JP2018096282A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ポンプを収容したケース部をリザーブカップに支持する弾性支持部材が、ケース部における径方向の振動と周方向の振動とを適切に吸収できる構造であり、かつ剛性の確保が容易な構造であり、かつよりシンプルな構造である、燃料供給装置を提供する。【解決手段】燃料ポンプと、燃料ポンプが収納される筒状のケース部31Aと、ケース部が収容されるリザーブカップ32と、リザーブカップの内側にケース部を弾性的に支持する2以上の弾性支持部材と、を有する燃料供給装置で、複数の弾性支持部材の少なくとも1つが、径方向支持部材と周方向支持部材の一部が結合部にて結合されて一体である弾性支持部材20であり、径方向支持部材の径方向振動吸収部はケース軸31Jに直交するケース径方向の振動を吸収可能であり、周方向支持部材の周方向振動吸収部はケース軸31Jの周りのケース周方向の振動を吸収可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等の乗物に搭載される燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
内燃機関を備えた車両は、燃料タンクの燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置を備えている。燃料供給装置は、燃料ポンプと、当該燃料ポンプが収容されるケース部と、前記ケース部を弾性支持部材により内側に収納するリザーブカップと、を備えている。燃料ポンプの燃料吐出管には燃料供給管が接続され、燃料は燃料タンクから内燃機関へ圧送される。この燃料ポンプの圧送動作に伴い、燃料ポンプが振動する。燃料ポンプの振動には、主に、燃料ポンプを収容したケース部の軸であるケース軸に直交する径方向の振動と、ケース軸周りの周方向の振動と、が有る。燃料ポンプの振動は、ケース部から前記弾性支持部材を経由して燃料タンクの外部へ伝達されて騒音となる可能性がある。この騒音を低減するためには、ケース部における径方向の振動と周方向の振動がリザーブカップに伝達されないように、前記弾性支持部材にて径方向の振動と周方向の振動を効率良く吸収する必要がある。そこで、この弾性支持部材の形状や構造について、種々の形状や構造が提案されている。
例えば特許文献1には、貯蔵容器(リザーブカップに相当)に固定された固定リングと、燃料ポンプを収容した支持スカート(ケース部に相当)と、を弾性変形可能な板状部材を径方向に沿ってU字状に湾曲させた8本の枝部(弾性支持部材に相当)にて連結した自動車用燃料リザーバが開示されている。各枝部は、板幅方向が周方向とされており、径方向の振動に対しては板厚方向に弾性変形して振動を吸収し、周方向の振動に対してはねじれるように弾性変形して振動を吸収している。
また例えば特許文献2には、リザーバ(リザーブカップに相当)と、燃料ポンプを収容したポンプホルダ(ケース部に相当)と、を弾性変形可能な板状部材を周方向に沿って複雑に湾曲させた3つの保持手段(弾性支持部材に相当)にて連結した燃料圧送装置が開示されている。各保持手段は、板幅方向が径方向とされており、周方向の振動に対しては板厚方向に弾性変形して振動を吸収し、径方向の振動に対してはねじれるように弾性変形して振動を吸収している。
特表2004−514580号公報 特表2013−508614号公報
特許文献1に記載の枝部(弾性支持部材に相当)は、径方向の振動に対しては板厚方向にしなることで効果的に振動を吸収できるが、周方向の振動に対しては板幅方向にねじれなければ振動を吸収できないので、板幅をねじれ変形可能な板幅以下に設定しなければならない。従って、個々の枝部の剛性が低下するので、8本もの枝部を必要としている、と推定される。
また、特許文献2に記載の保持手段(弾性支持部材に相当)は、周方向の振動に対しては板厚方向にしなることで効果的に振動を吸収できるが、径方向の振動に対しては板幅方向にねじれなければ振動を吸収できないので、特許文献1と同様に、板幅をねじれ変形可能な板幅以下に設定しなければならない。従って、個々の保持手段の剛性が低下するが、保持手段を複雑に湾曲させて複雑な形状とすることで剛性を確保している、と推定される。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、燃料ポンプを収容したケース部をリザーブカップに支持する弾性支持部材が、ケース部における径方向の振動と周方向の振動とを適切に吸収できる構造であり、かつ剛性の確保が容易な構造であり、かつよりシンプルな構造である、燃料供給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本願の発明は次の手段をとる。先ず、第1の発明は、燃料ポンプと、前記燃料ポンプが収納される筒状のケース部と、前記ケース部が収容されるリザーブカップと、前記リザーブカップの内側に前記ケース部を弾性的に支持する2以上の弾性支持部材と、を有する燃料供給装置において、複数の前記弾性支持部材の少なくとも1つは、板状の弾性部材で形成されて、前記ケース部の軸であるケース軸の周りのケース周方向に第1板幅を有し、前記第1板幅に直交する方向に前記第1板幅よりも薄い第1板厚を有し、前記リザーブカップに対する前記ケース部の振動であって前記ケース軸に直交するケース径方向の振動を吸収可能な径方向振動吸収部を有する径方向支持部材と、板状の弾性部材で形成されて、前記ケース径方向に第2板幅を有し、前記第2板幅に直交する方向に前記第2板幅よりも薄い第2板厚を有し、前記リザーブカップに対する前記ケース部の振動であって前記ケース周方向の振動を吸収可能な周方向振動吸収部を有する周方向支持部材と、を備え、前記径方向支持部材の一部と前記周方向支持部材の一部が結合部にて結合されていることで一体とされている、燃料供給装置である。
次に、第2の発明は、上記第1の発明に係る燃料供給装置であって、前記周方向振動吸収部は、前記径方向振動吸収部の少なくとも一部を、前記ケース周方向から挟み込むように前記径方向振動吸収部の両側に配置されているとともに、前記ケース周方向から挟み込まれた前記径方向振動吸収部の少なくとも一部に対して、前記ケース周方向に所定間隔を開けた位置に配置されている、燃料供給装置である。
第1の発明によれば、弾性支持部材は、径方向振動吸収部を有する径方向支持部材と周方向振動吸収部を有する周方向支持部材を結合して一体で形成されている。この弾性支持部材は、径方向の振動に対しては径方向振動吸収部が吸収し、周方向の振動に対しては周方向振動吸収部が吸収する。さらに、径方向振動吸収部と周方向振動吸収部とを分離したことで、径方向の振動と周方向の振動とを適切に吸収できるとともに、径方向振動吸収部の板幅と、周方向振動吸収部の板幅と、をそれぞれ自由に設定できるので、剛性の確保が容易であり、かつシンプルな構造で実現することができる。
第2の発明によれば、周方向振動吸収部が、ケース周方向から挟み込むように径方向振動吸収部の両側に所定間隔を設けて配置されている。これにより、ケース部が周方向に振動して周方向振動吸収部が周方向に弾性変形した際、周方向振動吸収部は径方向振動吸収部に突き当たるまで周方向に弾性変形できる。つまり、この所定間隔は、燃料ポンプの周方向の過大な移動を制限することができる。
燃料供給装置の概略全体構成を説明する斜視図である。 燃料供給装置を説明する正面図である。 燃料ポンプを収容したケース部と、支持蓋部を有するリザーブカップと、支持蓋部とケース部とを接続する弾性支持部材と、を説明する概略透視図(側面図)である。 燃料ポンプを収容したケース部と、支持蓋部を有するリザーブカップと、支持蓋部とケース部とを接続する弾性支持部材と、を説明する概略透視図(斜視図)である。 径方向支持部材と周方向支持部材とが一体とされた弾性支持部材の外観を説明する斜視図である。 径方向支持部材の外観を説明する斜視図である。 周方向支持部材の外観を説明する斜視図である。 図5に示す弾性支持部材をA方向から見た図(正面図)である。 図5に示す弾性支持部材をB方向から見た図(側面図)である。 図8のX−X断面図である。 周方向振動規制間隔(所定間隔に相当)によって、燃料ポンプを収容したケース部の周方向の移動(周方向の振動の振幅)の制限の説明をする図である。 弾性支持部材を2個にした場合の配置の例を説明する図である。 弾性支持部材を4個にした場合の配置の例を説明する図である。
●[内燃機関の燃料供給装置の概略全体構成(図1、図2)]
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。本実施形態は、エンジン(内燃機関)を搭載する自動車等の車両に搭載された燃料タンク内の燃料をエンジンへ供給する燃料供給装置に適用したものである。図1は燃料供給装置を説明する斜視図、図2はその正面図である。図中の矢印は、燃料供給装置の前後左右上下方向を示している。上下方向は、車両の燃料タンクに搭載された状態での重力方向いわゆる天地方向に対応する。また、前後左右方向は、特定するものではない。
図2に示すように、燃料供給装置10は、燃料タンク12に設置されている。燃料タンク12内には、リザーブカップ32が配置されている。燃料供給装置10は、リザーブカップ32内に貯留されている燃料を燃料タンク12の外、すなわちエンジン(図示省略)に供給する。燃料タンク12は、例えば、樹脂製の中空状の容器であり、上下に平行をなす水平状の上壁部12aと下壁部12bとを有している。上壁部12aには、円形状の開口部13が形成されている。燃料は、例えばガソリン等の液体燃料である。
燃料供給装置10は、蓋部材16とポンプユニット30とを備えている。蓋部材16は、樹脂製で、円板状に形成されている。蓋部材16は、燃料タンク12の開口部13をシール状態で閉鎖するように上壁部12aに取り付けられている。蓋部材16は、燃料吐出管14及び電気コネクタ33を備えている。図示しないが、蓋部材16の上面側において、燃料吐出管14には、燃料をエンジンに供給する燃料供給管が接続されている。また、電気コネクタ33には、外部電源につながる外部コネクタ(図示省略)が接続されている。燃料吐出管14は、ポンプユニット30側の燃料ポンプ31から吐出された燃料を燃料供給管に供給する。燃料ポンプ31は、ウエスコ型の電動式燃料ポンプである。燃料ポンプ31のポンプ本体は、ほぼ円柱状に形成されており、ポンプ部とモータ部が内蔵されている。燃料ポンプ31は、モータ部の駆動によりポンプ部のインペラ等の回転部材が回転することにより燃料の吸入力を発生する。また、電気コネクタ33は、外部コネクタからの電力を燃料供給装置10へ供給する。また、燃料供給装置10の蓋部材16以外の部品は、燃料タンク12内に収容されている。
ポンプユニット30は、リザーブカップ32とポンプホルダ40とを備えている。ポンプホルダ40は、燃料ポンプ31と、図示はしないが燃料フィルタ装置、圧力調整弁、中継配管、及び、ジェットポンプが組み付けられてなる。ポンプホルダ40は、樹脂製で、ケース部31Aと燃料配管部54と支持蓋部32Aと弾性支持部材20とを備えている。ケース部31Aは、筒状に形成されている。
リザーブカップ32は、例えば、樹脂製のカップ状の容器であり、D字形筒状の側壁部26と、側壁部26の下面開口部を閉鎖する底壁部28とを有している。底壁部28の下面には、底壁部28と下壁部12bとの間に所定の隙間を確保するための多数の小突起28aが突出されている。
図2に示すように、リザーブカップ32と蓋部材16との間には、両部材32、16を上下方向に伸縮可能に連結する左右2本の連結シャフト38が設けられている。連結シャフト38は、例えば、金属製の中実軸材又は中空軸材により形成されている。各連結シャフト38の一端部(上端部)は、蓋部材16に圧入によって懸吊状に取り付けられている。各連結シャフト38の他端部(下端部)は、リザーブカップ32の各案内筒部34に対して軸方向(上下方向)に所定の範囲内で摺動可能に挿通されている。
連結シャフト38の一方(例えば、左側)には、例えば、金属製のコイルスプリングからなるスプリング39が嵌装されている。スプリング39は、蓋部材16と案内筒部34との間に介在されている。スプリング39は、リザーブカップ32と蓋部材16とを互いに離れる方向に付勢している。すなわち、スプリング39の付勢力により、リザーブカップ32が燃料タンク12の下壁部12bに弾性的に押し付けられている。従って、温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で燃料タンク12が膨張及び収縮しても、リザーブカップ32は下壁部12bに常に押し付けられた状態を維持する。
次に、前記燃料供給装置10の作動について説明する。燃料ポンプ31が作動することにより、リザーブカップ32内の燃料が燃料フィルタ装置(図示省略)を介して吸入されかつ加圧された後、燃料配管部54の横管部62内に吐出される。その加圧燃料は、連通配管65を介して蓋部材16の燃料吐出管14からエンジンに供給される。
●[リザーブカップ32内にケース部31Aを支持する弾性支持部材20の接続位置等(図3、図4)]
図3及び図4で示しているポンプユニット30は、図2に対して、燃料ポンプ31を収容するケース部31Aが、弾性支持部材20によってリザーブカップ32内に支持されている状態の模式図かつ透視図を示しており、他の部材を省略している。リザーブカップ32には、上端の開口部に、当該開口部の少なくとも一部を覆う支持蓋部32Aが固定されている。そして弾性支持部材20の一方端は支持蓋部32Aに接続され、弾性支持部材20の他方端はケース部31Aに接続されている。例えば、支持蓋部32Aと弾性支持部材20とケース部31Aは、弾性体である樹脂等にて一体成形品とされている。
ケース部31Aをリザーブカップ32内に適切に支持するためには、2本以上の弾性支持部材が必要である。そこで、本実施の形態の詳細な説明は、弾性支持部材20の数が例えば3本である構成での説明とする。本実施形態の構成では、図4に示したように、3本の弾性支持部材20が、ケース部31Aの軸であるケース軸31Jを中心にリザーブカップ32を支持できる適切な間隔(図4の例ではほぼ等間隔)で配置されている。弾性支持部材20の一方端である支持蓋接続部20Fは、支持蓋部32Aにおけるリザーブカップ32の内側の面に接続(固定)されている。また弾性支持部材20の他方端であるケース接続部20Bは、ケース部31Aの側面に接続(固定)されている。なお、リザーブカップ32に対するケース部31Aの振動には、ケース軸31Jに直交するケース径方向の振動(径方向の振動)と、ケース軸31J周りのケース周方向の振動(周方向の振動)と、が有る。弾性支持部材20は、以下に説明するように、非常にシンプルな構造にて、径方向の振動と、周方向の振動と、を適切に吸収する。
●[弾性支持部材の詳細な構造(図5〜図7)]
図5に示すように、弾性支持部材20は、径方向(図示X方向)の振動を吸収する径方向支持部材20A(図6参照)と、周方向(図示Y方向)の振動を吸収する周方向支持部材20E(図7参照)で構成されている。弾性支持部材20は、径方向支持部材20Aの結合部である径方向部材結合部20Cと、周方向支持部材20Eの結合部である周方向部材結合部20Gと、で接続され、かつ径方向振動吸収部20Dを周方向振動吸収部20Hの間に挟み込み周方向移動規制間隔23を設けるように、一体で形成されている。
図6に示すように、径方向支持部材20Aは、径方向振動吸収部20Dと、ケース接続部20Bと、径方向部材結合部20Cと、から構成されている。径方向支持部材20Aは、板状の弾性部材で形成されて、ケース周方向(図示Y方向)に第1板幅21Bを有し、第1板幅21Bに直交する方向に第1板幅21Bよりも薄い第1板厚21Aを有する。そして、径方向振動吸収部20Dは、板厚方向に湾曲するように逆U字型に形成されて、高さが第1板長21Cとされている。逆U字型に形成された径方向振動吸収部20DにおけるU字の湾曲部を除いた部分は、板厚方向がケース径方向とされている。これにより、径方向支持部材20Aにおける径方向振動吸収部20Dは、ケース径方向(図示X方向)に対しては、容易に弾性変形してケース径方向の振動を吸収可能である。なお、径方向支持部材20Aの剛性については、ケース周方向の振動の吸収を考慮する必要が無く、ケース径方向の振動の吸収のみを考慮すればよいので、ケース径方向とケース周方向の双方の振動を吸収していた従来の弾性支持部材と比較して、第1板幅21Bの寸法を比較的自由に設定できるので、剛性の確保が容易である。また径方向支持部材20Aの形状は、ケース径方向の振動の吸収のみを考慮すればよいので、非常にシンプルな形状である。
径方向支持部材20Aの一方の端部には、ケース径方向に突出するケース接続部20Bが設けられている。ケース接続部20Bにおけるケース部31Aとの接続面は、第1板幅21Bとケース接続部高さ21Hを有する面であり、例えばケース接続部高さ21Hは、第1板厚21Aよりも大きな寸法に設定されている。また、径方向支持部材20Aの他方の端部には、周方向支持部材20Eの周方向部材結合部20Gと結合するための径方向部材結合部20Cが設けられている。そして、ケース接続部20Bは、図3及び図4に示すように、ケース部31Aの側面に接続されている。
図7に示すように、周方向支持部材20Eは、周方向振動吸収部20Hと、支持蓋接続部20Fと、周方向部材結合部20Gと、から構成されている。周方向支持部材20Eは、板状の弾性部材で形成されて、ケース径方向(図示X方向)に第2板幅22Bを有し、第2板幅22Bに直交する方向に第2板幅22Bよりも薄い第2板厚22Aを有する。そして、周方向振動吸収部20Hを有する周方向支持部材20Eは、板厚方向に湾曲するようにコの字型に形成されて、高さが第2板長22Cとされている。周方向振動吸収部20Hは、板厚方向がケース周方向とされている。これにより、周方向支持部材20Eにおける周方向振動吸収部20Hは、ケース周方向(図示Y方向)に対しては、容易に弾性変形してケース周方向の振動を吸収可能である。なお、周方向支持部材20Eの剛性については、ケース径方向の振動の吸収を考慮する必要が無く、ケース周方向の振動の吸収のみを考慮すればよいので、ケース径方向とケース周方向の双方の振動を吸収していた従来の弾性支持部材と比較して、第2板幅22Bの寸法を比較的自由に設定できるので、剛性の確保が容易である。また周方向支持部材20Eの形状は、ケース周方向の振動の吸収のみを考慮すればよいので、非常にシンプルな形状である。
周方向支持部材20Eの一方の端部(上端部)には、支持蓋部32Aに接続される支持蓋接続部20Fが設けられている。支持蓋接続部20Fにおける支持蓋部32Aとの接続面は、第2板幅22Bと第2板厚22Aを有する面である。また、周方向支持部材20Eの他方の端部(下端部)には、径方向支持部材20Aの径方向部材結合部20Cと結合するための周方向部材結合部20Gが設けられている。そして、支持蓋接続部20Fは、図3及び図4に示すように、支持蓋部32Aの底面(裏面)に接続されている。
●[弾性支持部材の正面(図8)と側面(図9)の構造]
図8に示すように、弾性支持部材20は、ケース周方向(図示Y方向)の第2板厚22Aが、ケース径方向(図示X方向)の第2板幅22B(図9参照)より小さいため、2本の周方向振動吸収部20Hがケース周方向に弾性的に変形可能である。従って、弾性支持部材20は、周方向振動吸収部20Hにて、ケース周方向の振動を効率良く吸収できる。また、周方向移動規制間隔23は、後述するように、周方向の振動による過大なケース部31Aの移動を制限するために設けられている(図11参照)。
図9に示すように、弾性支持部材20は、ケース径方向(図示X方向)の第1板厚21Aが、ケース周方向(図示Y方向)の第1板幅21B(図8参照)より小さいため、逆U字型の径方向振動吸収部20Dがケース径方向に弾性的に変形可能である。従って、弾性支持部材20は、径方向振動吸収部20Dにて、ケース径方向の振動を効率良く吸収できる。また、径方向移動規制間隔24は、後述するように、径方向の振動による過大なケース部31Aの移動を制限するために設けられている(図10参照)。
●[弾性支持部材の径方向(図10)と周方向(図11)の移動の制限]
図10に示すように、径方向移動規制間隔24は、ケース接続部20Bと周方向部材結合部20Gとの間の径方向に設けられた間隔である。ケース接続部20Bが周方向部材結合部20Gに干渉するまでケース部31Aは径方向に移動できるため、弾性支持部材20は、ケース部31Aの径方向の移動を径方向移動規制間隔24内に制限できる。
周方向移動規制間隔23は、弾性支持部材20の径方向振動吸収部20Dの両側に設けられた周方向の間隔であって、径方向振動吸収部20Dと周方向振動吸収部20Hとの間の周方向に設けられた間隔である。径方向振動吸収部20Dが周方向振動吸収部20Hに干渉するまではケース部31Aは周方向に移動できるため、弾性支持部材20は、ケース部31Aの周方向の移動を周方向移動規制間隔23内に制限できる。
●[対向する複数の弾性支持部材による支持構造の実施の形態(図12、図13)]
図12で示す実施の形態は、2本の弾性支持部材20を、ケース部31Aの軸(ケース軸31J)に対してY方向に対向するように配置した例を示している。この配置において、ケース部31AのY方向の振動に対しては、対向に配置された2本の弾性支持部材20のそれぞれの径方向振動吸収部20Dが動作するため、対向に配置された弾性支持部材20による支持構造は、対向に配置されていない場合に比べてより効率良くY方向の振動を吸収できる。また、X方向に関しては、2本の弾性支持部材20のそれぞれの周方向振動吸収部20Hが動作するため、対向に配置された弾性支持部材20の支持構造は、対向に配置されていない場合に比べてより効率良くX方向の振動を吸収できる。なお、ケース軸31Jに対するケース周方向に振動に対しては、2本の弾性支持部材20のそれぞれの周方向振動吸収部20Hが、ケース周方向の振動を吸収する。
図13で示す実施の形態は、4本(2対)の弾性支持部材20を、ケース軸31Jに対して90度ごとに配置した例を示している。Y方向に配置された1対の弾性支持部材20は、図12と同様に2本の弾性支持部材20が対向して配置されているため、X方向の振動を周方向振動吸収部20Hにて効率良く吸収し、Y方向の振動を径方向振動吸収部20Dにて効率良く吸収する。また、X方向に配置された1対の弾性支持部材20は、図12の配置とは直交するように配置されているため、X方向の振動を径方向振動吸収部20Dにて効率良く吸収し、Y方向の振動を周方向振動吸収部20Hにて効率良く吸収する。従って、1対の弾性支持部材20による支持構造(図12)と比較して、X方向の振動と、Y方向の振動と、を効率良く吸収できる。なお、ケース軸31Jに対するケース周方向に振動に対しては、4本の弾性支持部材20のそれぞれの周方向振動吸収部20Hが、ケース周方向の振動を吸収する。
弾性支持部材20による支持構造は、ケース軸31Jに対して径方向と周方向の振動だけでなく、上述したように、ケース部31A(燃料ポンプ31)の並進方向の振動(XY平面内の振動)に対しても効率良く吸収できる。
●[本願の効果]
以上に説明したように、燃料ポンプ31を収納するケース部31Aを支持蓋部32Aに支持する支持部材を、本発明の弾性支持部材20にすることで、径方向のみならず周方向の振動を効率良く吸収できる。また、ケース径方向の振動の吸収と、ケース周方向の振動の吸収と、を別々の部材(径方向振動吸収部と周方向振動吸収部)で行うので、同一部材でケース径方向の振動の吸収とケース周方向の振動の吸収とを行っていた従来の支持部材と比較して、剛性の確保が容易である(板幅を比較的自由に設定できる)。また、ケース径方向の振動の吸収と、ケース周方向の振動の吸収と、を別々の部材で行うので、それぞれの部材(径方向振動吸収部と周方向振動吸収部)の形状を、非常にシンプルな形状とすることができる。
本発明の、燃料供給装置は、本実施の形態で説明した構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。特に、弾性支持部材20を構成する、周方向振動吸収部20Hと径方向振動吸収部20Dの形状は本実施の形態に示した形状に限定されず、各方向において適切に振動を吸収できる形状であればよい。
本実施の形態にて説明した燃料供給装置は、図1に示す燃料供給装置に限定されず、内燃機関を備えた種々の車両に適用することができる。また、複数ある弾性支持部材の少なくとも一つが本発明の弾性支持部材20である実施の形態でも良い。
10 燃料供給装置
12 燃料タンク
12a 上壁部
12b 下壁部
13 開口部
14 燃料吐出管
16 蓋部材
20 弾性支持部材
20A 径方向支持部材
20B ケース接続部
20C 径方向部材結合部
20D 径方向振動吸収部
20E 周方向支持部材
20F 支持蓋接続部
20G 周方向部材結合部
20H 周方向振動吸収部
21A 第1板厚
21B 第1板幅
21C 第1板長
21H ケース接続部高さ
22A 第2板厚
22B 第2板幅
22C 第2板長
23 周方向移動規制間隔
24 径方向移動規制間隔
26 側壁部
28 底壁部
28a 小突起
30 ポンプユニット
31 燃料ポンプ
31A ケース部
31J ケース軸
32 リザーブカップ
32A 支持蓋部
33 電気コネクタ
34 案内筒部
38 連結シャフト
39 スプリング
40 ポンプホルダ
54 燃料配管部
62 横管部
65 連通配管

Claims (2)

  1. 燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプが収納される筒状のケース部と、
    前記ケース部が収容されるリザーブカップと、
    前記リザーブカップの内側に前記ケース部を弾性的に支持する2以上の弾性支持部材と、
    を有する燃料供給装置において、
    複数の前記弾性支持部材の少なくとも1つは、
    板状の弾性部材で形成されて、前記ケース部の軸であるケース軸の周りのケース周方向に第1板幅を有し、前記第1板幅に直交する方向に前記第1板幅よりも薄い第1板厚を有し、前記リザーブカップに対する前記ケース部の振動であって前記ケース軸に直交するケース径方向の振動を吸収可能な径方向振動吸収部を有する径方向支持部材と、
    板状の弾性部材で形成されて、前記ケース径方向に第2板幅を有し、前記第2板幅に直交する方向に前記第2板幅よりも薄い第2板厚を有し、前記リザーブカップに対する前記ケース部の振動であって前記ケース周方向の振動を吸収可能な周方向振動吸収部を有する周方向支持部材と、を備え、
    前記径方向支持部材の一部と前記周方向支持部材の一部が結合部にて結合されていることで一体とされている、
    燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記周方向振動吸収部は、
    前記径方向振動吸収部の少なくとも一部を、前記ケース周方向から挟み込むように前記径方向振動吸収部の両側に配置されているとともに、
    前記ケース周方向から挟み込まれた前記径方向振動吸収部の少なくとも一部に対して、前記ケース周方向に所定間隔を開けた位置に配置されている、
    燃料供給装置。
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