JP2018082377A - 印刷システム、印刷機管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷機の設定情報の更新を一元的に管理することを可能とする。【解決手段】設定情報記憶部を有し、設定情報記憶部に記憶された設定情報で印刷を実行する印刷機と、設定情報の更新を設定情報記憶部に対して実行可能な複数の制御装置と、を備え、複数の制御装置は、設定情報の更新を実行するための更新権利を有する他の制御装置の存在を調査する調査手段を各々有し、一の制御装置は設定情報の更新の実行前に調査手段により調査した結果、他の制御装置が更新権利を有さないと判断した場合に、更新権利を取得して設定情報の更新を実行する。【選択図】図5
Description
この発明は、印刷機が印刷に用いる設定情報を更新する技術に関する。
従来、印刷機は外部から受信した印刷ジョブを実行することで、印刷媒体に画像を印刷する。この際、印刷ジョブが示す画像を適切に印刷するためには、印刷ジョブに応じた設定情報に基づき印刷機に印刷ジョブを実行させる必要がある。例えば特許文献1では、印刷ジョブには、当該印刷ジョブの実行に用いる処理条件情報を識別するIDが付加され、画像形成装置には、複数の処理条件情報がそれぞれのIDに対応付けられて記憶されている。そして、画像形成装置は、受信した印刷ジョブが示すIDに対応付けられた処理条件情報を用いて印刷ジョブを実行する。
上述のような設定情報は、印刷媒体の媒体種に応じて異なる。これに対して、多様な媒体種の印刷媒体が各ベンダーから供給される近年では、実行予定の印刷に応じた設定情報が印刷機に記憶されていない場合が考えられる。そこで、印刷機を管理する制御装置によって、印刷機に記憶された設定情報を更新できることが好適となる。
ただし、複数のユーザーで1台の印刷機を共用するような環境下では、複数のユーザーのそれぞれに制御装置が用意される状況が想定される。この際、複数の制御装置のそれぞれが任意に設定情報を更新できると、印刷機に設定されている設定情報を管理することが難しくなる。そのため、印刷機に設定されている設定情報を一元的に管理できることが求められる。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、印刷機の設定情報の更新を一元的に管理することを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る印刷システムは、設定情報記憶部を有し、設定情報記憶部に記憶された設定情報で印刷を実行する印刷機と、設定情報の更新を設定情報記憶部に対して実行可能な複数の制御装置と、を備え、複数の制御装置は、設定情報の更新を実行するための更新権利を有する他の制御装置の存在を調査する調査手段を各々有し、一の制御装置は設定情報の更新の実行前に調査手段により調査した結果、他の制御装置が更新権利を有さないと判断した場合に、更新権利を取得して設定情報の更新を実行する。
本発明に係る印刷機管理方法は、設定情報に基づき印刷を実行する印刷機の設定情報の更新を実行するために、更新権利を有する他の制御装置の存在を調査する工程と、他の制御装置が更新権利を有さないと調査の結果から判断した場合に、調査を行った制御装置自らが更新権利を取得する工程と、更新権利を有する制御装置が設定情報の更新を実行する工程と、を備える。
このように構成された本発明(印刷システム、印刷機管理方法)では、複数の制御装置のうち、印刷機の設定情報の更新を予定する制御装置が、設定情報の更新を実行するための更新権利を有する他の制御装置の存在を調査する。そして、制御装置は、他の制御装置が更新権利を有さないと調査の結果から判断した場合に、更新権利を取得して設定情報の更新を実行する。かかる構成では、更新権利を有する制御装置によって、印刷機の設定情報の更新を一元的に管理することが可能となっている。
また、一の制御装置は、他の制御装置が更新権利を有すると判断した場合には、実行予定であった設定情報の更新を、他の制御装置に要求するように、印刷システムを構成しても良い。かかる構成では、更新権利を有さない制御装置は、設定情報の更新を印刷機に直接実行するのではなく、更新権利を有する制御装置に要求する。したがって、更新権利を有する制御装置が、更新権利を有さない制御装置が要求する設定情報の更新を一元的に管理することができる。
また、一の制御装置は、他の制御装置が更新権利を有すると判断した場合には、実行予定であった設定情報の更新を実行しないように、印刷システムを構成しても良い。かかる構成では、印刷機の設定情報の更新は、更新権利を有する制御装置のみが実行でき、この制御装置によって設定情報の更新が一元的に管理される。
また、調査手段は、更新権利を有するかを問い合わせる探索コマンドを送信し、探索コマンドに対する他の制御装置の応答を確認することで、更新権利を有する他の制御装置の存在を調査するように、印刷システムを構成しても良い。かかる構成では、更新権利を有する他の制御装置の存在を、探索コマンドに対する応答を確認することで簡便に実行できる。
また、調査手段は、探索コマンドに対する応答が無ければ、更新権利を取得し、探索コマンドに対する応答が在れば、応答した制御装置が更新権利を有すると判断するように、印刷システムを構成しても良い。かかる構成では、更新権利を有する制御装置によって、印刷機の設定情報の更新を一元的に管理することができる。
また、更新権利を有していた制御装置は、更新権利を放棄した場合には、更新権利を有さない制御装置に更新権利の放棄を報知するように、印刷システムを構成しても良い。かかる構成では、各制御装置が更新権利の放棄を確認することができる。
なお、制御装置が実行しうる機能は印刷機の設定情報の更新に限られない。そこで、制御装置は、印刷ジョブを生成して印刷機に送信する機能を兼備し、印刷機は、印刷ジョブを実行することで印刷を実行するように、印刷システムを構成しても良い。
図1は本発明に係る印刷システムの一例を示すブロック図である。この印刷システム1はRIP(Raster Image Processor)2および印刷機3を備え、印刷ジョブJをRIP2に生成させて当該印刷ジョブJが示す画像を印刷機3に印刷させる印刷処理を実行する。また、印刷システム1は、RIP2および印刷機3を制御する複数(3台)の管理用コンピューター4と、これらを相互に接続するネットワーク5(例えばローカル・エリア・ネットワーク)とを備える。この管理用コンピューター4はCPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等で構成された制御手段41と、ハード・ディスク・ドライブ等で構成された記憶手段42と、UI(User Interface)43とを有する。
RIP2は印刷ジョブJを生成し、この印刷ジョブJに対してICCプロファイルを用いたカラーマネジメント処理を実行する。さらにRIP2は、カラーマネジメント処理後の印刷ジョブJをラスタライズする。こうしてラスタライズされた印刷ジョブJ(ラスターデータ)が、RIP2から印刷機3に送信される。そして、印刷機3は、受信した印刷ジョブJを実行して、印刷ジョブJが示す画像を印刷媒体に印刷する。
図2は印刷機が備える機械的構成の一例を模式的に示す図である。印刷機3はロール・トゥ・ロールで搬送方向Xに印刷媒体Mを搬送する搬送手段31を有する。この搬送手段31は、印刷媒体Mの搬送方向Xに順に並ぶ繰出ローラー311、一対のローラー312、313および巻取ローラー314を有する。繰出ローラー311は、ロール状に巻き付けられた印刷媒体Mを搬送方向Xに繰り出す。一対のローラー312、313は繰出ローラー311により繰り出された印刷媒体Mを挟み込む。ローラー313はローラー312に付勢されており、印刷媒体Mに一定の荷重を与える一方、ローラー312は所定のトルクを印刷媒体Mに加えることで印刷媒体Mに一定のテンションを与えつつ印刷媒体Mを搬送方向Xに搬送する。そして、巻取ローラー314が一対のローラー312、313から印刷媒体Mを巻き取る。
また、印刷機3は、繰出ローラー311とローラー312との間で、搬送方向Xに順に並ぶプリヒーター32、プラテンヒーター33およびアフターヒーター34を有し、これらの上面に接する印刷媒体Mを加熱する。さらに、印刷機3は、所定のプラテンギャップgを空けてプラテンヒーター33に対向する印刷ヘッド35を有する。この印刷ヘッド35はプラテンヒーター33に支持される印刷媒体Mに対してインクジェット方式でインクを吐出する。
かかる印刷機3では、搬送手段31が印刷媒体Mを搬送方向Xへ間欠的に搬送することで、印刷媒体Mの未印刷領域をプラテンヒーター33上に送り出す。そして、印刷ヘッド35は、搬送方向Xに直交する走査方向Yに移動しつつインクを吐出する主走査を実行する。この際、印刷ヘッド35が主走査を実行する回数(パス数)は適宜設定が可能であり、印刷ヘッド35は設定されたパス数だけ主走査を実行することで、プラテンヒーター33に停止する印刷媒体Mに画像を印刷する。また、複数の主走査の実行間隔を調整することで、先の主走査で印刷媒体Mに着弾したインクのプラテンヒーター33による乾燥時間が制御される。
図1に戻って説明を続ける。上述のとおり印刷システム1は、RIP2および印刷機3を管理用コンピューター4によって制御する。特に管理用コンピューター4は、印刷媒体Mの媒体種に応じてRIP2および印刷機3の動作を制御する。つまり、RIP2で実行されるカラーマネジメント処理においては、印刷媒体Mの媒体種に応じて使用すべきICCプロファイルが異なりうる。そこで、管理用コンピューター4は、印刷処理で使用予定の印刷媒体Mの媒体種に応じたICCプロファイルをRIP2に設定し、RIP2は設定されたICCプロファイルを用いて印刷ジョブJにカラーマネジメント処理を実行する。ちなみに、RIP2と管理用コンピューター4との間の通信は、API(Application Programming Interface)を介して実行される。
なお、印刷媒体Mの媒体種を規定する要素としては、
・印刷媒体Mの長さ
・印刷媒体Mの幅
・印刷媒体Mの厚み
・印刷媒体Mの単位面積当たりの重量
・印刷媒体Mの素材(紙、フィルムあるいはこれらの積層等)
・印刷媒体Mの吸水性
・印刷媒体Mの色
・印刷媒体Mにおける糊の有無
等の物理的構成が挙げられる。つまり、これら印刷媒体Mの物理的構成のいずれかが異なれば、媒体種が異なると取り扱うことができる。
・印刷媒体Mの長さ
・印刷媒体Mの幅
・印刷媒体Mの厚み
・印刷媒体Mの単位面積当たりの重量
・印刷媒体Mの素材(紙、フィルムあるいはこれらの積層等)
・印刷媒体Mの吸水性
・印刷媒体Mの色
・印刷媒体Mにおける糊の有無
等の物理的構成が挙げられる。つまり、これら印刷媒体Mの物理的構成のいずれかが異なれば、媒体種が異なると取り扱うことができる。
また、印刷機3での印刷においては、次に例示列挙するマシンパラメーター
・印刷媒体Mに与えるテンション
・ローラー313の荷重
・プラテンギャップg
・主走査の実行回数(パス数)
・主走査の実行間隔
・プリヒーター32の温度
・プラテンヒーター33の温度
・アフターヒーター34の温度
等が印刷媒体Mの媒体種に応じて異なりうる。
・印刷媒体Mに与えるテンション
・ローラー313の荷重
・プラテンギャップg
・主走査の実行回数(パス数)
・主走査の実行間隔
・プリヒーター32の温度
・プラテンヒーター33の温度
・アフターヒーター34の温度
等が印刷媒体Mの媒体種に応じて異なりうる。
そこで、管理用コンピューター4は、印刷処理で使用予定の印刷媒体Mの媒体種に応じたマシンパラメーターを印刷機3に指定し、印刷機3は指定されたマシンパラメーターを用いて印刷ジョブJを実行する。具体的には、印刷機3は各マシンパラメーターの値を示す設定情報Imを記憶する設定情報記憶部39を有し(図3)、この設定情報記憶部39に記憶された設定情報Imを用いて印刷ジョブJを実行する。
図3は印刷機の設定情報記憶部の構造の一例を模式的に示す図である。設定情報記憶部39は互いに異なる媒体種Mkに対応する複数の記憶領域R(R1〜R8)を有し、これら記憶領域Rに対してはそれぞれを識別するための識別番号ID(ID1〜ID8)が付されている。そして、各記憶領域Rには媒体種Mk、具体的には媒体種Mkを示す媒体種情報Ik(Ik1〜Ik8)と設定情報Im(Im1〜Im8)とが対応付けられて格納されている。この際、媒体種情報Ikとして設定情報記憶部39に記憶される内容としては、例えば印刷媒体Mの名称、各媒体種Mkを識別するための識別コード、あるいは印刷媒体Mの各物理的構成の具体値等が挙げられる。また、印刷媒体Mを供給するベンダーを併せて媒体種情報Ikとして記憶しても良い。すなわち、印刷媒体Mの媒体種Mkを示す情報を、媒体種情報Ikとして記憶することができる。
また、各管理用コンピューター4の記憶手段42および印刷機3の設定情報記憶部39それぞれの記憶内容は同期が取られており、設定情報記憶部39の内容が定期的に各管理用コンピューター4の記憶手段42に反映される。そして、管理用コンピューター4は、設定情報記憶部39の各設定情報Imのうち、実行予定の印刷ジョブJで印刷対象となる印刷媒体Mの媒体種Mkに応じた一の設定情報Imを用いるよう印刷機3に指示する。また、印刷機3は指示された設定情報Imを用いて印刷ジョブJを実行する。
続いては、印刷システム1が実行する印刷処理について、図4を用いてさらに説明する。ここで、図4は印刷処理で実行されるフローの一例を示す図である。印刷処理の開始に伴って、RIP2は上述した要領で、カラーマネジメント処理およびラスタライズを順次実行した印刷ジョブJを生成する(ステップS101〜S103)。そして、RIP2は、生成した印刷ジョブJの実行対象である印刷媒体Mの媒体種Mkを管理用コンピューター4に送信する(ステップS104)。この際、RIP2は、3台の管理用コンピューター4のうち、後述する更新権利を有する単一の管理用コンピューター4に媒体種Mkを送信する。また、RIP2は、生成した印刷ジョブJを印刷機3へ送信する(ステップS105)。なお、ステップS104、S105の実行順序はこれに限られず、逆でも構わない。
ステップS106では、管理用コンピューター4は、RIP2から受信した媒体種Mkに応じた設定情報Imの使用を、印刷機3に指示する(使用設定情報Imの指定)。具体的には、管理用コンピューター4は、複数の識別番号ID1〜ID8のうち、該当の媒体種Mkに対応する識別番号IDを指定することで、設定情報Imを指定する。印刷機3では、指定された識別番号IDに対応する設定情報Imが、使用設定情報Imとして設定される(ステップS107)。つまり、このステップS107の使用設定情報Imの設定では、印刷機3のマシンパラメーター、具体的には印刷媒体Mのテンション、プラテンギャップgあるいはヒーター32、33、34の温度等が使用設定情報Imの示す値に調整され、使用設定情報Imの設定が完了する。こうして、印刷機3への使用設定情報Imの設定が完了すると、印刷機3は印刷ジョブJを実行し(ステップS108)、印刷媒体Mに画像が印刷される。
ところで、上述のとおり印刷システム1では、複数の管理用コンピューター4が具備されている。そして、複数の管理用コンピューター4のそれぞれが、印刷機3の設定情報Imの内容を更新可能である。このような構成では、複数の管理用コンピューター4のそれぞれが設定情報Imを任意に更新できると、印刷機3の設定情報Imを適切に管理することが難しくなる。そこで、印刷システム1では、設定情報Imの更新を実行するために必要となる設定情報Imの保有が複数の管理用コンピューター4のうち、単一の管理用コンピューター4にのみ許可される。そして、印刷機3の設定情報Imは、更新権利を有する管理用コンピューター4により一元的に管理される。続いては、この点について詳述する。
図5は設定情報の更新権利を取得する動作の一例を示すフローチャートである。特に図5のフローチャートは、印刷機3を新たに登録した管理用コンピューター4が実行する動作である。つまり、管理用コンピューター4は、ネットワーク5に接続されている印刷機3を利用可能にするに際して、記憶手段42に記憶する印刷機リストに当該印刷機3を登録する。なお、図5の説明では、印刷機3を新たに登録した管理用コンピューター4を一の管理用コンピューター4と称し、それ以外を他の管理用コンピューター4と称することとする。
印刷機3を新たに登録すると、一の管理用コンピューター4の制御手段41は、当該印刷機3に対する更新権利を有する他の管理用コンピューター4を探索するための探索コマンド(クエリー)を、ブロードキャストあるいはマルチキャストでネットワーク5に送信する(ステップS201)。このステップS201によって、更新権利を有するかの問い合わせが、他の管理用コンピューター4に対して行われる。なお、探索コマンドは、例えばJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)形式により記載することができる。
印刷機3に対する更新権利を既に有する他の管理用コンピューター4が有る場合には、当該他の管理用コンピューター4の制御手段41は、探索コマンドの発信元である一の管理用コンピューター4に対して応答を返す(ステップS202で「YES」)。なお、応答は、例えばJSON形式により記載することができる。そして、応答を受け取った一の管理用コンピューター4の制御手段41は、応答の発信元である他の管理用コンピューター4が更新権利を有すると認識して、当該他の管理用コンピューター4が更新権利を有すると記憶手段42に記憶する(ステップS203)。こうして図5のフローチャートを終了する。このステップS203の実行に伴い、一の管理用コンピューター4は、以後の設定情報Imの更新を、記憶手段42に更新権利を有すると記憶した他の管理用コンピューター4に要求する。
一方、一の管理用コンピューター4の制御手段41は、応答を受信しない場合(ステップS202で「NO」の場合)には、更新権利を有する他の管理用コンピューター4が存在しないと判断して、更新権利を自らが取得し(ステップS204)、図5のフローチャートを終了する。
このようなフローチャートに従えば、印刷機3を最初に登録した一の管理用コンピューター4に当該印刷機3に対する更新権利が設定される。そして、これより後に印刷機3を登録した他の管理用コンピューター4による更新権利の取得が禁止されるため、印刷機3に対する更新権利は一の管理用コンピューター4に占有されることとなる。こうして、複数の管理用コンピューター4のうち、更新権利を有する単一の管理用コンピューター4が決定され、以後の印刷機3の各種管理は、この管理用コンピューター4により一元的に実行される。かかる管理としては、印刷機3のステータスの取得あるいは印刷機3の設定情報Imの更新等が挙げられる。
図6は更新権利を有する管理用コンピューターによる印刷機のステータスの取得動作の一例を示す図である。なお、図6のフローチャートは、更新権利を有する管理用コンピューター4の制御手段41により実行される。管理用コンピューター4は、前回のステータス取得から所定時間が経過したと判断すると(ステップS301で「YES」)、印刷機3からステータスを取得する(ステップS302)。具体的には、例えばポーリングによりステータスの取得が実行される。このステータスには、印刷機3の設定情報記憶部39の内容や、インク等の消耗品の残量等が該当する。
そして、管理用コンピューター4は、今回取得したステータスが前回取得したステータスから変化しているかを判断する(ステップS303)。ステータスに変化が無い場合(ステップS303で「NO」の場合)はステップS301に戻る。一方、ステータスに変化が有る場合(ステップS303で「YES」の場合)は、管理用コンピューター4は記憶手段42に記憶するステータスを更新し(ステップS304)、さらに更新権利を有さない管理用コンピューター4にステータスを送信する(ステップS305)。これによって、更新権利を有さない管理用コンピューター4の記憶手段42に記憶されるステータスも更新される。
図7および図8は印刷機の設定情報の更新に関する動作を示すフローチャートである。特に図7は設定情報の更新の可否を設定するためのフローチャートであり、図8は図7の更新可否の設定結果に応じて設定情報を更新するためのフローチャートである。図7および図8のフローチャートは、更新権利を有する管理用コンピューター4の制御手段41により実行される。
図7のステップS401では、管理用コンピューター4が印刷予約の有無を判断する。つまり、RIP2は、ラスタライズされた印刷ジョブJを生成すると、印刷ジョブJを印刷機3に実行させるための印刷予約を、更新権利を有する管理用コンピューター4に行う。特にRIP2は、印刷ジョブJの実行対象である印刷媒体Mの媒体種Mkを指定して、印刷予約を行う。そして、印刷予約が有る場合(ステップS401で「YES」の場合)には、管理用コンピューター4は、複数の記憶領域R1〜R8に記憶された設定情報Im1〜Im8のうち、指定された媒体種Mkに対応する設定情報Imの更新をロック(更新を禁止)してから(ステップS402)、ステップS403に進む。一方、印刷予約が無い場合(ステップS402で「NO」の場合)には、ステップS402を省略してステップS403に進む。
ステップS403では、管理用コンピューター4は、更新ロックの解除要求の有無を判断する。つまり、印刷機3は、管理用コンピューター4により指定された設定情報Imに基づいて各マシンパラメーターの設定を完了すると(図4のステップS107)、当該設定情報Imに対する更新ロックの解除を管理用コンピューター4に要求する。そして、管理用コンピューター4は、この要求を受けると(ステップS403で「YES」)、対応する設定情報Imの更新ロックを解除(更新を許可)してから、ステップS401に戻る。一方、更新ロックの解除要求が無い場合(ステップS403で「NO」の場合)には、管理用コンピューター4は、ステップS404を省略してステップS401に戻る。
かかる図7のフローチャートに従えば、RIP2の印刷予約で指定された媒体種Mkに対応する設定情報Imの更新は、当該設定情報Imに基づく各マシンパラメーターの設定が完了するまで禁止される。そして、次に説明する図8では、更新権利を有する管理用コンピューター4による設定情報Imの更新が、図7で設定された設定情報Imのロック状態に応じて実行される。
図8のステップS501では、管理用コンピューター4は、設定情報Imの更新指示の入力の有無を判断する。つまり、管理用コンピューター4のUI43を介して、ユーザーは印刷機3の設定情報Imの更新指示を入力することができる。そして、更新指示の入力が無い場合(ステップS501で「NO」の場合)には、後述するステップS505に進む一方、更新指示の入力が有る場合(ステップS501で「YES」の場合)には、管理用コンピューター4は、更新指示の対象である設定情報Imの更新がロックされているか否かを判断する(ステップS502)。
そして、設定情報Imの更新がロックされていない場合(ステップS502で「NO」の場合)は、管理用コンピューター4は、印刷機3の設定情報記憶部39に対して、指示対象の設定情報Imの更新を実行し(ステップS503)、ステップS505に進む。一方、設定情報Imの更新がロックされている場合(ステップS502で「YES」の場合)は、管理用コンピューター4は、更新不可である旨をそのUI43の画面に表示して(ステップS504)、ステップS505に進む。
ステップS505では、管理用コンピューター4は、設定情報Imの更新要求を受信したか否かを判断する。つまり、更新権利を有さない管理用コンピューター4は、更新権利を有する管理用コンピューター4に、設定情報Imの更新を要求することができる。具体的には、更新要求は、その対象である設定情報Imに対応する識別番号IDを指定して実行される。そして、更新要求の受信が無い場合(ステップS505で「NO」の場合)には、ステップS501に戻る一方、更新要求の受信が有る場合(ステップS505で「YES」の場合)には、管理用コンピューター4は、更新要求の対象である設定情報Im、すなわち指定された識別番号IDに対応する設定情報Imの更新がロックされているか否かを判断する(ステップS506)。
そして、設定情報Imの更新がロックされていない場合(ステップS506で「NO」の場合)には、管理用コンピューター4は、印刷機3の設定情報記憶部39に対して、要求対象の設定情報Imの更新を実行し(ステップS507)、ステップS501に戻る。一方、設定情報Imの更新がロックされている場合(ステップS506で「YES」の場合)には、管理用コンピューター4は、更新不可である旨を、更新要求元の管理用コンピューター4に送信し(ステップS508)、ステップS501に戻る。この際、更新要求元の管理用コンピューター4は、ステップS508で受信した更新不可である旨を、そのUI43の画面に表示する。
以上のように構成された印刷システム1では、複数の管理用コンピューター4のうち、印刷機3の設定情報Imの更新を予定する一の管理用コンピューター4が、設定情報Imの更新を実行するための更新権利を有する他の管理用コンピューター4の存在を調査する(ステップS201、S202)。そして、一の管理用コンピューター4は、他の管理用コンピューター4が更新権利を有さないと調査の結果から判断した場合(ステップS202で「YES」の場合)に、更新権利を取得して(ステップS204)、設定情報Imの更新を実行する(ステップS503、S507)。かかる構成では、更新権利を有する単一の管理用コンピューター4によって、印刷機3の設定情報Imの更新を一元的に管理することが可能となっている。
また、管理用コンピューター4は、他の管理用コンピューター4が更新権利を有すると判断した場合には、実行予定であった設定情報Imの更新を、更新権利を有する管理用コンピューター4に要求する(ステップS505)。つまり、更新権利を有さない管理用コンピューター4は、設定情報の更新を印刷機3に直接実行するのではなく、更新権利を有する管理用コンピューター4に要求する。したがって、更新権利を有する管理用コンピューター4が、更新権利を有さない管理用コンピューター4が要求する設定情報Imの更新を一元的に管理することができる(ステップS507、S508)。
また、印刷システム1では、複数の管理用コンピューター4を相互に接続するネットワーク5が設けられている。そして、管理用コンピューター4の制御手段41は、更新権利を有するかを問い合わせる探索コマンドをネットワーク5に送信し(ステップS201)、探索コマンドに対する他の管理用コンピューター4の応答を確認することで(ステップS202)、更新権利を有する他の管理用コンピューター4の存在を調査する。このように、更新権利を有する他の管理用コンピューター4の存在を、探索コマンドに対する応答を確認することで簡便に実行可能となっている。
また、管理用コンピューター4の制御手段41は、探索コマンドに対する応答が無ければ(ステップS202で「NO」)、更新権利を取得し(ステップS204)、探索コマンドに対する応答が在れば(ステップS202で「YES」)、応答した管理用コンピューター4が更新権利を有すると判断する(ステップS203)。かかる構成では、更新権利を有する管理用コンピューター4によって、印刷機3の設定情報Imの更新を一元的に管理することが可能となる。
以上のように、上記実施形態では、印刷システム1が本発明の「印刷システム」の一例に相当し、印刷機3が本発明の「印刷機」の一例に相当し、設定情報記憶部39が本発明の「設定情報記憶部」の一例に相当し、設定情報Imが本発明の「設定情報」の一例に相当し、管理用コンピューター4が本発明の「制御装置」の一例に相当し、制御手段41が本発明の「調査手段」の一例に相当し、ネットワーク5が本発明の「ネットワーク」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、更新権利を有する管理用コンピューター4の存在を調査する具体的手法は、上記の図5の例に限られず、次の図9に示すように構成しても良い。
図9は設定情報の更新権利を取得する動作の変形例を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、図5のそれと同様に、印刷機3を新たに登録した管理用コンピューター4が実行する動作である。なお、図9の説明においても、印刷機3を新たに登録した管理用コンピューター4を一の管理用コンピューター4と称し、それ以外を他の管理用コンピューター4と称することとする。また、この変形例においても、上記と共通する構成を具備することで同様の効果を奏することは言うまでも無い。
印刷機3を新たに登録すると、一の管理用コンピューター4の制御手段41は、他の管理用コンピューター4に更新権利を占有されているかを当該印刷機3に問い合わせる(ステップ601)。そして、占有されていないとの応答を印刷機3から受信すると(ステップS602で「NO」)、一の管理用コンピューター4の制御手段41は、更新権利を有する他の管理用コンピューター4が存在しないと判断して、更新権利を自らが取得し(ステップS603)、図9のフローチャートを終了する。
一方、印刷機3に対する更新権利を既に有する他の管理用コンピューター4が有る場合には、印刷機3は、当該管理用コンピューター4のIPアドレスを一の管理用コンピューター4に送信する。そして、一の管理用コンピューター4は、印刷機3からIPアドレスを受信すると(ステップS602で「YES」)、このIPアドレスに対応する他の管理用コンピューター4が更新権利を有すると認識して、その旨を記憶手段42に記憶する(ステップS604)。
ステップS605では、一の管理用コンピューター4は、更新権利を有する他の管理用コンピューター4に自身の登録を依頼する。この登録依頼は、図6のステップS305や、図8のステップS505〜508等の実行対象として自身を登録することを依頼するものであり、例えばユニキャストにより実行できる。続いて、一の管理用コンピューター4は、登録依頼先の管理用コンピューター4からの応答の有無を判断する(ステップS606)。そして、応答が有る場合(ステップS606で「YES」の場合)には、図9のフローチャートを終了する。
一方、応答が無い場合(ステップS606で「NO」の場合)には、図5のステップS201と同様にして、探索コマンドをネットワーク5に送信することで、更新権利を有する他の管理用コンピューター4を探索する(ステップS607)。そして、一の管理用コンピューター4は、探索された他の管理用コンピューター4に対してステップS605と同様の登録依頼を実行して(ステップS608)、図9のフローチャートを終了する。
なお、図9に示した例とは異なる変形ももちろん可能である。例えば、上記実施形態では、他の管理用コンピューター4が更新権利を有すると一の管理用コンピューター4が判断した場合、一の管理用コンピューター4が更新権利を有する管理用コンピューター4に設定情報Imの更新を要求していた。しかしながら、一の管理用コンピューター4は、他の管理用コンピューター4が更新権利を有すると判断した場合(ステップS202、S602で「YES」の場合)には、実行予定であった設定情報Imの更新を実行しない(中止する)ように、印刷システム1を構成しても良い。かかる構成では、印刷機3の設定情報Imの更新は、更新権利を有する管理用コンピューター4のみが実行でき、この管理用コンピューター4によって設定情報Imの更新が一元的に管理される。
また、更新権利を有していた管理用コンピューター4が、更新権利を放棄した場合には、更新権利を有さない管理用コンピューター4に更新権利の放棄を報知しても良い。これによって、各管理用コンピューター4が更新権利の放棄を確認することができる。その結果、新たに更新権利の取得を要求する管理用コンピューター4が図5あるいは図9のフローチャートを実行することで、更新権利を取得することができる。
また、上記実施形態では、印刷機3がマシンパラメーターの設定を完了したタイミングで、設定情報の更新ロックを解除していた。しかしながら、更新ロックの解除のタイミングはこれに限られない。例えば、印刷機3が印刷ジョブJの完了をRIP2に報告する構成においては、この完了報告を受けたRIP2が、更新権利を有する管理用コンピューター4に該当の設定情報Imのロックを解除するように要求しても良い。つまり、この場合には、更新がロックされていた設定情報Imを用いた印刷ジョブJが完了したタイミングで、このロックが解除されることとなる。
また、上記実施形態では、管理用コンピューター4が印刷機3の設定情報Imの更新を担うように印刷システム1が構成されていた。しかしながら、印刷システム1の構成を次の図10に示すように変形しても良い。図10は本発明に係る印刷システムの変形例を示すブロック図である。この印刷システム1では、管理用コンピューター4は設けられておらず、代わりにRIP2が上述の管理用コンピューター4の機能を兼備する点で、上記と異なる。なお、この変形例においても、上記と共通する構成を具備することで同様の効果を奏することは言うまでも無い。
具体的には、RIP2は、制御手段21、記憶手段22およびUI23を備え、制御手段21、記憶手段22およびUI23がそれぞれ上述の制御手段41、記憶手段42およびUI43の機能を果たす。そして、RIP2が、上述の図4〜図9等で管理用コンピューター4が実行していた機能を担う。
あるいは、次の図11ないし図13に示すように、制御手段41を有する管理用コンピューター4と、制御手段21を有するRIP2とを混在させても良い。ここで、図11ないし図13は本発明に係る印刷システムのさらなる変形例の動作の一例を示す図である。なお、この変形例においても、上記と共通する構成を具備することで同様の効果を奏することは言うまでも無い。
これらの図に示す印刷システム1では、4台のPC(Personal Computer)、すなわちPC1〜PC4が具備されている。そして、PC1およびPC4は制御手段41を実装して上述の管理用コンピューター4と同様の機能を果たし、PC2は制御手段21およびRIP2を実装して図10のRIP2と同様の機能を果たし、PC3はRIP2のみを実装して図1のRIP2と同様の機能を果たす。
ここの例では、PC1が印刷機3に対して、設定情報Imの更新権利が他のPCに占有されているかを問い合わせると(ステップS701)、設定情報Imを占有するPCが存在しない旨を印刷機3がPC1に応答し(ステップS702)、PC1が設定情報Imの更新権利を取得して、印刷機3に占有登録を行う(ステップS703)。以後、更新権利を取得したPC1は、ポーリングによって印刷機3のステータスを定期的に取得する(ステップS704)。
ステップS705では、印刷機3の記憶領域R4の設定情報Imを用いる印刷ジョブJを、PC2が生成する。そして、PC2はこの印刷ジョブJについて印刷予約をPC1に実行する(ステップS706)。この際、PC2は、更新権利を有するPC1の存在を知っていればPC1にユニキャストで印刷予約を送信し、更新権利を有するPC1の存在を知らなければブロードキャストあるいはマルチキャストによりPC1を探索してからPC1に印刷予約を送信する。この印刷予約を受けて、PC1が記憶領域R4の設定情報Imの更新をロックし(ステップS707)、印刷予約を受領した旨をPC2に応答すると(ステップS708)、PC2が印刷機3に印刷ジョブJを送信する(ステップS709)。そして、印刷機3は記憶領域R4の設定情報Imに基づき印刷ジョブJを実行し、さらに印刷ジョブJを完了すると、その旨をPC2に応答する(ステップS710)。
ステップS711では、PC4がPC1に対して記憶領域R4の設定情報Imの更新を要求する。ただし、記憶領域R4の設定情報Imの更新はステップS707でロックされているため、PC1はこれを拒否するとPC4に応答する(ステップS712)。ステップS713では、PC4がPC1に対して記憶領域R5の設定情報Imの更新を要求する。記憶領域R5の設定情報Imの更新はロックされていないため、PC1は記憶領域R5の設定情報Imを更新するように印刷機3に指示し(ステップS714)、印刷機3は更新完了をPC1に応答する(ステップS715)。そして、PC1は、更新を完了した旨をPC4に応答する(ステップS716)。
また、ステップS717では、ステップS706と同様に、印刷機3の記憶領域R4の設定情報Imを用いる印刷ジョブJを、PC2が印刷機3に送信する。そして、印刷機3は記憶領域R4の設定情報Imに基づき印刷ジョブJを実行し、さらに印刷ジョブJを完了すると、その旨をPC2に応答する(ステップS718)。これを受けて、PC2はPC1に印刷予約の解除を要求する(ステップS719)。そして、PC1は記憶領域R4の設定情報Imの更新ロックを解除し(ステップS720)、これが完了した旨をPC2に応答する(ステップS721)。
ステップS722では、記憶領域R4の設定情報Imの更新要求をPC4がPC1に再度送信する(ステップS722)。ここでは、記憶領域R4の設定情報Imに対する更新ロックが解除されているため、PC1は記憶領域R4の設定情報Imを更新するように印刷機3に指示し(ステップS723)、印刷機3は更新完了をPC1に応答する(ステップS724)。さらに、PC1は更新完了をPC4に応答する(ステップS725)。
ステップS726では、印刷機3の記憶領域R4の設定情報Imを用いる印刷ジョブJを、PC3が生成する。そして、PC3はこの印刷ジョブJについての印刷予約を実行する(ステップS727)。ただし、PC3は制御手段を実装していないため、更新権利を有するPC1を知らない。そこで、PC3はブロードキャストあるいはマルチキャストを行って最初に応答してきたPC2に対して印刷予約を実行する。これを受けて、PC2がPC3の代わりにPC1に印刷予約を実行すると(ステップS728)、PC1が記憶領域R4の設定情報Imの更新をロックし(ステップS729)、印刷予約を受領した旨をPC2に応答する(ステップS730)。さらに、PC2が印刷予約の受領をPC3に応答する(ステップS731)。
続いて、PC3が印刷機3に印刷ジョブJを送信する(ステップS732)。そして、印刷機3は記憶領域R4の設定情報Imに基づき印刷ジョブJを実行し、さらに印刷ジョブJを完了すると、その旨をPC3に応答する(ステップS733)。これを受けて、PC3は、PC2を介してPC1に印刷予約の解除を要求し(ステップS734、S735)。PC1はPC2を介してPC3に解除完了を応答する(ステップS736、S737)。
1…印刷システム、3…印刷機、39…設定情報記憶部、4…管理用コンピューター(制御装置)、41…制御手段(調査手段)、5…ネットワーク、IM…設定情報、S201〜S204…印刷機を利用可能として新たに登録した管理用コンピューターが実行する動作の一例を示すフローチャートの各ステップ
Claims (8)
- 設定情報記憶部を有し、前記設定情報記憶部に記憶された設定情報で印刷を実行する印刷機と、
前記設定情報の更新を前記設定情報記憶部に対して実行可能な複数の制御装置と、
を備え、
前記複数の制御装置は、前記設定情報の更新を実行するための更新権利を有する他の制御装置の存在を調査する調査手段を各々有し、一の制御装置は前記設定情報の更新の実行前に前記調査手段により調査した結果、前記他の制御装置が前記更新権利を有さないと判断した場合に、前記更新権利を取得して前記設定情報の更新を実行する印刷システム。 - 前記一の制御装置は、前記他の制御装置が前記更新権利を有すると判断した場合には、実行予定であった前記設定情報の更新を、前記他の制御装置に要求する請求項1に記載の印刷システム。
- 前記一の制御装置は、前記他の制御装置が前記更新権利を有すると判断した場合には、実行予定であった前記設定情報の更新を実行しない請求項1に記載の印刷システム。
- 前記調査手段は、前記更新権利を有するかを問い合わせる探索コマンドを送信し、前記探索コマンドに対する前記他の制御装置の応答を確認することで、前記更新権利を有する前記他の制御装置の存在を調査する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 前記調査手段は、前記探索コマンドに対する応答が無ければ、前記更新権利を取得し、前記探索コマンドに対する応答が在れば、応答した前記制御装置が前記更新権利を有すると判断する請求項4に記載の印刷システム。
- 前記更新権利を有していた前記制御装置は、前記更新権利を放棄した場合には、前記更新権利を有さない前記制御装置に前記更新権利の放棄を報知する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 前記制御装置は、印刷ジョブを生成して前記印刷機に送信する機能を兼備し、前記印刷機は、前記印刷ジョブを実行することで印刷を実行する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 設定情報に基づき印刷を実行する印刷機の前記設定情報の更新を実行するために、更新権利を有する他の制御装置の存在を調査する工程と、
前記他の制御装置が前記更新権利を有さないと調査の結果から判断した場合に、調査を行った制御装置自らが前記更新権利を取得する工程と、
前記更新権利を有する制御装置が前記設定情報の更新を実行する工程と、
を備える印刷機管理方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016224840A JP2018082377A (ja) | 2016-11-18 | 2016-11-18 | 印刷システム、印刷機管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016224840A JP2018082377A (ja) | 2016-11-18 | 2016-11-18 | 印刷システム、印刷機管理方法 |
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JP2018082377A true JP2018082377A (ja) | 2018-05-24 |
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Family Applications (1)
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JP2016224840A Pending JP2018082377A (ja) | 2016-11-18 | 2016-11-18 | 印刷システム、印刷機管理方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018082377A (ja) |
-
2016
- 2016-11-18 JP JP2016224840A patent/JP2018082377A/ja active Pending
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