JP2018091629A - 振動測定装置及びこれを備えた切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工装置に容易に装着でき、容易に振動を検証すること。
【解決手段】振動測定装置(60)は、加工装置(1)が設置された床の振動を測定する振動測定装置であって、所定の厚みと厚みより大きい幅で形成され弾性力を備える長尺状の弾性プレート(62)と、弾性プレートの一方の端側を固定する固定部(61)と、弾性プレートの他方の端側に配設する錘(63)と、固定部と錘との間で固定部近くに配設して弾性プレートの歪みの歪み変化量を測定する圧電素子(64)または歪みゲージと、を備える構成とした。錘により撓った弾性プレートの歪みを圧電素子または歪みゲージで検出することにより、所定の振動のみを測定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動を測定する振動測定装置及びこれを備えた切削装置に関する。
切削ブレードでウエーハを切断する切削加工装置には、板状ウエーハを保持する保持テーブルが備えられており、保持テーブルの上方には切削ブレードから構成される切削手段が設けられている。回転する切削ブレードが、保持テーブルに保持されたウエーハに対して切込み送りされることで、ウエーハは切削加工される(例えば、特許文献1参照)。
加工装置の近くを、人が通ったり台車が通ったりしたときに振動が発生する場合があるが、この加工装置が設置される床の振動が加工に影響を及ぼし、加工不良が発生する場合がある。すなわち、加工装置においてウエーハを切削する際に振動によって保持テーブルと切削ブレードとが異なる方向に揺さぶられるため、切削されたウエーハのカーフ幅が広くなったり、切削ブレードに欠けが発生したりする。
特開2001−009675号公報
しかしながら、このような加工不良の原因が、振動によるものか、切削ブレードの砥粒のコンディションが悪いことによるものか、加工装置の精度不良によるものか判断がつかないため、1つずつ検証する必要があり、検証作業が煩雑になる問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、加工装置に容易に装着でき、容易に振動を検証できる振動測定装置及びこれを備えた切削装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様の振動測定装置は、加工装置が設置された床の振動を測定する振動測定装置であって、所定の厚みと厚みより大きい幅で形成され弾性力を備える長尺状の弾性プレートと、弾性プレートの一方の端側を固定する固定部と、弾性プレートの他方の端側に配設する錘と、固定部と錘との間で固定部近くに配設して弾性プレートの歪みの歪み変化量を測定する圧電素子または歪みゲージと、を備える。
本発明の一態様の切削装置は、ウエーハを保持する保持テーブルと、保持テーブルが保持したウエーハを切削ブレードで切削する切削手段と、切削手段と保持テーブルとを切削加工方向に切削送りする切削送り手段と、上記振動測定装置と、制御手段とを備える切削装置であって、制御手段は、振動測定装置が測定した歪み変化量が予め設定した値以上であったら切削送り手段を停止する。
これらの構成により、先端に錘が配置された弾性プレートに振動が伝わると、弾性プレートが撓り、圧電素子または歪みゲージが弾性プレートの歪みを測定する。弾性プレートの先端には錘が配置されているため、弾性プレートは小さな振動では撓らない。これにより、加工不良となるような振動のみを測定することができ、測定した振動のデータは加工装置内に収集しておくことができる。よって、振動の検証を容易に行うことができ、加工不良となるような振動を検出した場合、加工を停止させることができる。また、振動測定装置が簡易な構成からなるため、加工装置に容易に装着することができる。
本発明によれば、加工装置に容易に装着でき、容易に振動を検証できる。
本実施の形態に係る切削装置の斜視図である。 本実施の形態に係る振動測定装置の斜視図である。 本実施の形態に係る振動測定装置の側面図である。 本実施の形態に係る歪み変化量と閾値との関係を示す図である。 変形例に係る振動測定装置の説明図である。 変形例に係る振動測定装置の斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る切削装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る切削装置の斜視図である。
図1に示すように、切削装置1は、切削ブレード52を有する一対の切削手段5とウエーハWを保持した保持テーブル3とを相対移動させてウエーハWを切削するように構成されている。ウエーハWは、ダイシングテープ97を介してリングフレーム98に支持された状態で切削装置1に搬入される。なお、ウエーハWは、シリコン、ガリウム砒素等の半導体基板に半導体デバイスが形成された半導体ウェーハでもよいし、セラミック、ガラス、サファイア系の無機材料基板に光デバイスが形成された光デバイスウェーハでもよい。なお、ウエーハWは、デバイス形成前の半導体基板や無機材料基板でもよい。
切削装置1の基台2の上面中央は、X軸方向に延在するように矩形状に開口されており、この開口を覆うように移動板31及び防水カバー32が設けられている。移動板31上には、Z軸回りに回転可能な保持テーブル3が設けられている。防水カバー32及び移動板31の下方には、保持テーブル3をX軸方向に移動させる加工送り手段(不図示)が設けられている。保持テーブル3の上面にはウエーハWを保持する保持面33が形成されている。保持テーブル3の周囲には、ウエーハWの周囲のリングフレーム98を挟持固定する4つのクランプ部34が設けられている。
また、基台2の上面には、X軸方向に延在する開口を跨ぐように立設した門型の柱部21が設けられている。門型の柱部21には、一対の切削手段5をY軸方向に移動させるインデックス送り手段7と、一対の切削手段5をZ軸方向に移動させる切削送り手段8とが設けられている。インデックス送り手段7は、柱部21の前面に配置されたY軸方向に平行な一対のガイドレール71と、一対のガイドレール71にスライド可能に設置されたモータ駆動の一対のY軸テーブル72とを有している。切削送り手段8は、各Y軸テーブル72の前面に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール81と、一対のガイドレール81にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル82とを有している。
各Z軸テーブル82の下部には、ウエーハWを切削する切削手段5が設けられている。また、各Y軸テーブル72の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ73が螺合されている。また、各Z軸テーブル82の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ83が螺合されている。Y軸テーブル72用のボールネジ73、Z軸テーブル82用のボールネジ83の一端部には、それぞれ駆動モータ74、84が連結されている。これら駆動モータ74、84によりボールネジ73、83が回転駆動されることで、一対の切削手段5がガイドレール71、81に沿ってY軸方向及びZ軸方向に移動される。
一対の切削手段5は、ハウジング51から突出したスピンドル(不図示)の先端に切削ブレード52を回転可能に装着して構成される。切削ブレード52は、例えば、ダイヤモンド砥粒をレジンボンドで固めて円板状に成形されている。また、切削手段5のハウジング51には、ウエーハWの上面を撮像する撮像手段53が設けられており、撮像手段53の撮像画像に基づいてウエーハWに対して切削ブレード52がアライメントされる。一対の切削手段5は、切削ノズル(不図示)からウエーハWに切削水を噴射しながら、切削ブレード52でウエーハWを切削する。
また、切削装置1には、装置各部を統括制御する制御手段40が設けられている。制御手段40は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。制御手段40は、後述する振動測定装置60からの出力結果に応じ、切削送り手段8の研削送り量を制御する。
一般に、切削装置における加工不良の原因としては、振動や、切削ブレードのコンディションや、切削装置の精度不良が考えられる。振動には、切削装置の設置場所が揺れることで発生するものや切削装置自体が揺れることで発生するものが含まれる。小さな振動は加工不良を起こさないが、設置場所由来の大きな振動は加工不良を起こす場合がある。
設置場所由来の振動を測定する手段及び記録する手段がないため、設置場所由来の振動を測定するためには、振動計を床に設置して次の加工不良が起きるまで切削加工を行ってデータを取り続ける必要があり、測定に時間が掛かる。また、設置場所由来の振動は切削装置由来の振動よりも大きい場合があるが、従来の振動計は、切削装置自体の小さい振動も測定してしまう。このため、測定データから、振動が設置場所に由来するものなのか、切削装置自体に由来するものなのかを検証する作業は煩雑である。そこで、本実施の形態では、加工不良となるような振動のみを検出できるようにしている。
以下、図2を参照して、本実施の形態に係る振動測定装置の構成について詳細に説明する。図2は、本実施の形態に係る振動測定装置の斜視図である。図3は、本実施の形態に係る振動測定装置の側面図である。振動測定装置60は、切削装置1の基台2内部に配置される(図1参照)。図2及び図3に示すように、振動測定装置60には、固定台65が備えられており、固定台65の上面には長尺状の弾性プレート62が配置されている。弾性プレート62の一方の端側は固定部61を介して固定台65に固定され、弾性プレート62は固定部61から遠ざかる方向に延在している。弾性プレート62の他方の端側には直方体状の錘63が配設されており、弾性プレート62上の固定部61と錘63との間には、弾性プレート62の歪みの変化量を測定する圧電素子64が配置されている。
弾性プレート62は、所定の厚みを有しており、厚みより大きい幅で形成されている。固定部61としては、例えばボルトが挙げられ、固定部61が弾性プレート62に挿込まれて固定台65に形成される雌ネジ部(不図示)に螺合されることにより、弾性プレート62は固定台65に取り付けられる。弾性プレート62の一方の端側が固定部61により固定台65の上面に固定され、他方の端側が固定台65から突出されることで、弾性プレート62は、他方の端側に加えられる重みによって上下方向に撓り、弾性力を有する。
弾性プレート62の他方の端側に配置される錘63の重さは、測定したい振動に応じて決定することができる。また、圧電素子64は、弾性プレート62上で、弾性プレート62が固定台65から突出する起点となる位置Pに位置付けられている。これにより、圧電素子64を、片持ち梁の固定端に相当する位置に配置することができる。すなわち、弾性プレート62が撓った際に歪みが最大となる位置に圧電素子64を配置することができる。圧電素子64は弾性プレート62が撓った際の歪みに比例する電圧を出力し、弾性プレート62が上下方向に撓ると電圧値は上下に変動する。上下の振幅の大きさは振動の大きさに対応しており、振幅の大きさが弾性プレート62の歪みの変化量とされる。
弾性プレート62は振動が発生すると撓るため、圧電素子64から出力される電圧により歪みの変化量を測定することで、振動測定装置60により振動が検出される。弾性プレート62の先端に錘63が設置されることで、弾性プレート62の先端が上下方向に動きにくくなり、撓り具合が鈍くなる。これにより、振動測定装置60において比較的大きな振動のみが検出されるため、床等の切削装置の設置場所に由来する振動のみを検出することができる。このように、錘63により弾性プレート62を撓らせることにより所定の振動のみを検出できるため、簡易な構成で振動測定を行うことができ、振動測定装置60を切削装置1内に容易に装着することができる。
圧電素子64から出力された電圧値は制御手段40に出力され(図1参照)、制御手段40に備えられるA/D変換回路で、歪みの変化量を表す数値データに変換される。制御手段40は、数値データが予め設定した閾値以上である場合、切削送り手段8の切削送りを停止する(図4参照)。数値データが閾値より小さい場合、切削加工を継続する。これにより、設置場所に由来する振動によってウエーハに加工不良が生じることを防止できる。
次に、図4を参照して、歪み変化量と閾値との関係から制御手段40が切削送り手段8を制御する動作について詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係る歪み変化量と閾値との関係を示す図である。なお、図4において、横軸は時間、縦軸は歪み変化量をそれぞれ示している。
ウエーハWが搬入されダイシングテープ97を介して保持テーブル3に吸引保持されると、保持テーブル3は加工送り手段により搬入位置から切削位置に移動され、ウエーハWの上方に切削ブレード52を有する一対の切削手段5が位置付けられる(図1参照)。回転する切削ブレード52と、ウエーハWを保持した保持テーブル3とが相対移動されて、ウエーハWが切削される。これにより、切削装置1に由来する振動が発生し、圧電素子64から出力される電圧の値は振動に合わせて振幅する。この場合、発生する振動は設置場所に由来する振動よりも小さいため、先端に錘63が配設される弾性プレート62の上下方向の撓り具合は小さくなり、歪みの変化量としての電圧値の振幅は所定の振幅で小さい値を取り続ける。
このとき、図4Aに示すように、制御手段40で電圧値から変換された数値データは、閾値を下回る所定の値に維持される。制御手段40は、数値データを閾値と比較し、数値データが閾値を超えない場合は、設置場所に由来する振動が発生していないためウエーハWの切削が続行可能であると判断して、切削送り手段8の切削送りが維持される。
また、切削が続行されているうちに、切削装置1の設置場所である床に振動が発生した場合、先端に錘63が配設される弾性プレート62の上下方向の撓り具合が大きくなり、圧電素子64から出力される電圧値も振動に合わせて振幅する。その時点(図4Bの時間t)で、歪みの変化量としての電圧値の振幅が増大する。
このとき、図4Bに示すように、電圧値から変換された数値データは、設置場所に由来する振動が発生した時点で数値データが閾値以上となる値をとる(図4Bの時間t)。制御手段40は、数値データが閾値以上となる場合は、設置場所に由来する振動が発生していると判断して、切削送り手段8の切削送りを停止する。
このように、設置場所に由来する振動を検出した際は切削加工が停止され、設置場所に由来しない切削装置1由来等の振動を検出した際は切削加工が継続される。設置場所に由来する振動を区別して検出することができるため、切削加工が停止された際は切削装置1の設置場所を変えたり、切削装置1が設置される床の補強をしたりすることができる。これにより、ウエーハWの加工不良を防止することができる。また、制御手段40は、歪みの変化量を表す数値データを記録しておくことができるため、切削加工終了後にデータを確認して振動を詳細に検証することができる。
以上のように、本実施の形態に係る振動測定装置60では、先端に錘63が配置された弾性プレート62に振動が伝わると、弾性プレート62が撓り、圧電素子64または歪みゲージが弾性プレート62の歪みを測定する。弾性プレート62の先端には錘63が配置されているため、弾性プレート62は小さな振動では撓りが変化しない。これにより、加工不良となるような振動のみを測定することができ、測定した振動のデータは加工装置1内に収集しておくことができる。よって、振動の検証を容易に行うことができ、加工不良となるような振動を検出した場合、加工を停止させることができる。また、振動測定装置60が簡易な構成からなるため、加工装置1に容易に装着することができる。
上記実施の形態においては、振動測定装置60は、切削装置1の基台2内部に設けられる構成としたが、これに限定されない。振動測定装置60は、切削装置1内のどこにでも配置することが可能であり、切削装置1が設置されている床等に配置することも可能である。
また、上記実施の形態においては、弾性プレート62の歪み変化量を測定する際に圧電素子64を用いる構成としたが、歪みゲージを用いることも可能である。歪みゲージは変形により電気抵抗値が変化する。弾性プレート62が撓った際の歪みゲージの変形に伴う電気抵抗値を検出して弾性プレート62の歪みの変化量を測定する。
また、上記実施の形態においては、弾性プレート62を固定台65の上面に配置する構成としたが、弾性プレートは固定台の側面から突出する構成としてもよい。図5は、変形例に係る振動測定装置の説明図である。図5Aは、変形例に係る弾性プレートの斜視図である。図5Bは、変形例に係る振動測定装置の側面図である。弾性プレートが固定台の側面から突出する構成とする場合、図5Aに示すように、弾性プレート112の一方の端側には、後述する固定部111が挿込まれる挿入溝116が形成されている。弾性プレート112の他方の端側には錘113が配設され、挿入溝116と錘113との間には圧電素子114が配置されている。図5Bに示すように、固定台115には、弾性プレート112を挟持する挟持穴115aが形成され、挟持穴115aの奥面にはスリット115bが形成されている。弾性プレート112の一方の端側が挟持穴115aに挿込まれて、弾性プレート112の挿入溝116に固定部111が挿込まれてネジ止めされることで、弾性プレート112が固定台115に挟持固定される。挟持部115aにスリット115bが形成されていることにより、固定台115の弾性力が強くなり、固定台115に弾性プレート112を強く挟み込むことができる。圧電素子114は、片持ち梁の固定端に相当する位置Pから距離aだけ離して、位置Pからなるべく近い位置に配置される。このような構成でも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態においては、固定台65の上面に弾性プレート62を配置してZ方向の振動を測定する構成を説明したが、固定台の3つの側面にそれぞれ弾性プレートを配置してX方向、Y方向、Z方向の振動を測定する構成としてもよい。図6は、変形例に係る振動測定装置の斜視図である。図6に示すように、振動測定装置170においては、固定台125の3つの側面125a、125b、125cにそれぞれ弾性プレート122、132、142が配置されている。固定台125において、X方向に垂直な側面125aに、弾性プレート122を固定部121を介して固定し、弾性プレート122の先端にX方向に突出するように錘123を配設し、固定部121と錘123との間に圧電素子124を配置する。これにより、弾性プレート122がX方向に撓るため、振動測定装置170においてX方向の振動を検出することができる。また、Y方向に垂直な側面125bに、弾性プレート132を固定部131を介して固定し、弾性プレート132の先端にY方向に突出するように錘133を配設し、固定部131と錘133との間に圧電素子134を配置する。これにより、弾性プレート132がY方向に撓るため、Y方向の振動を検出することができる。また、Z方向に垂直な側面125cに、弾性プレート142を固定部141を介して固定し、弾性プレート142の先端にZ方向に突出するように錘143を配設し、固定部141と錘143との間に圧電素子144を配置する。これにより、弾性プレート142がZ方向に撓るため、Z方向の振動を検出することができる。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
本実施の形態では、本発明を切削装置に適用した構成について説明したが、研削装置、研磨装置、エッチング装置、レーザ加工装置に適用することも可能である。
以上説明したように、本発明は、加工装置に容易に装着でき、容易に振動を検証できるという効果を有し、特に、振動を測定する振動測定装置及びこれを備えた切削装置に有用である。
1 切削装置(加工装置)
60 振動測定装置
61 固定部
62 弾性プレート
63 錘
64 圧電素子

Claims (2)

  1. 加工装置が設置された床の振動を測定する振動測定装置であって、
    所定の厚みと厚みより大きい幅で形成され弾性力を備える長尺状の弾性プレートと、該弾性プレートの一方の端側を固定する固定部と、該弾性プレートの他方の端側に配設する錘と、該固定部と該錘との間で該固定部近くに配設して該弾性プレートの歪みの歪み変化量を測定する圧電素子または歪みゲージと、を備えた振動測定装置。
  2. ウエーハを保持する保持テーブルと、該保持テーブルが保持したウエーハを切削ブレードで切削する切削手段と、該切削手段と該保持テーブルとを切削加工方向に切削送りする切削送り手段と、請求項1記載の振動測定装置と、制御手段とを備える切削装置であって、
    該制御手段は、該振動測定装置が測定した歪み変化量が予め設定した値以上であったら切削送り手段を停止する切削装置。
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