JP2018086117A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用時における吸収性コアの保形性に優れ、排泄物の吸収性能及び着用感が良好且つ安定している吸収性物品を提供すること。【解決手段】本発明の吸収性物品1は、液保持性の吸収性コア40と、吸収性コア40の肌対向面を被覆する肌側コアラップシート41とを具備する。吸収性コア40の肌対向面に接着剤9が付着し、その接着剤付着面に接着剤9を介して肌側コアラップシート41が接合されている。吸収性コア40の前記接着剤付着面における接着剤9の付着面積率に関し、吸収性コア40の横方向Yの両端それぞれに位置するコア横方向端部40Sが、それらコア横方向両端部40S,40Sに挟まれたコア横方向中央部40Mに比して大となる、大小関係が成立している。【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性コア及びこれを被覆するシートを備えた吸収性物品に関する。
使い捨ておむつなどの吸収性物品として、肌対向面を形成する液透過性の表面シート、非肌対向面を形成する液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備し、該吸収体が、木材パルプや吸水性ポリマー等の吸収性材料を含む吸収性コアと、該吸収性コアの外面を被覆するコアラップシートとからなるものが知られている。コアラップシートは、吸収体の製造時には吸収性材料を受けるためのシートとして働き、製造後には吸収性コアを包んで形状化する役割等を果たす。コアラップシートとしては、従来、薄葉紙、吸収紙、不織布等の透水性シートが用いられている。吸収性コアとコアラップシートとは通常、接着剤を介して互いに接合されている。
従来、吸収性物品の着用時に吸収性コアの形状が崩れるという問題がある。吸収性コアの形状が崩れた状態で吸収性物品を着用していると、吸収性物品における着用者の股間部に対応する部位が不規則に変形して着用者の歩行を妨げるおそれがあり、また、尿などの排泄物漏れや着用感の低下を招くおそれもある。このような吸収性コアの形状崩れを抑制し得る技術として、吸収性コアに貫通孔を形成し、該吸収性コアの肌対向面側及び非肌対向面側それぞれのコアラップシートどうしを該貫通孔にて互いに接合する技術が知られているが、斯かる技術は貫通孔の形成に伴う吸収性材料の減少に起因して、吸収性コアの吸収容量の低下を招くという問題がある。また、吸収性コアの形状崩れを抑制し得る別の技術として、吸収性コアにエンボス加工を施す技術が知られているが、斯かる技術は吸収性コアの硬化を招き、着用感の低下などの新たな問題を引き起こすおそれがある。
特許文献1には、吸収性コアの形状崩れを効果的に抑制し得る吸収性物品として、吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面それぞれに、コアラップシート接合用の接着剤が、縦方向(着用者の前後方向に対応する方向)に延びる線状の接着剤付着部が横方向(該縦方向に直交する方向)に間欠配置されてストライプ状のパターンを形成するように付着し、且つ各接着剤付着部を横方向に二分して縦方向に延びる中心線が、吸収性コアの肌対向面と非肌対向面とで重なっていないと共に、吸収性コアの肌対向面の方が非肌対向面よりも接着剤付着部の数が少なくなされている吸収性物品が記載されている。
また特許文献2には、コアラップシート接合用の接着剤の塗工面積率に関して、吸収性コアの肌対向面を非肌対向面よりも低くすることが記載されている。特許文献2によれば、斯かる構成により、吸収性コアが排泄物を吸収した際の膨潤の程度が、非肌対向面側よりも肌対向面側の方が大きくなるため、着用者の肌と表面シートとの間に隙間ができて通気性が向上し得るとされている。特許文献1及び2において、コアラップシート接合用の接着剤の付着部の数あるいは塗工面積率が互いに異なる関係にあるのは、吸収性コアの肌対向面と非肌対向面との間であり、吸収性コアの肌対向面あるいは非肌対向面それぞれにおいては、これらは均一である。
特許文献3には、股下部に括れ部を有する吸収性コアと該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを具備する吸収性物品において、この括れ部の形成位置にコアラップシートで画成された空間部が形成され、該空間部を画成する吸収性コア及びコアラップシートにコアラップシート接合用の接着剤が塗布されていないものが記載されている。特許文献3記載の吸収性物品によれば、前記空間部が、吸収性コアが排泄物を吸収して膨潤する際の膨らみ代として機能するため、液吸収による吸収性コアの膨潤がコアラップシートによって阻害される不都合が回避され、防漏性が向上し得るとされている。
特開2014−100307号公報 特開2013−255560号公報 特開2013−99451号公報
吸収性物品の着用時における吸収性コアの形状崩れは、吸収性コアの横方向中央部よりも横方向両端部の方が起こりやすい。その理由は、吸収性コアの横方向両端部は、吸収性物品の着用時において着用者の大腿部などによって圧力を特に受けやすい部位であるため、そのような体圧に起因する負荷による歪が大きく、さらに、着用者の肌との摩擦によって生じる応力がかかりやすいためである。また、吸収性コアにおいては通常、股下部における横方向中央部で排泄物が直接吸収され、その吸収された排泄物が面方向に拡散していくので、吸収性コアの横方向中央部と両端部との間には、排泄物の吸収量の違いに起因する剛性差が生じ、両部位の境界及びその近傍は剛性変化部位(吸収性コアDry−Wet界面)となるところ、このような剛性変化の発生も、吸収性コアの横方向両端部が形状崩れを特に起こしやすい原因の1つとなっている。吸収性コアの横方向両端部の形状崩れを効果的に防止し得る技術は未だ提供されていない。
従って本発明の課題は、着用時における吸収性コアの保形性に優れ、排泄物の吸収性能及び着用感が良好且つ安定している吸収性物品を提供することに関する。
本発明は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを具備する吸収性物品であって、前記吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面の少なくとも一方に接着剤が付着し、その接着剤付着面に該接着剤を介して前記コアラップシートが接合されており、前記吸収性コアの前記接着剤付着面における前記接着剤の付着面積率に関し、該吸収性コアの横方向両端それぞれに位置するコア横方向端部における前記接着剤の付着面積率が、それらコア横方向両端部に挟まれたコア横方向中央部における前記接着剤の付着面積率に比して大となる、大小関係が成立している吸収性物品である。
本発明によれば、着用時における吸収性コアの保形性に優れ、吸収性コアの形状崩れが起こり難く、排泄物の吸収性能及び着用感が良好且つ安定している吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である展開型使い捨ておむつの肌対向面即ち表面シート側を模式的に示す平面図であり、各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた展開状態における平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示す横断面図である。 図3は、図1に示すおむつにおけるコアラップシート接合用接着剤の付着部の説明図であり、展開且つ伸張状態のおむつ1の肌対向面側(表面シート2側)の要部を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である展開型使い捨ておむつの一例に基づき図面を参照して説明する。図1及び図2には、本実施形態の展開型使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有すると共に、着用者の腹側に配される腹側部A及び背側に配される背側部C並びにそれらの間に位置する股下部Bとを有する。腹側部A、股下部B及び背側部Cは、おむつ1を縦方向Xに三等分した場合の各領域に相当する。股下部Bは、おむつ1の着用時に着用者のペニス、肛門等の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部又はその近傍に位置している。
おむつ1は、図1及び図2に示すように、吸収性コア40を有する吸収体4と、吸収体4の肌対向面側に配され、吸収体4よりも着用者の肌に近くに位置して着用時に着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2と、吸収体4の非肌対向面側に配され、吸収体4よりも着用者の肌から遠くに位置する液不透過性ないし撥水性の裏面シート3とを具備し、図1に示す如き平面視において、股下部Bに位置する縦方向Xの中央部が内方に括れ且つ一方向即ち縦方向Xに長い、縦長の砂時計状をなしている。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、両シート2,3間に介在配置された吸収体4よりも大きな寸法を有し、図1に示す如き展開且つ伸張状態のおむつ1の外形を形成している。
尚、本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収性コア40)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が適正な着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
おむつ1においては、図1及び図2に示すように、表面シート2と吸収体4(肌側コアラップシート41)との間に、本技術分野においてセカンドシートなどとも呼ばれる、液透過性のサブレイヤー5が配されている。サブレイヤー5は、表面シート2と共に、「吸収体4よりも着用者の肌に近い位置に配された表面層」を構成し、該表面層は、吸収体4に近い順にサブレイヤー5と表面シート2とを含む。サブレイヤー5は吸収体4の肌対向面の略全域を被覆している。
サブレイヤー5は、表面シート2から吸収体4への液の透過性の向上、吸収体4に吸収された液の表面シート2への液戻りの低減などの役割を担う他、吸収性コア40の形状崩れの抑制にも寄与し得る。サブレイヤー5の存在によって吸収体4全体の剛性が向上するためである。このようなサブレイヤー5による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、サブレイヤー5の坪量は、好ましくは15g/m2、さらに好ましくは20g/m2以上、そして、好ましくは60g/m2以下、さらに好ましくは50g/m2以下である。サブレイヤー5としては、親水性且つ液透過性のシートであれば良く、例えば紙、織布、不織布を例示できるが、強度が比較的強く柔軟性にも優れる点で、不織布が特に好ましい。サブレイヤー5を形成する不織布としては、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、レジンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布等を例示できる。
腹側部A及び背側部Cそれぞれのウエスト部、即ち縦方向Xの端部における表面シート2と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材11が横方向Yに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時における該ウエスト部には、弾性部材11の収縮によりウエストギャザーが形成される。また、おむつ1の表面シート2側における縦方向Xに沿う左右両側には、それぞれサイドシート6が配されている。サイドシート6は、縦方向Xに沿う内側縁部と、該内側縁部よりも横方向Yの外方に位置して縦方向Xに沿う外側縁部とを有し、図1に示す如き平面視において、該内側縁部は吸収体4と重なり、該外側縁部は吸収体4の縦方向Xに沿う側縁から横方向Yの外方に延出し裏面シート3と接合されている。着用者の脚周りに配される左右のレッグ部におけるサイドシート6と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材12が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時におけるレッグ部には、弾性部材12の収縮により一対のレッグギャザーが形成される。また、サイドシート6の内側縁部には、糸状の弾性部材13が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時には弾性部材13の収縮により少なくとも股下部Bにおいてサイドシート6が他の部材との接合部を起点として着用者の肌側に向かって起立し、防漏カフが形成される。表面シート2、裏面シート3、吸収体4、サイドシート6及び各弾性部材11〜13は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。
図1に示すように、おむつ1の背側部Cの縦方向Xに沿う両側縁部には、一対のファスニングテープ7,7が設けられている。ファスニングテープ7には、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部71が取り付けられている。また、おむつ1の腹側部Aの非肌対向面には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域8が形成されている。被止着領域8は、腹側部Aの非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段、例えば接着剤やヒートシール等で接合固定して形成されており、ファスニングテープ7の止着部71を着脱自在に止着可能になされている。
表面シート2としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、尿や便などの体液を透過し得る液透過性シートであることを前提として、合成繊維又は天然繊維からなる織布や不織布、多孔性シート等を用いることができる。表面シート2の一例として、コットン等の天然繊維を材料とする不織布や、各種合成繊維に親水化処理を施したものを材料とする不織布を用いることができる。例えば、芯成分にポリプロピレンやポリエステル、鞘成分にポリエチレンを用いた、芯鞘構造型(サイドバイサイド型も含む)複合繊維をカーディングによりウエブ化した後、エアスルー法によって不織布(この後所定箇所に開孔処理を施しても良い)としたものが挙げられる。また、透液性の高さの点(ドライ感)から、低密度ポリエチレン等のポリオレフィンからなる開孔シートも好ましく用いることができる。
裏面シート3としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、液不透過性(撥水性を含む)で、且つ透湿性のものが好ましく用いられる。具体的に十分な水蒸気透過性を得るために、炭酸カルシウム等のフィラーからなる微粉を分散させたポリエチレン等の合成樹脂製のフィルムを延伸し、微細な孔を設けた多孔質フィルムは、裏面シート3として好適に使用できる。
サイドシート6としては、裏面シート3として使用可能なものを用いることができる。
吸収体4は、液保持性の吸収性コア40と、吸収性コア40の肌対向面を被覆する肌側コアラップシート41と、吸収性コア40の非肌対向面を被覆する非肌側コアラップシート42とを含んで構成されている。吸収体4(吸収性コア40)は、図1に示す如き平面視において、股下部Bに位置する縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状で且つ縦方向Xに長い縦長の形状を有している。
吸収性コア40は吸収性材料を主体として構成され、吸収性コア40における吸収性材料の含有量は通常ほぼ100質量%である。吸収性材料としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、木材パルプ、親水化剤により処理された合繊繊維等の親水性繊維や吸水性ポリマー粒子が挙げられる。吸収性コア40の構成として、親水性繊維の積繊体、あるいは該積繊体に吸水性ポリマー粒子を担持させた構成、あるいは吸水性ポリマー粒子のみからなる構成を例示できる。
本実施形態においては、図2に示すように、肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とで1枚の連続したコアラップシートを構成している。より具体的には、本実施形態においては、吸収性コア40の横方向Yの長さの2倍以上3倍以下の幅を有する1枚の連続したコアラップシートが採用されており、この1枚のコアラップシートは、図2に示すように、吸収性コア40の肌対向面の全域を被覆し、且つ吸収性コア40の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア40の下方に巻き下げられて、吸収性コア40の非肌対向面の全域を被覆している。そして、この1枚のコアラップシートにおいて、吸収性コア40の肌対向面を被覆する部分が肌側コアラップシート41、吸収性コア40の非肌対向面を被覆する部分が非肌側コアラップシート42である。本実施形態においては、肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とはシートとして同一である。コアラップシート41,42の坪量は、好ましくは5g/m以上、さらに好ましくは10g/m以上、そして、好ましくは40g/m以下、さらに好ましくは30g/m以下である。
本実施形態においては、図2に示すように、吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面の両面に接着剤9が付着しており、それら接着剤付着面の1つである吸収性コア40の肌対向面に接着剤9を介して肌側コアラップシート41が接合され、また、それら接着剤付着面の他の1つである吸収性コア40の非肌対向面に接着剤9を介して非肌側コアラップシート42が接合されている。吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面それぞれにおいて、接着剤9は当該面の全域に隙間なく付着してはおらず(いわゆるベタ塗りされてはおらず)、接着剤9の付着部と非付着部とが混在するパターンで間欠的に付着している。接着剤9の平面視形状(接着剤9の塗工パターン)は特に制限されず、例えば、縦方向Xに延びる直線状又はスパイラル状、縦方向Xに長いΩ(オメガ)字状などを例示できる。接着剤9としては、ホットメルト型接着剤など、この種の吸収性物品において部材どうしの接合に通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。
図3には、接着剤9の付着部を説明するための図として、展開且つ伸張状態のおむつ1の肌対向面側(表面シート2側)の要部が示されている。おむつ1の主たる特徴の1つとして、吸収性コア40における接着剤9の付着面、具体的には、吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面の少なくとも一方における接着剤9の付着面積率に関し、吸収性コア40の横方向Yの両端それぞれに位置するコア横方向端部40Sが、それらコア横方向両端部40S,40Sに挟まれたコア横方向中央部40Mに比して大となる(コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率>コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率)、大小関係が成立している点が挙げられる。接着剤の付着面積率は下記方法によって測定される。
<接着剤の付着面積率の測定方法>
測定対象(コアラップシート)の接着剤付着面に黒色などの有色のトナー(ブラザー工業株式会社製、商品名「レーザープリンター用 詰め替えトナー粉ボトル 560971」)を散布して、該接着剤付着面に付着している接着剤を着色し、その着色した測定対象を所定のサイズにカットして測定サンプルとする。そして、その測定サンプルにおける着色部(接着剤付着部)の総面積を測定する。着色部の総面積の測定は、測定サンプルにおけるトナーの散布面を公知の方法により画像化し、さらにその画像データを2値化し、その2値化データに基づいて行う。こうして求めた着色部の総面積から次式により、接着剤の付着面積率を算出する。1つの測定対象につき、任意の3箇所以上で前記手順により接着剤の付着面積率を求め、それらの平均値を当該測定対象における接着剤の付着面積率とする。
接着剤の付着面積率(%)=(着色部の総面積/測定サンプルの面積)×100
尚、吸収性物品からその構成部材(例えばコアラップシート)を取り出して評価測定する場合において、その構成部材が、接着剤、融着などによって他の構成部材に固定されている場合には、その固定部分を、溶剤の塗布、ドライヤーによる熱風吹き付けなどによって除去してから取り出す。
前述した通り、吸収性コア40の横方向両端に位置するコア横方向両端部40S,40Sは、おむつ1の着用時において着用者の大腿部などによって圧力を特に受けやすい部位であるため、吸収性コア40の形状崩れは、コア横方向中央部40Mよりもコア横方向端部40Sの方が起こりやすい。一方、吸収性コア40の形状崩れは、これを被覆するコアラップシート41,42との接着剤9による接合箇所が多いほど抑制される。そこでおむつ1においては、吸収性コア40とコアラップシート41,42とを接合する、接着剤9の付着面積率に関し、その接着剤9の付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において、「コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率>コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率」なる大小関係が成立するようにした。これにより、コア横方向両端部40S,40Sの強度や保形性が向上するため、おむつ1の着用時に着用者の脚の動きなどによってコア横方向両端部40S,40Sに比較的大きな歪や摩擦がかかってもそれらの形状が維持され、結果として、優れた吸収性能及び着用感が長時間にわたって安定的に発現し得るようになる。
また、吸収性コア40の形状崩れの防止の観点からは、コア横方向両端部40S,40Sのみならず、コア横方向中央部40Mについても、接着剤9の付着面積率を高めることが有効であると考えられるが、コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率を高めることは、別の問題を引き起こすおそれがある。即ち、おむつ1の着用時において、吸収体4は着用者の股間部の外形形状に沿うように柔軟に変形することが望ましいところ、コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率が高すぎると、吸収体4の柔軟性、可撓性が著しく低下し、着用者の身体形状に沿うように吸収体4が変形することが困難となるため、吸収性能や着用感の低下などの不都合を招くおそれがある。斯かる点を考慮して、おむつ1においては、吸収性コア40において形状崩れが特に起こりやすい部位であるコア横方向両端部40S,40Sに対して選択的に接着剤9の付着面積率を高め、これらに挟まれた領域であるコア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率は高めないようにしている
コア横方向中央部40M及びコア横方向端部40Sは、それぞれ、具体的には次のように定義される。即ち図3を参照して、吸収性コア40において横方向Yの長さ即ち幅が最小の部位であるコア最幅狭部(括れ部)43の横方向両端431,431それぞれから横方向Yの内方にコア最幅狭部43の幅(即ち横方向両端431,431間の長さ)の10%に相当する距離だけ離間した位置を通って縦方向Xに延びる2本の仮想直線VL,VLを境界として、吸収性コア40における両仮想直線VL,VLに挟まれた部位が、コア横方向中央部40Mである。コア横方向中央部40Mは、図3に示す如き平面視において縦方向Xに延びる帯状(長方形形状)をなしている。また、吸収性コア40における両仮想直線VL,VLよりも横方向Yの外方に位置する部位が、コア横方向端部40Sである。
接着剤の付着面積率の向上を図るためには、接着剤の付着対象(吸収性コアの肌対向面若しくは非肌対向面又はコアラップシート)における接着剤付着部の面積を増やす必要がある。接着剤付着部1個当たりの接着剤量を比較的多くしても、接着剤付着部の総面積(数)が比較的少なくては、接着剤の付着面積率は向上しない。前記の接着剤9の付着面積率の大小関係を成立させるための具体的な方法としては、例えば、接着剤9の付着手段(例えば接着剤を吐出するノズル)の数を、コア横方向中央部40Mとコア横方向端部40Sとで異ならせる方法を例示できる。この場合、接着剤9の付着手段の数は、コア横方向中央部40Mに対応するものを相対的に少なく、コア横方向端部40Sに対応するものを相対的に多くすれば良い。接着剤の直接の付着対象は、吸収性コア及びコアラップシートの何れか一方でも良いし、両方でも良い。接着剤9の付着手段としては、公知の手段を特に制限なく用いることができる。
例えば図3を参照して、肌側コアラップシート41の非肌対向面(吸収性コア40との対向面)における、2本の仮想直線VL,VLよりも横方向Yの外方に位置する部分の全域に接着剤9を付与しても良い。その場合、肌側コアラップシート41の非肌対向面における、吸収性コア40の横方向端(コア最幅狭部43の横方向端431など)から横方向Yの外方に延出する延出部410、即ち吸収性コア40との接合に直接寄与しない部分にも接着剤9が付与されるが、特に問題はない。むしろ、肌側コアラップシート41の延出部410に接着剤9が付与されることで、吸収性コア40の形状崩れがより一層効果的に防止され得る。即ち、コア最幅狭部43の横方向Yの外方に位置する肌側コアラップシート41の延出部410に接着剤9が付与されると、該延出部410と、これと対向する非肌側コアラップシート42の延出部(図示せず)とが、該接着剤9を介して互いに接合されるようになるため、おむつ1の着用時に着用者の脚の動きなどによってコア最幅狭部43の横方向両端431,431などに比較的大きな歪や摩擦がかかってもコア最幅狭部43及びその近傍の形状が維持され、結果として、優れた吸収性能及び着用感が長時間にわたって安定的に発現し得るようになる。
また、おむつ1においては、図3に示すように、吸収性コア40の縦方向Xの中央部(着用者の脚周りに位置する部分)にコア最幅狭部43が存在している、即ち吸収性コア40が図3に示す如き平面視において砂時形状をなしており、これによって、着用者の脚の動きなどによってコア最幅狭部43及びその近傍にかかる歪や摩擦が低減されている。そのため、吸収性コア40の形状崩れがそもそも起こりにくくなっている。
つまり、吸収性コア40の形状崩れをより一層効果的に防止するためには、吸収性コア40の接着剤9の付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において「コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率>コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率」なる大小関係が成立することに加えてさらに、吸収性コア40が、股下部B(吸収性コア40の縦方向Xの中央部)に横方向Yの長さ即ち幅が周辺部よりも短い、括れ部(コア最幅狭部43)を有し、該括れ部の横方向Yの外方位置にて肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とが接着剤9を介して互いに接合されていることが好ましい。
また前述したように、サブレイヤー5の存在によって吸収体4全体の剛性が向上することが、吸収性コア40の形状崩れの抑制に繋がり得る。従って、吸収性コア40の形状崩れをより一層効果的に防止するためには、吸収性コア40の接着剤9の付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において「コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率>コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率」なる大小関係が成立することに加えてさらに、表面シート2と吸収体4(肌側コアラップシート41)との間に液透過性のサブレイヤー5が配されていることが好ましい。
前述した、吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)における接着剤9の付着面積率の特定の大小関係の採用による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面において、コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率とコア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率との比率は、前者>後者を前提として、前者/後者として、好ましくは2以上、さらに好ましくは3以上である。一方、斯かる比率の上限については特に制限はないが、おむつ1の着用時における急激な剛性変化によって前者(コア横方向端部40S)と後者(コア横方向中央部40M)との境界位置で吸収性コア40が壊れるリスクを低減する観点から、前者>後者を前提として、前者/後者として、好ましくは15以下、さらに好ましくは10以下である。
吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において、コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率は、好ましくは5%以上、さらに好ましくは10%以上、そして、好ましくは75%以下、さらに好ましくは50%以下であり、また、該接着剤付着面におけるコア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率は、好ましくは2%以上、さらに好ましくは5%以上、そして、好ましくは30%以下、さらに好ましくは20%以下である。コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率はゼロ%、即ち、吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面におけるコア横方向中央部40Mには接着剤9が付着していなくても良い。
吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において、コア横方向端部40Sの接着剤9の坪量は、好ましくは3g/m以上、さらに好ましくは5g/m以上である。一方、コア横方向端部40Sの接着剤9の坪量の上限については特に制限はないが、おむつ1の着用時における急激な剛性変化によってコア横方向端部40Sとコア横方向中央部40Mとの境界位置で吸収性コア40が壊れるリスクを低減する観点から、好ましくは30g/m以下、さらに好ましくは20g/m以下である。
吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において、コア横方向中央部40Mの接着剤9の坪量は、吸収性コア40の形状崩れの防止と吸収性コア40(吸収体4)の柔軟性及び可撓性とのバランスの観点から、好ましくは0.5g/m以上、さらに好ましくは1g/m以上、そして、好ましくは15g/m以下、さらに好ましくは10g/m以下である。
前記の「コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率>コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率」なる大小関係は、吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面の何れか一方で成立していれば良いが、斯かる大小関係の採用による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、少なくとも吸収性コア40の肌対向面で成立していることが好ましく、吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面の両面で成立していることがさらに好ましい。吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面の両面で前記大小関係が成立している場合、該肌対向面と該非肌対向面とで、接着剤9の付着パターン同じでも良く、異なっていても良い。
また同様の観点から、コア横方向端部40Sにおいて接着剤9の付着面積率は均一であることが好ましい。ここでいう「接着剤の付着面積率が均一」とは、コア横方向端部40Sの任意の2箇所において接着剤9の付着パターンが互いに同一であることを意味し、該任意の2箇所はそれぞれ、縦20mm、横20mmの平面視四角形形状である。この条件を満たさない場合は、接着剤の付着面積率は不均一である。尚、吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において、コア横方向両端部40S,40Sの一方と他方とは通常、接着剤9の付着面積率は同じであるが、異なっていても良い。
また図3を参照して、おむつ1において腹側の縦方向端1FEからおむつ1の縦方向Xの全長の2/3に相当する距離だけ離間した位置にわたる領域を前側領域1F、おむつ1の残りの領域(縦方向Xの長さにして、おむつ1の縦方向Xの全長の1/3に相当する領域)を後側領域1Rとした場合、吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)における前記の「コア横方向端部40Sの接着剤9の付着面積率>コア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率」なる大小関係は、少なくとも前側領域1Fで成立していることが好ましい。その理由は、ペニス、肛門等の着用者の排泄部は通常、縦方向Xにおいて腹側に偏倚しているため、おむつ1の着用時には後側領域1R(背側部C)よりも、前側領域1F(腹側部A及び股下部Bにおける腹側部A寄りの部分)が排泄物によって湿潤状態となりやすく、その分、前側領域1Fにおいて吸収性コア40の形状崩れが起こりやすいためである。また、吸収性コア40の形状崩れの原因の1つである着用者の脚の動きに関しても、通常、腹側の方が背側よりも脚の可動域が大きいため、脚の動きに起因する吸収性コア40の形状崩れは、前側領域1Fの方が後側領域1Rよりも起こりやすい。以上より、接着剤9の付着面積率に関する前記大小関係は、少なくとも前側領域1Fで成立していることが好ましい。より好ましい形態は、吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)において、前側領域1Fのみならずその全域において前記大小関係が成立している形態である。
また同様の観点から、図3を参照して、吸収性コア40の接着剤付着面(吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面)における接着剤9の付着面積率は、前側領域1Fのコア横方向両端部40SF,40SF、後側領域1Rのコア横方向両端部40SR,40SR、コア横方向中央部40Mの順で大きいこと好ましい。即ち、前側領域1Fのコア横方向端部40SFが最大、前側領域1Fであるか後側領域1Rであるかを問わずコア横方向中央部40Mが最小であり、後側領域1Rのコア横方向端部40SRが両者の中間であることが好ましい。
吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面において、前側領域1Fのコア横方向端部40SFの接着剤9の付着面積率とコア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率との比率は、前者>後者を前提として、前者/後者として、好ましくは2.5以上、さらに好ましくは3.5以上、そして、好ましくは15以下、さらに好ましくは10以下である。
また、吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面において、後側領域1Rのコア横方向端部40SRの接着剤9の付着面積率とコア横方向中央部40Mの接着剤9の付着面積率との比率は、前者>後者を前提として、前者/後者として、好ましくは2以上、さらに好ましくは3以上、そして、好ましくは15以下、さらに好ましくは10以下である。
以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とで1枚の連続したシートを構成していたが、両シート41,42は互いに別体のシートであっても良い。その場合、肌側コアラップシート41と非肌側コアラップシート42とで、横方向Yの長さ即ち幅は同じでも良く、異なっていても良い。両シート41,42で幅が異なる場合は、どちらが長くても良い。例えば、肌側コアラップシート41は、吸収性コア40の肌対向面の最大幅と同じ幅を有する、即ち吸収性コア40の肌対向面の全域を被覆可能な大きさを有するものとし、非肌側コアラップシート42は、該シート41よりも幅広にすることができる。その幅広の非肌側コアラップシート42は、吸収性コア40の非肌対向面の全域を被覆し、且つ吸収性コア40の縦方向Xに沿う両側縁から幅方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア40の肌対向面に対向配置された肌側コアラップシート41上に巻き上げられ、該シート41の縦方向Xに沿う両側縁部を被覆していても良い。
また、吸収性や防漏性等の向上の観点から、おむつ1の肌対向面に、表面シート2及び吸収体4が一体的に圧密化されてなる溝が形成されていても良い。
本発明は、前記実施形態の如き展開型の使い捨ておむつに制限されず、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品を広く包含し、パンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等も包含される。
前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
1 展開型使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
40M コア横方向中央部
40S コア横方向端部
40SF 前側領域のコア横方向端部
40SR 後側領域のコア横方向端部
41 肌側コアラップシート
42 非肌側コアラップシート
43 コア最幅狭部
5 サブレイヤー
9 コアラップシート接合用接着剤
A 腹側部
B 股下部
C 背側部
F 前側領域
R 後側領域
X 縦方向
Y 横方向

Claims (6)

  1. 着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを具備する吸収性物品であって、
    前記吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面の少なくとも一方に接着剤が付着し、その接着剤付着面に該接着剤を介して前記コアラップシートが接合されており、
    前記吸収性コアの前記接着剤付着面における前記接着剤の付着面積率に関し、該吸収性コアの横方向両端それぞれに位置するコア横方向端部における前記接着剤の付着面積率が、それらコア横方向両端部に挟まれたコア横方向中央部における前記接着剤の付着面積率に比して大となる、大小関係が成立している吸収性物品。
  2. 前記大小関係が前記吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面の両面で成立している請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記コア横方向端部における前記接着剤の付着面積率が、前記コア横方向中央部における前記接着剤の付着面積率の2倍以上である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記コア横方向端部において前記接着剤の付着面積率が均一である請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収性物品において腹側の縦方向端から該吸収性物品の縦方向の全長の2/3に相当する距離だけ離間した位置にわたる領域を前側領域、該吸収性物品の残りの領域を後側領域とした場合、前記大小関係が少なくとも該前側領域で成立している請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記接着剤の付着面積率が、前記前側領域の前記コア横方向両端部、前記後側領域の前記コア横方向両端部、前記コア横方向中央部の順で大きい請求項5に記載の吸収性物品。
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