JP7080769B2 - ケーブル保護装置 - Google Patents

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本実施形態は、ガス管、水道管、及び電線管等を検査する例えば管内検査装置に使用される、ケーブル保護装置に関する。
従来からガス管、水道管、電線管等を検査する、いわゆる管内検査装置がある。この管内検査装置は、自走車の先頭にカメラを搭載している。以下、この種の自走車をカメラ付き自走車と称する。カメラで撮像された撮像信号は、カメラ付き自走車に先端が取り付けられたケーブルを介して伝送される。このケーブルは、自走車に供給する電源ラインも含む。このケーブルの末端は、ドラム装置のドラムに巻回されている。カメラ付き自走車が管内に侵入するときは、該ケーブルをカメラ付き自走車が牽引し、このとき該ケーブルはドラムから解かれる。
カメラ付き自走車は、例えば第1マンホールから管の一方に挿入され、管内部を撮像しながら管内部にさらに侵入し、管の他方が位置する次の第2マンホールまで走行する。第2マンホールにおいて、カメラ付き自走車は、作業者の手によりケーブルから離脱される。
ここで第1マンホールから第2マンホールまで、約400mの距離侵入しているケーブルは、第1マンホール側のドラム装置により巻き取られる。
このとき、作業効率を上げるために、ケーブルの役目として、例えば管内の清掃のためのブラシや、管路の健全性確認のための金属製のボビンを引き通しつつ、電線を引き入れるためのワイヤを第2マンホールから第1マンホールまで引き込む役目を持たせることがある。その後、電線を引き入れるためのワイヤに電線が繋げられ、この電線が第1マンホールから第2マンホールへ向けて管内に敷設される。
このような場合、ケーブルは、第1工程で第1マンホールから第2マンホールへカメラ付き自走車により引き込まれ、このときは撮像信号を伝送する役割とカメラ付き自走車へ電源を供給する役割を持ち、次に、第2工程でケーブルが第2マンホールから第1マンホールまで引き戻されるときは、ブラシやボビン、電線を引き入れるためのワイヤ(電線引き入れ用ワイヤ)を管内に引き込む役割を持つことになる。
特開2002-262424号公報 特開2001-349844号公報
しかしながら、上記したケーブルは、本来はカメラ付き自走車に電源を供給すること、及びカメラで撮像された撮像信号を伝送することの役割が主な役割であった。このために、上記したように、ドラム装置に巻き取られて、回収されるときのケーブルに対して、ブラシ、ボビン及び電線引き入れ用ワイヤを管内に引き込む役割を持たせると、引っ張り強度に耐えることができない場合がある。
ケーブル本体の強度が十分であったとしても、特にケーブルとカメラ付き自走車の連結用コネクタの部分において、十分な耐牽引強度が得られない場合があり、前記連結用コネクタとケーブルの結合部分で、ケーブルが破損離脱することがある。
そこで本実施形態は、カメラ付き自走車に使用されるケーブルが、その引き戻し時(回収時)にブラシ、ボビン及び電線引き入れ用ワイヤの引き込み用として利用されたとしても、その耐牽引強度を強化し、作業の高い信頼性と安全を得られるケーブル保護装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、一実施形態によると、自走車による管内検査で用いられる連結用コネクタとケーブルの結合部分にあるケーブル保護装置において、第1容器は、第1開口部と、周壁と、開放部と、第1案内部及び第2案内部を備える。クランプリングは、空間を有し、前記第1容器の内面との間に隙間を持って収容され、前記隙間を通ってケーブルの巻回を可能としている。蓋は、第1容器の開放部を閉じる。連結用ワイヤは、第1開口部、空間及び第2開口部に通され、その両端が連結用コネクタ側に延在される。さらに前記ワイヤは前記連結用コネクタ側に延在されたあとその両端にシャックルが結合される。ケーブル保護装置を提供できる。
図1Aは、一実施形態が適用された管内検査装置の概要を示す平面図である。 図1Bは、一実施形態が適用された管内検査装置の概要を示す側面図である。 図1Cは、一実施形態が適用された管内検査装置の概要を示す斜視図である。 図2は、管内検査装置が被検査管の内部に侵入している様子を示す側面図である。 図3Aは、一実施形態であるケーブル保護装置1000の要部の分解斜視図である。 図3Bは、図3AのラインA1-A2から断面して一実施形態であるケーブル保護装置1000の一部を示す断面図である。 図3Cは、図3BのラインB1-B2から断面して一実施形態であるケーブル保護装置1000の一部を示す断面図である。 図4は、一実施形態であるケーブル保護装置1000において第1保護容器が装着されるときの様子を示す斜視図である。 図5は、一実施形態であるケーブル保護装置1000において牽引のための連結用ワイヤ1100が装着された状態を示す斜視図である。 図6は、一実施形態であるケーブル保護装置1000においてさらにカメラ接続用コネクタを保護するための第2、第3の保護容器921,922が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図7は、ケーブルが引き戻されるときに、本実施形態によるケーブル保護装置1000が活用されているときの外観状態を説明するために示した斜視図である。 図8は、ケーブル保護装置1000の保護機能の要部を説明するために示した斜視図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお図面は、構成を分かりやすくするために実物に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、これは一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
図1Aは、一実施形態が適用された管内検査装置の概要を示す平面図、図1Bは、一実施形態が適用された管内検査装置の概要を示す側面図、図1Cは、一実施形態が適用された管内検査装置の概要を示す斜視図である。
管内検査装置200は、先頭からカメラ部10、防水の第1連結部20、第1自走車30、防水の第2連結部40、防水の第3連結部70、第2自走車80、防水の第4連結部90を備える。
第1連結部20は、カメラ部10の後方端子の接続具と第1自走車30の前方端子の接続具とを接続している。第2連結部40は、中継コネクタ50と、連結装置60で構成される。連結装置60は、第1自走車側コネクタと第2自走車側コネクタを備える。連結装置60の第1自走車側コネクタは、中継コネクタ50を介して第1自走車30の後方端子の接続具と接続する。さらに連結装置60の第2自走車側コネクタは、第3連結部70を介して第2自走車80の前方端子の接続具と接続する。
第4連結部90は、第2自走車80の後方端子の接続具とケーブル100のコネクタ(カメラ付き自走車連結コネクタ)とを連結する。第1自走車30の内部には、第1自走車30の前方端子の接続具と後方端子の接続具の電気的端子間を接続するための第1車内ケーブル(図示せず)が存在し、また第2自走車80の内部には、第2自走車80の前方端子の接続具と後方端子の接続具の電気的端子間を接続するための第2車内ケーブル(図示せず)が存在する。
カメラ装置10は、前方及び上方に複数の照明器11を備え、撮像カメラは開閉ドア12を介して現れ、正面方向、斜め上方向、上方向へその撮像方向を変えることができる。撮像カメラを制御するための制御信号のカメラ制御信号ライン、撮像カメラで撮像された映像信号を取り出すための撮像信号ライン、照明器11を制御するための制御信号の照明制御信号ライン、第1自走車30、第2自走車80内の駆動モータを制御するための制御信号のモータ制御信号ラインは、各連結部内の電気的接続端子、第1車内ケーブル、第2車内ケーブル、ケーブル100内を通して、外部の制御装置(図示せず)に接続されている。また撮像信号ラインからの撮像信号は、制御装置を介して外部のモニタに供給されて処理される。またケーブル100には、外部から電源を供給するための電源ラインも含まれている。
第1自走車30は、それぞれ例えばゴム製の4つのタイヤ3A,3B,3C,3Dを有し、内部のモータによりタイヤが駆動されることで前進することができる。第2自走車80も、それぞれゴム製の4つのタイヤ8A,8B,8C,8Dを有し、内部のモータによりタイヤが駆動されることで前進することができる。また制御により、タイヤをフリー回転状態に設定することもできる。
第1自走車30及び第2自走車80は、その牽引力を効率的に発揮するために、同じ牽引力で一体的に前進駆動され動作することが望ましい。そのために連結装置60は、さまざまな工夫がなされている。この管内検査装置200において、連結装置60は、特徴的な構成を実現しており後でさらに詳しく説明する。
図2は、上記管内検査装置200が被検査管300の内部に侵入している様子を示している。図2の状態は、被検査管300が直進しており曲りが無い様子を示している。一方、
図3Aは、一実施形態であるケーブル保護装置1000の要部の分解斜視図である。図3Bは、図3AのラインA1、A2でケーブル保護装置の一部を断面して示し、図3Cは、図3BのラインB1,B2で断面している。
図3A、図3B及び図3Cにおいて、第1容器400は、金属製であり、底部402に第1開口部401が形成されている。また第1容器400は、底部402の周囲から起立して所定の深さ(或いは高さ)を形成する周壁404を備える。周壁404は、底部402に対向した開放部403を形成している。
さらに周壁404は、開放部403側から切り込む如く形成された第1案内部405、第2案内部406を有する。この第1案内部405と第2案内部406は、開放部403の径方向と交差する周壁の一部に、対向するように形成されている。この第1案内部405と第2案内部406の配列方向は、ケーブル100の長手方向に一致し、ケーブル100をガイドする。
第1容器400の内部には、周壁404の内周に沿ったリング状であり、周壁404の内周との間に隙間を持って収容されたクランプリング460が挿入される。このクランプリング460も金属製である。
クランプリング460は、その外周の一部に切欠き部461a、461b(図3Aでは461bは、図に現れず)を有し、第1容器400の内部空間に挿入されたとき、第1容器400の底部402に形成された係止部407a、407b(図3Aでは407aは図に現れず)に係止する。これによりクランプリング460は、第1容器400の内部で回転することが抑制されている(図3Cを参照)。このように切欠き部461a、461b、係止部407a、407bなどは、係止機構を構成しており、クランプリング460が不用意に回転しないように動いている。
しかし、クランプリング460は、第1容器400内の空間においてがたつく程度の大きさである。つまり、クランプリング460の外周は、第1容器400の内周との間で、第3の隙間469を形成しており、この第3の隙間469は、クランプリング460自身にケーブルが巻回される程度の隙間、及び案内部405、406方向への隙間を有して設計されている。またこの第3の隙間469により、クランプリング460が前記第1案内部405と第2案内部406の方向へがたつき移動することが許容されている(図3Cの矢印C1-C2を参照)。さらにまた、第3の隙間469ではケーブル100が少なくとも1回以上巻回される。
図3Aに戻って、第1容器400の周壁404において、その開放部403を形成している肉厚面は、ねじ穴h1a-h4aが形成されている。開放部403は、金属製の蓋432により閉じられる。蓋432にも前記第1開口部401に対応した第2開口部431が形成されている。またこの蓋432にも前記ねじ穴h1a、h2a、h3a、h4aに対応した穴h1b、h2b、h3b、h4bが形成されており、蓋432は第1容器400の開放部403にねじ止めにより固定される。このとき、事前にクランプリング460、及びケーブル100のクランプリング460に巻回された部分も、第1容器400内に収容される。
さらに第1容器400には、ねじ穴h1c、h2c、h3c、h4cが形成されている。また蓋432にもねじ穴h1d、h2d、h3d、h4dが形成されている。これらの第1容器400のねじ穴h1c―h4c、蓋432のねじ穴h1d―h4dは、後で説明する第1保護容器600が固定されるときに利用される。つまり第1容器400とケーブル100と、蓋432が一体化されると、その周囲を第1保護容器600が包み込む(第1保護容器600については、図4、図5を参照して後述する)。
次に、第4連結部90の周囲について説明する。第4連結部90のカメラ付き自走車連結用コネクタ90Aは、ケーブル側コネクタ911と、カメラ側コネクタ912で構成される。図3Aでは、第4連結部90のカメラ側コネクタ912が取り離された状態を示しているため、カメラ側のコネクタ912は省略されている。連結部90の近くでは、ケーブル100の屈曲回数が多いために、ケーブル100を保護するためにスプリング920がケーブルに巻回されている。
さらにケーブル側コネクタ911とケーブル100の接続部の周囲には、ケーブル側コネクタ911を保護するために、第2保護容器(スキッド)921(図3A及び図6参照)が取り付けられている。この第2保護容器921の材質も第1保護容器600と同じである。第2保護容器921は、外形がほぼ球体であり、一方の半球体の第1カバーと他方の半球体の第2カバーとが合体され、ケーブル側コネクタ911の一部及びケーブル100の一部を挟み込む構造である。
なお図3Aにおいては、第1容器400に蓋432が取り付けられて、内部のクランプリング460がケーブル方向へスライドする余裕をもって配置される構造を説明した。しかしこの構成は種々の変形が可能であり、第1容器400の第2開口部と面対象の同様な容器が、蓋432に取り換えられた構造であってもよい。またクランプリング460も必ずしも真円である必要はなく、楕円形のもの多角形のものでもよい。
図4に示すように、第4連結部90のケーブル側コネクタ911には、キャップ913が取り付けられて、防水される。
図4と図5は、第1保護容器600が、一体化された第1容器400とケーブル100及び蓋432の周囲に取り付けられる前の状態を示す図である。
第1保護容器600は、外観が例えばラグビーボール型であり、貝殻タイプの第1カバー602と第2カバー612を有する。この第1カバー602と第2カバー612は、合成樹脂により成形されている。第1カバー602と第2カバー612は、一体化されたクランプリング460の開口、蓋432の開口、第1容器400の第1開口部401と連通する開口部601、611を形成されている。
第1カバー602と第2カバー612の互いの開口部を向き合わせて合わせて、閉じると、図5(図3Bも参照)に示すように、第1容器401などを包み込むことができる。これにより第1保護容器600の内部壁に第1容器401などが密着して一体化される。
また、第1カバー602と第2カバー612の一部には、ケーブル100を案内する溝が形成されている。この溝は、第1容器400の前記第1案内部405と第2案内部406の位置に対応している。
第1カバー602と第2カバー612とを一体化し、固定する場合には、第1カバー602が、第1容器400の底側にねじ止めされ、第2カバー612が、蓋432側にねじ止めされる。
第1カバー602のそれぞれのねじ穴に対してそれぞれねじs11、s12、s13、s14が、外側から挿通され、第1容器400のねじ穴(図示せず)にねじ止めされる。また第2カバー612のそれぞれのねじ穴に対してそれぞれねじs21、s22、s23、s24が、外側から挿通され、蓋432のねじ穴h1d-h4dにそれぞれねじ止めされる。なお第1カバー602と第2カバー612との互いの当接部では、防水のためのパッキンが配置されてもよい。
上記したケーブル保護装置1000から、ケーブル100のドラム側(図示せず)方向の長さは、例えば400m以上の長さである。一方、ケーブル保護装置から第4連結部90のカメラ付き自走車連結コネクタまでのケーブル100の長さは、例えば0.5m乃至1.0m程度である。
次にケーブル保護装置のクランプリング460を、連結用ワイヤ1100が通過し、この連結用ワイヤ1100の両端は、シャックル1200に取付けられている。
したがって、ケーブル100が矢印Dの方向へ引き戻された場合、ケーブル100を引く主な力は、ケーブル保護装置1000のクランプリング460に伝わり、次に連結用ワイヤ1100を経由して、シャックル1200に伝達される。つまりケーブル保護装置1000からケーブル側コネクタ911の先端までの区間Eにおいては、ケーブル100を矢印D方向へ引く力はほとんど影響しない。
この結果、ケーブル100の先端とケーブル側コネクタ911との接続部(点線E1で囲む部分)が、前記ケーブル牽引力により破損することが防止され、また、離脱することが防止される。
このことにより、ケーブル100をドラム装置で巻き上げる作業において、安定して確実にブラシ、ボビン及び電線引き入れ用ワイヤを管内に引き込むことができ、作業効率、作業安全性、作業信頼性を得ることができる。
図6は、ケーブル側コネクタ911とケーブル100の接続部の周囲に、ケーブル側コネクタ911を保護するために、さらに第3保護容器(スキッド)922が取り付けられた状態を示している。この第3保護容器922の材質も第2保護容器921と同じであり、第3保護容器922も外形がほぼ球体であり、一方の半球体の第1カバーと他方の半球体の第2カバーとが合体され、ケーブル側コネクタ911の一部(つまりカメラ側コネクタの近傍)を挟み込む構造である。第2保護容器921と第3保護容器922との径は、
ケーブル側コネクタ911及びカメラ側コネクタ912の径よりも大きく、全体が管内を移動するときに、当該コネクタ911,912が管内壁に接触しないように設計されている。先の第1保護容器600、第2、第3の保護容器921、922は、樹脂製であり滑りやすい材質が用いられて成形されている。また、これらの保護容器600、921、922の外周の一部には、連結用ワイヤ1100をケーブル軸に沿って、直線的にガイドするように溝が形成されている。これにより連結用ワイヤ1100は保護容器921、922により連結用コネクタ90Aに結合される。
上記第1保護容器600、第2、第3の保護容器921、922は、外面が曲面であり円滑であり、管の継ぎ目で多少の段差があってもこれを乗り越えることができるように設計される。
図7は、シャックル1200に対してさらに円柱状のブラシ1212の一端部が連結され、このブラシ1212の他端にはさらに金属製のボビン1211の一端部が連結される。そしてこのボビン1211の他端部に、電線引き入れ用ワイヤ1300の一端が連結される。シャックル1200、ブラシ1212、ボビン1211、電線引き入れ用ワイヤ1300のそれぞれの連結手段は、特定されるわけではない。
ボビン1211の両端の開口部は、先細となり、移動時に管の継ぎ目などに引っかからないように設計されている。また、ボビン1211及びブラシ1212の直径は、管の内径にもよるが、それぞれ150mm程度、長さ600mm程度である。ブラシ1212は、ボビン1211が管内に引き込まれるときに管内を清掃することができ、ボビン1211は、電線の引き入れ前に管路の健全性を確認することができる。ブラシ1212の直径は、ボビンよりも大きく設計されて、管内壁に十分接触する程度が望ましい。ブラシ1212は、柔軟性を有するので、ブラシ1212による清掃後でも、突起物は管内に残ることができる。ボビン1211は、電線の引き入れ前に管路の健全性を確認することができる。つまりボビン1211が引っかかるような突起物の有無を確認することができる。
図8は、ケーブル保護装置1000の保護機能の要部を説明するために示した斜視図である。ケーブル100が矢印Dの方向へ引き戻される場合、その牽引力は、ケーブル保護装置1000の内部のクランプリング460から連結用ワイヤ1100へ伝わり、さらに連結用ワイヤ1100からシャックル1200に伝わる。このために保護装置1000とカメラ側コネクタ911との間のケーブル部分に対しては、引き戻し時の牽引力は伝わらず、カメラ側コネクタ911とケーブル100との結合部に強い引っ張り力が加わることはない。
また本装置によると、次のような効果も発揮することができる。例えば連結用ワイヤ1100のサイズ(線径)を変更すると、牽引時の引張強度を変更することができる。このために、例えば安全を重視した使い方として、ブラシ1212、ボビン1211及び電線引き入れ用ワイヤ1300の引き込み時に想定力より大きな牽引力が加わった場合、ケーブル100よりも先にワイヤが破断するような使い方が可能となる。つまり連結用ワイヤ1100の強さを選択することで、連結用ワイヤ1100を先に破断させることでケーブル100を保護することが可能というポイントもある。具体的には、ケーブル100の破断荷重が400kgfだとした場合、ワイヤ破断荷重を350kgfに設定しておけば、いわゆるヒューズ的な使い方が出来、ケーブル100を保護することが可能である。
よって、ケーブルが、マンホール侵入時には、カメラからの撮像信号を伝送する役割とカメラ付き自走車へ電源を供給する役割を持ち、さらにケーブルがその引き戻し時にブラシ1212、ボビン1211及び電線引き入れ用ワイヤ1300の引き込み用として利用されたとしても、全体システムの耐牽引強度を強化し、安全で信頼性の高いケーブル保護装置を提供できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また、複数の実施形態を組み合わせてもよく、この組み合わせで構成される実施例も発明の範疇である。
10・・・カメラ部、20・・・第1連結部、30・・・第1自走車、40・・・第2連結部、60・・・連結装置、70・・・第3連結部、80・・・第2自走車、90・・・第4連結部、100・・・ケーブル、200・・・管内検査装置、
400・・・第1容器、401・・・第1開口部、402・・・底部、403・・・開放部、404・・・周壁、405・・・第1案内部、406・・・第2案内部、431・・第2開口部、432・・・蓋、460・・・クランプリング、600・・・第1保護容器、920・・・スプリング、921、922・・・第2、第3保護容器、1100・・・連結用ワイヤ、1200・・・シャックル、1211・・・ボビン、1212・・・ブラシ。

Claims (9)

  1. 自走車による管内検査で用いられる連結用コネクタとケーブルの結合部分にあるケーブル保護装置であって、
    第1開口部を有する底部と、前記底部の周囲から所定の高さ起立して設けられ、前記所定の高さの位置で開放部を有し、前記開放部の径方向と交差する2か所に第1案内部及び第2案内部が設けられた周壁とを備える第1容器と、
    前記周壁の内面に沿ったリング状であり内部に空間を有し、前記第1容器内に前記周壁の内面との間に隙間を持って収容され、前記隙間を通って少なくとも1回以上の前記ケーブルの巻回を可能としているクランプリングと、
    前記第1容器に前記開放部を閉じるように設けられ、前記第1開口部に対向した第2開口部を有する蓋と、を備え、
    前記第1開口部、前記空間及び第2開口部に通される連結用ワイヤは前記連結用コネクタ側に延在され、
    前記クランプリングに巻回されたあと前記第1案内部を通った前記ケーブルは前記連結用コネクタに接続される、
    ケーブル保護装置。
  2. 前記蓋は、前記第1容器の前記開放部の肉厚面に形成された複数のねじ穴にねじ止めされて前記開放部を閉じる、請求項1記載のケーブル保護装置。
  3. 前記クランプリングは、前記第1案内部と前記第2案内部方向へ動くことができる空間を有し、前記クランプリングと前記底部の内側との間に前記クランプリングの回転を抑制する係止機構が設けられている請求項1記載のケーブル保護装置。
  4. 前記第1容器を前記第1開口部の側から取り囲み前記第1開口部に対向した第4開口部を有する第1カバーと、前記第1カバーに対向して、前記第1容器及び蓋を前記第2開口部の側から取り囲み前記第1開口部、前記第2開口部に対向した第5開口部を備える第2カバーとを有した第1保護容器をさらに備える請求項1記載のケーブル保護装置。
  5. 前記ケーブルの前記第1案内部に通される側には、カメラ付き自走車に連結するためのケーブル側コネクタの一方が接続され、前記ケーブル側コネクタと前記ケーブルとの境目の周囲を覆って、前記ケーブル側コネクタよりも径が大きい第2保護容器をさらに備える請求項1記載のケーブル保護装置。
  6. 前記ケーブル側コネクタの他方にも前記第2保護容器に対応する第3保護容器が取り付けられている請求項5記載のケーブル保護装置。
  7. 前記連結用ワイヤの両端が、前記連結用コネクタの先方でシャックルに連結される請求項1記載のケーブル保護装置。
  8. 前記シャックルには、さらに清掃用の円柱状のブラシが接続される、請求項7記載のケーブル保護装置。
  9. 前記第1容器、前記クランプリング、前記第1容器の前記第2開口部を閉じる蓋は、金属製であり、一体化した前記第1容器と前記蓋を覆う第1保護容器は樹脂製である請求項1乃至8の何れかに記載のケーブル保護装置。
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