JP2018078466A - 差動増幅器 - Google Patents

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英人 嶋田
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Abstract

【課題】低いリーク電流と高い過電圧保護機能を両立した差動増幅器を提供する。【解決手段】差動増幅器は、第1外部入力端子と、第1外部入力端子と第1定電位部位の間に接続されており、第1外部入力端子から第1定電位部位に向けて逆方向となるように接続されている第1ダイオードと、第1外部入力端子と第1ダイオードの間に接続されており、第1外部入力端子から第1ダイオードに向けて逆方向となるように接続されている第2ダイオードと、第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点と第1外部入力端子の間に接続されており、第2ダイオードに対して並列に接続されており、第1外部入力端子から第1接続点に向けて順方向となるように接続されている第3ダイオードと、第1接続点の電位を第1外部入力端子の電位と同電位となるように調整する第1電位調整回路と、を備える。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、静電気等の過電圧に対する保護機能を有する差動増幅器に関する。
外部入力端子に加わる静電気に対策するために、外部入力端子と定電位部位(例えばグランド電位部位)の間に接続されているESD保護用のダイオードを備える差動増幅器が知られている。ダイオードは、外部入力端子から定電位部位に向けて逆方向となるように接続されている。これにより、外部入力端子に静電気が加わって外部入力端子と定電位部位の間の電位差がダイオードのブレークダウン電圧を超えたときに、ダイオードが導通して静電気の電荷を放電する。
このような差動増幅器では、高温動作時にダイオードを介して流れるリーク電流が問題となる。特許文献1は、外部入力端子と定電位部位の間にESD保護用の一対のダイオードを直列接続させる技術を開示する。この差動増幅器は、一対のダイオードの接続点の電位を外部入力端子の電位と同電位となるように調整する。これにより、外部入力端子側に接続されているダイオードの両端電圧が等しくなり、そのダイオードを介して定電位部位に向けて流れるリーク電流が抑えられる。
特開2014−11433号公報(特に、図3)
特許文献1の差動増幅器では、外部入力端子と定電位部位の間に一対のダイオードが直列接続されているので、一対のダイオードがブレークダウンするための保護電圧が高くなる。この結果、一対のダイオードが導通する前に、差動増幅器の内部回路に過電圧が印加されることが懸念される。本明細書は、低いリーク電流と高い過電圧保護機能を両立した差動増幅器を提供することを目的とする。
本明細書が開示する差動増幅器の一実施形態は、第1外部入力端子、第1ダイオード、第2ダイオード、第3ダイオード及び第1電位調整回路を備えることができる。ここで、ダイオードとは、ダイオード構造を有する様々な種類を含む。例えば、ダイオードは、ダイオード構造のみを有するものに限らず、ダイオード接続されたMOSFETであってもよい。第1ダイオードは、第1外部入力端子と第1定電位部位の間に接続されており、第1外部入力端子から第1定電位部位に向けて逆方向となるように接続されている。第2ダイオードは、第1外部入力端子と第1ダイオードの間に接続されており、第1外部入力端子から第1ダイオードに向けて逆方向となるように接続されている。このように、第1ダイオードと第2ダイオードは、第1外部入力端子と第1定電位部位の間に直列接続されている。第3ダイオードは、第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点と第1外部入力端子の間に接続されており、第2ダイオードに対して並列に接続されており、第1外部入力端子から第1接続点に向けて順方向となるように接続されている。このように、第2ダイオードと第3ダイオードは、第1外部入力端子と第1定電位部位の間に並列接続されているとともに相互に逆向きに接続されている。第1電位調整回路は、第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点の電位を第1外部入力端子の電位と同電位となるように調整する。この実施形態の差動増幅器では、第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点の電位が第1外部入力端子の電位と同電位となるように調整されているので、第1外部入力端子と第1接続点の間に接続されている第2ダイオードと第3ダイオードの各々の両端電圧が等しくなり、これら第2ダイオードと第3ダイオードを介して第1定電位部位に向けて流れるリーク電流が抑えられる。さらに、この実施形態の差動増幅器では、第3ダイオードが第1外部入力端子から第1定電位部位に向けて順方向となるように接続されているので、第1外部入力端子と第1定電位部位の間の保護電圧の大きさは、実質的に第1ダイオードのみに依存する。したがって、この実施形態の差動増幅器は、第1外部入力端子に加わる静電気等の過電圧に対して、低い保護電圧で過電圧保護機能を発揮することができる。このように、この実施形態の差動増幅器は、低いリーク電流と高い過電圧保護機能を両立することができる。
上記実施形態の差動増幅器は、第4ダイオードをさらに備えていてもよい。第4ダイオードは、第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点と第2定電位部位の間に接続されており、第1接続点から第2定電位部位に向けて順方向となるように接続されている。第2定電位部位の電位は、第1定電位部位の電位よりも高い。この実施形態の差動増幅器では、第1外部入力端子と第2定電位部位の間の電位差が広がるような場合でも、過電圧保護機能を発揮することができる。
上記実施形態の差動増幅器は、第2外部入力端子をさらに備えていてもよい。第1電位調整回路は、入力端子が第2外部入力端子に接続されているとともに出力端子が第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点に接続されているボルテージフォロア回路を有する。この実施形態の差動増幅器では、バーチャルショートによって、第1外部入力端子と第2外部入力端子の電位が等しい。さらに、ボルテージフォロア回路が第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点の電位を第2外部入力端子の電位と等しくなるように維持する。これにより、この実施形態の差動増幅器では、第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点の電位が第1外部入力端子の電位と同電位となるように調整される。
上記実施形態の差動増幅器は、第5ダイオード、第6ダイオード、第7ダイオード及び第2電位調整回路をさらに備えていてもよい。この実施形態の差動増幅器は、第2外部入力端子に加わる静電気等の過電圧に対しても保護機能を発揮することができる。第5ダイオードは、第2外部入力端子と第1定電位部位の間に接続されており、第2外部入力端子から第1定電位部位に向けて逆方向となるように接続されている。第6ダイオードは、第2外部入力端子と第5ダイオードの間に接続されており、第2外部入力端子から第5ダイオードに向けて逆方向となるように接続されている。このように、第5ダイオードと第6ダイオードは、第2外部入力端子と第1定電位部位の間に直列接続されている。第7ダイオードは、第5ダイオードと第6ダイオードの間の第2接続点と第2外部入力端子の間に接続されており、第6ダイオードに対して並列に接続されており、第2外部入力端子から第2接続点に向けて順方向となるように接続されている。このように、第6ダイオードと第7ダイオードは、第2外部入力端子と第1定電位部位の間に並列接続されているとともに相互に逆向きに接続されている。第2電位調整回路は、第5ダイオードと第6ダイオードの間の第2接続点の電位を第2外部入力端子の電位と同電位となるように調整する。この実施形態の差動増幅器では、第5ダイオードと第6ダイオードの間の第2接続点の電位が第2外部入力端子の電位と同電位となるように調整されているので、第2外部入力端子と第2接続点の間に接続されている第6ダイオードと第7ダイオードの各々の両端電圧が等しくなり、これら第6ダイオードと第7ダイオードを介して第1定電位部位に向けて流れるリーク電流が抑えられる。さらに、この実施形態の差動増幅器では、第7ダイオードが第2外部入力端子から第1定電位部位に向けて順方向となるように接続されているので、第2外部入力端子と第1定電位部位の間の保護電圧の大きさは、実質的に第5ダイオードのみに依存する。したがって、この実施形態の差動増幅器は、第2外部入力端子に加わる静電気等の過電圧に対して、低い保護電圧で過電圧保護機能を発揮することができる。このように、この実施形態の差動増幅器は、低いリーク電流と高い過電圧保護機能を両立することができる。
上記実施形態の差動増幅器では、第1電位調整回路が、第2電位調整回路を兼用してもよい。この電子回路は、簡素な回路構成でありながら、第2、第3、第6及び第7ダイオードを介して第1電位部位へ流れるリーク電流を抑えることができる。
上記実施形態の差動増幅器は、第8ダイオードをさらに備えていてもよい。第8ダイオードは、第5ダイオードと第6ダイオードの間の第2接続点と第2定電位部位の間に接続されており、第2接続点から第2定電位部位に向けて順方向となるように接続されている。この実施形態の電子回路では、第2外部入力端子と第2定電位部位の間の電位差が広がるような場合でも、過電圧保護機能を発揮することができる。
差動増幅器の回路構成を示す。 変形例の差動増幅器の回路構成を示す。
図1に示されるように、差動増幅器OP1は、反転入力端子T1、非反転入力端子T2、出力端子T3、複数のダイオードD1−3及び電位調整回路2を備える。差動増幅器OP1は、例えばチャージアンプ回路として用いられており、反転入力端子T1にセンサ出力信号が入力し、非反転入力端子T2に参照電圧が入力する。差動増幅器OP1は、反転入力端子T1に入力するセンサ出力信号を出力電圧VOに変換し、出力端子T3に出力する。なお、反転入力端子T1が第1外部入力端子の一例であり、非反転入力端子T2が第2外部入力端子の一例であり、電位調整回路2が第1及び第2電位調整回路の一例である。
第1ダイオードD1は、反転入力端子T1と差動増幅器OP1の内部回路を接続する配線上の反転側接続点P10と第1定電位部位(GND)の間に接続されており、反転側接続点P10から第1定電位部位(GND)に向けて逆方向となるように接続されている。第1定電位部位(GND)の電位は、グランド電位に固定されている。
第2ダイオードD2は、反転側接続点P10と第1ダイオードD1の間に接続されており、反転側接続点P10から第1ダイオードD1に向けて逆方向となるように接続されている。このように、第1ダイオードD1と第2ダイオードD2は、反転側接続点P10と第1定電位部位(GND)の間に直列接続されている。
第3ダイオードD3は、第1ダイオードD1と第2ダイオードD2の間の第1接続点P1と反転側接続点P10の間に接続されており、第2ダイオードD2に対して並列に接続されており、反転側接続点P10から第1接続点P1に向けて順方向となるように接続されている。このように、第2ダイオードD2と第3ダイオードD3は、反転側接続点P10と第1接続点P1の間に並列接続されているとともに相互に逆向きに接続されている。
第1電位調整回路2は、ボルテージフォロア用オペアンプOP2を有しており、第1及び第2ダイオードD1,D2の第1接続点P1の電位を反転入力端子T1の電位と同電位となるように調整するように構成されている。ボルテージフォロア用オペアンプOP2は、入力端子が非反転入力端子T2に接続されているとともに出力端子が第1及び第2ダイオードD1,D2の第1接続点P1に接続されている。バーチャルショートによって反転入力端子T1の電圧VMと非反転入力端子T2の電圧VPが等しい。ボルテージフォロア用オペアンプOP2は、電圧VP(即ち、電圧VM)を出力する。このため、第1及び第2ダイオードD1,D2の第1接続点P1の電位が反転入力端子T1の電位VMと同電位となるように調整される。このように、差動増幅器OP1では、反転側接続点P10と第1接続点P1の間に接続されている第2ダイオードD2と第3ダイオードD3の各々の両端電圧が等しくなり、これら第2ダイオードD2と第3ダイオードD3を介して第1定電位部位(GND)に向けて流れるリーク電流が抑えられる。
次に、差動増幅器OP1の静電気に対する保護機能について説明する。反転入力端子T1に静電気が加わると、反転入力端子T1の電位VMが第1定電位部位(GND)の電位に対して正の向きに大きくなる。反転入力端子T1と第1定電位部位(GND)の電位差が第1ダイオードD1のブレークダウン電圧を超えたときに、第1ダイオードD1が導通する。これにより、静電気の電荷は、反転入力端子T1から第3ダイオードD3と第1ダイオードD1を介して第1定電位部位(GND)に放電される。この結果、差動増幅器OP1の内部回路に過電圧が印加されることが抑えられる。
差動増幅器OP1では、第3ダイオードD3が反転入力端子T1から第1定電位部位(GND)に向けて順方向となるように接続されているので、反転入力端子T1と第1定電位部位(GND)の間の保護電圧の大きさは、実質的に第1ダイオードD1のみに依存する。したがって、差動増幅器OP1は、反転入力端子T1に加わる静電気に対して、低い保護電圧で過電圧保護機能を発揮することができる。
また、差動増幅器OP1では、反転入力端子T1の電位VMが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなったときには、第1ダイオードD1と第2ダイオードD2を介して電流が流れ、反転入力端子T1の電位VMが負の向きに大きくなることが防止される。このように、差動増幅器OP1は、反転入力端子T1の電位VMと第1定電位部位(GND)の電位差が広がる場合にも、また、反転入力端子T1の電位VMが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
上記したように、反転入力端子T1と第1定電位部位(GND)の電位差が広がる場合には第3ダイオードD3を順方向に電流が流れ、反転入力端子T1の電位VMが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなる場合には第2ダイオードD2を順方向に電流が流れる。このため、第2及び第3ダイオードD2,D3はいずれも、小面積のダイオードによって形成することができる。差動増幅器OP1は、面積消費を抑えながら過電圧保護機能を有することができる。
図2に、変形例の差動増幅器OP10を示す。なお、図1の差動増幅器OP1と共通する構成要素については共通の符号を付し、その説明を省略する。差動増幅器OP10は、複数のダイオードD4−D8をさらに備えることを特徴とする。
第4ダイオードD4は、第1及び第2ダイオードD1,D2の第1接続点P1と第2定電位部位(VDD)の間に接続されており、第1接続点P1から第2定電位部位(VDD)に向けて順方向となるように接続されている。第2定電位部位(VDD)の電位は、正の電源電圧に固定されている。
第5ダイオードD5は、非反転入力端子T2と差動増幅器OP10の内部回路を接続する配線上の非反転側接続点P20と第1定電位部位(GND)の間に接続されており、非反転側接続点P20から第1定電位部位(GND)に向けて逆方向となるように接続されている。
第6ダイオードD6は、非反転側接続点P20と第5ダイオードD5の間に接続されており、非反転側接続点P20から第5ダイオードD5に向けて逆方向となるように接続されている。このように、第5ダイオードD5と第6ダイオードD6は、非反転側接続点P20と第1定電位部位(GND)の間に直列接続されている。
第5ダイオードD5と第6ダイオードD6の間の第2接続点P2は、第1及び第2ダイオードD1,D2の第1接続点P1に接続されている。このため、第5及び第6ダイオードD5,D6の第2接続点P2の電位は、非反転入力端子T2の電位VPと同電位となるように調整されている。このように、電位調整回路2は、第1及び第2ダイオードD1,D2の第1接続点P1の電位を反転入力端子T1の電位VMと同電位に調整する機能と第5及び第6ダイオードD5,D6の第2接続点P2の電位を非反転入力端子T2の電位VPと同電位に調整する機能を兼用することができる。
第7ダイオードD7は、第5及び第6ダイオードD5,D6の第2接続点P2と反転側接続点P20の間に接続されており、第6ダイオードに対して並列に接続されており非反転入力端子T2から第2接続点P2に向けて順方向となるように接続されている。このように、第6ダイオードD6と第7ダイオードD7は、非反転入力端子T2と第2接続点P2の間に並列接続されているとともに相互に逆向きに接続されている。
第8ダイオードD8は、第5及び第6ダイオードD5,D6の第2接続点P2と第2定電位部位(VDD)の間に接続されており、第2接続点P2から第2定電位部位(VDD)に向けて順方向となるように接続されている。
次に、差動増幅器OP10の特徴を説明する。上記したように、図1に示す差動増幅器OP1は、反転入力端子T1と第1定電位部位(GND)の電位差が広がる場合にも、また、反転入力端子T1の電位VMが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。図2の差動増幅器OP10は、これに加えて、反転入力端子T1と第2定電位部位(VDD)の電位差が広がる場合にも、また、反転入力端子T1の電位VMが第2定電位部位(VDD)の電位よりも高くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
差動増幅器OP10では、反転入力端子T1と第2定電位部位(VDD)の電位差が広がる場合に、第2定電位部位(VDD)から第4ダイオードD4と第2ダイオードD2を介して反転入力端子T1に向けて電流が流れる。また、差動増幅器OP10では、反転入力端子T1の電位VMが第2定電位部位(VDD)の電位がよりも高くなる場合に、反転入力端子T1から第3ダイオードD3と第4ダイオードD4を介して第2定電位部位(VDD)に向けて電流が流れる。このように、差動増幅器OP10は、反転入力端子T1と第2定電位部位(VDD)の電位差が広がる場合にも、また、反転入力端子T1の電位VMが第2定電位部位(VDD)の電位よりも高くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
差動増幅器OP10はさらに、非反転入力端子T2と第1定電位部位(GND)の電位差が広がる場合にも、また、非反転入力端子T2の電位VPが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
差動増幅器OP10では、非反転入力端子T2と第1定電位部位(GND)の電位差が広がる場合に、非反転入力端子T2から第7ダイオードD7と第5ダイオードD5を介して第1定電位部位(GND)に向けて電流が流れる。また、差動増幅器OP10では、非反転入力端子T2の電位VPが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなる場合に、第1定電位部位(GND)から第5ダイオードD5と第6ダイオードD6を介して非反転入力端子T2に向けて電流が流れる。このように、差動増幅器OP10は、非反転入力端子T2と第1定電位部位(GND)の電位差が広がる場合にも、また、非反転入力端子T2の電位VPが第1定電位部位(GND)の電位よりも低くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
差動増幅器OP10はさらに、非反転入力端子T2と第2定電位部位(VDD)の電位差が広がる場合にも、また、非反転入力端子T2の電位VPが第2定電位部位(VDD)の電位よりも高くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
差動増幅器OP10では、非反転入力端子T2と第2定電位部位(VDD)の電位差が広がる場合に、第2定電位部位(VDD)から第8ダイオードD8と第6ダイオードD6を介して非反転入力端子T2に向けて電流が流れる。また、差動増幅器OP10では、非反転入力端子T2の電位VPが第2定電位部位(VDD)の電位がよりも高くなる場合に、第2定電位部位(VDD)から第7ダイオードD7と第8ダイオードD8を介して非反転入力端子T2に向けて電流が流れる。このように、差動増幅器OP10は、非反転入力端子T2と第2定電位部位(VDD)の電位差が広がる場合にも、また、非反転入力端子T2の電位VPが第2定電位部位(VDD)の電位よりも高くなる場合にも、内部回路を過電圧から保護することができる。
上記したように、差動増幅器OP10では、保護機能が動作する保護電圧はいずれも、実質的に1つのダイオードのみに依存する。このため、差動増幅器OP10は、低い保護電圧で過電圧保護機能を発揮することができる。
さらに、差動増幅器OP10では、ダイオードD2,D3,D6,D7の両端電圧はいずれも等しくなるように調整される。このため、差動増幅器OP10では、これらダイオードD2,D3,D6,D7を介して第1定電位部位(GND)に流れるリーク電流が抑えられる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電位調整回路
D1−D8:ダイオード
OP1,OP10:差動増幅器
OP2:ボルテージフォロア用オペアンプ
P1:第1接続点
P2:第2接続点
T1:反転入力端子
T2:非反転入力端子
T3:出力端子

Claims (6)

  1. 差動増幅器であって、
    第1外部入力端子と、
    前記第1外部入力端子と第1定電位部位の間に接続されており、前記第1外部入力端子から前記第1定電位部位に向けて逆方向となるように接続されている第1ダイオードと、
    前記第1外部入力端子と前記第1ダイオードの間に接続されており、前記第1外部入力端子から前記第1ダイオードに向けて逆方向となるように接続されている第2ダイオードと、
    前記第1ダイオードと第2ダイオードの間の第1接続点と前記第1外部入力端子の間に接続されており、前記第2ダイオードに対して並列に接続されており、前記第1外部入力端子から前記第1接続点に向けて順方向となるように接続されている第3ダイオードと、
    前記第1接続点の電位を前記第1外部入力端子の電位と同電位となるように調整する第1電位調整回路と、を備える、差動増幅器。
  2. 前記第1接続点と第2定電位部位の間に接続されており、前記第1接続点から前記第2定電位部位に向けて順方向となるように接続されている第4ダイオードをさらに備えており、
    前記第2定電位部位の電位は、前記第1定電位部位の電位よりも高い、請求項1に記載の差動増幅器。
  3. 第2外部入力端子をさらに備えており、
    前記第1電位調整回路は、入力端子が前記第2外部入力端子に接続されているとともに出力端子が前記第1接続点に接続されているボルテージフォロア回路を有する、請求項1又は2に記載の差動増幅器。
  4. 前記第2外部入力端子と前記第1定電位部位の間に接続されており、前記第2外部入力端子から前記第1定電位部位に向けて逆方向となるように接続されている第5ダイオードと、
    前記第2外部入力端子と前記第5ダイオードの間に接続されており、前記第2外部入力端子から前記第5ダイオードに向けて逆方向となるように接続されている第6ダイオードと、
    前記第5ダイオードと第6ダイオードの間の第2接続点と前記第2外部入力端子の間に接続されており、前記第6ダイオードに対して並列に接続されており、前記第2外部入力端子から前記第2接続点に向けて順方向となるように接続されている第7ダイオードと、
    前記第2接続点の電位を前記第2外部入力端子の電位と同電位となるように調整する第2電位調整回路と、をさらに備える請求項3に記載の差動増幅器。
  5. 前記第1電位調整回路が、前記第2電位調整回路を兼用する、請求項4に記載の差動増幅器。
  6. 前記第2接続点と前記第2定電位部位の間に接続されており、前記第2接続点から前記第2定電位部位に向けて順方向となるように接続されている第8ダイオードをさらに備える、請求項4又は5に記載の差動増幅器。
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