JP2018096033A - 重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造 - Google Patents

重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】既設屋根上に重ね葺による改修がなされた重ね葺改修屋根に対して、ソーラーパネル設置用金具を簡易且つ強固に取付可能な重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造を提供すること。【解決手段】重ね葺屋根材3と既設屋根1の屋根材2との間に合成樹脂製の金具取付部材8が配設され、この金具取付部材8の上方から止着具9が金具取付部材8と屋根材2を貫通して既設屋根1の垂木10に止着されることにより、この金具取付部材8が屋根材2とともに垂木10に固定され、この金具取付部材8の上部に、取付具12によりソーラーパネル設置用金具11が取り付けられている重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造。【選択図】図1

Description

本発明は、重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造に関するものである。
屋根が老朽化した場合には、既設の屋根材を撤去して新たなる屋根材を葺成(葺替え)するか、既存の屋根材をそのまま残してその上に新たなる屋根材を葺成(重ね葺)する(例えば、特許文献1参照)かのいずれかの改修方法を選択可能である。
特許第3377373号公報
既設の屋根を重ね葺により改修した屋根に対しても、ソーラーパネルを設置したいというニーズがある。
本発明は、このようなニーズに応えるために開発されたもので、既設屋根上に重ね葺による改修がなされた重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
既設屋根1上に、重ね葺屋根材3が敷設固定されて成る重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造であって、前記重ね葺屋根材3と前記既設屋根1の屋根材2との間に合成樹脂製の金具取付部材8が配設され、この金具取付部材8の上方から止着具9が金具取付部材8と屋根材2を貫通して既設屋根1の垂木10に止着されることにより、この金具取付部材8が屋根材2とともに垂木10に固定され、この金具取付部材8の上部に、取付具12によりソーラーパネル設置用金具11が取り付けられていることを特徴とする重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造に係るものである。
また、前記金具取付部材8は、前記重ね葺屋根材3と前記既設屋根1の屋根材2との間に、既設屋根1の隣接する垂木10間に架け渡し状態にして配設され、この金具取付部材8の上方から複数の前記止着具9が金具取付部材8と屋根材2を貫通して隣接する垂木10に止着されていることを特徴とする請求項1記載の重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造に係るものである。
また、前記重ね葺屋根材3は、勾配上方側敷設部4に、上方へ立上がる形状に折曲形成された立上がり受部5を有すると共に、勾配下方側敷設部6に、この勾配下方側敷設部6の下面を前記勾配上方側敷設部4の上面に上方から重ねた際に前記立上がり受部5に重合可能で且つ下方へ垂下する形状に折曲形成された垂下重合部7を有するように構成されており、この重ね葺屋根材3の立上がり受部5に接するようにしてこの重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4と前記既設屋根1の屋根材2との間に前記金具取付部材8が配設されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造に係るものである。
また、前記重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4と前記金具取付部材8の上方から、前記止着具9が勾配上方側敷設部4と金具取付部材8と前記既設屋根1の屋根材2を貫通して前記垂木10に止着されることにより、重ね葺屋根材3と金具取付部材8と屋根材2とが垂木10に固定されており、金具取付部材8の上方の勾配上方側敷設部4の上部に前記ソーラーパネル設置用金具11が配設されて、このソーラーパネル設置用金具11が勾配上方側敷設部4を貫通する取付具12により金具取付部材8に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、既設屋根の垂木まで達する止着具により重ね葺改修屋根に金具取付部材を強固に固定できると共に、老朽化した既設屋根の屋根材も、金具取付部材と垂木の間に挟み込まれて確固に固定されることとなり、また、合成樹脂製の金具取付部材は、腐食しづらく高い耐久性を発揮でき、強固に固定されたこの金具取付部材を利用して、取付具により重ね葺改修屋根上にソーラーパネル設置用金具を確固に取付できる極めて実用性に優れた重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造となる。
また、請求項2記載の発明においては、重ね葺改修屋根に金具取付部材を一層強固に固定できると共に、老朽化した既設屋根の屋根材も一層強固に固定されることになる極めて実用性に優れた重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造となる。
また、請求項3記載の発明においては、勾配上方側敷設部に巻き込み部を有しない重ね葺屋根材を使用するため、この重ね葺屋根材の勾配上方側敷設部と既設屋根の屋根材との間に金具取付部材を容易に配設可能となる一層施工性に優れた重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造となる。
また、請求項4記載の発明においては、金具取付部材とともに重ね葺屋根材の勾配上方側敷設部までもが垂木に強固に固定された改修屋根構造となると共に、重ね葺屋根材の勾配上方側敷設部が金具取付部材とソーラーパネル設置用金具との間に挟まれて強固に一体化することになる一層実用性に優れた重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造となる。
本実施例の使用状態を示す概略説明側断面図である。 本実施例のソーラーパネル設置用金具を示す斜視図である。 本実施例の既設屋根(スレート屋根)を示す概略説明斜視図である。 本実施例の既設屋根上に防水材を敷設し、防水材上に金具取付部材を載置した状態を示す概略説明斜視図である。 図4に続いて、既設屋根上に重ね葺屋根材を敷設し、この重ね葺屋根材の勾配上方側敷設部上にソーラーパネル設置用金具の屋根側取付部を載置すると共に、屋根側取付部上に別の重ね葺屋根材の勾配下方側敷設部を載置しようとする状態を示す部分拡大側断面図である。 図5に続いて、ソーラーパネル設置用金具を取付具により載置固定し、屋根側取付部の上方から別の重ね葺き屋根材を重ねようとする状態を示す概略説明斜視図である。 図6の部分拡大斜視図である。 図6,図7に続いて、先に固定されている重ね葺屋根材の立上がり受部に、別の重ね葺屋根材の垂下重合部を重合して接合具により接合した状態(ソーラーパネル設置用金具が取付られた重ね葺改修屋根の完成状態)を示す部分拡大斜視図である。 図8に続いて、ソーラーパネル設置用金具のパネル固定部にソーラーパネル設置台を介してソーラーパネルを取付した状態を示す部分拡大側断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、既設屋根1上に重ね葺屋根材3が敷設固定されることによって改修される重ね葺改修屋根に対して、前記重ね葺屋根材3と前記既設屋根1の屋根材2との間に合成樹脂製の金具取付部材8が配設され、この金具取付部材8の上方から止着具9が金具取付部材8と屋根材2を貫通して既設屋根1の垂木10に止着されることにより、この金具取付部材8が屋根材2とともに垂木10に固定されている。
即ち、既設屋根1の垂木10まで達する止着具9によって金具取付部材8が強固に固定されており、老朽化した既設屋根1の屋根材2も、金具取付部材8と垂木10の間に挟み込まれて確固に固定されている。
そして、この金具取付部材8の上部に、ソーラーパネル設置用金具11が取付具12により確固に取付けられており、このソーラーパネル設置用金具11を介して重ね葺改修屋根上にソーラーパネル13を設置することができる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、老朽化した既設屋根1上に、屋根勾配下方側から上方側へと順次重ね葺屋根材3が敷設固定されて成る重ね葺改修屋根に対して、ソーラーパネル設置用金具11を取付する屋根構造に係るものである。
尚、図面は、既設屋根1としてスレート屋根(以下、本実施例では、既設屋根1をスレート屋根1と称す。)を示しているが、このスレート屋根1に限らず、垂木10の上に野地板30が固定され、この野地板30上に(防水シート31を介して)屋根材が葺成されている構成の既設屋根1であれば本発明は適用可能である。
本実施例の重ね葺屋根材3は、図4,図6に示すように、スレート屋根1の勾配方向と直交する横方向に長さを有する横長の方形板状であって、勾配上方側敷設部4の途中部に、上方へ立上がる形状に折曲形成された立上がり受部5を、この勾配上方側敷設部4の横幅いっぱいに有すると共に、勾配下方側敷設部6の勾配下方側端部に、この勾配下方側敷設部6の下面を前記勾配上方側敷設部4の上面に上方から重ねた際に前記立上がり受部5に重合可能で且つ下方へ垂下する形状に折曲形成された垂下重合部7を、この勾配下方側敷設部6の横幅いっぱいに有するように構成されている。
更に具体的には、重ね葺屋根材3は、天然石が吹付けられたガルバリウム鋼板(登録商標)屋根材等に採用される、勾配上方側敷設部4と勾配下方側敷設部6とに巻き込み部を有しない構成の屋根材であって、重合させた前記垂下重合部7と前記立上がり受部5を接合具15としてのビス15で接合することにより、スレート屋根1の勾配下方側に敷設固定した重ね葺屋根材3と勾配上方側に敷設固定した重ね葺屋根材3とが接合される構成のものが採用されている(図5及び図7〜図9参照。)。
本実施例は、前記重ね葺屋根材3と前記スレート屋根1の屋根材(既設スレート屋根材)2との間に合成樹脂製の金具取付部材8が配設され、この金具取付部材8の上方から止着具9が金具取付部材8と屋根材2を貫通してスレート屋根1の垂木10に止着されることにより、この金具取付部材8が屋根材2とともに垂木10に固定され、この金具取付部材8の上部に、取付具12によりソーラーパネル設置用金具11が取り付けられている。
具体的には、前記金具取付部材8は、発砲ポリスチレン製とされ、図4及び図6〜8に示すように、スレート屋根1の勾配方向と直交する横方向に長さを有する横長方形板状体に構成されている。
また、この金具取付部材8は、前記重ね葺屋根材3の前記立上がり受部5の高さ寸法と同等、若しくは立上がり受部5の高さ寸法よりやや小さい板厚寸法を有する板状体に構成されて、この金具取付部材8を重ね葺屋根材3の前記勾配上方側敷設部4下面と前記スレート屋根1上面との間に配設し得るように、即ち、金具取付部材8をスレート屋根1(屋根材2)上に載置して、この金具取付部材8上に重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4の前記立上がり受部5より勾配上方側部分を敷設可能に構成されている。
更に詳しくは、金具取付部材8は、横幅が隣接する垂木10間の間隔(455〜600mm)より幅広な700mmに設定され、奥行き幅(野地板1の勾配方向に沿った幅)が70mm,板厚が12mm程度の横長帯板状体に形成されている。
このような合成樹脂製(発砲ポリスチレン製)の金具取付部材8は、耐候性に優れ経年劣化しにくく(腐りにくく)、高い耐久性を発揮する。尚、金具取付部材8は、耐候性等に優れるものであれば発泡ポリスチレン以外の合成樹脂製でも良い。
本実施例では、この金具取付部材8は、前記重ね葺屋根材3と前記スレート屋根1の屋根材2との間に、スレート屋根1の隣接する垂木10間に架け渡し状態にして配設され、この金具取付部材8の上方から、長さのある木ネジタイプのビス9が採用された複数の前記止着具9が金具取付部材8と屋根材2を貫通して隣接する垂木10に止着(図面は一本の垂木10に対し二本の止着具9が止着)されていることによって、この金具取付部材8がスレート屋根1上に固定されている(図4,図6参照)。図中符号27は止着具9及び後述する取付具12のねじ込み位置を示す目安孔である。
本実施例のソーラーパネル設置用金具11は、前記金具取付部材8上に重ねられる前記重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4の前記立上がり受部5より勾配上方側部分の上面上に載置されて(勾配上方側敷設部4を介して間接的に金具取付部材8上に載置されて)、この勾配上方側敷設部4とこの勾配上方側敷設部4に上方から重ねる重ね葺屋根材3の勾配下方側敷設部6の下面との間に挟み込み状態に配設される屋根側取付部16と、この屋根側取付部16を勾配上方側敷設部4と勾配下方側敷設部6との間に配設した際に、重合接合される前記垂下重合部7と前記立上がり受部5よりもスレート屋根1の勾配下方側に向かって突出する形状で且つソーラーパネル13若しくはソーラーパネル13を取付可能なソーラーパネル設置台14を固定可能なパネル固定部17とを有する形状に構成されている。
具体的には、ソーラーパネル設置用金具11は、図2に示すように、一枚の帯状の金属板で構成されているもので、金属板の一側部が平板状に形成され、この一側平板部に取付具12としてのビス12を挿通可能な止着孔18が複数箇所(図面では六箇所)に整列状態に貫通形成されて、この止着孔18を有する金属板の一側平板部が前記屋根側取付部16として構成されている。
また、このソーラーパネル設置用金具11を構成する金属板の他側端部は、前記屋根側取付部16に対して直角下方へ折曲して小さく(10〜12mm程度)垂下させた後、この垂下部19の先端部を金属板の他端の外方に向けて直角に折曲して小さく(14〜16mm程度)水平突出させ、更にこの下部水平部20の先端部を直角上方へ折曲して屋根側取付部16より上方位置にまで大きく(36〜39mm程度)立直させた後、この立直部21の先端部を金属板の他端の外方に向けて直角に折曲して大きく(29〜31mm程度)水平突設させた形状に形成されており、更にこの上部水平部22に、金属板の長さ方向と直交する方向に40mm程度の孔長を有する長孔状のボルト取付孔23が貫通形成されている。
そして、この垂下部19と下部水平部20と立直部21とで構成される金属板上面側の前記屋根側取付部16より一段低い凹所が、屋根側取付部16を重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4上に載置してこの勾配上方側敷設部4とこの勾配上方側敷設部4に上方から重ねられる別の重ね葺屋根材3の勾配下方側敷設部6との間に挟み込み状態に配設した際に、重ね葺屋根材3の前記垂下重合部7が収容される収容凹部24として構成されている。即ち、ソーラーパネル設置用金具11は、その長さ方向の中間位置に垂下重合部7を迂回する形状の収容凹部24が設けられていて、このソーラーパネル設置用金具11が配設する位置の垂下重合部7を切断除去することなく、そのまま垂下重合部7が収容凹部24に収容されるように構成されている。
また、立直部21と上部水平部22とで構成される背高い突出部が前記パネル固定部17として構成されていて、このパネル固定部17の前記ボルト取付孔23に取り付けた取付ボルト25に、ソーラーパネル13若しくはソーラーパネル13を取付するためのソーラーパネル設置台14を固定可能に構成されている(図面は、取付ボルト25によってパネル固定部17にソーラーパネル設置台14が固定され、このソーラーパネル設置台14にソーラーパネル13が取付られている場合を示している。)。
また、この際、ボルト取付孔23が長孔状に形成されていることにより、取付ボルト25はボルト取付孔23に沿って移動可能であり、これにより様々なメーカーのソーラーパネル13若しくはソーラーパネル設置台14の取付に対応できると共に、施工誤差を吸収したり、ソーラーパネル13若しくはソーラーパネル設置台14の位置調整を行ったりすることが可能で、ソーラーパネル13若しくはソーラーパネル設置台14の設置施工作業を円滑に実施できるように構成されている。
また、前記垂下部19の下面側が、前記屋根側取付部16を重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4に載置した際に重ね葺屋根材3の前記立上がり受部5に重合若しくは近接する受部重合面26として構成されている。
次に、本実施例の施工手順を説明する。
例えば、老朽化し改修が必要となった既設のスレート屋根1(図3参照)上に防水シート28を新規に敷設し、この防水シート28(スレート屋根1)上の所定位置に、前記金具取付部材8を、スレート屋根1の隣接する垂木10間に架け渡すようにして載置し(図4参照)、この金具取付部材8上に重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4を重ねると共に、金具取付部材8の屋根勾配下方側の端面を重ね葺き屋根材3の立上がり受部5の裏面側に当接させて、前記防水シート28上に重ね葺屋根材3を敷設することにより、重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4とスレート屋根1の屋根材2(防水シート28)との間に、金具取付部材8を配設する。尚、防水シート28が敷設されたスレート屋根1の勾配下方側に重ね葺屋根材3を敷設した後、勾配上方側敷設部4と屋根材2(防水シート28)との間に、金具取付部材8を配設しても良い。
続いて、前記垂木10上に存する金具取付部材8の左右両端側と、その上方に存する重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4部位を貫通するようにして、上方から複数(片側二本ずつ)の止着具9を垂木10にまで止着することにより、この金具取付部材8が屋根材2,重ね葺屋根材3(の勾配上方側敷設部4)とともに垂木10に固定する(図5参照)。
続いて、金具取付部材8の上方に配されている重ね葺屋根材3の勾配上方側敷設部4上に横長方形板状の防水材29を貼り付け、この防水材29上にソーラーパネル設置用金具11の屋根側取付部16を載置すると共に、ソーラーパネル設置用金具11の前記受部重合面26を重ね葺屋根材3の立上がり受部4に面接重合若しくは近接させ、この屋根側取付部16の上方から前記止着孔18に例えば止着孔18と同数の取付具12を勾配上方側敷設部4を貫通させて金具取付部材8にねじ込むことにより、この屋根側取付部16(ソーラーパネル設置用金具11)を勾配上方側敷設部4とともに金具取付部材8に取付固定する(図5,図6参照)。
続いて、ソーラーパネル設置用金具11の屋根側取付部16の前記収容凹部24近傍の上面と、これに隣接する勾配上方側敷設部4の上面とに横長棒状の防水材29を貼り付けた上で、別の重ね葺屋根材3の勾配下方側敷設部6を屋根側取付部16上に上方から重ね(図7参照)、この重ねた重ね葺屋根板材3の垂下重合部7を、先に固定されている重ね葺屋根材3の立上がり受部5に重合させると共に、ソーラーパネル設置用金具11の前記収容凹部24に収容し、この重合させた垂下重合部7と立上がり受部5とを接合具15で接合することにより、先に屋根勾配下方側に敷設固定されている重ね葺屋根材3と後から屋根勾配上方側に敷設固定された重ね葺屋根材3とを接合し、接合された垂下重合部7と立上がり受部5よりも屋根勾配下方側に向かってソーラーパネル設置用金具11のパネル固定部17が突出させる(図8参照)。この作業を繰り返して(ソーラーパネル設置用金具11が不要な箇所は通常通りの重ね葺屋根材3の改修作業を行って)、所望の位置にソーラーパネル設置用金具11のパネル固定部17が突出する重ね葺改修屋根を完成させる。
そして、この重ね葺改修屋根のパネル固定部17にソーラーパネル設置台14を固定し(図9参照)、このソーラーパネル設置台14を介して重ね葺改修屋根上にソーラーパネル13を設置可能である(図1参照)。図示していないが、パネル固定部17に直接ソーラーパネル13を設置固定しても良い。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 既設屋根
2 屋根材
3 重ね葺屋根材
4 勾配上方側敷設部
5 立上がり受部
6 勾配下方側敷設部
7 垂下重合部
8 金具取付部材
9 止着具
10 垂木
11 ソーラーパネル設置用金具
12 取付具

Claims (4)

  1. 既設屋根上に、重ね葺屋根材が敷設固定されて成る重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造であって、前記重ね葺屋根材と前記既設屋根の屋根材との間に合成樹脂製の金具取付部材が配設され、この金具取付部材の上方から止着具が金具取付部材と屋根材を貫通して既設屋根の垂木に止着されることにより、この金具取付部材が屋根材とともに垂木に固定され、この金具取付部材の上部に、取付具によりソーラーパネル設置用金具が取り付けられていることを特徴とする重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造。
  2. 前記金具取付部材は、前記重ね葺屋根材と前記既設屋根の屋根材との間に、既設屋根の隣接する垂木間に架け渡し状態にして配設され、この金具取付部材の上方から複数の前記止着具が金具取付部材と屋根材を貫通して隣接する垂木に止着されていることを特徴とする請求項1記載の重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造。
  3. 前記重ね葺屋根材は、勾配上方側敷設部に、上方へ立上がる形状に折曲形成された立上がり受部を有すると共に、勾配下方側敷設部に、この勾配下方側敷設部の下面を前記勾配上方側敷設部の上面に上方から重ねた際に前記立上がり受部に重合可能で且つ下方へ垂下する形状に折曲形成された垂下重合部を有するように構成されており、この重ね葺屋根材の立上がり受部に接するようにしてこの重ね葺屋根材の勾配上方側敷設部と前記既設屋根の屋根材との間に前記金具取付部材が配設されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造。
  4. 前記重ね葺屋根材の勾配上方側敷設部と前記金具取付部材の上方から、前記止着具が勾配上方側敷設部と金具取付部材と前記既設屋根の屋根材を貫通して前記垂木に止着されることにより、重ね葺屋根材と金具取付部材と屋根材とが垂木に固定されており、金具取付部材の上方の勾配上方側敷設部の上部に前記ソーラーパネル設置用金具が配設されて、このソーラーパネル設置用金具が勾配上方側敷設部を貫通する取付具により金具取付部材に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の重ね葺改修屋根へのソーラーパネル設置用金具の取付構造。
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