーゼルスカブ | 合成抗微生物効果 |
JP2014218491A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-11-20 | 国立大学法人広島大学 | 乳酸菌の菌体等、並びにこれらを含有する口腔内疾患の予防材等及び食品 |
WO2016109852A2 (en) * | 2015-01-02 | 2016-07-07 | Melaleuca, Inc. | Bacterial compositions |
-
2016
- 2016-12-19 JP JP2016245868A patent/JP2018100228A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05336952A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-21 | Valio Mejerien Keskusosuusliik | 新規の微生物株、その菌株を含む細菌製剤、および酵母およびカビの制御のための上記菌株および製剤の使用 |
WO2011007584A1 (ja) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | 国立大学法人広島大学 | 口腔内疾患の予防、改善又は治療剤 |
WO2012108518A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 国立大学法人広島大学 | ラクトバチルス・ラムノーサス由来のバクテリオシン |
JP2014512178A (ja) * | 2011-04-08 | 2014-05-22 | セーホーエル.ハンセン アクティーゼルスカブ | 合成抗微生物効果 |
JP2014218491A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-11-20 | 国立大学法人広島大学 | 乳酸菌の菌体等、並びにこれらを含有する口腔内疾患の予防材等及び食品 |
WO2016109852A2 (en) * | 2015-01-02 | 2016-07-07 | Melaleuca, Inc. | Bacterial compositions |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110408577A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-11-05 | 西南大学 | 一株控制蔬菜细菌性软腐病的干酪乳杆菌及其应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10143712B2 (en) | Prophylactic, ameliorating or therapeutic agent for oral diseases | |
KR102028744B1 (ko) | 면역증강 활성, 항산화 활성 및 소화액 내성을 갖는 락토바실러스 플란타룸 hy7717 균주 및 그의 용도 | |
EP2606155B1 (en) | Probiotic composition for oral health | |
KR101638984B1 (ko) | 나노형 김치 유산균 | |
US11642306B2 (en) | Fermented honey product and production method therefor | |
JP7179343B2 (ja) | 新規な乳酸菌株およびそれを含む免疫賦活剤 | |
JP6110240B2 (ja) | 乳酸菌の菌体等、並びにこれらを含有する口腔内疾患の予防材等及び食品 | |
JP6651202B1 (ja) | ストレプトコッカス・サリバリウスに属する新規乳酸菌およびその利用 | |
JP6744542B2 (ja) | ラクトバチルス属乳酸菌の培養方法 | |
KR102320379B1 (ko) | 신규 락토바실러스 플란타룸 균주 및 이의 용도 | |
JP5544234B2 (ja) | 歯周病菌生育抑制用組成物 | |
JP2018100228A (ja) | 抗菌用組成物、食品、及び菌体若しくは菌体培養物又はこれらの抽出物の製造方法 | |
KR20180071721A (ko) | 발효 꾸지뽕 추출물을 포함하는 항산화 또는 주름 개선용 조성물 | |
JP2011254773A (ja) | 乳酸菌の菌株及びこれを利用したアレルギー抑制剤 | |
TWI733207B (zh) | 植物乳桿菌菌株、含其之組成物、其製造方法及其用於製備抑制或減少口腔病原菌之組成物的用途 | |
Ohshima et al. | Bacterial cell-free probiotics using effective substances produced by probiotic bacteria, for application in the oral cavity | |
JP7444368B1 (ja) | チューリップの花から分離したラクチプランチバチルス・プランタルムに属する新規乳酸菌及びその利用 | |
JP7362081B2 (ja) | 新規な乳酸菌株及びその用途 | |
KR20230102580A (ko) | 고초균을 이용한 두유 요거트 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191010 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200908 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210302 |