JP2018098965A - 管路内検査方法および電力ケーブル引き入れ方法 - Google Patents

管路内検査方法および電力ケーブル引き入れ方法 Download PDF

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芳和 樋口
Yoshikazu Higuchi
芳和 樋口
慎介 那須川
Shinsuke Nasukawa
慎介 那須川
博人 井原
Hiroto Ihara
博人 井原
伸一郎 井手
Shinichiro Ide
伸一郎 井手
英之 岩元
Hideyuki Iwamoto
英之 岩元
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Abstract

【課題】簡便かつ効率的に管路内の健全性を検査することができる管路内検査方法を提供する。【解決手段】自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から管路の他方の開口端へ自走させる工程と、他方の開口端において、管路の内部の閉塞状態を検査する検査器と、駆動ケーブルとを、直接または間接的に連結する工程と、少なくとも駆動ケーブルを牽引して、検査器を他方の開口端から一方の開口端へ通過させ、管路の内部の閉塞状態を検査する工程と、を有する管路内検査方法。【選択図】図2

Description

本発明は、管路内検査方法および電力ケーブル引き入れ方法に関するものである。
通常、既設された管路内部に電力ケーブルを引き入れる場合、予め管路内部の健全性を検査することがある。本明細書において、管路内部の健全性とは、管路内部の閉塞状態の度合いを表すものである。管路内部の閉塞の要因としては、例えば水たまり、土砂、段差などが挙げられる。
健全性の検査においては、管路の内径よりもやや小さい外径をもつ検査器を、管路の一端から挿入し、他端に向かって管路内部を通過させている。管路の一端から他端まで検査器を通過させることができれば、管路内部の健全性は良好といえる。一方、管路の途中で検査器が通過できなくなった場合には、管路内部が何らかの要因で閉塞状態にあり、健全性は不良といえる。その場合、問題箇所への対応が可能であれば対応し、対応が不可能であれば対象を別の管路に切り替えることがある。
上記の検査によって健全性が良好と判断された管路に対しては、引き続き電力ケーブルの引き入れを行う。
通常、検査器の挿入や電力ケーブルの引き入れにはワイヤが用いられている。検査器の挿入や電力ケーブルの引き入れ前には、ワイヤを管路内部に通線しなければならない。ワイヤの通線方法としては、ワイヤが取り付けられたシャトルを空気で送り込む方法、ワイヤの通線前に管路内部に通線させたロッドを用いて当該ワイヤを引き入れる方法などが挙げられる(例えば、特許文献1)。
特開平10−070807号公報
しかしながら、健全性の検査の際、管路内部の状況によってはワイヤを通線させることが困難な場合があった。例えば管路内部に水たまりが存在する場合、送り込んだ空気が遮断されるため、シャトルを用いてワイヤを通線させることは困難であった。また、管路に多数の曲がりが存在する場合、ロッドを押し入れることが困難なことがあり、ロッドを用いてワイヤを通線させることは困難であった。
したがって、管路内部の状況によっては、健全性の検査自体が不確実であるため、作業時間のバラつきや長期化が問題視されていた。また、後段の電力ケーブルの引き入れでは、健全性の検査の作業性の影響を受けやすく、同様に作業時間のバラつきや長期化が問題視されていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡便かつ効率的に管路内の健全性を検査することができる管路内検査方法を提供することを目的とする。また、簡便かつ効率的に管路内に電力ケーブルを引き入れることができる電力ケーブル引き入れ方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様は、自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から管路の他方の開口端へ自走させる工程と、他方の開口端において、管路の内部の閉塞状態を検査する検査器と、駆動ケーブルとを、直接または間接的に連結する工程と、少なくとも駆動ケーブルを牽引して、検査器を他方の開口端から一方の開口端へ通過させ、管路の内部の閉塞状態を検査する工程と、を有する管路内検査方法を提供する。
本発明の一態様においては、自走式機器と駆動ケーブルとは、駆動ケーブルに備えられた連結端子に連結されており、連結する工程では、自走式装置から自走式機器を取り外すと共に、検査器と、駆動ケーブルとを連結端子により直接連結する方法としてもよい。
本発明の一態様においては、連結端子は、連結端子に着脱可能なキャップ部材で覆われている方法としてもよい。
本発明の一態様においては、キャップ部材は筒状の形状を有し、キャップ部材の外径は、自走式機器から遠ざかる方向にキャップ部材の自走式機器とは反対側の端部まで漸減している方法としてもよい。
本発明の一態様においては、自走式機器にカメラが備えられている方法としてもよい。
本発明の一態様は、自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から前記管路の他方の開口端へ自走させる工程を有し、自走式機器は、筒状の形状を有し、自走式機器の外径は管路の内径よりも10mm〜30mm小さい管路内検査方法を提供する。
本発明の一態様は、自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から管路の他方の開口端へ自走させる工程と、他方の開口端において、ワイヤと、駆動ケーブルとを、直接または間接的に連結する工程と、少なくとも駆動ケーブルを牽引して、ワイヤを他方の開口端から一方の開口端へ引き入れる工程と、ワイヤを用いて、電力ケーブルを一方の開口端から他方の開口端へ引き入れる工程と、を有する電力ケーブル引き入れ方法を提供する。
本発明の一態様によれば、簡便かつ効率的に管路内の健全性を検査することができる管路内検査方法が提供される。また、簡便かつ効率的に管路内に電力ケーブルを引き入れることができる電力ケーブル引き入れ方法が提供される。
第1実施形態の管路内検査方法により検査する管路周辺の概略模式図。 第1実施形態の管路内検査方法の各工程を説明する工程図。 コネクタ15周辺の構成を示す拡大図。 コネクタ15周辺の別の構成を示す拡大図。 第1実施形態の電力ケーブル引き入れ方法の各工程を説明する工程図。 第1実施形態の電力ケーブル引き入れ方法の別の工程を説明する工程図。 第2実施形態の管路内検査方法を説明する工程図。 第2実施形態の電力ケーブル引き入れ方法の各工程を説明する工程図。
以下、本発明の実施形態による管路内検査方法、および電力ケーブル引き入れ方法について、図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
[管路内検査方法]
第1実施形態の管路内検査方法により検査する管路について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の管路内検査方法により検査する管路周辺の概略模式図である。図1に示すように、複数(図1では2つ)のマンホール500の間に複数(図1では4つ)の管路100が通っている。管路100は筒状の形状を有しており、両端は開口してマンホール500に接続されている。図1では、マンホール500Aに管路100の一方の開口端100aが接続され、マンホール500Bに管路100の他方の開口端100bが接続されている様子を示している。
通常、布設された直後の管路100の内部は空洞になっているが、布設されてからしばらく経った後の管路100の内部は、水たまり、土砂、段差などの閉塞状態になっていることがある。本実施形態の管路内検査方法は、管路100の内部の閉塞状態の度合い(健全性)を検査するものである。
第1実施形態の管路内検査方法は、自走させる工程と、連結する工程と、検査する工程と、を有する。図2は、第1実施形態の管路内検査方法の各工程を説明する工程図である。なお、図2の矢印は、各工程での進行方向を示している。
本実施形態の管路内検査方法では、まず図2(a)に示すように、自走式機器5および駆動ケーブル10を備えた自走式装置1を、管路100の一方の開口端100aから管路100の他方の開口端100bへ自走させる(自走させる工程)。次いで、図2(b)に示すように、自走式装置1から自走式機器5を取り外すと共に、図2(c)に示すように、自走式機器5を取り去った後に残った駆動ケーブル10と、検査器20とを直接連結する(連結する工程)。さらに、図2(d)に示すように、駆動ケーブル10を牽引して、検査器20を他方の開口端100bから一方の開口端100aへ通過させ、管路100の内部の閉塞状態を検査する(検査する工程)。
図2(e)は、管路100の他方の開口端100bから一方の開口端100aを見る視野において、図2(d)に示す工程を表す図である。図2(e)に示すように、検査器20は筒状の形状を有している。検査器20の外径は、管路100の内径よりも小さく、自走式機器5の外径よりも大きくなるように構成されている。通常、検査器20の外径は、管路100の内径よりも10mm〜30mm小さくなるように構成されている。検査器20は、管路100の内部を通過して、管路100の内部の健全性を確認するものである。検査する工程において、検査器20を、管路100の他方の開口端100bから一方の開口端100aへ通過させることができれば、管路100の内部の健全性は良好であると判断する。一方、管路100の途中で検査器20が通過できなくなった場合には、管路100の内部が何らかの要因で閉塞状態にあり、健全性は不良であると判断する。その場合、問題箇所への対応が可能であれば対応し、対応が不可能であれば対象を別の管路に切り替えることがある。
図2に示す自走式機器5は、管路100の内部を駆動ケーブル10を牽引しながら自力で走行可能なものである。自走式機器5は、移動手段としてタイヤ6を備えている。自走式機器5を用いることで、管路100に水たまりや多数の曲がりが存在する場合でも、従来の通線方法と比べて、容易に通線することができる。そのため、工程自体が短縮化する。また、管路100の健全性の影響を受けにくいので、工程自体が安定化する。
自走式機器5は、第1自走式機器5Aおよび第2自走式機器5Bを有する。図2(a)に示すように、第1自走式機器5Aと、第2自走式機器5Bとは直列に配置されている。また、第1自走式機器5Aと、第2自走式機器5Bとは連結手段7に連結されている。
第1自走式機器5Aの一端5A側には、カメラ30が備えられている。カメラ30は、管路100の内部を撮影し、撮影した映像または画像を、外部機器(図示なし)に保存または送信するものである。第1自走式機器5Aにカメラ30が備えられていることで、管路100の内部の段差などの障害物を確認することができる。これにより、後段の検査する工程において、安全かつ円滑に検査器20(図2(d)参照)を引き入れることができる。
また、カメラ30で撮影した映像または画像から、検査器20の引き入れが困難であると判断した場合には、早期に問題箇所への対策を講じることができる。例えば、管路100の内部に検査器20が通過できないほどの土砂が堆積している場合には、ブラシを通過させる、または水圧洗浄するなどの対策が採られることがある。このような対策の後、再び自走させる工程を行い、問題箇所を確認する。問題箇所が改善されたと判断した場合には、後段の連結する工程を実施する。また、問題箇所が改善されていないと判断した場合には、問題箇所が改善されるまで繰り返し対策と確認を行う。
第2自走式機器5Bは、第1自走式機器5Aの駆動を補助するものである。第2自走式機器5Bによって、自走式機器5の牽引力を向上させることができる。
駆動ケーブル10は、駆動源(図示なし)に接続され、自走式機器5に駆動のための電力を供給するものである。第2自走式機器5Bと、駆動ケーブル10とは、駆動ケーブル10に備えられたコネクタ15により連結することが可能である。第2自走式機器5Bには、コネクタ15と連結可能な構成が設けられている。
本明細書において、コネクタ15は特許請求の範囲における連結端子に相当する。
また、図2(c)に示すように、このコネクタ15を利用して駆動ケーブル10と、検査器20とを連結することも可能である。検査器20には、第2自走式機器5Bと同様に、コネクタ15と連結可能な構成が設けられている。
第2自走式機器5Bから検査器20に取り替え後、駆動ケーブル10を牽引して検査器20を通過させる際に、コネクタ15と管路100の内壁とが擦れてコネクタ15に傷が発生する恐れがある。これは、コネクタ15が第2自走式機器5Bに取り付けられた状態では特に認識されていない問題である。
この問題に対応するため、コネクタ15は、コネクタ15に着脱可能なキャップ部材16で覆われている。図3は、コネクタ15周辺の構成を示す拡大図である。図3に示すように、キャップ部材16は、筒状の形状を有している。コネクタ15を傷から保護するとともに、コネクタ15の外径を大きくしてコネクタ15が管路100の内部の段差などの障害物を乗り越えやすくするためのものである。キャップ部材16の外径は、検査器20の外径よりも小さく、第2自走式機器5Bから遠ざかる方向にキャップ部材16の第2自走式機器5Bとは反対側の端部16aまで漸減している。
なお、キャップ部材16の外径は、検査器20の外径よりも小さく、第2自走式機器5Bから遠ざかる方向にキャップ部材16の端部16aまで漸減していればよい。図4は、コネクタ15周辺の別の構成を示す拡大図である。図4に示すように、キャップ部材116の第2自走式機器5B側の端部116bから端部116aまでの間において、キャップ部材116の端部116bでの外径と比べて外径が大きい部分116cを有していてもよい。
図4の構成の場合、キャップ部材116の外形は、符号116cで示す部分から、端部116aまでの間において、第2自走式機器5Bから遠ざかる方向にキャップ部材116の第2自走式機器5Bとは反対側の端部116aまで漸減している。そのため、キャップ部材116を有するコネクタ15は、傷から保護されるとともに、管路100の内部の段差などの障害物を乗り越えやすくなる。
キャップ部材16の材質は、検査器20の通過時にコネクタ15にかかる衝撃を吸収するとともに、管路100の内壁を傷つけないものであれば特に限定されない。また、工程の短縮化の観点から、軽い材質であることが好ましい。このような材質としては、ゴムが挙げられる。
少なくとも検査する工程を行う際は、キャップ部材16をコネクタ15に取り付けておくことが好ましい。また、その他の工程においても、キャップ部材16をコネクタ15に取り付けておくこともできる。
駆動ケーブル10の自走式機器5と連結する側とは反対側の端部は、巻取機(図示なし)と接続していてもよい。これにより、検査する工程において、簡便かつ効率的に駆動ケーブル10を牽引することができる。
なお、本実施形態において、自走式装置1から自走式機器5を取り外す例を示したが、自走式装置1から自走式機器5を取り外さなくてもよい。その場合、検査器20と、駆動ケーブル10とを間接的に連結してもよい。連結する工程において、検査器20と、自走式機器5とを公知の連結手段により連結する。そして、検査する工程において、駆動ケーブル10および自走式機器5を牽引して、検査器20を他方の開口端100bから一方の開口端100aへ通過させ、管路100の内部の閉塞状態を検査する。
また、本実施形態において、自走式機器の数は上記に限定されず、その数は1または3以上であってもよい。2以上の自走式機器を用いる場合には、先頭に配置された自走式機器にカメラ30を設けるとよい。
また、本実施形態において、自走式機器5とカメラ30とが別体である例を示したが、自走式機器5とカメラ30とが一体であってもよい。また、自走式機器5にカメラ30を備えていなくてもよい。
また、本実施形態において、自走式機器5の移動手段としてタイヤ6の例を示したが、移動手段としてローラーであってもよい。
従来の管路内検査方法では、管路内部の状況によってはワイヤを通線させることが困難な場合があった。例えば管路内部に水たまりが存在する場合、送り込んだ空気が遮断されるため、シャトルを用いてワイヤを通線させることは困難であった。また、管路に多数の曲がりが存在する場合、ロッドを押し入れることが困難なことがあり、ロッドを用いてワイヤを通線させることは困難であった。したがって、従来の方法では、管路内部の状況によっては、健全性の検査自体が不確実であるため、作業時間のバラつきや長期化が問題視されていた。
これに対し、本実施形態の管路内検査方法では、従来のワイヤの代わりに自走式装置1の駆動ケーブル10を使用している。自走式装置1を管路100の一方の開口端100aから他方の開口端100bまで走行させることで、簡便に駆動ケーブル10を管路100の内部に通線することができる。また、自走式であるので工程自体が安定化する。
また、駆動ケーブル10を牽引して検査器20を管路100の内部に引き入れる際に、自走式機器5を取り外すことにより、駆動ケーブル10にかかる荷重を低くすることができる。これにより、検査器20の引き入れ速度が向上し、工程自体がより短縮化される。
以上のことから、本実施形態の管路内検査方法によれば、簡便かつ効率的に管路内の健全性を検査することができる。
[電力ケーブル引き入れ方法]
第1実施形態の電力ケーブル引き入れ方法は、自走させる工程と、連結する工程と、ワイヤを引き入れる工程と、電力ケーブルを引き入れる工程と、を有する。自走させる工程は、本実施形態の管路内検査方法における自走させる工程を流用することができる。そのため、自走させる工程については説明を省略し、その他の工程について説明する。また、上述した管路内検査方法と共通する部材に関しては同様の符号を付して説明を省略することがある。図5は、第1実施形態の電力ケーブル引き入れ方法の各工程を説明する工程図である。なお、図5の矢印は、各工程での進行方向を示している。
本実施形態の電力ケーブル引き入れ方法では、図5に示すように、検査器20Aの一端20Aに小ワイヤ40が連結されている。
本明細書において、小ワイヤ40は、特許請求の範囲のワイヤに相当する。
本実施形態の電力ケーブル引き入れ方法では、図5(a)に示すように、他方の開口端100bにおいて、小ワイヤ40が連結された検査器20Aと、駆動ケーブル10とをコネクタ15により連結する(連結する工程)。換言すると、小ワイヤ40と、駆動ケーブル10とを間接的に連結する。次いで、図5(b)に示すように、検査器20Aおよび駆動ケーブル10を牽引して、小ワイヤ40を他方の開口端100bから一方の開口端100aへ引き入れる(ワイヤの引き入れ工程)。その後、図5(c)に示すように、小ワイヤ40から、検査器20Aおよび駆動ケーブル10を取り外すと共に、図5(d)に示すように、小ワイヤ40を用いて、電力ケーブル50を一方の開口端100aから他方の開口端100bへ引き入れる(電力ケーブルの引き入れ工程)。
なお、予め管路100の内部の健全性が確認されている場合には、検査器20Aを使用せず、小ワイヤ40と駆動ケーブル10とをコネクタ15により直接連結してもよい。その場合、小ワイヤ40には、コネクタ15と連結可能な構成が設けられている。
また本実施形態では、小ワイヤ40を用いて電力ケーブル50を管路100の内部に引き入れる例を示したが、小ワイヤ40よりも径が大きく、強度に優れた大ワイヤを用いて電力ケーブル50を管路100の内部に引き入れてもよい。図6は、第1実施形態の電力ケーブル引き入れ方法の別の工程を説明する工程図である。具体的に、図6(a)に示すように、小ワイヤ40と大ワイヤ42とを連結した後、小ワイヤ40を牽引して、大ワイヤ42を一方の開口端100aから他方の開口端100bへ引き入れる。次いで、大ワイヤ42から小ワイヤ40を取り外すと共に、大ワイヤ42と電力ケーブル50とを連結する(図示なし)。さらに、図6(b)に示すように、大ワイヤ42を牽引して、電力ケーブル50を他方の開口端100bから一方の開口端100aへ引き入れてもよい。電力ケーブル50の引き入れに大ワイヤ42を用いることで、より安全に電力ケーブル50を管路100の内部に引き入れることができる。
従来の電力ケーブル引き入れ方法では、管路内検査方法の作業性の影響を受けやすく、同様に作業時間のバラつきや長期化が問題視されていた。
これに対し、本実施形態の管路内検査方法では、簡便かつ効率的に管路内の健全性を検査することができるので、後段の電力ケーブル引き入れ方法においても、簡便かつ効率的に管路内に電力ケーブルを引き入れることができる。
<第2実施形態>
[管路内検査方法]
図7は、第2実施形態の管路内検査方法を説明する工程図である。図7に示すように、第2実施形態の管路内検査方法では、自走式機器25および駆動ケーブル10を備えた自走式装置2を、管路100の一方の開口端100aから他方の開口端100bへ自走させる(自走させる工程)。
本実施形態では、第1実施形態の自走式機器5の代わりに自走式機器25を用いる。図7に示す自走式機器25は、自走式機器5と同様に、管路100の内部を駆動ケーブル10を牽引しながら自力で走行可能なものである。自走式機器25は、移動手段としてタイヤ6Aを備えている。加えて、自走式機器25の外径は、第1実施形態の検査器20の外径と略同様である。そのため、管路100の内部に自走式機器25を通過させることで、管路100の内部の健全性を検査することができる。したがって、第1実施形態における連結する工程および検査する工程を省略することもできる。
自走式装置2は、自走式機器25の駆動を補助する補助自走式機器を備えてもよい。
なお、本実施形態において、自走式機器25の移動手段としてタイヤ6Aの例を示したが、移動手段としてローラーであってもよい。
第2実施形態の管路内検査方法によれば、第1実施形態と同様に簡便かつ効率的に管路内の健全性を検査することができる。特に、第1実施形態における連結する工程および検査する工程を省略することもできるので、第1実施形態よりもさらに効率的である。
[電力ケーブル引き入れ方法]
第2実施形態の電力ケーブル引き入れ方法は、自走させる工程と、連結する工程と、ワイヤの引き入れ工程と、電力ケーブルの引き入れ工程と、を有する。自走させる工程は、本実施形態の管路内検査方法における自走させる工程を流用することができる。そのため、自走させる工程については説明を省略し、その他の工程について説明する。また、上述した管路内検査方法と共通する部材に関しては同様の符号を付して説明を省略することがある。図8は、第2実施形態の電力ケーブル引き入れ方法の各工程を説明する工程図である。なお、図面の矢印は、各工程での進行方向を示している。
本実施形態の電力ケーブル引き入れ方法では、図8(a)に示すように、自走式機器25を駆動ケーブル10から取り外すと共に、図8(b)に示すように、小ワイヤ40と、駆動ケーブル10とをコネクタ15により直接連結する(連結する工程)。さらに、図8(c)に示すように、駆動ケーブル10を牽引して、小ワイヤ40を他方の開口端100bから管路100の一方の開口端100aへ引き入れる(ワイヤの引き入れ工程)。その後、図8(d)に示すように、駆動ケーブル10を小ワイヤ40から取り外すと共に、図8(e)に示すように、小ワイヤ40を用いて、電力ケーブル50を一方の開口端100aから他方の開口端100bへ引き入れる(電力ケーブルの引き入れ工程)。
また本実施形態では、小ワイヤ40を用いて電力ケーブル50を管路100の内部に引き入れる例を示したが、小ワイヤ40よりも径が大きく、強度に優れた大ワイヤを用いて電力ケーブル50を管路100の内部に引き入れてもよい。
第2実施形態の電力ケーブル引き入れ方法によれば、第1実施形態と同様に簡便かつ効率的に管路内に電力ケーブルを引き入れることができる。
1,2…自走式装置、5,25…自走式機器、10…駆動ケーブル、15…コネクタ(連結端子)、16,116…キャップ部材、16a,116a…キャップ部材の自走式機器とは反対側の端部、20,20A…検査器、30…カメラ、40…小ワイヤ(ワイヤ)、50…電力ケーブル、100…管路、100a…一方の開口端、100b…他方の開口端

Claims (7)

  1. 自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から前記管路の他方の開口端へ自走させる工程と、
    前記他方の開口端において、前記管路の内部の閉塞状態を検査する検査器と、前記駆動ケーブルとを、直接または間接的に連結する工程と、
    少なくとも前記駆動ケーブルを牽引して、前記検査器を前記他方の開口端から前記一方の開口端へ通過させ、前記管路の内部の閉塞状態を検査する工程と、を有する管路内検査方法。
  2. 前記自走式機器と前記駆動ケーブルとは、前記駆動ケーブルに備えられた連結端子に連結されており、
    前記連結する工程では、前記自走式装置から前記自走式機器を取り外すと共に、前記検査器と、前記駆動ケーブルとを前記連結端子により直接連結する請求項1に記載の管路内検査方法。
  3. 前記連結端子は、前記連結端子に着脱可能なキャップ部材で覆われている請求項2に記載の管路内検査方法。
  4. 前記キャップ部材は筒状の形状を有し、
    前記キャップ部材の外径は、前記自走式機器から遠ざかる方向に前記キャップ部材の前記自走式機器とは反対側の端部まで漸減している請求項3に記載の管路内検査方法。
  5. 前記自走式機器にカメラが備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の管路内検査方法。
  6. 自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から前記管路の他方の開口端へ自走させる工程を有し、
    前記自走式機器は、筒状の形状を有し、
    前記自走式機器の外径は前記管路の内径よりも10mm〜30mm小さい管路内検査方法。
  7. 自走式機器および駆動ケーブルを備えた自走式装置を、管路の一方の開口端から前記管路の他方の開口端へ自走させる工程と、
    前記他方の開口端において、ワイヤと、前記駆動ケーブルとを、直接または間接的に連結する工程と、
    少なくとも前記駆動ケーブルを牽引して、前記ワイヤを前記他方の開口端から前記一方の開口端へ引き入れる工程と、
    前記ワイヤを用いて、電力ケーブルを前記一方の開口端から前記他方の開口端へ引き入れる工程と、を有する電力ケーブル引き入れ方法。
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