JP2017112518A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SOI構造を使用せずにESD保護回路で発生するリーク電流を精度よく補償して、入力端子にリーク電流が流れることを防止する。
【解決手段】第1のリーク電流補償回路10Aは、非反転入力端子が入力ノード13に接続される第2の演算増幅回路12と、第2の演算増幅回路12の反転入力端子と電源端1,4に接続され且つ第1のESD保護回路8と同一特性の第2のESD保護回路11と、第2の演算増幅回路12の反転入力端子と出力端子の間に接続される第1のアンチパラレルダイオードD7,D8と、第2の演算増幅回路12の出力端子と出力ノード14の間に接続され且つ第1のアンチパラレルダイオードD7,D8と同一特性の第2のアンチパラレルダイオードD9,D10とを備え、入力ノード13が第1の演算増幅回路6の非反転入力端子に接続され、出力ノード14が第1の演算増幅回路6の反転入力端子に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は入力端子にESD保護回路が接続された増幅回路を有する半導体装置に関する。
演算増幅回路の特性に影響を与える要素として入力バイアス電流がある。入力バイアス電流は演算増幅回路の入力端子に流れる電流であり、入力端子に入力する信号を増幅する場合の誤差要因の1つとなる。通常、入力バイアス電流の小さな演算増幅回路が要求されるときは、MOS型半導体装置が使用される。MOS型半導体装置はゲ一トが絶縁体で構成されており、ゲ一トには電流が流れないためである。
しかし、MOS型半導体装置で演算増幅回路を構成しても、入力バイアス電流をゼロにすることはできない。通常では、入力端子には静電気破壊を防ぐためのESD保護回路が接続されており、このESD保護回路の2個のダイオードのリーク電流の差分がその入力端子に流れるためである。このリーク電流は温度に依存するので高温になるほど指数関数的に大きくなる。そこで、ESD保護回路から入力端子に流れるリーク電流を低減する手法が提案されてる。
<第1の従来例>
第1の従来例を図9に示す(例えば、特許文献1)。入力端子33に入力される信号を増幅回路37で増幅して出力端子38に出力する半導体装置において、入力端子33と高電位電源端子31と低電位電源端子32には、静電気破壊を防止するダイオードD31,D32からなるESD保護回路35が接続される。このため、入力端子33にはダイオードD31,D32の逆方向電流であるリーク電流の差分が流れる。この第1の従来例では、この差分のリーク電流をゼロにするために、入力端子33に接続されるESD保護回路35と同一特性のダイオードD33,D34からなるESD保護回路36と、MOSトランジスタTR1,TR2とからなるレプリカ回路39が設けられる。
入力端子33とレプリカ回路39のレプリカ端子34の印加電圧を等しく設定すれば、入力端子33とレプリカ端子39に発生するリーク電流は等しくなる。そこで、レプリカ端子34に流れるリーク電流を、トランジスタTR1,TR2で構成したカレントミラ一回路により入力端子33へ供給すれば、入力端子33に発生するリーク電流をゼロにできる。
<第2の従来例>
第2の従来例を図10に示す(例えば、特許文献2)。入力端子43を出力端子44に接続する経路において、ダイオードD41,D42,D43、D44でESD保護回路47を構成する。寄生PN接合が構成されないSOI構造で半導体装置を構成する場合、入力端子43に流れるリーク電流はダイオードD42,D43に流れる逆方向電流であるリーク電流の差分で決まる。そこで、ダイオードD42,D43に印加する逆方向電圧を等しく設定すれば、ダイオードD42,D43に流れる逆方向電流が一致するため、入力端子43にはリーク電流は流れない。
抵抗R41,R42には電流源46の電流が流れるので、抵抗R41,R42を同一抵抗値に設定すれば、抵抗R41の両端に発生する電圧降下と抵抗R42の両端で発生する電圧降下は一致する。演算増幅回路45は負帰還接続されているので、その反転入力端子と非反転入力端子が同一電位であることから、抵抗R41の両端に発生する電圧と等しい電圧がダイオードD42の両端に印加され、抵抗R42の両端で発生する電圧と等しい電圧がダイオードD43に印加される。このため、ダイオードD42,D43に印加される逆方向電圧は一致する。従って、ダイオードD42,D43のリーク電流は一致し、入力端子31に流れるリーク電流はゼロとなる。
特開2002一185268号公報 米国特許明細書第7978449号
第1の従来例の構成では、入力端子33の端子電圧と等しい電圧をレプリカ端子34へ外部から適切に与えないと、ESD保護回路35のダイオードD31,D32に流れるリーク電流の差分をキャンセルすることができず、精度よくリーク電流を補償することができない問題があった。また、カレントミラ一回路を構成するトランジスタTR1,TR2にもリーク電流が発生するため、この面でも精度よくリーク電流を補償できない問題があった。
第2の従来例の構成では、入力端子43に接続される2つのダイオードD42,D43のリーク電流が等しくなるように逆方向バイアス電圧を印加する構成であるため、SOI構造を使用する必要がある。SOI構造を使用しなければダイオードD42,D43に寄生PN接合が生成され、ダイオードD42,D43に流れる逆方向電流とは別のリーク電流経路が生成されるためである。
本発明は上記問題点を解消し、SOI構造を使用せずにESD保護回路で発生するリーク電流を精度よく補償して、入力端子にリーク電流が流れることを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、第1の演算増幅回路と、該第1の演算増幅回路の反転入力端子と高電位電源端子及び低電位電源端子に接続される第1のESD保護回路と、を備える半導体装置において、前記第1のESD保護回路で発生するリーク電流を補償する第1のリーク電流補償回路をさらに有し、前記第1のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続される第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記高電位電源端子及び前記低電位電源端子に接続され且つ前記第1のESD保護回路と同一特性の第2のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子と出力端子の間に接続される第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続され且つ前記第1のアンチパラレルダイオードと同一特性の第2のアンチパラレルダイオードとを備え、前記第1のリーク電流補償回路の前記入力ノードが前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続され、前記出力ノードが前記第1の演算増幅回路の前記反転入力端子にされることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の半導体装置において、前記第1のリーク電流補償回路を、前記第1のリーク電流補償回路の前記第1及び第2のアンチパラレルダイオードにそれぞれ抵抗をさらに縦続接続した第2のリーク電流補償回路に置き換えたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、第1の演算増幅回路を備える半導体装置において、第3のリーク電流補償回路をさらに有し、前記第3のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の出力端子と高電位電源端子及び低電位電源端子に接続された第3のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続され且つ前記第1のアンチパラレルダイオードと同一特性の第2のアンチパラレルダイオードとを備え、前記第3のリーク電流補償回路の前記入力ノードが前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続され、前記出力ノードが前記第1の演算増幅回路の反転入力端子にされることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の半導体装置において、前記第3のリーク電流補償回路を第4のリーク電流補償回路に置き換え、該第4のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の出力端子と高電位電源端子の間に接続された第4のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続された第2のアンチパラレルダイオードとを備え、前記第1のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と前記反転入力端子の間に前記反転入力端子側がアノードとなり前記出力端子側がカソードとなるよう接続された第7のダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子にカソードが接続されアノードが第3の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第8のダイオードとで構成され、前記第2のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と前記出力ノードの間に前記出力ノード側がアノードとなり前記出力端子側がカソードとなるよう接続され且つ前記第7のダイオードと同一特性の第9のダイオードと、前記出力ノードにカソードが接続されアノードが前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に第4の抵抗を介して接続され且つ前記第8のダイオードと同一特性の第10のダイオードとで構成され、前記第8のダイオードと前記第3の抵抗の共通接続点と低電圧電源端子との間に第5のESD保護回路が接続され、前記第10のダイオードと前記第4の抵抗の共通接続点と前記低電圧電源端子との間に第6のESD保護回路が接続されていることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項3に記載の半導体装置において、前記第3のリーク電流補償回路を第5のリーク電流補償回路に置き換え、該第5のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の出力端子と低電位電源端子の間に接続された第7のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続された第2のアンチパラレルダイオードとを備え、前記第1のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と反転入力端子の間に前記反転入力端子側がカソードとなり前記出力端子側がアノードとなるよう接続された第8のダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子にアノードが接続されカソードが第5の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第7のダイオードとで構成され、前記第2のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と前記出力ノードの間に前記出力ノード側がカソードとなり前記出力端子側がアノードとなるよう接続され且つ前記第8のダイオードと同一特性の第10のダイオードと、前記出力ノードにアノードが接続されカソードが前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に第6の抵抗を介して接続され且つ前記第7のダイオードと同一特性の第9のダイオードとで構成され、前記第7のダイオードと前記第5の抵抗の共通接続点と高電圧電源端子との間に第8のESD保護回路が接続され、前記第9のダイオードと前記第6の抵抗の共通接続点と前記高電圧電源端子との間に第9のESD保護回路が接続されていることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項3に記載の半導体装置において、前記第3のリーク電流補償回路を第6のリーク電流補償回路に置き換え、該第6のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の反転入力端子と出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続された第2のアンチパラレルダイオードとを備え、前記第1のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子にカソードが接続されアノードが第3の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第8のダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子にアノードが接続されカソードが第5の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第7のダイオードとで構成され、前記第2のアンチパラレルダイオードは、前記出力ノードにアノードが接続されカソードが第6の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続され且つ前記第7のダイオードと同一特性の第9のダイオードと、前記出力ノードにカソードが接続されアノードが第4の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続され且つ前記第8のダイオードと同一特性の第10のダイオードとで構成され、前記第7のダイオードと前記第5の抵抗の共通接続点と高電圧電源端子との間に第8のESD保護回路が接続され、前記第8のダイオードと前記第3の抵抗の共通接続点と低電圧電源端子との間に第5のESD保護回路が接続され、前記第9のダイオードと前記第6の抵抗の共通接続点と前記高電圧電源端子との間に第9のESD保護回路が接続され、前記第10のダイオードと前記第4の抵抗の共通接続点と前記低電圧電源端子との間に第6のESD保護回路が接続されていることを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、第1の演算増幅回路と、前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続される第10のESD保護回路と、を備える半導体装置において、請求項1に記載の第1のリーク電流補償回路又は請求項2に記載のリーク電流補償回路の一方の前記入力ノードを前記第1の演算増幅回路の前記反転入力端子に接続し、前記一方の前記出力ノードを前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続したことを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、第1の演算増幅回路と、請求項3乃至6に記載の第3乃至第6のリーク電流補償回路いずれか1つを有する半導体装置であって、前記入力ノードを前記第1の演算増幅回路の前記反転入力端子に接続し、前記出力ノードを前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続したことを特徴とする。
請求項1にかかる本発明によれば、第1のリーク電流補償回路において、第1の演算増幅回路の反転入力端子と非反転入力端子の電圧と第2の演算増幅回路の反転入力端子と非反転入力端子の電圧は負帰還の動作により等しくなり、第1の演算増幅回路の反転入力端子に接続される第1のESD保護回路へ印加される電圧と第2の演算増幅回路の反転入力端子に接続される第2のESD保護回路に印加される電圧は等しくなる。従って第1のESD保護回路で発生するリーク電流と第2のESD保護回路で発生するリーク電流は等しくなる。第2のESD保護回路で発生するリーク電流は第2の演算増幅回路の出力端子から第1のアンチパラレルダイオードを介して供給される。このとき、第1のアンチパラレルダイオードの両端に発生する電圧と等しい電圧が第2のアンチパラレルダイオードの両端に印加されるため、第2のESD保護回路に流れるリーク電流と等しい電流が第2のアンチパラレルダイオードを介して第1のESD保護回路へ供給されるから、第1の演算増幅回路の反転端子に流れるリーク電流を補償できる利点がある。
請求項2にかかる本発明によれば、第2のリーク電流補償回路において、第1及び第2のアンチパラレルダイオードに直列にそれぞれ抵抗が接続されるので、ダイオードと抵抗による負帰還の作用により、ダイオードのミスマッチや演算増幅回路のオフセット電圧により発生するリーク電流補償の誤差を小さくできる利点がある。
請求項3にかかる本発明によれば、第3のリーク電流補償回路において、第1の演算増幅回路の反転入力端子にESD保護回路は接続されずとも第2のアンチパラレルダイオードを介して第1の演算増幅回路の反転入力端子に第3のESD保護回路が接続されるので、第1の演算増幅回路の反転入力端子をその第3のESD保護回路で保護できるとともに、その第3のESD保護回路で発生するリーク電流はアンチパラレルダイオードで発生するリーク電流のみに低減されるため、入力バイアス電流を低減できる利点がある。
請求項4にかかる本発明によれば、第4のリーク電流補償回路において、第1の演算増幅回路の反転入力端子に流入するリーク電流を補償する電流を流す第8、第10のダイオードの経路に直列に第3、第4の抵抗が接続されるので、ダイオードと抵抗による負帰還の作用により、ダイオードのミスマッチや演算増幅回路のオフセット電圧により発生するリーク電流補償の誤差を小さくできる利点がある。
請求項5にかかる本発明によれば、第5のリーク電流補償回路において、第1の演算増幅回路の反転入力端子から流出するリーク電流を補償する電流を流す第7、第9のダイオードの経路に直列に第5、第6の抵抗が接続されるので、ダイオードと抵抗による負帰還の作用により、ダイオードのミスマッチや演算増幅回路のオフセット電圧により発生するリーク電流補償の誤差を小さくできる利点がある。
請求項6にかかる本発明によれば、第6のリーク電流補償回路において、第1の演算増幅回路の反転入力端子への流入と流出のリーク電流を補償する電流を流す第7乃至第10ダイオードの経路に直列に第3乃至第6の抵抗が接続されるので、ダイオードと抵抗による負帰還の作用により、ダイオードのミスマッチや演算増幅回路のオフセット電圧により発生するリーク電流補償の誤差を小さくできる利点がある。
請求項7にかかる本発明によれば、第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続された第10のESD保護回路によるリーク電流が補償されるので、第1の演算増幅回路の非反転入力端子の入力バイアス電流を低減できる利点がある。
請求項8にかかる発明によれば、第1の演算増幅回路の非反転入力端子が第3乃至第6のリーク電流補償回路に内蔵のESD保護回路に保護され、かつそのESD保護回路のリーク電流が補償されるので、第1の演算増幅回路の非反転入力端子の入力バイアス電流を低減できる利点がある。
本発明の第1の実施例の半導体装置の回路図である。 本発明の第2の実施例の半導体装置のリーク電流補償回路の回路図である。 本発明の第3の実施例の半導体装置の回路図である。 本発明の第4の実施例の半導体装置のリーク電流補償回路の回路図である。 本発明の第5の実施例の半導体装置のリーク電流補償回路の回路図である。 本発明の第6の実施例の半導体装置のリーク電流補償回路の回路図である。 本発明の第7の実施例の半導体装置の回路図である。 本発明の第8の実施例の半導体装置の回路図である。 第1の従来例の半導体装置の回路図である。 第2の従来例の半導体装置の回路図である。
<第1の実施例>
図1は本発明の第1の実施例の半導体装置を示す回路図である。最高電位VDDが印加する高電位電源端子1と、最低電位VSSが印加する低電位電源端子4と、反転入力端子2に印加される電圧及び非反転入力端子3に印加される電圧の差電圧を増幅して出力端子5に出力する第1の演算増幅回路6とを有する半導体装置を備える。反転入力端子2と高電位電源端子1の間に接続されるダイオードD1と、反転入力端子2と低電位電源端子4の間に接続されるダイオードD2とで、第1のESD保護回路8が構成されている。また、非反転入力端子3と高電位電源端子1の間に接続されるダイオードD3と、非反転入力端子3と低電位電源端子4の間に接続されるダイオードD4とで、第10のESD保護回路9が構成されている。
10Aは第1のリーク電流補償回路である。この第1のリーク電流補償回路10Aは第2の演算増幅回路12を有し、高電位電源端子1と第2の演算増幅回路12の反転入力端子の間に接続されたダイオードD5と、低電位電源端子4と第2の演算増幅回路12の反転入力端子の間に接続されたダイオードD6で、第2の第2のESD保護回路11が構成されている。この第2の第2のESD保護回路11は第1のESD保護回路8と同一特性である。つまり、ダイオードD1,D5が同じ特性、ダイオードD2,D6が同じ特性である。また、第2の演算増幅回路12の反転入力端子と出力端子の間に第1のアンチパラレルダイオードD7,D8が接続され、第2の演算増幅回路12の出力端子と出力ノード14の間に第2のアンチパラレルダイオードD9,D10が接続されている。ダイオードD7とダイオードD9、ダイオードD8とダイオードD10はそれぞれ同一特性である。第1のリーク電流補償回路10Aは、非反転入力端子4に接続される入力ノード13と反転入力端子2に接続される前記した出力ノード14を有する。そして、入力ノード13は第2の演算増幅回路12の非反転入力端子に接続されている。
第1のESD保護回路8は反転入力端子2に印加される静電気を電源端子1,4へ放出する。第10のESD保護回路9は非反転入力端子3に印加される静電気を電源端子1,4へ放出する。第2のESD保護回路11は第1のESD保護回路8のレプリカである。
さて、非反転入力端子2には第1のESD保護回路8で発生するリーク電流が流れる。このリーク電流はダイオードD1のカソードからアノ一ドへ流れる逆方向電流と、ダイオードD2のカソードからアノ一ドへ流れる逆方向電流と、反転入力端子2と第1のESD保護回路8の接続点での第1のESD保護回路8と半導体基板上との間に構成される寄生のPN接合に流れる逆方向電流である。
反転入力端子2に流れる第1のESD保護回路8のリーク電流と第2の演算増幅回路12の反転入力端子と第2の第2のESD保護回路11の接続点に流れるリーク電流は、反転入力端子2に印加する電位と第2の演算増幅回路12の反転入力端子に印加される電位が等しければ、等しくなる。第1の演算増幅回路6は図示しない回路で負帰還をかけて動作させるため、反転入力端子2と非反転入力端子3は同電位となる。さらに、第2の演算増幅回路12の非反転入力端子は非反転入力端子3と接続され且つ第2の演算増幅回路12は負帰還をかけているため、第2の演算増幅回路12の反転入力端子の電位は非反転入力端子3と等しく、反転入力端子2の電位とも等しくなる。
したがって、第1のESD保護回路8と反転入力端子2との共通接続点で発生するリーク電流と、第2のESD保護回路11と第2の演算増幅回路12の反転入力端子との共通接続点で発生するリーク電流も等しくなる。第2のESD保護回路11と第2の演算増幅回路12の反転入力端子との共通接続点で発生するリーク電流は、第2の演算増幅回路12の負帰還の作用により第1のアンチパラレルダイオードD7,D8を介して、第2の演算増幅回路12の出力端子から供給される。第1のアンチパラレルダイオードD7,D8の両端に発生する電圧と等しい電圧が第2のアンチパラレルダイオードD9,D10に印加されるため、第2のアンチパラレルダイオードD9,D10に流れる電流は、第2のESD保護回路11のリーク電流と等しくなる。
このため、第2のESD保護回路11のリーク電流と等しい電流が第1のリーク電流補償回路10Aの出力ノード14から反転入力端子2に供給され、第1のESD保護回路8と反転入力端子2との共通接続点で発生するリーク電流が打ち消される。
なお、第1のアンチパラレルダイオードD7,D8の接続点において、半導体基板上との間に寄生PN接合が構成されリーク電流が発生する。しかし、第1のリーク電流補償回路10Aの出力ノード14に接続される第2のアンチパラレルダイオードD9,D10でも半導体基板上との間に同様の寄生PN接合が構成され、そこに第1のアンチパラレルダイオードD7,D8に発生するリーク電流と等しいリーク電流が発生する。このため、この寄生PN接合に流れるリーク電流は、第1のESD保護回路8で発生するリーク電流と同様に打ち消される。
<第2の実施例>
図2は本発明の第2の実施例の第2のリーク電流補償回路10Bの回路図である。本実施例では、図1で説明した第1のリーク電流補償回路10Aにおいて、第1のアンチパラレルダイオードD7,D8と第2の演算増幅回路12の出力端子の間に抵抗R1を接続し、抵抗R1と同一特性同一抵抗値の抵抗R2を、第2のアンチパラレルダイオードD9,D10と第2の演算増幅回路12の出力端子の間に接続している。
本実施例では、アンチパラレルダイオードと抵抗の縦続接続による帰還作用により、ダイオードのミスマッチの影響や第1及び第2の演算増幅回路6,12のオフセット電圧によるリーク電流補償誤差を低減するように働く。
なお、本実施例ではアンチパラレルダイオードに抵抗R1とR2のみを接続しているが、抵抗に限るものではなく、同一特性のダイオード等をそれぞれ縦続接続してもよい。
<第3の実施例>
図3は本発明の第3の実施例の半導体装置の回路図である。高電位電源端子1と、低電位電源端子4と、反転入力端子2に印加される電圧と非反転入力端子3に印加される電圧の差電圧を増幅して出力端子5に出力する第1の演算増幅回路6とを有する半導体装置において、非反転入力端子3と高電位電源端子1の間に接続されるダイオードD3と、非反転入力端子3と低電位電源端子4の間に接続されるダイオードD4で構成される第10のESD保護回路9を備える。
10Cは第3のリーク電流補償回路である。この第3のリーク電流補償回路10Cは第2の演算増幅回路12を有し、その第2の演算増幅回路12の出力端子と高電位電源端子1の間に接続されるダイオードD11と、第2の演算増幅回路12の出力端子と低電位電源端子4の間に接続されるダイオードD12により第3のESD保護回路15が構成されれている点が、図1の第1のリーク電流補償回路10Aと異なる。
第10のESD保護回路9は非反転入力端子3に印加される静電気を電源端子1,4へ放出する。第3のESD保護回路15は、反転入力端子2に印加される静電気を第2のアンチパラレルダイオードD9,D10を介して電源端子1,4へ放出する。
さて、反転入力端子2で発生するリーク電流は、第3のリーク電流補償回路10Cの出力ノード14と接続される第2のアンチパラレルダイオードD9,D10と半導体基板上の間に構成される寄生PN接合に流れる電流である。この寄生PN接合に流れるリーク電流は、このリーク電流と等しい電流を第2のアンチパラレルダイオードD9,D10を介して第2の演算増幅回路12の出力端子から供給することで補償する。
ここで、第1の演算増幅回路6は図示しない負帰還をかけて動作させることから反転入力端子2の電位は非反転入力端子3と等しくなる。さらに、第2の演算増幅回路12の非反転入力端子は非反転入力端子3と接続され且つ第1のアンチパラレルダイオードD7,D8で負帰還をかけているため、第2の演算増幅回路12の反転入力端子の電位は非反転入力端子3と等しく、かつ反転入力端子2の電位とも等しくなる。
したがって、反転入力端子2と接続される出力ノード14の電位と第2の演算増幅回路12の反転入力端子の電位は等しい。また、ダイオードD9とダイオードD7は同一特性であり、ダイオードD10とダイオードD8は同一特性である。このため、出力ノード14で発生するリーク電流と第2の演算増幅回路12の反転入力端子で発生するリーク電流は等しくなる。第2の演算増幅回路12の反転入力端子で発生するリーク電流は、第2の演算増幅回路12の出力端子から第1のアンチパラレルダイオードD7,D8を介して供給される。
このとき、第2の演算増幅回路12の反転入力端子と出力端子の間にはリーク電流に応じて電位差が発生するし、第2のアンチパラレルダイオードD9,D10にも等しい電位差が発生するため、第3のリーク電流補償回路10Cの出力ノード14に流れるリーク電流を打ち消す電流が、第2のアンチパラレルダイオードD9,D10に流れるため、反転入力端子2にはリーク電流が流れない。
<第4の実施例>
図4は本発明の第4の実施例の第4の第4のリーク電流補償回路10Dの回路図である。この第4のリーク電流補償回路10Dでは、図3で説明した第3のリーク電流補償回路10Cにおいて、第2の演算増幅回路12の出力端子と高電位電源端子1の間にダイオードD13からなる第4のESD保護回路16を接続する。また、ダイオードD8のアノ一ドと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R3を接続し、ダイオードD8と抵抗R3の共通接続点と低電位電源端子4の間にダイオードD14からなる第5のESD保護回路17を接続する。また、ダイオードD10のアノ一ドと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R4を接続し、ダイオードD10と抵抗R4の共通接続点と低電位電源端子4の間にダイオードD15からなる第6のESD保護回路18を接続する。
さて、第4のリーク電流補償回路10Dの出力ノード14で発生するリーク電流は、出力ノード14と接続されるダイオードD9,D10と半導体基板との間に構成される寄生PN接合に流れる逆方向電流であり、このリーク電流と等しい電流をダイオードD9,D10を介して第2の演算増幅回路12の出力端子から供給することで、出力ノード14で発生するリーク電流を補償する。
第2の演算増幅回路12の反転入力端子で発生するリーク電流と出力ノード14で発生するリーク電流の流れる方向が半導体基板へ流れる電流である場合には、リーク電流を補償する電流はダイオードD8,D10を介して第2の演算増幅回路12の出力端子から供給される。ダイオードD8には抵抗R3が縦続接続され、ダイオードD10には抵抗R4が縦続接続されているため、ダイオードと抵抗による帰還作用によりダイオードのミスマッチや第2の演算増幅回路12のオフセット電圧によるリーク電流補償誤差を低減することができる。
<第5の実施例>
図5は本発明の第5の実施例の第5のリーク電流補償回路10Eの回路図である。この第5のリーク電流補償回路10Eでは、図3で説明した第3のリーク電流補償回路10Cにおいて、第2の演算増幅回路12の出力端子と低電位電源端子4の間にダイオードD16からなる第7のESD保護回路19を接続する。また、ダイオードD7のカソードと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R5を接続し、ダイオードD7と抵抗R5の共通接続点と高電位電源端子1の間にダイオードD17からなる第8のESD保護回路20を接続する。また、ダイオードD9のカソードと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R6を接続し、ダイオードD9と抵抗R6の共通接続点と高電位電源端子1の間にダイオードD18からなる第9のESD保護回路21を接続する。
さて、第5のリーク電流補償回路10Eの出力ノード14で発生するリーク電流は、出力ノード14と接続されるダイオードD9,D10と半導体基板との間に構成される寄生PN接合に流れる逆方向電流であり、このリーク電流と等しい電流をダイオードD9,D10を介して第2の演算増幅回路12の出力端子から供給することで、出力ノード14で発生するリーク電流を補償する。
第2の演算増幅回路12の反転入力端子で発生するリーク電流と出力ノード14で発生するリーク電流の流れる方向が半導体基板から流れる電流である場合には、リーク電流を補償する電流はダイオードD7,D9を介して第2の演算増幅回路12の出力端子へ流れる。ダイオードD7には抵抗R5が縦続接続され、ダイオードD9には抵抗R6が縦続接続されているため、ダイオードと抵抗による負帰還により、ダイオードのミスマッチや演算増幅回路のオフセット電圧によるリーク電流補償誤差を低減することができる。
<第6の実施例>
図6は本発明の第6の実施例の第6のリーク電流補償回路10Fの回路図である。この第6のリーク電流補償回路10Fでは、図3で説明した第3のリーク電流補償回路10Cにおいて、ダイオードD8のアノ一ドと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R3を接続し、ダイオードD8と抵抗R3の共通接続点と低電位電源端子4の間にダイオードD14からなる第5ののESD保護回路17を接続する。また、ダイオードD7のカソードと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R5を接続し、ダイオードD7と抵抗R5の共通接続点と高電位電源端子1の間にダイオードD17からなる第8のESD保護回路20を接続する。また、ダイオードD10のアノ一ドと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R4を接続し、ダイオードD10と抵抗R4の共通接続点と低電位電源端子4の間にダイオードD15からなる第6のESD保護回路18を接続する。また、ダイオードD9のカソードと第2の演算増幅回路12の出力端子との間に抵抗R6を接続し、ダイオードD9と抵抗R6の共通接続点と高電位電源端子1の間にダイオードD18からなる第9のESD保護回路21を接続する。
さて、第6のリーク電流補償回路10Fの出力ノード14で発生するリーク電流は、出力ノード14と接続されるダイオードD9,D10と半導体基板との間に構成される寄生PN接合に流れる逆方向電流であり、このリーク電流と等しい電流をダイオードD9,D10を介して第2の演算増幅回路12の出力端子から供給することで、出力ノード14で発生するリーク電流を補償する。ダイオードD9には抵抗R6が縦続接続され、ダイオードD10には抵抗R4が縦続接続され、同様にダイオードD7には抵抗R5が縦続接続され、ダイオードD8には抵抗R3が縦続接続されているため、ダイオードと抵抗による負帰還がかかる。従って、ダイオードのミスマッチや演算増幅回路のオフセット電圧によるリーク電流補償誤差を低減することができる。
なお、ダイオードD7のカソードとダイオードD8のアノ一ドを接続し、ダイオードD9のカソードとダイオードD10のアノ一ドを接続してもよい。
<第7の実施例>
図7は本発明の第7の実施例の半導体装置の回路図である。本実施例では、第7のリーク電流補償回路10Gとして、図1、図2の第1、第2のリーク電流補償回路10A,10Bの何れかを使用して、非反転入力端子3に発生するリーク電流を低減する。
このとき、第7のリーク電流補償回路10Gの入力ノード13’(第1のリーク電流補償回路10A又は図2のリーク電流補償回路10Bの入力ノード13)は非反転入力端子2に接続し、第7のリーク電流補償回路10Gの出力ノード14’(第1のリーク電流補償回路10A又は図2のリーク電流補償回路10Bの出力ノード14)は反転入力端子3に接続する。
なお、第7のリーク電流補償回路10Gとして、図3〜図6の第3〜第6のリーク電流補償回路10C〜10Fのいずれか1つを使用することもでき、この場合には、ESD保護回路はそれらのリーク電流補償回路10C〜10Fに内蔵されているため、第10のESD保護回路9は配置しない。
<第8の実施例>
図8は本発明の第8の実施例の半導体装置の回路図である。本実施例では、図7の半導体装置において、第8のリーク電流補償回路10Hを追加して、非反転入力端子2と反転入力端子3の両方のリーク電流を補償するようにしたものである。
第8のリーク電流補償回路10Hとして、図1の第1のリーク電流補償回路10A又は図2のリーク電流補償回路10Bを使用する。図3〜図6の第3〜第6のリーク電流補償回路10C〜11Fのいずれか1つを使用することもでき、この場合には、ESD保護回路はそれらのリーク電流補償回路10C〜10Fに内蔵されているため、第1のESD保護回路8は配置しない。
<その他の実施例>
図1〜図8に記載の実施例において、第1〜10のESD保護回路8,11,15,16,17,18,19,20,21,10はダイオードを使用しているが、ダイオードのみに限らず抵抗やトランジスタ等を使用してもよい。
1:高電位電源端子、2:反転入力端子、3:非反転入力端子、4:低電位電源端子、5:出力端子、6:第1の演算増幅回路、8:第1のESD保護回路、9:第10のESD保護回路、10A〜10H:第1〜第8のリーク電流補償回路、11:第2のESD保護回路、12:第2の演算増幅器、13,13’:入力ノード、14,14’:出力ノード、15:第3のESD保護回路、16:第4のESD保護回路、17:第5のESD保護回路、18:第6のESD保護回路、19:第7のESD保護回路、20:第8のESD保護回路、21:第9のESD保護回路
31:高電位電源端子、32:低電位電源端子、33:入力端子、34:レプリカ端子、35:ESD保護回路、36:ESD保護回路、37:増幅回路、38:出力端子、39:レプリカ回路
41:高電位電源端子、42:低電位電源端子、43:入力端子、44:出力端子、45:演算増幅回路、46:電流源、47:ESD保護回路

Claims (8)

  1. 第1の演算増幅回路と、該第1の演算増幅回路の反転入力端子と高電位電源端子及び低電位電源端子に接続される第1のESD保護回路と、を備える半導体装置において、前記第1のESD保護回路で発生するリーク電流を補償する第1のリーク電流補償回路をさらに有し、
    前記第1のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続される第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記高電位電源端子及び前記低電位電源端子に接続され且つ前記第1のESD保護回路と同一特性の第2のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子と出力端子の間に接続される第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続され且つ前記第1のアンチパラレルダイオードと同一特性の第2のアンチパラレルダイオードとを備え、
    前記第1のリーク電流補償回路の前記入力ノードが前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続され、前記出力ノードが前記第1の演算増幅回路の前記反転入力端子にされることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1のリーク電流補償回路を、前記第1のリーク電流補償回路の前記第1及び第2のアンチパラレルダイオードにそれぞれ抵抗をさらに縦続接続した第2のリーク電流補償回路に置き換えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 第1の演算増幅回路を備える半導体装置において、第3のリーク電流補償回路をさらに有し、
    前記第3のリーク電流補償回路は、非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の出力端子と高電位電源端子及び低電位電源端子に接続された第3のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続され且つ前記第1のアンチパラレルダイオードと同一特性の第2のアンチパラレルダイオードとを備え、
    前記第3のリーク電流補償回路の前記入力ノードが前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続され、前記出力ノードが前記第1の演算増幅回路の反転入力端子にされることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、前記第3のリーク電流補償回路を第4のリーク電流補償回路に置き換え、該第4のリーク電流補償回路は、
    非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の出力端子と高電位電源端子の間に接続された第4のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続された第2のアンチパラレルダイオードとを備え、
    前記第1のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と前記反転入力端子の間に前記反転入力端子側がアノードとなり前記出力端子側がカソードとなるよう接続された第7のダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子にカソードが接続されアノードが第3の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第8のダイオードとで構成され、
    前記第2のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と前記出力ノードの間に前記出力ノード側がアノードとなり前記出力端子側がカソードとなるよう接続され且つ前記第7のダイオードと同一特性の第9のダイオードと、前記出力ノードにカソードが接続されアノードが前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に第4の抵抗を介して接続され且つ前記第8のダイオードと同一特性の第10のダイオードとで構成され、
    前記第8のダイオードと前記第3の抵抗の共通接続点と低電圧電源端子との間に第5のESD保護回路が接続され、
    前記第10のダイオードと前記第4の抵抗の共通接続点と前記低電圧電源端子との間に第6のESD保護回路が接続されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項3に記載の半導体装置において、前記第3のリーク電流補償回路を第5のリーク電流補償回路に置き換え、該第5のリーク電流補償回路は、
    非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の出力端子と低電位電源端子の間に接続された第7のESD保護回路と、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子と前記出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続された第2のアンチパラレルダイオードとを備え、
    前記第1のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と反転入力端子の間に前記反転入力端子側がカソードとなり前記出力端子側がアノードとなるよう接続された第8のダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子にアノードが接続されカソードが第5の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第7のダイオードとで構成され、
    前記第2のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と前記出力ノードの間に前記出力ノード側がカソードとなり前記出力端子側がアノードとなるよう接続され且つ前記第8のダイオードと同一特性の第10のダイオードと、前記出力ノードにアノードが接続されカソードが前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に第6の抵抗を介して接続され且つ前記第7のダイオードと同一特性の第9のダイオードとで構成され、
    前記第7のダイオードと前記第5の抵抗の共通接続点と高電圧電源端子との間に第8のESD保護回路が接続され、
    前記第9のダイオードと前記第6の抵抗の共通接続点と前記高電圧電源端子との間に第9のESD保護回路が接続されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項3に記載の半導体装置において、前記第3のリーク電流補償回路を第6のリーク電流補償回路に置き換え、該第6のリーク電流補償回路は、
    非反転入力端子が入力ノードに接続された第2の演算増幅回路と、該第2の演算増幅回路の反転入力端子と出力端子の間に接続された第1のアンチパラレルダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記出力端子と出力ノードの間に接続された第2のアンチパラレルダイオードとを備え、
    前記第1のアンチパラレルダイオードは、前記第2の演算増幅回路の反転入力端子にカソードが接続されアノードが第3の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第8のダイオードと、前記第2の演算増幅回路の前記反転入力端子にアノードが接続されカソードが第5の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続された第7のダイオードとで構成され、
    前記第2のアンチパラレルダイオードは、前記出力ノードにアノードが接続されカソードが第6の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続され且つ前記第7のダイオードと同一特性の第9のダイオードと、前記出力ノードにカソードが接続されアノードが第4の抵抗を介して前記第2の演算増幅回路の前記出力端子に接続され且つ前記第8のダイオードと同一特性の第10のダイオードとで構成され、
    前記第7のダイオードと前記第5の抵抗の共通接続点と高電圧電源端子との間に第8のESD保護回路が接続され、
    前記第8のダイオードと前記第3の抵抗の共通接続点と低電圧電源端子との間に第5のESD保護回路が接続され、
    前記第9のダイオードと前記第6の抵抗の共通接続点と前記高電圧電源端子との間に第9のESD保護回路が接続され、
    前記第10のダイオードと前記第4の抵抗の共通接続点と前記低電圧電源端子との間に第6のESD保護回路が接続されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 第1の演算増幅回路と、前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続される第10のESD保護回路と、を備える半導体装置において、
    請求項1に記載の第1のリーク電流補償回路又は請求項2に記載のリーク電流補償回路の一方の前記入力ノードを前記第1の演算増幅回路の前記反転入力端子に接続し、前記一方の前記出力ノードを前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続したことを特徴とする半導体装置。
  8. 第1の演算増幅回路と、請求項3乃至6に記載の第3乃至第6のリーク電流補償回路いずれか1つを有する半導体装置であって、前記入力ノードを前記第1の演算増幅回路の前記反転入力端子に接続し、前記出力ノードを前記第1の演算増幅回路の非反転入力端子に接続したことを特徴とする半導体装置。
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