JP2018075872A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
Description
上記の構成では、クッション材の表面に形成された溝内に流路形成体の一部、より厳密には本体部内に位置する部分(内側部分)が入り込んでいる。これにより、流路形成体の内側部分がクッション材の表面の前方(あるいは上方)に位置することでシート品質(例えば、シート外観やシートの座り心地)に影響が及ぶのを抑えることが可能となる。
上記の構成では、流体を圧送する圧送装置と、流体の流量を調整するための流量調整装置とが、1台ずつ設けられており、各パーツ内に設けられた袋体が、1台の流量調整装置に接続されている。すなわち、各パーツの袋体は、流体の供給源である圧送装置及び流量調整装置を共用している。これにより、各パーツ別に流体の供給源が設けられている構成と比較して、部品点数(装置の台数)を少なくすることが可能となる。
上記の構成では、圧送装置及び流量調整装置が接触面とは反対側に配置されている。このような構成であれば、シートサイズがよりコンパクトとなる。また、圧送装置及び流量調整装置が接触面とは反対側に配置されることで、これらの装置の作動音を着座者が認識する度合い(着座者が感じる音量)を下げることが可能となる。
上記の構成では、クッション材がパッド材とスラブ材によって構成されており、より硬いパッド材が接触面とは反対側に配置されている。つまり、クッション材のうち、圧送装置及び流量調整装置により近い部分が、より硬い材質によって構成されている。より詳しく説明すると、クッション材のうち、圧送装置及び流量調整装置により近い部分が、より高密度で、より厚く、より硬い構成となっていることで当該部分の遮音性がより高くなる。このような構成であれば、装置の作動音を着座者が認識する度合い(着座者が感じる音量)を下げるという効果がより顕著に発揮されるようになる。
上記の構成では、各パーツが有する流路形成体の、袋体に向かって延出している部分(延出部分)を継手に接続させることで、延出部分同士を連結している。これにより、流路の経路をよりシンプルなものとし、また、流路形成体の使用量を抑えることが可能となる。
上記の構成では、吊り込み溝が形成されたパーツの本体部内で流路形成体の一部が吊り込み溝内に入り込んでいる。また、流路形成体のうち、吊り込み溝内に入り込んだ部分は、吊り込み溝内に吊り込まれた表皮材と吊り込み溝との間に配置されている。これにより、吊り込み溝内において流路形成体が適切に敷設されることになる。この結果、吊り込み溝内に位置する流路内において流体が適切に流れるようになる。
また、本発明によれば、流路形成体の内側部分がクッション材の表面の前方(あるいは上方)に位置するためにシート品質に影響が及ぶのを抑えることが可能となる。
また、本発明によれば、流体の供給源である圧送装置及び流量調整装置を共用することで、各パーツ別に流体の供給源が設けられている構成と比較して、装置台数を少なくすることが可能となる。
また、本発明によれば、シートサイズがよりコンパクトとなると共に、圧送装置及び流量調整装置の作動音を着座者が認識する度合い(着座者が感じる音量)を下げることが可能となる。
また、本発明によれば、クッション材のうち、圧送装置及び流量調整装置により近い部分が、より軟らかいパッド材であることにより、装置の作動音を着座者が認識する度合いを下げるという効果がより顕著に発揮されるようになる。
また、本発明によれば、各パーツが有する流路形成体の、袋体に向かって延出している部分(延出部分)を継手に接続させて延出部分同士を連結することで、流路の経路をよりシンプルなものとし、流路形成体の使用量を抑えることが可能となる。
また、本発明によれば、吊り込み溝が形成されたパーツの本体部内で流路形成体の一部が吊り込み溝内に入り込んでいる構成において、吊り込み溝内に位置する流路内で流体が適切に流れるようになる。
先ず、本実施形態に係る車両用シートSの概略構成について説明する。車両用シートSは、図1に示すように、シートバックS1と、シートクッションS2と、ヘッドレストS3とを有する。また、シートクッションS2の前端部には、着座者の下腿部を支持するオッドマンS4が収納可能な状態で取り付けられている。
次に、図3乃至図8を参照しながら、シートバックS1の詳細構造について説明する。シートバックS1は、既に説明したように、上下二つのパーツSu1、Sd1に分割されている。各パーツSu1、Sd1は、図3に示すように、本体部Sh1と、本体部Sh1内に配置されたエアセル10とを有する。各パーツSu1、Sd1の本体部Sh1は、同図に示すように、フレーム材Fと、フレーム材Fに充てがわれたクッション材Cと、クッション材Cを覆う表皮材Lとを有する。
上記の実施形態には、主として本発明の車両用シートについて説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
11,12 膨出部
13 括れ部
14 投入口
21 圧送ポンプ(圧送ポンプ)
22 バルブユニット(流量調整装置)
23 チューブ(流路形成体)
23a 延出部分
23b 本線部分
23c 外側部分
23d 内側部分
24 継手
25 第一のジョイント具
26 第二のジョイント具
30 コントローラ
C クッション材
Ca パッド材
Cb スラブ材
Cs 凹部
Ct 吊り込み溝
Cu 収容溝
F フレーム材
L 表皮材
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 シートクッション
Sf1 前面(接触面)
Sf2 上面(接触面)
Sh1,Sh2 本体部
Su1,Sd1 パーツ
W 吊り込み用ワイヤ
Claims (7)
- シートクッション及びシートバックのうちの少なくとも一方の部材が複数のパーツに分割されている車両用シートであって、
前記複数のパーツの各々は、
クッション材と、該クッション材を覆う表皮材と、を有する本体部と、
該本体部内に設けられ、該本体部において着座者と接する接触面の形状を変えるために膨出する袋体と、
該袋体を膨出させるために供給される流体の流路を形成する流路形成体と、を備え、
前記複数のパーツの各々が有する前記流路形成体は、前記本体部の外側に出た外側部分を有し、該外側部分にて互いに連結されていることを特徴とする車両用シート。 - 前記袋体が前記クッション材の表面に固定され、
前記クッション材の表面には、溝が形成されており、
前記複数のパーツの各々において、前記流路形成体のうち、前記本体部内に位置する内側部分は、前記溝内に入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 - 前記流路を通じて前記流体を圧送するために作動する圧送装置と、
該圧送装置に接続され、前記流路内を流れる流体の流量を調整するために作動する流量調整装置と、を有し、
前記圧送装置及び前記流量調整装置は、1台ずつ設けられ、
前記複数のパーツの各々が有する前記袋体は、前記流路を通じて前記流量調整装置に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。 - 前記圧送装置及び前記流量調整装置は、前記少なくとも一方の部材のうち、前記接触面とは反対側に位置する部分に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
- 前記クッション材は、前記クッション材の厚み方向において重ねられたパッド材及びスラブ材を有し、
前記スラブ材は、前記パッド材よりも軟らかく、前記厚み方向において前記接触面と同じ側に位置し、
前記パッド材は、前記スラブ材よりも硬く、前記厚み方向において前記接触面とは反対側に位置することを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。 - 前記複数のパーツの各々は、前記袋体を複数有し、
前記複数のパーツの各々が有する前記流路形成体は、それぞれの前記袋体に向かって延出する延出部分を前記袋体別に有すると共に、前記袋体別の前記延出部分が合流する箇所において前記袋体別の前記延出部分を連結させるための継手を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用シート。 - 前記複数のパーツのうち、少なくとも一つのパーツが有する前記本体部は、前記表皮材を吊り込むために形成された吊り込み溝を有し、
該吊り込み溝が形成された前記本体部では前記流路形成体の一部分が前記吊り込み溝内に入り込み、
前記流路形成体のうち、前記吊り込み溝内に入り込んだ部分は、前記吊り込み溝内に吊り込まれた前記表皮材と前記吊り込み溝との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用シート。
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- 2016-11-07 JP JP2016217396A patent/JP2018075872A/ja active Pending
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