JP2018097444A - 荷物配達システムおよび荷物配達プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】飛行体による配達における受取人の煩雑さを軽減できる技術の提供。【解決手段】荷物配達システムは、空中を飛行する飛行体が降下可能な地点であって、配達先から外出している荷物の受取人が前記配達先へと向かう経路上の地点を受取地点として設定する受取地点設定部と、前記受取人が前記受取地点に到着する到着予定時刻を取得する到着予定時刻取得部と、前記荷物を保持している前記飛行体が前記到着予定時刻に前記受取地点に到着するように前記飛行体の運行計画を作成する運行計画作成部と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、荷物配達システムおよび荷物配達プログラムに関する。
住宅に人が在宅である場合に、当該住宅までの経路を探索し、荷物の宅配を行う技術が知られている(特許文献1、参照)。特許文献1において、住宅に人が在宅であるか否かが当該住宅における電力量に基づいて推定される。
しかしながら、住宅等の宅配先に人が居る場合であっても、荷物を受け取るには受取場所(玄関等)まで受け取りに行く必要があり、受取人にとって煩雑であるという問題があった。特に、空中を飛行する飛行体(例えばドローン)によって配達する場合、受取場所はある程度広く、かつ、上空に障害物のない場所に限られるため、受取人が受取場所まで荷物を受け取りに行くのが煩雑となる。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、飛行体による配達における受取人の煩雑さを軽減できる技術を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、飛行体による配達における受取人の煩雑さを軽減できる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の荷物配達システムは、空中を飛行する飛行体が降下可能な地点であって、配達先から外出している荷物の受取人が配達先へと向かう経路上の地点を受取地点として設定する受取地点設定部と、受取人が受取地点に到着する到着予定時刻を取得する到着予定時刻取得部と、荷物を保持している飛行体が到着予定時刻に受取地点に到着するように飛行体の運行計画を作成する運行計画作成部と、を備える。
前記の目的を達成するため、本発明の荷物配達プログラムは、コンピュータを、空中を飛行する飛行体が降下可能な地点であって、配達先から外出している荷物の受取人が前記配達先へと向かう経路上の地点を受取地点として設定する受取地点設定部、前記受取人が前記受取地点に到着する到着予定時刻を取得する到着予定時刻取得部、前記荷物を保持している前記飛行体が前記到着予定時刻に前記受取地点に到着するように前記飛行体の運行計画を作成する運行計画作成部、として機能させる。
前記の構成において、受取人が配達先に向かう経路上の受取地点にて荷物を受け取ることができ、わざわざ荷物を受け取るために配達先から外に出る煩雑さを解消できる。受取人が受取地点に到着する到着予定時刻に飛行体が到着するように運行計画が作成されるため、荷物を受け取るために受取人が待つ煩雑さも解消できる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)荷物配達システムの構成:
(2)荷物配達システムの処理:
(3)運行計画作成処理および運行計画更新処理:
(4)他の実施形態:
(1)荷物配達システムの構成:
(2)荷物配達システムの処理:
(3)運行計画作成処理および運行計画更新処理:
(4)他の実施形態:
(1)荷物配達システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる荷物配達システム10の構成を示すブロック図である。荷物配達システム10は、ユーザ端末110とドローン210と通信可能に構成されたサーバである。荷物配達システム10は、配達を待つ荷物が保管される配送センターに備えられたサーバであり、集荷から配達まで荷物の所在を管理するサーバ(不図示)と通信可能となっている。
図1は、本発明の一実施形態にかかる荷物配達システム10の構成を示すブロック図である。荷物配達システム10は、ユーザ端末110とドローン210と通信可能に構成されたサーバである。荷物配達システム10は、配達を待つ荷物が保管される配送センターに備えられたサーバであり、集荷から配達まで荷物の所在を管理するサーバ(不図示)と通信可能となっている。
ドローン210は、飛行体であり、モーターまたはエンジンによってプロペラ(またはローター)を回転させることにより飛行可能となっている。ドローン210は、蓄電池に充電された電力または燃料タンクに補充された燃料を動力源とする。ドローン210は、荷物を保持可能であり、荷室に荷物を収容してもよいし、チャック等によって荷物を把持してもよい。ドローン210は、図示しないコンピュータを備えており、当該コンピュータが運行計画260にしたがってドローン210の飛行(浮上/降下,操舵等)を制御する。ドローン210は、GPS受信部等の測位部250を備えており、測位部250にて計測されたドローン210の現在位置が荷物配達システム10に送信される。
ユーザ端末110は、いわゆるスマートフォン等の携帯端末である。ただし、ユーザ端末110は、車両(自家用車)に搭載された車載器であってもよい。ユーザ端末110は、制御部120と記録媒体130と通信部140と測位部150とタッチパネルディスプレイ160とを備えている。制御部120は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体130やROMに記憶された荷物受取プログラム121を実行する。
記録媒体130は、地図情報130aを記録している。地図情報130aは、いわゆるマルチモーダルに対応した交通網を規定した情報であり、鉄道やバスや自家用車(タクシー)や徒歩等の各交通手段によって通行可能な道路区間(リンク)と、当該道路区間の接続点(ノード)を規定した情報である。接続点は、同一種の交通手段が通行可能な道路区間が接続する地点であってもよいし、異種の交通手段が通行可能な道路区間が接続する地点であってもよい。各道路区間には、当該道路区間の通行に要する旅行時間と、当該道路区間の長さが対応付けて記録されている。さらに、地図情報30aにおいては、施設として、自宅や勤務地や駐車場についての施設情報が含まれている。施設情報は、少なくとも施設の位置を示す。
通信部140は、荷物配達システム10との間の無線通信を可能とするための無線通信回路である。タッチパネルディスプレイ160は、ユーザの操作を受け付ける入力部としてのタッチセンサと、ユーザが視認可能に画像を表示する表示部としてのディスプレイとを兼ね備える。測位部150は、ユーザ端末110の現在地を計測するセンサ類であり、GPS受信部やジャイロセンサや加速度センサを含んでもよい。制御部120は、測位部150が計測した計測値に基づいてユーザ端末110の現在地を導出する。また、制御部120は、通信部140の通信状態(通信基地との間の電波強度等)に基づいて現在地を補正してもよく、地図情報130aを用いてマップマッチングを行ってもよい。
荷物受取プログラム121は、経路案内モジュール121aと荷物受取モジュール121bとを含む。経路案内モジュール121aの機能により制御部120は、タッチパネルディスプレイ160にてユーザから目的地の入力を受け付けるとともに、現在地から目的地までの経路を公知のダイクストラ法等によって探索する。また、制御部120は、荷物配達システム10にて受取地点が設定された場合には、途中で受取地点を経由して現在地から目的地に向かう経路を探索する。受取地点の詳細については後述する。また、制御部120は、探索した経路を構成する道路区間の旅行時間に基づいて受取地点や目的地に到着する予定の到着予定時刻を取得する。なお、制御部120は、図示しない交通情報サーバから受信した渋滞情報や事故情報や天候情報等に基づいて、道路区間の旅行時間を修正する。その結果、渋滞情報等に応じて到着予定時刻が修正されることとなる。この場合において、経路そのものも渋滞情報等に応じて修正(リルート)され得る。さらに、制御部20は、探索した経路上をユーザが移動するように誘導するための案内画像をタッチパネルディスプレイ160にて表示する。
荷物受取モジュール121bの機能により制御部120は、ユーザから目的地の入力を受け付けた場合に、当該ユーザが宛名となっており、かつ、当該目的地が配達先である荷物が存在するか否かを確認する確認要求を荷物配達システム10に送信する。また、制御部120は、前記確認要求に応じて荷物が存在する旨の応答があった場合、タッチパネルディスプレイ160にて、荷物の受け取りを希望するか否かを指定するための表示を行う。さらに、制御部120は、荷物の受け取りを希望すると指定された場合、荷物配達システム10にて設定された受取地点を取得する。その結果、受取地点を経由する経路が探索されることとなる。受取地点を経由する経路を探索すると、荷物受取モジュール121bの機能により制御部120は、受取地点への到着予定時刻を荷物配達システム10に送信する。さらに、荷物受取モジュール121bの機能により制御部120は、経路の出発地を出発した後において、ユーザ端末110の現在地や図示しない交通情報サーバから受信した渋滞情報等に基づいて、受取地点への到着予定時刻を修正する。その結果、受取地点への到着予定時刻は、遅くなるように修正されたり、早くなるように修正されたりすることとなる。
荷物受取モジュール121bの機能により制御部120は、ユーザ端末110の現在地が、経路の経由地としての受取地点に到着した場合には、当該受取地点にユーザ端末110が到着したことを示す到着通知を荷物配達システム10に送信する。このとき、荷物を保持しているドローン210がまだ受取地点の上空に到着していない場合には、荷物受取モジュール121bの機能により制御部120は、当該ドローン210が受取地点に到達する予定の到達予定時刻をタッチパネルディスプレイ160に表示する。一方、荷物を保持しているドローン210がすでに受取地点の上空に到着している場合には、荷物受取モジュール121bの機能により制御部120は、当該荷物の受け取り方法を案内するための受取ガイダンスをタッチパネルディスプレイ160に表示する。受取ガイダンスとは、例えばドローン210の着陸地点へとユーザを誘導したり、ドローン210をユーザ端末110の近くまで誘導するためのユーザ端末110の操作方法を案内するものである。これにより、ユーザは、目的地へと向かう経路の途中の受取地点にて荷物を受け取ることができる。
次に、荷物配達システム10の詳細について説明する。荷物配達システム10は、制御部20と記録媒体30と通信部40とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶された荷物配達プログラム21を実行する。
記録媒体30は、地図情報30aとユーザ情報30bとドローン情報30cと荷物情報30dとを記録している。
地図情報30aは、ユーザ端末110に記録されている地図情報130aと同様の情報のほかに、受取地点の候補地点の位置と、荷物の配送センターの位置と、ドローン210が待機可能な待機地点の位置とを示す情報を含んでいる。本実施形態において、受取地点の候補地点とは、駐車場であることとする。受取地点の候補地点は、ドローン210が降下可能、かつ、人が進入可能な地点であればよく、例えば公園であってもよい。本実施形態において、ドローン210が待機可能な待機地点とは、荷物の配送業者に対して使用許諾がなされた建物の屋上である。待機地点は、ドローン210が降下可能、かつ、人の侵入が困難な地点であればよく、例えば柵によって閉鎖された平地であってもよい。
地図情報30aは、ユーザ端末110に記録されている地図情報130aと同様の情報のほかに、受取地点の候補地点の位置と、荷物の配送センターの位置と、ドローン210が待機可能な待機地点の位置とを示す情報を含んでいる。本実施形態において、受取地点の候補地点とは、駐車場であることとする。受取地点の候補地点は、ドローン210が降下可能、かつ、人が進入可能な地点であればよく、例えば公園であってもよい。本実施形態において、ドローン210が待機可能な待機地点とは、荷物の配送業者に対して使用許諾がなされた建物の屋上である。待機地点は、ドローン210が降下可能、かつ、人の侵入が困難な地点であればよく、例えば柵によって閉鎖された平地であってもよい。
荷物配達プログラム21は、受取地点設定モジュール21aと到着予定時刻取得モジュール21bと運行計画作成モジュール21cとを含む。受取地点設定モジュール21aと到着予定時刻取得モジュール21bと運行計画作成モジュール21cとは、それぞれコンピュータとしての制御部20を受取地点設定部と到着予定時刻取得部と運行計画作成部として機能させるプログラムモジュールである。
受取地点設定モジュール21aの機能により制御部20は、空中を飛行する飛行体としてのドローン210が降下可能な地点であって、配達先から外出している荷物の受取人が配達先へと向かう経路上の地点を受取地点として設定する。受取地点設定モジュール21aの機能により制御部20は、ユーザが設定した目的地が、当該ユーザを宛名とする荷物の配達先となっている場合に、当該目的地の周辺に存在する受取地点を設定し、当該受取地点を経由して目的地へと向かう経路を探索する。ここで、配達先を目的地に設定するユーザは、配達先から外出しているユーザであると言える。また、受取地点を経由して目的地へと向かう経路を探索することにより、結果として、当該経路上の地点を受取地点として設定できる。
さらに、受取地点は、経路のうち、受取人が徒歩によって通行する部分に設定される。具体的に、受取地点設定モジュール21aの機能により制御部20は、配達先に付設されている駐車場を受取地点として設定する。例えば、表1のように目的地としての勤務地が配達先となっている荷物があるユーザ(ユーザID001)については、勤務地駐車場が受取地点として設定され、自宅が配達先となっている荷物があるユーザ(ユーザID002)については自宅駐車場が受取地点として設定される。ここで、目的地に付設された駐車場は、自家用車を利用した場合、自家用車から降りて徒歩で目的地へと向かって通行する部分の最初の地点であると見なすことができる。また、目的地に付設された駐車場は、目的地に至近であるため、自家用車を利用しない場合も、徒歩で目的地へと向かって通行する部分に存在する地点であると見なすことができる。ほとんどの場合、目的地に付設された駐車場よりも遠い位置にて最後の乗り物から降りるからである。
ここで、受取地点は、配達先から予め決められた距離以内の地点であってもよい。例えば、地図情報30aにおいて配達先に付設する駐車場が定義されていない場合、制御部20は、受取地点の候補地点(ドローン210が降下可能、かつ、人が進入可能な地点)のうち、配達先から予め決められた距離(例えば500m)以内の地点を受取地点として設定してもよい。さらに、制御部20は、受取地点の候補地点が配達先から予め決められた距離以内に複数存在する場合、これらのうち配達先に最寄りの地点を受取地点として設定してもよい。
図2Aは、受取地点Qと目的地Gとの関係を示す模式図である。ここでは、表1のユーザID002のユーザを例に挙げて説明する。このユーザは、自宅を目的地Gとして設定しており、当該ユーザを宛名とする荷物の配達先も自宅となっている。この場合、目的地Gとしての自宅に付設された自宅駐車場が受取地点Qとして設定される。受取地点Qが設定されると、ユーザ端末110では、当該受取地点Qとしての自宅駐車場を経由して目的地Gとしての自宅へと向かう経路Rが探索されることとなる。図2Aの例では、出発地Sから受取地点Qまでが自家用車で通行する経路となり、受取地点Qから目的地Gまでが徒歩で通行する経路となっている。
到着予定時刻取得モジュール21bの機能により制御部20は、受取人が受取地点に到着する到着予定時刻を取得する。具体的に、制御部20は、経路Rを探索したユーザ端末110から受取地点Qへの到着予定時刻を取得する。なお、荷物配達システム10が経路Rを探索してもよく、荷物配達システム10が到着予定時刻T1を算出してもよい。この場合、ユーザ端末110にて経路Rが案内できるように、荷物配達システム10が経路Rを示す情報を配信すればよい。なお、現在時刻T0においては、受取人が出発地Sに存在している。
運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、荷物を保持している飛行体としてのドローン210が到着予定時刻T1に受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260を作成する。運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、荷物情報30dを参照し、ユーザID002のユーザが宛名となっており、かつ、目的地Gとしての自宅が配達先となっている荷物(荷物ID012)の保管位置となっている配達センターDに現在存在しているドローン210を、配達に使用するドローン210として特定する。表2,表3の例において、ドローンID100のドローン210が配達に使用するドローン210として特定されることとなる。制御部20は、配達に使用するドローン210に対して配達する荷物を保持するように指令する。
制御部20は、配達センターDから受取地点Qまでの飛行経路(図2Aの二点鎖線)をドローン210の平均飛行速度(例えば時速20km)で除算することにより、配達センターDから受取地点Qまで直行した場合の所要期間P1を取得する。そして、制御部20は、所要期間P1に安全係数αを乗算した期間を、最大所要期間αP1として取得する。ここで、安全係数αとは、向かい風等によってドローン210の飛行速度が平均飛行速度よりも遅くなることを考慮して設定される係数(例えば1.2)である。安全係数αは、向かい風の風速が大きいほど大きくなるように設定されてもよい。なお、図示の簡略化のため、ドローン210の飛行経路を直線としているが、障害物を避けるように非直線の飛行経路が設定されてもよく、当該非直線の飛行経路の長さを平均飛行速度で除算することにより、所要期間P1が取得されてもよい。
制御部20は、現在時刻T0に最大所要期間αP1を加算した配達予定時刻(T0+αP1)が、受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅い場合、荷物を保持したドローン210を今すぐに受取地点Qへと直行させる運行計画260を設定する。この場合、荷物を保持しているドローン210が到着予定時刻T1に受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260が作成されたこととはならないが、受取地点Qにて受取人が待機することで荷物を受け渡すことができる。なお、荷物を保持しているドローン210がまだ受取地点の上空に到着していない場合には、ユーザ端末110の制御部120は、当該ドローン210が到達する予定の到達時刻をタッチパネルディスプレイ160に表示するため、受取人は待ち時間を把握できる。
図2Bは、到着予定時刻T1とドローン210の飛行に要する所要期間P1との関係を示すグラフである。なお、図2Bにおいて、横軸は時刻を示す(図2C,2Dも同様)。図2Bにおいては、配達予定時刻(T0+αP1)が到着予定時刻T1よりも遅く、ドローン210を今すぐに受取地点Qへと直行させる運行計画260が作成されることとなる。
一方、制御部20は、配達予定時刻(T0+αP1)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも早い場合、到着予定時刻T1から最大所要期間αP1を減算した出発時刻(T1−αP1)まで配達センターDにて待機させた後に、ドローン210を受取地点Qへと直行させる運行計画260を作成する。
図2Cは、到着予定時刻T1とドローン210の飛行に要する所要期間P1との関係を示すグラフである。図2Cにおいては、配達予定時刻(T0+αP1)が到着予定時刻T1よりも早く、ドローン210を出発時刻(T1−αP1)まで待機させた後に、ドローン210を受取地点Qへと直行させる運行計画260が作成されることとなる。表2の出発待機中とは、ドローン210が出発位置にて待機している状態を意味する。出発待機中において、ドローン210は飛行しなくて済むため、電力や燃料の消費を抑制できる。
むろん、ドローン210は最大所要期間αP1よりも短い所用期間で受取地点Qに到着し得る。この場合、ドローン210は到着予定時刻T1よりも先に受取地点Qに到着し、当該受取地点Qの上空にて待機することとなる。表2の受渡待機中とは、ドローン210が受取地点Qの上空にて待機している状態を意味する。
運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、飛行体としてのドローン210が地上にて待機可能な地点のうち、受取地点Qの周辺に存在する地点を待機地点Wとして設定し、荷物を保持しているドローン210が待機地点Wを経由して受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260を作成する。運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、地図情報30aを参照し、受取地点Qの最寄りの待機地点Wを設定する。そして、制御部20は、配達センターDから待機地点Wまでの飛行経路(図2Aの一点鎖線)の長さをドローン210の平均飛行速度で除算した所要期間P0と、待機地点Wから受取地点Qまでの飛行経路(図2Aの破線)の長さをドローン210の平均飛行速度で除算した所要期間P3とを合計することにより、経由所要期間P2を取得する。
さらに、制御部20は、経由所要期間P2に安全係数αを乗算することにより、最大経由所要期間αP2を取得する。制御部20は、現在時刻T0に最大経由所要期間αP2を加算した経由配達予定時刻(T0+αP2)が、受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅い場合、待機地点Wを経由することなく、ドローン210を配達センターDから受取地点Qへと直行させる運行計画260を作成する。図2Cにおいては、経由配達予定時刻(T0+αP2)が到着予定時刻T1よりも遅くなっており、ドローン210を出発時刻(T1−αP1)まで待機させた後に、ドローン210を受取地点Qへと直行させる運行計画260が作成されることとなる。
一方、経由配達予定時刻(T0+αP2)が到着予定時刻T1よりも早い場合、制御部20は、待機地点Wを経由して受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260を作成する。具体的に、制御部20は、配達センターDから待機地点Wまで飛行する第1行程と、待機地点Wから受取地点Qまで飛行する第2行程とからなる運行計画260を作成する。
図2Dは、到着予定時刻T1と待機地点Wを経由した場合のドローン210の飛行に要する最大経由所要期間αP2との関係を示すグラフである。図2Dにおいては、経由配達予定時刻(T0+αP2)が到着予定時刻T1よりも早く、待機地点Wを経由してドローン210を受取地点Qへと飛行させる運行計画260が作成されることとなる。第1行程においては、到着予定時刻T1から最大経由所要期間αP2を減算した出発時刻(T1−αP2)まで配達センターDにて待機させた後に、ドローン210を待機地点Wへと飛行させる。第2行程においては、出発時刻(T1−αP3)まで待機地点Wにて待機させた後に、ドローン210を受取地点Qへと飛行させる。αP3は、待機地点Wから受取地点Qまで飛行するのに要する最大所要期間である。
待機地点Wにおいてもドローン210は着陸した状態で待機するため、電力や燃料の消費を抑制できる。なお、待機地点Wを経由する場合、現在時刻T0から即座にドローン210を待機地点Wへと飛行させてもよい。この場合、待機地点Wにおける待機期間が長くなるだけであり、電力や燃料の消費を抑制できることには変わりない。いずれの場合も、出発時刻(T1−αP3)までドローン210が待機地点Wにて待機することとなるため、受取地点Qの上空にて待機する受渡待機の期間を短くすることができ、電力や燃料の消費を抑制できる。
さらに、運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、荷物を保持している飛行体としてのドローン210が待機地点Wを経由することなく受取地点Qに向けて飛行を開始した後に、到着予定時刻T1が遅延した場合に、荷物を保持しているドローン210が待機地点Wを経由して受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260を更新する。上述したように、ユーザ端末110の制御部120は、経路Rの出発地Sをユーザ端末110が出発した後において、ユーザ端末110の現在地や図示しない交通情報サーバから受信した渋滞情報等に基づいて、受取地点Qへの到着予定時刻T1を修正する。運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、ドローン210の出発後においても修正後の到着予定時刻T1を取得する。
ここで、図2Aにおいて、ドローン210が配達センターDと受取地点Qとを結ぶ直線上(二点鎖線)の現在位置X(白丸)を飛行している場合を考える。制御部20は、ドローン210の現在位置Xから待機地点Wまでの所要期間P0mと、待機地点Wから受取地点Qまでの所要期間P3とを合計した経由所要期間P2mを取得し、さらに経由所要期間P2に安全係数αを乗算した最大経由所要期間αP2mを取得する。さらに、図2Dに示すように、制御部20は、経由配達予定時刻(T0+αP2m)が修正後の到着予定時刻T1よりも早くなった否かを判定し、経由配達予定時刻(T0+αP2m)が修正後の到着予定時刻T1よりも早くなった場合に、待機地点Wを経由して受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260を更新する。この場合、ドローン210は、即座に現在位置Xから受取地点Qではなく待機地点Wへと向かうように進路変更をすることとなる。
なお、もともと待機地点Wを経由する運行計画260が作成されていた場合において、到着予定時刻T1が早くなるように修正されたことにより、経由配達予定時刻(T0+αP2m)が修正後の到着予定時刻T1よりも遅くなる場合も生じ得る。このような場合、制御部20は、ドローン210の現在位置から受取地点Qへと直行するように運行計画260を更新してもよい。さらに、もともと待機地点Wを経由する運行計画260が作成されていた場合において、到着予定時刻T1が遅くなるように修正される場合も生じ得る。このような場合、制御部20は、到着予定時刻T1が遅延した分だけ、待機地点Wの出発時刻(T1−αP3)を遅らせれば済む。
運行計画作成モジュール21cの機能により制御部20は、運行計画260を作成または更新した場合、当該運行計画260をドローン210に送信する。これにより、ドローン210に運行計画260が設定され、当該運行計画260にしたがってドローン210が飛行することとなる。ドローン210は、待機地点Wに到着した場合、待機地点Wに着陸し、次の出発時刻(T1−αP3)まで待機する(出発待機)。また、ドローン210は、受取地点Qに到着した場合、受取地点Qの上空にて滞空し、受取人が到着するまで待機する(受渡待機)。そして、受取人が受取地点Qに到着すると、制御部20は、ドローン210に対して荷物受渡指令を送信する。それに応じて、ドローン210は、受取地点Qの地上へと降下し、荷物を受取人に受け渡す。受取人は、ユーザ端末110のタッチパネルディスプレイ160に表示された受取ガイダンスにしたがって行動することで、ドローン210から荷物を受け取ることができる。
以上説明した本実施形態おいて、制御部20は、受取人が配達先(目的地G)に向かう経路R上の受取地点Qにて荷物を受け取ることができ、わざわざ荷物を受け取るために配達先から外に出る煩雑さを解消できる。受取人が受取地点Qに到着する到着予定時刻T1にドローン210が到着するように運行計画260が作成されるため、荷物を受け取るために受取人が待つ煩雑さも解消できる。
ここで、ドローン210が地上にて待機可能な待機地点Wを経由することで、ドローン210のエネルギーの消費量を低減でき、ドローン210がエネルギー切れを起こす可能性を低減できる。制御部20は、荷物を保持している飛行体としてのドローン210が待機地点Wを経由することなく受取地点Qに向けて飛行を開始した後に、到着予定時刻T1が遅延した場合に、荷物を保持しているドローン210が待機地点Wを経由して受取地点Qに到着するようにドローン210の運行計画260を更新する。これにより、受取人の到着予定時刻T1が遅延した場合にも、ドローン210がエネルギー切れを起こす可能性を低減できる。
受取地点Qは、経路Rのうち、受取人が徒歩によって通行する部分に設定される。乗り物に乗っている場合には当該乗り物から降りて荷物を受け取る必要があるが、徒歩ならばそのまま荷物を受け取ることができる。また、配達先から予め決められた距離以内に受取地点を設定することで、受取人が受け取った荷物を配達先まで運ぶ距離を小さくすることができる。
(2)荷物配達システムの処理:
次に、荷物配達システム10とユーザ端末110とドローン210との間で行われる処理について説明する。なお、荷物配達システム10の制御部20は、ユーザ端末110からユーザ端末110の状態を取得すると、適宜、ユーザ情報30bを更新する。同様に、荷物配達システム10の制御部20は、ドローン210からドローン210の状態を取得すると、適宜、ドローン情報30cを更新する。
次に、荷物配達システム10とユーザ端末110とドローン210との間で行われる処理について説明する。なお、荷物配達システム10の制御部20は、ユーザ端末110からユーザ端末110の状態を取得すると、適宜、ユーザ情報30bを更新する。同様に、荷物配達システム10の制御部20は、ドローン210からドローン210の状態を取得すると、適宜、ドローン情報30cを更新する。
まず、ユーザ端末110の制御部120は、目的地Gが設定されたか否かを判定する(ステップV01)。すなわち、ユーザ端末110の制御部120は、タッチパネルディスプレイ160にて目的地Gを指定する操作が受け付けられたか否かを判定する。目的地Gが設定されたと判定しなかった場合(ステップV01:N)、ユーザ端末110の制御部120は、処理を終了し、目的地Gが設定されるまで待機する。
一方、目的地Gが設定されたと判定した場合(ステップV01:Y)、ユーザ端末110の制御部120は、目的地Gへ配達する荷物の確認要求を荷物配達システム10に送信する(ステップV02)。すなわち、ユーザ端末110の制御部120は、目的地Gが配達先となっている荷物であって、ユーザ端末110を使用するユーザが宛名となっている荷物が存在するか否かを荷物配達システム10に問い合わせる。
荷物の確認要求を受信すると、荷物配達システム10の制御部20は、目的地Gへ配達する荷物が存在するか否かを判定する(ステップS01)。具体的に、荷物配達システム10の制御部20は、荷物情報30dを参照することにより、目的地Gが配達先となっている荷物であって、ユーザ端末110を使用するユーザが宛名となっている荷物が存在するか否かを判定する。なお、ユーザ端末110を使用するユーザが宛名と異なる場合でも、宛名が当該ユーザの家族等として予め登録された人物となっている場合には、制御部20は、ユーザ端末110を使用するユーザが宛名となっていると見なしてもよい。すなわち、家族等が代理で荷物受け取ることが可能であってもよい。
目的地Gへ配達する荷物が存在すると判定しなかった場合(ステップS01:N)、荷物配達システム10の制御部20は、処理を終了する。一方、目的地Gへ配達する荷物が存在すると判定した場合(ステップS01:Y)、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qを設定する(ステップS02)。本実施形態において、荷物配達システム10の制御部20は、目的地Gに付設された駐車場を受取地点Qとして設定する。すなわち、制御部20は、ドローン210が降下可能であり、人が進入可能であり、かつ、自家用車から降りて徒歩で目的地Gへと向かって通行する部分に存在する駐車場を受取地点Qとして設定する。また、地図情報30aにおいて配達先に付設する駐車場が定義されていない場合、制御部20は、配達先から予め決められた距離(例えば500m)以内の地点を受取地点Qとして設定する。次に、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qをユーザ端末110に応答する(ステップS03)。
目的地Gへ配達する荷物の確認要求を行うと、ユーザ端末110の制御部120は、受取地点Qの応答があったか否かを判定する(ステップV03)。受取地点Qが応答されることは、荷物が存在する旨の応答があったことを意味する。目的地Gへ配達する荷物がなかった場合には、受取地点Qの応答されないこととなる。受取地点Qの応答があったと判定しなかった場合(ステップV03:N)、ユーザ端末110の制御部120は、処理を終了する。
一方、受取地点Qの応答があったと判定した場合(ステップV03:Y)、ユーザ端末110の制御部120は、受取希望があるか否かを判定する(ステップV04)。すなわち、ユーザ端末110の制御部120は、受取希望の有無を問い合わせる画面をタッチパネルディスプレイ160に表示し、当該画面に対する操作を受け付ける。受取希望があると判定しなかった場合(ステップV04:N)、ユーザ端末110の制御部120は、処理を終了する。この場合、荷物を受け取るための処理を終了するのであり、ユーザ端末110の制御部120は、受取地点Qを経由することなく目的地Gへと向かう経路を探索し、目的地Gまでの経路案内を行えばよい。
一方、受取希望があると判定した場合(ステップV04:Y)、ユーザ端末110の制御部120は、受取地点Qを経由する目的地Gまでの経路Rを探索する(ステップV05)。次に、ユーザ端末110の制御部120は、受取地点Qへの到着予定時刻T1を荷物配達システム10に送信する(ステップV06)。
受取地点Qへの到着予定時刻T1を受信すると、荷物配達システム10の制御部20は、運行計画作成処理を実行する(ステップS04)。運行計画作成処理の詳細については後述する。運行計画作成処理が終了すると、荷物配達システム10の制御部20は、運行計画作成処理にて作成された運行計画260をドローン210に送信する(ステップS05)。これにより、ドローン210は荷物を保持して受取地点Qへと飛行することとなる。
一方、到着予定時刻T1を送信したユーザ端末110においては、受取地点Qを経由する目的地Gまでの経路Rの案内が行われており、ユーザ端末110の現在地や最新の渋滞情報や事故情報や天候情報等が取得されている。ユーザ端末110の制御部120は、到着予定時刻T1に修正があるか否かを判定する(ステップV07)。すなわち、制御部120は、ユーザ端末110の現在地や最新の渋滞情報や事故情報や天候情報等に基づいて、到着予定時刻T1に修正があるか否かを判定する。なお、制御部120は、微小な修正は無視してもよく、到着予定時刻T1の修正幅が閾値(例えば3分)以上である場合に、到着予定時刻T1に修正があると判定してもよい。
到着予定時刻T1に修正があると判定しなかった場合(ステップV07:N)、ユーザ端末110の制御部120は、ステップV07に戻り、受取地点Qに到着するまで、到着予定時刻T1に修正があるか否かを判定する処理を繰り返す。一方、到着予定時刻T1に修正があると判定した場合(ステップV07:Y)、ユーザ端末110の制御部120は、修正後の到着予定時刻T1を荷物配達システム10に送信する(ステップV08)。
修正後の到着予定時刻T1を受信すると、荷物配達システム10の制御部20は、運行計画更新処理を実行する(ステップS06)。運行計画更新処理の詳細については後述する。運行計画更新処理が終了すると、荷物配達システム10の制御部20は、運行計画往診処理にて更新された運行計画260をドローン210に送信する(ステップS07)。これにより、荷物を保持したドローン210は更新後の運行計画260にしたがって飛行することとなる。
経路Rを案内しているユーザ端末110において、ユーザ端末110の制御部120は、受取地点Qにユーザ端末110が到着したか否かを判定する(ステップV09)。例えば、制御部120は、ユーザ端末110の現在地が、受取地点Qから予め決められた距離(例えば10m)以内となった場合に、受取地点Qにユーザ端末110が到着したと判定してもよい。
受取地点Qにユーザ端末110が到着したと判定しなかった場合(ステップV09:N)、ユーザ端末110の制御部120は、ステップV09に戻り、受取地点Qに到着するまで待機する。ステップV07とステップV09は、経路Rの案内が行われている期間において繰り返して実行される処理である。
一方、受取地点Qにユーザ端末110が到着したと判定した場合(ステップV09:Y)、ユーザ端末110の制御部120は、到着通知を荷物配達システム10に送信する(ステップV10)。受取地点Qへの到着通知を受信すると、荷物配達システム10の制御部20は、ドローン210(運行計画260を送信したドローン210)の現在位置を取得する(ステップS08)。そして、荷物配達システム10の制御部20は、ドローン210が受取地点Qに到着したか否かを判定する(ステップS09)。すなわち、制御部20は、ドローン210の現在位置が受取地点Qから予め決められた距離(例えば10m)以内となった場合に、受取地点Qにドローン210が到着したと判定してもよい。受取地点Qにドローン210が到着すると、ドローン210はじ上空にて受渡待機中となる。
ドローン210が受取地点Qに到着したと判定しなかった場合(ステップS09:N)、ユーザ端末110の制御部120は、到達時刻を表示する(ステップV11)。到達時刻とは、ドローン210の現在位置と受取地点Qまでの飛行経路の長さをドローン210の平均飛行速度で除算した期間を、現在時刻に加算することにより取得される期間である。ドローン210が受取地点Qに到着したと判定しなかった場合に、荷物配達システム10の制御部20は、到達時刻を取得し、ユーザ端末110に送信する。到達時刻を受信したユーザ端末110の制御部120は、到達時刻をタッチパネルディスプレイ160に表示する。これにより、受取地点Qに到着したユーザがいつまで荷物を待てばよいのかを把握できる。
ドローン210が受取地点Qに到着したと判定した場合(ステップS09:Y)、荷物配達システム10の制御部20は、荷物受渡指令を送信する(ステップS10)。すなわち、荷物配達システム10の制御部20は、ドローン210に対して、受取地点Qの地上へと降下し、荷物を受取人に受け渡すように指令する。例えば、制御部20は、着陸後に、荷室を開放したり、荷物を保持するチャックを解放したりするように、ドローン210に指令してもよい。一方、荷物配達システム10の制御部20は、ユーザ端末110に対して、受取ガイダンスを表示するように指令する。その結果、ユーザ端末110の制御部120は、受取ガイダンスをタッチパネルディスプレイ160に表示する(ステップV12)。
(3)運行計画作成処理および運行計画更新処理:
次に、図3のステップS04における運行計画作成処理と、ステップS06における運行計画更新処理について説明する。まず、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qへのユーザの到着予定時刻T1を取得する(ステップS0401)。すなわち、制御部20は、図3のステップV06にてユーザ端末110が送信した到着予定時刻T1を取得する。
次に、図3のステップS04における運行計画作成処理と、ステップS06における運行計画更新処理について説明する。まず、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qへのユーザの到着予定時刻T1を取得する(ステップS0401)。すなわち、制御部20は、図3のステップV06にてユーザ端末110が送信した到着予定時刻T1を取得する。
次に、荷物配達システム10の制御部20は、荷物を保管する配達センターDのドローン210を選択する(ステップS0402)。具体的に、制御部20は、ドローン情報30cと荷物情報30dとを参照することにより、受取を希望する荷物を保管する配達センターDに存在するドローン210のうち、運行計画260が設定されていないドローン210を選択する。なお、ドローン情報30cにおいてドローン210ごとにエネルギー残量(残電力量、残燃料等)が記録されてもよく、エネルギー残量が基準値よりも大きいドローン210が選択されてもよい。基準値は、少なくとも配達センターDと受取地点Qとの間を往復できるエネルギー残量であってもよい。
次に、荷物配達システム10の制御部20は、荷物の保持指令を行う(ステップS0403)。すなわち、制御部20は、選択したドローン210に対して配達する荷物を保持するように指令する。荷物には、バーコードや電子タグ等の識別標が添付されていてもよく、ドローン210が運行計画260にて指定された識別標を認識することで、荷物を保持してもよい。むろん、荷物の保持指令は、作業者に対して行われてもよく、人為的な作業を経てドローン210が荷物を保持してもよい。
次に、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qに最寄りの待機地点Wを取得する(ステップS0404)。すなわち、制御部20は、地図情報30aを参照することにより、受取地点Qに最も近い待機地点Wを取得する。
次に、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qに直行した場合の所要期間P1を取得する(ステップS0405)。すなわち、制御部20は、現在位置から受取地点Qまでの飛行経路(図2Aの二点鎖線)の長さを、ドローン210の平均飛行速度で除算することにより所要期間P1を取得する。
次に、荷物配達システム10の制御部20は、待機地点Wを経由した場合の受取地点Qまでの経由所要期間P2を取得する(ステップS0406)。すなわち、制御部20は、現在位置から待機地点Wまでの飛行経路(図2Aの一点鎖線)の長さをドローン210の平均飛行速度で除算した所要期間P0と、待機地点Wから受取地点Qまでの飛行経路(図2Aの破線)の長さをドローン210の平均飛行速度で除算した所要期間P3とを合計することにより、経由所要期間P2を取得する。次に、荷物配達システム10の制御部20は、待機地点Wから受取地点Qまでの所要期間P3を取得する(ステップS0407)。さらに、荷物配達システム10の制御部20は、現在時刻T0を取得する(ステップS0408)。
次に、荷物配達システム10の制御部20は、受取地点Qへと直行した場合の配達予定時刻(T0+αP1)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅い(大きい)か否かを判定する(ステップS0409)。すなわち、制御部20は、受取地点Qまで直行した場合の所要期間P1に安全係数αを乗算した最大所要期間αP1を取得し、当該最大所要期間αP1を現在時刻T0に加算した配達予定時刻(T0+αP1)が、到着予定時刻T1よりも遅いか否かを判定する。
配達予定時刻(T0+αP1)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅いと判定した場合(ステップS0409:Y)、荷物配達システム10の制御部20は、ドローン210を今すぐに受取地点Qへと直行させる運行計画260を設定する(ステップS0410)。すなわち、今すぐに受取地点Qへと直行した場合に、ドローン210が受取地点Qに到着する配達予定時刻(T0+αP1)が、受取人の到着予定時刻T1よりも遅い場合に(図2B)、できるだけ受取人の待ち時間を短くするように、ドローン210を今すぐに出発させる。
一方、配達予定時刻(T0+αP1)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅いと判定しなかった場合(ステップS0409:N)、荷物配達システム10の制御部20は、経由配達予定時刻(T0+αP2)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅い(大きい)か否かを判定する(ステップS0411)。すなわち、制御部20は、待機地点Wを経由した場合の経由所要期間P2に安全係数αを乗算した最大経由所要期間αP2を取得し、当該最大経由所要期間αP2を現在時刻T0に加算した経由配達予定時刻(T0+αP2)が、到着予定時刻T1よりも遅いか否かを判定する。
経由配達予定時刻(T0+αP2)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅いと判定した場合(ステップS0411:Y)、荷物配達システム10の制御部20は、配達センターDにて出発時刻(T1−αP1)まで待機後、受取地点Qに直行させる運行計画260を設定する(ステップS0412)。すなわち、待機地点Wを経由した場合に、ドローン210が受取地点Qに到着する経由配達予定時刻(T0+αP2)が、受取人の到着予定時刻T1よりも遅い場合に(図2C)、できるだけ受取地点Qにおいて待機する期間が短くなるように、出発時刻(T1−αP1)を遅らせてからドローン210を受取地点Qに直行させる。
一方、経由配達予定時刻(T0+αP2)が受取人の受取地点Qへの到着予定時刻T1よりも遅いと判定しなかった場合(ステップS0411:N)、荷物配達システム10の制御部20は、配達センターDにて出発時刻(T1−αP2)まで待機後、待機地点Wへと飛行する第1行程と、待機地点Wにて出発時刻(T1−αP3)まで待機後、受取地点Qへと飛行する第2行程とからなる運行計画260を設定する(ステップS0413)。すなわち、待機地点Wを経由しても、ドローン210が受取地点Qに到着する経由配達予定時刻(T0+αP2)が、受取人の到着予定時刻T1よりも早くなる場合に(図2D)、できるだけ受取地点Qにおいて待機する期間が短くなるように、出発時刻(T1−αP3)を遅らせてからドローン210を待機地点Wから受取地点Qに飛行させる。以上により、運行計画作成処理が終了する。
運行計画更新処理は、運行計画作成処理と基本的に同様の処理であるが、ステップS0405〜S0413に使用する到着予定時刻T1が修正後の到着予定時刻T1となる点と、現在時刻が最初に運行計画260を設定した時刻よりも後の時刻となる点と、ドローン210の現在位置が配達センターDの出発後の位置となり得る点と、が相違する。
運行計画更新処理において、まず荷物配達システム10の制御部20は、荷物を保持しているドローン210の現在位置と修正後の到着予定時刻T1を取得する(図4のステップS0601)。荷物配達システム10の制御部20は、その後のステップS0405〜S0413を、運行計画作成処理と同様に実行し、ステップS0410,S0412,S0413において更新後の運行計画260をドローン210に設定すればよい。ただし、運行計画更新処理を実行する時点で、ドローン210が配達センターDを出発している場合には、ステップS0412,S0413にて下線で示す配達センターDでの待機を省略し、現在位置からそのまま受取地点Qまたは待機地点Wへと飛行させる運行計画260を作成する。
(4)他の実施形態:
前記実施形態においては、目的地Gと受取地点Qとが異なる地点であったが、目的地Gにおいてドローン210が降下可能であれば、制御部20は、目的地Gを受取地点Qとして設定してもよい。また、ユーザ端末110が車載器である場合、目的地Gは車両が最終的に到着する地点、すなわち駐車場となる可能性が大きいため、目的地Gがそのまま受取地点Qとして設定されてもよい。ただし、目的地Gの駐車場が屋根付きである場合には、制御部20は、当該駐車場から屋外に出た位置等を受取地点Qとして設定してもよい。
前記実施形態においては、目的地Gと受取地点Qとが異なる地点であったが、目的地Gにおいてドローン210が降下可能であれば、制御部20は、目的地Gを受取地点Qとして設定してもよい。また、ユーザ端末110が車載器である場合、目的地Gは車両が最終的に到着する地点、すなわち駐車場となる可能性が大きいため、目的地Gがそのまま受取地点Qとして設定されてもよい。ただし、目的地Gの駐車場が屋根付きである場合には、制御部20は、当該駐車場から屋外に出た位置等を受取地点Qとして設定してもよい。
配達に使用するドローン210は、必ずしも荷物が存在する配達センターDに存在しなくてもよく、他の地点に存在する210が配達センターDにて荷物をピックアップするような運行計画260が作成されてもよい。また、経路Rは、必ずしもユーザ端末110にて探索されなくてもよく、荷物配達システム10の制御部20が経路Rを探索してもよい。また、必ずしも待機地点Wが設けられなくてもよく、待機地点Wを考慮する処理(図4のステップS0411,S0413)が省略されてもよい。さらに、安全係数αは、必ずしも考慮されなくてもよい。
経路Rのうち、受取人が徒歩によって通行する部分に存在する受取地点Qとして、目的地Gに付設された駐車場を例示したが、必ずしも目的地Gに付設された駐車場でなくてもよい。例えば、制御部20は、経路R(マルチモーダル)のうち、交通手段が徒歩となっている部分を抽出し、当該部分から予め決められた距離以内に存在する公園等の施設を受取地点Qとして設定してもよい。この場合も、受取地点Qは、できるだけ目的地Gに近いことが望ましい。さらに、ある乗り物から別の乗り物に乗り換える際に、徒歩で通行する部分に受取地点が設定されてもよい。
また、受取地点Qは、経路R上において受取人が車両から降車する駐車場でなくてもよく、経路R上において受取人が車両に乗車する駐車場であってもよい。この場合、荷物を目的地Gまで運ぶ距離が長くなるが、車両によって荷物を運ぶことができるため、受取人の負担は大きくならない。
飛行体は、荷物を保持した状態で空中を飛行可能な装置であればよく、運行計画にしたがってプロペラ等の駆動部や操舵部を制御可能な装置であればよい。また、飛行体は、運行計画を取得可能に構成されていればよく、例えば無線通信を介して荷物配達システムから運行計画を取得してもよい。飛行体は、運行計画にしたがって自律飛行が可能であってもよいし、運行計画と飛行体の飛行状態を取得可能なコンピュータによって遠隔制御されてもよい。
受取地点は、飛行体が降下可能かつ受取人が進入可能な地点であればよく、できるだけ障害物が少ない屋外の地点が望ましい。また、受取地点は、配達先へと向かう経路上の地点であればよく、配達先を最終目的地とし、受取地点を経由地とする経路が探索されてもよい。経路上の地点を受取地点として設定するとは、既定の経路上に存在する地点を受取地点として設定することであってもよいし、先に受取地点を設定しておき、その後、受取地点を経由する経路を設定することであってもよい。
到着予定時刻は、受取人が受取地点に到着する予定の時刻であり、例えば渋滞情報や天候等に応じて修正されてもよい。なお、公知の経路探索手法によって、到着予定時刻を考慮した経路探索が行われてもよく、到着予定時刻が最も早くなる経路が探索されてもよい。運行計画作成部は、荷物を保持している飛行体が到着予定時刻に受取地点に到着するように飛行体の運行計画を作成すればよいが、必ずしも飛行体と受取人とが厳密に同時に受取地点に到着しなくてもよい。例えば、運行計画作成部は、飛行体の方が予め決められた期間だけ先に受取地点に到着するように運行計画を作成してもよい。
ここで、運行計画作成部は、飛行体が地上にて待機可能な地点のうち、受取地点の周辺に存在する地点を待機地点として設定し、荷物を保持している飛行体が待機地点を経由して受取地点に到着するように飛行体の運行計画を作成してもよい。このように、飛行体が地上にて待機可能な待機地点を経由することで、飛行体のエネルギーの消費量を低減でき、飛行体がエネルギー切れを起こす可能性を低減できる。ここで、受取地点の周辺とは、受取地点から予め決められた距離以内であることであってもよいし、受取地点に最も近いことであってもよい。
さらに、運行計画作成部は、荷物を保持している飛行体が待機地点を経由することなく受取地点に向けて飛行を開始した後に、到着予定時刻が遅延した場合に、荷物を保持している飛行体が待機地点を経由して受取地点に到着するように飛行体の運行計画を更新してもよい。これにより、受取人の到着予定時刻が遅延した場合にも、飛行体がエネルギー切れを起こす可能性を低減できる。一方、運行計画作成部は、荷物を保持している飛行体が待機地点を経由するように受取地点に向けて飛行を開始した後に、到着予定時刻が遅延した場合に、荷物を保持している飛行体が待機地点にて待機する待機期間を長くするように修正すればよい。
また、受取地点は、配達先から予め決められた距離以内の地点であってもよい。このように、配達先から予め決められた距離以内に受取地点を設定することで、受取人が受け取った荷物を配達先まで運ぶ距離を小さくすることができる。
さらに、受取地点は、経路のうち、受取人が徒歩によって通行する部分に設定されてもよい。乗り物に乗っている場合には当該乗り物から降りて荷物を受け取る必要があるが、徒歩ならばそのまま荷物を受け取ることができる。
また、受取地点は、受取人が利用する車両の降車位置であってもよい。受取地点を車両の降車位置とすることで、おもに配達先に付設された駐車場にて荷物を受け取ることができる。飛行体の降下の観点からも駐車場が受取地点に適している。
さらに、本発明のように、受取人が受取地点に到着する予定の時刻に、荷物を保持した飛行体を到着させる手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステム、荷物配達システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…荷物配達システム、20…制御部、21…荷物配達プログラム、21a…受取地点設定モジュール、21b…到着予定時刻取得モジュール、21c…運行計画作成モジュール、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…ユーザ情報、30c…ドローン情報、30d…荷物情報、40…通信部、110…ユーザ端末、120…制御部、121…荷物受取プログラム、121a…経路案内モジュール、121b…荷物受取モジュール、130…記録媒体、130a…地図情報、140…通信部、150…測位部、160…タッチパネルディスプレイ、210…ドローン、250…測位部、260…運行計画、D…配達センター、G…目的地、P0…所要期間、P0m…所要期間、P1…所要期間、P2…経由所要期間、P3…所要期間、Q…受取地点、R…経路、S…出発地、W…待機地点、X…現在位置、α…安全係数、αP1…最大所要期間、αP2…最大経由所要期間、αP2m…最大経由所要期間
Claims (7)
- 空中を飛行する飛行体が降下可能な地点であって、配達先から外出している荷物の受取人が前記配達先へと向かう経路上の地点を受取地点として設定する受取地点設定部と、
前記受取人が前記受取地点に到着する到着予定時刻を取得する到着予定時刻取得部と、
前記荷物を保持している前記飛行体が前記到着予定時刻に前記受取地点に到着するように前記飛行体の運行計画を作成する運行計画作成部と、
を備える荷物配達システム。 - 前記運行計画作成部は、前記飛行体が地上にて待機可能な地点のうち、前記受取地点の周辺に存在する地点を待機地点として設定し、前記荷物を保持している前記飛行体が前記待機地点を経由して前記受取地点に到着するように前記飛行体の運行計画を作成する、
請求項1に記載の荷物配達システム。 - 前記運行計画作成部は、前記荷物を保持している前記飛行体が前記待機地点を経由することなく前記受取地点に向けて飛行を開始した後に、前記到着予定時刻が遅延した場合に、前記荷物を保持している前記飛行体が前記待機地点を経由して前記受取地点に到着するように前記飛行体の運行計画を更新する、
請求項2に記載の荷物配達システム。 - 前記受取地点は、前記配達先から予め決められた距離以内の地点である、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の荷物配達システム。 - 前記受取地点は、前記経路のうち、前記受取人が徒歩によって通行する部分に設定される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の荷物配達システム。 - 前記受取地点は、前記受取人が利用する車両の降車位置である、
請求項5に記載の荷物配達システム。 - コンピュータを、
空中を飛行する飛行体が降下可能な地点であって、配達先から外出している荷物の受取人が前記配達先へと向かう経路上の地点を受取地点として設定する受取地点設定部、
前記受取人が前記受取地点に到着する到着予定時刻を取得する到着予定時刻取得部、
前記荷物を保持している前記飛行体が前記到着予定時刻に前記受取地点に到着するように前記飛行体の運行計画を作成する運行計画作成部、
として機能させる荷物配達プログラム。
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