JP2018099148A - ラチェットクリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで汎用性があり、鉗子等の医療器具を所望の開閉角度に保持してラチェットを外れないようにすることである。【解決手段】鉗子100のラチェット104に着脱可能なラチェットクリップ10であって、基部11と、基部11から延出してラチェット104の係合状態を保持する一対の舌片12,12とを備えた。このラチェットクリップ10の舌片12,12の間にラチェット104を挿入する。ラチェットクリップ10は、ラチェット104から脱落しない。【選択図】図5

Description

本発明は、ラチェットを有する医療器具のラチェットを固定するラチェットクリップに関する。
医療分野において使用される医療器具には、ラチェットを有する鉗子や聴診器がある。このうち、例えば、鉗子は、手術時に用いるチューブや臓器組織等の被挟持物を挟持した状態で維持するためにラチェットを備えている。すなわち、鉗子には、鉗子先端部の把持強度を調整するために、握り込み操作を段階的に行え、かつ、その状態を維持するためのラチェットが設けられている。このラチェットには、鉗子先端部を所望の開閉角度に維持することが求められている。
鉗子先端部を所望の開閉角度に維持する構成として、コイルばねによりラチェット爪を係合する方向に付勢する構成(例えば、特許文献1参照)、ラチェットを、鉗子の回動軸を中心とする円弧に沿う湾曲形状とする構成(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
実用新案登録第3115282号公報 実開平07−027592号公報
特許文献1に記載の構成では、鉗子毎にコイルばねを設ける必要があり、鉗子の構成が複雑になり部品点数も増えるので鉗子のコストアップになる。また、その操作性も煩雑である。特許文献2に記載の構成では、ラチェットのラチェット爪が互いに離間する方向に変形した場合には、ラチェット爪の係合が外れてしまう可能性がある。
そこで、本発明では、低コストで汎用性があり、鉗子等の医療器具を所望の開閉角度に保持してラチェットを外れないようにするラチェットクリップを提供することを目的とする。
本発明のラチェットクリップは、回動して開閉する一対の開閉部材と、前記開閉部材に設けられたラチェットとを備えた医療器具の前記ラチェットに着脱可能なラチェットクリップであって、基部と、前記基部から延出して前記ラチェットの係合状態を保持する一対の舌片とを備えたことを特徴とする。
また、両舌片の前記ラチェットの保持状態における、前記両舌片と前記ラチェットとの隙間が、前記ラチェットの係合長さよりも小さいことを特徴とする。
また、前記両舌片のうち少なくとも一方の対向面に、対向間隔が前記舌片の先端側に向かって拡がる階段状の段部が設けられていることを特徴とする。
また、両舌片のうち少なくとも一方の前記舌片が弾性を有し、前記ラチェットを挟み込んで保持することを特徴とする。
また、前記基部を前記開閉部材に取り付ける取付紐を備えることを特徴とする。
また、前記開閉部材に摺動可能に保持される摺動保持部を備え、前記摺動保持部は、前記両舌片を、前記両舌片の間に前記ラチェットが来る位置、または、前記両舌片の間から前記ラチェットが離れる位置に移動することを特徴とする。
また、前記開閉部材に回動可能に保持される回動保持部を備え、前記回動保持部は、前記両舌片を、前記両舌片の間に前記ラチェットが来る位置、または、前記両舌片の間から前記ラチェットが離れる位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、低コストで汎用性があり、鉗子等の医療器具のラチェットを保持して医療器具を所望の開閉角度に固定することができる。
ラチェットクリップが適用される鉗子の平面図である。 第1の実施形態を示すラチェットクリップの斜視図である。 第1の実施形態を示すラチェットクリップの3面図であり、(A)は平面図を示し、(B)は側面図を示し、(C)は正面図を示す。 第1の実施形態を示すラチェットクリップを鉗子のラチェットに取り付けたときの拡大図を示し、(A)はラチェット爪が係合している状態を示し、(B)はラチェット爪が外れようとした状態を示す。 第1の実施形態を示すラチェットクリップの使用方法を説明する図であり、(A)はラチェットクリップを鉗子のラチェットに取り付ける状態を示し、(B)はラチェットクリップにより鉗子のラチェットを固定した状態を示す。 第1の実施形態のラチェットクリップの変形例を説明する図であり、(A)は両方の舌片対向面に形成された段部を示し、(B)は一方の舌片対向面にのみ形成された段部を示す。 第2の実施形態のラチェットクリップの側面図であり、(A)はラチェットを挟み込む前の状態を示し、(B)は厚さの薄いラチェットを挟み込んだ状態を示し、(C)は厚さの厚いラチェットを挟み込んだ状態を示す。 第3の実施形態を示すラチェットクリップの概略図である。 第3の実施形態を示すラチェットクリップを鉗子に取り付けた状態を示す、鉗子の指掛け部の拡大斜視図である。 第4の実施形態を示すラチェットクリップの斜視図である。 第4の実施形態を示すラチェットクリップの3面図であり、(A)は側面図を示し、(B)は平面図を示し、(C)は正面図を示す。 第4の実施形態を示すラチェットクリップの使用方法を説明する図であり、(A)はラチェットクリップを鉗子の柄に取り付けた状態を示し、(B)はラチェットクリップにより鉗子のラチェットを保持した状態を示す。 第5の実施形態を示すラチェットクリップの斜視図である。 第5の実施形態を示すラチェットクリップの3面図であり、(A)は平面図を示し、(B)は側面図を示し、(C)は背面図を示す。 第5の実施形態を示すラチェットクリップの使用方法を説明する図であり、(A)はラチェットクリップを鉗子の指掛け部に取り付けた状態を示し、(B)はラチェットクリップにより鉗子のラチェットを保持した状態を示す。
第1の実施形態のラチェットクリップ10について図1〜5を参照して説明する。ラチェットクリップ10は、鉗子100のラチェット104に着脱可能な部材である。
最初に、鉗子100について簡単に説明する。図1に示すように、鉗子100は、一対の鉗子片101,102(開閉部材)と、これらの鉗子片101,102を回動自在に接続する回動軸103とを備える鋏状の構成である。一対の鉗子片101,102は略同様な形状であり、回動支点となる回動軸103を挟んで一方の端部に形成される挟持部101a,102aと、回動軸103を挟んで他方の端部に形成される指掛け部101b,102bとを備えている。鉗子片101,102の指掛け部101b,102bの近傍には、ラチェット104が設けられている。ラチェット104は、互いに係合するラチェット爪104a,104bを含む。
次にラチェットクリップ10の構成について図2〜5を参照して説明する。図2に示すように、ラチェットクリップ10は樹脂部材であり、使用者が把持する基部11と、この基部11から延出する一対の舌片12,12とを有している。舌片12,12は、互いに平行して延出している。
ラチェットクリップ10は側面視においてコ字形状である。すなわち、基部11及び舌片12,12によってコ字部を形成しており、このコ字部で鉗子100のラチェット104を保持する。このため、舌片12,12の延出長さは、鉗子100のラチェット104を保持する長さを有している。また、舌片12,12の幅は、鉗子100のラチェット104を保持するのに十分な幅を有している。
舌片12,12の対向面12a,12aには、この対向面12a,12aから突出する凸部13,13が設けられている。凸部13,13は、舌片12,12及び基部11により形成されるコ字部の奥側においてラチェット104を保持するように、舌片12,12の先端側に設けられている。
舌片12,12の対向面12a,12aの間隔L1は、鉗子100のラチェット104の厚さL2よりも僅かに大きく設定されている。また、凸部13,13の間隔L3は、鉗子100のラチェット104の厚さL2より小さく設定されている。
図4(A)において、間隔L1及び厚さL2の関係について詳しく説明する。舌片12と、ラチェット104のラチェット爪104aとの隙間L4は、隙間L4=間隔L1−厚さL2である。そして、隙間L4は、ラチェット104のラチェット爪104a,104bの係合長さL5よりも小さく設定されている。すなわち、隙間L4<係合長さL5となるように設定されている。このように設定する理由については後述する。
次に、ラチェットクリップ10による鉗子100のラチェット104の外れ防止について説明する。図1において、挟持部101a,102aにより、手術時に用いるチューブや臓器組織等の被挟持物を挟むと、図5(A)に示すように、ラチェット104のラチェット爪104a,104bが互いに係合することによってこの挟持状態が保持される。
次に、鉗子100の使用者がラチェットクリップ10の基部11を把持して、図5(A)の矢印F1で示すように、ラチェットクリップ10をラチェット104に取り付ける。そして、図5(B)に示すように、ラチェットクリップ10の舌片12,12の間にラチェット104を挿入する。すなわち、ラチェット104が凸部13,13を乗り越えて、ラチェットクリップ10のコ字部の奥側に到達するまで、ラチェットクリップ10をラチェット104に押し込む。この押し込みによって、ラチェット104にラチェットクリップ10が取り付けられる。また、ラチェットクリップ10は、凸部13,13がラチェット104に引っ掛かるので、ラチェット104からの脱落が防止されて、ラチェット104に取り付けられた状態を保つ。
この状態において、図4(B)に示すように、ラチェット爪104a,104bが互いに離間する方向(図中矢印F2参照)に動いて、ラチェット爪104a,104bの係合が外れようとすると、隙間L4<係合長さL5の関係に設定されているので、ラチェット爪104a,104bの係合が外れる前に、ラチェット爪104a,104bが舌片12,12に当接する。この結果、ラチェット爪104a,104bは、それ以上離間する方向に動くことができず、ラチェット爪104a,104bの係合が外れることが防止される。すなわち、図4(A)に示すように、隙間L4を係合長さL5よりも小さく設定することにより、舌片12,12によってラチェット爪104a,104bの係合状態が保持されて、ラチェット爪104a,104bの係合が外れることを防止することができる。
また、ラチェットクリップ10を矢印F1とは逆方向に引き抜いて、ラチェットクリップ10をラチェット104から取り外すことによって、ラチェット104の保持を解除できる。
このように、ラチェット104のラチェット爪104a,104bの係合が外れることを防止でき、鉗子100を所望の開閉角度に固定保持することができる。また、ラチェットクリップ10は樹脂部材であるので低コストで製造することができる。
なお、ラチェットクリップ10を樹脂部材に代えてゴム部材としてもよい。また、金属により形成してもよい。金属により形成する場合、舌片12,12のラチェット104に接触する部分に樹脂コーティングを行ってラチェット104に傷がつかないようにすることが好ましい。
次に、舌片12,12の対向面12a,12aの変形例について説明する。以下に説明する変形例及び各実施形態において、第1の実施形態において説明した構成要素と同様の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6(A)に示すように、対向面12a,12aには、ラチェットクリップ10の開口部から基部11に向かって対向間隔が徐々に狭くなる階段形状である段部14a,14b,14cがそれぞれ形成されている。すなわち、段部14a,14b,14cは、舌片12,12の先端に向かって拡がっている。
厚さが厚いラチェット104を段部14a,14aで挟み込み、厚さが薄いラチェット104を段部14c,14cで挟み込み、また、この中間の厚さのラチェット104を段部14b,14bで挟み込む。このように、段部14a,14b,14cを形成することによって、厚さが異なる複数のラチェット104に対応することができ、ラチェットクリップ10の汎用性を向上することができる。また、図6(B)に示すように、段部15a,15b,15cを、対向面12a,12aのいずれか一方の面にのみ形成してもよい。
次に、第2の実施形態について図7を参照して説明する。図7(A)に示すように、樹脂部材であるラチェットクリップ30は、基部11と、この基部11から延出して、先端が互いに近接する折曲舌片31,31とを有している。折曲舌片31,31は、互いに離間する方向に弾性変形可能である。折曲舌片31,31により、ラチェットクリップ30の開口側が狭くなり、コ字部の奥側が広くなっている。折曲舌片31,31の先端部に凸部32,32が形成されている。
ラチェットクリップ30によるラチェット104の挟み込み保持について説明する。まず、厚さが薄いラチェット104の場合、図7(B)に示すように、ラチェットクリップ30をラチェット104に押し込むと、折曲舌片31,31が僅かに広がってラチェット104を挟み込んでラチェット104を固定保持する。
すなわち、折曲舌片31,31がラチェット104により押し広げられることにより弾性変形して、その弾性変形による付勢力によって折曲舌片31,31がラチェット104を挟み込んで保持する。なお、凸部32,32がラチェット104に係止されることにより、ラチェットクリップ30のラチェット104からの脱落が抑制されるが、この凸部32,32は必須の構成ではない。つまり、折曲舌片31,31の弾性変形による付勢力によってラチェット104を十分に挟み込み保持することができる。
一方、厚さが厚いラチェット104の場合、図7(C)に示すように、折曲舌片31,31が大きく広がってラチェット104を挟み込んでラチェット104を保持する。この場合も、折曲舌片31,31の弾性変形による付勢力によってラチェット104を挟み込み保持する。
このように、折曲舌片31,31の弾性変形によって、ラチェット104を挟み込んで保持する。このため、ラチェット爪104a,104bが互いに離間する方向に動いて、ラチェット爪104a,104bの係合が外れようとしても、折曲舌片31,31による保持によって、ラチェット爪104a,104bは、離間する方向に動くことができず、ラチェット爪104a,104bの係合が外れることが防止される。また、一つのラチェットクリップ30で、厚さが異なるラチェット104に対応することができ、ラチェットクリップ30の汎用性を向上することができる。
次に、第3の実施形態について図8、9を参照して説明する。図8、9に示すように、ラチェットクリップ10には、このラチェットクリップ10を鉗子100の指掛け部101b,102bのいずれかに取り付ける取付紐21が設けられている。取付紐21は、指掛け部101b,102bに取り付ける環状部21aと、環状部21aとラチェットクリップ10とを連結する連結部21bとを含む。連結部21bの一端は、ラチェットクリップ10の基部11に接続されており、他端は環状部21aに接続されている。
図9に示すように、環状部21aを指掛け部102bに通して、この環状部21aにラチェットクリップ10を通すことによって、環状部21aが指掛け部102bに巻き付けられる。そして、ラチェットクリップ10は指掛け部102bに取り付けられる。
このように、ラチェットクリップ10を鉗子100の指掛け部102bに取り付けることによって、ラチェットクリップ10を鉗子100のラチェット104から取り外した場合にラチェットクリップ10の紛失(脱落)を防止することができる。なお、取付紐21をワイヤーや鎖としてもよい。
次に、第4の実施形態について図10〜12を参照して説明する。図12に示すように、ラチェットクリップ40は、ラチェットクリップ40を鉗子片102に摺動可能に保持する摺動保持部41を備えている。
図10、11に示すように、摺動保持部41は、基部11から略直角に延出しており、長い基部11と短い摺動保持部41とによって略L字形状をなしている。摺動保持部41の先端には、鉗子片101,102の柄の径L6よりも小さい開口幅L7を有するスリット42が形成されている。スリット42は、舌片12,12の延出方向と平行する方向に沿って設けられている。スリット42の底部には、鉗子片101,102の柄の径L6よりも僅かに大きい径L8を有する円筒部43が形成されている。
ラチェットクリップ40の使用方法について図12を参照して説明する。図12(A)に示すように、ラチェットクリップ40の摺動保持部41を鉗子片102の柄に係合する。摺動保持部41のスリット42は、鉗子片102の柄よりも小さい開口幅L7であるので、摺動保持部41の先端を広げて鉗子片102の柄をスリット42に通す。スリット42を通過した鉗子片102の柄は円筒部43に収容される。円筒部43は、鉗子片102の柄よりも大きい径L8であるので、ラチェットクリップ40は、鉗子片102の柄に沿って摺動することができる。
そして、図12(A)の矢印F3で示すように、ラチェットクリップ10の舌片12,12の間にラチェット104が挿入されるように、ラチェットクリップ40を鉗子片102の柄に沿って摺動する。次に、図12(B)に示すように、ラチェットクリップ40の舌片12,12の間にラチェット104が位置すると、ラチェット104にラチェットクリップ40が取り付けられる。このラチェットクリップ40の取り付けによって、ラチェット爪104a,104bの係合が外れることを防止できる。また、ラチェットクリップ40を、矢印F3とは逆方向に摺動させることによって、ラチェット104の保持を解除できる。
このように、ラチェットクリップ40を鉗子片102の柄に沿って摺動することにより、ラチェット104の保持及びその解除を容易に行うことができ、操作性を向上することができる。また、ラチェットクリップ40が、鉗子片102の柄から脱落することもないので、ラチェットクリップ40の紛失を防止することができる。
なお、ラチェットクリップ40を鉗子片101の柄に取り付けて摺動してもよい。また、ラチェットクリップ40を、鉗子100の指掛け部101b,102b側に取り付けて、指掛け部101b,102bに沿って摺動させてもよい。
次に、第5の実施形態について図13〜15を参照して説明する。図13に示すように、ラチェットクリップ50は、このラチェットクリップ50を鉗子片102に回動可能に保持する回動保持部51を備えている。回動保持部51は、舌片12,12からそれぞれ分岐して延出する分岐舌片52,52と、分岐舌片52,52に設けられ、鉗子片101,102を挟持して回動支点となる突起53,53とを有する。
分岐舌片52,52は、舌片12,12の側部から、舌片12,12の延出方向に対して略直角な方向に延び出ている。分岐舌片52,52の先端部の互いに対向する面には、突起53,53がそれぞれ設けられている。図14(C)において、突起53,53の間隔L9は、鉗子片101,102の柄の径L6よりも小さく設定されており、この突起53,53によって鉗子片101,102の柄を挟持する。
ラチェットクリップ50の使用方法について図15を参照して説明する。図15(A)に示すように、ラチェットクリップ50をラチェット104の近傍の指掛け部102bに取り付ける。すなわち、分岐舌片52,52の突起53,53によりラチェット104の近傍の指掛け部102bを挟持して、突起53,53を回動支点として、ラチェットクリップ50を指掛け部102bに回動可能に取り付ける。
そして、図15(A)の矢印F4で示すように、ラチェットクリップ50の舌片12,12の間にラチェット104が挿入されるように、ラチェットクリップ50を回動する。このとき、凸部13がラチェット104を乗り越えるまで、ラチェットクリップ50を回動する。次に、図15(B)に示すように、ラチェットクリップ50の舌片12,12の間にラチェット104が位置すると、ラチェット104にラチェットクリップ50が取り付けられる。また、ラチェットクリップ50を、矢印F4とは逆方向に回動することによって、ラチェット104の保持を解除できる。
このように、ラチェットクリップ50を、指掛け部102bに対して回動可能に取り付けることにより、ラチェット104の保持及びその解除を容易に行うことができ、操作性を向上することができる。また、ラチェットクリップ50が、指掛け部102bから脱落することもないので、ラチェットクリップ50の紛失を防止することができる。
なお、ラチェットクリップ50を指掛け部101bに取り付けて回動してもよい。また、指掛け部102bの突起53,53に対応する部分に、突起53,53が係合する凹部を設けることが好ましい。この凹部によって、ラチェットクリップ50の位置決めを行うことができるとともに、ラチェットクリップ50の回動も容易に行うことができる。
10,30,40,50 ラチェットクリップ、11 基部、12 舌片、12a 対向面、13,32 凸部、14a,14b,14c,15a,15b,15c 段部、21 取付紐、21a 環状部、21b 連結部、31 折曲舌片、41 摺動保持部、42 スリット、43 円筒部、51 回動保持部、52 分岐舌片、53 突起、100 鉗子、101,102 鉗子片、101a,102a 挟持部、101b,102b 指掛け部、103 回動軸、104 ラチェット、104a,104b ラチェット爪。

Claims (7)

  1. 回動して開閉する一対の開閉部材と、前記開閉部材に設けられたラチェットとを備えた医療器具の前記ラチェットに着脱可能なラチェットクリップであって、
    基部と、前記基部から延出して前記ラチェットの係合状態を保持する一対の舌片とを備えたことを特徴とするラチェットクリップ。
  2. 請求項1に記載のラチェットクリップであって、
    両舌片の前記ラチェットの保持状態における、前記両舌片と前記ラチェットとの隙間が、前記ラチェットの係合長さよりも小さいことを特徴とするラチェットクリップ。
  3. 請求項2に記載のラチェットクリップであって、
    前記両舌片のうち少なくとも一方の対向面に、対向間隔が前記舌片の先端側に向かって拡がる階段状の段部が設けられていることを特徴とするラチェットクリップ。
  4. 請求項1に記載のラチェットクリップであって、
    両舌片のうち少なくとも一方の前記舌片が弾性を有し、前記ラチェットを挟み込んで保持することを特徴とするラチェットクリップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のラチェットクリップであって、
    前記基部を前記開閉部材に取り付ける取付紐を備えることを特徴とするラチェットクリップ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のラチェットクリップであって、
    前記開閉部材に摺動可能に保持される摺動保持部を備え、
    前記摺動保持部は、前記両舌片を、前記両舌片の間に前記ラチェットが来る位置、または、前記両舌片の間から前記ラチェットが離れる位置に移動することを特徴とするラチェットクリップ。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のラチェットクリップであって、
    前記開閉部材に回動可能に保持される回動保持部を備え、
    前記回動保持部は、前記両舌片を、前記両舌片の間に前記ラチェットが来る位置、または、前記両舌片の間から前記ラチェットが離れる位置に移動することを特徴とするラチェットクリップ。
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