JP2018118829A - 群管理制御装置及び群管理エレベーターシステム - Google Patents

群管理制御装置及び群管理エレベーターシステム Download PDF

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Abstract

【課題】従来は、利用者がかごから降車した後の移動時間について考慮されておらず、利用者が乗車したかごによっては移動時間が長くかかる場合があった。【解決手段】乗場呼び割当部は、登録階にて利用者が端末装置からかごに対応するホールドアまで移動する時間と、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間とを含む総移動時間、及びかごの運行を制御する号機制御装置を通じて群管理する複数のかごの運行情報により算出した割当評価値に基づいて、総移動時間が短くなるように複数のかごから選択した一のかごに乗場呼びを割当てる。【選択図】図1

Description

本発明は、群管理制御装置及び群管理エレベーターシステムに関する。
ビルの規模が大きくなるにつれ、ビル内に併設されるエレベーターの台数、すなわち、昇降するかごの個数が多くなる。このため、群管理制御装置により、複数のかごを1つの群として扱い、複数のかごを適切に群管理制御することにより、かごの利用者の待ち時間を低減する等のサービス向上が図られている。行先階予約式の群管理制御装置では、利用者が、登録階の乗場又は乗場出入口等に設置される情報端末装置を使って行先階を登録したことにより情報端末装置にて発生した乗場呼びにかごを割当てることが可能である。
そして、群管理制御装置は、乗場呼びを割当てたかごの号機番号を、情報端末装置が備える表示部に表示する制御を行う。利用者は、表示部に表示された号機番号を確認し、この号機番号によって特定されるホールドアの前でかごの到着を待つ。これにより、利用者は、登録階に到着したかごに乗車し、登録した行先階まで移動した後、かごから降車することができる。
従来のエレベーターの群管理装置として、例えば、特許文献1には、群管理制御装置が、利用者の歩行時間やエレベーターの階層数を考慮してかごを選択する技術が開示されている。
国際公開第2006/114877号パンフレット
しかし、特許文献1に開示された技術では、利用者がかごに乗車するまでの移動時間しか考慮しておらず、利用者がかごを降車した後の移動時間については考慮されていない。通常、利用者は、乗場呼びが割当てられたかごに乗車し、行先階まで移動して、かごから降車した後、所定の出口を出て目的地まで移動する。しかし、利用者がかごから降車した後の移動時間は、利用者が乗車したかごの位置により変わる。このため、従来の技術を利用して乗場呼びが割当てられたかごによっては、利用者が他のかごに乗車する場合と比べて移動時間がかかることがあった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、エレベーターが設置されるビル内の移動時間を短縮することを目的とする。
本発明に係る群管理制御装置は、登録階に設置される端末装置に対して利用者が行先階を登録したことにより端末装置にて乗場呼びが発生し、端末装置から登録階及び行先階を含む乗場呼び情報を収集する乗場呼び情報収集部と、乗場呼び情報から得た登録階にて利用者が端末装置から、複数の階床に移動する複数のかごに対応するホールドアまで移動する時間と、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間とを含む総移動時間、及びかごの運行を制御する号機制御装置を通じて群管理する複数のかごの運行情報により算出した割当評価値に基づいて、総移動時間が短くなるように複数のかごから選択した一のかごに乗場呼びを割当てる乗場呼び割当部と、を備える。
本発明では、利用者がかごに乗車するまでの時間と、かごを降車した後の時間とを含む総移動時間に基づいて算出された移動時間評価値を含む割当評価値に基づいて乗場呼びが割当てられたかごを利用することで、利用者のビル内の移動時間を短縮することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係る群管理エレベーターシステムの全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロビー階である1階と、10階の目的地の様子を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る移動時間情報記憶部に格納されている情報の一例を示す説明図である。 A側にある情報端末装置により行先階を登録した利用者が目的地に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。 B側にある情報端末装置により行先階を登録した利用者が目的地に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る新たな乗場呼びを複数台のかごのいずれかに割当てる選択処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る移動時間情報記憶部に格納されている情報の一例を示す説明図である。 A側にある情報端末装置により行先階を登録した利用者がA側出口に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。 B側にある情報端末装置により行先階を登録した利用者がB側出口に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、群管理エレベーターシステム3の全体構成図である。
ビル内に設置される群管理エレベーターシステム3は、例えば、不図示のエレベーター機械室に設置されるエレベーター制御装置1と、図示しない昇降路内に設置され、エレベーター制御装置1によって運行が管理される6台のかご41〜46と、を備える。かご41〜46には、それぞれ1号機から順に6号機まで順に号機番号が割当てられる。この図では、便宜的にかご41〜46が一列に並べて表示されているが、実際には、後述する図3に示すように、通路を隔てて3台ずつ配置されたエレベーターシャフト100内に配置される。
また、群管理エレベーターシステム3は、かご41〜46のサービス階床の登録階に設置された情報端末装置81,82及びホールランタン(予約灯)91〜96と、ホールドア101〜106とを備える。情報端末装置81,82(端末装置の一例)は、エレベーターの利用者が携帯する携帯端末10と通信を行うことが可能である。そして、情報端末装置81,82は、利用者が行先階を登録したことにより乗場呼びを発生する。以下の説明では、かご41〜46、ホールドア101〜106を区別しない場合には、符号無しでそれぞれ「かご」、「ホールドア」と呼ぶことがある。また、図1では、利用者が情報端末装置81に行先階を登録したものとして説明する。また、本実施の形態においては、かごの数を6台としたが、かごの数は複数台であればよい。
1号機のかご41内には、利用者が行先階を登録する情報端末装置51と、かご41の現在位置を表示するかご位置表示装置61が設置される。かご41の床面の下部には、かご41内に乗り込んだ利用者の荷重を検出する荷重センサー71が設置されている。また、2号機のかご42内には、利用者が行先階を登録する情報端末装置52と、かご42の現在位置を表示するかご位置表示装置62が設置される。かご42の床面の下部には、かご42内に乗り込んだ利用者の荷重を検出する荷重センサー72が設置されている。同様に、6号機のかご46内には、利用者が行先階を登録する情報端末装置56と、かご46の現在位置を表示するかご位置表示装置66が設置され、かご46の床面の下部には、かご46内に乗り込んだ利用者の荷重を検出する荷重センサー76が設置されている。3号機〜5号機のかご、情報端末装置、かご位置表示装置、荷重センサーについては記載を省略する。
利用者が携帯する携帯端末10として、例えば、携帯電話、スマートフォン、IC(Integrated Circuit)カード又は磁気カード等が用いられる。携帯端末10は、情報端末装置81との間で、接触方式又は非接触方式で情報を送受信することが可能である。利用者は、携帯端末10を情報端末装置81に近づけることで、情報端末装置81に行先階を登録することができる。携帯端末10は、属性として行先階の他に目的地情報も記憶している。この目的地情報は、利用者が、行先階でかごから降車した後、A側出口85又はB側出口86(後述する図3の右側を参照)のいずれから出て目的地110に行くかを示す。また、携帯端末10は、車いす専用乗場呼び等の特殊な情報を記憶することもできる。
エレベーター制御装置1は、群管理制御装置2と、6台のかご41〜46と同数の号機制御装置31〜36とを備える。群管理制御装置2は、情報端末装置81から発生した乗場呼びに割り当てられる一台のかごを、かご41〜46から選択する。そして、群管理制御装置2は、号機制御装置31〜36を通じて、かご41〜46の昇降、かご位置表示装置61〜66の表示、及びホールランタン91〜96の表示等を制御する。
号機制御装置31〜36は、かご情報収集部22にかご情報を送信する。かご情報には、情報端末装置51〜56から出力される行先階情報、及び荷重センサー71〜76から出力される利用者の荷重を示す荷重情報が含まれる。以下の説明では、号機制御装置31〜36を区別しない場合には、符号無しで「号機制御装置」と呼ぶ。
群管理制御装置2は、乗場呼び情報収集部21と、かご情報収集部22と、移動時間情報記憶部23と、乗場呼び割当部26を備えている。
乗場呼び情報収集部21は、利用者が情報端末装置81に携帯端末10を近づけて行先階を登録すると、情報端末装置81から乗場呼び情報を収集する。乗場呼び情報には、携帯端末10から読み出した登録階情報及び行先階情報が含まれる。登録階情報は、情報端末装置81が設置された登録階を示す情報であり、例えば登録階がロビー階であることが登録階情報から判明する。また、行先階情報は、利用者が情報端末装置81を通じて登録した行先階を示す情報であり、例えば行先階が職場階であることが行先階情報から判明する。この乗場呼び情報収集部21には、各階に設置された情報端末装置81の識別情報が予め記憶される。このため、乗場呼び情報収集部21は、収集した乗場呼び情報に含まれる識別情報に基づいて、利用者が行先階を登録した情報端末装置81がいずれであるか分かる。また、乗場呼び情報収集部21は、乗場呼び情報に含まれる情報端末装置81の識別情報と、携帯端末10から読み出された登録階情報及び行先階情報とから、乗場呼びが発生したこと、及びかごが上昇又は下降していることが分かる。
なお、利用者が職場階にいて、職場階からロビー階に移動する場合、登録階情報は職場階を示し、行先階情報はロビー階を示す。そして、登録階情報及び行先階情報には、ロビー階及び職場階以外の階床が含まれない。このため、利用者は、ロビー階及び職場階以外の階床に行くことはできない。
かご情報収集部22は、号機制御装置31〜36から送信されたかご情報を収集する。かご情報には、例えば、号機制御装置31〜36から送信されるかご41〜46の位置、移動方向、かご41〜46内の混雑度等のかごの運行状況に関する情報が含まれる。
移動時間情報記憶部23には、後述する図4に示すように、登録階にて利用者が情報端末装置81からかごに対応するホールドアまで移動する時間と、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間とを含む総移動時間を示すテーブルが予め記憶されている。行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間とは、例えば、利用者がかごを降車した後、所定の出口を通過して目的地110まで移動する時間である。この総移動時間は、不図示の外部装置が所定のシミュレーション処理を行うことによって移動時間情報記憶部23に予め登録した値であるが、乗場呼び割当部26が随時算出してもよい。
乗場呼び割当部26は、利用者が行先階を登録したことにより情報端末装置81にて新たな乗場呼びが発生すると移動時間評価値を算出する処理を行う。この処理では、乗場呼び情報から得た登録階にて利用者が情報端末装置81からかごに対応するホールドアまで移動する時間と、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間とを含む総移動時間に基づいて、複数の階床に移動する複数のかご毎に移動時間評価値が算出される。本実施の形態において、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間は、後述する図4〜図6に示すように、利用者がかごを降車した後、行先階に設けられたA側出口85又はB側出口86(所定の出口の一例)を通って目的地に到着するまでの時間である。この総移動時間は、乗場呼び割当部26が移動時間情報記憶部23から読出した値である。このように乗場呼び割当部26は、乗場呼び情報収集部21が収集した乗場呼び情報、かご情報収集部22が収集したかご情報、及び移動時間情報記憶部23に登録された移動時間情報に基づいて割当評価値を算出している。
そして、乗場呼び割当部26は、総移動時間、及びかごの運行を制御する号機制御装置を通じて群管理する複数のかごの運行情報により算出した割当評価値に基づいて、総移動時間が短くなるように複数のかごから選択した一のかごに乗場呼びを割当てる。ここで、乗場呼び割当部26は、複数の階床に移動する複数のかごに対してそれぞれ総移動時間が短い順に算出した移動時間評価値を含む割当評価値を算出する。
このように一のかごに乗場呼びが割当てられることにより、乗場呼びが割当てられたかごが登録階に移動するよう号機制御装置がかごの動作を制御する。本実施の形態において、割当評価値が最小となる号機のかごは、利用者が情報端末装置81を利用した後、目的地110に到達するまでの移動時間が最小となることを表す。乗場呼び割当部26が行う一連の処理は、後述する図7に示すフローに従って行われる。
次に、エレベーター制御装置1の各装置を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図2は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピューターとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインターフェイスC6を備える。
CPU C1は、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれる。群管理制御装置2、号機制御装置31〜36の動作は、例えば、CPU C1にて実行される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、不揮発性ストレージC5は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、ROM C2、不揮発性ストレージC5には、このプログラムが永続的に格納される。移動時間情報記憶部23は、例えば、不揮発性ストレージC5に構築される。
ネットワークインターフェイスC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、LAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。
次に、ビルの登録階(1階)と行先階(10階)の様子について説明する。
図3は、ロビー階である1階と、行先階である10階の目的地110の様子を示す説明図である。図3の左側には1階の様子を示し、図3の右側には10階の様子を示す。図中では、1階を「1F」と表記し、10階を「10F」と表記する。
1階及び10階では、それぞれ図の上側に1号機〜3号機の3台のかごが設置され、通路を隔てた下側に4号機〜6号機の3台のかごが設置されている。各かごのエレベーターシャフト100に号機番号を付してかごを識別する。各かごが入るエレベーターシャフト100は各階の中央付近に配置されており、各階は、A側(例えば、ビルの西側)及びB側(例えば、ビルの東側)に分かれている。以下の図中では、A側を「A」と表記し、B側を「B」と表記する。
1階のA側には情報端末装置81が設置されており、B側には情報端末装置82が設置されている。1階にいる利用者の現在地がA側の情報端末装置81の近くであるとする。この場合、利用者は、携帯端末10を情報端末装置81に近づけて行先階を登録する。その後、利用者は、乗場呼び割当部26によって割当てられたかごに対応する号機番号のホールドアまで移動する。
そして、利用者は、割当てられたかごに乗車し、10階で降車する。10階において、通路の左側に一点鎖線で囲った領域がA側出口85であり、通路の右側一点鎖線で囲った領域がB側出口86である。10階にて、1号機のかごから降車した利用者は、B側出口86を通過して目的地110まで移動する。この目的地110は、例えば、利用者の自席であり、携帯端末10に目的地情報として予め登録されている。
利用者がかごに乗車し、目的地110に到着するまでの総移動時間は次式(1)で表される。ただし、本実施の形態において総移動時間には、利用者がホールドアの前でかごの到着を待つ時間と、利用者が乗車したかごが昇降するときの移動時間を含めない。
総移動時間=利用者が情報端末装置から割当て号機に移動するまでの移動時間+かごから降車後に目的地110に到着するまでの移動時間 …(1)
従来の総移動時間には、利用者がかごから降車後に目的地110に到着するまでの移動時間が考慮されておらず、利用者が乗車したかご、利用者が行先階にて通過する出口によっては総移動時間が長くなることがあった。一方、本実施の形態では、利用者がかごから降車後に目的地110に到着するまでの移動時間が最短又は短縮可能なかごが乗場呼びに割当てられる。
ここで、利用者が情報端末装置81,82のいずれかを用いて行先階を登録した後、行先階にて目的地110まで移動するときの総移動時間の具体例について、図4〜図6を参照して説明する。
図4は、移動時間情報記憶部23に格納されている情報の一例である。図中では、情報端末装置81を「A側装置」と記載し、情報端末装置82を「B側装置」と記載する。また、A側出口85を「A側」と記載し、B側出口86を「B側」と記載する。1号機〜3号機について格納される情報は、4号機〜6号機について格納される情報と同じである。
図5は、A側にある情報端末装置81により行先階を登録した利用者が目的地110に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。図5と、後述する図6では、1号機のかごに乗車及び降車する利用者の移動軌跡を実線で表し、3号機のかごに乗車及び降車する利用者の移動軌跡を破線で表す。以下、利用者の移動軌跡を、その移動軌跡の距離を利用者が移動する際に要する移動時間に換算して説明する。
図5の左側に示すように、1階にある情報端末装置81に行先階を登録した利用者が1号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置81から1号機のホールドアまで行くときの移動時間はt1である。また、利用者が3号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置81から3号機のホールドアまで行くときの移動時間はt2である。
そして、図5の右側に示すように、1号機のかごから降車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの移動時間はt11であり、B側出口86から出て目的地110まで行くときの移動時間はt12である。また、3号機のかごから降車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの移動時間はt21であり、B側出口86から出て目的地110まで行くときの移動時間はt22である。
このため、情報端末装置81に行先階を登録し、1号機のかごに乗車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt1+t11で表され、図4のセルc1より、この時間が20秒であることが分かる。また、この利用者が、B側出口86から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt1+t12で表され、図4のセルc2より、この時間が25秒であることが分かる。
また、情報端末装置81に行先階を登録し、3号機のかごに乗車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt2+t21で表され、図4のセルc3より、この時間が30秒であることが分かる。また、この利用者が、B側出口86から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt2+t22で表され、図4のセルc4より、この時間が25秒であることが分かる。つまり、情報端末装置81に行先階を登録した利用者がB側出口86から出る場合、利用者が乗車したかごの号機番号によらず、総移動時間が同じ25秒である。
このように利用者が、情報端末装置81に行先階を登録し、目的地110から遠いA側出口85から出る場合には、総移動時間が変わるのに対し、目的地110に近いB側出口86から出る場合には、総移動時間が変わらない。そして、乗場呼び割当部26は、例えば、総移動時間が20秒であれば“1”、25秒であれば“2”、30秒であれば“3”のように、総移動時間が短い順に移動時間評価値を算出する。このため、乗場呼び割当部26は、図4の表から求められる総移動時間から算出する移動時間評価値から割当評価値を算出し、この割当評価値に基づいてかごに乗場呼びを割当てることが可能となる。
なお、乗場呼び割当部26は、後述する図7に示すように移動時間評価値の他にも、後述する待ち時間評価値、エレベーター状態評価値等を考慮して乗場呼びを割当てるため、移動時間評価値が最小のかごに乗場呼びが必ず割当てられるわけではない。このため、情報端末装置81に行先階を登録した利用者が、A側出口85を通って目的地110に行く場合、降車後の移動時間を考慮すると、1号機、4号機が最優先の割当て候補となる。そして、2号機、5号機が次の割当て候補となり、3号機、6号機が最後の割当て候補となる。また、この利用者がB側出口86を通って目的地110に行く場合、降車後の移動時間はいずれも同じであるため、1〜6号機のいずれかが割当て候補となる。この場合、どのかごに乗場呼びが割当てられるかは、かごの運行状況等によって変わる。
図6は、B側にある情報端末装置82により行先階を登録した利用者が目的地110に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。
図6の左側に示すように、1階にある情報端末装置82に行先階を登録した利用者が3号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置82から3号機のホールドアまで行くときの移動時間はt3である。また、利用者が1号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置82から1号機のホールドアまで行くときの移動時間はt4である。
そして、図6の右側に示すように、3号機のかごから降車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの移動時間はt31であり、B側出口86から出て目的地110まで行くときの移動時間はt32である。また、1号機のかごから降車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの移動時間はt41であり、B側出口86から出て目的地110まで行くときの移動時間はt42である。
このため、情報端末装置82に行先階を登録し、3号機のかごに乗車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt3+t31で表され、図4のセルc14より、この時間が25秒であることが分かる。また、この利用者が、B側出口86から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt3+t32で表され、図4のセルc13より、この時間が20秒であることが分かる。
また、情報端末装置82に行先階を登録し、1号機のかごに乗車した利用者が、A側出口85から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt4+t41で表され、図4のセルc12より、この時間が25秒であることが分かる。また、この利用者が、B側出口86から出て目的地110まで行くときの総移動時間はt4+t42で表され、図4のセルc11より、この時間が30秒であることが分かる。つまり、情報端末装置82に行先階を登録した利用者がA側出口85から出る場合、利用者が乗車したかごの号機番号によらず、総移動時間が同じ25秒である。
このように利用者が、情報端末装置82に行先階を登録し、目的地110に近いB側出口86から出る場合には、総移動時間が変わるのに対し、目的地110から遠いA側出口85から出る場合には、総移動時間が変わらない。このため、乗場呼び割当部26は、図4の表から求められる総移動時間に従って移動時間評価値を算出することが可能となる。移動時間評価値の算出方法は、図5にて説明した方法と同様である。
そして、情報端末装置82に行先階を登録した利用者が、B側出口86を通って目的地110に行く場合、降車後の移動時間を考慮すると、3号機、6号機が最優先の割当て候補となる。そして、2号機、5号機が次の割当て候補となり、1号機、4号機が最後の割当て候補となる。また、この利用者がA側出口85を通って目的地110に行く場合、降車後の移動時間はいずれも同じであるため、1〜6号機のいずれかが割当て候補となる。この場合、どのかごに乗場呼びが割当てられるかは、かごの運行状況等によって変わる。
以下、乗場呼び割当部26にて行われる複数台のかごの選択処理について説明する。
図7は、新たな乗場呼びを複数台のかごのいずれかに割当てる選択処理の例を示すフローチャートである。以下の処理では、利用者が情報端末装置81を使って行先階を登録したとする。
始めに、利用者が携帯端末10を情報端末装置81に接触方式又は非接触方式で近づけると、情報端末装置81が携帯端末10から登録階情報及び行先階情報を読み出す。そして、情報端末装置81は、携帯端末10から読み出した登録階情報及び行先階情報を乗場呼び情報として送信する。乗場呼び情報収集部21は、情報端末装置81から乗場呼び情報を収集する(S1)。
次に、乗場呼び割当部26は、乗場呼び情報収集部21が情報端末装置81から収集した乗場呼び情報に基づいて、利用者の移動時間を移動時間情報記憶部23から抽出する(S2)。この移動時間は、乗場呼び割当部26によって毎回算出されてもよい。
次に、乗場呼び割当部26は、待ち時間評価値、エレベーター状態評価値及び移動時間評価値等に基づいて、号機毎に割当評価値を算出する(S3)。図中ではn号機と一般化して記載しているが、本実施の形態では、1〜6号機で識別される6台のエレベーターがあるため、n=6であり、乗場呼び割当部26により6個の割当評価値が算出される。乗場呼び割当部26は、号機毎に求めた各評価値を合算した割当評価値を算出する。この割当評価値は、乗場呼び割当部26が各評価値を掛けて算出した値でもよい。
待ち時間評価値は、現在、かごが移動又は停止している階から、行先階を登録した利用者がいる登録階にかごが到着するまでの待ち時間を評価した値である。待ち時間が短ければ待ち時間評価値が小さく、待ち時間が長ければ待ち時間評価値が大きくなる。
エレベーター状態評価値は、かごの減速、ドア開状態等の待ち時間に影響を与える要因を評価した値である。かごが移動中であったり、ドア閉状態であり、すぐに動き出せる場合にはエレベーター状態評価値が小さくなる。一方、かごが減速又は停止していたり、ドア開状態である場合にはエレベーター状態評価値が大きくなる。
移動時間評価値は、利用者が目的地110まで移動するときの総移動時間を評価した値である。
次に、乗場呼び割当部26は、号機毎に割当評価値を比較し、割当評価値が最小のかごに乗場呼びを割当てる(S4)。そして、乗場呼び割当部26は、乗場呼びを割当てたかごに対応する号機制御装置に対して、乗場呼びを割当てたことを示す割当信号を送信する(S5)。これにより、乗場呼びが割当てられたかごが、号機制御装置により所定の運行パターンで駆動される。
以上説明した第1の実施の形態に係る乗場呼び割当部26は、乗場呼び情報、複数台のかごの運行情報等に基づいて、各かごの割当評価値を算出し、割当評価値が最小であるかごに乗場呼びを割当てる。この割当評価値は、移動時間評価値を含んでおり、利用者がかごを降車した後、目的地110まで移動する際の移動時間が考慮された値である。このため、利用者が乗車しようとするかごの待ち時間を短縮するだけでなく、ビル内の移動時間をも短縮又は最短とすることができる。そして、利用者が移動することによる無駄な時間が無くなる。また、群管理エレベーターシステム3が設置されたビルの付加価値を高めることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る群管理エレベーターシステム3について説明する。この群管理エレベーターシステム3は、利用者が行先階にてかごから降車し、A側出口85又はB側出口86のいずれかに行くまでの移動時間に基づいて算出した移動時間評価値に基づいて割当評価値を求めて乗場呼びをかごに割当てることが可能である。本実施の形態において、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間は、後述する図8〜図10に示すように、利用者がかごを降車した後、行先階に設けられたA側出口85又はB側出口86(所定の出口の一例)に到着するまでの時間である。
図8は、移動時間情報記憶部23に格納されている情報の一例である。この例では、登録階及び行先階の階床と、利用者が行先階を登録した情報端末装置81,82のいずれかに基づく移動時間について記載されている。1号機〜3号機について格納される情報は、4号機〜6号機について格納される情報と同じである。
図9は、A側にある情報端末装置81により行先階を登録した利用者がA側出口85に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。図9と、後述する図10では、1号機のかごに乗車する利用者の移動軌跡を実線で表し、3号機のかごに乗車する利用者の移動軌跡を破線で表す。以下、利用者の移動軌跡を、その移動軌跡の距離を利用者が移動する際に要する移動時間に換算して説明する。本実施の形態に係る乗場呼び割当部26は、行先階にて利用者がかごを降車した後に移動する時間が短くなるように複数のかごから選択した一のかごに乗場呼びを割当てる。
図9の左側に示すように、1階にある情報端末装置81に行先階を登録した利用者が1号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置81から1号機のホールドアまで行くときの移動時間はt5である。図8のセルc21より、t5が10秒であることが分かる。また、利用者が3号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置81から3号機のホールドアまで行くときの移動時間はt6である。図8のセルc22より、t6が20秒であることが分かる。
そして、図9の右側に示すように、1号機のかごから降車した利用者が、A側出口85まで行くときの移動時間はt51であり、図8のセルc23より、t51が5秒であることが分かる。また、3号機のかごから降車した利用者が、A側出口85まで行くときの移動時間はt61であり、図8のセルc24より、t61が15秒であることが分かる。
このため、情報端末装置81に行先階を登録し、1号機のかごに乗車した利用者が、A側出口85まで行くときの総移動時間はt5(10秒)+t51(5秒)で表され、この時間が15秒であることが分かる。また、3号機のかごに乗車した利用者が、A側出口85まで行くときの総移動時間はt6(20秒)+t61(15秒)で表され、この時間が35秒であることが分かる。
そして、乗場呼び割当部26は、図8の表に従って求めた総移動時間から算出する移動時間評価値に基づいて割当評価値を算出し、この割当評価値に基づいてかごに乗場呼びを割当てる。例えば、総移動時間が15秒であれば“1”、25秒であれば“2”、35秒であれば“3”のように、総移動時間が短い順に移動時間評価値が算出される。ただし、乗場呼び割当部26は、かごから降車した後に移動する時間が短い順で移動時間評価値を算出してもよい。
図10は、B側にある情報端末装置82により行先階を登録した利用者がB側出口86に行くときの移動軌跡及び移動時間を示す説明図である。
図10の左側に示すように、1階にある情報端末装置82に行先階を登録した利用者が1号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置82から1号機のホールドアまで行くときの移動時間はt8である。図8のセルc32より、t8が20秒であることが分かる。また、利用者が3号機のかごに乗車する場合、利用者が情報端末装置82から3号機のホールドアまで行くときの移動時間はt7である。図8のセルc31より、t7が10秒であることが分かる。
そして、図10の右側に示すように、1号機のかごから降車した利用者が、B側出口86まで行くときの移動時間はt81であり、図8のセルc34より、t81が15秒であることが分かる。また、3号機のかごから降車した利用者が、B側出口86まで行くときの移動時間はt71であり、図8のセルc33より、t71が5秒であることが分かる。
このため、情報端末装置82に行先階を登録し、1号機のかごに乗車した利用者が、B側出口86まで行くときの総移動時間はt8(20秒)+t81(15秒)で表され、この時間が35秒であることが分かる。また、3号機のかごに乗車した利用者が、B側出口86まで行くときの総移動時間はt7(10秒)+t71(5秒)で表され、この時間が15秒であることが分かる。
そして、乗場呼び割当部26は、図8の表に従って求めた総移動時間から算出する移動時間評価値から割当評価値を算出し、この割当評価値に基づいてかごに乗場呼びを割当てる。移動時間評価値の算出方法は、図9にて説明した方法と同様である。
以上説明した第2の実施の形態に係る群管理エレベーターシステム3では、利用者が情報端末装置81,82に行先階を登録した後、ホールドアに行くまでの移動時間と、かごから降車した後、A側出口85又はB側出口86に行くまでの移動時間とを分けている。このため、乗場呼び割当部26は、利用者が各号機のホールドアに行くまでの移動時間と、かごから降車後の移動時間に基づいて移動時間評価値を算出することが可能である。そして、乗場呼び割当部26は、利用者がかごに乗車するときには、かごの待ち時間に比べて移動時間が長くなるかごであっても、利用者がかごから降車した後の移動時間が短くなるようなかごに乗場呼びを優先的に割当てるような移動時間評価値を算出してもよい。例えば、10階のB側出口86に行くまでの時間が5秒であれば、乗場呼び割当部26は、3号機又は6号機のかごに乗場呼びを優先的に割当てるような移動時間評価値を算出することができる。
また、利用者が情報端末装置81,82のいずれかに行先階を登録した後、各号機のホールドアに行くまでの間に、既に登録階に到着していたかごのホールドアが閉じようとしていれば、このかごを乗場呼びの割当対象から除外することができる。つまり、乗場呼び割当部26は、かごの待ち時間が移動時間より長いかごに乗場呼びを優先的に割当てるような移動時間評価値を算出してもよい。そして、乗場呼び割当部26は、移動時間評価値及びかごの運行情報に基づいて割当評価値を算出し、割当評価値が最小であるかごに乗場呼びを割当てることができる。
なお、図8の10階の各号機からA側出口85に行くまでの移動時間を、A側出口85を出てから目的地110まで行くまでの移動時間としてもよい。同様に、10階の各号機からB側出口86に行くまでの移動時間を、B側出口86を出てから目的地110まで行くまでの移動時間としてもよい。
[変形例]
なお、乗場呼び割当部26は、ある範囲内に複数の割当評価値を定義し、この範囲内であれば最小でない割当評価値であっても、乗場呼びを優先してかごに割当ててもよい。
また、各評価値は、評価が高い順に大きい値を設定してもよい。例えば、総移動時間が20秒であれば“3”、25秒であれば“2”、30秒であれば“1”のように、総移動時間が短い順に大きい移動時間評価値を算出してもよい。そして、乗場呼び割当部26は、割当評価値が最大であるかごを優先して乗場呼びを割当ててもよい。また、乗場呼び割当部26は、ある範囲内に複数の割当評価値を定義し、この範囲内であれば最大でない割当評価値であっても、乗場呼びを優先してかごに割当ててもよい。
また、移動時間の代わりに、利用者の移動距離を移動距離評価値として算出し、この移動距離評価値を含む割当評価値に基づいて選択したかごに乗場呼びを割当ててもよい。
また、総移動時間には、利用者がホールドアの前でかごの到着を待つ時間と、利用者が乗車したかごが昇降するときの移動時間を含めてもよい。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…エレベーター制御装置、2…群管理制御装置、3…群管理エレベーターシステム、10…携帯端末、21…乗場呼び情報収集部、22…情報収集部、23…移動時間情報記憶部、26…乗場呼び割当部、31…号機制御装置、41〜46…かご、51〜56…情報端末装置、81,82…情報端末装置、85…A側出口、86…B側出口、101〜106…ホールドア、110…目的地

Claims (7)

  1. 登録階に設置される端末装置に対して利用者が行先階を登録したことにより前記端末装置にて乗場呼びが発生し、前記端末装置から前記登録階及び前記行先階を含む乗場呼び情報を収集する乗場呼び情報収集部と、
    前記乗場呼び情報から得た前記登録階にて前記利用者が前記端末装置から、複数の階床に移動する複数のかごに対応するホールドアまで移動する時間と、前記行先階にて前記利用者が前記かごを降車した後に移動する時間とを含む総移動時間、及び前記かごの運行を制御する号機制御装置を通じて群管理する複数の前記かごの運行情報により算出した割当評価値に基づいて、前記総移動時間が短くなるように複数の前記かごから選択した一の前記かごに前記乗場呼びを割当てる乗場呼び割当部と、を備える
    群管理制御装置。
  2. 前記乗場呼び割当部は、前記かごに対してそれぞれ前記総移動時間が短い順に算出した移動時間評価値を含む前記割当評価値を算出する
    請求項1に記載の群管理制御装置。
  3. さらに、予め前記総移動時間が記憶される移動時間情報記憶部を備え、
    前記乗場呼び割当部は、前記移動時間情報記憶部から読出した前記総移動時間に基づいて前記移動時間評価値を算出する
    請求項2に記載の群管理制御装置。
  4. 前記行先階にて前記利用者が前記かごを降車した後に移動する時間は、前記利用者が前記かごを降車した後、前記行先階に設けられた所定の出口を通って目的地に到着するまでの時間である
    請求項3に記載の群管理制御装置。
  5. 前記行先階にて前記利用者が前記かごを降車した後に移動する時間は、前記利用者が前記かごを降車した後、前記行先階に設けられた所定の出口に到着するまでの時間であり、
    前記乗場呼び割当部は、前記行先階にて前記利用者が前記かごを降車した後に移動する時間が短くなるように複数の前記かごから選択した一の前記かごに前記乗場呼びを割当てる
    請求項3に記載の群管理制御装置。
  6. 前記乗場呼び割当部は、前記割当評価値が最小又は最大となる一の前記かごに前記乗場呼びを割当てる
    請求項4又は5に記載の群管理制御装置。
  7. 号機制御装置によって運行状態が制御され、複数の階床に移動する複数のかごと、
    登録階に設置され、利用者が行先階を登録する端末装置と、
    前記号機制御装置を通じて複数の前記かごを群管理する群管理制御装置と、を備え、
    前記群管理制御装置は、
    前記端末装置に対して前記利用者が行先階を登録したことにより前記端末装置にて乗場呼びが発生し、前記端末装置から前記登録階及び前記行先階を含む乗場呼び情報を収集する乗場呼び情報収集部と、
    前記乗場呼び情報から得た前記登録階にて前記利用者が前記端末装置から前記かごに対応するホールドアまで移動する時間と、前記行先階にて前記利用者が前記かごを降車した後に移動する時間とを含む総移動時間、及び前記かごの運行を制御する号機制御装置を通じて群管理する複数の前記かごの運行情報により算出した割当評価値に基づいて、前記総移動時間が短くなるように複数の前記かごから選択した一の前記かごに前記乗場呼びを割当てる乗場呼び割当部と、を有する
    群管理エレベーターシステム。
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