JP2018079729A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オートホールド機能が解除されたときにドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ECU(6)は、DSC装置(4)によりブレーキ装置(30)を制動状態に維持しているときに、アクセルセンサ(52)によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるドライバーのブレーキ操作に関連するブレーキ操作量関連値に基づいてエンジン(7)の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御する。
【選択図】図4
【解決手段】ECU(6)は、DSC装置(4)によりブレーキ装置(30)を制動状態に維持しているときに、アクセルセンサ(52)によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるドライバーのブレーキ操作に関連するブレーキ操作量関連値に基づいてエンジン(7)の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両の制御装置に係り、特に、オートホールド機能を有する車両の制御装置に関する。
従来、例えば油圧式のブレーキを備える車両においてドライバーがブレーキを解除した後、所定の時間ブレーキの油圧を保持して車両の制動を維持することにより車両の飛び出しを防止するオートホールド機能を有する車両用制御装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された制御装置は、ドライバーがブレーキを作動させて車両が停止したとき、所定のアイドリングストップ条件を満たした場合には、エンジンを停止させるいわゆるアイドリングストップ機能を作動させる。そして、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むことによりエンジン始動条件を満たした場合には、アイドリングストップ機能を解除してエンジンを再始動させると共に、アイドリングストップからの復帰に適した条件でブレーキの油圧を減圧させる。
ところで、オートホールド機能が作動している状態でドライバーがアクセルペダルを踏み込むことによりオートホールド機能を解除した際、車両の加速に対するドライバーの要求は一定ではなく、車両周辺の走行環境やドライバーの心理状態等により異なることが想定される。
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の制御装置では、オートホールド機能が解除されたときの車両の加速に対するドライバーの要求が変化することについて何ら考慮されていない。したがって、オートホールド機能が解除されたとき、必ずしもドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができないという問題がある。
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の制御装置では、オートホールド機能が解除されたときの車両の加速に対するドライバーの要求が変化することについて何ら考慮されていない。したがって、オートホールド機能が解除されたとき、必ずしもドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができないという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、オートホールド機能が解除されたときにドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明による車両の制御装置は、ドライバーのアクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、ドライバーのブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、車輪を制動するための制動装置と、車両停車時において、ブレーキ操作状態検出手段によりブレーキ操作が検出されない場合であっても制動装置を制動状態に維持する制動維持制御装置と、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して制動状態の維持を解除する制動維持状態解除手段と、駆動源と、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して駆動源の生成トルクを制御する駆動源制御手段と有する車両の制御装置であって、駆動源制御手段は、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるドライバーのブレーキ操作に関連するブレーキ操作量関連値に基づいて駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性に基づいて駆動源の生成トルクを制御することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、ブレーキ操作量関連値に基づいて駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性基づいて駆動源の生成トルクを制御するので、車両停車中におけるブレーキ操作量関連値から想定されるドライバーの加速要求の大小に応じて駆動源のトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、ブレーキ操作量関連値に基づいて駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性基づいて駆動源の生成トルクを制御するので、車両停車中におけるブレーキ操作量関連値から想定されるドライバーの加速要求の大小に応じて駆動源のトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明において好ましくは、ブレーキ操作量関連値は、ドライバーのブレーキ踏込量であり、駆動源制御手段は、ブレーキ踏込量が小さいほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定する。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込量が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込量が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明において好ましくは、駆動源はエンジンであり、駆動源制御手段は、車両の速度が所定値未満である場合において、ブレーキ踏込量が第1値以上であるときにエンジンを自動停止させ、第1値未満であるときにエンジンをアイドル状態で運転する。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持している場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合には、車両停車中におけるブレーキ踏込量が第1値未満であり、エンジンが自動停止されアイドリングストップ状態であるときにアクセル操作が検出された場合よりも車両停車中におけるブレーキ踏込量が小さく、エンジントルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持している場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合には、車両停車中におけるブレーキ踏込量が第1値未満であり、エンジンが自動停止されアイドリングストップ状態であるときにアクセル操作が検出された場合よりも車両停車中におけるブレーキ踏込量が小さく、エンジントルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明において好ましくは、ブレーキ操作量関連値は、ドライバーのブレーキ踏込操作速度であり、駆動源制御手段は、ブレーキ踏込操作速度が小さいほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定する。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込操作速度が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込操作速度が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明の第2発明による車両の制御装置は、ドライバーのアクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、ドライバーのブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、車輪を制動するための制動装置と、車両停車時において、ブレーキ操作状態検出手段によりブレーキ操作が検出されない場合であっても制動装置を制動状態に維持する制動維持制御装置と、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して制動状態の維持を解除する制動維持状態解除手段と、アイドリングストップが可能なエンジンと、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答してエンジンの生成トルクを制御するエンジン制御手段とを有する車両の制御装置であって、エンジン制御手段は、制動維持制御装置により制動状態の維持が行われている場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、エンジンをアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合よりもエンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動状態の維持が行われている場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作が検出された場合、エンジンをアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作が検出された場合よりもエンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御するので、制動維持中のエンジンの運転状態がアイドル状態でありアクセル操作が検出されたときに想定されるドライバーの加速要求が相対的に高いと想定される場合には、エンジンがアイドリングストップ状態でありドライバーの加速要求が相対的に低いと想定される場合よりもエンジントルクの上昇特性を大きく設定し、ドライバーの加速要求に応じた上昇特性でエンジンのトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動状態の維持が行われている場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作が検出された場合、エンジンをアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作が検出された場合よりもエンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御するので、制動維持中のエンジンの運転状態がアイドル状態でありアクセル操作が検出されたときに想定されるドライバーの加速要求が相対的に高いと想定される場合には、エンジンがアイドリングストップ状態でありドライバーの加速要求が相対的に低いと想定される場合よりもエンジントルクの上昇特性を大きく設定し、ドライバーの加速要求に応じた上昇特性でエンジンのトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
本発明によれば、オートホールド機能が解除されたときにドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる車両の制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による車両の制御装置について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両の制御装置を適用した車両の概略構成図である。
車両Vは、車両Vを停止させるための停止維持装置1と、アイドリングストップ制御装置2と、車両11のホイール11を制動するブレーキ装置3(制動装置)と、DSC(Dynamic Stability Control)装置4(制動維持制御装置)と、パーキングブレーキ及び非常用のブレーキコントローラとしてのEPB(Electric Parking Brake)装置5と、ECU(Electric Control Unit)6(駆動源制御手段、エンジン制御手段、制動維持状態解除手段)と、ECU6によって制御されディーゼル燃料又はガソリン燃料によって駆動するエンジン7(駆動源)とを備えている。
車両Vは、車両Vを停止させるための停止維持装置1と、アイドリングストップ制御装置2と、車両11のホイール11を制動するブレーキ装置3(制動装置)と、DSC(Dynamic Stability Control)装置4(制動維持制御装置)と、パーキングブレーキ及び非常用のブレーキコントローラとしてのEPB(Electric Parking Brake)装置5と、ECU(Electric Control Unit)6(駆動源制御手段、エンジン制御手段、制動維持状態解除手段)と、ECU6によって制御されディーゼル燃料又はガソリン燃料によって駆動するエンジン7(駆動源)とを備えている。
ブレーキ装置3は、ドライバーの足下に配置されたブレーキペダル10と、ブレーキペダル10の踏力を増幅するブースター13と、ブレーキペダル10の踏み込みに応じてブレーキ液圧を上昇させるマスターシリンダ12とを備えている。ブレーキ液圧の上昇は、各ホイール11に対応して設けられた液圧ブレーキ機構20に伝達され、これにより各ホイール11に対してブレーキ力を作用させる。
DSC装置4は、ドライバーによるブレーキ操作が検出されない場合であってもホイール11を制動可能に構成されている。より具体的には、DSC装置4は、ドライバーによるブレーキ操作とは独立して、DSC制御及びABS(Antilock Brake System)制御を行い車両Vの走行姿勢を制御するように構成されている。またDSC装置4はDSC制御及びABS制御に加えて、所定のオートホールド条件が成立した場合には、ドライバーによるブレーキ操作が検出されない場合であっても、オートホールド条件が解除されるまでブレーキ装置3を制動状態に維持するように構成されている。
EPB装置5は、所定の条件が成立したときに車両Vの停止状態を維持するオートパーキング制御を実行するように形成されている。
次に、図2を参照してブレーキ装置3についてより詳細な説明を行う。図2は、本発明の実施形態によるブレーキ装置の概略構成図である。
図2に示すように、各ホイール11に対応して、液圧ブレーキ機構20が設けられている。液圧ブレーキ機構20は、ホイール11と一体に回転するロータディスク21と、ロータディスク21に制動力を付与するキャリパ22とを備えている。キャリパ22は、ロータディスク21の車幅方向内側に配設されたキャリパ本体23と、ロータディスク21を挟むようにロータディスク21の両側に配置されたアウタパッド24及びインナパッド25とを備えている。また、インナパッド25の車幅方向内側には、ロータディスク21の軸心方向に移動可能なピストン26が配設されており、このピストン26は、キャリパ本体23に形成されたシリンダ孔23aに摺動可能に嵌挿されている。シリンダ孔23aにはブレーキ液で満たされた管路27が接続されている。ドライバーがブレーキペダル10を踏み込むと、その踏み込み量に応じて管路27内のブレーキ液圧が上昇する。ブレーキ液圧が上昇するとピストン26が軸心方向外側に向けて前進し、これにより、インナパッド25がロータディスク21の車幅方向内側の面に押しつけられる。また、インナパッド25がロータディスク21に押しつけられた反力によりキャリパ23が車幅方向内側に移動し、これによりアウタパッド24がロータディスク21の車幅方向外側の面に押しつけられる。このようにアウタパッド24及びインナパッド25をロータディスク21に押しつけることにより、ロータディスク21と一体に回転するホイール11を制動し、車両Vを減速、停止させる。
また、図2に示すように、ブレーキ装置3のマスターシリンダ12と、ピストン26との間の管路27上には、DSC装置4が接続されている。
DSC装置4は、管路27から分岐する第1分岐路27aに接続された液圧ポンプ31を備えている。液圧ポンプ31は、例えば電動モータを駆動源とした電動式ポンプであり、エンジン運転中はオルタネータ(図示せず)から電力が供給され、エンジン停止中はバッテリ(図示せず)から電力が供給されて駆動する。液圧ポンプ31が駆動すると、液圧ポンプ31と管路27との間に設けられた加圧用バルブ32を介して管路27内のブレーキ液圧を高めることができる。これにより、ドライバーによりブレーキペダル10の操作が行われない場合であってもブレーキ装置3を作動させることができる。また、DSC装置4は、管路27から分岐する第2分岐路27bに接続されたリターン用バルブ33を備えており、DSC装置4によって管路27内のブレーキ液圧を上昇させた後、ブレーキ液圧を低下させる場合にはリターン用バルブ33を開弁させる。
さらに図2に示すように、液圧ブレーキ機構20には、EPB装置5の電動ブレーキ機構40が接続されている。電動ブレーキ機構40は、インナパッド25に作用するピストン41と、ピストン41に連結された円環状部材42と、電動モータ43とを備えている。ピストン41の車幅方向内側部分には雄ネジ部41aが形成されており、一方で円環状部42の内周には雄ネジ部41aと噛み合う雌ネジ部42aが形成されている。また、円環状部42の外周には、電動モータ42の出力ピニオン44と噛み合うギヤ42bが形成されている。
電動モータ43を駆動すると出力ピニオン44が回転し、これにより円環状部42が回転する。円環状部42が回転することによりピストン41がインナパッド25を車幅方向外側に向けて移動させ、これによりインナパッド25がロータディスク21の車幅方向内側の面に押しつけられる。また、インナパッド25がロータディスク21の車幅方向内側の面に押しつけられることにより、上述したようにアウタパッド24もロータディスク21に押しつけられ、ホイール11を制動する。
電動モータ43を駆動すると出力ピニオン44が回転し、これにより円環状部42が回転する。円環状部42が回転することによりピストン41がインナパッド25を車幅方向外側に向けて移動させ、これによりインナパッド25がロータディスク21の車幅方向内側の面に押しつけられる。また、インナパッド25がロータディスク21の車幅方向内側の面に押しつけられることにより、上述したようにアウタパッド24もロータディスク21に押しつけられ、ホイール11を制動する。
次に、図3を参照して車両の制御装置のシステムについて詳述する。図3は、本発明の実施形態による車両の制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ECU6は、エンジン7を制御するためのEng制御部6aと、DSC装置4を制御するためのDSC制御部6bと、EPB装置5を制御するためのEPB制御部6cとを備えている。ECU6は、各種センサからの入力に応じてエンジン7、DSC装置4、及びEPB装置5を制御するように構成されている。
具体的には、ECU6には、ドライバーによってブレーキペダル10が操作された場合に作動するブレーキランプスイッチ51(ブレーキ操作状態検出手段)、ドライバーによるアクセルペダル14の踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ52(アクセル操作状態検出手段)、車両Vのヨーレートを検出するヨーレートセンサ53、ドライバーによるステアリングホイール(図示せず)の操舵角を検出する舵角センサ54、車両Vの車幅方向の加速度を検出する横加速度センサ55、ホイール11の回転速度を検出する車輪速センサ56、エンジンの回転速度(回転数)を検出するエンジン回転速度センサ57、車両Vが停車している路面の傾斜角度を検出する勾配センサ58、ドライバーによってオートパーキングスイッチ59が押された場合にパーキングスイッチ59、ドライバーによってオートホールドスイッチ60が押された場合にオートホールドスイッチ60、シフトレバー9aに応じたシフトレンジを検出するシフトポジションセンサ61、イグニションスイッチ62、及び、管路27内のブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧センサ34を含む各種センサやスイッチから信号が入力される。
具体的には、ECU6には、ドライバーによってブレーキペダル10が操作された場合に作動するブレーキランプスイッチ51(ブレーキ操作状態検出手段)、ドライバーによるアクセルペダル14の踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ52(アクセル操作状態検出手段)、車両Vのヨーレートを検出するヨーレートセンサ53、ドライバーによるステアリングホイール(図示せず)の操舵角を検出する舵角センサ54、車両Vの車幅方向の加速度を検出する横加速度センサ55、ホイール11の回転速度を検出する車輪速センサ56、エンジンの回転速度(回転数)を検出するエンジン回転速度センサ57、車両Vが停車している路面の傾斜角度を検出する勾配センサ58、ドライバーによってオートパーキングスイッチ59が押された場合にパーキングスイッチ59、ドライバーによってオートホールドスイッチ60が押された場合にオートホールドスイッチ60、シフトレバー9aに応じたシフトレンジを検出するシフトポジションセンサ61、イグニションスイッチ62、及び、管路27内のブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧センサ34を含む各種センサやスイッチから信号が入力される。
Eng制御部6aは、アクセルセンサ52及びエンジン回転速度センサ57を含む各種センサからの検出値に基づいてエンジン7を駆動させる。具体的には、Eng制御部6aは、種々の車速及び種々のギヤ段について規定された加速度特性マップ(予め作成されてメモリなどに記憶されている)の中から、現在の車速及びギヤ段に対応する加速度特性マップを選択し、選択した加速度特性マップを参照して現在のアクセル開度に対応する目標加速度を決定し、目標加速度を実現するためのエンジン7の目標トルク(ドライバー要求トルク)を決定する。そして、この目標トルクを出力するようにエンジン7を制御する。
また、Eng制御部6aは、所定のアイドリングストップ条件が成立した場合に駆動中のエンジン7を自動停止させる。
また、Eng制御部6aはエンジン7がアイドリングストップ状態にある場合において、ドライバーが所定の操作を行ったとき、例えばアクセルペダル14を踏み込んだときにエンジン7を再始動させる。エンジン7の再始動時には、まずセルモータ(図示せず)を駆動させることによってエンジン7をクランキングにより駆動させこれと共にエンジン7の燃焼室内に少量の燃料を噴射する。そしてエンジン7がクランキングによらず燃料の燃焼のみによって駆動可能な完爆状態(エンジン回転数が400〜600RPM)に達した後、Eng制御部6aは、セルモータを停止させ燃料の燃焼のみによってエンジン7を駆動させる。エンジン7の出力は自動変速機8等の動力伝達機構に入力され、シフトポジションセンサ61によって検出されたシフトレバー9aの位置に応じた減速比により減速された後、ホイール11まで伝達される。
また、Eng制御部6aは、所定のアイドリングストップ条件が成立した場合に駆動中のエンジン7を自動停止させる。
また、Eng制御部6aはエンジン7がアイドリングストップ状態にある場合において、ドライバーが所定の操作を行ったとき、例えばアクセルペダル14を踏み込んだときにエンジン7を再始動させる。エンジン7の再始動時には、まずセルモータ(図示せず)を駆動させることによってエンジン7をクランキングにより駆動させこれと共にエンジン7の燃焼室内に少量の燃料を噴射する。そしてエンジン7がクランキングによらず燃料の燃焼のみによって駆動可能な完爆状態(エンジン回転数が400〜600RPM)に達した後、Eng制御部6aは、セルモータを停止させ燃料の燃焼のみによってエンジン7を駆動させる。エンジン7の出力は自動変速機8等の動力伝達機構に入力され、シフトポジションセンサ61によって検出されたシフトレバー9aの位置に応じた減速比により減速された後、ホイール11まで伝達される。
DSC制御部6bは、ヨーレートセンサ53、舵角センサ54、横加速度センサ55、車輪速センサ56、勾配センサ58、及びブレーキ液圧センサ34を含む各種センサからの検出値に基づいてドライバーによる操作とは独立して車両Vの走行姿勢を制御する。また、オートホールドスイッチ60がON状態の場合、DSC制御部6bは、ドライバーがブレーキペダル10を踏み込むことによって車両Vが停止しドライバーがブレーキペダル10を解放した後も、加圧ユニット30を駆動させることで管路27内のブレーキ液圧を保持する制御を行う。これにより、ドライバーによるブレーキ操作が検出されない場合であっても車両Vの制動は維持される。
EPB制御部6cは、ブレーキランプスイッチ51及びパーキングスイッチ59からの信号に基づき、パーキングスイッチ59がON状態であり、且つドライバーが所定の操作を行った場合、例えばブレーキペダル10を所定量以上踏み込んだ場合に電動ブレーキ機構40を駆動させ、ホイール11をロックする。
次に、図4及び図5により、車両の制御装置が実行する処理について説明する。図4は、本発明の実施形態による車両の制御装置がエンジン及びブレーキ装置を制御する処理のフローチャートであり、図5は、本発明の実施形態による車両の制御装置がオートホールド制御を解除する処理のフローチャートである。
図4に示す一連の処理は、車両Vのイグニッションがオンにされ、車両の制御装置に電源が投入された場合に起動され、所定周期で繰り返し実行される。
処理が開始されると、図4に示すように、ステップS1において、ECU6は、車輪速センサ56の検出値に基づいて車両Vが停止するまで待機する。例えば、車輪速センサ56の検出値に基づき算出した車速が所定の閾値(例えば3km/h)未満となった場合に、ECU6は車両Vが停止したと判定する。
処理が開始されると、図4に示すように、ステップS1において、ECU6は、車輪速センサ56の検出値に基づいて車両Vが停止するまで待機する。例えば、車輪速センサ56の検出値に基づき算出した車速が所定の閾値(例えば3km/h)未満となった場合に、ECU6は車両Vが停止したと判定する。
その結果、車両Vが停止している場合、ステップS2に進み、ECU6は、オートホールド条件が成立したか否かを判定する。例えば、ECU6は、車両Vが停止しており且つオートホールドスイッチ60がON状態である場合、オートホールド条件が成立したと判定する。更に、アクセルペダル14の開度が所定値以下であることや、ヨーレートセンサ53による検出値が所定値以下であること等をオートホールド条件に含めてもよい。
その結果、オートホールド条件が成立していない場合、ステップS3に進み、ECU6は、アクセルセンサ52の検出値に基づきアクセルペダル14が操作されたか否かを判定する。
その結果、アクセルペダル14が操作された場合、オートホールド制御が行われることなく車両Vが発進することになるので、ECU6は、処理を終了する。この場合、ECU6は、アクセル開度に対応する目標トルクを出力するようにエンジン7を制御する。
一方、アクセルペダル14が操作されていない場合にはステップS2に戻り、以降、オートホールド条件が成立するかアクセルペダル14が操作されるまで待機する。
その結果、アクセルペダル14が操作された場合、オートホールド制御が行われることなく車両Vが発進することになるので、ECU6は、処理を終了する。この場合、ECU6は、アクセル開度に対応する目標トルクを出力するようにエンジン7を制御する。
一方、アクセルペダル14が操作されていない場合にはステップS2に戻り、以降、オートホールド条件が成立するかアクセルペダル14が操作されるまで待機する。
ステップS2においてオートホールド条件が成立した場合、ステップS4に進み、ECU6は、オートホールド制御を行う。具体的には、ECU6は、DSC制御部6bによって加圧ユニット30を作動させて管路27内のブレーキ液圧を高め、ドライバーによるブレーキ操作が検出されない場合であってもホイール11を制動して車両Vの停止状態を維持する。
次に、ステップS5において、ECU6は、アイドリングストップ条件が成立したか否かを判定する。アイドリングストップ条件は、ブレーキペダル10の踏込量又は踏込速度(ブレーキ操作量関連値)が所定の第1値以上であることを含む。更に、アイドリングストップ条件は、例えば、車輪速センサ56による検出値が0であること、エンジン7の水温が所定値以上であること、シフトレバー9aのシフトポジションがDレンジであること、勾配センサ58による検出値が所定値未満であること、車載バッテリの残容量が所定値以上であることを含む。また、アイドリングストップ条件として、上記条件の他に、舵角センサ54の検出値や外気温度等の種々の条件を含めてもよい。
その結果、アイドリングストップ条件が成立した場合、即ちブレーキペダル10の踏込量又は踏込速度が所定値以上である場合、ステップS6に進み、ECU6は、エンジン7を自動停止させる(アイドリングストップ)。
次に、ステップS7において、ECU6は、アクセルセンサ52の検出値に基づきアクセルペダル14の操作が行われるまで待機する。
次に、ステップS7において、ECU6は、アクセルセンサ52の検出値に基づきアクセルペダル14の操作が行われるまで待機する。
ステップS7においてアクセルペダルの操作が行われた場合、ステップS8に進み、ECU6はエンジン7を再始動させる(アイドリングストップ解除)。ステップS8においてエンジン7を再始動する際、ECU6は、出力トルクが再始動時トルクTtとなるようにエンジン7を制御する。再始動時トルクTtは、予め決定された車両Vのアイドリングトルクと略同一の値であることが好ましい。
次に、ステップS9において、ECU6は、エンジン7が完爆状態に達するまで待機する。具体的には、ECU6は、エンジン回転数が完爆回転数C(400〜600RPM)を超えた場合、エンジン7が完爆状態に達したと判定する。
エンジン7が完爆状態に達すると、ステップS10に進み、ECU6は、エンジン7をアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作を検出した場合のエンジン7のトルク上昇特性を設定する。具体的には、ECU6は、エンジン7のトルクが上昇する際の上昇速度の上限値として第1上限値T1を設定する。
また、ステップS5においてアイドリングストップ条件が成立していない場合、即ちブレーキペダル10の踏込量又は踏込速度が所定値未満である場合、ステップS12に進み、ECU6は、アクセルセンサ52の検出値に基づきアクセルペダル14が操作されたか否かを判定する。
その結果、アクセルペダル14が操作されていない場合にはステップS5に戻り、以降、アイドリングストップ条件が成立するかアクセルペダル14が操作されるまで待機する。
その結果、アクセルペダル14が操作されていない場合にはステップS5に戻り、以降、アイドリングストップ条件が成立するかアクセルペダル14が操作されるまで待機する。
一方、アクセルペダル14が操作された場合、ステップS13に進み、ECU6は、エンジン7をアイドル状態で運転しているときにアクセル操作を検出した場合のエンジン7のトルク上昇特性を設定する。具体的には、ECU6は、エンジン7のトルクが上昇する際の上昇速度の上限値として第2上限値T2を設定する。この第2上限値T2は、エンジン7をアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作を検出した場合のエンジン7のトルク上昇特性として設定した第1上限値T1よりも大きい値に設定される。
ステップS10又はS13の後、ステップS11に進み、ECU6は、オートホールド制御を解除する処理を行う。その後、ECU6は処理を終了する。
図4のステップS11において、オートホールド制御を解除する処理が開始されると、図5に示すように、ステップS21において、ECU6はオートホールドのステータスをOFFに遷移させる。
次に、ステップS22において、ECU6は液圧ポンプ31を制御して管路27内のブレーキ液圧を徐々に低下させ、ブレーキ圧を解放する。
次に、ステップS23において、ECU6は、ブレーキ液圧センサ34の検出値を参照し、ブレーキ圧の解放が終了するまで待機する。具体的には、ECU6は、管路27内のブレーキ圧が予め決定された閾値Tbを下回った場合に、ブレーキ圧の解放が終了したと判定する。
ブレーキ圧の解放が終了した場合、ステップS24に進み、ECU6は、オートホールドのステータスをStand byに遷移させる。
次に、ステップS25において、ECU6は、ステップS10又はS13において設定したトルク上昇特性に基づき、エンジン7の次の燃焼サイクルにおける目標トルクを決定する。具体的には、ECU6は、アクセル開度に応じて決定されたドライバー要求トルクとエンジン回転数とを特定し、ドライバー要求トルクが大きいほど、また、エンジン回転数が高いほど、目標トルクが大きくなるようにする。このとき、最後の燃焼サイクルにおける実トルクから次の燃焼サイクルにおける目標トルクへのトルクの上昇速度がステップS10において設定した第1上限値T1あるいはステップS13において設定した第2上限値T2以下となるように、目標トルクを決定する。
次に、ステップS26において、ECU6は、ドライバー要求トルクと実トルクとが一致したか否かを判定する。その結果、ドライバー要求トルクと実トルクとが一致していない場合、ステップS25に戻る。以降、ドライバー要求トルクと実トルクとが一致するまでステップS25の処理を繰り返す。
一方、ドライバー要求トルクと実トルクとが一致した場合、ECU6は、オートホールド制御を解除する処理を終了する。
一方、ドライバー要求トルクと実トルクとが一致した場合、ECU6は、オートホールド制御を解除する処理を終了する。
次に、図6により、本発明の実施形態による車両の制御装置の動作を説明する。図6は、ドライバーがアクセルペダル14を踏み込んだときの、本発明の実施形態による車両の制御装置の動作を示すタイミングチャートであり、チャート(a)はアクセル開度の時間変化、チャート(b)はエンジン回転数の時間変化、チャート(c)はオートホールドのステータスの時間変化、チャート(d)はブレーキ圧の時間変化、チャート(e)はエンジン7の実トルクの時間変化を示している。
車両Vが停止中において、オートホールド制御もアイドリングストップも行われていない場合、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込むと、チャート(b)において実線により示すように、アクセル開度の増大に対応してエンジン回転数が上昇する。また、チャート(e)において実線により示すように、エンジン7の実トルクは、アクセル開度に応じて決定されたドライバー要求トルクを実現するように上昇する。
また、車両Vが停止中において、エンジン7がアイドル状態で運転され且つオートホールド制御が行われている場合、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込むと、ECU6はアクセルペダル14が踏み込まれたと判定し(図4のステップS12)、エンジン7のトルクが上昇する際の上昇速度の上限値として第2上限値T2を設定し(図4のステップS13)、オートホールド解除処理を実行する(図4のステップS11)。
即ち、チャート(c)、(d)において実線により示すように、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込むと、ECU6は、オートホールドのステータスをOFFに遷移させ、液圧ポンプ31を制御して管路27内のブレーキ液圧を徐々に低下させる。そして、時刻t3において管路27内のブレーキ圧が予め閾値Tbを下回ると、ECU6はオートホールドのステータスをStand byに遷移させる。
即ち、チャート(c)、(d)において実線により示すように、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込むと、ECU6は、オートホールドのステータスをOFFに遷移させ、液圧ポンプ31を制御して管路27内のブレーキ液圧を徐々に低下させる。そして、時刻t3において管路27内のブレーキ圧が予め閾値Tbを下回ると、ECU6はオートホールドのステータスをStand byに遷移させる。
オートホールド解除処理が開始される時刻t1からオートホールドのステータスがStand byに遷移する時刻t3の間、ECU6は、チャート(e)において破線により示すように、エンジン7の実トルクを車両Vのアイドリングトルク以下に維持する。これにより、エンジン7の実トルクが高い状態でオートホールドが解除されて車両発進時にショックが生じることを防止できる。
更に、時刻t3においてオートホールドのステータスがStand byに遷移した後、ECU6は、実トルクがアクセル開度に応じて決定されたドライバー要求トルクと一致するようにエンジン7のトルクを上昇させる。このとき、ECU6は、エンジン7のトルクの上昇速度が、ドライバーによるアクセル操作を検出したときに設定した第2上限値T2以下となるように、生成トルクを制御する。
更に、時刻t3においてオートホールドのステータスがStand byに遷移した後、ECU6は、実トルクがアクセル開度に応じて決定されたドライバー要求トルクと一致するようにエンジン7のトルクを上昇させる。このとき、ECU6は、エンジン7のトルクの上昇速度が、ドライバーによるアクセル操作を検出したときに設定した第2上限値T2以下となるように、生成トルクを制御する。
また、車両Vが停止中において、エンジン7がアイドルリングストップ状態であり且つオートホールド制御が行われている場合、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込むと、ECU6はアクセルペダル14が踏み込まれたと判定し(図4のステップS7)、エンジン7を再始動させる(図4のステップS8)。そして、時刻t2においてエンジン回転数が完爆回転数Cを超えたことによりエンジン7が完爆状態に達したと判定すると、ECU6はエンジン7のトルクが上昇する際の上昇速度の上限値として第1上限値T1を設定し(図4のステップS10)、オートホールド解除処理を実行する(図4のステップS11)。
即ち、チャート(c)、(d)において一点鎖線により示すように、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込み、時刻t2においてエンジン7が完爆状態に達すると、ECU6は、オートホールドのステータスをOFFに遷移させ、液圧ポンプ31を制御して管路27内のブレーキ液圧を徐々に低下させる。そして、時刻t4において管路27内のブレーキ圧が予め閾値Tbを下回ると、ECU6はオートホールドのステータスをStand byに遷移させる。
即ち、チャート(c)、(d)において一点鎖線により示すように、時刻t1にドライバーがアクセルペダル14を踏み込み、時刻t2においてエンジン7が完爆状態に達すると、ECU6は、オートホールドのステータスをOFFに遷移させ、液圧ポンプ31を制御して管路27内のブレーキ液圧を徐々に低下させる。そして、時刻t4において管路27内のブレーキ圧が予め閾値Tbを下回ると、ECU6はオートホールドのステータスをStand byに遷移させる。
エンジン7の再始動を開始する時刻t1からオートホールドのステータスがStand byに遷移する時刻t4の間、ECU6は、チャート(e)において一点鎖線により示すように、エンジン7の実トルクを車両Vのアイドリングトルク以下に維持する。これにより、エンジン7の実トルクが高い状態でオートホールドが解除されて車両発進時にショックが生じることを防止できる。
更に、時刻t4においてオートホールドのステータスがStand byに遷移した後、ECU6は、実トルクがアクセル開度に応じて決定されたドライバー要求トルクと一致するようにエンジン7のトルクを上昇させる。このとき、ECU6は、エンジン7のトルクの上昇速度が、ドライバーによるアクセル操作を検出したときに設定した設定した第1上限値T1以下となるように、生成トルクを制御する。
更に、時刻t4においてオートホールドのステータスがStand byに遷移した後、ECU6は、実トルクがアクセル開度に応じて決定されたドライバー要求トルクと一致するようにエンジン7のトルクを上昇させる。このとき、ECU6は、エンジン7のトルクの上昇速度が、ドライバーによるアクセル操作を検出したときに設定した設定した第1上限値T1以下となるように、生成トルクを制御する。
オートホールド制御が行われている状態でドライバーがアクセルを踏み込んでオートホールド制御を解除した場合、ドライバーが意図する車両の加速は、オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度に応じて異なることが想定される。具体的には、オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が大きいほど、ドライバーは車両を確実に停止させようとする意図が強いので、オートホールド解除後の車両の加速に対する要求は小さくなると考えられる。
したがって、オートホールド制御が行われている状態でドライバーによるアクセル操作を検出したとき、オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が小さいほど、エンジン7のトルクの上昇特性を大きく設定することにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
したがって、オートホールド制御が行われている状態でドライバーによるアクセル操作を検出したとき、オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が小さいほど、エンジン7のトルクの上昇特性を大きく設定することにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度は、ブレーキランプスイッチ51やブレーキ液圧センサ34の検出値に基づき算出することもできるが、アイドリングストップ条件の成否がブレーキペダル10の踏込量や踏込速度等のブレーキ操作量関連値から判断される場合には、アイドリングストップ制御が行われたか否かに基づきブレーキペダル10の踏込量や踏込速度の大小を特定することもできる。すなわち、アイドリングストップ制御が行われるときのブレーキペダル10の踏込量や踏込速度は、アイドリングストップ制御が行われないときと比較して大きい。
したがって、オートホールド制御及びアイドリングストップが行われている状態(オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が相対的に大きい状態)においてオートホールド制御が解除されたときのドライバーの加速要求は、アイドリング中且つオートホールド制御が行われている状態(オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が相対的に小さい状態)においてオートホールド制御が解除されたときのドライバーの加速要求よりも低いと考えられる。
したがって、オートホールド制御及びアイドリングストップが行われている状態(オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が相対的に大きい状態)においてオートホールド制御が解除されたときのドライバーの加速要求は、アイドリング中且つオートホールド制御が行われている状態(オートホールド制御の開始前のブレーキペダル10の踏込量や踏込速度が相対的に小さい状態)においてオートホールド制御が解除されたときのドライバーの加速要求よりも低いと考えられる。
そこで、本実施形態では、オートホールド制御及びアイドリングストップが行われている状態においてドライバーによるアクセル操作を検出したときのエンジン7の生成トルクの上昇特性である第1上限値T1(チャート(e)における一点鎖線の傾きの上限)を、アイドリング中且つオートホールド制御が行われている状態においてドライバーによるアクセル操作を検出したときのエンジン7の生成トルクの上昇特性である第2上限値T2(チャート(e)における破線の傾きの上限)よりも小さくしている。これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
なお、上述した実施形態では、車両Vが駆動源としてエンジン7を備える場合を例として説明したが、エンジン7に代えて、あるいはエンジン7と共に、車両Vが駆動源として電動モータを備える場合においても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態において、ECU6は、オートホールド制御を解除する処理においてブレーキ圧の解放が終了した後(図5のステップS23)、図4のステップS10又はS13において設定したトルク上昇特性に基づきエンジン7の生成トルクを制御すると説明したが、ブレーキ圧の解放の終了まで待つことなく、ドライバーのアクセル操作に応答してエンジン7の生成トルクの制御を行うようにしてもよい。
1 停止装置
2 アイドリングストップ装置
3 ブレーキ装置
4 DSC装置
6 ECU
7 エンジン
14 アクセルペダル
2 アイドリングストップ装置
3 ブレーキ装置
4 DSC装置
6 ECU
7 エンジン
14 アクセルペダル
上記の目的を達成するために、本発明による車両の制御装置は、ドライバーのアクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、ドライバーのブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、車輪を制動するための制動装置と、車両停車時において、ブレーキ操作状態検出手段によりブレーキ操作が検出されない場合であっても制動装置を制動状態に維持する制動維持制御装置と、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して制動状態の維持を解除する制動維持状態解除手段と、駆動源と、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して駆動源の生成トルクを制御する駆動源制御手段と有する車両の制御装置であって、駆動源制御手段は、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、制動維持制御装置が制動装置の制動状態の維持を開始する前のドライバーのブレーキ踏込量又はブレーキ踏込操作速度に基づいて駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性に基づいて駆動源の生成トルクを制御することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、ブレーキ操作量関連値に基づいて駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性基づいて駆動源の生成トルクを制御するので、車両停車中におけるブレーキ操作量関連値から想定されるドライバーの加速要求の大小に応じて駆動源のトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、ブレーキ操作量関連値に基づいて駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性基づいて駆動源の生成トルクを制御するので、車両停車中におけるブレーキ操作量関連値から想定されるドライバーの加速要求の大小に応じて駆動源のトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明において好ましくは、駆動源制御手段は、ブレーキ踏込量が小さいほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定する。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込量が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込量が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明において好ましくは、駆動源制御手段は、ブレーキ踏込操作速度が小さいほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定する。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込操作速度が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、車両停車中におけるブレーキ踏込操作速度が小さく、想定されるドライバーの加速要求が高いほど、駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定するので、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
また、本発明の第2発明による車両の制御装置は、ドライバーのアクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、ドライバーのブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、車輪を制動するための制動装置と、車両停車時において、ブレーキ操作状態検出手段によりブレーキ操作が検出されない場合であっても制動装置を制動状態に維持する制動維持制御装置と、制動維持制御装置により制動装置を制動状態に維持しているときに、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して制動状態の維持を解除する制動維持状態解除手段と、アイドリングストップが可能なエンジンと、アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答してエンジンの生成トルクを制御するエンジン制御手段とを有する車両の制御装置であって、エンジン制御手段は、ドライバーのブレーキ踏込量又はブレーキ踏込操作速度が所定値以上である場合にエンジンをアイドリングストップ状態とし、制動維持制御装置により制動状態の維持が行われている場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、エンジンをアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合よりもエンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動状態の維持が行われている場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作が検出された場合、エンジンをアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作が検出された場合よりもエンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御するので、制動維持中のエンジンの運転状態がアイドル状態でありアクセル操作が検出されたときに想定されるドライバーの加速要求が相対的に高いと想定される場合には、エンジンがアイドリングストップ状態でありドライバーの加速要求が相対的に低いと想定される場合よりもエンジントルクの上昇特性を大きく設定し、ドライバーの加速要求に応じた上昇特性でエンジンのトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
このように構成された本発明においては、制動維持制御装置により制動状態の維持が行われている場合において、エンジンをアイドル状態で運転しているときにアクセル操作が検出された場合、エンジンをアイドリングストップ状態としているときにアクセル操作が検出された場合よりもエンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいてエンジンの生成トルクを制御するので、制動維持中のエンジンの運転状態がアイドル状態でありアクセル操作が検出されたときに想定されるドライバーの加速要求が相対的に高いと想定される場合には、エンジンがアイドリングストップ状態でありドライバーの加速要求が相対的に低いと想定される場合よりもエンジントルクの上昇特性を大きく設定し、ドライバーの加速要求に応じた上昇特性でエンジンのトルクを上昇させることができ、これにより、ドライバーの意図に沿った車両の加速を実現することができる。
Claims (5)
- ドライバーのアクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、
ドライバーのブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、
車輪を制動するための制動装置と、
車両停車時において、前記ブレーキ操作状態検出手段によりブレーキ操作が検出されない場合であっても前記制動装置を制動状態に維持する制動維持制御装置と、
前記制動維持制御装置により前記制動装置を制動状態に維持しているときに、前記アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して前記制動状態の維持を解除する制動維持状態解除手段と、
駆動源と、
前記アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して前記駆動源の生成トルクを制御する駆動源制御手段と、
を有する車両の制御装置であって、
前記駆動源制御手段は、前記制動維持制御装置により前記制動装置を制動状態に維持しているときに、前記アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、前記車両停車中におけるドライバーのブレーキ操作に関連するブレーキ操作量関連値に基づいて前記駆動源の生成トルクの上昇特性を設定し、当該設定した上昇特性に基づいて前記駆動源の生成トルクを制御する、
ことを特徴とする車両の制御装置。 - 前記ブレーキ操作量関連値は、ドライバーのブレーキ踏込量であり、
前記駆動源制御手段は、前記ブレーキ踏込量が小さいほど、前記駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定する、請求項1に記載の車両の制御装置。 - 前記駆動源はエンジンであり、
前記駆動源制御手段は、車両の速度が所定値未満である場合において、前記ブレーキ踏込量が第1値以上であるときに前記エンジンを自動停止させ、前記第1値未満であるときに前記エンジンをアイドル状態で運転する、請求項2に記載の車両の制御装置。 - 前記ブレーキ操作量関連値は、ドライバーのブレーキ踏込操作速度であり、
前記駆動源制御手段は、前記ブレーキ踏込操作速度が小さいほど、前記駆動源の生成トルクの上昇特性を大きく設定する、請求項1に記載の車両の制御装置。 - ドライバーのアクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、
ドライバーのブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、
車輪を制動するための制動装置と、
車両停車時において、前記ブレーキ操作状態検出手段によりブレーキ操作が検出されない場合であっても前記制動装置を制動状態に維持する制動維持制御装置と、
前記制動維持制御装置により前記制動装置を制動状態に維持しているときに、前記アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して前記制動状態の維持を解除する制動維持状態解除手段と、
アイドリングストップが可能なエンジンと、
前記アクセル操作状態検出手段によるアクセル操作検出に応答して前記エンジンの生成トルクを制御するエンジン制御手段と、
を有する車両の制御装置であって、
前記エンジン制御手段は、前記制動維持制御装置により前記制動状態の維持が行われている場合において、前記エンジンをアイドル状態で運転しているときに前記アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合、前記エンジンをアイドリングストップ状態としているときに前記アクセル操作状態検出手段によりアクセル操作が検出された場合よりも前記エンジンの生成トルクの上昇特性を大きく設定し、当該設定した上昇特性に基づいて前記エンジンの生成トルクを制御する、
ことを特徴とする車両の制御装置。
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