JP2018091935A - 電子写真感光体及びその製造方法、並びに前記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体及びその製造方法、並びに前記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDF

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龍哉 池末
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隆浩 満居
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昌治 根本
弘一 岡部
Hirokazu Okabe
弘一 岡部
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Abstract

【課題】乾式ブラストで粗面化する際に電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さり、膜表面が割れる、想定以上の深い凹部という不具合が発生する。【解決手段】電子写真感光体を回転させる手段と、電子写真感光体の母線方向の直角方向に電子写真感光体の外径よりも大きい空隙が設けられ、空隙の中の該電子写真感光体の長手方向上流から下流まで移動する手段と、電子写真感光体の表面に粉体吐出手段の吐出口から吐出された粉体を衝突させる手段と、電子写真感光体が回転する方向の上流に粉体が衝突する前の電子写真感光体の表面に対してエアを吹き付ける手段とを有するブラスト装置により、電子写真感光体の表面を粗面化する。【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真感光体及びその製造方法、並びに前記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
電子写真感光体として、低価格および高生産性の利点から、光導電性物質(電荷発生物質や電荷輸送物質)として有機材料を用いた感光層(有機感光層)を支持体上に設けてなる有機電子写真感光体(以下、「電子写真感光体」という)が用いられている。
電子写真感光体の表面には、帯電やクリーニングなどの電気的外力や機械的外力が加えられるため、これらの外力に対する耐久性(耐摩耗性など)が要求される。
この要求に対して、従来から、電子写真感光体の表面層に耐摩耗性の高い樹脂(硬化性樹脂など)を用いるなどの改良技術が用いられている。
一方で、電子写真感光体の表面の耐摩耗性を高めることによって生じる課題として、動摩擦係数および回転トルクが高くなることが挙げられる。その結果、クリーニングブレードとの摺擦性が悪くなり、クリーニングブレードのビビり、めくれ、または、トナーのすり抜けが発生する場合がある。
その対策として電子写真感光体の表面を粗面化して、動摩擦係数および回転トルクを低減させることが提案されている。
その1つの手段として特許文献1でブラスト法による粗面化が提案されている。しかしながら、乾式ブラスト法では、粉体の噴射で粉体自体が静電気を帯びることにより、ブラスト装置の枠体内のあらゆる物品に付着してしまう。粉体は静電気を帯びているので、エアを吹き付けても容易に拭き取れない。特に電子写真感光体の表面に粉体が付着した状態でブラストの表面処理を行うと、電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さる、電子写真感光体の表面が衝撃で割れる、想定以上の深い凹部を生じるという問題が発生する。
想定以上の深い凹部とは電子写真感光体が感光層の上層に保護層などの表面層を有する場合、電子写真感光体を粗面化した際の表面粗さRvが該表面層の膜厚の60%より大きい場合を指す。電子写真感光体の最表層が電荷輸送層の場合は、電子写真感光体を粗面化した際の表面粗さRvが2.5μm以上の場合を指す。
上記した問題の改善の為に、特許文献2、特許文献3にはブラストによる粗面化が提案されている。
特許文献2には、ブラスト装置の枠体をブラスト処理する箇所のみに限定して粉体の付着低減を開示している。
特許文献3にはブラスト処理直前に被処理体に、圧縮空気を噴射して付着した粉体を除去することを開示している。
特開平2−150850号公報 特開平09−300220号公報 特開2006−267857号公報
本発明の目的は、上記の問題を改善し、電子写真感光体を乾式ブラストで粗面化する際に発生する、電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さる、電子写真感光体の表面が割れる、想定以上の深い凹部を生じるという問題を改善することである。
そして、本発明の目的は、クリーニングブレードのエッジの欠けや、白ポチ画像、電子写真感光体を帯電した際のリーク等の不具合を生じない表面形状を形成する電子写真感光体及びその製造方法を提供することである。また、本発明の目的は、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することである。
上記のような課題を改善すべく、本発明者らが鋭意検討した結果、
電子写真感光体を回転させる手段と、
電子写真感光体の母線方向の直角方向に電子写真感光体の外径よりも大きい空隙が設けられ、空隙の中の該電子写真感光体の長手方向上流から下流まで移動する手段と、
電子写真感光体の表面に粉体吐出手段の吐出口から吐出された粉体を衝突させる手段と、
電子写真感光体を回転する方向の上流に該粉体が衝突する前の電子写真感光体の表面に対してエアを吹き付ける手段と
を有するブラスト装置により、電子写真感光体の表面を粗面化することにより、課題を改善することを見出だした。
以上説明したように、本発明によれば、電子写真感光体を乾式ブラストで粗面化する際に発生する、電子写真感光体表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さる、電子写真感光体の表面が割れる、想定以上の深い凹部を生じるという問題が改善された電子写真感光体を作製できる。これにより、クリーニングブレードのエッジの欠けや、白ポチ画像、電子写真感光体を帯電した際のリークを改善できる表面形状を形成することができる。
また、これらを組み合わせた装置により、得られた面粗さの数値のバラツキが小さくなる効果も得られた。
明確な理由は不明であるが、従来のブラスト装置と比較して、ブラスト処理中に浮遊している粉体の領域がかなり限定された為、不必要な粉体が電子写真感光体の表面に衝突することが無い為と思われる。
本発明に係るブラスト装置の構成図 本発明に係るブラスト装置の概略図 本発明に係るブラスト装置に使用するのに好適な粉体の表面 本発明に係るブラスト装置に使用するのに不適当な粉体の表面
本発明の粗面化方法は、
円筒状の支持体及び該円筒状の支持体に設けられた感光層を有する電子写真感光体を用意し、
電子写真感光体を回転させる手段と、
電子写真感光体の母線方向の直角方向に電子写真感光体の外径よりも大きい空隙が設けられ、該空隙の中の該電子写真感光体の長手方向上流から下流まで移動する手段と、
電子写真感光体の表面に粉体吐出手段の吐出口から吐出された粉体を衝突させる手段と、
電子写真感光体を回転する方向の上流に該粉体が衝突する前の電子写真感光体の表面に対してエアを吹き付ける手段と
を有するブラスト装置により、電子写真感光体の表面を粗面化する
ことを特徴とする。
上記電子写真感光体の表面へ粉体を衝突させて、その表面を粗面化させる方法としては、電子写真感光体が、湿度条件に敏感なことから、水等の溶媒に接触させることのない乾式のブラスト法を用いることが好ましい。
上記乾式ブラスト法には、エアを用いて噴射する方法、モーターを動力として噴射する方法があるが、電子写真感光体表面の粗面化を精密に制御可能で、且つ、設備の簡易性ということで、エアを用いる方法が好ましい。
本発明のブラスト装置の構成の例を図1、図2に示す。本発明のブラスト装置は、ブラスト装置本体1、電子写真感光体の固定冶具4、サイクロン6、粉体供給装置8、集塵機7で構成されている。ブラスト装置本体1には、電子写真感光体を挿入する挿入口3、図2では図示したエアガン9を有している。電子写真感光体2と挿入口3は空隙を有している。
本発明の装置にて粗面化する場合の状況を説明する。電子写真感光体2を挿入口3に挿入し、電子写真感光体の固定冶具4に固定する。図示しない回転駆動系で、電子写真感光体2が矢印方向に回転する。ブラストガン5において、エア供給配管5−1より、エアが導入される。粉体供給装置8より供給された粉体は、エア供給配管5−1より導入されたエアによりブラストガン5の内部が負圧になる為、粉体供給配管5−2を通して、所望の量の粉体がブラストガン5に供給され、電子写真感光体2の表面を粗面化する。図示しないブラスト装置本体1の昇降装置で上下することにより、電子写真感光体の表面が所望の面粗さに粗面化される。
ブラストガン5より吐出した粉体は、集塵機7より吸引されて、配管10を通過し、サイクロン6に到達する。サイクロン6では吐出した粉体の内、平均粒径の小さい粉体は、配管11を通過して集塵機7に捕集される。平均粒径が同等な粉体は、粉体供給装置8に戻り、電子写真感光体の粗面化に用いられる。
ブラスト装置本体1は粗面化処理時は負圧であることが必須である。負圧で無いと粗面化処理時に電子写真感光体2と挿入口3の空隙より粉体が飛散する為である。集塵機7は、ブラストガン5で用いられるエア流量、図示しないエアガン9に用いられるエア流量よりも大きな容量を持つ必要がある。
集塵機7が十分な容量を有している場合は、粗面化処理時はブラスト装置本体1が負圧である為、電子写真感光体2と挿入口3の空隙より、近傍の雰囲気がブラスト装置本体1に取り込まれる。その為、粉体は電子写真感光体2と挿入口3の空隙で漏れることなく、配管10に取り込まれる。電子写真感光体2と挿入口3の空隙の間隔は、狭いと近傍の雰囲気がブラスト装置本体1に取り込まれる空気の流速が早くなり、電子写真感光体表面の粗面化が得られにくくなる。広すぎると逆に流速が遅くなり、この空隙から粉体が漏れる場合がある。その為、電子写真感光体2と挿入口3の空隙の間隔は、5〜30mmが好ましく、より好ましくは10〜20mmである。
本発明のブラスト装置本体1を上方から見た例を図2に示す。電子写真感光体2は矢印方向に回転している。
ブラスト装置本体1はブラストガン5の電子写真感光体2の回転方向の上流側にエアガン9を有しており、エア供給配管9−1より、エアが供給される。
ブラスト装置本体1の中で、配管10に到達するまで浮遊し、静電気により電子写真感光体2に付着した粉体は、エアガン9から噴射されたエアにより除去される。静電気により電子写真感光体に付着した粉体を効率的に除去するには、エアガンは除電機能を有し、噴射されるエアが静電エアである方が好ましい。このように付着した粉体上にブラストにより吐出された粉体が衝突することが無い為、電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さる、電子写真感光体の表面が割れる、想定以上の深い凹部を生じることが無い。
本発明の装置に用いられる粉体の材質としては、ガラス、ジルコニア、酸化アルミニウム、炭化ケイ素等のセラミックス系、ステンレス鋼、鉄、亜鉛等の金属系、ポリアミド、ポリカーボネート、エポキシ、ポリエステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、シリコーン、ナイロン、メラミン、アクリル等の樹脂系が挙げられる。特に好適な粉体の材質としては、ガラス、ジルコニアが好ましい。粉体は、特開2006−267858号公報に開示されたような球形度を有するものが好ましい。球形度が低いということは、鋭角を有する粒子、または、異型の粒子が存在することを意味する。このような、粉体の粒子が電子写真感光体の表面に吐出されると、電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さる、電子写真感光体の表面が割れる、想定以上の深い凹部を生じる場合が有る為である。
粉体の表面は図3に示すように円滑であることが望ましい。粉体の表面が、図4にあるような凹凸を有していると、電子写真感光体の表面に微小な傷を生じたり、表面が削られ所望の面形状が得られない場合がある。
粉体の平均粒子径としては、10〜70μmの範囲が好ましい。粉体の平均粒子径が10μm以下だと所望の面粗さが得にくく、70μm以上だと粗面化による凹凸の間隔が広く、電子写真装置に供えられたクリーニングブレードと電子写真感光体の接触面積が減少しないため、却って、トルクが上昇してしまう。
粉体は平均粒径が10〜70μmの範囲であれば、その粒径分布の範囲の中で複数のピークを有しても良い。
粉体はその分布において10μm以下の粒子が少ないことが望ましい。小粒径は静電気により、電子写真感光体表面への付着力が強く、エアガン9によるエアの噴射でも除去しづらい場合がある。小粒径の粉体が付着したままでブラスト処理を行うと、電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、膜表面が割れる、想定以上の深い凹部を生じる場合が有る。また、小粒径の粉体は、粉体がブラストで噴射され破壊された後の破片である場合も有る。この場合は、電子写真感光体の表面に突き刺さることが有るので好ましくない。
粉体の平均粒子径、粒度分布は、体積基準粒度分布に基づくものである。これらは種々の方法によって測定され得るが、例えばシスメックス社製フロー式粒子像分析装置FPIA−2100を用いて測定されることができる。
具体的な測定手順を記載する。
容器中の不純物が除去された水(100〜150ml)中に、分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩(0.1〜0.5ml)を加え、さらに測定試料(0.1〜0.5g程度)を加える。
得られた懸濁液に超音波(50kHz,120W)を1〜3分間照射し、分散液濃度が1.2〜2.0万個/μlに調整された測定溶液を得る。
得られた測定溶液を、上記フロー式粒子像測定装置にセットして、0.6〜400μm(平均円形度の測定においては10.05μm以上100.48μm未満)の円相当径を有する粒子の平均粒子径、粒度分布を測定する。
本発明の加工方法で電子写真感光体の表面を粗面化した場合の表面粗さに関するパラメータの望ましい数値を以下に示す。
十点平均粗さ:Rzjisは0.3〜1.5μm、より好ましくは、0.4〜1.2μmである。Rzjisは0.3μmより小さい場合は数値が小さく、電子写真装置に供えられたクリーニングブレードと電子写真感光体の接触面積が減少しない為、トルクが上昇してしまい好ましくない。Rzjisは1.5μm以上の場合は凹凸が大きくなりすぎて、電子写真装置に供えられたクリーニングブレードと電子写真感光体の凹部の追従性が小さくなり、トナーすり抜けを生じる。
凹凸の平均間隔:Smは70μm以下が望ましい。Smが70μm以上だと粗面化による凹凸の間隔が広く、電子写真装置に供えられたクリーニングブレードと電子写真感光体の接触面積が減少しない為、トルクが上昇してしまう。
粗さ曲線の最大山高さ:Rpは0.5μm以下が望ましい。Rpが0.5μm以上になると、電子写真装置に供えられたクリーニングブレードが追従できずに周方向にスジ画像を発生する。
粗さ曲線の最大谷深さ:Rvは、電子写真感光体の最表層が電荷輸送層の場合は、電子写真感光体を粗面化した際には、2.5μm以下が好ましい。電子写真感光体が感光層の上層に表面層を有する場合にはRvは表面層の膜厚の60%以下が望ましい。Rvがそれ以上の深さになると画像ポチを発生する場合がある。または、初期に画像には出なくても、電子写真感光体が削れて膜厚が減少した際に画像ポチが発生する場合もある。
上記の面粗さを測定する機器としては、接触式の表面粗さ測定機、非接触式のレーザー顕微鏡、白色干渉顕微鏡、デジタルフォログラフィック顕微鏡等を用いて測定することが可能である。
接触式の表面粗さ測定機としては、例えば、以下の機器が利用可能である:表面粗さ測定機サーフコーダSE、500、600、700(何れも(株)小坂研究所製)、サーフコムNEX、2900SD3、1900SD3、1500SD3(何れも(株)東京精密製)、フォームトレーサSV−C4500((株)ミツトヨ製)
レーザー顕微鏡としては、例えば、以下の機器が利用可能である:形状解析レーザー顕微鏡VK−X150/160、VK-X250/260(いずれも(株)キーエンス社製);3D測定レーザー顕微鏡OLS4100(オリンパス(株)社製);レーザーマイクロスコープオプリテクスハイブリッド(レーザーテック(株)社製)
白色干渉顕微鏡としては、例えば、以下の機器が利用可能である:表面形状測定システムSurface Explorer SX−520DR型機((株)菱化システム社製);
走査型白色干渉顕微鏡VS-1000シリーズ((株)日立ハイテクサイエンス);白色干渉顕微鏡システムBW-S500シリーズ、BW−D500シリーズ((株)ニコン社製);3次元光学プロファイラ―ザイゴ ニュービューシリーズ(キヤノン(株)製)
デジタルフォログラフィック顕微鏡としては、ワンショット3D測定マイクロスコープ(日本カンタム・デザイン(株)製)が利用可能である。
また、電子写真感光体の表面に粉体が埋め込まれる、突き刺さる、電子写真感光体の表面が割れる、想定以上の深い凹部を生じるという状況を確認する機器としては、前述の機器を用いて測定することが可能である。すなわち、非接触式のレーザー顕微鏡、白色干渉顕微鏡、デジタルフォログラフィック顕微鏡等を用いて測定することが可能である。
さらに、本発明は、円筒状の支持体及び該円筒状の支持体に設けられた感光層を有する電子写真感光体において、上記ブラスト装置により電子写真感光体の表面を粗面化処理する方法により製造されたことを特徴とする電子写真感光体に関する。
さらに、本発明は、上記ブラスト装置により電子写真感光体の表面を粗面化処理する方法により製造された電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジに関する。
さらにまた、本発明は、上記ブラスト装置により電子写真感光体の表面を粗面化処理する方法により製造された電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置に関する。
次に本発明に用いる電子写真感光体について説明する。
本発明による電子写真感光体は、電子写真特性の観点から、積層型感光層が好ましい。また、積層型感光層には、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層であっても、支持体側から電荷輸送層、電荷発生層の順に積層した逆層型感光層であってもよい。本発明による電子写真感光体において、積層型感光層を採用する場合、電荷発生層を積層構造としてもよく、電荷輸送層を積層構成としてもよい。
(支持体)
支持体の材料としては、導電性を示すもの(導電性支持体)であればよい。例えば、鉄、銅、金、銀、アルミニウム、亜鉛、チタン、鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、インジウム、クロム、アルミニウム合金、ステンレスの如き金属製(合金製)の支持体が挙げられる。
また、アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金を真空蒸着によって被膜形成した層を有する上記金属製支持体やプラスチック製支持体を用いることもできる。また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子の如き導電性粒子を適当な結着樹脂と共にプラスチックや紙に含浸した支持体や、導電性結着樹脂を有するプラスチック製の支持体を用いることもできる。
支持体の表面は、レーザー光の散乱による干渉縞の防止を目的として、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理を施してもよい。
(導電層)
本発明において、支持体の上に導電層を設けてもよい。導電層は、金属酸化物粒子を含有することが好ましい。
導電層は、導電層用塗布液を調製し、これを支持体に塗布することで形成することができる。導電層用塗布液は、金属酸化物粒子と共に、溶剤を含有することが好ましい。係る溶剤としては、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤又は芳香族炭化水素溶剤などが挙げられる。導電層用塗布液中で金属酸化物粒子を分散させるための分散方法としては、ペイントシェーカー、サンドミル、ボールミル、液衝突型高速分散機を用いた方法が挙げられる。また、金属酸化物粒子の分散性を向上させるために、金属酸化物粒子の表面をシランカップリング剤などで処理してもよい。更に、導電層の抵抗を制御するために、金属酸化物粒子に別の金属又は金属酸化物をドープしてもよい。
金属酸化物粒子としては、例えば、酸化亜鉛、鉛白、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、酸化ビスマスなどの粒子が挙げられる。また、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズ、酸化ジルコニウムなどの粒子も挙げられる。これらの中でも、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズの粒子が好ましい。
金属酸化物粒子の個数平均粒子径は、局所的な導電路が形成されることによる黒点の発生を抑制するために、30〜450nmであることが好ましく、30〜250nmであることがより好ましい。
また、導電層は平均粒径が1μm以上5μm以下の樹脂粒子を更に含有することが好ましい。係る構成とすることで、導電層表面が粗面化し、導電層の表面で反射した光が干渉して出力画像に干渉縞が発生することを抑制することができる。樹脂粒子としては、例えば、硬化性ゴム、ポリウレタン、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、シリコーン樹脂、アクリル−メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂粒子が挙げられる。これらの中でも、凝集しにくいシリコーン樹脂粒子が好ましい。
導電層の平均膜厚は、2μm以上40μm以下が好ましく、10μm以上30μm以下がより好ましい。
また、導電層の表面の、JIS B 0601:2001における十点平均粗さRzJIS(基準長さ0.8mm)が0.5μm以上2.5μm以下であることが好ましい。
[下引き層]
支持体または導電層と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間には、感光層の接着性改良、支持体からの電荷注入性改良を目的として、下引き層(中間層)を設けてもよい。下引き層は、結着樹脂、および溶剤を混合することによって得られる下引き層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
下引き層に用いられる樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、カゼイン、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、共重合ナイロンおよびN−アルコキシメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂が挙げられる。
下引き層の膜厚は、0.05μm以上40μm以下であることが好ましい。
下引き層には、金属酸化物粒子を含有させてもよい。下引き層に用いられる金属酸化物粒子は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種を含有する粒子であることが好ましい。上記の金属酸化物を含有する粒子の中でも、酸化亜鉛を含有する粒子がより好ましい。
金属酸化物粒子は、金属酸化物粒子の表面がシランカップリング剤などの表面処理剤で処理されている粒子であってもよい。
分散方法としては、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機を用いた方法が挙げられる。
下引き層には、例えば、下引き層の表面粗さの調整、または下引き層のひび割れ軽減を目的として、有機樹脂粒子や、レベリング剤をさらに含有させてもよい。有機樹脂粒子としては、シリコーン粒子などの疎水性有機樹脂粒子や、架橋型ポリメタクリレート樹脂(PMMA)粒子などの親水性有機樹脂粒子を用いることができる。
下引き層には、各種添加物を含有させることができる。添加物としては、例えば金属、導電性物質、電子輸送性物質、金属キレート化合物、シランカップリング剤などの有機金属化合物が挙げられる。
(電荷発生層)
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤とともに分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、これを乾燥させることによって形成することができる。また、電荷発生層は、電荷発生物質の蒸着膜としてもよい。
感光層に用いられる電荷発生物質としては、例えば、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、スクワリリウム色素、チアピリリウム塩、トリフェニルメタン色素、キナクリドン顔料が挙げられる。アズレニウム塩顔料、シアニン染料、アントアントロン顔料、ピラントロン顔料、キサンテン色素、キノンイミン色素、スチリル色素が挙げられる。
これら電荷発生物質は、1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。これらの中でも、感度の観点から、オキシチタニウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましい。さらに、ヒドロキシガリウムフタロシアニンの中でも、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.4°±0.3°および28.2°±0.3°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶が好ましい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂が挙げられる。これらの中でも、ブチラール樹脂が好ましい。これらは、単独、混合または共重合体として、1種または2種以上用いることができる。
分散方法としては、例えば、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、アトライターを用いた方法が挙げられる。
電荷発生層における電荷発生物質と結着樹脂との割合は、結着樹脂1質量部に対して電荷発生物質が0.3質量部以上10質量部以下であることが好ましい。電荷発生層には、必要に応じて、例えば、増感剤、レベリング剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、整流性材料を添加することもできる。電荷発生層の膜厚は、0.01μm以上5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上2μm以下であることがより好ましい。
(電荷輸送層)
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層上には、電荷輸送層が形成される。電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂を溶剤に溶解させて得られる電荷輸送層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
電荷輸送物質としては、例えば、ピレン化合物、N−アルキルカルバゾール化合物、ヒドラゾン化合物、N,N−ジアルキルアニリン化合物、ジフェニルアミン化合物、トリフェニルアミン化合物、トリフェニルメタン化合物、ピラゾリン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ブタジエン化合物が挙げられる。これら電荷輸送物質は、1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。これら電荷輸送物質の中でも、電荷の移動度の観点から、トリフェニルアミン化合物が好ましい。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルカルバゾール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、塩化ビニリデン、アクリロニトリル共重合体、ポリビニルベンザール樹脂が挙げられる。これらは、単独、混合または共重合体として、1種または2種以上用いることができる。
電荷輸送層には、必要に応じて、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤を添加することもできる。
電荷輸送層における電荷輸送物質と結着樹脂との割合は、結着樹脂1質量部に対して電荷輸送物質が0.3質量部以上10質量部以下であることが好ましい。電荷輸送層が1層である場合、その電荷輸送層の膜厚は、5μm以上40μm以下であることが好ましく、8μm以上30μm以下であることがより好ましい。電荷輸送層を積層構成とした場合、支持体側の電荷輸送層の膜厚は、5μm以上30μm以下であることが好ましく、表面側の電荷輸送層の膜厚は、1μm以上10μm以下であることが好ましい。
電荷発生層、電荷輸送層の塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、ハロゲン化炭化水素系溶剤、芳香族系溶剤が挙げられる。
(表面層)
電子写真感光体の耐摩耗性やクリーニング性の向上を目的として、電荷輸送層上に表面層を形成してもよい。表面層は、結着樹脂を溶剤に溶解させて得られる表面層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
表面層に用いられる樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリアリレート樹脂が挙げられる。
また、表面層は、重合性のモノマーあるいはオリゴマーを溶剤に溶解させて得られる表面層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜を架橋または重合反応を用いて硬化(重合)させて表面層を形成してもよい。重合性のモノマーあるいはオリゴマーとしては、例えば、アクリロイルオキシ基やスチリル基などの連鎖重合性官能基を有する化合物や、ヒドロキシ基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、エポキシ基などの逐次重合性官能基を有する化合物が挙げられる。
硬化させる反応としては、例えば、ラジカル重合、イオン重合、熱重合、光重合、放射線重合(電子線重合)、プラズマCVD法、光CVD法などが挙げられる。
また、表面層には、導電性粒子や電荷輸送物質を添加してもよい。導電性粒子としては、上記導電層に用いられる導電性顔料を用いることができる。電荷輸送物質としては、上述の電荷輸送物質を用いることができる。
さらに、耐摩耗性と電荷輸送能力の両立の観点から、重合性官能基を有する電荷輸送物質を用いることがより好ましい。重合性官能基としてはアクリロイルオキシ基が好ましい。また、同一分子内に重合性官能基を2つ以上有する電荷輸送物質が好ましい。
また、電子写真感光体の表面層(電荷輸送層または表面層)には、有機樹脂粒子や無機粒子を含有させてもよい。有機樹脂粒子としては、フッ素原子含有樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、メラミン粒子、ベンゾグアナミン粒子が挙げられる。無機粒子としては、アルミナ、シリカ、チタニア、が挙げられる。さらに、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、レベリング剤、重合開始剤、電荷輸送物資などを添加してもよい。電荷輸送物質としては、上述の電荷輸送物質を用いることができる。
表面層の膜厚は、0.1〜30μmであることが好ましく、1〜10μmであることがより好ましい。
上記各層の塗布液を塗布する方法としては、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法を用いることができる。
次に、本発明を実施例により詳細に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<感光体作製例1>
電子写真感光体を以下の通りに作製した。
まず、長さ370mm、外径84mm、肉厚3mmのアルミニウムシリンダーを切削加工により作製した。
次に純水に洗剤(商品名:ケミコールCT、常磐化学(株)製)を含有させた洗浄液中で超音波洗浄を行い、続いて洗浄液を洗い流した後、さらに純水中で超音波洗浄を行って、脱脂処理し、これを支持体とした。
次に、金属酸化物として酸化亜鉛粒子(比表面積:19m/g、粉体抵抗:4.7×10Ω・cm)100部をトルエン500部と撹拌混合し、これにシランカップリング剤(化合物名:N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、商品名:KBM602、信越化学工業(株)製)0.8部を添加し、6時間攪拌した。その後、トルエンを減圧留去して、130℃で6時間加熱乾燥し、表面処理された酸化亜鉛粒子を得た。
次に、ポリオール樹脂としてブチラール樹脂(商品名:BM−1、積水化学工業(株)製)15部、およびヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネート(商品名:TPA−80E、旭化成(株)製)15部をメチルエチルケトン73.5部と1−ブタノール73.5部の混合溶液に溶解させた。この溶液に前記表面処理された酸化亜鉛粒子80.8部、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン(東京化成工業(株)社製)0.8部を加え、これを直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で23±3℃雰囲気下で3時間分散した。分散後、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レダウコーニングシリコーン社製)0.01部、架橋ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子(商品名:TECHPOLYMER SSX−102、積水化成品工業(株)社製、平均一次粒径2.5μm)5.6部を加えて攪拌し、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を上記支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を40分間160℃で乾燥させて、膜厚が18μmの下引き層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°および28.2°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)20部、下記構造式(A)で示されるカリックスアレーン化合物0.2部、
ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)10部、および、シクロヘキサノン600部を、直径1mmガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、4時間分散処理した。分散処理後、酢酸エチル700部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を上記下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を15分間80℃で乾燥させることによって、膜厚0.25μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記構造式(B)で示される化合物(電荷輸送物質)60部、下記構造式(C)で示される化合物(電荷輸送物質)30部、下記構造式(D)で示される化合物(電荷輸送物質)10部、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱ガス化学(株)製)100部、ポリ[4,4´−シクロへキシリデンジフェニル−コ−2,2−(ポリジメチルシロキサンジイルビスプロパンジイル)−ジフェニル]カーボネート0.2部を、クロロベンゼン650部およびジメトキシメタン150部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を、液が均一になってから1日間放置した後、上記電荷発生層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を60分間110℃で乾燥させることによって、膜厚が21μmの電荷輸送層を形成した。
次に、分散剤として、フッ素原子含有樹脂(商品名:GF−300、東亞合成(株)製)2.86部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)45部および1−プロパノール45部の混合溶剤に溶解した後、潤滑剤として4フッ化エチレン樹脂粉体(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)57.27部を加えた溶液を作製した。そして、その溶液を高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics社製)で58.8MPa〔600kgf/cm〕の圧力で4回の処理を施し均一に分散させた。これをポリフロンフィルター(商品名PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過を行い、潤滑剤分散液を作製した。
その後、下記構造式(E)で示される正孔輸送性化合物70部、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン35部および1−プロパノール35部を前記潤滑剤分散液に加えた。そして、ポリフロンフィルター〔商品名:PF−020、アドバンテック東洋(株)製〕で濾過を行い、表面層用塗布液を調製した。
この表面層用塗布液を上記電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を5分間50℃で乾燥させた。乾燥後、窒素雰囲気下にて、加速電圧85kV、吸収線量10kGyの条件で1.6秒間アルミニウムシリンダーを回転させながら塗膜に電子線を照射し、塗膜を硬化させた。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が120℃になる条件で3分間加熱処理を行った。なお、電子線の照射から3分間の加熱処理までの酸素濃度は20ppmであった。次に、大気中において、塗膜が100℃になる条件で30分加熱処理を行い、膜厚が5μmである表面層を形成した。
<感光体作製例2>
電子写真感光体を以下の通りに作製した。
感光体作製例1と同様なアルミニウムシリンダーを使用し、同様に洗浄し、支持体とした。
次に、酸化チタン粒子(テイカ(株)製)10部、導電性硫酸バリウム粒子(酸化スズ被覆硫酸バリウム粒子(40%−SnO/60%−BaSO)、商品名:パストラン、彦島製錬(株)製)40部、レゾール型フェノール樹脂、(商品名:フェノライトJ−325、DIC社製、固形分70%)28.57部、シリコ−ン樹脂微粒子(商品名:KMP−590、信越化学(株)製)1.56部、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)0.007部、2−メトキシ−1−プロパノール21.7部、メタノール11.7部を混合した溶液を、ボールミル装置で20時間分散することによって、導電層用塗布液を調製した。なお、導電層用塗布液に含有される粒子の平均粒径は、0.25μmであった。
この導電層用塗布液を上記支持体上に浸漬塗布し、48分間、150℃に調整された熱風乾燥機中で乾燥および硬化させることによって、膜厚が15μmの導電層を形成した。
次に、感光体作製例1と同様に、電荷発生層を形成した。
次に、上記構造式(B)で示される化合物(電荷輸送物質)70部、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱ガス化学(株)製)100部を、クロロベンゼン650部およびジメトキシメタン150部の混合溶剤に溶解させた。そうすることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を、液が均一になってから1日間放置した後、上記電荷発生層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を60分間110℃で乾燥させることによって、膜厚が21μmの電荷輸送層を形成した。
次に、感光体作製例1と同様にして上記電荷輸送層上に表面層を形成した。
<感光体作製例3>
感光体作製例1と同様にして、電荷輸送層まで形成した。
表面層は、上記構造式(E)で示される正孔輸送性化合物100部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)80部、1−プロパノール80部の混合溶剤に溶解した後、この溶液をポリフロンフィルター〔商品名:PF−020、アドバンテック東洋(株)製〕で濾過を行い、表面層用塗布液を調製した。
この表面層用塗布液を上記電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を5分間50℃で乾燥させた。乾燥後、窒素雰囲気下にて、加速電圧85kV、吸収線量10kGyの条件で1.6秒間アルミニウムシリンダーを回転させながら塗膜に電子線を照射し、塗膜を硬化させた。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が120℃になる条件で3分間加熱処理を行った。なお、電子線の照射から3分間の加熱処理までの酸素濃度は20ppmであった。次に、大気中において、塗膜が100℃になる条件で30分加熱処理を行い、膜厚が5μmである表面層を形成した。
<感光体作製例4>
感光体作製例1と同様にして、電荷輸送層まで形成した。
表面層は、分散剤として、フッ素原子含有樹脂(商品名:GF−300、東亞合成(株)製)0.4部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)45部および1−プロパノール45部の混合溶剤に溶解した後、潤滑剤として4フッ化エチレン樹脂粉体(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)7.7部を加えた溶液を作製した。そして、その溶液を高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics社製)で58.8MPa〔600kgf/cm2〕の圧力で4回の処理を施し均一に分散させた。これをポリフロンフィルター(商品名PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過を行い、潤滑剤分散液を作製した。
その後、上記構造式(E)で示される正孔輸送性化合物70部、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン35部および1−プロパノール35部を前記潤滑剤分散液に加えた。そして、ポリフロンフィルター〔商品名:PF−020、アドバンテック東洋(株)製〕で濾過を行い、表面層用塗布液を調製した。
この表面層用塗布液を上記電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を5分間50℃で乾燥させた。乾燥後、窒素雰囲気下にて、加速電圧95kV、吸収線量11kGyの条件で1.6秒間アルミニウムシリンダーを回転させながら塗膜に電子線を照射し、塗膜を硬化させた。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が120℃になる条件で3分間加熱処理を行った。なお、電子線の照射から3分間の加熱処理までの酸素濃度は20ppmであった。次に、大気中において、塗膜が100℃になる条件で30分加熱処理を行い、膜厚が5μmである表面層を形成した。
<感光体作製例5>
感光体作製例2と同様にして、電荷輸送層まで形成した。
表面層は、分散剤として、フッ素原子含有樹脂(商品名:GF−300、東亞合成(株)製)0.4部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)45部および1−プロパノール45部の混合溶剤に溶解した後、潤滑剤として4フッ化エチレン樹脂粉体(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)7.7部を加えた溶液を作製した。そして、その溶液を高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics社製)で58.8MPa〔600kgf/cm2〕の圧力で4回の処理を施し均一に分散させた。これをポリフロンフィルター(商品名PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過を行い、潤滑剤分散液を作製した。
その後、上記構造式(E)で示される正孔輸送性化合物70部、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン35部および1−プロパノール35部を前記潤滑剤分散液に加えた。そして、ポリフロンフィルター〔商品名:PF−020、アドバンテック東洋(株)製〕で濾過を行い、表面層用塗布液を調製した。
この表面層用塗布液を上記電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を5分間50℃で乾燥させた。乾燥後、窒素雰囲気下にて、加速電圧95kV、吸収線量11kGyの条件で1.6秒間アルミニウムシリンダーを回転させながら塗膜に電子線を照射し、塗膜を硬化させた。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が120℃になる条件で3分間加熱処理を行った。なお、電子線の照射から3分間の加熱処理までの酸素濃度は20ppmであった。次に、大気中において、塗膜が100℃になる条件で30分加熱処理を行い、膜厚が5μmである表面層を形成した。
<感光体作製例6>
感光体作製例1において、長さ370mm、外径30.6mm、肉厚1mmのアルミニウムシリンダーを切削加工により作製した。さらに、表面層用塗布液の塗膜に対する電子線による硬化条件を70kv、8500Gyとした。それら以外は、感光体作製例1と同様に感光体を作製した。
〔実施例1〕
感光体作製例1で作製した感光体を、図1、図2に示すブラスト装置に装着し、感光体の粗面化を下記の条件で、電子写真感光体の下端〜上端まで装置本体を移動させ、その後、ブラストしながら、電子写真感光体の下端まで移動させた。
なお、感光体の上端/下端より5mmの箇所は、その端部を被覆しブラスト処理をしなかった。
粉体 ガラス粉体(商品名:UB−13L、ユニチカ(株)製)
ブラストガンノズル 7mm
ブラストガン−感光体間隔 100mm
ブラストガンのエア圧 0.22MPa
エアガン−感光体間隔 100mm
エア圧 0.24MPa
ビーズ供給量 200g/min
ドラム回転数 300rpm
装置本体移動速度 30mm/sec
電子写真感光体と挿入口の間隔 14mm
得られたブラスト処理を行った電子写真感光体を、以下の様に評価した。
表面粗さ測定機(商品名:SE−700、(株)小坂研究所製)にて、測定長さ2.5mm、送り早さ0.1mm/sec、カットオフ値λc0.8mmの測定条件で面粗さを測定した。測定点は、電子写真感光体の長手方向は、塗布上端から、30mm、110mm、185mm、260mm、340mmの5点、周方向は、測定開始点を0°として、90°、180°、270°の4点の計20点を測定した。面粗さの数値は、Rzjis、Rp、RvはJIS´82の規格で、Smは、JIS´94の規格で算出した。なお、Rzjis、Smは、全測定点の平均値、Rp、Rvは、全測定点の最大値をその数値とした。Rzjis、Smは、面粗さのバラツキとして、標準偏差も数値化した。
次に得られた電子写真感光体の表面を表面形状測定システムSurface Explorer SX−520DR型機((株)菱化システム社製)で、粉体の埋め込み、突き刺さり、電子写真感光体表面の割れ、想定以上の深い凹部の有無を観察した。
観察条件は、対物レンズ×10(最大視野:X方向:800μm、Y方向:700μm)とし、ワーク置き台に設置し、チルト調整して水平を合わせ、ウェーブモードで電子写真感光体の周面の3次元形状データを取り込み観察した。測定点は、電子写真感光体の長手方向は、塗布上端から、30mm、110mm、185mm、260mm、340mmの5点、周方向は、測定開始点を0°として、90°、180°、270°の4点の計20点を測定した。画像を観察し、粉体の埋め込み、突き刺さり、電子写真感光体の表面の割れ、深い凹部が見出された場合の各々の個数を集計した。
更に得られたブラスト処理を行った電子写真感光体を、デジタルカラー複写機(商品名:imagePRESS C800、キヤノン(株)製)のBKステーションに搭載し、画像濃度調整を行った。
その後、画像濃度1.45、画像濃度0.6の画像及び白ベタ画像を2枚毎に画出し、画像不良(黒ポチ、白ポチ等)の有無を確認した。画像不良が生じた場合を×、画像不良が無い場合を○とした。
次に、帯電電位−800v、露光電位−300vとなるように、帯電電位、及び露光手段の露光量を調整した。この時に、BKステーションのモータートルクを測定した。その後、紙種:A3で画像濃度1.45のベタ黒画像を1000枚通紙した後、露光手段より露光を停止し、帯電電位を保持したまま、更に10000枚通紙した。終了後、BKステーションのモータートルクを測定した。結果を表1に示す。通紙後のモータートルクが4.0kgf以上は、モータートルクが高くなり好ましくない。
〔実施例2〕
実施例1において、ブラストガンのエア圧 0.16MPa、エア圧 0.16MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例3〕
実施例1において、ブラストガンのエア圧 0.29MPa、エア圧 0.31MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例4〕
実施例1において、ブラストガンのエア圧 0.35MPa、エア圧 0.38MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例5〕
実施例1において、ブラストガンのエア圧 0.22MPa、エア圧 0.17MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例6〕
実施例1において、感光体作製例1を感光体作製例2とした以外は実施例1と同様に粗面化を行った。モータートルクの測定で、評価機をデジタルカラー複写機(商品名:imageRUNNER ADVANCE C9280 PRO、キヤノン(株)製)とした以外は、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例7〕
実施例6において、ブラストガンのエア圧 0.29MPa、エア圧 0.31MPaとした以外は実施例6と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例8〕
実施例6において、ブラストガンのエア圧 0.35MPa、エア圧 0.39MPaとした以外は実施例6と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例9〕
実施例6において、ブラストガンのエア圧 0.16MPa、エア圧 0.14MPaとした以外は実施例6と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例10〕
実施例1において、感光体作製例1を感光体作製例3とし、ブラストガンのエア圧 0.26MP、エア圧 0.28MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例11〕
実施例1において、感光体作製例1を感光体作製例4とし、ブラストガンのエア圧 0.24MP、エア圧 0.25MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例12〕
実施例1において、感光体作製例1を感光体作製例5とし、ブラストガンのエア圧 0.19MPa、エア圧 0.20MPaとした以外は実施例1と同様に粗面化を行い、同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例13〕
実施例1において、感光体作製例1を感光体作製例6とし、ブラストガンのエア圧 0.22MPa、エア圧 0.24MPaとし、ドラム回転数を400rpm、装置本体の移動速度を50mm/secとした以外は、実施例1と同様に粗面化を行った。
モータートルクの測定で、電子写真感光体を、マゼンタステーションに装着した以外は同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例14〕
実施例13において、ブラストガンのエア圧 0.35MPa、エア圧 0.35MPaとした以外は、実施例13と同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例15〕
実施例13において、ブラストガンのエア圧 0.16MPa、エア圧 0.16MPaとした以外は、実施例13と同様に評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例16〕
実施例1において、粉体の粒径分布を53〜63μmとしたガラス粉体(商品名:UB−24L(ユニチカ(株)製))を、53μmメッシュの篩にかけて、粒径分布を変更し、ブラストガンのエア圧 0.20MPa、エア圧 0.20MPaとした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、その後、評価した。その結果を表1に示す。
〔実施例17〕
実施例1において、粉体をジルコニア(粒径50μm、商品名:YTZ、東ソー(株)製)とし、ブラストガンのエア圧 0.18MPa、エア圧 0.22MPaとした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、その後、評価した。その結果を表1に示す。
1‥‥ブラスト装置本体
2‥‥電子写真感光体
3‥‥電子写真感光体挿入口
4‥‥固定冶具
5‥‥ブラストガン
5−1‥‥エア供給配管
5−2‥‥粉体供給配管
6‥‥サイクロン
7‥‥集塵機
8‥‥粉体供給装置
9‥‥エアガン
9−1‥‥エア供給配管
10‥‥配管
11‥‥配管

Claims (4)

  1. 円筒状の支持体及び該円筒状の支持体に設けられた感光層を有する電子写真感光体を用意し、
    該電子写真感光体を回転させる手段と、
    該電子写真感光体の母線方向の直角方向に、該電子写真感光体の外径よりも大きい空隙が設けられ、該空隙の中の該電子写真感光体の長手方向上流から下流まで移動する手段と、
    該電子写真感光体の表面に粉体吐出手段の吐出口から吐出された粉体を衝突させる手段と、
    該電子写真感光体が回転する方向の上流に、該粉体が衝突する前の該電子写真感光体の表面に対してエアを吹き付ける手段と
    を有するブラスト装置
    により該電子写真感光体の表面を粗面化する
    ことを特徴とする電子写真感光体の表面を粗面化処理する方法。
  2. 前記円筒状の支持体及び該円筒状の支持体に設けられた感光層を有する電子写真感光体において、請求項1に記載の電子写真感光体の表面を粗面化処理する方法により製造されたことを特徴とする電子写真感光体。
  3. 請求項2に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
  4. 請求項2に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
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