JP2018089844A - 印刷装置、印刷制御装置、及びコンピュータープログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1に記載のインクジェットプリンターでは、ドット抜けが生じた画素の近傍に位置する画素の濃度を調整し、ドット抜けを目立ちにくくしている。
さらに、不良ノズルの影響を排除してパッチを印刷すると、パッチに不良ノズルが影響する場合と比べて、微妙な色の違いや微妙なバンディングなどを評価しやすくなるので、印刷装置に関する適正なパラメーターを取得しやすくなり、印刷装置を適正な状態に調整することができる。
さらに、判定部は、第1領域の印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの中に、不良ノズルが含まれるか否かを判定することができるので、例えば不良ノズルが含まれないようにパッチ印刷ノズルの位置を補正すると、不良ノズルの影響を排除して第1領域を印刷することができる。
従って、印刷装置は、媒体の種類に関係なく適正な状態に調整され、媒体に対して適正な印刷を施すことができる。
さらに、不良ノズルの影響を排除してパッチを印刷すると、パッチに不良ノズルが影響する場合と比べて、微妙な色の違いや微妙なバンディングなどを評価しやすくなるので、印刷装置に関する適正なパラメーターを取得しやすくなり、印刷装置を適正な状態に調整することができる。
「印刷システムの概要」
図1は、印刷システムの構成を示す概略図である。図2は実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略図である。図3は、本実施形態に係る印刷装置の電気的な構成を示すブロック図である。
以下に、図1乃至図3を参照し、印刷システム1の概要を説明する。
コンピューター2は、本体部3と表示部4とを有する。
表示部4は、例えばタッチパネルを有する液晶表示装置で構成され、印刷制御に必要な各種情報が表示される。
本体部3は、印刷制御に必要な各種コンピュータープログラムや各種情報が格納されたハードディスク6を有している。さらに、本体部3は、各種コンピュータープログラムによりそれぞれ実現される機能部分として、アプリケーションプログラム5やプリンタードライバー7などを有している。
さらに、テストパターン供給モジュール16は、判定部17や補正部18を備えている。なお、判定部17及び補正部18の詳細(役割)は後述する。
複数個のインクカートリッジ37は、キャリッジ28に対して着脱可能である。複数個のインクカートリッジ37には、それぞれ異なる色のインク(液体)が収容されている。例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクが、インクカートリッジ37に収容されている。そして、インクカートリッジ37に収容されたインクは、ヘッド38に供給される。
なお、インクがヘッド38の近くに収容される構成でなく、インクがヘッド38の遠くに収容される構成であってもよい。
そして、ノズル情報取得部14は、圧電素子から出力される残留振動に応じた信号(逆起電圧)の状態をもとに、複数のノズル39のうちインク吐出不良となる不良ノズルの位置を検出する。
なお、主走査方向Xは、搬送方向Yに対して直交する(交差する)方向である。
以降の説明では、ヘッドユニット36(ヘッド38)が主走査方向Xに移動する1回の主走査をパスと称し、主走査方向Xに配列されるドットの列をラスターラインと称す。
図4に示すように、ヘッド38には、4個のノズル列が設けられている。4個のノズル列は、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)のインクを吐出する。
以降の説明では、ノズル番号#nが付されたノズル39をノズル#nと称す。
なお、印刷方式によっては、全てのノズル39が常に使用されるとは限らず、一部のノズル39のみが使用される場合もある。
図5乃至図7は、搬送量の補正を行うテストパターンの状態を示す模式図である。
図5は、媒体Mが搬送方向Yに適正に搬送される場合のテストパターン50の状態を示す模式図であり、媒体Mに複数形成されたテストパターン50のうちの一つのパッチが図示されている。図6は、媒体Mが搬送方向Yに適正に搬送されない場合のテストパターン50の状態を示す模式図であり、媒体Mに複数形成されたテストパターン50のうちの一つのパッチが図示されている。図7では、媒体Mに複数形成されたパッチ50A,50B,50C,50D,50E,50Fの状態が図示されている。
さらに、図5乃至図7では、テストパターン50を構成する第1画像51が実線で図示され、テストパターン50を構成する第2画像52が破線で図示され、媒体Mの図示が省略されている。
以下に、図5乃至図7を参照し、搬送量の補正に関して説明する。
本実施形態は、ユーザーが、印刷装置20によって印刷されたテストパターン50を検査(観察)し、搬送量の補正が適正に実施される構成を有しているので、以下にその詳細を説明する。
なお、以降の説明では、第1画像51の通常部N1及び第2画像52の通常部N2を、単に通常部Nと称する場合がある。
また、画像51,52の検査部K1,K2,Kは「第1領域」の一例であり、画像51,52の通常部N1,N2,Nは「第2領域」の一例である。また、画像51,52の通常部N1,N2,Nは、画像51,52の検査部K1,K2,Kに隣り合うように設けられている。ここで、検査部K1,K2,Kには他領域との相違が明確となるようハッチングが施されているが、実際のテストパターン(パッチ)にはハッチングはない。
(1)最初に、ヘッド38を主走査方向Xにおける一方(図中に太い実線で示された方向)に1回移動させる主走査によって、1パス目の印刷を行い、第1画像51を形成する。
以降の説明では、通常部Nに配置されるドットを形成するノズル39を、通常ノズルと称す。すなわち、通常部Nに配置されるドットは、複数のノズル39のうちの通常ノズルからインクを吐出し、媒体Mに着弾させることによって形成される。
以降の説明では、検査部Kに配置されるドットを形成するノズル39を、パッチ印刷ノズルと称す。すなわち、検査部Kに配置されるドットは、複数のノズル39のうちのパッチ印刷ノズルからインクを吐出し、媒体Mに着弾させることによって形成される。
従って、ユーザーは、テストパターン50(詳しくは、テストパターン50の検査部K)に薄い色の横スジ(白スジ)または濃い色の横スジ(黒スジ)が生じているか否か、すなわち横スジの有無によって、媒体Mを搬送方向Yに移動させる改行(副走査)が適正に実行されたかどうかを判断することができる。
図7に示すように、テストパターン印刷信号に基づき媒体Mに印刷されたテストパターン50は、搬送方向Yに沿って順に配置されたパッチ50Aと、パッチ50Bと、パッチ50Cと、パッチ50Dと、パッチ50Eと、パッチ50Fとによって構成される。
パッチ50Aでは、ヘッド38を搬送方向Yに移動させる改行(副走査)における調整値はZ1である。パッチ50Bでは、ヘッド38を搬送方向Yに移動させる改行(副走査)における調整値はZ2である。パッチ50Cでは、ヘッド38を搬送方向Yに移動させる改行(副走査)における調整値はZ3である。パッチ50Dでは、ヘッド38を搬送方向Yに移動させる改行(副走査)における調整値はZ4である。パッチ50Eでは、ヘッド38を搬送方向Yに移動させる改行(副走査)における調整値はZ5である。パッチ50Fでは、ヘッド38を搬送方向Yに移動させる改行(副走査)における調整値はZ6である。
印刷装置20における調整部79は、ユーザーによって登録された適正な搬送量(標準改行量Δy+調整値Zn)によって、媒体Mが適正に改行されるように副走査駆動回路82を制御する。ここで、本実施形態ではユーザーが複数パッチの中から最適なものを選択しているが、そのほかの手法でもよく、例えばセンサを用いた制御でもよい。
なお、適正な搬送量(標準改行量Δy+調整値Zn)は、「パラメーター」の一例である。
ところが、検査部Kに配置されるドットを形成するパッチ印刷ノズルが、インク吐出不良となる不良ノズルを含む場合、当該不良ノズルによって検査部Kに横スジ(異常なラスターライン)が形成される。この場合、検査部Kは、媒体Mが適正に改行されていないことに起因する横スジに加えて、当該不良ノズルに起因する横スジを有することになるので、ユーザーは、テストパターン50における横スジの有無によって、適正な搬送量(標準改行量Δy+調整値Zn)を取得することが難しくなる。
本実施形態は、インク吐出不良となる不良ノズルの影響を抑制する優れた構成(コンピュータープログラム)を有しているので、以下にその詳細を説明する。
図8に示すように、本実施形態に係るコンピュータープログラムは、媒体Mにインクを吐出するための複数のノズル39のうち、吐出不良の不良ノズルの位置を取得する工程(ステップS1)と、パッチ印刷ノズルを分析し、パッチ印刷ノズルの中に不良ノズルが含まれるか否かを判定する工程(ステップS2)と、パッチ印刷ノズルの中に不良ノズルが含まれると判定された場合、パッチ印刷ノズルの位置を補正する工程(ステップS3)とを含む。
さらに、コンピューター2における判定部17は、検査部Kの印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの中に、不良ノズルが含まれないように、複数のノズル39におけるパッチ印刷ノズルの位置を補正できるか否かを判定する。
パッチ印刷ノズルの中に不良ノズルが含まれないように、複数のノズル39のうち検査部Kの印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの位置が補正されると、パッチ印刷ノズルは不良ノズルを含まないので、検査部Kは、媒体Mを適正に改行されていないことに起因する横スジだけを含むようになり、ユーザーは、テストパターン50における横スジの有無によって、媒体Mを適正に改行させる適正な搬送量(標準改行量Δy+調整値Zn)を確実に取得することができる。
パッチ印刷ノズルにおける不良ノズルの数が最も少なくなるようにパッチ印刷ノズルの位置が補正されると、パッチ印刷ノズルに含まれる不良ノズルの数が最も少なくなるので、パッチ印刷ノズルに含まれる不良ノズルの数が多い場合と比べて、検査部Kに対する不良ノズルの影響が小さくなり、ユーザーは、テストパターン50における横スジの有無によって、媒体Mを適正に改行させる適正な搬送量(標準改行量Δy+調整値Zn)を取得しやすくなる。
図9及び図10は、ヘッドから吐出されるインクの吐出量の補正を行うテストパターンの状態を示す模式図である。
図9では、媒体Mに複数形成されたテストパターン60のうちの一つのパッチが図示されている。図10では、媒体Mに複数形成されたパッチ60A,60B,60C,60D,60E,60Fの状態が図示されている。さらに、図9及び図10では、テストパターン60を構成する第1画像61が実線で図示され、テストパターン60を構成する第2画像62が破線で図示され、媒体Mの図示が省略されている。
以下に、図9及び図10を参照し、ノズル39から吐出されるインクの吐出量の補正に関して説明する。
インクが浸透しやすい媒体Mでは、ノズル39から吐出されたインクは、媒体Mの内部に浸透しやすく、媒体Mの表面に留まりにくい。詳しくは、インクの接触角が小さく、インクが濡れやすい媒体Mでは、インクは、媒体Mの内部に浸透しやすく、媒体Mの表面に留まりにくい。さらに、インクが濡れやすい媒体Mでは、媒体Mに吐出されたインクは、媒体Mに対して濡れ広がりやすい。
インクが浸透しやすい媒体Mでは、1回目のパスで吐出されるインクは、媒体Mの内部に浸透しやすく、媒体Mの表面に留まりにくい。さらに、1回目のパスで吐出されるインクは濡れ広がりやすいので、1回目のパスで形成されるドットは大きくなり、さらに複数のドット同士が引き寄せあい、隣り合うドットと結合する場合がある。このため、1回目のパスで形成されるドットの被覆率が大きくなる。
すると、2回目のパスでは、1回目のパスで形成されるドットの上にインクが吐出され、2回目のパスで形成されるドットの一部は、1回目のパスで形成されるドットの上に形成されるようになる。さらに、1回目のパスで形成されるドットの上に吐出されるインクは、媒体Mの内部に浸透しにくく、媒体Mの表面に留まりやすい。
このため、インクが浸透しやすい媒体Mでは、媒体Mに対して吐出されるインクの吐出量が同じである場合、1回目のパスで吐出されるインクで形成されるドットと、2回目のパスで吐出されるインクによって形成されるドットとで、ドットの色の濃さが異なり、2回のパスで形成されるラスターラインに色のムラが生じることになる。
従って、インクが浸透しにくい媒体Mでは、媒体Mに対して吐出されるインクの吐出量が同じである場合、1回目のパスで吐出されるインクで形成されるドットと、2回目のパスで吐出されるインクによって形成されるドットとで、ドットの色の濃さが同じになり、2回のパスで形成されるラスターラインに色のムラが生じにくくなる。
このため、印刷装置20では、媒体Mの種類を変更する場合、ノズル39から吐出されるインクの吐出量の補正が必要になる。
なお、以降の説明では、第1画像61の通常部N1及び第2画像62の通常部N2を、単に通常部Nと称する場合がある。
また、画像61,62の検査部K1,K2,Kは「第1領域」の一例であり、画像61,62の通常部N1,N2,Nは「第2領域」の一例である。また、画像61,62の通常部N1,N2,Nは、画像61,62の検査部K1,K2,Kに隣り合うように設けられている。
(1)最初に、ヘッド38を主走査方向Xにおける一方(図中に太い実線で示された方向)に1回移動させる主走査によって、1パス目の印刷を行い、第1画像61を形成する。第1画像61を形成する際にノズル39から吐出されるインクの吐出量は標準吐出量Δvである。
従って、ユーザーは、テストパターン60における色ムラや横スジの有無を評価することによって、ノズル39から吐出される適正なインクの吐出量を取得することができる。
詳しくは、図10に示すように、媒体Mに印刷されたテストパターン60は、搬送方向Yに沿って順に配置されたパッチ60Aと、パッチ60Bと、パッチ60Cと、パッチ60Dと、パッチ60Eと、パッチ60Fとによって構成される。パッチ60Aでは、2パス目における調整値はW1である。パッチ60Bでは、2パス目における調整値はW2である。パッチ60Cでは、2パス目における調整値はW3である。パッチ60Dでは、2パス目における調整値はW4である。パッチ60Eでは、2パス目における調整値はW5である。パッチ60Fでは、2パス目における調整値はW6である。
印刷装置20における調整部79は、ユーザーによって登録された適正なインクの吐出量(標準吐出量Δv、標準吐出量Δv+調整値Wn)によって、1回目のパス及び2回目のパスでノズル39からインクが適正に吐出されるように、ヘッド駆動回路83を制御する。
なお、適正なインクの吐出量(標準吐出量Δv、標準吐出量Δv+調整値Wn)は、「パラメーター」の一例である。
図11に示すように、適正なインクの吐出量を検出するためのパッチ70は、第1画像61と第2画像62と第1画像61とが、搬送方向Yに沿って順に配置された構成を有している。すなわち、パッチ70は、第2画像62が第1画像61によって挟まれた構成を有している。
ノズル39から適正にインクが吐出されない場合、パッチ70では色ムラや横スジが二つの検査部Kに生じるので、色ムラや横スジが一つの検査部Kに生じるテストパターン60のパッチ(例えば、パッチ60A)と比べて、色ムラや横スジの数が多くなり、ユーザーは色ムラや横スジの有無を評価しやすくなる。
もちろん、適正な搬送量を検出するためのパッチも、パッチ70と同じ構成であってもよい、すなわち第2画像52が第1画像51によって挟まれた構成であってもよい。
ところが、検査部Kに配置されるドットを形成するパッチ印刷ノズルが、インク吐出不良となる不良ノズルを含む場合、当該不良ノズルによって検査部Kに色ムラや横スジなどの不具合が生じる。テストパターン60は、インクの吐出が適正でない場合に生じる色ムラや横スジに加えて、当該不良ノズルに起因する色ムラや横スジを有することになるので、ユーザーは、テストパターン60における色ムラや横スジの有無によって、適正なインクの吐出量(標準吐出量Δv、標準吐出量Δv+調整値Wn)を取得することが難しくなる。
本実施形態は、インク吐出不良となる不良ノズルの影響を抑制する優れた構成(コンピュータープログラム)を有しているので、以下にその詳細を説明する。
さらに、コンピューター2における判定部17は、検査部Kの印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの中に、不良ノズルが含まれないように、複数のノズル39におけるパッチ印刷ノズルの位置を補正できるか否かを判定する。
パッチ印刷ノズルの中に不良ノズルが含まれないように、複数のノズル39のうち検査部Kの印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの位置が補正されると、パッチ印刷ノズルは不良ノズルを含まないので、検査部K(テストパターン60)は、インクの吐出が適正でない場合に生じる色ムラや横スジだけを含むようになり、ユーザーは、テストパターン60における色ムラや横スジの有無によって、適正なインクの吐出量(標準吐出量Δv、標準吐出量Δv+調整値Wn)を確実に取得することができる。
パッチ印刷ノズルにおける不良ノズルの数が最も少なくなるようにパッチ印刷ノズルの位置が補正されると、パッチ印刷ノズルに含まれる不良ノズルの数が最も少なくなるので、パッチ印刷ノズルに含まれる不良ノズルの数が多い場合と比べて、検査部K(テストパターン60)に対する不良ノズルの影響が小さくなり、ユーザーは、テストパターン60から適正なインクの吐出量(標準吐出量Δv、標準吐出量Δv+調整値Wn)を取得しやすくなる。
また、搬送量の補正を行うためのテストパターン50も同様であり、通常部Nを形成する通常ノズルが不良ノズルを含むと、不良ノズルによって、通常部Nの中にドットが形成されない不良ラスターライン(ドット抜け)が生じ、当該不良ラスターラインが色ムラや横スジとなるので、検査部Kにおける横スジの有無の評価が難しくなる。
かかる構成によって、不良ノズルによって通常部Nの中に形成される色ムラや横スジを目立ちにくくし、検査部Kにおける色ムラや横スジの有無を評価しやすくしている。
さらに、印刷システム1を本願における印刷装置とし、当該印刷装置が、印刷制御装置2と、当該印刷制御装置2の出力装置(印刷装置20)とを有する構成であってもよい。
Claims (8)
- 印刷装置における複数パスによって形成され、前記印刷装置に関するパラメーターを検出するためのパッチの印刷を制御する印刷制御装置であって、
媒体に液体を吐出するための複数のノズルのうち、吐出不良の不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、
前記複数のノズルのうち前記パッチの印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの中に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記パッチ印刷ノズルの中に前記不良ノズルが含まれると判定した場合、前記パッチ印刷ノズルの位置を補正する補正部と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記パラメーターは、前記媒体を搬送方向に搬送する搬送量を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記パラメーターは、前記媒体の搬送方向に並べられた前記ノズルから吐出される前記液体の吐出量を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記パッチは、前記パラメーターを取得するための第1領域と、前記第1領域に隣り合う第2領域とを含み、
前記判定部は、前記第1領域の印刷に割り当てられる前記パッチ印刷ノズルの中に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。 - 前記パッチは、前記パラメーターを取得するための第1領域と、前記第1領域に隣り合う第2領域とを含み、
前記判定部は、前記第1領域の印刷に割り当てられる前記パッチ印刷ノズルの中に、前記不良ノズルが含まれないように前記パッチ印刷ノズルの位置を補正できるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。 - 前記判定部が、前記不良ノズルが含まれないように前記パッチ印刷ノズルの位置を補正できないと判定した場合、前記補正部は、前記不良ノズルが最も少ない条件にて前記パッチ印刷ノズルの位置を補正することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置からの指示に基づきパッチを印刷する印刷部と、
前記パッチから取得されたパラメーターに基づいて調整する調整部と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 印刷装置に関するパラメーターを検出するためのパッチの印刷位置を決定するコンピュータープログラムであって、
媒体に液体を吐出するための複数のノズルのうち、吐出不良の不良ノズルの位置を取得する工程と、
前記複数のノズルのうち前記パッチの印刷に割り当てられるパッチ印刷ノズルの中に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定する工程と、
前記パッチ印刷ノズルの中に前記不良ノズルが含まれると判定された場合、前記パッチ印刷ノズルの位置を補正する工程と、を有することを特徴とするコンピュータープログラム。
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