JP7461784B2 - 混雑緩和システム、および混雑緩和方法 - Google Patents

混雑緩和システム、および混雑緩和方法 Download PDF

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Description

本発明は、混雑緩和システム、および混雑緩和方法に関する。
列車の混雑緩和対策は鉄道事業における重要課題であり、鉄道事業者は、オフピーク通勤の推進、駅施設の改善、複々線化、平面交差の解消、運行本数の増加、車両の長編成化、新線建設等の様々な対策を行っている。
特許文献1には、混雑緩和対策の一例として、車両または駅ホーム上の旅客を誘導する旅客誘導システムについて開示されている。旅客誘導システムは、駅ホームにおいて、旅客の切符、定期券へポイントを付与するポイント付与装置と、指定された列車の指定されたドアの位置を表示する表示灯と、旅客の乗車したドア位置情報を検出する位置検出装置とを備え、混雑していないドアからの乗車旅客にポイントを付与する。
特開2007-290638号公報
列車の混雑を解消するには、列車の混雑状況に応じて乗客を適切な乗車位置に移動させ、列車内の混雑密度の不均衡を解消することが有効であるが、そのためには乗客に移動することについてのインセンティブを与える必要がある。
特許文献1に記載の旅客誘導システムは、駅ホームにおいて、混雑していないドアからの乗車旅客にポイントを付与することにより混雑緩和を図る。しかし混雑解消の対象となるエリアはドア付近に限られ、列車(車両)の任意の位置における乗車状況を改善するものでもなく、その効果は限定的である。また、特許文献1に記載の旅客誘導システムは、各列車のドア毎の旅客数の履歴に基づき混雑していないドアを特定しており、列車の運行中に刻々と変化する乗車状況に応じて積極的に混雑の緩和を図ろうとするものではない。
本発明はこうした背景に鑑みてなされたものであり、乗客にインセンティブを与えつつ列車の混雑解消を図ることが可能な、混雑緩和システム、および混雑緩和方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、混雑緩和システムであって、情報処理装置を用いて構成され、鉄道を利用する利用者が携帯する利用者端末と通信可能に接続し、利用者が乗車する列車の乗車位置を特定する情報を取得する乗車位置取得部と、前記列車の乗車状況を取得する乗車状況取得部と、前記乗車状況に基づき所定時間後の前記列車の混雑状況を予測する混雑状況予測部と、前記混雑状況に基づき前記列車における乗客の最適配置を計画する最適配置計画部と、計画した前記最適配置に基づき前記利用者の乗車位置である誘導先を決定し、前記利用者に前記誘導先への移動を促す情報である誘導情報を生成する誘導情報生成部と、前記利用者端末に前記誘導情報を送信する誘導情報送信部と、を備え、前記利用者が享受可能な特典に関する情報を管理する特典管理システムと通信可能に接続し、前記利用者の乗車位置と前記誘導先とを比較することにより、前記利用者が前記誘導情報に従って前記誘導先に移動したか否かを判定する移動状況判定部と、前記利用者が前記誘導情報に従って前記誘導先に移動した場合に前記利用者への前記特典の付与を促す情報を前記特典管理システムに送信する移動状況通知部とを備える。
本発明によれば、乗客にインセンティブを与えつつ列車の混雑解消を図ることができる。
上記した以外の課題、構成および効果については、以下の「発明を実施するための形態」の説明により明らかにされる。
混雑緩和システムの概略的な構成および主な機能を示す図である。 混雑緩和システムの構成に用いる情報処理装置の一例である。 利用者情報の一例である。 乗車状況情報の一例である。 最適配置計画の一例である。 誘導情報の一例である。 誘導処理(乗車前)を説明するフローチャートである。 誘導処理(乗車前)(図7の続き)を説明するフローチャートである。 誘導処理(乗車中)を説明するフローチャートである。 誘導処理(乗車中)(図9の続き)を説明するフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。とくに限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
以下の説明では、「テーブル」という表現にて各種情報を説明するが、各種情報は、これら以外のデータ構造で表現されていてもよい。また、データ構造に依存しないことを示すために「XXテーブル」を「XX情報」と呼ぶことがある。また、識別情報について説明する際、「識別子」、「ID」等の表現を適宜用いるが、これらについてはお互いに置換可能である。
以下の説明において、「列車」は一つ以上の「車両」を用いて構成され、運行計画(ダイヤグラム)は列車を単位として立案されるものとする。また「時刻」という場合、時分秒に関する情報に加え、日付を特定する情報も含むものとする。
図1に一実施形態として示す情報処理システム(以下、「混雑緩和システム1」と称する。)の概略的な構成と主な機能を示している。同図に示すように、混雑緩和システム1は、利用者誘導装置10、乗車位置検出装置20、および利用者端末30を含む。
混雑緩和システム1は、鉄道交通における列車の混雑緩和、列車の特定の位置や列車の特定のエリアにおける混雑集中の回避等を目的として、列車の混雑状況の予想に基づき立案される列車内の乗客の最適配置計画に従って乗客が適切な乗車位置に乗車するように促す情報である誘導情報を生成し、生成した誘導情報を乗客に提示する。また、誘導情報に従って移動することについてのインセンティブを乗客に与えるべく、誘導情報に従って実際に誘導先に移動したことが確認された乗客に対して特典(購入代金の割引き等のサービスを享受するためのポイントやクーポン等)を付与する。尚、誘導情報の生成や誘導情報の送信先の特定に際し、乗客の乗車予定区間を把握する必要があるため、誘導情報の提供の対象となる乗客(以下、「利用者」と称する。)は、有効な定期券を所有している者とする。
同図に示すように、利用者誘導装置10、乗車位置検出装置20、および利用者端末3
0は、第1通信ネットワーク4を介して通信可能に接続されている。また、同図に示すように、利用者誘導装置10は、第2通信ネットワーク5を介して、改札管理システム6、特典管理システム7、運行管理システム8、および定期券管理システム9と通信可能に接続されている。第1通信ネットワーク4および第2通信ネットワーク5は、例えば、無線または有線の通信基盤であり、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、WiFi(登録商標)、インターネット、各種データ通信網、専用線等である。
利用者誘導装置10、乗車位置検出装置20、および利用者端末30は、いずれも情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成されている。
図2に、混雑緩和システム1の構成要素(利用者誘導装置10、乗車位置検出装置20、および利用者端末30)の実現に用いる情報処理装置50のハードウェア構成の一例を示す。例示する情報処理装置50は、プロセッサ51、主記憶装置52、補助記憶装置53、入力装置54、出力装置55、および通信装置56を備える。これらはバス等の通信手段を介して通信可能に接続されている。
情報処理装置50は、その全部または一部が、例えば、クラウドシステムによって提供される仮想サーバのように、仮想化技術やプロセス空間分離技術等を用いて提供される仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。また、情報処理装置50によって提供される機能の全部または一部を、例えば、クラウドシステムがAPI(Application Programming Interface)等を介して提供するサービスによって実現してもよい。
情報処理装置50には、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、DBMS(DataBase Management System)(リレーショナルデータベース、NoSQL等)、KVS(Key-Value Store)等のソフトウェアが導入されていてもよい。
プロセッサ51は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable
Gate Array)、SoC(System on Chip)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、AI(Artificial Intelligence)チップ等を用いて構成されている。
主記憶装置52は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置53は、例えば、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライ
ブ、光学式記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ストレージシステム、ICカード、SDカードや光学式記録媒体等の記録媒体の読取/書込装置、仮想サーバの記憶領域等である。補助記憶装置53は、記録媒体の読取装置や通信装置56を介してプログラムやデータの書き込み/読み出しが可能である。補助記憶装置53に格納(記憶)されているプログラムやデータは、主記憶装置52に随時読み出される。
入力装置54は、外部からの入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、音声入力装置等である。出力装置55は、処理経過や処理結果等の各種情報を出力するインタフェースである。
出力装置55は、例えば、上記の各種情報を可視化する表示装置(液晶モニタ、LCD(Liquid Crystal Display)、プロジェクタ等)、上記の各種情報を音声化する装置(音声出力装置(スピーカ等))、上記の各種情報を文字化する装置(印字装置等)である。入力装置54と出力装置55はユーザインタフェースを構成する。
通信装置56は、他の装置との間の通信を実現する。通信装置56は、第1通信ネットワーク4や第2通信ネットワーク5を介して行われる他の装置との間の通信を実現する、無線または有線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、Bluetooth(登録商標)モジュール等の各種無線通信モジュール、USB(Universal Serial Bus)モジュール等である。
利用者誘導装置10、乗車位置検出装置20、および利用者端末30の夫々が備える機能は、夫々のプロセッサ51が夫々の主記憶装置52に格納されているプログラムを実行することにより、もしくは、夫々が備えるハードウェア(FPGA、SoC、ASIC、AIチップ等)により実現される。
図1に戻り、利用者端末30は、利用者が携帯する装置であり、例えば、携帯型電子機器(スマートフォン、タブレット、スマートデバイス、携帯電話機等)である。同図に示すように、利用者端末30は、誘導情報提示部31、現在位置取得通知部32、および利用登録部33を備える。
誘導情報提示部31は、利用者誘導装置10から送られてくる誘導情報を受信し、受信した誘導情報を出力(文字、映像(画像)、音声等として出力)する。また、誘導情報提示部31は、利用者から受け付けた操作入力に応じて、受信した誘導情報に対する返信メッセージを利用者誘導装置10に送信する。
現在位置取得通知部32は、利用者端末30の現在位置を取得し、取得した現在位置を示す情報(以下、「現在位置情報」と称する。)を利用者誘導装置10に随時送信する。また、現在位置取得通知部32は、乗車位置検出装置20が利用者端末30の乗車位置の測定に用いる信号(Bluetooth(登録商標)ビーコン等)を送信する。現在位置情報は、例えば、利用者端末30が備える位置検知装置(GPS(Global Positioning system)、WiFi(登録商標)を利用した位置特定、各種センサ(車速センサ、加速度
センサ、角加速度センサ(ジャイロセンサ)等)を用いた位置標定手法(推測航法、慣性航法等)により取得される。
利用登録部33は、利用者から混雑緩和システム1の利用登録を受け付けるためのユーザインタフェースを提供する。利用登録部33は、例えば、利用者が所持する利用者端末30の識別子(後述の利用者端末ID)や利用者が所有する定期券の識別子(後述する定期券DI)等の情報(以下、「利用登録情報」と称する。)を取得し、取得した利用登録情報を利用者誘導装置10に送信する。尚、本実施形態では、このように利用者端末30から利用登録を受け付ける構成としているが、利用登録は、例えば、インターネット上のWebページを経由して受け付ける等、他の方法で受け付ける構成としてもよい。
乗車位置検出装置20は、列車を構成する車両の所定位置に一つ以上設けられる。同図に示すように、乗車位置検出装置20は、乗車位置取得通知部21および乗車状況取得通知部22を備える。
乗車位置取得通知部21は、利用者の現在の乗車位置を、例えば、Bluetooth(登録商標)ビーコンを利用した測位手法(2点測位、3点測位等)や、車両に設けられた各種センサ(カメラ、重量センサ、人感センサ等)により人の位置を特定する方法により取得する。乗車位置取得通知部21は、取得した利用者の現在の乗車位置を示す情報(以下、「乗車位置情報」と称する。)を利用者誘導装置10に随時送信する。
乗車状況取得通知部22は、例えば、乗車位置取得通知部21と同様の方法で、列車(
車両)の現在の乗車状況(列車(車両)のどの位置にどのくらいの人数の乗客が乗車しているか)を示す情報(以下、「乗車状況情報」と称する。)を利用者誘導装置10に随時送信する。
利用者誘導装置10は、鉄道会社やシステム運用ベンダ等によって運用される情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、オフィスサーバ、メインフレーム、データセンタやクラウドシステムによって提供される情報処理装置等を用いて構成される。
利用者誘導装置10は、誘導情報を生成し、生成した誘導情報を利用者端末30に送信する。また、利用者誘導装置10は、利用者が誘導情報に従って実際に移動したか否かを判定し、利用者が誘導情報に従って移動したことを確認すると、当該利用者に特定の付与を促す情報を特典管理システム7に送信する。
図1に示すように、利用者誘導装置10は、記憶部110、利用者情報管理部120、乗車状況取得部130、混雑状況予測部140、最適配置計画部150、利用者位置取得部160、誘導情報生成部170、誘導情報送信部175、移動状況判定部180、移動状況通知部185、および利用登録受付部190の各機能を備える。
記憶部110は、利用者情報111、乗車状況情報112、最適配置計画113、および誘導情報114を記憶する。記憶部110は、これらの情報を、例えば、DBMSが提供するデータベースのテーブルや、ファイルシステムが提供するファイルとして記憶する。
利用者情報管理部120は、利用者情報111を管理する。利用者情報111は、利用者の状況(現在位置、乗車位置)、利用者の誘導状況や誘導先、利用者が所有している定期券に関する情報等を含む。
図3に利用者情報111の一例を示す。同図に示すように、利用者情報111は、利用者端末ID311、状況312、現在位置313、列車ID314、乗車位置315、改札通過フラグ316、乗車予想時間317、誘導対象フラグ318、誘導対応済フラグ319、誘導先320、定期券ID321、利用区間322、および有効期間323の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。利用者情報111の一つのエントリは一人の利用者に対応している。
利用者端末ID311には、利用者が携帯する利用者端末30の識別子である利用者端末IDが設定される。尚、本実施形態では、利用者は利用者端末IDにより特定されるものとするが、利用者の識別子である利用者IDを別途設けて利用者を特定するようにしてもよい。
状況312には、当該利用者の現在の状況を示す情報(「駅構内」、「列車内」、「駅構外」等)が設定される。現在位置313には、利用者の現在位置を示す情報である利用者現在位置が設定される。列車ID314には、当該利用者が乗車予定または乗車中の列車の識別子である列車IDが設定される。乗車位置315には、当該利用者が列車に乗車中である場合に現在の当該列車内の乗車位置を示す情報が設定される。
改札通過フラグ316には、当該利用者が駅の改札を通過して現在、駅構内に居る場合は「オン」が設定され、当該利用者が駅構外に居る場合は「オフ」が設定される。乗車予想時間317には、当該利用者が改札を通過した時刻に基づき予想される、当該利用者が列車に乗車することが予想される時刻である乗車予想時刻が設定される。このように乗車予測時刻は、利用者が所有する定期券を利用して精度よく求めることができる。尚、乗車
予想時刻を求めるために必要な情報(例えば、駅構内の地図情報や歩行速度等)は、例えば、記憶部110が予め記憶しておく。上記歩行速度として、例えば、当該利用者が携帯する利用者端末30による計測値を用いてもよい。
誘導対象フラグ318には、当該利用者が誘導情報の提供の対象になっている場合は「オン」が設定され、対象になっていない場合は「オフ」が設定される。誘導対応済フラグ319には、当該利用者が誘導情報に従って誘導先に移動した場合は「オン」が設定され、当該利用者が誘導情報に従って誘導先に移動したことが確認できていない場合は「オフ」が設定される。誘導先320には、当該利用者について生成された誘導情報における誘導先を示す情報が設定される。
定期券ID321には、当該利用者が所有している定期券の識別子である定期券IDが設定される。利用区間322には、当該定期券の利用区間が設定される。有効期間323には、当該定期券の有効期間が設定される。定期券に関するこれらの情報は、定期券管理システム9から取得される。
図1に戻り、乗車状況取得部130は、乗車位置検出装置20から送られてくる乗車状況情報や、改札管理システム6または運行管理システム8から提供される情報に基づき、利用者が乗車する(もしくは利用者が乗車することが見込まれる)列車の最新の乗車状況(混雑状況)を取得する。尚、利用者が乗車することが見込まれる列車は、例えば、利用者が所有する定期券の利用区間と運行管理システム8から取得される列車の運行に関する情報とに基づき特定する。乗車状況取得部130が取得した乗車状況は、記憶部110が乗車状況情報112として記憶する。
混雑状況予測部140は、乗車状況情報112や運行管理システム8等の外部のシステムから通知される情報に基づき、列車の所定時間後における乗車状況を予測する。上記所定時間は、例えば、利用者が駅の改札を通過してからホームに到着するまでに要する時間(乗車予想時間317)である。尚、混雑状況予測部140は、駅構内の人流を監視する人流監視システム等から取得される情報を参考に混雑状況を予測してもよい。また、混雑状況予測部140は、例えば、過去の同時刻における混雑状況の推移の履歴等の情報を用いて混雑状況を予測してもよい。また、機械学習等により学習した予測モデルを使って混雑状況を予測してもよい。混雑状況予測部140が予測した乗車状況に関する情報は、記憶部110が乗車状況情報112として記憶する。
図4に乗車状況情報112の一例を示す。同図に示すように、乗車状況情報112は、列車ID411、編成数412、走行区間413、現在位置414、乗車状況415、および混雑状況予測416の各項目からなる一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。乗車状況情報112の一つのエントリ(レコード)は一つの列車に対応している。
列車ID411には、列車IDが設定される。編成数412には、当該列車を構成している車両の編成数が設定される。走行区間413には、当該列車の走行区間が設定される。現在位置414には、当該列車の現在位置を示す情報が設定される。これらの情報は、例えば、運行管理システム8から取得される。
乗車状況415には、乗車状況取得部130が取得した、当該列車の各車両の現在の乗車状況を示す情報が設定される。混雑状況予測416には、混雑状況予測部140が予測した、当該列車の各車両における所定時間後の乗車状況(混雑状況)を示す情報が設定される。
図1に戻り、最適配置計画部150は、混雑状況予測部140が予測した混雑状況に基
づき、列車(車両)への利用者の最適配置計画を立案する。最適配置計画は、例えば、スムースな乗降がおこなわれるようにする(後から降りると思われる人には奥に乗ってもらう、降車駅に近い人は降車口に早めに移動してもらう等)、混雑が見込まれる列車や車両を避けてもらう等、サービスの向上や列車の適切な運行管理等の観点に基づき立案される。最適配置計画部150が立案した最適配置計画は、記憶部110が最適配置計画113として記憶する。
図5に最適配置計画113の一例を示す。同図に示すように、最適配置計画113は、列車ID511、編成数512、走行区間513、現在位置514、および最適配置計画515の各項目からなる一つ以上のエントリ(レコード)で構成される。最適配置計画113の一つのエントリ(レコード)は一つの列車に対応している。
列車ID511、編成数512、走行区間513、および現在位置514については図4における列車ID411、編成数412、走行区間413、および現在位置414と同様であり、これらの情報は、例えば、運行管理システム8から取得される。最適配置計画516には、最適配置計画部150が立案した最適配置計画が設定される。
図1に戻り、利用者位置取得部160は、利用者端末30から送られてくる現在位置情報や、乗車位置検出装置20から送られてくる乗車位置情報に基づき、利用者の現在位置を取得する。利用者位置取得部160が取得した利用者の現在位置は、利用者情報111の現在位置313に格納される。尚、利用者の現在位置の最適な取得方法を、利用者端末30が、自身が現在置かれている状況(電波状況等)に応じて自動的に選択するようにしてもよい。
図1に示す誘導情報生成部170は、利用者情報111と最適配置計画部150が立案した最適配置計画に基づき利用者の乗車位置である誘導先を決定し、利用者に誘導先への移動を促す情報を含む誘導情報を生成する。誘導情報生成部170が生成した誘導情報は、記憶部110が誘導情報114として記憶する。尚、誘導情報の生成に際して用いる定型文(雛形文)や定型画像(雛形画像)等の情報は、例えば、予め記憶部110が記憶しているものとする。
誘導情報送信部175は、誘導情報生成部170が生成した誘導情報114を、利用者が所持する利用者端末30に送信する。利用者端末30は、誘導情報を受信すると、その内容を出力(表示、音声出力等)する。
図6に誘導情報114の一例を示す。例示する誘導情報114は、利用者端末IDが「U0001」の利用者端末30を携帯している利用者が現在、列車IDが「T001」の列車に乗
車可能な時間に大森駅の構内に居る状況で生成される。同図に示すように、例示する誘導情報114は、図5に示した最適配置計画515に基づき、利用者を列車IDが「T001」の列車の1両目の車両の後方に乗車するよう誘導する内容になっている。同図に示すように、例示する誘導情報114には「移動する」ボタン61、および「移動しない」ボタン62が設けられている。利用者が「移動する」ボタン61を選択すると、利用者が移動に応じる旨を表明した内容の返信メッセージ(以下、「移動了承メッセージ」と称する。)が利用者端末30から利用者誘導装置10に送信される。
図1に示す移動状況判定部180は、利用者端末30から送られてくる現在位置情報や乗車位置検出装置20から送られてくる乗車位置情報に基づき特定される利用者の乗車位置と、誘導先(図3の利用者情報111の誘導先320で指定される乗車位置)とを比較することにより、利用者が実際に誘導情報に従って誘導先に移動したか否かを判定する。
移動状況通知部185は、移動状況判定部180が、誘導情報に従って実際に利用者が誘導先に移動したと判定した場合、当該利用者への特定の付与を促す情報(以下、「誘導対応済通知」と称する。)を特典管理システム7に通知(送信)する。
利用登録受付部190は、利用者端末30から送られてくる利用登録情報を受信し、受信した利用登録情報に基づく新規のエントリ(レコード)を利用者情報111に追加する。利用登録受付部190は、利用登録情報に基づき改札管理システム6等の外部の装置から情報を取得して利用者情報111に必要な内容を設定する。
図1に示す改札管理システム6は、利用者が改札を通過したことを検知してその旨を示す情報(以下、「改札通過通知」と称する。)を利用者誘導装置10に提供する。改札通過通知は、改札を通過した利用者の定期券IDや改札を通過した時刻を示す情報を含む。改札通過通知は、例えば、混雑状況予測部140が、利用者が誘導先(乗車することが見込まれる列車が到着するホームの乗車位置)に到着する時間(乗車予想時刻)を求める際や、駅構内の混雑状況を予測する際に利用する。
特典管理システム7は、移動状況通知部185から通知される誘導対応済通知に基づき、利用者に特典(ポイント、クーポン等)を付与する。例えば、特典管理システム7は、該当する利用者のポイント残高に、新たに付与するポイントを加算することにより特典を付与する。
運行管理システム8は、利用者誘導装置10の各機能が記憶部110が記憶する情報を生成する際、上記各機能が参照する各種の情報(列車(車両)の運行管理に関する情報や列車(車両)に関する情報等)を利用者誘導装置10に随時提供(送信)する。運行管理システム8は、例えば、列車ダイヤの立案や管理を行う列車運行管理装置、列車ダイヤに行路や交番の設定を行う車両運用管理装置、行路への車両(物理車両、物理編成)の割当を行う車両割当管理装置、各列車の混雑状況を把握する列車混雑状況取得装置等を含む。
定期券管理システム9は、利用者が所有している定期券に関する情報を管理し、上記情報を利用者誘導装置10に提供する。定期券管理システム9は、例えば、発券管理システムの一部の機能を提供する。
図7は、利用者誘導装置10が、これから列車に乗車しようとしている利用者の利用者端末30に誘導情報を送信し、当該利用者を誘導先に誘導する際に行う処理(以下、「誘導処理(乗車前)S700」と称する。)を説明するフローチャートである。尚、誘導処理(乗車前)S700は、利用者毎に実行される。また、誘導処理(乗車前)S700の開始時や実行中において、利用者情報111の内容(現在位置313の内容および乗車位置315の内容等)は、最新の状態に随時(例えば、所定の周期で繰り返し)更新されるものとする。また、乗車状況情報112の内容は、乗車状況取得部130によって最新の状態に随時(例えば、所定の周期で繰り返し)更新されるものとする。以下、同図とともに誘導処理(乗車前)S700について説明する。
まず利用者が駅の所定の改札を通過して駅構内に入場することにより、改札通過通知が利用者誘導装置10に送信され、利用者誘導装置10が上記改札通過通知を受信する(S711)。
続いて、利用者情報管理部120が、利用者情報111において、受信した改札通過通知に含まれている定期券IDに対応づけられている利用者端末ID311を特定し、特定した利用者端末ID311の改札通過フラグ316に「オン」を設定する。また、利用者情報管理部120は、当該利用者が改札を通過した時刻に基づき、当該利用者の乗車予想
時刻を求め、求めた乗車予想時刻を利用者情報111の乗車予想時間317に設定する(S712)。
続いて、混雑状況予測部140が、乗車予想時刻における混雑状況を乗車状況情報112に基づき予測する(S713)。混雑状況を予測した結果は、記憶部110が乗車状況情報112の混雑状況予測416として記憶する。
続いて、最適配置計画部150が、乗車状況情報112の混雑状況予測416の内容に基づき最適配置計画を立案する(S714)。最適配置計画部150が立案した最適配置計画は、記憶部110が最適配置計画113として記憶する。
続いて、誘導情報生成部170が、最適配置計画113に基づき当該利用者の誘導先を決定し、利用者情報111の誘導対象フラグ318に「オン」を設定するとともに、決定した誘導先を示す情報(列車、車両、利用するドア、乗車位置等)を、利用者情報111の誘導先310に設定する。続いて、誘導情報生成部170が、当該利用者を決定した誘導先に誘導するための誘導情報を生成し、生成された誘導情報を、誘導情報送信部175が当該利用者の利用者端末30に送信する(S715)。
続いて、移動状況判定部180が、利用者情報111の現在位置313の内容(現在位置情報)や乗車位置315の内容(乗車位置情報)に基づき特定される利用者の乗車位置に基づき、当該利用者が、当該利用者が所有している定期券の利用区間の列車に乗車したか否かを判定する(S716)。移動状況判定部180が、当該利用者が定期券の利用区間の列車に乗車していないと判定した場合(S716:NO)、処理はS721に進む。一方、移動状況判定部180が、当該利用者が定期券の利用区間の列車に乗車したと判定した場合(S716:YES)、処理はS731に進む。
S721では、移動状況判定部180が、当該利用者の利用者端末30から誘導情報114に対する返信メッセージを受信したか否かを判定する。当該利用者の利用者端末30から返信メッセージ受信している場合(S721:YES)、処理はS724に進み、移動状況判定部180は、利用者情報111の誘導対象フラグ318に「オフ」を設定する。その後、誘導処理(乗車前)S700は終了する。
一方、当該利用者から当該誘導情報に対する返信メッセージを受信していない場合(S721:NO)、移動状況判定部180は、所定の待機時間だけ待機した後(S722:NO)、当該利用者が、当該利用者の定期券の利用区間の列車に乗車したか否かを判定する(S723)。移動状況判定部180は、当該利用者が定期券の利用区間の列車に乗車したと判定すると(S723:YES)、処理はS731に進む。
一方、移動状況判定部180は、当該利用者が定期券の利用区間の列車に乗車していないと判定すると(S723:NO)、利用者情報111の誘導対象フラグ318に「オフ」を設定する(S724)。その後、誘導処理(乗車前)S700は終了する。
S731では、移動状況判定部180は、当該利用者の利用者端末30から、移動了承メッセージを受信したか否かを判定する。移動状況判定部180が、移動了承メッセージを受信したと判定すると(S731:YES)、処理は図8のS741に進む。一方、移動状況判定部180が、移動了承メッセージを受信していないと判定すると(S731:NO)、処理はS721に進む。
図8のS741では、移動状況判定部180が、利用者情報111の現在位置313の内容(現在位置情報)や乗車位置315の内容(乗車位置情報)に基づき当該利用者の乗
車位置を取得する。
続いて、移動状況判定部180が、取得した乗車位置と誘導先(図3の利用者情報111の誘導先320の内容)とを比較することにより、当該利用者が誘導情報114に従って誘導先に移動した否かを判定する(S742)。移動状況判定部180が、当該利用者が誘導情報114に従って誘導先に移動していないと判定すると(S742:NO)、処理はS743に進む。一方、移動状況判定部180が、当該利用者が誘導情報114に従って誘導先に移動したと判定すると(S742:YES)、処理はS751に進む。
S743では、移動状況判定部180は、所定の待機時間が経過したか否かを判定する。移動状況判定部180が、所定の待機時間が経過していないと判定すると(S743:NO)、処理はS741に戻る。一方、移動状況判定部180は、所定の待機時間が経過した判定すると(S743:YES)、利用者情報111の誘導対象フラグ318に「オフ」を設定する(S744)。その後、誘導処理(乗車前)S700は終了する。
S751では、移動状況判定部180は、利用者情報111の誘導対応済フラグ319に「オン」を設定する。続いて、移動状況通知部185が、当該利用者についての誘導対応済通知を特典管理システム7に送信する(S752)。その後、誘導処理(乗車前)S700は終了する。
以上のように、誘導処理(乗車前)S700によれば、これから列車に乗車しようとしている利用者の利用者端末30に誘導情報が送信され、利用者が誘導情報に従って指定された乗車位置に乗車すると、当該利用者に対して特典が付与される。また、当該利用者が誘導情報に従った乗車位置に乗車することで列車の混雑が緩和される。そのため、これから列車に乗車しようとしている利用者にインセンティブを与えつつ列車の混雑解消を効果的に図ることができる。
図9は、利用者誘導装置10が、列車に乗車中の利用者の利用者端末30に誘導情報を送信して利用者に乗車位置を誘導する処理(以下、「誘導処理(乗車中)S900」と称する。)を説明するフローチャートである。尚、誘導処理(乗車中)S900は、列車の運行中に繰り返し実行される。また、誘導処理(乗車中)S900の開始時や実行中において、利用者情報111の内容(現在位置313の内容および乗車位置315の内容等)は、最新の状態に随時(例えば、所定の周期で繰り返し)更新されるものとする。また、乗車状況情報112の内容は、乗車状況取得部130によって最新の状態に随時(例えば、所定の周期で繰り返し)更新されるものとする。以下、同図とともに誘導処理(乗車中)S900について説明する。
まず混雑状況予測部140が、最新の乗車状況情報112に基づき,所定時間後(例えば、5分後、10分後等)の列車の混雑状況を予測する(S911)。混雑状況予測部140が予測した結果は、記憶部110が、乗車状況情報112の混雑状況予測416として記憶する。
続いて、最適配置計画部150が、乗車状況情報112の混雑状況予測416の内容に基づき最適配置計画を立案する(S912)。最適配置計画部150が立案した最適配置計画は、記憶部110が最適配置計画113として記憶する。
続いて、誘導情報生成部170が、最適配置計画113に基づき、列車に乗車中の各利用者の誘導先を決定し、各利用者の利用者情報111の誘導対象フラグ318に「オン」を設定するとともに、決定した各利用者の誘導先を示す情報(列車、車両、利用するドア、乗車位置等)を各利用者の利用者情報111の誘導先310に設定する。また、誘導情
報生成部170は、各利用者を決定した誘導先に誘導するための誘導情報を利用者毎に生成し、生成した誘導情報を各利用者の利用者端末30に送信する(S913)。
続くS916~図8のS952の処理は、上記誘導情報114が生成された各利用者について行われる。尚、S916~図8のS952の処理は、図7のS716~図8のS752までの処理と同様であり、各利用者について、誘導対象フラグや誘導対応済フラグが設定され、誘導対応済通知が特典管理システム7に送信される。以上で誘導処理(乗車中)S900は終了する。
以上のように、誘導処理(乗車中)S900によれば、列車の運行中、列車の最新の乗車状況に応じて乗車中の利用者毎に誘導情報が随時生成されて各利用者の利用者端末30に送信される。そして利用者が誘導情報に従って指定された乗車位置に乗車すれば当該利用者に対して特典が付与される。このため、列車の走行中に乗車状況が最適化され、列車の混雑が緩和される。このように誘導処理(乗車中)S900によれば、列車の運行中に利用者にインセンティブを与えつつ列車の混雑解消を効果的に図ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また各実施形態の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
例えば、利用者への特典の付与は、混雑時等の特定の時間帯に限って行うようにしてもよい。また時間帯に応じて付与する特典の量や質を変化させてもよい。
また例えば、利用者端末30に非可聴音のセンサを設け、列車(車両)内に非可聴音を流しておき、非可聴音を検知した利用者端末30からその旨を示す情報を利用者誘導装置10に送信し、利用者誘導装置10が上記情報に基づき利用者の乗車位置や利用者の数等を把握するようにしてもよい。
また例えば、誘導情報における誘導先の精度は、乗車位置や乗車状況を取得する際の精度等に応じて設定してよい。
また例えば、利用者誘導装置10が、広告に関する情報を含む誘導情報を生成するようにしてもよい。
また例えば、利用者の現在位置情報や乗車位置情報を時系列的に蓄積し、蓄積した情報を人の移動の様子やライフスタイルの分析等に用いてもよい。
また以上の実施形態では、混雑緩和の対象となる列車は鉄道の列車を想定しているが、本発明は、鉄道列車以外の車両の混雑緩和にも適用することができる。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、実施形態で示した各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体を情報処理装置(コンピュータ)に提供し、その情報処理装置が備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が以上の実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば
、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等が用いられる。
以上の実施形態において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。また以上では各種の情報を表形式で例示したが、これらの情報は表以外の形式で管理してもよい。
以上の説明において、図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
1 混雑緩和システム、4 第1通信ネットワーク、5 第2通信ネットワーク、6 改札管理システム、7 特典管理システム、8 運行管理システム、9 定期券管理システム、10 利用者誘導装置、110 記憶部、111 利用者情報、112 乗車状況情報、113 最適配置計画、114 誘導情報、120 利用者情報管理部、130 乗車状況取得部、140 混雑状況予測部、150 最適配置計画部、160 利用者位置取得部、170 誘導情報生成部、175 誘導情報送信部、180 移動状況判定部、185 移動状況通知部、190 利用登録受付部、20 乗車位置検出装置、21 乗車位置取得通知部、22 乗車状況取得通知部、30 利用者端末、31 誘導情報提示部、32 現在位置取得通知部、33 利用登録部、S700 誘導処理(乗車前)、S900 誘導処理(乗車中)

Claims (12)

  1. 情報処理装置を用いて構成され、
    鉄道を利用する利用者が携帯する利用者端末と通信可能に接続し、
    利用者が乗車する列車の乗車位置を特定する情報を取得する乗車位置取得部と、
    前記列車の乗車状況を取得する乗車状況取得部と、
    前記乗車状況に基づき所定時間後の前記列車の混雑状況を予測する混雑状況予測部と、
    前記混雑状況に基づき前記列車における乗客の最適配置を計画する最適配置計画部と、
    計画した前記最適配置に基づき前記利用者の乗車位置である誘導先を決定し、前記利用者に前記誘導先への移動を促す情報である誘導情報を生成する誘導情報生成部と、
    前記利用者端末に前記誘導情報を送信する誘導情報送信部と、
    を備え
    前記利用者が享受可能な特典に関する情報を管理する特典管理システムと通信可能に接続し、
    前記利用者の乗車位置と前記誘導先とを比較することにより、前記利用者が前記誘導情報に従って前記誘導先に移動したか否かを判定する移動状況判定部と、
    前記利用者が前記誘導情報に従って前記誘導先に移動した場合に前記利用者への前記特典の付与を促す情報を前記特典管理システムに送信する移動状況通知部と、
    を備える、混雑緩和システム。
  2. 請求項1に記載の混雑緩和システムであって、
    前記最適配置計画部は、降車駅が近い人が降車駅が遠い人よりも降車口に近い位置になるように前記最適配置を計画する、
    混雑緩和システム。
  3. 請求項1に記載の混雑緩和システムであって、
    前記利用者が所有する定期券の情報を管理する利用者情報管理部を更に備え、
    定期券を所有する前記利用者が改札を通過したことを検知する改札管理システムと通信可能に接続し、
    前記混雑状況予測部は、前記利用者が改札を通過した時刻と前記利用者端末により計測される前記利用者の歩行速度とに基づき予想される当該利用者の前記列車への乗車予想時刻における前記列車の混雑状況を予測する、
    混雑緩和システム。
  4. 請求項3に記載の混雑緩和システムであって、
    前記鉄道の運行に関する情報を管理する運行管理システムと通信可能に接続し、
    前記利用者が乗車することが見込まれる列車を、前記利用者が所有する定期券の利用区間と前記運行管理システムから取得される列車の運行に関する情報とに基づき特定する、
    混雑緩和システム。
  5. 請求項3に記載の混雑緩和システムであって、
    前記利用者情報管理部は、前記利用者端末の識別子と前記定期券の識別子とを対応づけて記憶し、
    前記誘導情報送信部は、前記改札管理システムが定期券を所有する前記利用者が改札を通過したことを検知した際、前記改札管理システムから前記定期券の識別子を取得し、取得した前記識別子に対応する前記利用者端末に前記誘導情報を送信する、
    混雑緩和システム。
  6. 請求項1に記載の混雑緩和システムであって、
    前記乗車状況取得部は、前記列車の運行中に前記乗車状況を繰り返し取得し、
    前記混雑状況予測部は、最新の前記乗車状況が取得される度に当該最新の乗車状況に基づき所定時間後の前記列車の混雑状況を予測し、
    前記最適配置計画部は、新たに予測された前記混雑状況に基づき前記列車の乗客の最適配置を計画し、
    前記誘導情報送信部は、前記列車に乗車中の利用者の夫々について、新たに計画された前記最適配置に基づき前記誘導先を決定し、新たに決定された前記誘導先への移動を促す前記誘導情報を新たに生成し、
    前記誘導情報送信部は、前記利用者の夫々が携帯する利用者端末に対して、夫々について生成した前記誘導情報を送信する、
    混雑緩和システム。
  7. 鉄道を利用する利用者が携帯する利用者端末と通信可能に接続する情報処理装置が、
    利用者が乗車する列車の乗車位置を特定する情報を取得するステップと、
    前記列車の乗車状況を取得するステップと、
    前記乗車状況に基づき所定時間後の前記列車の混雑状況を予測するステップと、
    前記混雑状況に基づき前記列車における乗客の最適配置を計画するステップと、
    計画した前記最適配置に基づき前記利用者の乗車位置である誘導先を決定し、前記利用者に前記誘導先への移動を促す情報である誘導情報を生成するステップと、
    前記利用者端末に前記誘導情報を送信するステップと、
    前記利用者の乗車位置と前記誘導先とを比較することにより、前記利用者が前記誘導情報に従って前記誘導先に移動したか否かを判定するステップと、
    前記利用者が前記誘導情報に従って前記誘導先に移動した場合に前記利用者への特典の付与を促す情報を、通信可能に接続する、前記利用者が享受可能な特典に関する情報を管理する特典管理システムに送信するステップと、
    を実行する、混雑緩和方法。
  8. 請求項7に記載の混雑緩和方法であって、
    前記情報処理装置が、降車駅が近い人が降車駅が遠い人よりも降車口に近い位置になるように前記最適配置を計画するステップ、
    を更に実行する、混雑緩和方法。
  9. 請求項7に記載の混雑緩和方法であって、
    前記情報処理装置が、
    通信可能に接続する、定期券を所有する前記利用者が改札を通過したことを検知する改札管理システムから、前記利用者が改札を通過した旨の通知を受信するステップと、
    前記利用者が所有する定期券の情報を管理するステップと、
    前記利用者が改札を通過した時刻と前記利用者端末により計測される前記利用者の歩行速度とに基づき予想される当該利用者の前記列車への乗車予想時刻における前記列車の混雑状況を予測するステップと、
    を更に実行する、混雑緩和方法。
  10. 請求項9に記載の混雑緩和方法であって、
    前記情報処理装置が、
    通信可能に接続する、前記鉄道の運行に関する情報を管理する運行管理システムから、列車の運行に関する情報を受信するステップと、
    前記利用者が乗車することが見込まれる列車を、前記利用者が所有する定期券の利用区間と前記運行管理システムから取得される列車の運行に関する情報とに基づき特定するステップと、
    を更に実行する、混雑緩和方法。
  11. 請求項9に記載の混雑緩和方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記利用者端末の識別子と前記定期券の識別子とを対応づけて記憶するステップと、
    前記改札管理システムが定期券を所有する前記利用者が改札を通過したことを検知した際、前記改札管理システムから前記定期券の識別子を取得し、取得した前記識別子に対応する前記利用者端末に前記誘導情報を送信するステップと、
    を更に実行する、混雑緩和方法。
  12. 請求項7に記載の混雑緩和方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記列車の運行中に前記乗車状況を繰り返し取得するステップと、
    最新の前記乗車状況が取得される度に当該最新の乗車状況に基づき所定時間後の前記列車の混雑状況を予測するステップと、
    新たに予測された前記混雑状況に基づき前記列車の乗客の最適配置を計画するステップと、
    前記列車に乗車中の利用者の夫々について、新たに計画された前記最適配置に基づき前記誘導先を決定し、新たに決定された前記誘導先への移動を促す前記誘導情報を新たに生成するステップと、
    前記利用者の夫々が携帯する利用者端末に対して、夫々について生成した前記誘導情報を送信するステップと、
    を更に実行する、混雑緩和方法。
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