JP2018083280A - 金属用チップソー - Google Patents

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Yoshio Kimbara
良雄 金原
友良 宮崎
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【課題】切削抵抗を低減させると共に切削粉の発生量を抑えて、チップソー自体の寿命を十分に延ばすことができると共に、切削作業の作業性等を向上させ得る金属用チップソーを提供する。【解決手段】台金が、所定板厚の本体部と本体部の板厚より薄くチップ固着部が形成された円環状の刃部を有し、チップが、その先端面に回転方向に沿って溝が形成された平坦面及び該平坦面の幅方向両側に形成された傾斜面を有する第1刃のチップと、その先端面が平坦面で形成されると共に該平坦面が第1刃のチップの平坦面より所定寸法台金の中心側に位置する第2刃のチップとを有して、これらが刃部のチップ固着部に交互に固着されていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、電動工具等の切削機に取り付けられて、溝形鋼等の各種金属材(被切削材)を切削(切断)するために使用される金属用チップソーに関する。
従来、この種のチップソーとしては、例えば円板状の台金の外周縁に所定間隔で刃室とチップ固着部を形成すると共に、各チップ固着部に超硬合金からなるチップをそれぞれロウ付け固着したものが使用されている。このとき、チップ固着部に固着されるチップは、図6(a)に示すように、第1刃のチップ18と第2刃のチップ19の2種類が使用され、これらが例えば台金20の円周方向に沿って交互に配置されている。
そして、第1刃のチップ18は、掬い面の上端に連設される先端面18b(逃げ面)に、平坦面18b1と、この平坦面18b1の幅方向の両側にそれぞれ形成された傾斜面18b2とを有している。また、第2刃のチップ19は、先端面19bが平坦面のみで形成され、このときの第2刃のチップ19の平坦面19bは、第1刃のチップ18の平坦面18bに対して所定寸法低くなるように設定されている。なお、金属用チップソーに関する文献としては、例えば特許文献1が公開されている。
特開2000−84731号公報
しかしながら、このような金属用チップソーにあっては、第1刃のチップ18の先端面18bの幅方向中央部分が面積(幅)の大きな平坦面で形成されると共に、第2刃のチップ19の先端面19bの全域が平坦面で形成されているため、被切削材を切削する際の切削抵抗が大きくなり易い。その結果、図6(a)に示す初期状態からチップソーを使い込んでいくと、図6(b)に示すように、第1刃のチップ18の先端面18bと第2のチップ19の先端面19bが摩耗部分20、21で摩耗し、この摩耗が図6(c)の状態となった時点で、両チップ18、19の先端面18b、19bが共に一つの山形形状(凸形状)となって刃として機能しなくなり、チップソーによる被切削材の切削が困難でチップソーの寿命を十分に延ばすことが難しい。また、切削抵抗が大きいことから、切削粉の発生量が多くなると共に切削時の直進性が劣る等、切削作業の作業性も劣ることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、切削抵抗を低減させると共に切削粉の発生量を抑えて、チップソー自体の寿命を十分に延ばすことができると共に、切削作業の作業性等を向上させ得る金属用チップソーを提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、中心位置に取付孔が形成された円板状の台金と、該台金外周縁のチップ固着部に固着されたチップとを備えた金属用チップソーであって、前記台金が、所定板厚の本体部と、該本体部の外周縁側に当該本体部の板厚より薄く一体形成されると共に前記チップ固着部が形成された円環状の刃部とを有し、前記チップが、先端面に前記台金の回転方向に沿って溝が形成された平坦面及び該平坦面の幅方向両側に形成された傾斜面を有する第1刃のチップと、先端面が平坦面で形成されると共に該平坦面が前記第1刃のチップの平坦面より所定寸法前記台金の中心側に位置する第2刃のチップとを有して、これらが前記刃部のチップ固着部に固着されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記刃部が、前記チップ固着部の前記回転方向後方側の台金に設けられて、前記チップ固着部に固着されたチップによる被切削材の切り込みを制限する制限刃を有することを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記第1刃のチップと前記第2刃のチップが、前記台金の回転方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記本体部の外周縁が、前記各チップ固着部に固着される前記第1刃のチップと第2刃のチップの底面部より前記台金の中心側に位置することを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、台金が、本体部とこの本体部より薄く一体形成された刃部を有すると共に、チップが、溝と傾斜面を有する第1刃のチップ及び先端面が平坦で第1刃のチップより台金の中心側に位置する第2刃のチップを有するため、板厚の薄い刃部で切削幅を狭くすると共に、第1刃のチップの先端面を溝と傾斜面で5分割して切削抵抗を低減させ、切削粉の発生量を少なくできて、チップソー自体の寿命を十分に延ばすことができる。また同時に、第1刃のチップの先端面の溝や傾斜面により、切削粉の排出をスムーズに行い、切削の直進性が向上する等、切削作業の作業性を高めることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、刃部のチップ固着部の回転方向後方側の台金に制限刃が設けられているため、制限刃の高さ寸法を所定に設定することで、両チップによる被切削材の切り込み量を制限することができて、切削作業の作業性を一層向上させることができると共に、良好な切削面を得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、第1刃のチップと第2刃のチップが、回転方向に沿って交互に配置されているため、第1刃のチップと第2刃のチップの先端面が摩耗した場合に、共に中央が窪んだ2つの凸形状となり、従来の一つの凸形状(扇形状)に比較し、両チップの先端面に切削が可能な形状を長期に亘り維持することができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、台金本体部の外周縁が、各チップ固着部に固着される第1刃のチップと第2刃のチップの底面部より台金の中心側に位置するため、両チップの台金中心側に板厚の薄い刃部が必ず位置した状態となり、例えばチップの幅を小さくして切削幅を一層狭くすることができ、切削抵抗をより一層低減させることができる。
本発明に係わる金属用チップソーの一実施形態を示す平面図 同その要部の側面図 同チップの拡大図 同チップの摩耗状態を示す図 同その切削時の説明図 従来の金属用チップーの図4と同様のチップの摩耗状態を示す図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる金属用チップソーの一実施形態を示している。図1及び図2に示すように、金属用チップソー1(チップソーという)は、円板状で複数の制振制音樹脂スリット3が形成された台金2を有し、この台金2の中心位置には、図示しない切削機への取付孔4が形成されている。
前記台金2は、例えば炭素鋼板等のプレス加工もしくはレーザー切断加工で所定外径の円板状に形成されて、本体部2aと、この本体部2aの外周縁に円環状に形成された刃部2bとを有している。このとき、台金2は、図3(a)(b)に示すように、前記本体部2aが板厚t1(例えばt1=1.25mm)に設定されると共に、前記刃部2bが本体部2aに対して所定寸法(例えば0.1〜0.2mm)薄い板厚t2に設定されている。また、刃部2bの幅、すなわち刃室5の最深部(もしくは後述する両チップ8、9の底面8d、9d)と本体部2bの外周端間の寸法Lは、L=2〜4mmに設定されている。
そして、本体部2aの板厚t1と刃部2bの板厚t2により、本体部2aの左右両側面(表裏面)の外周端と刃部2bの左右両側面(表裏面)の内周端とが垂直もしくは若干傾斜した連接面7でそれぞれ連接されている。これにより、刃部2bが本体部2aに段差状に連接されると共に、本体部2aの板厚方向の中央に立設状態とされている。なお、刃部2bの台金2への形成は、外周縁に刃室5とチップ固着部6が形成された台金2の外周縁の両側面を、前記幅Lで前記所定寸法研磨することにより形成されている。
前記台金2の刃部2bには、図1及び図2に示すように、台金2の取付孔4方向に窪んだ前記刃室(ガレット)5が一定間隔で多数形成され、この刃室5間に設けられた前記各チップ固着部6に後述する形状の2種類のチップ8、9がそれぞれロー付け固着されている。また、両チップ8、9の台金2の回転方向イの後方側(両チップ8、9の回転方向イの前方側の刃室5の前端)の台金2には、制限刃10がそれぞれ設けられている。つまり、前記台金2の刃部2bには、刃室5とチップ固着部6及び制限刃10が対となって、台金2の円周方向に一定間隔で複数一体形成されていることになる。
前記2種類のチップ8、9は、図2及び図3に示すように、例えばその厚さ(台金2の板厚方向の寸法)が1.5mmの第1刃のチップ8と第2刃のチップ9で構成され、第1刃のチップ8と第2刃のチップ9は、それぞれ掬い面8a、9aと、この掬い面8a、9aの先端に前記回転方向イの後方側に向けて所定角度傾斜して設けられた先端面8b、9bと、この先端面8b、9bの後端部に連設された背面8c、9cと、この背面8c、9cの下端と前記掬い面8a、9aの下端との間に連設された底面8d、9d等を有している。
そして、第1刃のチップ8は、図3(a)に示すように、前記先端面8bが、幅方向(台金2の板厚方向)の中央に所定幅で設けられた平坦面8b1と、この平坦面8a1の幅方向中央に回転方向に沿って設けられた被切削材の切断に寄与しない断面略半円弧形状の非切削溝8b2と、この非切削溝8b2の両側の平坦面8b1端部に設けられた傾斜面8b3、8b4を有している。
このとき、非切削溝8b2の幅wはw=0.2〜0.6mmに設定され、傾斜面8b3、8b4の傾斜角度αがα=30〜45度で深さ(高さ)h1がh1=0.3〜0.5mmに設定されている。また、前記非切削溝8b2の深さh2は前記傾斜面8b3、8b4の深さh1と同一に(もしくは所定寸法深く)設定されると共に、図3に拡大して示す前記被切削溝8b2を含む平坦面8b1の幅Aと前記傾斜面8b3、8b4の幅B、Cとの関係は、A=B+C〜A=1.5b+1.5Cに設定されている。
なお、前記第1刃のチップ8の非切削溝8b2は、ワイヤーカットまたはダイヤモンド砥石で加工されるが、先端面8bが回転方向イに沿って後方側が台金2の中心側に向けて傾斜していることから、図2に示す平面形状で先端面8bの回転方向イ前方側が前記深さh2となるように所定長さで形成されている。
一方、前記第2刃のチップ9は、図3(b)に示すように、先端面9bの全域が平坦面に形成されている。このとき、第2刃のチップ9と第1刃のチップ8は、例えばそのチップ素材が同一形状とされて、両チップ8、9の各掬い面8a、9a、先端面8b、9bを研磨等することにより前述した形状に形成されると共に、底面8d、9dの幅が同一で側面が同一のアサリ寸法(例えば0.05mm)を有する形状に設定されている。
また、両チップ8、9の底面8d、9dに対する先端面8b、9bの先端高さは、両チップ8、9を各刃部2bのチップ固着部6に固着した状態において、第2刃のチップ9が第1刃のチップ8より所定寸法h(例えばh=0.1〜0.3mm)低く、すなわち、第1刃のチップ8の先端面8aが第2刃のチップ9より台金2の外周側に突出した状態となっている。そして、前記第1刃のチップ8と第2刃のチップ9の背面8c、9cと底面8d、9dが、刃部2bに形成された例えば段差状の複数のチップ固着部6に回転方向に沿って交互に固着されている。
前記制限刃10は、その外周面が両チップ8、9の平坦な先端面8b1、9bに対して略平行で所定の制限量を有する平坦面で形成されている。このとき、前記両チップ8、9と制限刃10は、例えば両チップ8、9の掬い面8a、9aと先端面8b、9bが交差する刃先と刃室5との幅と、前記制限刃10の先端と両チップ8、9の刃先との間隔が所定に設定され、また、両チップ8、9の先端面8b1、9bの研磨角度と制限刃10の外周面の研磨角度が例えば同一に設定されている。
次に、このように構成された前記チップソー1の使用方法の一例について説明する。前記チップソー1は、台金2の取付孔4を利用して切削機に取り付けられる。この取り付け状態であるチップソー1の初期状態(未使用状態)においては、両チップ8、9の先端面8b、9bは、図4(a)に示す状態となっている。この初期状態で例えば図5に示す被切削材としての溝形鋼11の切削作業を行うと、切削回数(切削時間)に応じて図4(b)に示すように、両チップ8、9の先端面8b、9bが摩耗部分12、13で摩耗していく。
このとき、台金2の外周側に位置する第1刃のチップ8の先端面8bは、非切削溝8b2両側の摩耗部分12が摩耗し、第1刃のチップ8の回転方向イ後方側でチップ8より台金2の内周側に位置する第2刃のチップ9は、平坦な先端面9bの幅方向両側と幅方向中央部分の3箇所の摩耗部分13が摩耗する。この第2刃のチップ9の摩耗は、回転方向イ前方側の第1刃のチップ8の先端面8bの形状に左右、つまり第1刃のチップ8の切削に影響されつつ(後述する切り残し片15の接触等で)行われるためである。
そして、切削作業を繰り返すと、図4(c)に示すように、第1刃のチップ8の非切削溝8b2両側の両平坦面8b1が共に凸形状(扇形状)となって、先端面8bの幅方向中央に非切削溝8b2による所定深さの凹部が形成された状態となる。また、第2刃のチップ9も第1のチップ8の形状に対応して幅方向の中央が窪んだ形状となり、このチップ9の凹部の深さはチップ8の凹部の深さより浅い状態となる。
この図4(c)に示す状態において、第1刃のチップ8の先端面8bも第2のチップ9の先端面9bも、従来例の図6(c)に示すように、両チップ8、9の先端面8b、9bが一つの凸形状となって切削が困難な形状となることがなく、切削が可能な状態が維持されることになる。この二つの凸部を有する状態でさらに切削作業を行っていくと、従来例と同様に、両チップ8、9の先端面8b、9bが一つの凸形状となって、切削が困難な状態となる。つまり、初期状態から両チップ8、9の先端面8b、9bが一つの凸形状となるまでの時間が長くなり、チップソー1による切削回数が大幅に延びることになる。
また、前記チップソー1で図5に示す前記溝形鋼11を切削した場合(但し、図5では切削作業の途中状態を示している)、第1刃のチップ8の先端面8bの非切削溝8b2により、溝形鋼11の切削溝14の中央に糸状の切り残し片15が発生する。この切り残し片15が切削時のガイドとして機能し切削の直進性が向上すると共に、切り残し片15の部分を切削する必要がないことから、結果的に第1刃のチップ8の寿命が一層延びることになる。
このように前記チップソー1によれば、台金2が本体部2aと刃部2bを有すると共に、第1刃のチップ8の先端面8bが非切削溝8b2と傾斜面8b3、8b4を有し、第2刃のチップ9が平坦な先端面9bを有するため、板厚t2が薄い刃部2bで切削幅を狭くできると共に第1刃のチップ8の先端面8bを非切削溝8b2と傾斜面8b3、8b4とで5分割でき、切削抵抗を低減させることができて、チップソー1自体の寿命を十分に延ばすことができる。
また同時に、第1刃のチップ8の先端面8bの非切削溝8b2や傾斜面8b3、8b4により、切削粉の発生量を少なくしたり、切削粉の排出がスムーズに行えると共に、非切削溝8b2による切り残し片15等で切削時の直進性が良好となる等、切削作業の作業性を向上させることもできる。
また、刃部2bの各チップ固着部6の回転方向イ後方側の台金2に制限刃10がそれぞれ設けられているため、制限刃10の高さ寸法(制限量)を所定に設定することで、両チップ8、9による被切削材の切り込み量を制限することができて、切削作業の作業性を一層向上させることができると共に、良好な切削面を得ることができる。
また、台金2の本体部2aの外周縁が、刃部2bの各チップ固着部6に固着される第1刃のチップ8と第2刃のチップ9の底面8d、9dの最も取付孔4側(もしくは刃室5の最深部)より台金2の中心側に位置するため、両チップ8、9の台金2中心側に板厚t2の薄い刃部2bが必ず位置した状態となり、例えば両チップ8、9の幅を小さくして切削幅を一層狭くできる等、切削抵抗をより一層低減させることができる。
またさらに、板厚t2の刃部2bの内周端が、板厚t1の本体部2aの左右両側面の刃室5の底より所定寸法L台金2の中心側に位置して、本体部2aの外周端と連接面7により段差状にそれぞれ連接されて、本体部2aの板厚t1方向の中央に位置しているため、台金2の左右両側面に刃部2bを均一な連接面(段差)を介して一体形成でき、切削時の直進性や切削作業の作業性の一層の向上等を図ることができる。
また、第1刃のチップ8と第2刃のチップ9の先端面8b、9bと制限刃10の外周面とを、所定の制限量を有した略平行な平坦面で形成するようにすれば、同一のダイヤモンドホイールで研磨でき、両チップ8、9の先端面8b、9bと対応する制限刃10の外周面との間に所定の制限量を均一かつ容易に確保できて、各刃の制限量のばらつきによる両チップ8、9の欠損等を抑えて、チップソー1の寿命をより一層に延ばすことができる。
なお、前記実施形態における、台金2の刃部2bの刃室5やチップ固着部6の形状、チップ8の非切削溝8b2の形状や個数、両チップ8、9自体や制限刃10の形状等も一例であって、例えば非切削溝8b2を断面三角形状としたり複数列設ける等、本発明の各発明に係わる要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、第1刃と第2刃の2つの刃を有する金属用チップソーに限らず、3つ以上の複数の刃を有する全ての金属用やその他のチップソーにも利用できる。
1・・・チップソー、2・・・台金、2a・・・本体部、2b・・・刃部、6・・・チップ固着部、8・・・第1刃のチップ、8a・・・掬い面、8b・・・先端面、8b1・・・平坦面、8b2・・・非切削溝、8b3、8b4・・・傾斜面、9・・・第2刃のチップ、9a・・・掬い面、9b・・・先端面、10・・・制限刃、11・・・溝形鋼(被切削材)、12、13・・・摩耗部分、14・・・切削溝、15・・・切り残し片。

Claims (4)

  1. 中心位置に取付孔が形成された円板状の台金と、該台金外周縁のチップ固着部に固着されたチップとを備えた金属用チップソーであって、
    前記台金が、所定板厚の本体部と、該本体部の外周縁側に当該本体部の板厚より薄く一体形成されると共に前記チップ固着部が形成された円環状の刃部とを有し、前記チップが、先端面に前記台金の回転方向に沿って溝が形成された平坦面及び該平坦面の幅方向両側に形成された傾斜面を有する第1刃のチップと、先端面が平坦面で形成されると共に該平坦面が前記第1刃のチップの平坦面より所定寸法前記台金の中心側に位置する第2刃のチップとを有して、これらが前記刃部のチップ固着部に固着されていることを特徴とする金属用チップソー。
  2. 前記刃部は、前記チップ固着部の前記回転方向後方側の台金に設けられて、前記チップ固着部に固着されたチップによる被切削材の切り込みを制限する制限刃を有することを特徴とする請求項1に記載の金属用チップソー。
  3. 前記第1刃のチップと前記第2刃のチップは、前記台金の回転方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の金属用チップソー。
  4. 前記本体部の外周縁は、前記各チップ固着部に固着される前記第1刃のチップと第2刃のチップの底面部より前記台金の中心側に位置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の金属用チップソー。
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