JP2018075067A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
この種のパチンコ機では、前記当否判定の結果を特別図柄の確定表示によって報知するが、前記特別図柄は遊技領域の隅で小さく表示され、視認し難いため、前記特別図柄の疑似演出を遊技領域の中央で大きく表示するようになし、この演出表示を見せることにより遊技者に大当りなのかハズレなのか、大当りへの期待が持てるのか持てないのか等を判断させることができる。
このように一斉演出(所謂、RTC演出)を行う構成のパチンコ機は、RTC演出により遊技者に大きなインパクトを与え、例えば遊技機の選択に迷っている遊技者に大きくアピールすることができる。特に、RTC演出を見るために遊技を行う遊技者も存在する。
またRTC機能の利用方法として、RTC演出などの他に、曜日や時間、経過日数などにより演出内容を変更する方法もある。例えば計時開始してから10日経過すると、新たなリーチ演出が追加されたり、大当りの期待感を高める予告演出の大当り期待度を変更したりすることが考えられている。
そこで本発明は前記事情に鑑み、遊技施設の従業員や遊技者に計時手段による計時状態を容易に認識させることのできる弾球遊技機を提供することを課題としてなされた発明である。
遊技球が進入可能な遊技領域を備えた弾球遊技機であって、
前記遊技領域に設けられ、前記遊技の進行に応じて演出図柄を表示可能な演出図柄表示装置と、
日時を計時する計時手段と、
前記計時手段による計時結果に基づいて、予め設定された複数の期間を識別可能な期間識別手段と、
前記計時結果に応じた計時図柄を、前記演出図柄表示装置に表示せしめる計時図柄制御手段と、を備え、
前記計時図柄制御手段は、
前記複数の期間に対応する複数種類の前記計時図柄を有し、
前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記計時図柄のうちの予め設定された計時図柄を表示させることを特徴とする。
尚、計時手段は、例えば、製造者が指定した日などを基準に計時を開始する構成や遊技施設に納入された日などを基準に計時する構成にして、完成や遊技施設に導入されてからの経過日数に応じて期間を変更したり、曜日を基準に期間を変更して、例えば日曜日は休日であることを強調した演出を行ったり、年、月、日及び時刻により変更して、祭日やイベント日に合わせた演出を行ったりなど、多様な用い方ができる。
請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記計時図柄制御手段は、遊技実施状態及び/又は遊技待機状態にて、前記計時図柄を前記演出図柄表示装置に表示させることを特徴とする。
尚、遊技実施状態とは、遊技球が発射されて遊技が実施されている状態、又は演出図柄表示装置において演出図柄が変動表示されている状態である。遊技待機状態とは、遊技球が発射されておらず遊技が実施されていない状態、又は所定の期間、演出図柄表示装置に演出図柄が変動表示されていない状態である。
請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、
所定の遊技条件の成立に起因して遊技者にとって有利な当り遊技に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記演出図柄表示装置にて前記当り遊技に移行するか否かに関する演出が実施される演出モードを、複数種類の前記演出モードから選択する演出モード選択手段と、を備え、
前記演出モード選択手段は、前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記演出モードのうちの予め設定された演出モードを選択することを特徴とする。
遊技球が進入可能な遊技領域を備えた弾球遊技機であって、
日時を計時する計時手段と、
前記計時手段による計時結果に基づいて、予め設定された複数の期間を識別可能な期間識別手段と、
前記遊技領域に設けられ、前記計時結果に応じた計時表示を表示せしめる計時表示装置と、
前記計時表示装置を制御する計時表示制御手段と、を備え、
前記計時表示制御手段は、
前記複数の期間に対応する複数種類の前記計時表示の表示態様を有し、
前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記計時表示のうちの予め設定された表示態様にて前記計時表示を表示させることを特徴とする。
計時表示の表示態様とは、例えば、LED表示器の点灯パターンや発光色、ドット表示器による点灯パターンや発光色などが考えられる。また、計時表示として可動物で示すことも考えられ、その場合は動作内容を表示態様と呼ぶ。
尚、計時手段は、例えば、製造者が指定した日などを基準に計時を開始する構成や遊技施設に納入された日などを基準に計時する構成にして、完成や遊技施設に導入されてからの経過日数に応じて期間を変更したり、曜日を基準に期間を変更して、例えば、日曜日は休日であることを強調した演出を行ったり、年、月、日及び時刻により変更して、祭日やイベント日に合わせた演出を行ったりなど、多様な用い方ができる。
請求項4に記載の弾球遊技機において、
前記計時表示制御手段は、遊技実施状態及び/又は遊技待機状態にて、前記計時表示を前記計時表示装置に表示させることを特徴とする。
尚、遊技実施状態とは、遊技球が発射されて遊技が実施されている状態である。遊技待機状態とは、遊技球が発射されておらず遊技が実施されていない状態である。
請求項4又は5に記載の弾球遊技機において、
所定の遊技条件の成立に起因して遊技者にとって有利な当り遊技に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
遊技の進行に応じ、前記当り遊技に移行するか否かに関する演出が実施される演出モードを、複数種類の前記演出モードから選択する演出モード選択手段と、を備え、
前記演出モード選択手段は、前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記演出モードのうちの予め設定された演出モードを選択することを特徴とする。
請求項3又は6に記載の弾球遊技機において、
前記複数種類の前記演出モードは、少なくとも、前記当り遊技に移行する期待度を示唆する複数種類の予告演出を共有し、前記演出モード毎に、各前記予告演出の前記当り遊技に移行する期待度が相違することを特徴とする。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技施設に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が配置されている。センターケース200は中央に開口部が設けられており、開口部内には演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配置されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が示されていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を作動させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して貸出ボタン171及び精算ボタン172による貸出要求、精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
計時部46の所定の基準時は、計時開始の基準時であり、製造者、遊技施設等において任意に設定可能である。計時部46は、例えば、製造者が指定した日などを基準に計時を開始する構成や、遊技施設に納入された日などを基準に計時する構成にして、完成や遊技施設に導入されてからの経過日数に応じて期間を変更したり、曜日を基準に期間を変更して、例えば、日曜日は休日であることを強調した演出を行ったり、年、月、日及び時刻により変更して、祭日やイベント日に合わせた演出を行ったりなど、多様な用い方ができる。尚、計時部46は特許請求の範囲に記載の計時手段に相当する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の疑似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
疑似演出は、前記当否判定の結果を示す第一特図又は第二特図の確定表示に伴って、三つの疑似演出図柄が確定表示され、遊技者に当否判定の結果を報知する。この場合、疑似演出は、三つの疑似演出図柄を所定の組み合わせで確定表示することにより大当りを報知する。大当りを示す所定の組み合わせは、三つの図柄が特定の数字の組み合わせ(例えば1,3,5など)や同一数字の組み合わせ(例えば7,7,7など)等である。また、疑似演出図柄の所定の組み合わせの他に、通常時に表示される疑似演出図柄とは異なる特定の疑似演出図柄が一部又は全部の図柄に確定表示されることで大当りを示すようにしてもよい。
尚、他にも、第一特図、第二特図どちらが変動しているかを示す図柄や、第一特図、第二特図の保留記憶数を表示する図柄なども一緒に演出図柄表示装置21に表示することを想定しているが、計時図柄だけは遊技待機状態時にも表示を行う。
これは、遊技の実施に関係なく計時されている期間を示す図柄であるためであり、遊技者も遊技施設側も遊技が実施されていない状態で、今、どのRTC期間であるかを報せるためであり、遊技が実施されている時だけ表示を行うと、遊技を開始してはじめて望んでいないRTC期間であることが判明するような、遊技者に不利益を与える可能性を排除するためである。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、図5に示すように、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、例えば、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを確認する(S100)。この処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを確認することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを確認するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判定(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
続く当り決定用乱数更新処理(S104)は、例えば「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、例えば常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用される。初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の当否判定に用いられる。
変動パターン決定用乱数更新処理(S106)は、例えば「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く各出力処理(S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
図6に示す「特図始動入賞確認処理」は、第一特図始動口23A、第二特図始動口23Bに遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第一特図始動口23A又は第二特図始動口23Bへの入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第一特図始動口23Aへの入球及び第二特図始動口23Bへの入球に起因して記憶可能な保留記憶数は4個である。
第一特図始動口23A又は第二特図始動口23Bへの入球が有れば(S200:yes)、S201の処理において主制御装置40に格納されている特図の保留記憶の数が満杯か否かを確認する。満杯であれば(S201:yea)、リターンする。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の処理において特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数値を特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する。尚、それぞれの特図の保留記憶数が0であっても、第一特図始動口23A又は第二特図始動口23Bに遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。
その後、特図保留数コマンド送信処理(S203)において加算された前記保留記憶カウンタの値を示す特図保留数コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。
図7に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し(S300)、大当り遊技中でなければ(S300:no)、特図が変動中であるか否かを確認する(S301)。変動中でなければ(S301:no)、特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する(S302)。尚、役物連続作動装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
特図の保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。
確変遊技状態でなければ(S312:no)、S314の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
続いて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S317)。
続くS322の処理において第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。尚、本実施例では確定表示をコマンドで指示する構成だが、サブ統合制御装置42が変動開始コマンド、一つで確定表示を終了するところまで行なう構成でも良く、特に限定しない。
次に時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、S354の処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
前記S401の処理で大入賞口24が開放中でなければ(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否かを確認し、インターバル中でなければ(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否かを確認し、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、大当り開始演出時間の経過を確認すれば(S404:yes)、大入賞口開放処理で第一ラウンドの大入賞口24を開放して(S405)、リターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S421:no)、S423の大入賞口24の開放処理により次のラウンドの大入賞口24の開放を実行してリターンする。
図15に示すように、RTC期間は三種類の期間が設定されている。例えば、RTC期間は、「1〜30日の期間」、「31〜90日の期間」及び「91日以降の期間」が設定されている。
予告演出は、第一特図又は第二特図の当否判定に伴い、演出図柄表示装置21で実施される疑似演出図柄の変動の開始直前、変動の開始時、乃至変動中に実施される演出で、例えば、演出図柄表示装置21に表示された疑似演出図柄の背景において所定のキャラクタを用いた画像を表示させる演出が望ましい。
例えば、「第一予告演出」は、「第一演出モード」では前記期待度が「80%」に設定され、「第二演出モード」では「20%」に設定され、「第三演出モード」では「50%」に設定されている。即ち、当否判定の結果が大当りであれば、「第一予告演出」は、「第一演出モード」において「80%」の確率で選択され、「第二演出モード」では「20%」の確率で選択され、「第三演出モード」では「50%」の確率で選択される。
これらのことから、「第一演出モード」時は「第二予告演出」よりも「第一予告演出」が出現した方の大当り期待度が高いため、遊技者は「第一予告演出」が実施されることを期待し、逆に「第二演出モード」時は「第二予告演出」が実施されることを期待することになる。
同じ予告演出でもどちらの期間(どちらの演出モード)で出現するかで期待度が大きく異なり、一定の価値に固定されることなく用いることができる。
尚、期待度という表現で説明したが、大当り時の選択率やハズレ時の選択率に置き換えて表現してもよい。
本パチンコ機1では、リーチ予告演出として「第一リーチ予告演出」及び「第二リーチ予告演出」が設定されている。「第一リーチ予告演出」及び「第二リーチ予告演出」は、前記三種類の演出モード毎に、大当り遊技に移行する期待度が相違するように設定されている。
例えば、「第一リーチ予告演出」は、「第一演出モード」では前記期待度が「80%」に設定され、「第二演出モード」では「20%」に設定され、「第三演出モード」では「50%」に設定されている。即ち、当否判定の結果が大当りであれば、「第一リーチ予告演出」は、「第一演出モード」において「80%」の確率で選択され、「第二演出モード」では「20%」の確率で選択され、「第三演出モード」では「50%」の確率で選択される。
「計時図柄選択処理」は、先ず計時部46の計時結果を参照して、RTC期間が「1〜30日の期間」であるか否かを確認する(S500)。RTC期間が「1〜30日の期間」であれば(S500:yes)、「第一計時図柄」を選択し(S501)、第一計時図柄表示処理を実行する(S502)。これにより、演出図柄表示装置21に「第一計時図柄」が表示される。
尚、前記S500,S503の処理は特許請求の範囲に記載の期間識別手段に相当する。また、前記S502,S505、S507の処理は特許請求の範囲に記載の計時図柄制御手段に相当する。
「演出モード選択処理」は、先ず計時部46の計時結果を参照して、RTC期間が「1〜30日の期間」であるか否かを確認する(S600)。RTC期間が「1〜30日の期間」であれば(S600:yes)、「第一演出モード」を選択し(S601)、第一演出モード設定処理を実行する(S602)。これにより、演出図柄表示装置21で実施される演出の演出モードとして「第一演出モード」が設定される。
尚、前記S600,S603の処理は特許請求の範囲に記載の期間識別手段に相当する。また、前記S601,S604、S606の処理は特許請求の範囲に記載の演出モード選択手段に相当する。
図19(a)は、パチンコ機1が待機状態で、且つRTC期間が「1〜30日の期間」における「第一計時図柄」の表示例を示すものである。この場合、演出図柄表示装置21の表示画面には、中央に、パチンコ機1の名称である「CR達吉」表示とキャラクタの「くまの達吉」表示とからなる待機図柄表示700が表示される。そして、演出図柄表示装置21の表示画面の下端左側部には、「第一計時図柄」である「F」図柄701が表示される。
「第一計時図柄」である「F」図柄701は、RTC期間が「1〜30日の期間」である指標となると共に、RTC期間が「1〜30日の期間」において設定される「第一演出モード」の指標ともなる。
「第二計時図柄」である「S」図柄702は、RTC期間が「31〜90日の期間」である指標となると共に、RTC期間が「31〜90日の期間」において設定される「第二演出モード」の指標ともなる。
「第三計時図柄」である「T」図柄703は、RTC期間が「91日以降の期間」である指標となると共に、RTC期間が「91日以降の期間」において設定される「第三演出モード」の指標ともなる。
図20(a)は、「第一演出モード」における「第一予告演出」の表示例を示すものである。本表示例は疑似演出図柄の変動中に実施される予告演出である。例えば、「第一予告演出」では、演出図柄表示装置21の表示画面に3桁の数字からなる疑似演出図柄704が変動表示され、そして、疑似演出図柄704の背景に、「第一予告演出」のキャラクタの「くまの達吉」705が表示される演出を実施する。図中の符号710の表示は保留記憶表示である。尚、「第一予告演出」は、疑似演出図柄704の変動中に限らず、疑似演出図柄704の変動開始直前から「くまの達吉」705を表示する予告演出を実施してもよい。
例えば、他の「第二予告演出」では、保留記憶表示710の先読み演出を利用して、大当りなどの可能性のある保留記憶を示す保留記憶表示として、「第二予告演出」のキャラクタの「空手家」712が表示される演出を実施する。
図21(a)は、「第一演出モード」における「第一リーチ予告演出」の表示例を示すものである。例えば、「第一リーチ予告演出」では、疑似演出図柄704の二つの図柄が同一図柄で停止したリーチ状態において、二人の空手家が戦う「空手リーチ演出」を実施する。大当りであれば、味方の空手家が敵方に勝利することでリーチ演出を終了することが望ましい。
尚、本実施形態のパチンコ機1は、計時図柄701,702,703を遊技実施状態及び遊技待機状態において演出図柄表示装置21に表示させる構成に限らず、計時図柄701,702,703を遊技実施状態のみで表示させる構成、又は計時図柄701,702,703を遊技待機状態のみで表示させる構成でもよい。
また、計時図柄を、第一計時図柄として「F」図柄701、第二計時図柄として「S」図柄702及び第三計時図柄を「T」図柄703としたが、これらに限らず他の図柄でもよい。RTC期間の増減に応じて、計時図柄を増減させることは勿論である。
図20及び図21に示す「第一予告演出」、「第二予告演出」、「他の予告演出」、「第一リーチ予告演出」及び「第二リーチ予告演出」は代表例を示したものであり、これらに限るものではない。例えば、疑似演出図柄のデザインや、登場キャラクタ、大当り遊技演出などが考えられる。
図24に示すように、例えば、RTC期間は、「1〜30日の期間」、「31〜90日の期間」及び「91日以降の期間」の三種類の期間が設定されている。
予告演出は、第一特図又は第二特図の当否判定に伴い、演出図柄表示装置21で実施される疑似演出図柄の変動の開始直前、変動の開始時、乃至変動中に実施される演出で、例えば、演出図柄表示装置21に表示された疑似演出図柄の背景において所定のキャラクタを用いた画像を表示させる演出が望ましい。
「計時表示選択処理」は、先ず計時部46の計時結果を参照して、RTC期間が「1〜30日の期間」であるか否かを確認する(S700)。RTC期間が「1〜30日の期間」であれば(S700:yes)、「第一計時表示」を選択し(S701)、第一計時表示処理を実行する(S702)。これにより、計時表示装置26の表示が「第一計時表示」の表示態様とされる。
尚、前記S700,S703の処理は特許請求の範囲に記載の期間識別手段に相当する。また、前記S702,S705、S707の処理は特許請求の範囲に記載の計時表示制御手段に相当する。
図26(a)は、RTC期間が「1〜30日の期間」における「第一計時表示」の表示態様例を示すものである。計時表示装置26は、上下に並設された二つのLED表示器261,262で構成されている。RTC期間が「1〜30日の期間」における「第一計時表示」の表示態様は、計時表示装置26の上部LED表示器261のみを点灯させた表示態様である。
「第一計時表示」は、RTC期間が「1〜30日の期間」である指標となると共に、RTC期間が「1〜30日の期間」において設定される「第一演出モード」の指標ともなる。
「第二計時表示」は、RTC期間が「31〜90日の期間」である指標となると共に、RTC期間が「31〜90日の期間」において設定される「第二演出モード」の指標ともなる。
「第三計時表示」は、RTC期間が「91日以降の期間」である指標となると共に、RTC期間が「91日以降の期間」において設定される「第三演出モード」の指標ともなる。
尚、計時表示制御手段(図25のS702,S705,707)は、計時表示を遊技実施状態及び遊技待機状態において計時表示装置26に表示させる構成に限らず、計時表示を遊技実施状態のみで表示させる構成、又は計時表示を遊技待機状態のみで表示させる構成でもよい。
また、計時表示装置26は二つのLED表示器261,262を備える構成であるが、これに限らず、発光色を複数色に変更可能な一つのLED表示器を用い、「第一計時表示」、「第二計時表示」及び「第三計時表示」毎に発光色を変える構成としてもよい。RTC期間の増減に応じて、計時表示を増減させることは勿論である。また、計時表示として可動物で示すことも考えられ、その場合は可動物の動作内容が表示態様となる。
2 遊技盤
20 遊技領域
21 演出図柄表示装置
26 計時表示装置
40 主制御装置(当否判定手段)
42 サブ統合制御装置(期間識別手段、計時図柄制御手段、演出モード選択手段、計時表示制御手段)
46 計時部(計時手段)
Claims (7)
- 遊技球が進入可能な遊技領域を備えた弾球遊技機であって、
前記遊技領域に設けられ、遊技の進行に応じて演出図柄を表示可能な演出図柄表示装置と、
日時を計時する計時手段と、
前記計時手段による計時結果に基づいて、予め設定された複数の期間を識別可能な期間識別手段と、
前記計時結果に応じた計時図柄を、前記演出図柄表示装置に表示せしめる計時図柄制御手段と、を備え、
前記計時図柄制御手段は、
前記複数の期間に対応する複数種類の前記計時図柄を有し、
前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記計時図柄のうちの予め設定された計時図柄を表示させることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記計時図柄制御手段は、遊技実施状態及び/又は遊技待機状態にて、前記計時図柄を前記演出図柄表示装置に表示させることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、
所定の遊技条件の成立に起因して遊技者にとって有利な当り遊技に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記演出図柄表示装置にて前記当り遊技に移行するか否かに関する演出が実施される演出モードを、複数種類の前記演出モードから選択する演出モード選択手段と、を備え、
前記演出モード選択手段は、前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記演出モードのうちの予め設定された演出モードを選択することを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技球が進入可能な遊技領域を備えた弾球遊技機であって、
日時を計時する計時手段と、
前記計時手段による計時結果に基づいて、予め設定された複数の期間を識別可能な期間識別手段と、
前記遊技領域に設けられ、前記計時結果に応じた計時表示を表示せしめる計時表示装置と、
前記計時表示装置を制御する計時表示制御手段と、を備え、
前記計時表示制御手段は、
前記複数の期間に対応する複数種類の前記計時表示の表示態様を有し、
前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記計時表示のうちの予め設定された表示態様にて前記計時表示を表示させることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項4に記載の弾球遊技機において、
前記計時表示制御手段は、遊技実施状態及び/又は遊技待機状態にて、前記計時表示を前記計時表示装置に表示させることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項4又は5に記載の弾球遊技機において、
所定の遊技条件の成立に起因して遊技者にとって有利な当り遊技に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
遊技の進行に応じ、前記当り遊技に移行するか否かに関する演出が実施される演出モードを、複数種類の前記演出モードから選択する演出モード選択手段と、を備え、
前記演出モード選択手段は、前記期間識別手段により識別された前記複数の期間のうちの一つの期間に応じて、前記複数種類の前記演出モードのうちの予め設定された演出モードを選択することを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項3又は6に記載の弾球遊技機において、
前記複数種類の前記演出モードは、少なくとも、前記当り遊技に移行する期待度を示唆する複数種類の予告演出を共有し、前記演出モードごとに、各前記予告演出の前記当り遊技に移行する期待度が相違することを特徴とする弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016217153A JP2018075067A (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016217153A JP2018075067A (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018075067A true JP2018075067A (ja) | 2018-05-17 |
Family
ID=62148701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016217153A Pending JP2018075067A (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018075067A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020195699A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 株式会社高尾 | 遊技機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034260A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2009066322A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
-
2016
- 2016-11-07 JP JP2016217153A patent/JP2018075067A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JP2009066322A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
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