JP2018091699A - ガスセンサ及びガス検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一酸化窒素等のガスを高感度で検出することができるガスセンサ及びガス検知システムを提供する。【解決手段】検知室11と、検知室11内の少なくとも第1の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第1の検出部100と、検知室11内の前記第1の気体及び前記第1の気体とは異なる第2の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第2の検出部200と、が含まれる。第1の検出部100又は第2の検出部200の一方には、半導体層101と、半導体層101上方に設けられ、少なくとも一部が検知室11内の気体に接するグラフェン膜111と、半導体層101とグラフェン膜111との間のバリア膜104と、グラフェン膜111に接続された第1の電極105gと、半導体層111の表面にバリア膜104の下方の部分を間に挟むようにして設けられた第2の電極105s及び第3の電極105dと、が含まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスセンサ及びガス検知システムに関する。
ガスセンサは、気体中に含まれる化学物質を検出する。近年、呼気に含まれる化学物質と健康状態との関連性が指摘されており、例えば胃がんと呼気中のアンモニアの濃度との関連性、及び喘息と呼気中の一酸化窒素の濃度との関連性等が指摘されている。その診断閾値の濃度は、数十ppbから数百ppb程度と極めて低い。
ガスクロマトグラフィによれば、低濃度のガスの検出が可能である。しかしながら、ガスクロマトグラフィによる測定に用いられる装置は大型であり、かつ検出にかかる時間が長い。光学発光法により一酸化窒素を検出することも可能である。しかしながら、光学発光法による測定に用いられる装置も大型である。イオン電極法により一酸化窒素を検出することも可能である。しかしながら、イオン電極法による測定に用いられるセンサの寿命が短く、測定毎に消耗品の交換を要する。このように、これまでのところ、小型で簡便に使用でき、一酸化窒素をppbレベルの高感度で検出できるようなガスセンサは開発されていない。
特開2011−169634号公報
Bae, et al., Nature Nanotechnology, V0l.5,574 (2010) Lee, et al., Adv. Mater. Vol.24, 2320 (2012) Momose, et al., Proceedings of the 11th IEEE Annual International Conference on Nano/Micro Engineered and Molecular Systems (NEMS) 2016 (2016)
本発明の目的は、一酸化窒素等のガスを高感度で検出することができるガスセンサ及びガス検知システムを提供することにある。
ガスセンサの一態様には、検知室と、前記検知室内の少なくとも第1の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第1の検出部と、前記検知室内の前記第1の気体及び前記第1の気体とは異なる第2の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第2の検出部と、が含まれる。前記第1の検出部又は前記第2の検出部の一方には、半導体層と、前記半導体層上方に設けられ、少なくとも一部が前記検知室内の気体に接するグラフェン膜と、前記半導体層と前記グラフェン膜との間のバリア膜と、前記グラフェン膜に接続された第1の電極と、前記半導体層の表面に前記バリア膜の下方の部分を間に挟むようにして設けられた第2の電極及び第3の電極と、が含まれる。グラフェン膜とは、1又は2以上のグラフェンの単位層からなる膜をいう。
ガス検知システムの一態様には、上記のガスセンサと、前記第1の検出部及び前記第2の検出部の各出力信号から前記第2の気体の濃度を特定する演算部と、が含まれる。
上記の半導体装置等によれば、適切な第1の検知部及び第2の検知部が含まれているため、一酸化窒素等のガスを高感度で検出することができる。
第1の実施形態に係るガスセンサを示す図である。 第1の検出部を示す平面図である。 グラフェンの特性を示す図である。 第1の検出部の製造方法を工程順に示す断面図である。 図4Aに引き続き、第1の検出部の製造方法を工程順に示す断面図である。 第2の検出部の製造方法を工程順に示す断面図である。 第2の実施形態に係るガス検知システムを示す図である。 第1の検出部、第2の検出部におけるゲート電圧とドレイン電流との関係の例を示す図である。 第1の検出部の特性を示す図である。 第1の検出部におけるドレイン電流の変化を示す図である。 第1の検出部における二酸化窒素の濃度、一酸化窒素の濃度とドレイン電流の変化率との関係を示す図である。 第2の検出部における二酸化窒素の濃度、一酸化窒素の濃度とドレイン電流の変化率との関係を示す図である。 第3の実施形態に係るガス検知システムを示す図である。 アンモニア等に関する第1の検出部におけるドレイン電流の変化を示す図である。 第4の実施形態に係るガス検知システムを示す図である。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係るガスセンサを示す図である。
第1の実施形態に係るガスセンサ10には、検知室11、並びに検知室11内に設けられた第1の検出部100及び第2の検出部200が含まれる。図2は、第1の検出部100を示す平面図である。
第1の検出部100では、図1及び図2に示すように、第1導電型の半導体基板101に素子領域を区画する素子分離領域102が形成され、素子領域内に第2導電型のソース領域103s及びドレイン領域103dが形成されている。例えば、半導体基板101の導電型はp型であり、ソース領域103s及びドレイン領域103dの導電型はn型である。半導体基板101上に絶縁膜104が形成されている。絶縁膜104にソース領域103s上の開口部104s及びドレイン領域103d上の開口部104dが形成されている。絶縁膜104上にチャネル領域101a上方のグラフェン膜111が形成されている。グラフェン膜111は、1又は2以上のグラフェンの単位層からなる。ソース領域103s及びドレイン領域103dは、平面視でグラフェン膜111を挟んでおり、半導体基板101のソース領域103s及びドレイン領域103dの間の部分がチャネル領域101aである。グラフェン膜111の少なくとも一部が検知室11内の気体に接する。絶縁膜104はバリア膜の一例である。半導体基板101の導電型がn型、ソース領域103s及びドレイン領域103dの導電型がp型であってもよい。図1では素子分離領域102を省略してある。
図1及び図2に示すように、絶縁膜104上に開口部104sを通じてソース領域103sと接する金属膜105s及び開口部104dを通じてドレイン領域103dと接する金属膜105dが形成されている。素子分離領域102上方でグラフェン膜111に接する金属膜105gがグラフェン膜111上に形成されている。金属膜105g、金属膜105s、金属膜105dは、それぞれ第1の電極、第2の電極、第3の電極の一例であり、ゲートコンタクト電極、ソースコンタクト電極、ドレインコンタクト電極として用いられる。
第2の検出部200では、図1に示すように、半導体基板201上に絶縁膜204が形成され、絶縁膜204上に金属ダイカルコゲナイド膜211が形成されている。例えば、半導体基板201の導電型はp型である。絶縁膜204上に金属ダイカルコゲナイド膜211と接する金属膜205s及び金属膜205dが形成され、半導体基板201の裏面上に金属膜205gが形成されている。金属膜205s、金属膜205d、金属膜205gは、それぞれ第4の電極、第5の電極、第6の電極の一例であり、ソースコンタクト電極、ドレインコンタクト電極、ゲートコンタクト電極として用いられる。例えば、金属ダイカルコゲナイド膜211は二硫化モリブデン(MoS2)の膜である。
第1の検出部100では、グラフェン膜111が電界効果トランジスタのゲート電極として機能する。一般的に、グラフェンに特定のガスの分子、例えば二酸化窒素ガスの分子が吸着されると、この分子とグラフェンとの間で電荷の移動が生じ、図3に示すように、グラフェンの仕事関数が大きく変化する。このため、第1の検出部100では、二酸化窒素ガスの分子の吸着に伴ってグラフェン膜111に含まれるグラフェンの仕事関数が大きく変化し、電界効果トランジスタの閾値電圧も大きく変化する。従って、ゲート電圧及びドレイン電圧を一定に保ちながら、ドレイン電流の変化を検出することで、二酸化窒素の濃度をppbレベルの高い感度で検出することができる。その一方で、上記のようなグラフェンの仕事関数の変化は、一酸化窒素ガスの分子の吸着では実質的に生じない。なお、フェルミ準位とキャリア密度nとの関係は以下の式で与えられる。ここで、vFはフェルミ速度、hはプランク定数、EF0は分子の吸着前のフェルミ準位、EFは分子の吸着後のフェルミ準位である。
Figure 2018091699
第2の検出部200では、金属ダイカルコゲナイド膜211が電界効果トランジスタのチャネルとして機能する。一般的に、金属ダイカルコゲナイドに特定のガスの分子が吸着されると、この分子と金属ダイカルコゲナイドとの間で電荷の移動が生じ、金属ダイカルコゲナイドの電気抵抗が大きく変化する。例えば、二硫化モリブデンに一酸化窒素ガス又は二酸化窒素ガスの分子が吸着されると、二硫化モリブデンの電気抵抗が大きく変化する。このため、第2の検出部200では、一酸化窒素ガス又は二酸化窒素ガスの分子の吸着に伴って金属ダイカルコゲナイド膜211に含まれる二硫化モリブデンの電気抵抗が大きく変化する。従って、ゲート電圧及びドレイン電圧を一定に保ちながら、ドレイン電流の変化を検出することで、一酸化窒素及び二酸化窒素の総濃度をppbレベルの高い感度で検出することができる。
一酸化窒素及び二酸化窒素が含まれる気体が検知室11の吸気口31から供給され、排気口32から排出される場合、第1の検出部100を用いて二酸化窒素の濃度を特定することができ、第2の検出部200を用いて一酸化窒素及び二酸化窒素の総濃度を特定することができる。このため、第2の検出部200を用いて特定された一酸化窒素及び二酸化窒素の総濃度から、第1の検出部100を用いて特定された二酸化窒素の濃度を減ずることで、検知室11内の一酸化窒素の濃度を高感度で特定することができる。すなわち、喘息の診断に極めて有効な一酸化窒素の濃度をppbレベルの高い感度で検出することができる。
第1の検出部100及び第2の検出部200は、半導体プロセスを用いて微細に製造することができる。従って、ガスセンサ10は小型化に有効である。また、第1の検出部100及び第2の検出部200は、大気中で安定であり、加熱等により表面を簡単に清浄することができる。従って、長期にわたって安定した測定を行うことができる。
次に、第1の検出部100の製造方法について説明する。図4A乃至図4Bは、第1の検出部100の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図4A(a)に示すように、半導体基板101にp型不純物をイオン注入して半導体基板101の導電型をp型とし、素子分離領域を形成し、素子領域内にn型不純物をイオン注入してソース領域103s及びドレイン領域103dを形成する。次いで、半導体基板101の表面に絶縁膜104を形成する。絶縁膜104は、例えば熱酸化により形成することができる。
その後、図4A(b)に示すように、絶縁膜104上にグラフェン膜111を設ける。グラフェン膜111は、例えば成長基板上へのグラフェン膜の成長及び絶縁膜104上への転写により設けることができる。成長基板としては、例えば銅箔、又は酸化膜付シリコン基板上に形成した厚さが約1000nmの銅膜を用いることができ、グラフェン膜は化学気相堆積(chemical vapor deposition:CVD)法により形成することができる。転写の際には、ポリマー等の保護膜を用いる。このような方法は、非特許文献1にも記載されている。
続いて、図4A(c)に示すように、グラフェン膜111をパターニングする。グラフェン膜111は、例えばフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりパターニングすることできる。エッチング技術としては、例えば酸素プラズマを用いたリアクティブイオンエッチング(reactive ion etching:RIE)が挙げられる。
次いで、図4B(d)に示すように、絶縁膜104をパターニングして開口部104s及び開口部104dを形成する。絶縁膜104は、例えばフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりパターニングすることできる。
その後、図4B(e)に示すように、開口部104sを通じてソース領域103sと接する金属膜105s、開口部104dを通じてドレイン領域103dと接する金属膜105d、及び素子分離領域102上方でグラフェン膜111に接する金属膜105gを形成する。金属膜105s、金属膜105d及び金属膜105gの形成では、例えば、これらを形成する予定の領域を露出するマスクを形成し、真空蒸着法により金属膜を形成し、マスクをその上の金属膜と共に除去する。すなわち、金属膜105s、金属膜105d及び金属膜105gはリフトオフ法により形成することができる。金属膜の形成では、例えば、厚さが5nmのTi膜を形成し、その上に厚さが200nmのAu膜を形成する。金属膜の材料はTi及びAuに限定されず、他の金属を用いてもよい。例えば、シリコン中への拡散を抑制する観点から、拡散係数が小さく、バリア膜の材料として知られている、TiN、Ta、TaN、W、WNx、Mo、Ru、TiSixy、WSixy、WBxyも好適である(0<x,y<1)。これら材料の膜の積層体も金属膜に好適である。
このようにして第1の検出部100を製造することができる。
次に、第2の検出部200の製造方法について説明する。図5は、第2の検出部200の製造方法を工程順に示す断面図である。ここでは、金属ダイカルコゲナイド膜211として二硫化モリブデン膜が形成される。
先ず、図5(a)に示すように、半導体基板201上に絶縁膜204を形成し、絶縁膜204上に金属ダイカルコゲナイド膜211を形成する。絶縁膜204は、例えば熱酸化により形成することができる。例えば、半導体基板201はシリコン基板であり、絶縁膜204はシリコン酸化膜である。シリコン酸化膜が形成されたシリコン基板(酸化膜付シリコン基板)を準備してもよい。金属ダイカルコゲナイド膜211の形成では、MoS2パウダー、硫黄パウダー、及び絶縁膜204が形成された半導体基板201を石英炉に入れ、窒素雰囲気下で例えば650℃程度に加熱する。このように、金属ダイカルコゲナイド膜211は、例えばCVD法により形成することができる。このような方法は、非特許文献2にも記載されている。
次いで、図5(b)に示すように、金属ダイカルコゲナイド膜211をパターニングする。金属ダイカルコゲナイド膜211は、例えばフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりパターニングすることできる。エッチング技術としては、例えば酸素プラズマを用いたRIEが挙げられる。
その後、図5(c)に示すように、金属ダイカルコゲナイド膜211と接する金属膜205s及び金属膜205dを絶縁膜204上に形成する。金属膜205s及び金属膜205dの形成では、例えば、これらを形成する予定の領域を露出するマスクを形成し、真空蒸着法により金属膜を形成し、マスクをその上の金属膜と共に除去する。すなわち、金属膜205s及び金属膜205dはリフトオフ法により形成することができる。金属膜の形成では、例えば、厚さが5nmのTi膜を形成し、その上に厚さが200nmのAu膜を形成する。
続いて、図5(d)に示すように、半導体基板201の裏面上に金属膜205gを形成する。金属膜205s及び金属膜205dの形成では、例えば、真空蒸着法により、厚さが5nmのTi膜を形成し、その上に厚さが200nmのAu膜を形成する。半導体基板201の裏面に絶縁膜が存在する場合は、金属膜205gの形成前に、例えばバッファードフッ酸を用いて絶縁膜を除去する。
このようにして第2の検出部200を製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、ガスセンサ10を含むガス検知システムに関する。図6は、第2の実施形態に係るガス検知システムを示す図である。
第2の実施形態に係るガス検知システム1には、第1の実施形態に係るガスセンサ10が含まれる。ガス検知システム1には、金属膜105sと金属膜105gとの間にバイアス電圧を印加するバイアス電源122、金属膜105sと金属膜105dとの間にバイアス電圧を印加するバイアス電源123、及び第1の検出部100を流れる電流を検出する電流モニタ121が含まれる。ガス検知システム1には、金属膜205sと金属膜205gとの間にバイアス電圧を印加するバイアス電源222、金属膜205sと金属膜205dとの間にバイアス電圧を印加するバイアス電源223、及び第2の検出部200を流れる電流を検出する電流モニタ221が含まれる。電流モニタ121は第1の検出部100のドレイン電流を検出し、電流モニタ221は第2の検出部200のドレイン電流を検出する。ガス検知システム1には、電流モニタ121の出力信号及び電流モニタ221の出力信号から検知室11内の特定のガス、例えば一酸化窒素の濃度を特定する演算部12が含まれる。ガス検知システム1には、第1の検出部100及び第2の検出部200を加熱するヒーター(加熱装置)13、並びに検知室11内の温度及び湿度を検出する温湿度モニタ14も含まれる。電流モニタ121に代えて第1の検出部100の電気抵抗を検出する抵抗モニタが用いられ、電流モニタ221に代えて第2の検出部200の電気抵抗を検出する抵抗モニタが用いられてもよい。
ガス検知システム1では、例えば、金属膜105sが接地され、バイアス電源122により金属膜105gが任意の電圧にバイアスされ、バイアス電源123により金属膜105dが任意の電圧にバイアスされる。また、金属膜205sが接地され、バイアス電源222により金属膜205gが任意の電圧にバイアスされ、バイアス電源223により金属膜205dが任意の電圧にバイアスされる。金属膜105gのバイアス電圧としては、ドレイン電流ができるだけ急峻に変化する電圧を選択することが好ましい。図7(a)は、第1の検出部100におけるゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの関係の例を示す図である。第1の検出部100の特性が図7(a)のようなものである場合、バイアス電源122によるバイアス電圧は900mVとすることが好ましい。図7(b)は、第2の検出部200におけるゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの関係の例を示す図である。第2の検出部200の特性が図7(b)のようなものである場合、バイアス電源222によるバイアス電圧は約20Vとすることが好ましい。
測定対象のガスは、吸気口31から検知室11内に導入され、排気口32から排出される。測定対象のガスが呼気の場合、口から呼吸の力で導入される。測定対象のガスが大気の場合、ポンプ又はファン等の装置により導入される。そして、測定対象のガスに二酸化窒素が含まれている場合、第1の検出部100では、二酸化窒素の分子がグラフェン膜111に吸着され、グラフェンの仕事関数が小さくなり、図8に示すように、電界効果トランジスタの閾値電圧が上昇し、バイアス電圧(900mV)でのドレイン電流が大きく減少する。一方、測定対象のガスに一酸化窒素が含まれていても、一酸化窒素の濃度に応じたドレイン電流の変化は実質的に生じない。
図9(a)に、種々の濃度の二酸化窒素(NO2)に関する第1の検出部100におけるドレイン電流の変化を示し、図9(b)に、一酸化窒素に関する第1の検出部100におけるドレイン電流の変化を示す。図9中の「Id0」は二酸化窒素又は一酸化窒素の導入開始時のドレイン電流の大きさを示し、「Id」はそれ以降の各時間でのドレイン電流の大きさを示す。二酸化窒素に関しては、図9(a)に示すように、濃度が7ppb〜200ppbと極めて低い場合であっても、時間の経過とともにドレイン電流が低下する。また、二酸化窒素の濃度が高いほど、ドレイン電流が大きく低下する。一方、一酸化窒素に関しては、図9(b)に示すように、濃度が1ppm(1000ppb)であっても、ドレイン電流はほとんど変化しない。
図10に、第1の検出部100における、ガスの導入開始から、ある特定の時間tだけ経過した時点での二酸化窒素の濃度又は一酸化窒素の濃度とドレイン電流の変化率との関係の例を示す。図11に、第2の検出部200における、ガスの導入開始から時間tだけ経過した時点での二酸化窒素の濃度又は一酸化窒素の濃度とドレイン電流の変化率との関係の例を示す。演算部12は、電流モニタ121の出力信号から第1の検出部100におけるドレイン電流の変化率を求め、図10に示すデータから二酸化窒素の濃度を特定することができ、電流モニタ221の出力信号から第2の検出部200におけるドレイン電流の変化率を求め、図11に示すデータから二酸化窒素及び一酸化窒素の合計の濃度を特定することができる。従って、演算部12は、二酸化窒素及び一酸化窒素の合計の濃度から二酸化窒素の濃度を減じて、測定対象のガス中の一酸化窒素の濃度を特定することができる。
図10及び図11に示す濃度と応答との関係は、測定条件並びに温度及び湿度等の環境因子等の種々の要因に応じて変化する。このため、適宜キャリブレーションを行うことが好ましい。検知室11内の温度及び湿度は温湿度モニタ14により特定することができる。
ヒーター13を用いて第1の検出部100及び第2の検出部200の温度を制御することが好ましい。第1の検出部100及び第2の検出部200の温度を室温より高い一定の温度に保持することで温度変化に伴う特性の変化を抑制することができる。また、温度の上昇により、湿度の影響を抑制することもできる。ヒーター13により第1の検出部100及び第2の検出部200を加熱することで、グラフェン膜111や金属ダイカルコゲナイド膜211の表面に吸着された化学物質を除去することもできる。このような除去は、濃度の測定の終了後に行ってもよく、濃度の測定の途中で行ってもよい。ヒーター13の温度制御は、予め測定レシピ中に組み込んでおいてもよい。ヒーター13による温度制御の範囲は、例えば室温から数百℃程度である。ヒーター13の種類は得に限定されない。化学物質の除去には、フラッシュランプ等による光加熱が効果的である。化学物質の除去のために紫外線を照射してもよい。検知室11内の湿度を安定にするために、吸気口31の前に除湿及び加湿が可能な調湿機構が設けられることが好ましい。
電流モニタ121及び221に、例えば、各種の電源、増幅回路、サンプリング回路、アナログ−デジタル(AD)変換器、データ処理用コンピュータ等が含まれてもよい。電流モニタ121及び221が一体化していてもよい。
金属ダイカルコゲナイド膜211の材料は特に限定されず、TiS2、ZrS2、HfS2、HfSe2、SnS2、SnSe2、PbS2又はPbSe2が用いられてもよい。グラフェン膜111に含まれる単位層数は限定されない。
ヒーター13、温湿度モニタ14、調湿機構及び紫外線源は、ガス検知システム1ではなく、ガスセンサ10に含まれるとみなすことができる。また、第1の検出部100及び第2の検出部200に紫外線を照射する紫外線照射装置がガスセンサ10に含まれてもよい。紫外線の照射により、第1の検出部100及び第2の検出部200に吸着された化学物質を除去することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、ガスセンサ10とは異なるガスセンサを含むガス検知システムに関する。図12は、第3の実施形態に係るガス検知システムを示す図である。
第3の実施形態に係るガス検知システム2には、ガスセンサ20が含まれる。ガスセンサ20には、第1の実施形態に係るガスセンサ10と同様に、検知室11、並びに検知室11内に設けられた第1の検出部100及び第2の検出部200が含まれる。ガスセンサ20には、検知室11内に設けられた第3の検出部300も含まれる。第3の検出部300では、図12に示すように、基板301上に絶縁膜304が形成され、絶縁膜304上に固体電解質膜311が形成されている。絶縁膜304上に固体電解質膜311と接する金属膜305s及び金属膜305dが形成されている。金属膜305s、金属膜305d、金属膜205gは、それぞれ第7の電極、第8の電極の一例であり、ソースコンタクト電極、ドレインコンタクト電極として用いられる。例えば、固体電解質膜311は臭化銅(CuBr)の膜である。
第3の検出部300では、固体電解質膜311が抵抗素子として機能する。一般的に、固体電解質に特定のガスの分子が吸着されると、この分子と固体電解質との間で電荷の移動が生じ、固体電解質の電気抵抗が大きく変化する。例えば、臭化銅にアンモニアガスの分子が吸着されると、臭化銅の電気抵抗が大きく変化する。このため、第3の検出部300では、アンモニアガスの分子の吸着に伴って固体電解質膜311に含まれる臭化銅の電気抵抗が大きく変化する。従って、金属膜305sと金属膜305dとの間の電位差を一定に保ちながら、第3の検出部300を流れる電流の変化を検出することで、アンモニアの濃度をppbレベルの高い感度で検出することができる。
また、グラフェンの仕事関数は、二酸化窒素ガスだけでなくアンモニアガスの吸着によっても大きく変化する。図13に、アンモニア等に関する第1の検出部100におけるドレイン電流の変化を示す。図13に示すように、アンモニア(NH3)が含まれる場合、ドレイン電流は時間の経過とともに上昇する。なお、アセトアルデヒド(CH3CHO)、二酸化硫黄(SO2)及び硫化水素(H2S)が含まれていてもドレイン電流はほとんど変化しない。
ガス検知システム2には、金属膜305sと金属膜305dとの間にバイアス電圧を印加するバイアス電源323、及び第3の検出部300を流れる電流を検出する電流モニタ321が含まれる。演算部12は、電流モニタ121の出力信号、電流モニタ221の出力信号及び電流モニタ321の出力信号から検知室11内の特定のガス、例えば一酸化窒素の濃度を特定する。電流モニタ321に代えて第3の検出部300の電気抵抗を検出する抵抗モニタが用いられてもよい。ガス検知システム2では、例えば、金属膜305sが接地され、バイアス電源323により金属膜305dが任意の電圧にバイアスされる。
ガス検知システム2は、例えば、測定対象のガスにアンモニアが含まれている場合の一酸化窒素の濃度の測定に有効である。図13に示す傾向から、アンモニアガスについても図10に示すような濃度と変化率との関係を求めることができる。このため、演算部12は、電流モニタ121の出力信号から第1の検出部100におけるドレイン電流の変化率を求め、二酸化窒素及びアンモニアの合計の濃度を特定することができる。上記のように、演算部12は、電流モニタ221の出力信号から第2の検出部200におけるドレイン電流の変化率を求め、二酸化窒素及び一酸化窒素の合計の濃度を特定することができる。演算部12は、電流モニタ321の出力信号から第3の検出部300を流れる電流の変化率を求め、アンモニアの合計の濃度を特定することができる。従って、演算部12は、二酸化窒素及びアンモニアの合計の濃度からアンモニアの濃度を減じて、測定対象のガス中の二酸化窒素の濃度を特定し、二酸化窒素及び一酸化窒素の合計の濃度から二酸化窒素の濃度を減じて、一酸化窒素の濃度を特定することができる。
固体電解質膜311の材料は特に限定されない。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、ガスセンサ10及び20とは異なるガスセンサを含むガス検知システムに関する。図14は、第4の実施形態に係るガス検知システムを示す図である。
第4の実施形態に係るガス検知システム3には、ガスセンサ30が含まれる。ガスセンサ30には、第1の検出部100及び第3の検出部300が含まれるが、第2の検出部200が含まれない。ガス検知システム3には、電流モニタ221、バイアス電源222及びバイアス電源223も含まれず、演算部12は、電流モニタ121の出力信号及び電流モニタ321の出力信号から検知室11内の特定のガス、例えば二酸化窒素の濃度を特定する。他の構成は第1の実施形態と同様である。
ガス検知システム3は、例えば二酸化窒素の濃度の測定に有効である。演算部12は、電流モニタ121の出力信号から第1の検出部100におけるドレイン電流の変化率を求め、二酸化窒素及びアンモニアの合計の濃度を特定することができる。上記のように、演算部12は、電流モニタ321の出力信号から第3の検出部300を流れる電流の変化率を求め、アンモニアの合計の濃度を特定することができる。従って、演算部12は、二酸化窒素及びアンモニアの合計の濃度からアンモニアの濃度を減じて、測定対象のガス中の二酸化窒素の濃度を特定することができる。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
検知室と、
前記検知室内の少なくとも第1の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第1の検出部と、
前記検知室内の前記第1の気体及び前記第1の気体とは異なる第2の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第2の検出部と、
を有し、
前記第1の検出部又は前記第2の検出部の一方は、
半導体層と、
前記半導体層上方に設けられ、少なくとも一部が前記検知室内の気体に接するグラフェン膜と、
前記半導体層と前記グラフェン膜との間のバリア膜と、
前記グラフェン膜に接続された第1の電極と、
前記半導体層の表面に前記バリア膜の下方の部分を間に挟むようにして設けられた第2の電極及び第3の電極と、
を有することを特徴とするガスセンサ。
(付記2)
前記第1の検出部又は前記第2の検出部の他方は、
少なくとも一部が前記検知室内の気体に接する金属ダイカルコゲナイド膜と、
前記金属ダイカルコゲナイド膜に接続された第4の電極及び第5の電極と、
を有することを特徴とする付記1に記載のガスセンサ。
(付記3)
前記金属ダイカルコゲナイド膜は二硫化モリブデン膜であることを特徴とする付記2に記載のガスセンサ。
(付記4)
前記第1の検出部又は前記第2の検出部の他方は、
前記第4の電極と前記第5の電極との間で金属ダイカルコゲナイド膜の電位を制御する第6の電極と、
前記金属ダイカルコゲナイド膜と前記第6の電極との間の絶縁膜と、
を有することを特徴とする付記2又は3に記載のガスセンサ。
(付記5)
前記検知室内の前記第1の気体及び前記第2の気体の両方とは異なる第3の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第3の検出部を有し、
前記第3の検出部は、
少なくとも一部が前記検知室内の気体に接する固体電解質膜と、
前記固体電解質膜に接続された第7の電極及び第8の電極と、
を有することを特徴とする付記2乃至4のいずれか1項に記載のガスセンサ。
(付記6)
前記固体電解質膜は臭化銅膜であることを特徴とする付記5に記載のガスセンサ。
(付記7)
前記第1の検出部又は前記第2の検出部の他方は、
少なくとも一部が前記検知室内の気体に接する固体電解質膜と、
前記固体電解質膜に接続された第7の電極及び第8の電極と、
を有することを特徴とする付記1に記載のガスセンサ。
(付記8)
前記固体電解質膜は臭化銅膜であることを特徴とする付記7に記載のガスセンサ。
(付記9)
前記第1の検出部及び前記第2の検出部を加熱する加熱装置を有することを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載のガスセンサ。
(付記10)
前記加熱装置はランプを有することを特徴とする付記9に記載のガスセンサ。
(付記11)
前記第1の検出部及び前記第2の検出部に紫外線を照射する紫外線照射装置を有することを特徴とする付記1乃至10のいずれか1項に記載のガスセンサ。
(付記12)
付記1乃至11のいずれか1項に記載のガスセンサと、
前記第1の検出部及び前記第2の検出部の各出力信号から前記第2の気体の濃度を特定する演算部と、
を有することを特徴とするガス検知システム。
1、2、3:ガス検知システム
10、20、30:ガスセンサ
11:検知室
12:演算部
13:ヒーター
14:温湿度モニタ
100:第1の検出部
111:グラフェン膜
121:電流モニタ
200:第2の検出部
211:金属ダイカルコゲナイド膜
221:電流モニタ
300:第3の検出部
311:固体電解質膜
321:電流モニタ

Claims (7)

  1. 検知室と、
    前記検知室内の少なくとも第1の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第1の検出部と、
    前記検知室内の前記第1の気体及び前記第1の気体とは異なる第2の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第2の検出部と、
    を有し、
    前記第1の検出部又は前記第2の検出部の一方は、
    半導体層と、
    前記半導体層上方に設けられ、少なくとも一部が前記検知室内の気体に接するグラフェン膜と、
    前記半導体層と前記グラフェン膜との間のバリア膜と、
    前記グラフェン膜に接続された第1の電極と、
    前記半導体層の表面に前記バリア膜の下方の部分を間に挟むようにして設けられた第2の電極及び第3の電極と、
    を有することを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記第1の検出部又は前記第2の検出部の他方は、
    少なくとも一部が前記検知室内の気体に接する金属ダイカルコゲナイド膜と、
    前記金属ダイカルコゲナイド膜に接続された第4の電極及び第5の電極と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記金属ダイカルコゲナイド膜は二硫化モリブデン膜であることを特徴とする請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 前記第1の検出部又は前記第2の検出部の他方は、
    前記第4の電極と前記第5の電極との間で金属ダイカルコゲナイド膜の電位を制御する第6の電極と、
    前記金属ダイカルコゲナイド膜と前記第6の電極との間の絶縁膜と、
    を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のガスセンサ。
  5. 前記検知室内の前記第1の気体及び前記第2の気体の両方とは異なる第3の気体の濃度に応じて電気的特性を変化させる第3の検出部を有し、
    前記第3の検出部は、
    少なくとも一部が前記検知室内の気体に接する固体電解質膜と、
    前記固体電解質膜に接続された第7の電極及び第8の電極と、
    を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  6. 前記固体電解質膜は臭化銅膜であることを特徴とする請求項5に記載のガスセンサ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガスセンサと、
    前記第1の検出部及び前記第2の検出部の各出力信号から前記第2の気体の濃度を特定する演算部と、
    を有することを特徴とするガス検知システム。
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