JP2018080450A - 車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置 - Google Patents

車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接を用いることなく、ガイドレールとドラムハウジングを正しい位置関係で支持することができる車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置を得る。
【解決手段】ドラムハウジング(50)は、金属製の収容部材(60)と樹脂製の連結部材(70)を有している。収容部材(60)は、巻取ドラム(80)を収容する。連結部材(70)は、収容部材(60)に係合する係合部(72)と、ガイドレール(10)の一端が嵌合する嵌合部(71)を有し、収容部材(60)とガイドレール(10)を連結する。収容部材(60)と連結部材(70)は、それぞれ、モータユニット(90)に対する固定部(66,74)を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置に関する。
従来、車両用開閉体の駆動装置として、例えば、車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置が知られている。この車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置は、基本構成として、窓ガラスが取り付けられるキャリアプレートと、キャリアプレートを摺動自在に支持するガイドレールと、ガイドレールの一端に支持されるドラムハウジングと、ドラムハウジングに回転可能に支持される巻取ドラムと、キャリアプレートから繰り出されて巻取ドラムに巻回されるワイヤと、ドラムハウジングに支持されて巻取ドラムを回転駆動するモータユニットと、を有している。
特許文献1には、ドラムハウジングに、ガイドレールの下端部をドアのインナパネルに固定するためのガイドブラケットとしての機能を持たせることが開示されている。また特許文献1には、ガイドブラケット(ドラムハウジング)を金属の一体成形品とすることが開示されている。
特開平10−315760号公報
しかしながら、特許文献1は、ガイドレールにガイドブラケット(ドラムハウジング)を支持する際に両者の溶接が必須であるため、溶接コストが増大するとともに、溶接管理が必要になるという問題がある。一方、車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置の機能を保証するためには、ガイドレールとガイドブラケット(ドラムハウジング)を正しい位置関係で支持することが要求される。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、溶接を用いることなく、ガイドレールとドラムハウジングを正しい位置関係で支持することができる車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置を得ることを目的とする。
本実施形態の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置は、窓ガラスが取り付けられるキャリアプレートと、前記キャリアプレートを摺動自在に支持するガイドレールと、前記ガイドレールの一端に支持されるドラムハウジングと、前記ドラムハウジングに回転可能に支持される巻取ドラムと、前記キャリアプレートから繰り出されて前記巻取ドラムに巻回されるワイヤと、前記ドラムハウジングに支持されて前記巻取ドラムを回転駆動するモータユニットと、を有する車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置であって、前記ドラムハウジングは、前記巻取ドラムを収容する金属製の収容部材と、前記収容部材に係合する係合部と、前記ガイドレールの一端が嵌合する嵌合部を有し、前記収容部材と前記ガイドレールを連結する樹脂製の連結部材と、を有しており、前記収容部材と前記連結部材は、それぞれ、前記モータユニットに対する固定部を有している、ことを特徴としている。
前記収容部材は、前記連結部材の前記係合部に挿入されている挿入片を有し、前記ガイドレールの長手方向の延長線と、前記挿入片とが、交差するように位置することができる。
前記連結部材は、前記係合部として、前記収容部材の挿入片が挿入される挿入部を有しており、前記収容部材の前記巻取ドラムの収容開口と、前記連結部材の前記挿入部の挿入開口とが、前記ガイドレールの長手方向と交差する方向に一致することができる。
前記収容部材は、前記連結部材に向かって突出する挿入片と、少なくとも1つの嵌合孔とを有しており、前記連結部材は、前記挿入片に嵌合する嵌合溝と、前記収容部材に向かって突出して前記少なくとも1つの嵌合孔に嵌合する少なくとも1つの突出片とを有することができる。
本発明によれば、溶接を用いることなく、ガイドレールとドラムハウジングを正しい位置関係で支持することができる車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置が得られる。
本実施形態の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置を示す一部分解斜視図である。 ドラムハウジング(収容部材と連結部材)と巻取ドラムとモータユニットの組付構造を示す第1の分解斜視図である。 ドラムハウジング(収容部材と連結部材)と巻取ドラムとモータユニットの組付構造を示す第2の分解斜視図である。 本実施形態の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置を車外側から見た図である。 本実施形態の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置を車内側から見た図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 ドラムハウジングを構成する収容部材の単体構造を示す斜視図である。 ドラムハウジングを構成する連結部材の単体構造を示す斜視図である。
図1〜図9を参照して、本実施形態の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置1について説明する。以下の説明中の方向は、図中に記載した矢線方向を基準とする。
図1、図4、図5に示すように、車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置1は、概ね上下方向に延びる長尺部材からなるガイドレール10と、このガイドレール10に沿って摺動自在に支持されるキャリアプレート20とを有している。キャリアプレート20には、窓ガラス(図示略)が取り付けられる。ガイドレール10の上端部は、固定ブラケット30を介して、ドアのインナパネル(図示略)に固定されている。固定ブラケット30には、ワイヤガイドプーリ40がその回転軸孔に挿通した回転軸41によって回転自在に支持されている。
ガイドレール10の下端部(一端部)には、ドラムハウジング50が支持されている。ドラムハウジング50は、金属製の収容部材(金属ブラケット、金属プレート)60と、樹脂製の連結部材(樹脂ブラケット、樹脂ピース)70との二部材から構成されている。
図1〜図3、図8に示すように、収容部材60は、金属材料からなる(金属製の)一体成形品であり、その中央部に、巻取ドラム80を回転可能に支持(収容)するドラム収容部61を有している。すなわち、収容部材60は、車内側から車外側(連結部材70)に向かって突出する挿入片62と、車内側から車外側(連結部材70)に向かって突出した後に略直角に折り曲げられる一対の曲折片63とを有しており、挿入片62と一対の曲折片63の間に、ドラム収容部61が形成されている。挿入片62を挟んだ両側には、一対の嵌合孔64が形成されている。一対の嵌合孔64は、一方が円形孔からなり、他方が長孔からなる。一対の嵌合孔64のさらに両側には、一対の固定ボルト挿通孔65が形成されている。一対の曲折片63には、一対の固定ボルト挿通孔(固定部)66が形成されている。
図1〜図3、図9に示すように、連結部材70は、樹脂材料からなる(樹脂製の)一体成形品であり、収容部材60とガイドレール10を位置決め状態で連結する機能を持つ。連結部材70は、下方から上方(ガイドレール10)に向かって突出する嵌合突出片(嵌合部)71を有している。ガイドレール10の下端部には、嵌合溝11が形成されており(図1)、嵌合溝11に嵌合突出片71を嵌合(挿入)することにより、連結部材70とガイドレール10が位置決め状態で支持される。連結部材70は、嵌合溝(係合部、挿入部)72と、この嵌合溝72を挟んだ両側に形成された一対の突出片(係合部)73とを有している。一対の突出片73は、車外側から車内側(収容部材60)に向かって突出している。一対の突出片73は、一方が円形突出片からなり、他方が長円形突出片からなる。嵌合溝72に挿入片62を嵌合(挿入)し、且つ、一対の突出片73を一対の嵌合孔64に嵌合(挿入)することにより、連結部材70と収容部材60が位置決め状態で支持(連結)される。嵌合溝72と挿入片62の嵌合方向(挿入方向)と、一対の突出片73と一対の嵌合孔64の嵌合方向(挿入方向)とがなす角度は、略0°(略平行)となっている。連結部材70には、1つの固定ボルト挿通孔(固定部)74が形成されている。
図6に示すように、連結部材70の嵌合突出片(嵌合部)71に対するガイドレール10の嵌合溝11の挿入方向又はその延長線と、連結部材70の嵌合溝72に対する収容部材60の挿入片62の挿入方向又はその延長線は、互いに略90°をなすように交差している。別言すると、ガイドレール10の長手方向の延長線と、収容部材60の挿入片62とが、互いに略90°をなすように交差している。これにより、ガイドレール10と連結部材70の接続部(結合部)に掛かる力(図6の左右方向)を、収容部材60と連結部材70の接続部(結合部)に掛かる力(図6の上下方向)で受け止めることができる。
また、収容部材60に対する巻取ドラム80の組付方向(ドラム収容部61に対する巻取ドラム80の収容方向)と、収容部材60に対する連結部材70の組付方法(嵌合溝72に対する挿入片62の挿入方向)とは、図6中の上下方向でほぼ一致している。別言すると、収容部材60の巻取ドラム80の収容開口(ドラム収容部61)と、連結部材70の嵌合溝(係合部、挿入部)72の挿入開口とが、ガイドレール10の長手方向に一致している。これにより、収容部材60と連結部材70と巻取ドラム80の組み付けの容易化を図ることができる。
ドラムハウジング50には、巻取ドラム80を回転駆動するモータユニット90が支持されている。モータユニット90は、モータ本体91と、このモータ本体91の回転駆動力を巻取ドラム80に伝達するギヤボックス92と、巻取ドラム80を覆うドラムカバー93とを有している。ドラムカバー93の中央部にはセレーション部94が突出形成されており、このセレーション部94が、巻取ドラム80の中央部に形成された貫通孔のセレーション部81に結合されている。
モータユニット90は、ドラムカバー93の周縁部に位置する3つの突出腕部95を有している。各突出腕部95には、固定ボルト挿通孔(固定部)96が形成されている。モータユニット90の3つの固定ボルト挿通孔(固定部)96は、収容部材60の2つの固定ボルト挿通孔(固定部)66及び連結部材70の1つの固定ボルト挿通孔(固定部)74に対応している。モータユニット90の3つの固定ボルト挿通孔96と、収容部材60の2つの固定ボルト挿通孔66及び連結部材70の1つの固定ボルト挿通孔74とを位置合わせして、3つの固定ボルト100を挿通して3つの固定ナット110に締結することで、収容部材60と連結部材70と巻取ドラム80とモータユニット90が一体化された駆動部が完成する。このように、収容部材60と連結部材70は、それぞれ、モータユニット90に対する固定部(2つの固定ボルト挿通孔66と1つの固定ボルト挿通孔74)を有している。
巻取ドラム80には、2本のワイヤ120とワイヤ130の一端部がそれぞれ巻き掛けられて固定されている。巻取ドラム80を出たワイヤ120の他端部は、ワイヤガイドプーリ40を介してキャリアプレート20に固定されており、巻取ドラム80を出たワイヤ130の他端部は、直接的にキャリアプレート20に固定されている。すなわち、ワイヤ120とワイヤ130は、キャリアプレート20から繰り出されて巻取ドラム80に巻回されている。
連結部材70とガイドレール10の間、及び、連結部材70と収容部材60の間には、ワイヤ120とワイヤ130によるワイヤテンションが付与される。このワイヤテンションにより、連結部材70の嵌合突出片71に対してガイドレール10の嵌合溝11が強固に結合され、且つ、連結部材70の嵌合溝72に対して収容部材60の挿入片62が強固に結合される。また、連結部材70が介在することで、ガイドレール10と収容部材60が非接触となっている。
車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置1は、ガイドレール10の上端部が、固定ブラケット30を介して、ドアのインナパネル(図示略)に固定されている。また、ガイドレール10の下端部が、収容部材60を介して、ドアのインナパネル(図示略)に固定されている。より具体的に、収容部材60の一対の固定ボルト挿通孔65に一対の固定ボルト(図示略)を挿通して一対の固定ナット(図示略)に締結することで、ガイドレール10の下端部がドアのインナパネル(図示略)に固定される。
ここで、車幅方向から見たとき、収容部材60とドアのインナパネル(図示略)の締結部(固定ボルト挿通孔65と固定ボルトと固定ナットの一組)は、モータユニット90の重心と略一致している。また、収容部材60とドアのインナパネル(図示略)の締結部(固定ボルト挿通孔65と固定ボルトと固定ナットの一組)は、収容部材60とモータユニット90の締結部(固定ボルト挿通孔66と固定ボルト挿通孔96と固定ボルト100と固定ナット110の一組)と、連結部材70とモータユニット90の締結部(固定ボルト挿通孔74と固定ボルト挿通孔96と固定ボルト100と固定ナット110の一組)との中間部に位置している。
モータユニット90の回転駆動力によってドラムハウジング50(収容部材60)内の巻取ドラム80が正逆に回転すると、ワイヤ120とワイヤ130の一方が巻取ドラム80への巻回量を大きくし、他方が巻取ドラム80から繰り出されて、ワイヤ120とワイヤ130の牽引と弛緩の関係によってキャリアプレート20がガイドレール10に沿って移動する。キャリアプレート20の移動に応じて窓ガラス(図示略)が昇降する。
以上のように構成された車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置1は、次のようにして組み立てる。ガイドレール10の下端部に形成された嵌合溝11に連結部材70の嵌合突出片71を嵌合(挿入)することにより、ガイドレール10と連結部材70を位置決め状態で支持する。連結部材70の嵌合溝72に収容部材60の挿入片62を嵌合(挿入)し、且つ、連結部材70の一対の突出片73を収容部材60の一対の嵌合孔64に嵌合することにより、連結部材70と収容部材60を位置決め状態で支持する。収容部材60のドラム収容部61に巻取ドラム80を収容する。モータユニット90の3つの固定ボルト挿通孔96と、収容部材60の2つの固定ボルト挿通孔66及び連結部材70の1つの固定ボルト挿通孔74とを位置合わせして、3つの固定ボルト100を挿通して3つの固定ナット110に締結する。このようにして、ガイドレール10の下端部に、収容部材60と連結部材70と巻取ドラム80とモータユニット90が一体化された駆動部が形成される。
本実施形態の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置1は、ドラムハウジング50を収容部材60と連結部材70の二部材からなるハイブリッド構造としている。より具体的には、収容部材60に巻取ドラム80を収容するドラム収容部61を形成し、連結部材70に収容部材60とガイドレール10を連結する機能を持たせている。しかも、収容部材60と連結部材70のそれぞれに、モータユニット90に対する固定部である固定ボルト挿通孔66と固定ボルト挿通孔74を設けている。そして、車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置1の組付完了後には、ワイヤ120とワイヤ130のワイヤテンションにより、ガイドレール10と収容部材60と連結部材70が強固に結合される。これにより、溶接を用いることなく、ガイドレール10とドラムハウジング50(収容部材60と連結部材70)を正しい位置関係で支持することができる。
仮に、モータユニットに対する固定部である固定ボルト挿通孔を収容部材だけに設ける場合を想定する。この場合、収容部材と連結部材の位置決め固定部に高い強度を持たせるための工夫(例えば、収容部材の厚みを大きくすること、ビード等の強度部材を追加することが挙げられる)が不可欠となってしまう。このため、構造の複雑化、製造の困難化、高コスト化といった弊害を招いてしまう。
以上の実施形態では、収容部材60に2つの固定ボルト挿通孔66を形成し、連結部材70に1つの固定ボルト挿通孔74を形成した場合を例示して説明した。しかし、収容部材に1つの固定ボルト挿通孔を形成し、連結部材に2つの固定ボルト挿通孔を形成する態様も可能である。重要なのは、収容部材と連結部材の双方にモータユニットに対する固定部(固定ボルト挿通孔)を設けることであり、当該固定部(固定ボルト挿通孔)の数には自由度がある。
以上の実施形態では、収容部材60の一対の嵌合孔64の一方が円形孔からなり他方が長孔からなり、且つ、連結部材70の一対の突出片73の一方が円形突出片からなり他方が長円形突出片からなる場合を例示して説明した。しかし、収容部材の一対の嵌合孔を円形孔から構成し、連結部材の一対の突出片を円形突出片から構成する態様も可能である。この場合、収容部材と連結部材を圧入により固定することで、ガイドレールに対してドラムハウジングひいてはモータユニットを正しい位置関係で支持することが可能になる。
以上の実施形態では、収容部材60の嵌合孔64と連結部材70の突出片73を各一対形成した場合を例示して説明した。しかし、収容部材60の嵌合孔64と連結部材70の突出片73は、少なくとも1つ形成すればよく、これらの形状や大きさ、配置等については種々の設計変更が可能である。
1 車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置
10 ガイドレール
11 嵌合溝
20 キャリアプレート
30 固定ブラケット
40 ワイヤガイドプーリ
41 回転軸
50 ドラムハウジング
60 金属製の収容部材(金属ブラケット、金属プレート)
61 ドラム収容部
62 挿入片
63 曲折片
64 嵌合孔
65 固定ボルト挿通孔
66 固定ボルト挿通孔(固定部)
70 樹脂製の連結部材(樹脂ブラケット、樹脂ピース)
71 嵌合突出片(嵌合部)
72 嵌合溝(係合部、挿入部)
73 突出片(係合部)
74 固定ボルト挿通孔(固定部)
80 巻取ドラム
81 セレーション部
90 モータユニット
91 モータ本体
92 ギヤボックス
93 ドラムカバー
94 セレーション部
95 突出腕部
96 固定ボルト挿通孔(固定部)
100 固定ボルト
110 固定ナット
120 ワイヤ
130 ワイヤ

Claims (4)

  1. 窓ガラスが取り付けられるキャリアプレートと、
    前記キャリアプレートを摺動自在に支持するガイドレールと、
    前記ガイドレールの一端に支持されるドラムハウジングと、
    前記ドラムハウジングに回転可能に支持される巻取ドラムと、
    前記キャリアプレートから繰り出されて前記巻取ドラムに巻回されるワイヤと、
    前記ドラムハウジングに支持されて前記巻取ドラムを回転駆動するモータユニットと、
    を有する車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置であって、
    前記ドラムハウジングは、
    前記巻取ドラムを収容する金属製の収容部材と、
    前記収容部材に係合する係合部と、前記ガイドレールの一端が嵌合する嵌合部を有し、前記収容部材と前記ガイドレールを連結する樹脂製の連結部材と、
    を有しており、
    前記収容部材と前記連結部材は、それぞれ、前記モータユニットに対する固定部を有している、
    ことを特徴とする車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置。
  2. 前記収容部材は、前記連結部材の前記係合部に挿入されている挿入片を有し、
    前記ガイドレールの長手方向の延長線と、前記挿入片とが、交差するように位置している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置。
  3. 前記連結部材は、前記係合部として、前記収容部材の挿入片が挿入される挿入部を有しており、
    前記収容部材の前記巻取ドラムの収容開口と、前記連結部材の前記挿入部の挿入開口とが、前記ガイドレールの長手方向と交差する方向に一致している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置。
  4. 前記収容部材は、前記連結部材に向かって突出する挿入片と、少なくとも1つの嵌合孔とを有しており、
    前記連結部材は、前記挿入片に嵌合する嵌合溝と、前記収容部材に向かって突出して前記少なくとも1つの嵌合孔に嵌合する少なくとも1つの突出片とを有している、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用ワイヤ式ウインドレギュレータ装置。
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