JP2018081650A - 乗車案内装置、乗車案内プログラムおよび乗車案内方法 - Google Patents

乗車案内装置、乗車案内プログラムおよび乗車案内方法 Download PDF

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千尋 岡
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美亜 中村
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泰孝 後藤
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Toshihiko Takeya
俊彦 竹谷
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芳久 飯田
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Abstract

【課題】列車の利用者の利便性を向上する。【解決手段】乗車案内装置1は、列車を指定する情報と、乗車駅と降車駅との何れか一方または両方を指定する情報と、指定された列車内の乗客の位置を示す位置情報を取得する取得部12と、列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す第1乗車人数を記憶する記憶部15とを有する。更に第1乗車人数と、位置情報に基づいて得られる列車の車両毎の人数を示す第2乗車人数とに基づいて、指定された乗車駅と降車駅との何れか一方または両方における車両毎の予測乗車人数を算出し、予測乗車人数に基づいて、車両毎の利用推奨度を算出する算出部13と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、乗車案内装置、乗車案内プログラムおよび乗車案内方法に関する。
列車の利用者に対し、列車の車両毎の混雑度を通知することにより、該列車のうち所定の車両に誘導するシステムが利用されている。
関連する技術として、経路情報から抽出した駅および列車についての情報に基づいて、列車に関連する混雑予測を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、混雑状況の情報を利用者が携帯する情報端末へ無線によって送信する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
また、希望乗車条件と別途取得した車両状況とに基づいて、列車内の車両に関する列車内車両情報を案内する技術が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。利用者の乗車情報と、既に記憶されている利用者毎の利用者固有情報とを用いて、車両の混雑状況を予測する技術が提案されている(例えば、特許文献4を参照)。
特開2015−176589号公報 特開2008−174106号公報 特開2005−41324号公報 特開2005−346324号公報
列車が駅に停車すると、該列車に乗客が乗車し、または該列車から乗客が降車することにより、列車の乗車人数は、該列車が駅を停車する毎に変化する。従って、利用者が現在の列車の車両毎の混雑状況を取得したとしても、利用者がその列車に乗るまでの間に車両毎の混雑状況が変化している場合がある。
よって、利用者の乗車駅または降車駅における車両毎の混雑状況を高い精度で知ることが困難である。そのため、例えば、利用者に適切な車両を推奨することが困難であり、利便性が低下する可能性がある。
1つの側面として、本発明は、列車の利用者の利便性を向上することを目的とする。
1つの態様では、乗車案内装置は、列車を指定する情報と、乗車駅と降車駅との何れか一方または両方を指定する情報と、指定された列車内の乗客の位置を示す位置情報とを取得する取得部と、前記列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す第1乗車人数を記憶する記憶部と、前記第1乗車人数と、前記位置情報に基づいて得られる前記列車の車両毎の人数を示す第2乗車人数とに基づいて、指定された前記乗車駅と前記降車駅との何れか一方または両方における前記車両毎の予測乗車人数を算出し、前記予測乗車人数に基づいて、前記車両毎の利用推奨度を算出する算出部と、を含む。
1つの側面によれば、列車の利用者の利便性を向上することができる。
実施形態のシステムの全体構成の一例を示す図である。 乗車案内装置の一例を示す図である。 位置情報管理装置が保持する情報の一例を示す図である。 乗客情報の一例を示す図である。 乗車人数情報の一例を示す図である。 駅到着時点と駅発車時点の乗車人数情報の一例を示す図である。 第1の駅情報の一例を示す図である。 第2の駅情報の一例を示す図である。 利用情報の一例を示す図である。 乗車人数算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その3)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その4)である。 実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャート(その5)である。 利用情報に利用出口情報がなく利用設備情報がある場合の優先度付与方法の一例を示す図である。 利用情報に利用出口情報があり利用設備情報がある場合の優先度付与方法の一例を示す図である。 利用情報に利用設備がない場合の優先度付与方法の一例を示す図である。 比重総合値の算出方法の一例を示す図である。 利用設備がある場合の利用推奨度の算出方法の一例を示す図である。 乗車案内装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<実施形態のシステムの全体構成の一例>
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、実施形態のシステムの全体構成の一例を示す。
実施形態のシステムは、乗車案内装置1と、位置情報管理装置2と、利用者が保持する携帯端末3とを含む。
乗車案内装置1は、利用者が保持する携帯端末3から、利用者が乗車する予定の列車を指定する利用情報を受信する。列車は、例えば公共交通機関の鉄道列車である。乗車案内装置1は、コンピュータの一例である。
乗車案内装置1は、位置情報管理装置2から取得した列車内の乗客の位置を示す位置情報と、過去の車両毎の乗車人数の変化に基づいて、予測乗車人数を算出する。また、乗車案内装置1は、予測乗車人数等に基づいて推奨情報を生成し、利用者の携帯端末3に送信する。
位置情報管理装置2は、携帯端末から取得した位置情報を管理する装置である。位置情報管理装置2は、例えば、携帯端末事業者が管理する装置である。位置情報管理装置2は、携帯端末事業者と契約した利用者が保持する携帯端末から位置情報を取得し、記憶する。
携帯端末3は、乗車案内装置1を利用する利用者が保持する端末である。携帯端末3は、利用者が利用情報を送付する際に用いられる。また、携帯端末3は、乗車案内装置1から送信された推奨情報を表示する。
<乗車案内装置の一例>
図2は、乗車案内装置1の一例を示す図である。乗車案内装置1は、通信部11と、取得部12と、算出部13と、生成部14と、記憶部15と、制御部16とを含む。記憶部15は、乗客情報Database(DB)15aと、乗車人数情報DB15bと、駅情報DB15cとを含む。
通信部11は、位置情報管理装置2、および利用者が保持する携帯端末3と情報の送受信を行う。通信部11は、生成部14が生成した推奨情報を利用者の携帯端末3に送信する。
取得部12は、携帯端末3から通信部11を介して、利用者が乗車する予定の列車を指定する情報を含む利用情報を取得する。利用者が乗車する予定の列車を指定する情報は、例えば、列車番号である。
利用情報は、利用者の乗車駅を示す乗車駅情報と、利用者の降車駅を示す降車駅情報とのうち一方を含んでもよいし、両方を含んでもよい。利用者情報が降車駅情報を含む場合、該利用者情報は、降車駅において利用者が利用する設備を示す利用設備情報と、降車駅において利用者が利用する出口を示す利用出口情報とを含んでいてもよい。利用設備情報には、利用設備毎に優先度が付加されていてもよい。
取得部12は、位置情報管理装置2から通信部11を介して、利用情報において指定された列車内の乗客の位置を示す位置情報を取得する。
算出部13は、利用情報において指定された列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す乗車人数情報(第1乗車人数を示す情報)を記憶部15の乗車人数情報DB15bから取得する。算出部13は、取得部12が取得した位置情報に基づいて、利用情報で指定された列車内の車両毎の現在乗車人数(第2乗車人数)を算出する。
現在乗車人数は、例えば、利用情報が送信された時点の乗車人数である。現在乗車人数は、例えば、利用情報が送信された時点より所定時間前または所定時間後の乗車人数であってもよい。
そして、算出部13は、記憶部15の乗車人数情報DB15bから取得した乗車人数情報(第1乗車人数)と、現在乗車人数(第2乗車人数)とに基づいて、利用者の乗車駅と降車駅との何れか一方または両方における列車の車両毎の予測乗車人数を算出する。
乗車駅における予測乗車人数は、例えば、利用者に指定された乗車駅と乗車駅の次の駅との間の予測乗車人数である。また、降車駅における予測乗車人数は、利用者に指定された降車駅と降車駅の前の駅との間の予測乗車人数である。乗車駅および降車駅の両方が指定された場合、予測乗車人数は、乗車駅と降車駅との間の何れかの区間の予測乗車人数であってもよい。
算出部13は、利用情報が利用出口情報を含む場合、予測乗車人数と、利用出口情報とに基づいて、車両毎の利用推奨度を算出してもよい。算出部13は、例えば、指定された出口への移動距離が所定距離以内となる車両を選択し、選択した車両の中で予測乗車人数が少なくなるに応じて利用推奨度が高くなるように利用推奨度を設定する。
算出部13は、利用情報が利用設備情報を含む場合、車両から利用設備までの距離と、予測乗車人数に基づいて車両毎の利用推奨度とを算出してもよい。算出部13は、例えば、車両から利用設備までの距離が短くなるに応じて利用推奨度が高くなるように、利用推奨度を算出する。また、算出部13は、例えば、予測乗車人数が少なくなるに応じて利用推奨度が高くなるように、利用推奨度を算出する。
算出部13は、利用情報が利用設備情報および利用設備毎の優先度を含む場合、利用設備毎の優先度と、各車両から利用設備までの距離と、予測乗車人数とに基づいて車両毎の利用推奨度を算出してもよい。算出部13は、例えば、利用設備毎の優先度が高くなるに応じて利用推奨度が高くなるように、利用推奨度を算出する。
算出部13は、指定された列車の乗客の位置情報に基づいて、列車の現在位置を特定する。そして、算出部13は、列車の現在位置と利用者の乗車駅または降車駅との間の各駅に到着した時点の車両毎の過去の乗車人数と各駅出発時点の車両毎の過去の乗車人数とに基づいて、各駅における車両毎の増加人数または減少人数を算出してもよい。そして、算出部13は、算出した増加人数または減少人数と現在乗車人数とに基づいて、予測乗車人数を算出してもよい。
生成部14は、算出された予測乗車人数に基づいて、利用者に推奨する車両を示す推奨情報を生成し、利用者が保持する携帯端末3に推奨情報を送信する処理を通信部11に実施させる。
生成部14は、利用情報が利用出口情報を含む場合、予測乗車人数と、利用出口情報とに基づいて算出された利用推奨度を示す推奨情報を生成する。
生成部14は、利用情報が利用設備情報を含む場合、予測乗車人数と、利用設備情報とに基づいて算出された利用推奨度を示す推奨情報を生成する。
次に、位置情報管理装置2が保持する各情報、記憶部15が記憶する各情報、および利用情報の例について説明する。
図3は、位置情報管理装置2が保持する情報の一例を示す図である。図3に示す「位置情報」は、列車の乗客が保持する携帯端末が存在する地点の経度および緯度を示す情報である。「日付・時刻」は、位置情報が取得された日付および時刻を示す。「エリア」は、位置情報に示される位置に対応付けられたエリアであり、例えば、都市名等である。「識別情報」は、位置情報を送信した携帯端末の保有者の個人を特定する情報である。
図4は、乗客情報の一例を示す図である。乗客情報は、乗客情報DB15aに記憶される情報である。乗客情報は、制御部16により、図3に示す位置情報に基づいて作成される。「日付・時刻」および「位置情報」は、図3に示す位置情報の「日付・時刻」および「位置情報」に対応する。「駅」は、位置情報を取得した時点で列車が停車している駅である。「駅」は、列車が停車中でない場合、例えば、最寄りの駅を示す。
「列車番号」は、位置情報に示される乗客が乗車している列車を特定する情報である。「車両番号」は位置情報に示される乗客が乗車している車両を特定する番号である。「列車番号」および「車両番号」は、例えば、鉄道事業者から取得した列車の車両毎の位置情報と、乗客の位置情報とに基づいて、特定される。
「人数」は、「位置」に示される乗客の人数であり、図4に示す例では、一つの「位置」に対して、一つの携帯端末が存在する。一つの「位置」には、一人の乗客が存在すると考えられるため、「人数」の値は、全て「1」が設定される。
図5は、乗車人数情報の一例を示す図である。乗車人数情報は、乗車人数DB15bに記憶される情報である。乗車人数情報は、算出部13により、図4に示す乗客情報に基づいて作成される。各項目のうち、「日付・時刻」、「駅」、「列車番号」および「車両番号」は、図4に示す乗客情報に示す情報に対応する。
「曜日」は、「日付・時刻」に基づいて設定される。「人数」は、図4に示す乗客情報の人数を、駅、列車番号および車両番号が同一であるデータ毎に合計した値を示す。
図6は、駅到着時点と駅発車時点との乗車人数情報の一例を示す図である。図6(a)に示す情報は、B駅到着時点(乗客がB駅で乗車および降車をする前の時点)の列車の乗車人数である。また、図6(b)は、B駅発車時点(乗客がB駅で乗車および降車をした後の時点)の列車の乗車人数を示す。
図6(a)、(b)に示すように、B駅での車両番号「1」の車両では、人数が10人から20人に増加している。また、B駅での車両番号「2」の車両では、人数が20人から10人に減少している。すなわち、算出部13は、図6に示す乗車人数情報に基づいて、各駅における車両毎の増加人数または減少人数を算出することができる。
図7は、第1の駅情報の一例を示す図である。第1の駅情報は、駅情報DB15cに記憶される。「列車番号」は、列車を特定する番号である。「駅名」は、「列車番号」により特定される列車が停車する駅の駅名である。「駅コード」は、「列車番号」により特定される列車が停車する駅を特定するコードである。
「出口」は、「駅名」および「駅コード」で特定される駅に存在する出口を特定する情報である。「改札口」は、「出口」へと繋がる改札口を特定する情報である。「出口」へと繋がる改札口が複数ある場合、「改札口」は、「出口」から最も近い改札口であってもよい。
図8は、第2の駅情報の一例を示す図である。第2の駅情報は、利用設備情報や改札口に近い車両情報を含む。第2の駅情報は、駅情報DB15cに記憶される。「改札口」は、第1の駅情報の「改札口」に対応する。「車両番号」は、各駅の改札口からの距離が所定値以内である車両である。「車両番号」は、例えば、最も改札口から近い車両とその車両の前後の車両である。
第2の駅情報は、駅に存在する利用設備に関する情報が含まれる。図8に示す「階段」、「エレベーター」、「エスカレーター」は、利用設備の一例である。例えば、利用設備からの距離が所定値以内の車両が「車両番号」に含まれている場合、利用設備にその車両番号が対応付けて設定される。
例えば、利用設備が「エスカレーター」である場合、改札口に向かうためのエスカレーターの入り口部分からの距離が所定値以内の車両の車両番号が、対応付けて設定される。
図9は、利用情報の一例を示す図である。利用情報は、利用者が保持する携帯端末3から送信される情報である。図9に示す例では、利用情報は、「列車番号」、「乗車駅」、「降車駅」、「利用出口」、「利用設備」および利用設備の「優先度」を含む。
「列車番号」は、利用者が乗車予定の列車を特定する情報である。「乗車駅」は、利用者が列車に乗車する予定の駅を示す。「降車駅」は、利用者が列車から降りる予定の駅を示す。
また、「利用出口」は、降車駅において利用者が利用する出口を示す情報である。「利用出口」は、例えば、出口名である。利用出口情報は、例えば、出口名である。
「利用設備」は、降車駅において利用者が利用する設備を示す情報である。「利用設備」は、例えば「階段」、「エレベーター」、「エスカレーター」等の設備名である。
「優先度」は、「利用設備」が複数設定されている場合、各利用設備の優先度を示す情報である。図9に示す例では、「優先度」の数値が小さくなるに応じて、優先度が高いことを示す。
<実施形態の処理の流れの一例>
図10は、乗車人数算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。乗車人数算出処理は、列車内の乗客の最新の位置情報を取得し、列車の車両毎の乗車人数を算出するために行われる処理である。
取得部12は、所定時間毎の繰り返し処理を開始する(ステップS1001)。所定時間は、例えば、1分である。該所定時間は、1分には限定されない。
取得部12は、携帯端末事業者が管理する位置情報管理装置2から、列車内の各車両における乗客の位置を示す位置情報を取得する(ステップS1002)。ステップS1002で取得される位置情報は、例えば、図3に示されるように、経度及び緯度で示される位置情報に日付・時刻情報が対応付けられている情報である。
制御部16は、位置情報に基づいて、乗客情報を作成し、乗客情報DB15aに記憶させる(ステップS1003)。乗客情報は、例えば、図4に示されるように位置情報に列車番号及び車両番号等が対応付けられた情報である。
ステップS1003において、制御部16は、例えば、予め取得した列車の車両毎の位置情報と、位置情報管理装置2から取得した乗客の位置情報とに基づいて、乗客が乗車している列車および車両を特定し、乗客情報として乗客情報DB15aに記憶する。
算出部13は、各駅での列車の車両毎の乗車人数を算出し、算出された乗車人数を乗車人数情報として乗車人数DB15bに記憶する(ステップS1004)。乗車人数情報は、例えば、図5に示されるように、乗客情報において駅、列車番号および車両番号が同一であるデータ毎に人数を合計した乗車人数を含む情報である。
乗車案内装置1は、例えば、図10に示す処理を定期処理として行うことで各駅の乗車人数を蓄積する。乗車案内装置1は、利用者から利用情報を取得した際に、指定された列車について、各駅での現在乗車人数および過去の乗車人数を算出してもよい。
図11〜図15は、実施形態の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11〜図15に示す処理は、利用者の携帯端末3から利用情報が送信された際に実行される処理である。
取得部12は、利用者の携帯端末3から、乗車する予定の電車を指定する情報、および乗車駅を示す乗車駅情報と降車駅を示す降車駅情報との一方または両方を含む利用情報を取得する(ステップS100)。取得部12は、位置情報管理装置2から、指定された列車の各車両における乗客の位置を示す位置情報を取得する(ステップS101)。
制御部16は、利用情報が降車駅情報を含むかどうかを判定する(ステップS102)。利用情報が降車駅情報を含む場合(ステップS102でYES)、制御部16は、駅情報DB15cの情報に基づいて、降車駅の出口候補を抽出し、通信部11を介して利用者に送信する(ステップS103)。
取得部12は、利用者が保持する携帯端末3から、利用者が利用する出口を示す利用出口情報、利用者が利用する設備を示す利用設備情報を取得する(ステップS104)。
算出部13は、乗車人数DB15bから、利用情報で特定される列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す乗車人数情報を取得する(ステップS105)。ステップS105において、算出部13は、例えば、過去1ヶ月の同曜日、同時刻における乗車人数情報のうち、利用情報に含まれる列車番号と同一の列車番号に対応付けられている人数を乗車人数DB15bから取得する。
算出部13は、利用情報が乗車駅情報を含むか判定する(ステップS201)。利用情報が乗車駅情報を含む場合(ステップS201でYES)、乗車人数情報に基づいて、現在の列車の位置から利用者の乗車駅までの各駅での増減人数(増加人数または減少人数)を車両毎に算出する(ステップS202)。
ステップS202において、算出部13は、図6の例に示すように、各駅における列車の停車時点および発車時点の時間帯の乗車人数を取得し、駅での増加人数または減少人数を算出する。そして、算出部13は、駅での増加人数または減少人数を算出する処理を、現在の列車の位置から利用者の乗車駅までの各駅について実施する。算出部13は、ステップS202の算出の際に、過去の駅への列車の停車時刻を予め時刻表情報から取得してもよい。
算出部13は、全車両についてステップS202の処理が完了したか判定する(ステップS203)。全車両についてステップS202の処理が完了していない場合(ステップS203でNO)、算出部13は、ステップS202の処理を繰り返す。
全車両についてステップS202の処理が完了した場合(ステップS203でYES)、算出部13は、利用情報で特定される列車の車両毎の現在乗車人数を取得する(ステップS204)。
ステップS204において、算出部13は、例えば、乗車人数情報DB15bから、利用情報で特定される列車番号に対応付けられている乗車人数のうち、利用情報を受信した時点での乗車人数を現在乗車人数として取得する。
ステップS204において、算出部13は、例えば、乗車人数情報DB15bから、利用情報で特定される列車番号に対応付けられている乗車人数のうち、利用者から利用情報を受信した時点の乗車人数を現在乗車人数として取得してもよい。
算出部13は、各駅での増減人数と、現在乗車人数とに基づいて、利用者の乗車駅における車両毎の予測乗車人数を算出する(ステップS205)。ステップS205において、算出部13は、例えば、利用者の乗車駅発車後における車両毎の予測乗車人数を算出する。
例えば、A駅、B駅、C駅、D駅の順に停車する列車に、利用者がD駅から乗車しようとしており、現在、列車がA駅を発車した直後であるとする。算出部13は、ステップS202において、B駅、C駅、D駅での各車両の増減人数を、乗車人数情報に基づいて算出する。そして、算出部13は、ステップS205において、現在乗車人数から、B駅、C駅、D駅での各車両の増加人数を加算し、減少人数を減算した値を予測乗車人数とする。
図13の例に示されるように、算出部13は、利用情報が降車駅情報を含むか判定する(ステップS301)。利用情報が降車駅情報を含む場合(ステップS301でYES)、乗車人数情報に基づいて、現在の列車の位置から利用者の降車駅手前までの各駅での増減人数(増加人数または減少人数)を車両毎に算出する(ステップS302)。
ステップS302において、算出部13は、図6の例に示すように、各駅における列車の停車時点および発車時点の時間帯の乗車人数を取得し、駅での増加人数または減少人数を算出する。そして、算出部13は、駅での増加人数または減少人数を算出する処理を、現在の列車の位置から利用者の降車駅の手前の駅までの各駅について実施する。算出部13は、ステップS302の算出の際に、過去の駅への列車の停車時刻を予め時刻表情報から取得してもよい。
算出部13は、全車両についてステップS302の処理が完了したか判定する(ステップS303)。全車両についてステップS302の処理が完了していない場合(ステップS303でNO)、算出部13は、ステップS302の処理を繰り返す。
全車両についてステップS302の処理が完了した場合(ステップS303でYES)、算出部13は、利用情報で特定される列車の車両毎の現在乗車人数を取得する(ステップS304)。ステップS304において、算出部13は、例えば、乗車人数情報DB15bから、利用情報で特定される列車番号に対応付けられている乗車人数のうち、利用者から利用情報を受信した時点の乗車人数を現在乗車人数として取得する。
算出部13は、各駅での増減人数と、現在乗車人数とに基づいて、利用者の降車駅における車両毎の予測乗車人数を算出する(ステップS305)。ステップS305において、算出部13は、例えば、利用者の降車駅到着前における車両毎の予測乗車人数を算出する。
例えば、A駅、B駅、C駅、D駅の順に停車する列車に利用者がD駅で降車しようとしており、現在、列車がA駅を発車した直後であるとする。算出部13は、ステップS302において、B駅、C駅での車両の増減人数を、乗車人数情報に基づいて算出する。そして、算出部13は、ステップS305において、現在乗車人数から、B駅、C駅での各車両の増加人数を加算し、減少人数を減算した値を予測乗車人数とする。
算出部13は、利用情報が、利用者が利用する出口を示す利用出口情報を含むか判定する(ステップS401)。利用情報が利用出口情報を含む場合(ステップS401でYES)、算出部13は、出口からの移動距離に応じて、車両を選択し、選択車両とする(ステップS402)。
ステップS402において、算出部13は、例えば、出口に繋がる改札口、または出口からの距離が所定値以内である改札口を選択し、選択した改札口からの距離が所定値以内である車両を選択車両として選択する。利用者が出口に行くために、改札口を通過する必要があるからである。
出口に繋がる改札口、または出口からの距離が所定値以内である改札口は、図7に示す第1の駅情報に基づいて選択される。ステップS402において、選択した改札口からの距離が所定値以内である車両は、図8に示す第2の駅情報に基づいて選択される。すなわち、算出部13は、例えば、指定された出口への移動距離が所定距離以内となる車両をステップS402において選択する。
利用情報が出口情報を含まない場合(ステップS401でNO)、算出部13は、全車両を選択車両とする(ステップS403)。
算出部13は、利用情報が、利用者が利用する設備を示す利用設備情報を含むか判定する(ステップS404)。利用情報が利用設備情報を含む場合(ステップS404でYES)、算出部13は、利用設備毎の優先度に基づいて、利用設備毎に、利用推奨度の算出に用いる比重(W)を算出する(ステップS405)。算出部13は、ステップS405において、利用設備毎の優先度が高くなるに応じて比重(W)が高くなるように、比重(W)を算出する。
比重(W)の算出方法の例を記載する。図9に示されるように、利用設備情報には優先度が対応付けられている。優先度をpとして、利用設備の数をnとした場合、各利用設備の重みは、n+1−pと表される。また、利用設備の重みの合計は、n(n+1)/2と表される。そして、利用設備の利用推奨度への寄与度を示す比重(W)は、以下の式(1)ように算出される。
W=(n+1−p)/{n(n+1)/2}・・・(1)
すなわち、利用者が設定した優先度が高くなるに応じて、比重(W)は高くなる。算出部13は、比重(W)を、利用設備毎に算出する。
算出部13は、予測乗車人数と、利用設備情報に基づいて、車両毎、利用設備毎に利用推奨度への寄与度を示す比重(YorT)を算出する(ステップS406)。算出部13は、予測乗車人数が少なく、利用設備が近い車両に高い優先度を付与し、優先度が高くなるに応じて大きくなるように比重を算出する。比重(YorT)の算出方法について、詳しくは後述する。
利用情報が利用設備情報を含まない場合(ステップS404でNO)、算出部13は、予測乗車人数に基いて、利用推奨度への寄与度を示す比重(Z)を算出する(ステップS407)。算出部13は、出口情報があり利用設備がない場合、予測乗車人数が少なくなるに応じて比重(Z)が大きくなるように、比重(Z)を算出する。比重(Z)の算出方法について、詳しくは後述する。
算出部13は、算出した比重に基づいて、車両毎に利用推奨度を算出する(ステップS501)。算出部13は、例えば、ステップS405〜ステップS407で算出した比重W、Y、T、Zに基づいて、比重総合値を算出する。
図15の例に示されるように、算出部13は、ステップS501において、利用設備情報がある場合、利用設備毎の比重総合値の平均値に基づいて利用推奨度を算出する。算出部13は、利用設備情報がない場合、比重Zをそのまま利用推奨度として用いる。利用推奨度の算出について、詳しくは後述する。
生成部14は、利用情報が乗車駅情報を含むか判定する(ステップS502)。利用情報が乗車駅情報を含む場合(ステップS502でYES)、生成部14は、乗車駅についての推奨情報を生成する(ステップS503)。乗車駅についての推奨情報は、例えば、乗車駅発車時点における予測乗車人数が少ない順に車両番号を並べた情報である。乗車駅についての推奨情報は、例えば、予測乗車人数が所定値より高い車両番号を利用車両候補として示す情報であってもよい。
通信部11は、生成部14が生成した乗車駅についての推奨情報を利用者の携帯端末3に送信する(ステップS504)。
生成部14は、利用情報が降車駅情報を含むか判定する(ステップS505)。利用情報が降車駅情報を含む場合(ステップS505でYES)、生成部14は、降車駅についての推奨情報を生成する(ステップS506)。降車駅についての推奨情報は、ステップS501で算出された車両毎の利用推奨度を含む情報である。降車駅についての推奨情報は、利用情報が利用出口情報を含む場合、ステップS402で選択された選択車両の中から推奨する車両を示す。
降車駅についての推奨情報は、例えば、利用推奨度が高い順に車両番号を並べた情報であってもよい。降車駅についての推奨情報は、例えば、利用推奨度が所定値より高い車両番号を利用車両候補として示す情報であってもよい。
通信部11は、生成部14が生成した降車駅についての推奨情報を利用者の携帯端末3に送信する(ステップS507)。
算出部13は、乗車駅と降車駅との両者が利用情報に含まれている場合、車両毎に、降車駅についての利用推奨度と乗車駅についての利用推奨度との統計値(例えば、平均値)を新たな利用推奨度として算出してもよい。そして、生成部14は、例えば、算出された新たな利用推奨度の高い順に、車両番号を並べた情報を推奨情報として生成してもよい。
次に、図14のステップS406における比重の算出方法の例を説明する。図16は、利用情報に出口情報がなく利用設備がある場合の優先度付与方法の一例を示す図である。図16に示す例では、予測乗車人数が少ない順に車両番号が並べられている。
図16に示す例では、3両目と8両目に利用設備があるとする。降車駅において利用設備から最も近い位置に停車する車両番号に「有」という記載が対応付けられている。また、利用設備から最も近い位置に停車する車両番号の両隣の車両番号に「隣」という記載が対応付けられている。
算出部13は、利用設備項目が「有」である車両番号の優先度が高くなるように優先度を設定する。利用設備が「有」である車両が複数ある場合は、算出部13は、予測乗車人数が少なくなるに応じて優先度が高くなるように、優先度を設定する。図16に示す例では、利用設備が「有」である車両番号は、3と8であるが、車両3の方が、予測乗車人数が少ないため、優先度が高くなる。
算出部13は、利用設備項目が「隣」である車両番号の優先度が、利用設備項目が「有」である車両番号の優先度の次に高くなるように優先度を設定する。利用設備項目が「隣」である車両が複数ある場合は、予測乗車人数が少なくなるに応じて優先度が高くなるように、優先度を設定する。図16に示す例では、利用設備が「隣」である車両番号は、2と4と7であり、予測乗車人数が少ない順では2、7,4であるため、2,7,4という順に高い優先度が設定される。
利用設備項目に「有」と「隣」が設定されていない車両には、利用設備項目に「有」と「隣」が設定されている車両より低い優先度が設定される。また、利用設備項目に「有」と「隣」が設定されていない車両が複数ある場合、予測乗車人数が少ない順に高い優先度が設定される。
出口情報がなく利用設備がある場合の比重(T)の算出方法を記載する。車両に対応付けられた優先度をqとして利用設備の数をmとした場合、各車両の重みは、m+1−qと表される。また、車両の重みの合計は、m(m+1)/2と表される。そして、利用推奨度への寄与度を示す比重(T)は、以下の式(2)のように算出される。
T=(m+1−q)/{m(m+1)/2}・・・(2)
すなわち、算出された優先度が高くなるに応じて、比重(T)は高くなる。算出部13は、比重(T)を、利用設備毎、かつ車両毎に算出する。
図17は、利用情報に利用出口情報があり利用設備情報がある場合の優先度付与方法の一例を示す図である。図17に示す例は、予測乗車人数が少ない順に車両番号が並べられている。
また、出口情報に基づいてステップS402で選択された選択車両について、降車駅において利用設備から最も近い位置に停車する車両番号に「有」という記載が対応付けられている。図16に示す例では、3両目に利用設備があるとする。そのため、車両番号「3」に「有」という記載が対応付けられている。
また、選択車両のうち、利用設備から最も近い位置に停車する車両番号の両隣の車両番号に「隣」という記載が対応付けられる。図16に示す例では、3両目に利用設備があるので、車両番号「2」、「4」に「隣」という記載が対応付けられている。
算出部13は、利用設備項目が「有」である車両番号の優先度が高くなるように優先度を設定する。利用設備が「有」である車両が複数ある場合は、予測乗車人数が少なくなるに応じて優先度が高くなるように、優先度を設定する。図16に示す例では、利用設備が「有」である車両番号は、3のみであるため、車両3の優先度が最も高くなる。
算出部13は、利用設備項目が「隣」である車両番号の優先度が、利用設備項目が「有」である車両番号の優先度の次に高くなるように優先度を設定する。利用設備が「隣」である車両が複数ある場合、算出部13は、予測乗車人数が少なくなるに応じて優先度が高くなるように、優先度を設定する。図16に示す例では、利用設備が「隣」である車両番号は、2と4であり、予測乗車人数が少ない順では2、4であるため、2,4という順に高い優先度が設定される。
選択車両のうち、利用設備項目に「有」と「隣」が設定されていない車両には、利用設備項目に「有」と「隣」が設定されている車両より低い優先度が設定される。また、利用設備項目に「有」と「隣」が設定されていない選択車両が複数ある場合、予測乗車人数が少ない順に高い優先度が設定される。
出口情報があり利用設備がある場合の比重(Y)の算出方法を記載する。車両に対応付けられた優先度をqとして利用設備の数をmとした場合、各車両の重みは、m+1−qと表される。また、車両の重みの合計は、m(m+1)/2と表される。そして、利用推奨度への寄与度を示す比重(Y)は、式(2)と同様に以下のように算出される。
Y=(m+1−q)/{m(m+1)/2}・・・(3)
すなわち、算出された優先度が高くなるに応じて、比重(Y)は高くなる。算出部13は、比重(Y)を、利用設備毎、かつ車両毎に算出する。
次に、図14のステップS407における利用情報に利用設備がない場合の比重の算出方法の例を説明する。
図18は、利用情報に利用設備がない場合の優先度付与方法の一例を示す図である。図18(a)は、出口情報および利用設備がない場合の優先度付与方法の一例を示す図である。図18(a)に示す例では、予測乗車人数が少ない順に車両番号が並べられている。そして、算出部13は、予測乗車人数が少ない順に、優先度を設定する。
図18(b)は、出口情報があり利用設備がない場合の優先度付与方法の一例を示す図である。図18(b)に示す例では、予測乗車人数が少ない順に車両番号が並べられている。そして、算出部13は、出口情報に基づいてステップS402で選択された選択車両について、予測乗車人数が少ない順に優先度を付与する。
利用設備がない場合の比重(Z)の算出方法を記載する。車両に対応付けられた優先度をqとして利用設備の数をmとした場合、各車両の重みは、m+1−qと表される。また、車両の重みの合計は、m(m+1)/2と表される。そして、利用推奨度への寄与度を示す比重(Z)は、式(2)、(3)と同様に以下のように算出される。
Z=(m+1−q)/{m(m+1)/2}・・・(4)
すなわち、算出された優先度が高くなるに応じて、比重(Z)は高くなる。算出部13は、比重(Z)を、車両毎に算出する。
図19は、比重総合値の算出方法の一例を示す図である。図19に示すように、利用設備および出口情報がある場合に、比重総合値は、W×Yである。また、利用設備があり、出口情報が無い場合に、比重総合値は、W×Tである。また、利用設備が無い場合、比重総合値は、Zがそのまま用いられる。
すなわち、利用設備がある場合、WとYまたはTを乗算することにより、利用者により利用設備毎に設定された優先度が考慮されて比重総合値が計算される。
次に利用推奨度の算出方法の例について、説明する。図20は、利用設備がある場合の利用推奨度の算出方法の一例を示す図である。図20に示すように、利用推奨度は、利用設備毎の比重総合値の平均値が用いられる。また、利用推奨度は、車両毎に算出される。図19に示す例では、利用推奨度は、利用設備毎の比重総合値の平均値であるが、例えば、比重総合値の最大値など、他の統計値が用いられてもよい。
算出部13は、利用設備がない場合、比重総合値(比重Z)をそのまま利用推奨度として用いる。
以上のように、乗車案内装置1は、現在乗車人数と列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す乗車人数情報とに基づいて予測乗車人数を算出する。そのため、利用者が乗車する区間の予測乗車人数を高い精度で算出することができる。よって、高い精度の予測乗車人数を利用者の携帯端末3に提供することで、列車の利用者の利便性を向上することができる。
また、乗車案内装置1は、予測乗車人数が少ない車両を利用者に推奨することにより、利用者が乗車できなかったり、乗車に手間取り列車の発車が遅延することなどを防止することができる。よって、利用者だけでなく鉄道事業者の利便性を向上することができる。
さらに、乗車案内装置1は、利用者から利用設備情報が送信された場合、予測乗車人数だけでなく、利用設備情報を考慮して利用者に推奨する車両を示す推奨情報を生成し、利用者に送信する。よって、乗車案内装置1は、列車の利用者の利用状況や嗜好に応じた推奨情報を利用者に送信することができるので、列車の利用者の利便性をさらに向上することができる。例えば、妊婦や子供連れの利用者がエレベーター等の設備を利用することを優先したい場合などに対応することができる。
さらに、乗車案内装置1は、利用者から利用出口情報が送信された場合、予測乗車人数だけでなく、利用出口情報を考慮して利用者に推奨する車両を示す推奨情報を生成し、利用者に送信する。そのため、例えば、利用者が利用したい出口から移動距離が短い車両を知ることができるので、列車の利用者の利便性をさらに向上することができる。
<乗車案内装置のハードウェア構成の一例>
次に、図21の例を参照して、乗車案内装置のハードウェア構成の一例を説明する。図21の例に示すように、バス100に対して、プロセッサ111とRandom Access Memory(RAM)112とRead Only Memory(ROM)113とが接続される。また、該バス100に対して、補助記憶装置114と媒体接続部115と通信インタフェース116とが接続される。
プロセッサ111はRAM112に展開されたプログラムを実行する。実行されるプログラムとしては、実施形態における処理を行う乗車案内プログラムが適用されてもよい。
ROM113はRAM112に展開されるプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置114は、種々の情報を記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等を補助記憶装置114に適用してもよい。媒体接続部115は、可搬型記録媒体118と接続可能に設けられている。
可搬型記録媒体118としては、可搬型のメモリや光学式ディスク(例えば、Compact Disc(CD)やDigital Versatile Disc(DVD))、半導体メモリ等を適用してもよい。この可搬型記録媒体118に実施形態の処理を行う乗車案内プログラムが記録されていてもよい。
図2に示す記憶部15は、RAM112や補助記憶装置114等により実現されてもよい。図2に示す通信部11は、通信インタフェース116により実現されてもよい。図2に示す取得部12、算出部13、生成部14、および制御部16は、与えられた乗車案内プログラムをプロセッサ111が実行することにより実現されてもよい。
RAM112、ROM113、補助記憶装置114および可搬型記録媒体118は、何れもコンピュータ読み取り可能な有形の記憶媒体の一例である。これらの有形な記憶媒体は、信号搬送波のような一時的な媒体ではない。
<その他>
本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 乗車案内装置
2 位置情報管理装置
3 携帯端末
11 通信部
12 取得部
13 算出部
14 生成部
15 記憶部
16 制御部
111 プロセッサ
112 RAM
113 ROM

Claims (8)

  1. 列車を指定する情報と、乗車駅と降車駅との何れか一方または両方を指定する情報と、指定された前記列車内の乗客の位置を示す位置情報とを取得する取得部と、
    前記列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す第1乗車人数を記憶する記憶部と、
    前記第1乗車人数と、前記位置情報に基づいて得られる前記列車の車両毎の人数を示す第2乗車人数とに基づいて、指定された前記乗車駅と前記降車駅との何れか一方または両方における前記車両毎の予測乗車人数を算出し、前記予測乗車人数に基づいて、前記車両毎の利用推奨度を算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする乗車案内装置。
  2. 前記車両毎に前記利用推奨度を付与した推奨情報を生成する生成部と、
    前記推奨情報を利用者の端末に送信する通信部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の乗車案内装置。
  3. 前記取得部は、前記降車駅を示す降車駅情報と、前記降車駅における利用出口を示す利用出口情報とを取得し、
    前記算出部は、前記予測乗車人数と、前記利用出口情報とに基づいて、前記車両毎の利用推奨度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の乗車案内装置。
  4. 前記取得部は、前記降車駅を示す降車駅情報と、前記降車駅における利用設備を示す利用設備情報とを取得し、
    前記算出部は、各車両から前記利用設備までの距離と、前記予測乗車人数に基づいて前記車両毎の利用推奨度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の乗車案内装置。
  5. 前記取得部は、前記利用設備毎の優先度を示す情報を取得し、
    前記算出部は、前記利用設備毎の優先度と、前記各車両から前記利用設備までの距離と、前記予測乗車人数とに基づいて車両毎の利用推奨度を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の乗車案内装置。
  6. 前記算出部は、前記列車の現在位置と前記乗車駅または前記降車駅との間の各駅に到着した時点の車両毎の過去の乗車人数と、前記各駅出発時点の車両毎の過去の乗車人数とに基づいて、前記各駅の車両毎の増加人数または減少人数を算出し、前記増加人数または前記減少人数と前記第2乗車人数とに基づいて、前記予測乗車人数を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の乗車案内装置。
  7. 列車を指定する情報と、乗車駅と降車駅との何れか一方または両方を指定する情報と、指定された前記列車の乗客の位置を示す位置情報とを取得し、
    前記列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す第1乗車人数と、前記位置情報に基づいて得られる前記列車の車両毎の人数を示す第2乗車人数とに基づいて、指定された前記乗車駅と前記降車駅との何れか一方または両方における前記車両毎の予測乗車人数を算出し、前記予測乗車人数に基づいて、前記車両毎の利用推奨度を算出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする乗車案内プログラム。
  8. 列車を指定する情報と、乗車駅と降車駅との何れか一方または両方を指定する情報と、指定された前記列車の乗客の位置を示す位置情報とを取得し、
    前記列車の過去の車両毎の乗車人数の変化を示す第1乗車人数と、前記位置情報に基づいて得られる前記列車の車両毎の人数を示す第2乗車人数とに基づいて、指定された前記乗車駅と前記降車駅との何れか一方または両方における前記車両毎の予測乗車人数を算出し、前記予測乗車人数に基づいて、前記車両毎の利用推奨度を算出する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする乗車案内方法。
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