JP2018076468A - 熱硬化性フラン樹脂組成物及びこれを用いた熱硬化性フラン樹脂積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】常温時のポットライフが長く、加熱硬化後の強度が高い熱硬化性フラン樹脂組成物及び熱硬化性フラン樹脂積層体を提供する。【解決手段】フラン樹脂、硬化触媒及び潜在性硬化触媒を含み、該潜在性硬化触媒が、酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物であることを特徴とする熱硬化性フラン樹脂組成物。潜在性硬化触媒としては、パラトルエンスルホン酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物、例えば、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸n-プロピル及びパラトルエンスルホン酸ブチルの中から選ばれた1以上の化合物を用いることが好ましい。【選択図】なし
Description
本発明は、熱硬化性フラン樹脂組成物及びこれを用いた熱硬化性フラン樹脂積層体に関する。
フラン樹脂は、その硬化物が、耐熱性、耐溶剤性及び耐薬品性に優れていることから、鋼管ライニング、メジセメント、繊維強化プラスチック(FRP)等、複合材のマトリックス樹脂として各種産業分野において使用されている。
フラン樹脂は、硬化剤及び熱硬化を促進させる硬化触媒とともに用いられるが、硬化触媒としては、一般に酸触媒が用いられている。例えば、硫酸、塩酸等の無機酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸等の有機酸等が利用されることが提案されている(特許文献1等)。
また、フラン樹脂組成物では、常温時の保管安定性、いわゆるポットライフを長く保つために、アンモニウム塩又はアミン塩等を、潜在性硬化触媒として用いる方法が提案されている(特許文献2等)。
しかし、フラン樹脂と上記のような潜在性硬化触媒とを用いたフラン樹脂組成物では、潜在性硬化触媒の分解物が残存し、硬化後の強度が低くなるという課題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、常温時のポットライフが長く、加熱硬化後の強度が高い熱硬化性フラン樹脂組成物を提供することを目的とする。
本願は、以下の発明を含む。
(1)フラン樹脂、硬化触媒及び潜在性硬化触媒を含み、
該潜在性硬化触媒が、酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物であることを特徴とする熱硬化性フラン樹脂組成物。
(2)前記潜在性硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物である上記熱硬化性フラン樹脂組成物。
(3)前記潜在性硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸n-プロピル及びパラトルエンスルホン酸ブチルの中から選ばれた1以上の化合物である上記熱硬化性フラン樹脂組成物。
(4)前記潜在性硬化触媒の添加量は、前記フラン樹脂100重量部に対し1.4〜3.0重量部である上記熱硬化性フラン樹脂組成物。
(5)繊維質基材と、
該繊維質基材に含浸された上記熱硬化性フラン樹脂組成物とを含む熱硬化性フラン樹脂積層体。
(1)フラン樹脂、硬化触媒及び潜在性硬化触媒を含み、
該潜在性硬化触媒が、酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物であることを特徴とする熱硬化性フラン樹脂組成物。
(2)前記潜在性硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物である上記熱硬化性フラン樹脂組成物。
(3)前記潜在性硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸n-プロピル及びパラトルエンスルホン酸ブチルの中から選ばれた1以上の化合物である上記熱硬化性フラン樹脂組成物。
(4)前記潜在性硬化触媒の添加量は、前記フラン樹脂100重量部に対し1.4〜3.0重量部である上記熱硬化性フラン樹脂組成物。
(5)繊維質基材と、
該繊維質基材に含浸された上記熱硬化性フラン樹脂組成物とを含む熱硬化性フラン樹脂積層体。
本発明によれば、常温時のポットライフが長く、潜在性硬化触媒の分解物の残存を防止することにより硬化後の強度を確保することができるフラン樹脂組成物及びそれを用いた熱硬化性フラン樹脂積層体を提供することができる。
〔熱硬化性フラン樹脂組成物〕
本願の熱硬化性フラン樹脂組成物は、主として、フラン樹脂と、硬化触媒と、潜在性硬化触媒とを含む。
本願の熱硬化性フラン樹脂組成物は、主として、フラン樹脂と、硬化触媒と、潜在性硬化触媒とを含む。
(1)フラン樹脂
本発明で使用されるフラン樹脂は、フラン系樹脂であれば特に限定されず、例えば、フルフリルアルコール縮合フラン樹脂、フルフリルアルコール・フェノール縮合フラン樹脂、フルフリルアルコール・アルデヒド縮合フラン樹脂、エポキシ変性フラン樹脂、尿素変性フラン樹脂、メラミン変性フラン樹脂等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上併用してもよい。
フラン樹脂には、粘度調整及び/又は反応性調整のために、フルフリルアルコール、フルフラール、レゾール系フェノール樹脂等の反応性希釈剤を添加してもよい。
本発明で使用されるフラン樹脂は、フラン系樹脂であれば特に限定されず、例えば、フルフリルアルコール縮合フラン樹脂、フルフリルアルコール・フェノール縮合フラン樹脂、フルフリルアルコール・アルデヒド縮合フラン樹脂、エポキシ変性フラン樹脂、尿素変性フラン樹脂、メラミン変性フラン樹脂等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上併用してもよい。
フラン樹脂には、粘度調整及び/又は反応性調整のために、フルフリルアルコール、フルフラール、レゾール系フェノール樹脂等の反応性希釈剤を添加してもよい。
フラン樹脂は、熱硬化性フラン樹脂組成物の硬化物の強度低下を抑制するために、その水分量を10重量%以下とすることが好ましく、9重量%以下、8重量%以下がより好ましく、7重量%以下がさらに好ましい。
熱硬化性フラン樹脂組成物におけるフラン樹脂の含有量は、例えば、50〜98重量%が挙げられ、60〜98重量%が好ましい。このような範囲とすることにより、クリープ性能が効果的に向上された硬化物を製造しやすくなる。
(2)硬化触媒
硬化触媒は、フラン樹脂を硬化できるものであれば特に限定されず、無機酸及び有機酸等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用してもよい。
無機酸としては、塩酸、硫酸等が挙げられる。
有機酸としては、有機スルホン酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、フェノールスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸等の有機スルホン酸;マロン酸、コハク酸、マレイン酸、シュウ酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸等の有機カルボン酸等が挙げられる。
硬化触媒は、フラン樹脂を硬化できるものであれば特に限定されず、無機酸及び有機酸等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用してもよい。
無機酸としては、塩酸、硫酸等が挙げられる。
有機酸としては、有機スルホン酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、フェノールスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸等の有機スルホン酸;マロン酸、コハク酸、マレイン酸、シュウ酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸等の有機カルボン酸等が挙げられる。
硬化触媒は、フラン樹脂及びその他の添加剤の種類及び希釈濃度、目的とする硬化温度及び硬化時間等によって、その含有量を適宜調整することができる。例えば、フラン樹脂100重量部に対し、0.1〜5重量部が挙げられ、0.2〜0.7重量部が好ましく、0.3〜0.6重量部がより好ましい。この範囲に設定することにより、硬化不良を発生させることなく、その一方、ポットライフも確保することができる。
(3)潜在性硬化触媒
本発明では、潜在性硬化触媒としては、酸エステル化合物が挙げられる。酸エステル化合物としては、硬化後のフラン樹脂組成物の強度を高くすることを考慮して、酸解離定数の小さい酸を発生するものが好ましい。例えば、酸解離定数(pKa)は、8以下が好ましく、6以下がより好ましい。具体的には、酸エステル化合物としては、パラトルエンスルホン酸エステル化合物が好ましい。パラトルエンスルホン酸エステル化合物としては、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸n-プロピル、パラトルエンスルホン酸ブチルが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用してもよい。
このような潜在性硬化触媒を用いることにより、加熱時に潜在性硬化触媒の分解物が揮発するため、加熱硬化後に、その分解物の残存をなくし、硬化物の強度を高めることができる。また、これらの潜在性硬化触媒を、上述した硬化触媒と併用することにより、低温で硬化反応を促進させることができる。
本発明では、潜在性硬化触媒としては、酸エステル化合物が挙げられる。酸エステル化合物としては、硬化後のフラン樹脂組成物の強度を高くすることを考慮して、酸解離定数の小さい酸を発生するものが好ましい。例えば、酸解離定数(pKa)は、8以下が好ましく、6以下がより好ましい。具体的には、酸エステル化合物としては、パラトルエンスルホン酸エステル化合物が好ましい。パラトルエンスルホン酸エステル化合物としては、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸n-プロピル、パラトルエンスルホン酸ブチルが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を併用してもよい。
このような潜在性硬化触媒を用いることにより、加熱時に潜在性硬化触媒の分解物が揮発するため、加熱硬化後に、その分解物の残存をなくし、硬化物の強度を高めることができる。また、これらの潜在性硬化触媒を、上述した硬化触媒と併用することにより、低温で硬化反応を促進させることができる。
潜在性硬化触媒の添加量は、使用されるフラン樹脂及び/又は硬化触媒の種類及び希釈濃度、目的とする硬化温度及び/又は硬化時間等により適宜調整することができ、例えば、フラン樹脂100重量部に対し、0.1〜10.0重量部が挙げられ、1.4〜3.0重量部が好ましく、1.8〜2.5重量部がより好ましい。この範囲に設定することにより、硬化不良を発生させることなく、その一方、過剰反応による出来形不良を抑制することができる。
潜在性酸硬化触媒は、上述したもの以外に、常温時の安定性及び硬化時の加熱による反応速度を考慮して、無機アンモニウム塩、1級アミン塩、2級アミン塩及び3級アミン塩から選択される1種以上のアンモニウム塩又はアミン塩等を併用してもよい。これらアンモニウム塩又はアミン塩等としては、例えば、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、臭化アンモニウム、塩化メチルアンモニウム、塩化ジメチルアンモニウム、塩化エチルアンモニウム、塩化ジエチルアンモニウム等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
このようなアンモニウム塩又はアミン塩等を用いる場合には、アンモニウム塩又はアミン塩は、フラン樹脂(A)100重量部に対し0.1〜4.5重量部で用いることが挙げられ、0.5〜3.5重量部が好ましい。
このようなアンモニウム塩又はアミン塩等を用いる場合には、アンモニウム塩又はアミン塩は、フラン樹脂(A)100重量部に対し0.1〜4.5重量部で用いることが挙げられ、0.5〜3.5重量部が好ましい。
(4)その他の添加剤
フラン樹脂組成物は、その他の添加剤として、ゴムポリマー、反応希釈剤、無機系充填材、結晶化防止剤、無機系添加物、可塑剤、整泡剤、水分捕捉剤等を含んでいてもよい。これらは単独で用いても、2種以上併用してもよい。
フラン樹脂組成物は、その他の添加剤として、ゴムポリマー、反応希釈剤、無機系充填材、結晶化防止剤、無機系添加物、可塑剤、整泡剤、水分捕捉剤等を含んでいてもよい。これらは単独で用いても、2種以上併用してもよい。
ゴムポリマーとしては、特に限定されるものではなく、公知のものを用いることができる。例えば、アクリルゴム、ブタジエンゴム等が挙げられる。ゴムポリマーは、フラン樹脂への添加及び分散を容易にするために、希釈剤に溶解又は分散されていることが好ましい。希釈剤としては水、メタノール、フルフリルアルコール等のアルコール類が挙げられる。
ゴムポリマーの添加量は、特に限定されないが、目的とする耐震性能により適宜調整することができ、例えば、フラン樹脂100重量部に対し、1〜20重量部が挙げられる。
ゴムポリマーの添加量は、特に限定されないが、目的とする耐震性能により適宜調整することができ、例えば、フラン樹脂100重量部に対し、1〜20重量部が挙げられる。
反応希釈剤及び/又は無機系充填材としては、WO2011/125534号に記載のものを使用することができる。また、特開2014−104719号に記載の充填材及び無機系充填材を用いてもよい。反応希釈剤及び/又は無機系充填材は、例えば、フラン樹脂100重量部に対し、1〜200重量部が挙げられ、10〜100重量部が好ましい。
結晶化防止剤としては、例えば、レゾール型フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等が挙げられる。結晶化防止剤は、例えば、粘度(25℃)が、1000〜50000mPa・s程度のもの、水分量が1〜20重量%程度及び/又はホルムアルデヒド含有量が0.1〜15重量%程度のものが好ましい。結晶化防止剤は、例えば、フラン樹脂100重量部に対し、0.05〜10重量部で用いることができる。この範囲に設定することにより、適度な粘度を得ることができる。
無機系添加物は、水溶性の化合物が好ましい。例えば、塩化ナトリウム、塩化リチウム、臭化ナトリウム又は臭化リチウム等が挙げられる。ここで水溶性とは、水にわずかでも溶解するものであればよいが、20±5℃の水100gに溶解する化合物の量が1g以上であるものが好ましい。無機系添加物の含有量は、例えば、フラン樹脂100重量部に対し、0.2〜10重量部が好ましい。この範囲に設定することにより、十分な寸法変化防止効果が得られ、熱硬化性フラン樹脂組成物を適度な粘度に調整することができる。
可塑剤としては、例えば、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル等のフタル酸エステル、リン酸エステル、脂肪酸エステル、エポキシ系可塑剤などが挙げられる。
整泡剤としては、例えば、ひまし油、ひまし油誘導体、ポリシロキサン系化合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
水分捕捉剤は、例えば、無機塩の水和により水分を捕捉できるもの(無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸銅、塩化カルシウム等)又は分子内細孔での吸着により水分を捕捉できるもの(シリカゲル、モレキュラシーブ、ゼオライト等)が挙げられる。水分捕捉剤の含有量は、例えば、フラン系樹脂100重量部に対し、1〜10重量部が好ましい。
整泡剤としては、例えば、ひまし油、ひまし油誘導体、ポリシロキサン系化合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
水分捕捉剤は、例えば、無機塩の水和により水分を捕捉できるもの(無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸銅、塩化カルシウム等)又は分子内細孔での吸着により水分を捕捉できるもの(シリカゲル、モレキュラシーブ、ゼオライト等)が挙げられる。水分捕捉剤の含有量は、例えば、フラン系樹脂100重量部に対し、1〜10重量部が好ましい。
(熱硬化性フラン樹脂組成物の粘度)
本発明の熱硬化性フラン樹脂組成物は、後述するように、繊維質基材に含浸させて、既設管更生用ライニング材等の用途に用いるために、例えば、繊維質基材に良好に浸透させ、樹脂が基材中で偏在して未含浸の部分を生じさせないなどのために、粘度を、例えば、400〜7000mPa・sに調整することが好ましい。粘度は、例えば、希釈剤を添加することで調整することができる。粘度は、市販の粘度計によって測定することができる。
本発明の熱硬化性フラン樹脂組成物は、後述するように、繊維質基材に含浸させて、既設管更生用ライニング材等の用途に用いるために、例えば、繊維質基材に良好に浸透させ、樹脂が基材中で偏在して未含浸の部分を生じさせないなどのために、粘度を、例えば、400〜7000mPa・sに調整することが好ましい。粘度は、例えば、希釈剤を添加することで調整することができる。粘度は、市販の粘度計によって測定することができる。
〔熱硬化性フラン樹脂組成物の調製〕
本発明の熱硬化性フラン樹脂組成物は、フラン樹脂に、その他の添加剤を添加及び攪拌して混合物とした後、この混合物に、潜在性硬化触媒を添加及び攪拌し、最後に硬化触媒を添加及び攪拌することにより調製することが好ましい。ただし、その他の添加剤及び潜在性硬化触媒、硬化触媒を、フラン樹脂に添加する順序は特に限定されず、全てを同時に添加してもよい。得られた熱硬化性フラン樹脂組成物では、フラン樹脂に上述した成分の全てが均一に分散されていることが好ましい。
本発明の熱硬化性フラン樹脂組成物は、フラン樹脂に、その他の添加剤を添加及び攪拌して混合物とした後、この混合物に、潜在性硬化触媒を添加及び攪拌し、最後に硬化触媒を添加及び攪拌することにより調製することが好ましい。ただし、その他の添加剤及び潜在性硬化触媒、硬化触媒を、フラン樹脂に添加する順序は特に限定されず、全てを同時に添加してもよい。得られた熱硬化性フラン樹脂組成物では、フラン樹脂に上述した成分の全てが均一に分散されていることが好ましい。
〔熱硬化性フラン樹脂積層体〕
本発明の熱硬化性フラン樹脂積層体は、繊維質基材と、上述した熱硬化性フラン樹脂組成物と、を含んで構成される。熱硬化性フラン樹脂組成物は、通常、繊維質基材に含浸された状態である。
本発明の熱硬化性フラン樹脂積層体は、繊維質基材と、上述した熱硬化性フラン樹脂組成物と、を含んで構成される。熱硬化性フラン樹脂組成物は、通常、繊維質基材に含浸された状態である。
(繊維質基材)
繊維質基材としては、樹脂を吸収することができる基材であって、かつ、それ自体の強度を確保する基材であることが好ましい。
例えば、不織布、チョップドストランドマット、ロービングクロス等が挙げられる。
不織布としては、例えば、ポリエステル、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン等の樹脂、木綿、苧麻、亜麻黄麻、ケナフ等の天然素材が挙げられ、高強度及び高弾性の材料からなるものが好ましい。なかでも、樹脂が好ましい。また、可撓性を有し多孔質であり、連続フィラメント又はステープルファイバーを備えたフェルト、マット、スパンボンド、ウェブなども使用可能である。
チョップドストランドマットとしては、例えば、ガラス繊維等のストランドを一定長さに切断し、マット状に分散させた後、熱可塑性樹脂等の粘接着剤を均一に付与して熱溶融し、ストランド同士を接着させてマットとしたもの等が挙げられる。
繊維質基材としては、樹脂を吸収することができる基材であって、かつ、それ自体の強度を確保する基材であることが好ましい。
例えば、不織布、チョップドストランドマット、ロービングクロス等が挙げられる。
不織布としては、例えば、ポリエステル、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン等の樹脂、木綿、苧麻、亜麻黄麻、ケナフ等の天然素材が挙げられ、高強度及び高弾性の材料からなるものが好ましい。なかでも、樹脂が好ましい。また、可撓性を有し多孔質であり、連続フィラメント又はステープルファイバーを備えたフェルト、マット、スパンボンド、ウェブなども使用可能である。
チョップドストランドマットとしては、例えば、ガラス繊維等のストランドを一定長さに切断し、マット状に分散させた後、熱可塑性樹脂等の粘接着剤を均一に付与して熱溶融し、ストランド同士を接着させてマットとしたもの等が挙げられる。
ロービングクロスとしては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、無機繊維、有機繊維、ウィスカー又はこれらの複合材料等が好ましい。なかでも、ガラス繊維が、得られる繊維強化樹脂層の強度と価格のバランスとの観点から、好ましい。強化繊維は、繊維径が3〜30μmの範囲のものであることが好ましく、強度及び価格の観点から5〜25μmの繊維径のものがより好ましい。
繊維質基材は、単独材料を用いた単層又は多層構造でもよいし、2種以上の材料を用いた単層又は多層構造でもよい。また、熱硬化性フラン樹脂を含浸する際に、熱硬化性フラン樹脂の漏れ等を防止するために、繊維質基材の一面に、液密に不透水フィルムが形成されていることが好ましい。不透水性フィルムは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、エラストマー及び合成ゴム等の合成樹脂系材料によって形成することができる。
熱硬化性フラン樹脂積層体において、熱硬化性フラン樹脂組成物の含浸量は、例えば、1000〜10000g/m2が挙げられ、2000〜8000g/m2が好ましく、4000〜7000g/m2がより好ましい。この範囲とすることにより、十分な硬化を実現することができ、かつ、適度な強度を得ることができる。
熱硬化性フラン樹脂積層体において、熱硬化性フラン樹脂組成物の含浸量は、例えば、1000〜10000g/m2が挙げられ、2000〜8000g/m2が好ましく、4000〜7000g/m2がより好ましい。この範囲とすることにより、十分な硬化を実現することができ、かつ、適度な強度を得ることができる。
〔熱硬化性フラン樹脂積層体の製造方法〕
本発明の熱硬化性フラン樹脂積層体の製造方法は、熱硬化性フラン樹脂組成物を、繊維質基材に含浸させることを含む。含浸させる方法は特に限定されず、例えば、熱硬化性フラン樹脂組成物を、繊維質基材に、含浸ロールにて含浸させる方法、繊維質基材を熱硬化性フラン樹脂組成物に浸漬する方法等が挙げられる。
熱硬化性フラン樹脂積層体においては、熱硬化性フラン樹脂組成物は、かならずしも硬化していなくてもよい。つまり、未硬化又は半硬化の状態であってもよい。このような積層体を、適用対象、例えば、鋼管内等に配置し、その後に硬化させてもよい。
熱硬化性フラン樹脂積層体の硬化方法は特に限定されず、例えば、熱硬化性フラン樹脂組成物を含浸させた繊維質基材を金型内又は適用対象の表面等に設置し、熱風であるいは熱板に挟み込んで加熱硬化する方法等が挙げられる。加熱硬化する際の温度は、特に限定されないが、一般的に、例えば70〜120℃が挙げられる。
本発明の熱硬化性フラン樹脂積層体の製造方法は、熱硬化性フラン樹脂組成物を、繊維質基材に含浸させることを含む。含浸させる方法は特に限定されず、例えば、熱硬化性フラン樹脂組成物を、繊維質基材に、含浸ロールにて含浸させる方法、繊維質基材を熱硬化性フラン樹脂組成物に浸漬する方法等が挙げられる。
熱硬化性フラン樹脂積層体においては、熱硬化性フラン樹脂組成物は、かならずしも硬化していなくてもよい。つまり、未硬化又は半硬化の状態であってもよい。このような積層体を、適用対象、例えば、鋼管内等に配置し、その後に硬化させてもよい。
熱硬化性フラン樹脂積層体の硬化方法は特に限定されず、例えば、熱硬化性フラン樹脂組成物を含浸させた繊維質基材を金型内又は適用対象の表面等に設置し、熱風であるいは熱板に挟み込んで加熱硬化する方法等が挙げられる。加熱硬化する際の温度は、特に限定されないが、一般的に、例えば70〜120℃が挙げられる。
以下、本発明の熱硬化性フラン樹脂組成物及びこれを用いた熱硬化性フラン樹脂積層体を、実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらの例によりなんら限定されるものではない。
〔熱硬化性フラン樹脂組成物の調製〕
<実施例1>
フラン樹脂(フルフリルアルコールとホルムアルデヒドとの共縮合物で、含水率6.1%)100重量部に対し、潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル2.2重量部を添加してホモディスパー1000rpmで2分間攪拌した。その後、硬化触媒として60wt%パラトルエンスルホン酸水溶液0.2重量部を添加してホモディスパー1000rpmで2分間攪拌して、熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例1>
フラン樹脂(フルフリルアルコールとホルムアルデヒドとの共縮合物で、含水率6.1%)100重量部に対し、潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル2.2重量部を添加してホモディスパー1000rpmで2分間攪拌した。その後、硬化触媒として60wt%パラトルエンスルホン酸水溶液0.2重量部を添加してホモディスパー1000rpmで2分間攪拌して、熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例2>
硬化触媒として60wt%パラトルエンスルホン酸水溶液0.6重量部を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
硬化触媒として60wt%パラトルエンスルホン酸水溶液0.6重量部を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例3>
硬化触媒として60wt%パラトルエンスルホン酸水溶液0.7重量部を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
硬化触媒として60wt%パラトルエンスルホン酸水溶液0.7重量部を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例4>
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル1.5重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル1.5重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例5>
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル3.0重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル3.0重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例6>
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸エチル2.2重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸エチル2.2重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<実施例7>
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸n−プロピル2.2重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸n−プロピル2.2重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<比較例1>
フラン樹脂(フルフリルアルコールとホルムアルデヒドとの共縮合物で、含水率6.1%)100重量部に対し、潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル2.2重量部を添加してホモディスパー1000rpmで2分間攪拌して、熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
フラン樹脂(フルフリルアルコールとホルムアルデヒドとの共縮合物で、含水率6.1%)100重量部に対し、潜在性硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸メチル2.2重量部を添加してホモディスパー1000rpmで2分間攪拌して、熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
<比較例2>
潜在性硬化触媒として40wt%臭化アンモニウム水溶液13重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
潜在性硬化触媒として40wt%臭化アンモニウム水溶液13重量部を添加したこと以外は、実施例2と同様の方法で熱硬化性フラン樹脂組成物を得た。
〔熱硬化性フラン樹脂積層体の成形〕
実施例及び比較例で得られた熱硬化性フラン樹脂組成物を、5層基材に含浸ロールにて均一に含浸した。5層基材は、第1層がポリエステル不織布(空隙率85%、75g/m2)、第2層がガラス繊維布(ステッチ加工、繊維径17μm、空隙率60%、850g/m2)、第3層がポリエステル不織布(空隙率85%、220g/m2)、第4層がガラス繊維布(ステッチ加工、繊維径17μm、空隙率60%、850g/m2)、第5層がポリエステル不織布(空隙率85%、75g/m2)から構成される。その後、内寸240mm×240mm×3.5mmの金型内に静置し、60℃で7時間加熱した後、90℃で12時間加熱し、熱硬化性フラン樹脂組成物を硬化させて、熱硬化性フラン樹脂積層体を得た。熱硬化性フラン樹脂積層体中の熱硬化性フラン樹脂組成物の含浸量は、5500g/m2であった。
実施例及び比較例で得られた熱硬化性フラン樹脂組成物を、5層基材に含浸ロールにて均一に含浸した。5層基材は、第1層がポリエステル不織布(空隙率85%、75g/m2)、第2層がガラス繊維布(ステッチ加工、繊維径17μm、空隙率60%、850g/m2)、第3層がポリエステル不織布(空隙率85%、220g/m2)、第4層がガラス繊維布(ステッチ加工、繊維径17μm、空隙率60%、850g/m2)、第5層がポリエステル不織布(空隙率85%、75g/m2)から構成される。その後、内寸240mm×240mm×3.5mmの金型内に静置し、60℃で7時間加熱した後、90℃で12時間加熱し、熱硬化性フラン樹脂組成物を硬化させて、熱硬化性フラン樹脂積層体を得た。熱硬化性フラン樹脂積層体中の熱硬化性フラン樹脂組成物の含浸量は、5500g/m2であった。
上記実施例及び比較例により得られた熱硬化性フラン樹脂組成物及び熱硬化性フラン樹脂積層体について、その評価結果を表1に示す。表1における各物性値は、以下の測定方法により測定した値である。
(1)ポットライフ
熱硬化性フラン樹脂組成物を、ゲルタイムテスター(安田精機製作所社製)にて、設定温度20℃でのゲル化時間を測定した。
(2)曲げ弾性率
硬化させた熱硬化性フラン樹脂積層体の曲げ強度を、JIS K7171『プラスチック―曲げ特性の求め方』に準拠して測定した。
熱硬化性フラン樹脂組成物を、ゲルタイムテスター(安田精機製作所社製)にて、設定温度20℃でのゲル化時間を測定した。
(2)曲げ弾性率
硬化させた熱硬化性フラン樹脂積層体の曲げ強度を、JIS K7171『プラスチック―曲げ特性の求め方』に準拠して測定した。
表1より本発明の実施例1〜7の熱硬化性フラン樹脂組成物を用いた場合には、ポットライフが長く、熱硬化性フラン樹脂組成物の硬化後において、熱硬化性フラン樹脂積層体は高い強度を示す。
本発明は、鋼管ライニング、メジセメント、FRP等、複合材のマトリックス樹脂として利用することができる。
Claims (5)
- フラン樹脂、硬化触媒及び潜在性硬化触媒を含み、
該潜在性硬化触媒が、酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物であることを特徴とする熱硬化性フラン樹脂組成物。 - 前記潜在性硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸エステル化合物の中から選ばれた1以上の化合物である請求項1に記載の熱硬化性フラン樹脂組成物。
- 前記潜在性硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、パラトルエンスルホン酸n-プロピル及びパラトルエンスルホン酸ブチルの中から選ばれた1以上の化合物である請求項2に記載の熱硬化性フラン樹脂組成物。
- 前記潜在性硬化触媒の添加量は、前記フラン樹脂100重量部に対し1.4〜3.0重量部である請求項1〜3のいずれか1つに記載の熱硬化性フラン樹脂組成物。
- 繊維質基材と、
該繊維質基材に含浸された請求項1〜4のいずれか1つに記載の熱硬化性フラン樹脂組成物とを含む熱硬化性フラン樹脂積層体。
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JP2016220825A JP2018076468A (ja) | 2016-11-11 | 2016-11-11 | 熱硬化性フラン樹脂組成物及びこれを用いた熱硬化性フラン樹脂積層体 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115322336A (zh) * | 2022-08-12 | 2022-11-11 | 中国地质大学(北京) | 热潜伏性固化促进剂及其制备方法、环氧积层膜及其制备方法和应用 |
-
2016
- 2016-11-11 JP JP2016220825A patent/JP2018076468A/ja active Pending
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