JPS62233362A - 屋根の改修方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は既設の屋根材を解昧・撤去することなく屋根
の改修を行う、屋根の改修方法に関するものである。

（発明が解決しようとする問題点） 工場、倉庫等商業建築の屋根を改修する場合にはこれ壕
で既設の屋根材を撤去した後、新たな屋根材を葺くとい
う手順で改修作業が行われている。

しかしこの改修工事の期間は建物内での営業活動を停止
しなければならず、生産活動に支障を来すこととなり、
好ましいことではない。

また既設屋根材を撤去するのに時間及びコストがかかり
、更にその処理にもコストがかかるという物理的問題を
抱えている。

この発明は以上の事情を基になされたもので、既設の屋
根材を撤去することなく改修作業を行うことにより営業
活動の停止を回避するとともに、工期の短縮化、経費の
節減を図ろうとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明では既設の屋根材を撤去せず、その上に重ねて新
設の屋根材を取り付けることにより上記の課題を解決す
る。

既設屋根材は母屋に取り付けられてあり、この既設屋根
材上に新設屋根材を受ける下地材を設置して母屋に固定
する。

更に下地材上に新設屋根材を葺き、改修作業は終了する
。

以上の作業を行う際、既設の屋根材上に新規に載る下地
材及び屋根材の重量の増加を考慮し、適宜母屋、梁等の
耐力を点検、確認し、まだ新設材の落下、風による浮き
を防止するため等の必要な処置を施す。

（実施例） 以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

この発明は既設の屋根材２上に新規に下地材３゜新設屋
根材４を重ねて設置し、屋根を改修する方法である。

第１図〜■は既設屋根の断面を示したものであるが、既
設屋根材２は母屋１にビス等により取り付けられてある
。

この既設屋根材上２に第２図、第３図に示すように新設
屋根材４を受ける下地材３を母屋１に平行に適当な間隔
で設置し、母屋１にビス５等により固定する。

更に下地材３上に新設屋根材４を葺き、第３図のように
外壁６等に固定する。

新設屋根材４が図示するような折版状の場合には山部の
裏面に補強材７を入れ、撓みを防止する。

次に第１図に従って施工手順を具体的に説明する。

既設の屋根に手を加えることなく、新規にその上に載る
下地材３及び新設屋根材４の増加分の重量に基づいて母
屋１．既設屋根材２等の耐力を検査する（Ｉ）。

耐力の確認後、既設屋根材２上に下地材３を設置し、落
下、浮きを防止するために母屋ｌに強固に固定する（ｎ
）。

続いて新設屋根材４を葺いて改修作業は終了する（ＩＵ
）が、この場合新設の部材３，４の荷重と外的荷重が母
屋１に確実に伝達するよう新設屋根材４と下地材３との
結合も強固に行うことが望ましい。

（発明の効果） この発明は以上の通り既設の屋根の解体、撤去作業を行
うことなく改修するものであるため営業活動に支障を与
えずに済むと同時に、工期の短縮化、経費の節減を図る
ことができる。

また改修後の屋根は二重構造となるため耐久性及び断熱
・遮音性能が向上されることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の施工手順を示した概要図であり、第２
図、第３図は施工例を示したそれぞれ母屋方向断面図、
垂木方向断面図である。 １：母屋、２：既設屋根材、３：下地材４：新設屋根材
、５：ビス、６：外壁 ７：補強材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）母屋に取り付けられてある既設の屋根材上に、新
   規に下地材を母屋に平行に設置してこれに固定し、続い
   てこの下地材上に新設の屋根材を葺くという手順からな
   る屋根の改修方法。