JP2917026B2 - 地下管路の補修工法 - Google Patents

地下管路の補修工法

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JP2917026B2 JP10544189A JP10544189A JP2917026B2 JP 2917026 B2 JP2917026 B2 JP 2917026B2 JP 10544189 A JP10544189 A JP 10544189A JP 10544189 A JP10544189 A JP 10544189A JP 2917026 B2 JP2917026 B2 JP 2917026B2
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基之 古賀
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば電気ケーブル等を引込むために地下
に布設されているような地下管路の補修工法に関し、詳
しくは、導通不良個所のある地下管路を、布設状態のま
ま、ケーブルの引込みが可能となるように補修する地下
管路の補修工法に関するものである。
〔従来の技術〕
電気ケーブル等の引込み管路となる地下管路は、通
常、1区間のマンホール間にわたって道路下などの地下
に鋳鉄管,鋼管,ヒューム管等の管体を複数本、集合整
列された形態で布設してなるものであり、最初の布設施
工の際に、将来、増設が見込まれる余分の空管路を同時
に布設しておいて、以後増設するケーブルは、その空管
路となっている任意の管路を選んで引込む形態を採って
いる。
上記の空管路を使用するに当っては、布設後の経年の
間に、管本体に各種の損傷が生じていることが多いの
で、管内をモップ,ブラシ等の清掃工具や高圧水洗など
の手段でクリーニングを施し、その後、ボビン通過試験
を行なって、この通過試験に合格した管路は、その内面
に、樹脂等を用いて周知の技術手段によりライニング処
理を施して管路を補強し、ケーブルを引込むのである。
一方、上記ボビン通過試験で不合格となった管路は、
その不合格となった個所の状態を診断する。この診断の
手段としては、テレビカメラを用いた目視観察,ファイ
バースコープなどからなる管内検査鏡による目視観察,
球通しによる管径測定,磁気探傷による波形分析等があ
り、これらの手段により管内不良現象が把握される。不
良現象としては、折損,継手部離脱,偏平,急曲,屈
曲,穴あき,異物の侵入,腐蝕等があり、それぞれの不
良現象に応じた補修が行われ、再びボビン通過試験を行
い、これに合格すれば上記同様にライニングを施しケー
ブルを引込むのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述の不良個所の補修のあたり、 .補修部分は、これを真円状にはなかなか復元し難い
問題があること、 .また、管路の急曲,屈曲部分は、これを所定の曲率
になるまで補修することがなかなか困難であること、 .さらに、補修対象の管路には、その管路の全長にわ
たって管内面に錆が浮出したり、こぶ状の突出部が生起
している場合が多く、これを残らず除去するような補修
を行うことはなかなか困難であること、 .さらにまた、補修後、管内面にライニング処理を施
す場合、これにより管径が縮径されて所要の管路内径が
得られないこと、 などの問題があり、補修後にケーブルを引込む際、ケー
ブルの挿通が困難になるという問題があった。
そこで本発明は、上記の問題点を解決することを目的
としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、補修対象の管
1内に導入され、管1の一端開口から牽引される牽引索
2に引かれて管1内を移動する管1の内径よりやや小径
の球形をしたガイドピグ3の後部により戻し4を連結
し、該より戻し4の後部にコイルばね状のフレキシブル
連結体5を介して管1の内径よりやや小径のグラインダ
6を取付け、 上記グラインダ6には、その後部に連結部7を介して
ロッド8を連結すると共に、このロッド8に着脱可能
で、かつ自在連結部8a,9aにより連結される延長ロッド
9を連結してその端部を管1の他端開口から突出させ、
この突出端に回転原動機10を接続してグラインダ6を回
転させるようにし、管1内面の研磨をするようにしたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成により、グラインダは管の直線部はもとよ
り、屈曲部においても自由に回転して管内面を研磨し、
付着物を除去し、管の導通性を良好にする。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説
明する。
ここで使用される補修装置は、第1図および第2図に
示すように、地下管路1内に管1の一端開口から索引さ
れて移動可能に挿通される牽引用ワイヤ2の後端に管1
の内径よりやや小径の球形をしたガイド用ピグ3を連結
している。このガイド用ピグ3の後部には、より戻し4
が連結されていて、このより戻し4に、コイルばね状の
フレキシブル連結体5を介してグラインダ6が取付けら
れている。このグラインダ6の外径は、地下管路1の内
径よりやや小さくしてある。グラインダ6の後部にはロ
ッド連結部7が設けられ、この連結部7にロッド8が連
結されている。ロッド8の後端に設けられた連結部8aに
は、延長ロッド9の先端に設けた連結部9aが連結されて
自在連結部を構成している。延長ロッド9は、他の何本
のものでも着脱自在でその後端は地下管路1の他端開口
から管外に突出していて、その突出端にモータ10が連結
されている。
このような構成の補修装置を、第1図に示すように、
マンホール間に集合整列された状態で布設されている地
下管路1の1つに挿通するときは、一方のマンホールか
ら上記牽引用ワイヤ2を他方のマンホールに挿通させ
る。しかして反対側マンホールからワイヤ2を取出し、
ウインチなどで巻上げて牽引すると、補修装置はマンホ
ールより地下管路1中に導入される。そして補修装置
は、牽引用ワイヤ2に牽引されて移動し、ロッド8に自
在連結部8a,9aを介して延長ロッド9を連結して、グラ
インダ6が研磨を必要とする個所に達したならば、牽引
用ワイヤ2の牽引を一次停止し、あるいは牽引用ワイヤ
2の移動速度を遅くしてグラインダ6によって管1の内
面を研磨する。
この補修装置の移動過程で、地下管路1内周面から内
方に突出する,例えば内部膨出部分があると、グライン
ダ6によりこれを研磨して除去し、管内面を真円状に矯
正する。また、地下管路1の内周面に強固に付着する付
着物があっても、これをグラインダ6により研磨して真
円状に補修する。
このようにして、補修装置が通過した地下管路1内
は、略真円状に補修され、補修作業後に樹脂ライニング
を施した管内面は略真円となっていてほとんど縮径され
ることがなく、ケーブルの引込みはスムーズに行われ
る。また、樹脂ライニングを施した管内に補修装置を通
すと、こぶ状突出部があってもこれをグラインダ6によ
り研磨し真円状に仕上げる。
また、管路の急曲,屈曲部分は、補修装置が通過でき
る範囲で所定の曲率になるよう補修でき、しかも管内面
が真円状に補修されるから、ケーブルの引込みが容易に
行える。
なお、上記モータ10は、電動モータに限らず油圧モー
タ等にして、油圧装置を連結するようにしてもよいもの
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の地下管路の補修工法に
よれば、補修対象の管1内に導入され、管1の一端開口
から牽引される牽引索2に引かれて管1内を移動する管
1の内径よりやや小径の球形をしたガイドピグ3の後部
により戻し4を連結し、該より戻し4の後部にコイルば
ね状のフレキシブル連結体5を介して管1の内径よりや
や小径のグラインダ6を取付け、このグラインダ6に
は、その後部に連結部7を介してロッド8を連結すると
共に、このロッド8に着脱可能で、かつ自在連結部8a,9
aにより連結される延長ロッド9を連結してその端部を
管1の他端開口から突出させ、この突出端に回転原動機
10を接続してグラインダ6を回転させるようにし、管1
内面の研磨をするようにしたので、補修すべき地下管路
1の内周面を、牽引索2により管1の内径よりやや小径
の球形をしたガイドピグ3、より戻し4およびコイルば
ね状のフレキシブル連結体5を介して牽引されて移動す
る管1の内径よりやや小径のグラインダ6を周方向に回
転させることによって、グラインダ6は偏心回転して管
1内面を強力に研磨し、突出部等を研磨して除去し、管
1内面を真円状に補修することができる。樹脂ライニン
グを施した補修後の管1内面に樹脂のこぶ状の突出部が
たとえ1個所あっても、ケーブルを通す際にケーブルを
引込むことが不可能であるが、このこぶ状突起をグライ
ンダ6で研磨することによりケーブルをスムーズに引込
むことができるようになる。また、管路1の急曲,屈曲
部分は、これを所定の曲率になるよう補修し、さらに、
管内面に錆が浮出したり、こぶ状の突出物があっても、
これらを研磨,除去して真円状に仕上げ、樹脂ライニン
グを一律に施すことができ、管路の縮径は一律でケーブ
ルの引込みを容易にする、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側断面図、第2図はロ
ッド,延長ロッドおよびモータの側面図である。 1……地下管路、2……牽引用ワイヤ、3……ガイド用
ピグ、4……より戻し、5……フレキシブル連結体、6
……グラインダ、7……ロッド連結部、8……ロッド、
9……延長ロッド、8a,9a……自在連結部、10……モー
タ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補修対象の管(1)内に導入され、管
    (1)の一端開口から牽引される牽引索(2)に引かれ
    て管(1)内を移動する管(1)の内径よりやや小径の
    球形をしたガイドピグ(3)の後部により戻し(4)を
    連結し、該より戻し(4)の後部にコイルばね状のフレ
    キシブル連結体(5)を介して管(1)の内径よりやや
    小径のグラインダ(6)を取付け、 上記グラインダ(6)には、その後部に連結部(7)を
    介してロッド(8)を連結すると共に、このロッド
    (8)に着脱可能で、かつ自在連結部(8a,9a)により
    連結される延長ロッド(9)を連結してその端部を管
    (1)の他端開口から突出させ、この突出端に回転原動
    機(10)を接続してグラインダ(6)を回転させるよう
    にし、管(1)内面の研磨をするようにしたことを特徴
    とする地下管路の補修工法。
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