JP4935040B2 - 内視鏡用クリップ - Google Patents
内視鏡用クリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4935040B2 JP4935040B2 JP2005288480A JP2005288480A JP4935040B2 JP 4935040 B2 JP4935040 B2 JP 4935040B2 JP 2005288480 A JP2005288480 A JP 2005288480A JP 2005288480 A JP2005288480 A JP 2005288480A JP 4935040 B2 JP4935040 B2 JP 4935040B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- clip
- arm
- tightening ring
- closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
しかし、爪部922が長い場合、硬性組織を結紮した際に爪部922が変形、把持力が低下し、確実な把持ができない問題があった。
基端部と、基端部より延出し自己拡開性により開腕する両腕部とを有する本体と、
前記本体に、進退可能に挿通された締付け部材と、を備え、
前記両腕部は、前記基端部より延出する湾曲部と、前記湾曲部より先端側へ延出する略直線状の把持部と、該把持部の先端に設けられた本体先端爪部と、を含み、
前記湾曲部の対向する内側面の少なくとも一方の中央に、他方の対向する前記内側面方向に突出して、前記湾曲部の腕幅よりも狭幅のリブが設けられており、
前記締付け部材が前記基端部側へ移動したとき前記両腕部が開腕するとともに、前記締付け部材が前記基端部から前記湾曲部側へ移動したときに前記リブが前記湾曲部の対向する前記内側面に当接することにより、前記湾曲部の前記内側面同士の間隔が、前記リブと前記内側面とが当接する距離より短くなることなく前記両腕部が閉腕するように構成されたことを特徴とする。
さらに、湾曲部の先端側に、締付け部材の基端部側への移動を規制する第一の段差部が設けられ、係合部のさらに先端側に、締付け部材の先端側への移動を規制する第二の段差部が設けられ、締付け部材が第一の段差部から第二の段差部の間の領域にあるとき、両腕部が閉腕する構成としてもよい。これにより、最適な結紮が確認できたあとに、体組織の結紮を確実に維持することができ、また、締付け部材が、本体の先端側に進みすぎ締付け部材が、先端側から脱落することを防止できる。
本体200は、基端部500と、基端部500より延出し自己拡開性により開腕する両腕部220とを備える。
締付け部材(締付けリング)300は、本体200に、進退可能に挿通されている。
両腕部220は、基端部500より延出する湾曲部600と、湾曲部600より先端側へ延出する略直線状の組織把持湾部700と、組織把持湾部700の先端に設けられた本体先端爪部210とを含む。基端部500には凸部221が設けられている。湾曲部600の先端側(組織把持湾部700)には、締付け部材300と係合し締付け部材300の基端部側への移動を規制する第一の段差部222が設けられ、第一の段差部222のさらに先端側に、締付け部材300の先端側への移動を規制する第二の段差部223が設けられている。締付け部材300が第一の段差部222から第二の段差部223の間の領域にあるとき、両腕部が閉腕するように構成されている。
湾曲部600の対向する内側面のそれぞれにリブ225(閉腕角度補正部材)が設けられており、締付け部材300が基端部500側へ移動したとき開腕するとともに、湾曲部600側へ移動したときにリブ225が介在した状態で両腕部220が閉腕するように構成されている。リブ225の位置は、特に限定はされるものではないが、湾曲部600で両腕部220が対向する面側の内側の略中央にあることが好ましい。
リブ225が介在した状態で両腕部220が閉腕したとき、両腕部220の各腕は、平行となる。
次に、操作ワイヤ410を引っ張り込んだ反対の方向に戻せば、一対の操作ワイヤ先端鉤420には自己拡開機能が付与されているため、クリップ基端コの字状部230から一対の操作ワイヤ先端鉤420が自動的に外れる。本体200を保持している締付けリング300は前記のとおり、第一の段差部222に位置しており、本体200と締付けリング300内壁の接触面積が大きく、強く係合しているため、本体200は生体組織をしっかりと把持でき、すぐに外れてしまうことがなく、長期に渡り生体組織を把持した状態を維持することができる。
また爪部開き幅Lは、本体腕の長さと、湾曲部600の曲げの強弱によって自由に決定でき、特に限定はされないが、本体閉腕時における締付けリング300の先端から本体先端までの長さNの2倍以下が好ましく、この開腕幅のとき、寄せてきた組織をしっかりと把持することができる。
また締付けリング300の材質としては本体200を閉じた状態に維持できる剛性があり、そして消化液などによる劣化の少ない材質、例えば金属やプラスチックが好ましい。
湾曲部600先端側境界に、締付けリング300の本体先端側への移動を規制する規制部224が設けられている。本体200が、第一の外力により湾曲部600先端側境界まで締付けリング300内に引き込まれると、本体先端爪部210が合わさり嵌合され、図5に示すように生体組織(図示せず)を把持した状態となる。またこのとき、湾曲部600先端側境界に設けられている規制部224が締付けリング300先端と当接する。この状態において本体200は、先端本体先端爪部210同士が嵌合し、組織をしっかりと結紮した状態にあるため、本体200の閉腕操作による止血、縫縮などの結紮効果を確認することができる。
図9に示すように、規制部224が、両腕部220のそれぞれ対向する内側に加工され、また、図10に示すように、締付けリング300の内腔にリブ状に締付けリング側規制部310を設けてもよい。本実施形態の内視鏡用クリップ1に締付けリング300を図10に示す左側面から係合させると、第一の外力により図11(a)に示すように規制部224と締付けリング側規制部310が当接し、最適な結紮を確認した後に、第二の外力により規制部224とリング側規制部310の少なくとも一方が変形、または折れることにより、締付けリング300が本体先端側へ進行して第一の段差部222と強く係合し、図11(b)に示すようにクリップの閉腕状態が維持される。
上記のような締付けリング側規制部310を備える締付けリング300を用いた場合、この締付けリング側規制部と当接する本体に設けられた規制部は、図14に示すように、本体200のように、本体200の基端側の板平面に設けられたスリット状規制部228であっても良い。この本体200の基端部500に、例えば図10に示す締付けリング300を図10に示す左側面から、締付けリング側規制部310が本体のスリット状規制部228に係合するように装着すると、第一の外力によって図15(a)に示すように向かい合う本体先端爪部210が嵌合し、かつ締付けリング側規制部310とスリット228の本体先端側端面が当接して締付けリング300の本体先端側への移動が係止され、適切な把持が確認できた後に第二の外力によって締付けリング側規制部310が変形または折れて締付けリング300が本体先端側へ進行し、第一の段差部222と係合して図15(b)に示すように閉腕状態を維持させることが可能となる。このスリット状規制部228は、締付けリング側規制部310と当接して、締付けリング300の本体先端側への移動を係止できれば良いため、本体板を貫通している必要はなく、特に限定はされないが、例えば向かい合う本体腕外面から内面へ打ち出された凹状で合っても良い。
2 内視鏡用クリップ装置
100 生体組織
200 本体
210 本体先端爪部
220 両腕部(腕部)
221 凸部
222 第一の段差部
223 第二の段差部
224 規制部
225 リブ(閉腕角度補正部材)
226 凹部
227 クリップ基端部平面
228 スリット状規制部
230 クリップ基端コの字状部
240 腕補強部材
300 締付け部材(締付けリング)
310 締付けリング側規制部
410 操作ワイヤ
420 操作ワイヤ先端鉤
430 操作部材
500 基端部
600 湾曲部
700 組織把持腕部
900 クリップ
910 基端連結部
920 クリップ腕
921 クリップ腕
922 クリップ先端爪部
930 括れ部
940 操作部材
950 クリップ閉じリング
L 爪部開き幅
M 爪部当接時の向かい合うクリップ腕先端幅
N クリップ閉成時における締付けリング300先端からクリップ先端までの長さ
P 閉腕角度補正部材の幅P
Q クリップ最小腕幅
R 締付けリング300側規制部の高さ
S 向かい合う締付けリング300側規制部の間隔
T クリップ閉腕操作時に締付けリング300側規制部が通過するクリップ断面における向かい合うクリップ腕内面の最小幅
Claims (3)
- 基端部と、基端部より延出し自己拡開性により開腕する両腕部とを有する本体と、
前記本体に、進退可能に挿通された締付け部材と、を備え、
前記両腕部は、前記基端部より延出する湾曲部と、前記湾曲部より先端側へ延出する略直線状の把持部と、該把持部の先端に設けられた本体先端爪部と、を含み、
前記湾曲部の対向する内側面の少なくとも一方の中央に、他方の対向する前記内側面方向に突出して、前記湾曲部の腕幅よりも狭幅のリブが設けられており、
前記締付け部材が前記基端部側へ移動したとき前記両腕部が開腕するとともに、前記締付け部材が前記基端部から前記湾曲部側へ移動したときに前記リブが前記湾曲部の対向する前記内側面に当接することにより、前記湾曲部の前記内側面同士の間隔が、前記リブと前記内側面とが当接する距離より短くなることなく前記両腕部が閉腕するように構成された
ことを特徴とする内視鏡用クリップ。 - 前記リブが前記湾曲部の対向する前記内側面の双方に設けられ、一方の前記リブが他方の前記リブと当接して、前記両腕部が閉腕したとき、前記把持部同士が離間した状態となる、請求項1に記載の内視鏡用クリップ。
- 前記湾曲部の先端側に、前記締付け部材の基端部側への移動を規制する第一の段差部が設けられ、
前記第一の段差部のさらに先端側に、前記締付け部材の先端側への移動を規制する第二の段差部が設けられ、
前記締付け部材が前記第一の段差部から前記第二の段差部の間の領域にあるとき、前記両腕部が閉腕するように構成された、請求項1または2に記載の内視鏡用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288480A JP4935040B2 (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 内視鏡用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288480A JP4935040B2 (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 内視鏡用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007097664A JP2007097664A (ja) | 2007-04-19 |
JP4935040B2 true JP4935040B2 (ja) | 2012-05-23 |
Family
ID=38025203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005288480A Expired - Fee Related JP4935040B2 (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 内視鏡用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4935040B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104869917A (zh) * | 2013-05-07 | 2015-08-26 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜处理器具 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8920305B2 (en) | 2007-01-19 | 2014-12-30 | Advanced Bariatric Technology, Llc | Vertically oriented band for stomach |
JP2009000364A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Bekutoronikusu:Kk | 生体組織のクリップ装置 |
US8529585B2 (en) | 2010-01-29 | 2013-09-10 | Advanced Bariatric Technology, Llc | Surgical clamp and surgical clamp installation tool |
JP5579004B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2014-08-27 | 富士フイルム株式会社 | 結紮装置及びこれに用いるクリップユニット |
WO2012121439A1 (ko) * | 2011-03-10 | 2012-09-13 | 주식회사 파인메딕스 | 개폐성(開閉性)을 가지는 개폐 클립과 이를 이용한 개폐 클립 처치구 |
IL305906A (en) | 2012-08-09 | 2023-11-01 | Advanced Bariatric Tech Llc | Polymeric molded bariatric core and installation method |
JP5750619B2 (ja) * | 2013-05-07 | 2015-07-22 | オリンパス株式会社 | クリップユニット |
JP5750620B2 (ja) | 2013-05-07 | 2015-07-22 | オリンパス株式会社 | 内視鏡処置具 |
IL314499A (en) | 2014-08-26 | 2024-09-01 | Advanced Bariatric Tech Llc | Bariatric clamp with sewing parts, magnetic and curved inserts |
US11337839B2 (en) | 2016-07-07 | 2022-05-24 | Advanced Bariatric Technology, Llc | Inflatable bariatric clamp |
US10932938B2 (en) | 2017-07-24 | 2021-03-02 | Advanced Bariatric Technology, Llc | Clamp installation tool |
EP3984471A1 (en) | 2020-10-16 | 2022-04-20 | Olympus Medical Systems Corp. | Bendable clip device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9722203D0 (en) * | 1997-10-21 | 1997-12-17 | Univ London | Surgical clip |
JP2000287981A (ja) * | 1999-04-12 | 2000-10-17 | Masahide Omae | 生体腔内留置クリップ |
JP4046981B2 (ja) * | 2001-11-13 | 2008-02-13 | ペンタックス株式会社 | 内視鏡用クリップ装置 |
EP1604614A4 (en) * | 2003-03-17 | 2010-03-10 | Sumitomo Bakelite Co | CLIP AND CLIP APPLICATOR FOR BIOLOGICAL TISSUE |
JP4133969B2 (ja) * | 2004-08-18 | 2008-08-13 | 住友ベークライト株式会社 | クリップおよびクリップ装置 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005288480A patent/JP4935040B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104869917A (zh) * | 2013-05-07 | 2015-08-26 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜处理器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007097664A (ja) | 2007-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4935040B2 (ja) | 内視鏡用クリップ | |
JP4475229B2 (ja) | 内視鏡用クリップ | |
EP3610804B1 (en) | Ligation clip with improved hinge | |
JP4360383B2 (ja) | クリップ装置 | |
JP7323111B2 (ja) | ポリマー結紮クリップ | |
EP2275044B1 (en) | Surgical clip | |
EP1399072B1 (en) | Surgical clip | |
US6776783B1 (en) | Surgical clips and apparatus and method for clip placement | |
US20160354089A1 (en) | Ligation clip with flexible clamping feature | |
JP6084347B1 (ja) | 内視鏡用処置具 | |
US20090326558A1 (en) | Clipping device | |
US20080312670A1 (en) | Surgical ligature clip | |
CN103584898A (zh) | 组织夹持装置 | |
JP2007151615A (ja) | 生体用縫合具 | |
JP4935039B2 (ja) | 内視鏡用クリップ | |
JP2019532709A (ja) | ユーザ作動式の再装填可能なクリップカートリッジ | |
JP7526544B2 (ja) | クリップアプライヤ | |
JP6858258B2 (ja) | クリップ処置具 | |
JP2014531246A (ja) | 細い外科用結紮クリップ | |
US11129623B2 (en) | Dual support jaw design | |
JP2009066226A (ja) | 内視鏡用クリップ | |
JP2022066159A (ja) | 内視鏡用クリップ | |
CN114080192A (zh) | 非脱落联接方法及用于可重复装载止血夹的系统 | |
JP2022522496A (ja) | 止血クリップの短縮化システム | |
JP7261897B2 (ja) | クリップデバイス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110809 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120206 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4935040 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |