JP2018080467A - 枠体及び建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠体のカバー部材を枠材に容易に取り付け、枠材からカバー部材を容易に取り外す。【解決手段】カバー部材30の取付片31は、額縁40の室外側で、枠材7Aの取付部7Dに取り付けられる。枠材7Aの取付部7Dは、室内側に弾性変形可能な第1突片51と、室外側に弾性変形可能な第2突片52を有する。係合凹部60は、第1突片51と第2突片52により形成され、第1突片51と第2突片52の間に挿入されたカバー部材30の取付片31と係合する。カバー部材30の取付片31は、係合凹部60内で第1突片51を室内側に押圧可能な第1押圧部38と、第1押圧部38よりも内周側で第2突片52を室外側に押圧可能な第2押圧部39を有する。【選択図】 図4

Description

本発明は、枠材の取付部に取り付けられた状態で、額縁に装着されるカバー部材を備えた枠体、及び、枠体を備えた建具に関する。
建具の枠体として、枠材とカバー部材を備えた枠体が広く用いられている。枠材は、建物の開口部に設置されて、額縁の室外側に配置される。カバー部材は、枠材の取付部に取り付けられて、額縁と枠材の間の部分、及び、額縁の室外側の部分を覆う。また、従来、建具の枠体として、額縁の室外側で、樹脂額縁材(カバー部材)と金属製枠材とを係合させて、樹脂額縁材を金属製枠材に取り付けるサッシ枠材が知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された従来のサッシ枠材では、樹脂額縁材の係合突条と挿入溝が、それぞれ金属製枠材の係合溝と挿入突条に係合する。そのため、樹脂額縁材を金属製枠材に係合し難いことがあり、樹脂額縁材を金属製枠材に容易に取り付けられない虞がある。また、樹脂額縁材と金属製枠材が2箇所で係合するため、樹脂額縁材と金属製枠材の係合を解除し難く、樹脂額縁材の交換時に、金属製枠材から樹脂額縁材を容易に取り外せない虞がある。例えば、樹脂額縁材の一部を樹脂額縁材の長手方向の全体に亘って切り取ることで、樹脂額縁材と金属製枠材の係合が解除される。従って、樹脂額縁材の交換に手間がかかる。
特許第4417265号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、額縁に装着される枠体のカバー部材を枠材に容易に取り付けるとともに、枠材からカバー部材を容易に取り外すことである。
本発明は、額縁の室外側に配置される枠材と、前記枠材の取付部に取り付けられるカバー部材と、を備えた枠体である。前記カバー部材は、前記額縁の室外側で外周側に突出し、前記枠材の取付部に取り付けられる取付片を有する。前記枠材の取付部は、前記額縁の室外側で内周側に突出し、前記カバー部材の取付片による室内側への押圧により室内側に弾性変形可能な第1突片と、前記第1突片の室外側で内周側に突出し、前記カバー部材の取付片による室外側への押圧により室外側に弾性変形可能な第2突片と、前記第1突片と前記第2突片により形成され、前記第1突片と前記第2突片の間に挿入された前記カバー部材の取付片と係合する係合凹部と、を有する。前記カバー部材の取付片は、前記係合凹部内で前記第1突片に対向して配置されて前記第1突片を室内側に押圧可能な第1押圧部と、前記第1押圧部よりも内周側で前記第2突片に対向して配置されて前記第2突片を室外側に押圧可能な第2押圧部と、を有する。
また、本発明は、本発明の枠体を備えた建具である。
本発明によれば、額縁に装着される枠体のカバー部材を枠材に容易に取り付けられるとともに、枠材からカバー部材を容易に取り外すことができる。
本実施形態の建具の正面図である。 本実施形態の建具の断面図である。 本実施形態の建具の断面図である。 縦枠のカバー部材と枠材の取付部の断面図である。 枠材の取付部に取り付けられるカバー部材の断面図である。 枠材の取付部から取り外されるカバー部材の断面図である。 上枠のカバー部材と枠材の取付部の断面図である。
本発明の枠体と建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の枠体は、開口部を形成する開口枠であり、本実施形態の建具に設けられる。以下では、建具が固定窓である場合を例にとり、枠体と建具について説明する。従って、枠体は、建具の窓枠である。
図1は、本実施形態の建具1の正面図であり、室内からみた建具1を示している。図2、図3は、本実施形態の建具1の断面図であり、建具1の概略構成を示している。図2は、建具1を垂直方向(図1の上下方向)に切断した縦断面図であり、図3は、建具1を水平方向(図1の左右方向)に切断した横断面図である。
図示のように、建具1は、建物の開口部に設置されて、建物の室内と室外の間に配置される。また、建具1は、パネル体2と、パネル体2を囲む枠体3を備えている。パネル体2は、方形状の固定面材であり、枠体3の開口部3Aに配置されて、枠体3の開口部3Aを閉鎖する。また、パネル体2は、複数枚のガラス板2Aを有する複層ガラスであり、枠体3の内側に嵌め込まれて、枠体3に固定される。
枠体3は、方形状の開口枠であり、複数のねじ4により、建物の開口部を囲む縁部(開口縁部)に取り付けられる。また、枠体3は、枠組みされた4つの枠5〜7(上枠5、下枠6、一対の縦枠7)を有し、枠5〜7により、方形状の開口部3Aを形成する。枠5〜7は、枠体3を構成する長尺部材であり、それぞれパネル体2の縁部(上縁部、下縁部、一対の縦縁部)に沿って配置される。パネル体2の縁部が枠5〜7により保持されて、パネル体2が枠体3の開口部3Aに保持される。
枠体3の開口部3Aは、枠5〜7の内周側に形成され、建物の開口縁部は、枠5〜7の外周側に設けられる。内周側は、各枠5〜7において枠体3の開口部3Aが位置する側であり、各枠5〜7の見付け方向における枠体3の内部側(開口部3A側)である。外周側は、各枠5〜7において内周側の反対側であり、各枠5〜7の見付け方向における枠体3の外部側(開口縁部側)である。枠体3及び建具1に関して方向又は位置等を表すときには、室内側、室外側、内周側、及び、外周側を用い、それらにより方向又は位置等を説明する。
枠体3は、4つの枠5〜7のそれぞれに、枠5〜7の本体(枠本体)である枠材5A〜7Aと、枠材5A〜7Aに装着される装着部材5B〜7Bを有する。枠材5A〜7Aは、枠5〜7のベース部材であり、建物の開口縁部に設置される。ここでは、枠材5A〜7Aは、金属製の枠部材(金属枠部)であり、装着部材5B〜7Bは、合成樹脂製の枠部材(樹脂枠部)である。従って、枠体3は、金属と樹脂からなる複合サッシである。
枠材5A〜7Aは、金属(ここでは、アルミニウム合金)の押出成形により成形されて、方形状に組み合わされる。装着部材5B〜7Bは、合成樹脂の押出成形により成形され、それぞれ枠材5A〜7Aの取付部に取り付けられて、枠材5A〜7Aに装着される。また、装着部材5B〜7Bは、パネル体2の室内側に配置されるとともに、それぞれ枠5〜7の長手方向に沿って配置される。装着部材5B〜7Bは、それぞれ枠材5A〜7Aの内周側に設けられて、枠材5A〜7Aの室内に露出する部分を覆う。
上枠5の装着部材(上装着部材)5Bは、カバー部材(上カバー部材)10と押縁(上押縁)20からなり、一対の縦枠7の間に配置される。カバー部材10は、押縁20の室内側に配置されて、建物の開口縁部に設けられた額縁の表面を覆う。押縁20は、パネル体2とカバー部材10の間に位置し、パネル体2に沿って配置される。カバー部材10は、係合部である1つの取付片11を有し、屈曲形状に形成されている。押縁20は、係合部である2つの突出部21と、パネル体2を保持する保持部22を有し、中空状に形成されている。
上枠5の枠材(上枠材)5Aは、パネル体2を保持する保持部5Cと、カバー部材10用の取付部(カバー取付部)5Dと、押縁20用の取付部(押縁取付部)5Eを有する。保持部5Cは、内周側(パネル体2側)に突出する突出部であり、パネル体2の室外側で、パネル体2の上縁部に沿って配置される。密閉材8が、保持部5Cに取り付けられて、パネル体2の室外側の面に接触する。カバー部材10の取付片11は、溝状の取付部5Dに挿入されて、取付部5Dに係合する。これにより、カバー部材10が枠材5Aの取付部5Dに取り付けられる。
押縁20の2つの突出部21は、取付部5Eの2つの係合部の内側に挿入されて、それぞれ取付部5Eの係合部に係合する。これにより、押縁20が枠材5Aの取付部5Eに取り付けられる。押縁20は、パネル体2の室内側で、パネル体2の上縁部に沿って配置される。密閉材8が、押縁20の保持部22に取り付けられて、パネル体2の室内側の面に接触する。パネル体2の上縁部は、枠材5Aの保持部5Cと押縁20の保持部22の間に配置されて、保持部5C、22に保持される。
下枠6の装着部材(下装着部材)6Bは、カバー部材(下カバー部材)23からなり、一対の縦枠7の間に配置される。カバー部材23は、パネル体2に沿って配置されて、枠材6Aの一部(パネル体2よりも室内側の部分)と額縁の表面を覆う。また、カバー部材23は、係合部である2つの突出部24と、パネル体2を保持する保持部25を有し、屈曲形状に形成されている。
下枠6の枠材(下枠材)6Aは、パネル体2を保持する保持部6Cと、カバー部材23用の取付部(カバー取付部)6Dを有する。保持部6Cは、内周側に突出する突出部であり、パネル体2の室外側で、パネル体2の下縁部に沿って配置される。密閉材8が、保持部6Cに取り付けられて、パネル体2の室外側の面に接触する。
カバー部材23の2つの突出部24は、取付部6Dの2つの係合部の外側に配置されて、それぞれ取付部6Dの係合部に係合する。これにより、カバー部材23が枠材6Aの取付部6Dに取り付けられる。カバー部材23は、パネル体2の室内側で、パネル体2の下縁部に沿って配置される。密閉材8が、カバー部材23の保持部25に取り付けられて、パネル体2の室内側の面に接触する。パネル体2の下縁部は、枠材6Aの保持部6Cとカバー部材23の保持部25の間に配置されて、保持部6C、25に保持される。
縦枠7の装着部材(縦装着部材)7Bは、カバー部材(縦カバー部材)30と押縁(縦押縁)26からなり、上枠5と下枠6の間に配置される。カバー部材30は、押縁26の室内側に配置されて、額縁の表面を覆う。押縁26は、パネル体2とカバー部材30の間に位置し、パネル体2に沿って配置される。カバー部材30は、係合部である1つの取付片31を有し、屈曲形状に形成されている。押縁26は、係合部である2つの突出部27と、パネル体2を保持する保持部28を有し、中空状に形成されている。
縦枠7の枠材(縦枠材)7Aは、パネル体2を保持する保持部7Cと、カバー部材30用の取付部(カバー取付部)7Dと、押縁26用の取付部(押縁取付部)7Eを有する。保持部7Cは、内周側に突出する突出部であり、パネル体2の室外側で、パネル体2の縦縁部に沿って配置される。密閉材8が、保持部7Cに取り付けられて、パネル体2の室外側の面に接触する。カバー部材30の取付片31は、溝状の取付部7Dに挿入されて、取付部7Dに係合する。これにより、カバー部材30が枠材7Aの取付部7Dに取り付けられる。
押縁26の2つの突出部27は、取付部7Eの2つの係合部の内側に挿入されて、それぞれ取付部7Eの係合部に係合する。これにより、押縁26が枠材7Aの取付部7Eに取り付けられる。押縁26は、パネル体2の室内側で、パネル体2の縦縁部に沿って配置される。密閉材8が、押縁26の保持部28に取り付けられて、パネル体2の室内側の面に接触する。パネル体2の縦縁部は、枠材7Aの保持部7Cと押縁26の保持部28の間に配置されて、保持部7C、28に保持される。
図4は、縦枠7のカバー部材30と枠材7Aの取付部7Dの断面図であり、図3の一部を拡大して示している。また、図4は、建物の開口縁部9と額縁40の断面図を鎖線で示している。
図示のように、額縁40は、建物の開口部を区画する見込み面41と、見込み面41の室外側の縁部から外周側に向かって形成された室外側面42を有し、建物の開口縁部9に設けられる。枠材7A及び取付部7Dは、額縁40の室外側に配置される。カバー部材30の取付片31は、額縁40(室外側面42)の室外側に設けられて、枠材7Aの取付部7Dに取り付けられる。
カバー部材30は、額縁40に装着される額縁材であり、板状のカバー部32を有する。カバー部材30の取付片31は、カバー部32の室外側の縁部から突出する突片であり、額縁40の室外側で外周側に突出する。カバー部材30が枠材7Aの取付部7Dに取り付けられた状態で、カバー部材30は、額縁40に装着されて、枠材7Aと額縁40の間の部分、及び、額縁40の室外側の部分を覆う。その状態で、カバー部32は、額縁40の見込み面41に配置されて、見込み面41の室外側の部分を覆う。また、ねじ4により、カバー部32が額縁40に取り付けられる。
枠材7Aの取付部7Dは、額縁40の室外側で内周側に突出する2つの突片51、52(第1突片51、第2突片52)と、第1突片51と第2突片52により凹状に形成された係合凹部60を有する。第1突片51は、第2突片52の室内側に位置する板状の室内側突片であり、第2突片52は、第1突片51の室外側に位置する板状の室外側突片である。カバー部材30の取付片31は、第1突片51と第2突片52の間に挿入される。係合凹部60は、第1突片51と第2突片52により、2つの突片51、52の間に区画された係合溝部であり、枠体3の開口部3A(内周側)に向かって開放されている。
カバー部材30の取付片31は、挿入片であり、枠体3の開口部3Aから係合凹部60に挿入されて、係合凹部60内に収容される。係合凹部60は、カバー部材30の取付片31と係合して、取付片31を保持する。これにより、カバー部材30の取付片31が枠材7Aの取付部7Dに取り付けられる。カバー部材30の取付片31は、係合凹部60に係合した状態で、第1突片51と第2突片52の間(第1突片51の室外側、第2突片52の室内側)に位置し、2つの突片51、52に挟まれる。
第1突片51は、額縁40の室外側に設けられて、額縁40に隣接する。第2突片52は、第1突片51の室外側に設けられて、第1突片51に並置される。第2突片52の突出長さは、第1突片51の突出長さよりも長く、第2突片52は、第1突片51の室外側で、第1突片51よりも内周側に突出する。カバー部材30の取付片31が係合凹部60に係合した状態で、第1突片51は、額縁40と取付片31の間(取付片31の室内側)に位置し、第2突片52は、取付片31の室外側に位置する。
第1突片51は、突出方向の先端部53に形成された規制突起54を有する。規制突起54は、係合凹部60の内部(室外側)に向かって突出して、係合凹部60内の取付片31に接触する。第1突片51は、規制突起54により、取付片31の室内側への移動を規制する。また、取付片31と第1突片51は、係合凹部60内で対向して配置されて、互いの間に空所61を形成する。空所61は、係合凹部60の底部62と規制突起54の間に形成されて、規制突起54の外周側に位置する。
第1突片51は、額縁40の室外側面42に接触せず、室外側面42に並置されて、室外側面42との間に空所63を形成する。空所63は、第1突片51と額縁40の室外側面42との間の全体に形成されるとともに、カバー部材30の取付片31と額縁40の室外側面42との間の全体に形成される。第1突片51の室内側に形成された空所63により、第1突片51の室内側への弾性変形が許容される。そのため、第1突片51は、カバー部材30の取付片31による室内側への押圧により、室内側(額縁40側)に弾性変形可能である。第1突片51は、カバー部材30の取付片31により室内側に押圧されて、弾性変形により室内側に撓む。
第2突片52は、カバー部材30の取付片31による室外側への押圧により、室外側に弾性変形可能である。第2突片52は、カバー部材30の取付片31により室外側に押圧されて、弾性変形により室外側に撓む。また、第2突片52は、係合凹部60内に位置する係合部55を有する。係合部55は、係合凹部60の内部(室内側)に向かって突出する突起であり、第2突片52の突出方向の先端部56と係合凹部60の底部62との間に形成されている。係合部55は、第1突片51の規制突起54よりも係合凹部60の底部62側に位置する。その結果、底部62(第1突片51の根元部)から規制突起54までの距離は、底部62(第2突片52の根元部)から係合部55までの距離よりも長い。
カバー部材30の取付片31は、室外側に突出する遮蔽部33と、室内側の部分に形成された段部34と、2つの溝部35、36(第1溝部35、第2溝部36)と、係合凹部60に係合する係合突起37と、第1突片51を室内側に押圧可能な第1押圧部38と、第2突片52を室外側に押圧可能な第2押圧部39を有する。遮蔽部33は、係合凹部60よりも内周側に配置されて、額縁40と第2突片52の間の部分を遮蔽する。
段部34は、第1突片51の内周側に配置されて、第1突片51の先端部53に接触する。カバー部材30の取付片31が段部34において第1突片51により支持されて、取付片31の外周側への移動が第1突片51により規制される。第1溝部35は、遮蔽部33と第2押圧部39の間に形成されて、係合凹部60よりも内周側に配置される。第2溝部36は、第2押圧部39と係合突起37の間に形成されて、係合凹部60の内部に配置される。第1溝部35は、係合凹部60外で第2突片52に隣接し、第2溝部36は、係合凹部60内で第2突片52に隣接する。
係合突起37は、取付片31の先端部31Aに形成されて、係合凹部60内に配置される。係合凹部60内で、係合突起37が第2突片52に向かって突出し、第2突片52の係合部55が係合突起37と係合する。収容部57が、係合凹部60の底部62と係合部55の間に形成されて、係合突起37を収容する。係合突起37が係合部55に引っ掛かることで、係合突起37の内周側への移動が規制される。これにより、カバー部材30の係合突起37及び取付片31が係合部55及び係合凹部60に係合する。
第1押圧部38は、取付片31の先端部31Aに設けられた先端押圧部であり、係合凹部60内に配置される。係合凹部60内で、第1押圧部38が第1突片51に対向して配置され、空所61が第1押圧部38と第1突片51の間に形成される。ここでは、第1押圧部38は、取付片31の室内側の先端角部であり、係合凹部60の底部62及び第1突片51に隣接して配置される。
第2押圧部39は、第1押圧部38よりも内周側に設けられた内周側押圧部であり、第2突片52に対向して配置される。ここでは、第2押圧部39は、第2突片52(室外側)に向かって突出する押圧突起であり、第2突片52に隣接して配置される。第2押圧部39は、係合凹部60よりも内周側に配置されて、係合凹部60の外部で、第2突片52に対向して配置される。カバー部材30の取付片31は、第2押圧部39の外周側において、第2突片52との間に空所64を形成する。空所64は、第2溝部36内の部分であり、第2押圧部39よりも外周側の係合凹部60内に形成される。第2突片52の係合部55は、空所64及び第2溝部36内に配置される。
図5は、枠材7Aの取付部7Dに取り付けられるカバー部材30の断面図である。
図示のように、カバー部材30の取り付け時には、押縁26を枠材7Aに取り付けていない状態で、カバー部材30を枠体3の開口部3Aにおいて額縁40に向かって移動させ、カバー部材30の取付片31を係合凹部60に挿入する(矢印R参照)。その際、例えば、打ち付け工具(ハンマー等)によりカバー部材30をたたいて、カバー部材30の取付片31を係合凹部60に押し込む。
カバー部材30の取付片31の挿入に伴い、取付片31の係合突起37が第2突片52の係合部55に接触する。また、カバー部材30の取付片31が第1突片51の規制突起54に接触し、取付片31の第1押圧部38が第1突片51に接触する。続いて、カバー部材30の取付片31を係合凹部60に更に挿入すると、第1突片51と第2突片52が、カバー部材30の取付片31により押圧されて弾性変形する。
第1突片51は、取付片31により室内側に押圧されて室内側に弾性変形し、第2突片52は、取付片31により室外側に押圧されて室外側に弾性変形する。その結果、第1突片51と第2突片52が弾性変形により撓み、係合凹部60が室内外方向に広がる。ここでは、第1突片51が、第2突片52よりも大きな押圧力を受ける。そのため、主に、第1突片51が、室内側に弾性変形して撓む。続いて、取付片31の係合突起37が、係合部55を乗り越えて、第2突片52の収容部57に収容される(図4参照)。
取付片31の係合突起37は、係合凹部60の底部62まで押し込まれて、第2突片52の係合部55に係合する。係合部55が係合突起37と係合したときに、第1突片51と第2突片52の弾性変形(撓み)が解消されて、カバー部材30の取付片31が第1突片51と第2突片52の間に挟まれる。また、カバー部材30の取付片31は、係合凹部60に挿入されて、係合凹部60に係合し、枠材7Aの取付部7Dに取り付けられる。これにより、カバー部材30は、枠材7Aの取付部7Dに取り付けられて、額縁40に装着される。
なお、枠体3を組み立てる前においては、カバー部材30の取付片31を、枠材7Aの長手方向の外側から係合凹部60に挿入してもよい。この場合には、カバー部材30の取付片31を、係合凹部60の長手方向の端部に挿入して、係合凹部60内で長手方向にスライドさせる。これにより、カバー部材30の取付片31の全体を係合凹部60に挿入して、カバー部材30の取付片31を係合凹部60に係合する。
図6は、枠材7Aの取付部7Dから取り外されるカバー部材30の断面図である。
図示のように、カバー部材30の取り外し時には、押縁26を枠材7Aから取り外した状態で、カバー部材30を枠体3の開口部3A側に移動させて額縁40から離間させる(矢印S参照)。これにより、カバー部材30の取付片31を係合凹部60から引き出す。その際、例えば、引き離し工具(スクレーパー等)をカバー部材30のカバー部32と額縁40の間に差し込んで、カバー部32を額縁40から引き離す。カバー部材30は、室外側に向かって回転するように、枠体3の開口部3A側に移動する。
カバー部材30の取付片31の引き出しに伴い、取付片31の第2押圧部39が第2突片52に接触し、取付片31の第1押圧部38が第1突片51に接触する。続いて、第1突片51と第2突片52が、カバー部材30の取付片31により押圧されて弾性変形する。第2突片52は、第2押圧部39により室外側に押圧されて室外側に弾性変形し、第1突片51は、第1押圧部38により室内側に押圧されて室内側に弾性変形する。その結果、第1突片51と第2突片52が弾性変形により撓み、係合凹部60が室内外方向に広がる。
ここでは、第2突片52が、第1突片51よりも大きな押圧力を受けて、第1突片51よりも大きく撓む。続いて、取付片31の係合突起37が第2突片52の係合部55を乗り越えて、係合突起37と係合部55の係合が解除される。係合突起37と係合部55の係合が解除されるまで、第1突片51は第1押圧部38により押圧され、第2突片52は第2押圧部39により押圧される。その後、取付片31の全体が係合凹部60から引き出されて、第1突片51と第2突片52の弾性変形(撓み)が解消される。これにより、取付片31と係合凹部60の係合が解除されて、取付片31が枠材7Aの取付部7Dから取り外される。また、カバー部材30が枠材7Aの取付部7Dから取り外される。
以上説明したように、本発明によれば、枠材7Aとカバー部材30を備えた枠体3において、第1突片51と第2突片52を弾性変形させて、カバー部材30の取付片31を枠材7Aの係合凹部60に容易に係合することができる。また、カバー部材30の取付片31を係合凹部60内で長手方向にスライドさせて、カバー部材30の取付片31を係合凹部60に係合することもできる。従って、カバー部材30を枠材7Aに容易に取り付けることができ、取り付け作業の効率を向上させることができる。
第1押圧部38と第2押圧部39の押圧により第1突片51と第2突片52を弾性変形させて、カバー部材30の取付片31と係合凹部60の係合を容易に解除することができる。係合の解除のために、カバー部材30の一部を切り取る必要もない。そのため、枠材7Aからカバー部材30を容易に取り外すことができ、カバー部材30の交換作業の効率を向上させることができる。カバー部材30の取付片31が係合凹部60のみに係合するため、取付片31と係合凹部60の構造を単純にすることができる。
本発明によれば、第2押圧部39が押圧突起であるため、第2突片52を第2押圧部39により室外側に確実に押圧できるとともに、第2突片52と取付片31の間に生じる摩擦を低減することができる。また、取付片31と第2突片52との間に形成される空所64により、第2突片52と取付片31の間に生じる摩擦をより低減することができる。これに伴い、カバー部材30の取付片31を係合凹部60内で円滑にスライドさせることができる。
本発明によれば、係合凹部60よりも内周側に配置された第2押圧部39により、第2突片52を室外側に確実に押圧して弾性変形させることができる。また、本発明によれば、取付片31の係合突起37は、第2突片52に向かって突出しており、カバー部材30の取り外し時に、第1押圧部38と共に第1突片51側に変位する。その結果、係合突起37が第2突片52の係合部55から外れ易くなり、係合突起37と係合部55の係合を円滑に解除することができる。
本発明によれば、第1突片51と額縁40の室外側面42との間に形成される空所63により、第1突片51を室内側に容易に弾性変形させることができる。また、本発明によれば、第1突片51と取付片31との間に空所61を形成することで、第1突片51と取付片31の間に生じる摩擦を低減することができる。空所61により、係合突起37が第1突片51側に変位し易くなるため、係合突起37と係合部55の係合及び係合の解除を円滑に行うことができる。
図7は、上枠5のカバー部材10と枠材5Aの取付部5Dの断面図であり、図2の一部を拡大して示している。また、図7は、カバー部材10と取付部5D等を図4と同様に示している。
図示のように、上枠5のカバー部材10は、縦枠7のカバー部材30と同様に構成されており、取付片11とカバー部12を有する。また、枠材5Aの取付部5Dは、枠材7Aの取付部7Dと同様に構成されており、第1突片71、第2突片72、及び、係合凹部80を有する。
カバー部材10の取付片11は、カバー部材30の取付片31と同様に、遮蔽部13、段部14、2つの溝部15、16(第1溝部15、第2溝部16)、係合突起17、第1押圧部18、及び、第2押圧部19を有する。第1突片71は、第1突片51と同様に、規制突起74を有し、第2突片72は、第2突片52と同様に、係合部75と収容部77を有する。このように、本発明は、縦枠7以外の枠に適用することができる。
なお、カバー部材10、30は、ねじ4により額縁40に取り付けてもよく、ねじ4により額縁40に取り付けなくてもよい。また、枠5〜7の枠材5A〜7Aと装着部材5B〜7Bは、金属製であってもよく、合成樹脂製であってもよい。建具は、固定窓に限定されず、枠体3を備えた他の建具(例えば、開閉窓、ドア)であってもよい。
1・・・建具、2・・・パネル体、3・・・枠体、4・・・ねじ、5・・・上枠、6・・・下枠、7・・・縦枠、8・・・密閉材、9・・・開口縁部、10・・・カバー部材、11・・・取付片、12・・・カバー部、13・・・遮蔽部、14・・・段部、15・・・第1溝部、16・・・第2溝部、17・・・係合突起、18・・・第1押圧部、19・・・第2押圧部、20・・・押縁、21・・・突出部、22・・・保持部、23・・・カバー部材、24・・・突出部、25・・・保持部、26・・・押縁、27・・・突出部、28・・・保持部、30・・・カバー部材、31・・・取付片、32・・・カバー部、33・・・遮蔽部、34・・・段部、35・・・第1溝部、36・・・第2溝部、37・・・係合突起、38・・・第1押圧部、39・・・第2押圧部、40・・・額縁、41・・・見込み面、42・・・室外側面、51・・・第1突片、52・・・第2突片、53・・・先端部、54・・・規制突起、55・・・係合部、56・・・先端部、57・・・収容部、60・・・係合凹部、61・・・空所、62・・・底部、63・・・空所、64・・・空所、71・・・第1突片、72・・・第2突片、74・・・規制突起、75・・・係合部、77・・・収容部、80・・・係合凹部。

Claims (7)

  1. 額縁の室外側に配置される枠材と、前記枠材の取付部に取り付けられるカバー部材と、を備えた枠体であって、
    前記カバー部材は、前記額縁の室外側で外周側に突出し、前記枠材の取付部に取り付けられる取付片を有し、
    前記枠材の取付部は、前記額縁の室外側で内周側に突出し、前記カバー部材の取付片による室内側への押圧により室内側に弾性変形可能な第1突片と、前記第1突片の室外側で内周側に突出し、前記カバー部材の取付片による室外側への押圧により室外側に弾性変形可能な第2突片と、前記第1突片と前記第2突片により形成され、前記第1突片と前記第2突片の間に挿入された前記カバー部材の取付片と係合する係合凹部と、を有し、
    前記カバー部材の取付片は、前記係合凹部内で前記第1突片に対向して配置されて前記第1突片を室内側に押圧可能な第1押圧部と、前記第1押圧部よりも内周側で前記第2突片に対向して配置されて前記第2突片を室外側に押圧可能な第2押圧部と、を有する枠体。
  2. 請求項1に記載された枠体において、
    前記第2押圧部は、前記第2突片に向かって突出する押圧突起であり、
    前記カバー部材の取付片は、前記第2押圧部の外周側において、前記第2突片との間に空所を形成する枠体。
  3. 請求項1又は2に記載された枠体において、
    前記第2押圧部は、前記係合凹部よりも内周側で前記第2突片に対向して配置される枠体。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された枠体において、
    前記カバー部材の取付片は、前記係合凹部内で前記第2突片に向かって突出する係合突起を有し、
    前記第2突片は、前記係合凹部内に位置して前記係合突起と係合する係合部を有する枠体。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された枠体において、
    前記第1突片は、前記額縁の室外側面との間に空所を形成する枠体。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された枠体において、
    前記カバー部材の取付片と前記第1突片は、前記係合凹部内で、互いの間に空所を形成する枠体。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載された枠体を備えた建具。
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