JP2018089664A - 粘性流体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘性流体供給装置において粘性流体供給量を正確に調整可能とすることである。【解決手段】粘性流体供給作動において対象物に供給される粘性流体の量である粘性流体供給量は、仕切り部材の移動距離で決まる。それに対して、本粘性流体供給装置においては、粘性流体供給作動が行われる場合に検出部が移動させられ、検出部によって仕切り部材が検出されるまでエア室にエアが供給される。そのため、粘性流体供給量を検出部の移動距離に応じた量とすることができるのであり、粘性流体供給量を正確に調整することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、対象物に粘性流体を供給する粘性流体供給装置に関するものである。
特許文献1,2には、はんだ収容室を備えたはんだカップと、そのはんだカップの底部の上方のエア室にエアを供給するエア供給装置とを含むはんだ供給装置が記載されている。はんだカップの開口部にはノズル穴が形成された供給ノズルが液密かつ摺動可能に嵌合され、エア室へのエアの供給によりはんだカップ(底部)が供給ノズルに対して下方へ移動させられ、吐出通路からはんだが吐出させられて、スクリーン上にはんだが供給される。特許文献2に記載のはんだ供給装置において、底部を検出する光電センサが設けられ、光電センサによって底部が検出された場合に、はんだ残量が設定量Yより少なくなったと検出される。設定量Yは、エア室へ供給されるエアの供給時間が同じであってもスクリーン(マスク)上に供給されるはんだの量であるはんだ供給量が少なくなる量である。はんだ残量が設定量Y以上である場合には、1回のエアの供給時間が(A−B)時間とされ、はんだ残量が設定量Yより少なくなると、1回のエアの供給時間が長くされ、A時間とされる。また、設定量Yははんだの種類等によって異なるため、光電センサの位置が調整可能とされている。
国際公開2015/092877号パンフレット 国際公開2015/132965号パンフレット
本発明の課題は、粘性流体供給作動における粘性流体供給量を良好に制御可能とすることである。
課題を解決するための手段、作用および効果
本発明に係る粘性流体供給装置は、(i)粘性流体収容室と、エア室と、これらを仕切る仕切り部材とを備えた粘性流体供給器と、(ii)エア室にエアを供給するエア供給装置と、(iii)仕切り部材を検出する検出部を移動可能な検出部移動装置とを含み、粘性流体供給作動が行われる場合に検出部が移動させられ、検出部によって仕切り部材が検出されるまでエア室にエアが供給される。
本粘性流体供給装置において、エア室にエアが供給されると仕切り部材が移動させられるとともに、粘性流体収容室に収容されていた粘性流体が吐出させられ、対象物に供給される。この粘性流体供給作動において対象物に供給される粘性流体の量である粘性流体供給量は、仕切り部材の移動距離で決まる。仕切り部材の移動距離が大きい場合は小さい場合より粘性流体供給量が多くなるのであり、例えば、仕切り部材の移動距離が目標移動距離となるまでエアが供給される場合には、粘性流体供給量を目標供給量に近づけることができる。このように、本発明に係る粘性流体供給装置においては、粘性流体を、検出部の移動距離で決まる量だけ供給することができるのであり、粘性流体供給量を良好に制御することができる。
本発明の実施例1に係るはんだ供給装置を備えたスクリーン印刷機の平面図である。 上記はんだ供給装置の主要部の断面図である。 上記はんだ供給装置の主要部の斜視図である。 上記はんだ供給装置を制御する制御装置を概念的に示す図である。 上記制御装置の記憶部に記憶された初期位置決定プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶されたはんだ供給プログラムを表すフローチャートである。 上記はんだ供給装置の作動を概念的に示す図である。 本発明の実施例2に係るはんだ供給装置の要部の正面図である。 従来のはんだ供給装置においてはんだの供給作動が行われた場合の供給量の変化を示す図である。
発明の実施形態
以下、本発明の一実施形態である粘性流体供給装置としてのはんだ供給装置について図面に基づいて詳細に説明する。本発明の実施形態であるはんだ供給装置においては、粘性流体としてのクリーム状はんだ(以下、はんだと略称する)が対象物に供給される。本はんだ供給装置においては、本発明の一実施形態である粘性流体供給方法が実施される。
図1には、本実施例に係るはんだ供給装置を備えたスクリーン印刷機を示す。スクリーン印刷機は、基板搬送保持装置2によって搬送されて、保持された回路基板(以下、基板と略称する)Pの予め定められた位置にはんだを塗布するものであり、移動装置4、スキージ装置6、はんだ供給装置8等を含む。本実施例において、基板Pの搬送方向をx、基板の幅方向をy、x方向およびy方向に直交する方向を上下方向zとする。
基板搬送保持装置2は、電動モータ12(図4参照)により一対のコンベアベルト10を駆動させて、基板Pをx方向に移動させ、予め定められた位置において保持するものである。
移動装置4は、はんだ供給装置8をx方向、y方向に移動可能なものであり、x移動装置20とy移動装置22とを含む。y移動装置22は、y方向に伸びた一対のガイドレール23に係合させられたyスライダ24をy軸モータ25の駆動によって移動させるものである。x移動装置20は、yスライダ24にx方向に伸びて設けられたガイドレール26に係合させられたxスライダ27をx軸モータ28の駆動により移動させるものである。はんだ供給装置8はxスライダ27に保持される。
スキージ装置6は、図示しないスキージをスクリーン上において移動させることにより、スクリーン上に供給されたはんだを、スクリーンに形成された貫通穴を経て、基板Pの所望の位置へ塗布するものである。
はんだ供給装置8は、対象物としてのスクリーンにはんだを供給するものであり、図2,3に示すように、粘性流体供給器としてのはんだ供給器30、エア供給装置32、検出部移動装置としてのスイッチ移動装置34等を含む。
はんだ供給器30は、ハウジング40、ハウジング40に固定された吐出通路形成部材41、はんだを収容するはんだカップ42等を含む。はんだカップ42は、底部42bと開口部42aとを有する有底筒状を成したものである。はんだカップ42の開口部42aに吐出通路形成部材41が嵌合させられることにより、はんだカップ42が、底部42bが上、開口部42aが下になる姿勢でハウジング40に取り付けられる。ハウジング40にはんだカップ42が取り付けられた状態で、ハウジング40の内部のはんだカップ42の底部42bの上方がエア室44とされる。エア室44にエアが供給されることにより、はんだカップ42が吐出通路形成部材41に対して相対的に下方へ移動させられるとともに、はんだカップ42に収容されたはんだが吐出通路形成部材41に形成された吐出通路46を経て吐出させられる。吐出させられたはんだは図示しないスクリーン上に供給される。
ハウジング40は上下方向に伸びた筒状を成すものであり、底部48において、xスライダ27に下方から支持されるとともに、中間部において、xスライダ27に取り付けられた複数の板状部材50a〜c、取付金具51を備えた保持装置52により着脱可能に保持される。ハウジング40の底部48の中央部、および、xスライダ27の下部の中央部の互いに対応する位置にそれぞれ貫通穴53,54が形成される。また、ハウジング40の内部は、下部が大径、上部が小径の段付き形状を成し、側壁55の内周面に形成された大径部と小径部との段部56は後述するようにストッパとして機能する。
吐出通路形成部材41は、支持部材57を介してハウジング40の底部48に固定される。また、吐出通路46は、吐出通路形成部材41のほぼ中央部の、貫通穴53,54に対応する位置に、上下方向に貫通して形成される。
はんだカップ42は、内部においてはんだを収容する粘性流体収容室としてのはんだ収容室58を有する。また、開口部42aの外周部にはフランジ63が形成され、ハウジング40の段部56に当接することにより、取付け時におけるはんだカップ42のハウジング40、吐出通路形成部材41に対する相対位置が決まる。
エア供給装置32は、エア室44にエアを供給するものであり、エア供給管74、エア源76、バルブ78等を含む。エア室44には、エア源76が、エア供給管74を介して接続される。エア供給管74の途中には電磁開閉式の常閉のバルブ78が設けられ、バルブ78の開閉により、エア室44へのエアの供給が許容されたり、停止させられたりする。
スイッチ移動装置34は、検出部としてのスイッチ84を上下方向に自動で移動可能なものであり、xスライダ27にブラケット80を介して固定される。ブラケット80は、概してL字状を成し、スイッチ移動装置34は、ブラケット80のy方向に伸びた部分のはんだカップ42に対向する部分に取り付けられる。
スイッチ84は、仕切り部材としてのはんだカップ42の底部42bを検出する光電式のスイッチである。ハウジング40は透明の材料で形成されたものであるため、ハウジング40の外方からはんだカップ42を検出することができる。光の照射方向にはんだカップ42が存在する場合には反射光が検出されるため、スイッチ84はONとなり、はんだカップ42が存在しない場合には反射光が検出されないため、OFFとなる。
スイッチ移動装置34は、上下方向に伸びたガイド部材86、ガイド部材86に相対移動可能に係合させられたラック88、ラック88に螺合させられたピニオン90、ピニオン90を回転させる電動モータ92、電動モータ92の回転数を検出するエンコーダ94等を含む。ラック88の背面には複数の歯88gが形成され、ピニオン90が螺合させられる。また、エンコーダ94は、ピニオン90と一体的に回転可能に取り付けられ、外周面に複数のドグが形成された回転体96と、回転体96の凹凸を検出する図示しないフォトセンサとを含む安価なものとすることができる。また、スイッチ84はラック88の上端部に取り付けられる。電動モータ92の回転によりピニオン90が回転させられるとラック88が上下方向に移動させられ、スイッチ84が上下方向に移動させられる。
なお、電動モータ92は、図示しない保持部材を介して、ブラケット80またはガイド部材86に保持される。
スクリーン印刷機は、図4に示すように、コンピュータを主体とする制御装置100によって制御される。制御装置100は、記憶部、実行部、入出力部等を含み、入出力部には、スイッチ84、エンコーダ94が接続されるとともに、複数の電動モータ12,25,28、92が駆動回路102を介して接続され、バルブ78のソレノイドが接続される。エンコーダ94によって検出された電動モータ92の回転数に基づいてラック88、すなわち、スイッチ84の移動距離が取得される。
以上のように構成されたスクリーン印刷機において、はんだ供給装置8が、移動装置4により所望の位置へ移動させられ、その位置からx方向へ移動させられつつエア室44にエアが供給される。それにより、はんだが対象物としてのスクリーン上に供給される。その後、エアの供給が停止させられ、はんだの供給が停止させられる。この作動が1回のはんだ供給作動であり、1回のはんだ供給作動においてスクリーン上に供給されるはんだの量をはんだ供給量と称する。このはんだ供給作動の後に、スキージにより、はんだが基板P上の予め定められた位置に塗布される。
なお、はんだ収容室58には、はんだ供給作動を複数回行い得る量のはんだが収容されているのが普通である。
特許文献2に記載のはんだ供給装置においては、1回のはんだ供給作動において、エア室に供給されるエアの量(エアの供給時間)が一定にされている。そのため、図9に示すように、はんだの種類A,B,Cが異なると、エアの供給時間が同じであっても、はんだ供給量が異なる場合がある。例えば、粘度(粘性率)が大きい種類のはんだ(C)は粘度が小さい種類のはんだ(A)より流れ難いため、はんだ供給量が少なくなると考えられる。しかし、はんだの種類が異なっても、1回のはんだ供給作動において要求されるはんだの量である目標供給量は、ほぼ同じであり、はんだ供給量を、はんだの種類によらず一定にすることが望まれていた。
一方、1回のはんだ供給量Qは、はんだカップ42の下方への移動距離dで決まる。はんだ収容室58の断面積(xy平面の面積)Sが決まっているため、移動距離dに応じてはんだ供給量Qが決まるのである。1回のはんだ供給量Qの目標値が目標供給量Qrefである場合には、1回のはんだ供給作動において移動させられるべきはんだカップ42の移動距離dである設定距離(目標移動距離)drefは、下式のように求められる。
dref=Qref/S
そこで、本実施例においては、はんだ供給作動が行われる場合に、スイッチ84が設定距離drefだけ下方へ移動させられた後に、エア室44へのエアの供給が開始される。そして、スイッチ84がOFFからONに切り換わり、はんだカップ42が設定距離dref移動させられた場合に、エア室44へのエアの供給が停止させられるようにした。
なお、はんだ供給量Qは、はんだの体積を表す値であるが、はんだの単位体積当たりの重量(g/cc)が分かれば、はんだ供給量としてはんだの重さを用いることもできる。
また、はんだカップ42がハウジング40に取り付けられた場合には、スイッチ84の初期位置が決定される。初期位置決定プログラムの一例を図5のフローチャートで表す。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、スイッチ84のON・OFFが読み込まれ、S2において、電動モータ92の駆動によりスイッチ84が移動させられる。そして、S3において、スイッチ84がONからOFFに切り換わったか否かが判定され、切り換わった場合には、電動モータ92が停止させられる。その場合のスイッチ84の位置が初期位置とされる。
例えば、S1において、スイッチ84がONである場合には、スイッチ84ははんだカップ42の底部42bより下方に位置することがわかる。スイッチ84が上方へ移動させられ、底部42bよりわずかに上方に達すると、ONからOFFに切り換わる。この位置が初期位置とされる。また、S1において、スイッチ84がOFFである場合には、スイッチ84ははんだカップ42の底部42bより上方に位置することがわかる。スイッチ84が下方へ移動させられ、底部42bのわずかに下方に達すると、スイッチ84はOFFからONに切り換わる。次に、スイッチ84が上方へ移動させられ、ONからOFFに切り換わった位置が初期位置とされる。
はんだ供給作動は、図6のフローチャートで表されるはんだ供給プログラムに従って実行される。
S11において、はんだの供給回数をカウントする回数カウンタのカウント値が1とされ、S12において、スイッチ84が設定距離drefだけ下方へ移動させられる。S13においてバルブ78が開とされてエア室44へのエアの供給が開始される。S14,15において、スイッチ84のON・OFFが読み込まれ、スイッチ84がONからOFFに切り換わったか否かが判定される。スイッチ84がONの間は、S13〜15が繰り返し実行され、スイッチ84がOFFに切り換わると、S16においてバルブ78が閉とされ、S17において、回数カウンタのカウント値が1増加させられ、2とされる。S18において、回数カウンタのカウント値が設定値(設定回数)No以上であるか否かが判定され、設定値Noに達する前は、S12に戻され、スイッチ84が設定距離drefだけ下方へ移動させられ、以下同様に、はんだ供給作動が行われる。そして、はんだ供給作動の回数が設定回数Noに達すると、S18の判定がYESとなって、はんだ供給作動が終了させられる。
本実施例においては、図7に示すように、はんだ供給作動が行われる毎に、スイッチ84が設定距離drefずつ下方へ移動させられる。そして、スイッチ84がONからOFFに切り換わり、はんだカップ42の底部42bが検出されると、エアの供給が停止させられる。1回のはんだ供給作動が終了させられるが、1回のはんだ供給量はほぼ目標供給量Qrefとなる。
目標供給量Qrefは、基板の設計等により、適宜設定することが可能である。目標供給量Qrefが変更されれば、それに伴って、スイッチ84の移動距離である設定距離drefが変わることになる。
以上のように、本実施例においては、エア供給装置32が、供給時間ではなく、はんだカップ42の移動距離に基づいて制御される。そのため、1回のはんだ供給量をはんだの種類によることなく一定とすることができるのであり、目標供給量Qrefに近づけることができる。
さらに、1回のはんだ供給作動において移動させられる底部42b(はんだカップ42)の距離が決まっているため、はんだ供給作動が行われた回数に基づけば、はんだ残量を推定することが可能となる。また、それにより、はんだ残量が0に近いことを検出するセンサを設けることが不可欠ではなくなるというメリットもある。
一方、エア供給装置32ではなく、はんだカップ42を電動モータ等を用いて直接移動させるカップ移動装置を設ければ、はんだカップ42の1回の移動距離を正確に制御することが可能となる。しかし、カップ移動装置は、出力を大きくする必要がある等、装置が大形化し、コストが高くなる。それに対して、スイッチ84を移動させるのに要する出力は小さくてよいため、電動モータ92は小形のものでよい。さらに、エンコーダ94をドグ96とフォトセンサとを含む簡単な構造を成すものとした。以上のことから、本実施例に係るはんだ供給装置においては、コストアップを抑制しつつ、はんだ供給量を良好に制御できるのである。
以上のように、本実施例においては、制御装置100のS12を記憶する部分、実行する部分等により移動制御部が構成され、S15,16を記憶する部分、実行する部分等により流体圧供給停止部が構成される。さらに、S12の実行が移動工程に対応し、S15の実行が停止工程に対応する。
本発明は、図8に示すはんだ供給装置に適用することもできる。本実施例においては、粘性流体供給器としてのシリンジ200の内部に粘性流体収容室としてのはんだ収容室202が形成されて、はんだが収容される。はんだ収容室202には仕切り部材としてのフロート204が載せられ、フロート204の上方がエア室206とされる。エア室206にエアが供給されると、はんだがシリンジ200の下端部に設けられた吐出通路210から吐出させられるとともにフロート204が低下させられる。また、フロート204を検出するスイッチ220が設けられ、スイッチ移動装置222により上下方向に移動可能とされる。スイッチ移動装置222は上記実施例におけるスイッチ移動装置34と同様の構造を成す。
なお、スイッチ移動装置は、エアシリンダを含むものとしたり、ソレノイドを利用したものとしたりすること等も可能であり、スイッチ移動装置の構造は問わない。
また、はんだの代わりに他の粘性流体を利用できる等、本発明は、前記実施例に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
8:はんだ供給装置 30:はんだ供給器 32:エア供給装置 34,222:スイッチ移動装置 40:ハウジング 41:ピストン 42:はんだカップ 44:エア室 58:はんだ収容室 60:底部 78:バルブ 84,220:スイッチ 88:ラック 90:ピニオン 92:電動モータ 100:制御装置 200:シリンジ 202:はんだ収容室 204:フロート 206:エア室
特許請求可能な発明
(1)粘性流体を収容する粘性流体収容室と、エア室と、これらエア室と粘性流体収容室とを仕切る仕切り部材とを備えた粘性流体供給器と、
前記エア室にエアを供給するエア供給装置と、
前記仕切り部材を検出する検出部と、
その検出部を移動可能な検出部移動装置と、
粘性流体供給作動が行われる場合に、前記検出部移動装置に前記検出部を移動させる移動制御部と、
その移動制御部によって移動させられた検出部によって前記仕切り部材が検出された場合に、前記エア供給装置に前記エアの供給を停止させるエア供給停止部と
を含むことを特徴とする粘性流体供給装置。
検出部移動装置は、検出部を仕切り部材と平行に移動可能なものであればよく、例えば、電動モータの回転を直線移動に変換する運動変換機構を備えたものとすることができ、運動変換機構には、ラックアンドピニオン、ねじ機構等が該当する。また、シリンダ、ソレノイド等、直線駆動部を備えたものとすることもできる。
(2)前記移動制御部が、前記検出部を設定距離移動させるものであり、
前記設定距離が、前記粘性流体供給作動において前記対象物に供給される粘性流体の量である粘性流体供給量の目標値に基づいて決定された値である(1)項に記載の粘性流体供給装置。
設定距離は、複数回の粘性流体供給作動が行われる場合において、それぞれ、異なる値であっても同じ値であってもよい。
(3)前記粘性流体収容室に収容された粘性流体が、複数回の粘性流体供給作動によって吐出させられるものであり、
前記移動制御部が、前記粘性流体供給作動が行われる毎に、前記検出部を予め決められた設定距離ずつ移動させるものであり、
前記設定距離が、前記複数回の粘性流体供給作動の各々において前記対象物に供給される粘性流体の量である供給量が目標供給量となる場合に移動させられる仕切り部材の移動距離とされた(1)項または(2)項に記載の粘性流体供給装置。
(4)前記粘性流体収容室が、開口部と底部とを有する粘性流体容器の内部とされ、
前記粘性流体供給器が、粘性流体吐出通路を有する吐出通路保持部材を含み、
前記粘性流体容器が、前記底部が上方に、前記開口部が下方に位置する姿勢とされ、
前記吐出通路保持部材が、前記粘性流体容器の前記開口部に液密かつ摺動可能に嵌合され、
前記エア室が、前記粘性流体容器の底部の上方に位置し、
前記仕切り部材が、前記粘性流体容器の底部とされた(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の粘性流体供給装置。
実施例1におけるはんだカップ42が粘性流体容器に対応する。
(5)前記粘性流体供給器が、シリンジであり、
前記仕切り部材が、前記シリンジの内部を、前記エア室と前記粘性流体収容室とに仕切るフロートである(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の粘性流体供給装置。
(6)粘性流体が収容された粘性流体収容室とエア室とを仕切る仕切り部材を備えた粘性流体供給器において、前記エア室にエアを供給することによって粘性流体収容室に収容された粘性流体を吐出させて、対象物に粘性流体を供給する粘性流体供給方法であって、
粘性流体供給作動が行われる場合に、前記仕切り部材を検出する検出部を設定距離だけ移動させる移動工程と、
前記検出部によって前記仕切り部材が検出された場合に、前記エア室へのエアの供給を停止させる停止工程と
を含む粘性流体供給方法。
本項に記載の粘性流体供給方法は、(1)項ないし(5)項のいずれかに記載の粘性流体供給装置において実施される。

Claims (3)

  1. 粘性流体を収容する粘性流体収容室と、エア室と、これらエア室と粘性流体収容室とを仕切る仕切り部材とを備えた粘性流体供給器と、
    前記エア室にエアを供給するエア供給装置と、
    前記仕切り部材を検出する検出部と、
    その検出部を移動可能な検出部移動装置と、
    粘性流体供給作動が行われる場合に、前記検出部移動装置に前記検出部を移動させる移動制御部と、
    その移動制御部によって移動させられた前記検出部によって前記仕切り部材が検出された場合に、前記エア供給装置に前記エアの供給を停止させるエア供給停止部と
    を含むことを特徴とする粘性流体供給装置。
  2. 前記粘性流体収容室に収容された粘性流体が、複数回の前記粘性流体供給作動によって吐出させられるものであり、
    前記移動制御部が、前記粘性流体供給作動が行われる毎に、前記検出部を予め決められた設定距離ずつ移動させるものであり、
    前記設定距離が、前記複数回の前記粘性流体供給作動の各々において供給される粘性流体の量である粘性流体供給量が目標供給量となる場合に移動させられる前記仕切り部材の移動距離とされた請求項1に記載の粘性流体供給装置。
  3. 粘性流体が収容された粘性流体収容室とエア室とを仕切る仕切り部材を備えた粘性流体供給器において、前記エア室にエアを供給することによって粘性流体収容室に収容された粘性流体を吐出させて、対象物に粘性流体を供給する粘性流体供給方法であって、
    粘性流体供給作動が行われる場合に、前記仕切り部材を検出する検出部を設定距離だけ下方へ移動させる移動工程と、
    前記検出部によって前記仕切り部材が検出された場合に、前記エア室へのエアの供給を停止させる停止工程と
    を含む粘性流体供給方法。
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