JP2017062533A - ポイントシステム、ポイント決定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
<全体構成例:図13>
図13は、ポイントシステムの全体構成図である。ポイントシステム1は、推奨経路とその推奨経路に対して計画された計画ポイントを含む推奨情報を予め記憶する記憶部2と、利用者が利用した当日のサービス実績を取得して許容経路を算出する許容経路算出部3と、利用者が利用した利用経路、予め記憶した推奨情報、算出した許容経路に基づいて付与ポイントを算出する付与ポイント算出部4とを備える。なお、記憶部2は、必ずしも必要ではなく、推奨情報を他のシステムから取得しても良い。
<全体処理の流れ:図14>
ポイントシステム1の全体処理の流れを図14に示す。推奨経路と計画ポイントを含む推奨情報は、利用者が利用する前に決定・記憶する(Step 2)。その推奨情報は利用者に通知され、利用者は推奨経路に基づいて鉄道を利用する。その後、利用者が利用した後に、当日のサービス実績を取得して許容経路それを許容する度合い(許容度と呼ぶ)を算出する(Step 3)。すなわち、許容経路算出部2は、利用者が移動する際に推奨する推奨経路と、推奨経路に対して計画された計画ポイントとを含む推奨情報、及び、利用者が移動した当日の交通に関するサービス実績に基づいて、利用者の許容経路を算出する利用経路、推奨情報、許容経路と許容度を含む許容情報とに基づいて付与ポイントを算出する(Step 4)。すなわち、付与ポイント算出部3は、利用者が利用した利用経路、推奨経路、計画ポイント及び許容経路に基づいて付与ポイントを算出する。また、推奨経路とは鉄道に関する経路であり、記憶部4を更に備え、記憶部には、推奨情報を記憶し(推奨情報34)、許容経路算出部2は、記憶部4に記憶された推奨情報に基づいて許容経路を算出し、付与ポイント算出部3は、付与ポイントを利用者に付与する。ここで、付与ポイント算出部3は、付与ポイントを利用者に付与しても良いし、付与ポイントに応じたインセンティブを付与しても良い。
<全体構成例詳細:図1>
図1は、ポイントシステム1の全体構成図とポイントシステム1に接続する周辺システムの詳細である。ポイントシステム1は、利用者にポイントに関する情報を通知する通知システム40と、利用者の改札情報52を保持する改札機システム50と、列車の運行情報62を保持する運行管理システム60と、駅や列車の混雑情報72を保持する混雑システム70と接続し、通信部20がデータを送受信する。
<ハードウェア構成例>
ポイントシステム1、通知システム40、改札機システム50、運行管理システム60、混雑システム70は、CPU、メモリ、HDD等の記憶装置、入力部、表示部、通信部等を有するPC等の情報処理装置により構成することができ、前述の各機能部は、CPUがメモリに格納した各機能対応のプログラムを実行することにより実現する。
<利用者情報作成部10の処理、利用者情報30のデータ構成例:図2>
利用者情報作成部10は、改札情報52あるいはその他利用者の居場所や行動情報が把握できる情報を組合せて、利用者のある時刻における居場所および行動を示す情報として利用者情報30を作成する。なお、改札情報52とは、個々の利用者における改札通過時刻、通過駅、通過機器や、任意の時間帯の改札通過人数などを格納する。
<サービス情報作成部12の処理例、サービス情報32のデータ構成例:図3>
サービス情報作成部12は、運行情報62と混雑情報72、およびその他事業者のオペレーション情報を組み合せて、各経路における利用者が移動にかかる時間や混雑情報といった、移動に関するサービス情報としてサービス情報32を作成する。なお、運行情報52とは、個々の列車における各駅の着発時刻、到着番線、遅延時間などの計画値や実績値を格納する。また、混雑情報72とは、ある時刻、ある場所における人数情報や人口密度といった混雑に関する情報を格納し、鉄道事業者が保有する各種情報を用いたシミュレーションなどから作成されるものとする。
<推奨情報作成部14の処理例:図4、推奨情報34のデータ構成例:図5>
推奨情報作成部14の処理手順例を図4に示す。推奨情報作成部14は、利用者の希望として、出発地および出発時間と目的地および到着時間の情報を取得する(Step 141)。利用者の希望は、経路検索のような画面から利用者に直接入力させても良いし、利用者個人の過去の利用履歴や定期券発売情報から推定しても良いし、利用者全般の利用傾向から推定しても良い。利用者の希望によらずに推奨経路を決定する場合には、Step 141は実行しなくても良い。また利用者の希望を取得するタイミングは、利用開始前でも利用中でも良い。利用中の場合は、出発地および出発時刻は、現在地および現在時刻となることもある。Step 141は利用者からの要求に応じてあるいは定期的に実行する。次に、推奨経路に設定する場所と時間と手段における最新のサービス情報32を取得する(Step 143)。次に、Step 143で取得したサービス情報32に基づき、推奨経路と計画ポイントの情報を含む推奨情報34を作成し、利用者に通知する(Step 145)。推奨経路は、混雑が少ないと予想される経路や、スポーツの試合や通路での展示といったイベントとバッティングしない経路などを自動あるいは手動で判定し、利用者に利用して欲しい推奨経路ほど計画ポイントを高く、あまり利用して欲しくない推奨経路は計画ポイントを低く設定する。また、利用者の行動履歴や嗜好に応じて、推奨経路や計画ポイントを変えても良い。自動による経路決定には、既存の経路探索アルゴリズムを適用しても良い。また、利用者に利用して欲しくない経路がある場合には、負のポイントを設定しても良い。例えば駆け込み乗車を防止したい場合には、駆け込み乗車になりうる列車を含む経路に対して負のポイントを設定することが考えられる。
<ポイント決定部16>
ポイント決定部16は、利用者に付与するポイントを、利用者の利用が終了したタイミングであるいは定期的に決定する。付与ポイントを決定するにあたっては、利用当日のサービス実績を考慮して、許容情報35を作成する。許容情報35のデータ構成例は、図7を用いて後述する。許容経路には、前記当日のサービス実績として運行実績と混雑実績に基づいて、個別の推奨経路について利用者一般が利用しうるパブリック許容経路と、個別の利用者における一連の推奨経路において、前の時間に利用した利用経路が事業者都合で推奨経路から外れたためにその後の推奨経路を利用できなかった場合にその利用者が利用しうるパーソナル許容経路の2種類を決定する。パブリック許容経路とパーソナル許容経路のイメージを、図15を用いて説明する。
<許容経路のイメージ:図15>
例えば、ある利用者が、A駅からD駅までa列車を利用し(推奨経路1)、D駅からF駅までd列車を利用する(推奨経路2)、という行程を推奨されたとする(Scene 1501)。推奨経路1において、この利用者がa列車を利用するつもりでA駅に到着するものの、a列車は混みすぎていてホームにいた利用者全員が乗り切れなかった場合、仕方なく後続のb列車を利用することになる(Scene 1503)。このように利用者が意図せずに推奨経路(a列車)を利用できない場合に利用しうる経路(b列車)を許容経路と呼び、特にScene 1503のようにこの利用者に限らず利用者一般が利用しうる許容経路をパブリック許容経路と呼ぶ。次に、推奨経路2において、推奨経路1に対して事業者都合でb列車を利用したためにd列車には間に合わない場合、仕方なくb列車がD駅について最初に出発するg列車を利用することになる(Scene 1505)。このように利用者が意図せずに推奨経路(d列車)を利用できない場合に利用しうる経路(g列車)も許容経路と呼び、特にScene 1505のように個別の利用者の一連の推奨経路において、前の時間に利用した利用経路が事業者都合で推奨経路から外れたためにその後の推奨経路を利用できなかった場合にその利用者が利用しうる許容経路をパーソナル許容経路と呼ぶ。
<ポイント決定部16の処理例:図6>
利用者ごとの推奨経路が事前に決められている場合における、ポイント決定部16の処理手順例を図6に示す。はじめに、許容経路算出部3は、事前に計画された利用者の推奨経路に対して、サービス情報32の実績情報、つまりサービス実績に基づき、利用当日の状況を考慮して、パブリック許容経路と許容度を算出する(Step 161)。パブリック許容経路には、例えば、列車が混雑していて乗り切れない場合における後続の列車を設定する。すなわち、サービス実績には、列車の運行実績と混雑実績が含まれ、許容経路には、パブリック許容経路が含まれ、許容経路算出部2は、利用者が利用した利用経路に対する運行実績、混雑実績に基づいてパブリック許容経路を算出する。
<許容情報35のデータ構成例:図7>
許容情報35のデータ構成例を図7に示す。許容情報35は、許容経路種別領域351、利用者ID領域352、行程ID領域353、経路ID領域354、推奨出発場所領域355、推奨到着場所領域356、推奨開始時刻領域357、推奨終了時刻領域358、推奨手段領域359、許容出発場所領域3500、許容到着場所領域3501、許容開始時刻領域3502、許容終了時刻領域3503、許容手段領域3504、許容度領域3505から構成される。許容経路種別領域351は、パブリック許容経路かパーソナル許容経路の名称あるいは識別コードを格納する。利用者ID領域352は、利用者の名称あるいは識別コードを格納する。パブリック許容経路の場合には、空になる。行程ID領域353、経路ID領域354はそれぞれ、利用者個人ごとに行程およびその行程内の経路を一意に決めるための名称あるいは識別コードを格納する。パブリック許容経路の場合には、空になる。推奨出発場所領域355、推奨到着場所領域356、推奨開始時刻領域357、推奨終了時刻領域358、推奨手段領域359には、推奨経路に関するそれぞれの値を格納する。許容開始時刻領域3500、許容終了時刻領域3501、許容開始時刻領域3502、許容終了時刻領域3503、許容手段領域3504には、推奨経路と同様の形式にて、許容経路に関するそれぞれの値を格納する。許容度領域359には、該当する許容経路が許容される度合いを数値で格納する。パブリック許容経路における許容度の値は、該当する推奨経路を利用するつもりの利用者一般がその経路を利用しうる確率から算出する。例えば、推奨列車であるa列車に乗ろうと整列乗車していた利用者のうち、a列車に乗れる利用者が40 %、1本後のb列車であれば乗れる利用者が40 %、2本後のc列車であれば乗れる利用者が20 %であれば、手段が「b列車」である許容経路の許容度は40 %、手段が「c列車」である許容経路の許容度は20 %とする。パーソナル許容経路の場合の許容度の算出方法は、Step 165、Step 167の処理詳細と共に図8を用いて後述する。
<Step 165、Step 167の処理例詳細:図8>
Step 165、Step 167の処理例詳細を図8に示す。Step 165、Step 167では、利用者ごとに通知した推奨行程において、各推奨経路ひとつずつ時間順にパーソナル許容経路と付与ポイントを算出する(Step 1651)。つまり、推奨情報34の利用者ID領域342と行程ID領域343に格納された値が一致する複数の経路について、各推奨経路ひとつずつ時間順に処理を実行することとなる。全経路について処理を実行したら、Step165は終了である。なお、図8のうち、Step 1655、Step 1657、Step 1659が付与ポイント算出部4の処理で、それ以外が許容経路算出部3の処理である。
<付与ポイント情報36のデータ構成例:図9>
付与ポイント情報36のデータ構成例を図9に示す。付与ポイント情報36は、利用者ID領域361、行程ID領域362、経路ID領域363、推奨出発場所領域365、推奨到着場所領域365、推奨開始時刻領域366、推奨終了時刻領域367、推奨手段領域368、利用出発場所領域369、利用到着場所領域3600、利用開始時刻領域3601、利用終了時刻領域3602、利用手段領域3603、付与ポイント領域3604から構成される。付与ポイント情報36は、ポイント決定部16が算出した利用者ごと推定経路ごとの付与ポイントである。利用者ID領域361は、利用者の名称あるいは識別コードを格納する。行程ID領域362、経路ID領域363はそれぞれ、利用者個人ごとに行程およびその行程内の経路を一意に決めるための名称あるいは識別コードを格納する。推奨出発場所領域364、推奨到着場所領域365、推奨開始時刻領域366、推奨終了時刻領域367、推奨手段領域368には、推奨経路に関するそれぞれの値を格納する。利用開始時刻領域369、利用終了時刻領域3600、利用開始時刻領域3601、利用終了時刻領域3602、利用手段領域3603には、推奨経路と同じ場所に関して、ポイント決定部16が推定した利用者の利用経路に関するそれぞれの値を格納する。付与ポイント領域3604には、ポイント決定部16が算出した経路ごとの付与ポイントの値を格納する。
<ポイント決定部16の処理例まとめ>
以上が利用者ごとの推奨経路が決められている場合における、ポイント決定部16の処理手順例である。なお、利用者ごとの推奨経路が事前に決められなかった利用者に付与するポイントは、Step 163にて利用者の利用した行程・経路を決定した後、推奨情報34で定義された利用者一般向けの推奨経路に経路が一致するあるいは含まれるかを判定し、一致あるいは含まれる場合には該当する推奨情報34の計画ポイント領域349に格納された値をポイントとして決定する。利用者の推奨経路が一部しか決められていない(例えば列車に関する経路しか決められていない)場合でも、本処理手順でポイントを決定する。
<表示例>
以上に示した処理手順に基づいて実現されるポイント決定について、利用者に通知される、あるいは利用者が操作する画面の表示例を、図10、図11、図12を用いて説明する。
<推奨経路の通知画面例1:図10>
図10は、ポイントシステム1の推奨情報作成部14が作成した推奨情報34を通知システム40から利用者に通知するための通知画面の例であり、利用者が個人で保有するPCや携帯端末の画面を想定している。図10の例では、推奨経路作成前に事前に利用者の出発地および出発時間と目的地および到着時間の情報の希望を取得済みであるものとする。図10の例では、通知画面における希望経路表示部1001には、事前に利用者から取得した出発地および出発時間と目的地および到着時間の情報の希望情報を表示する。また、推奨経路表示部1002には、ポイントシステム1が決定した推奨経路と計画ポイントを表示する。推奨経路は複数候補があって、その中から選択できるようになっていても良い。図10に示すように、利用者の経路計画中に、推奨経路と計画ポイントを提示することで、利用者は自身の都合と取得したいポイントを考慮し、利用する経路を計画できる。
<推奨経路の通知画面例2:図11>
図11は、ポイントシステム1の推奨情報作成部14が作成した推奨情報34を通知システム40から利用者に通知するための通知画面の例であり、駅のホームやコンコースに設置された発車標やサイネージの画面を想定している。図11の例では、通知画面における現在地情報表示部1101には、現在地と現在時刻の情報を表示する。また、推奨列車情報表示部1102には、現在地現在時刻を起点として推奨する経路と計画ポイントについてポイントシステム1にて決定した値を表示する。図11に示すような通知画面を利用者に表示することで、事業者は自身の都合で誘導したい経路を提示し、利用者に混雑緩和への動機づけをすることができる。特に、輸送障害にて列車が運転見合せになり、そこから運転再開するような場合には列車ごとに混雑が大きく変動するため、運転再開直後の列車には乗りすぎないように調整することが有効であると考えられる。図11の画面は利用者の携帯端末に表示しても良い。その場合は携帯端末に搭載されているGPS、Wi-Fi、BLUETOOTHといった機能から位置を測定しても良い。つまりは、利用者が経路を移動している最中に推奨経路を通知しても良い。また、図10、図11のような画面が利用者に提示されたとき、利用者は推奨経路を利用する意欲の有無をポイントシステム1に送信しても良い。その場合には、ポイントシステム1のポイント決定部16における順守意欲の有無判定に関わる処理(Step 16)が簡略化される、あるいは高精度化される。
<ポイント情報の通知画面例:図12>
図12は、ポイントシステム1の推奨情報作成部14が作成した推奨情報34とポイント決定部16が作成した付与ポイント情報36を合わせて、通知システム40から利用者に通知するための通知画面の例であり、利用者が個人で保有するPCや携帯端末の画面を想定している。図12の例では、推奨経路ごとに利用者が付与されたポイントを表示する。図12に示すような通知画面を利用者に表示することで、利用者は利用当日の状況を考慮して、自身の行動と事業者の都合の双方を考慮したポイントが付与されることを、推奨経路ごとに理解することができる。利用経路の推定結果の間違い等によりポイント情報に不服がある場合には、図12の画面からポイントシステム1に不服を送信しても良い。
<効果>
以上のように、本発明によれば、利用当日の状況を考慮し、利用者が利用しうる経路を考慮して付与ポイントを算出することで、利用者の行動と事業者の都合の双方を考慮したポイントを提供し、利用者の経路順守意欲を継続的に維持することができる。
<実施の形態:まとめ>
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形形態が含まれる。上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。
2:記憶部
3:許容経路算出部
4:付与ポイント算出部
Claims (10)
- 利用者が移動する際に推奨される推奨経路と、前記推奨経路に対して計画された計画ポイントとを含む推奨情報、及び、運行管理システムから取得した、前記利用者が移動した当日の交通に関するサービス実績とに基づいて、前記利用者の許容経路を算出する許容経路算出部と、
前記利用者が利用した利用経路、前記推奨経路、前記計画ポイント及び前記許容経路に基づいて付与ポイントを算出する付与ポイント算出部と、
を備えることを特徴とするポイントシステム。 - 請求項1に記載のポイントシステムにおいて、
前記推奨経路とは鉄道に関する経路であり、
記憶部を更に備え、
前記記憶部には、前記推奨情報を記憶し、
前記許容経路算出部は、前記記憶部に記憶された前記推奨情報に基づいて前記許容経路を算出し、
前記付与ポイント算出部は、前記付与ポイントを前記利用者に付与する
ことを特徴とするポイントシステム。 - 請求項2に記載のポイントシステムであって、
前記サービス実績には、列車の運行実績と混雑実績が含まれ、前記運行実績は前記運行管理システムから取得し、前記混雑実績は混雑システムから取得し、
前記許容経路には、パブリック許容経路が含まれ、
前記許容経路算出部は、前記利用者が利用した利用経路に対する前記運行実績、前記混雑実績に基づいて前記パブリック許容経路を算出する
ことを特徴とするポイントシステム。 - 請求項3に記載のポイントシステムであって、
前記許容経路には、パーソナル許容経路が含まれ、
前記許容経路算出部は、複数の推奨経路及び複数の利用経路を取得し、前記利用者に推奨された第1の推奨経路と、前記第1の推奨経路に対応する許容経路に含まれる第1の利用経路を前記利用者が利用した場合、前記第1の利用経路の後に利用された第2の利用経路と第2の推奨経路に基づいて、前記パーソナル許容経路を算出し、
前記付与ポイント算出部は、前記パブリック許容経路と前記パーソナル許容経路に基づいて前記付与ポイントを算出する
ことを特徴とするポイントシステム。 - 請求項4に記載のポイントシステムであって、
前記許容経路算出部は、利用者の利用状況を取得し、前記許容経路に対する許容度を算出し、前記付与ポイントは、前記計画ポイントと前記許容度に基づいて決定する
ことを特徴とするポイントシステム。 - 許容経路算出部が、利用者が移動する際に推奨される推奨経路と、前記推奨経路に対して計画された計画ポイントとを含む推奨情報、及び、運行管理システムから取得した、前記利用者が移動した当日の交通に関するサービス実績と、に基づいて、前記利用者の許容経路を算出するステップと、
付与ポイント算出部が、前記利用者が利用した利用経路、前記推奨経路、前記計画ポイント及び前記許容経路に基づいて付与ポイントを算出するステップと、
を備えることを特徴とするポイント決定方法。 - 請求項6に記載のポイント決定方法において、
前記推奨経路とは鉄道に関する経路であり、
記憶部は、予め前記推奨情報を記憶するステップを備え、
前記許容経路算出部は、前記記憶部に記憶された前記推奨情報に基づいて前記許容経路を算出し、
前記付与ポイント算出部は、前記付与ポイントを算出した後、前記付与ポイントを前記利用者に付与する
ことを特徴とするポイント決定方法。 - 請求項7に記載のポイント決定方法であって、
前記サービス実績には、列車の運行実績と混雑実績が含まれ、前記運行実績は前記運行管理システムから取得し、前記混雑実績は混雑システムから取得し、
前記許容経路には、パブリック許容経路が含まれ、
前記許容経路算出部は、前記利用者が利用した利用経路に対する前記運行実績、前記混雑実績に基づいて前記パブリック許容経路を算出する
ことを特徴とするポイント決定方法。 - 請求項8に記載のポイント決定方法であって、
前記許容経路には、パーソナル許容経路が含まれ、
前記許容経路算出部は、複数の推奨経路及び複数の利用経路を取得し、前記利用者に推奨された第1の推奨経路と、前記第1の推奨経路に対応する許容経路に含まれる第1の利用経路を前記利用者が利用した場合、前記第1の利用経路の後に利用された第2の利用経路と第2の推奨経路に基づいて、前記パーソナル許容経路を算出し、
前記付与ポイント算出部は、前記パブリック許容経路と前記パーソナル許容経路に基づいて前記付与ポイントを算出する
ことを特徴とするポイント決定方法。 - 請求項9に記載のポイント決定方法であって、
前記許容経路算出部は、利用者の利用状況を取得し、前記許容経路に対する許容度を算出し、前記付与ポイントは、前記計画ポイントと前記許容度に基づいて決定する
ことを特徴とするポイント決定方法。
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