JP2017047200A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】保留変化演出の面白みを十分に活かし、遊技者の大当り獲得への期待感を高め、興趣の豊かな弾球遊技機を提供すること。【解決手段】特図の保留記憶の有無及び数量を示す保留標識の表示形態として、大当りとなるか否かの信頼度が異なる複数種類の保留表示形態を備え、且つ、表示中の保留標識の保留表示形態を信頼度の異なる保留表示形態に変更可能であり、変更した後に表示される保留標識の保留表示形態を決定する変更表示形態決定手段と、これにより決定された変更後に表示される保留標識の保留表示形態を、変更が行われる前に示唆可能な表示形態示唆手段と、を設けた。【選択図】 図24
Description
本発明は弾球遊技機、特に保留予告演出を実施する弾球遊技機に関する。
従来の弾球遊技機(パチンコ機)は、始動口に遊技球が入球すると当否判定用の乱数(数値データ)が抽出され、該乱数に基づいて当否判定が実施され、判定結果が大当りであれば大入賞口が開放され賞球の獲得に有利な大当り遊技となる構成が主流である。
前記乱数は所定数を限度に保留記憶として記憶され、該記憶された順に大当りとなるか否かの前記当否判定が行われる。
大当りとなるか否かの判定結果は、特別図柄を変動後に確定表示することにより報知される。尚、特別図柄は遊技領域の隅に小さく表示されるだけであるので、遊技領域の中央に設けられた演出図柄表示装置にて特別図柄の擬似演出を行い、その擬似演出にて、遊技者に抽選結果に対しての期待感を与えている。
また前記演出図柄表示装置には、記憶された保留記憶の数と同数の保留表示(保留標識)を表示することで遊技者に分かりやすくしている。尚、保留表示を演出図柄表示装置の周辺に設けられたLED表示で行うものもある。
前記乱数は所定数を限度に保留記憶として記憶され、該記憶された順に大当りとなるか否かの前記当否判定が行われる。
大当りとなるか否かの判定結果は、特別図柄を変動後に確定表示することにより報知される。尚、特別図柄は遊技領域の隅に小さく表示されるだけであるので、遊技領域の中央に設けられた演出図柄表示装置にて特別図柄の擬似演出を行い、その擬似演出にて、遊技者に抽選結果に対しての期待感を与えている。
また前記演出図柄表示装置には、記憶された保留記憶の数と同数の保留表示(保留標識)を表示することで遊技者に分かりやすくしている。尚、保留表示を演出図柄表示装置の周辺に設けられたLED表示で行うものもある。
また、この種の大当りとなるか否かの当否判定が行われる弾球遊技機では、前記乱数が抽出され記憶された直後の前記大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、記憶された乱数が特定の数値、例えば大当りと判定される数値、リーチと判定される数値等であるか否かを確認し(先読み判定)、確認結果に応じて通常とは異なる特別な保留表示を行うことで、遊技者に記憶された保留記憶の中に大当りとなる記憶があるかも知れないといった期待感を持たせる演出(保留予告演出)を行っている。
更に、前記特別な保留表示として複数種類の表示が設けられ、初めは期待度が高くない特別な保留表示を行い、所定のタイミングで、期待度が高くない特別な保留表示から期待度の高い特別な保留表示に変更させる演出(保留変化演出)を行うものもある(例えば特許文献1参照)。
更に、前記特別な保留表示として複数種類の表示が設けられ、初めは期待度が高くない特別な保留表示を行い、所定のタイミングで、期待度が高くない特別な保留表示から期待度の高い特別な保留表示に変更させる演出(保留変化演出)を行うものもある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の弾球遊技機では、保留変化演出が行われるか否か、保留変化演出が行われた場合、どのような保留表示に変化するのかを遊技者は全く予測できず、単に保留変化演出が起こるのを待つだけで、この状況に遊技者が慣れてしまい、遊技者の期待感を高めるのに、保留変化演出の面白みを十分に活かしきれていないといった問題があった。
そこで本発明は前記事情に鑑み、新たな保留変化演出を実行させることにより、遊技者の大当り獲得への期待感を高め、興趣の豊かな弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
そこで本発明は前記事情に鑑み、新たな保留変化演出を実行させることにより、遊技者の大当り獲得への期待感を高め、興趣の豊かな弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は、
遊技の進行を司る主制御装置と、該主制御装置からの通知をもとに遊技の演出を実行するサブ制御装置とを備えた弾球遊技機において、
前記主制御装置に、
始動口に遊技球が入球したことに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
前記抽出された数値データを保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
該保留記憶手段に記憶された前記数値データに基づいて大当りか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定が行われる前に前記保留記憶手段に記憶されている前記数値データの内容を確認する数値データ確認手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、を備え、
前記サブ制御装置に、
前記保留記憶手段に前記数値データが保留記憶されると、該保留記憶に対応する保留標識を表示する保留標識表示制御手段と、
前記保留標識の表示形態として、表示されたときの大当りとなるか否かの信頼度が異なる複数種類の表示形態を有し、且つ、表示中の前記保留標識の表示形態を前記信頼度の異なる表示形態に変更可能であり、変更した後に表示される前記保留標識の表示形態を、前記数値データ確認手段によって確認された結果に応じて決定する変更表示形態決定手段と、
前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態を、変更が行われる前に示唆可能な表示形態示唆手段と、を備え、
前記表示形態示唆手段は、前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態を特殊表示形態として示唆するようになし、
該特殊表示形態として、前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態の要素を含む複数の前記保留標識の表示形態の要素を組み合わせてひとつの前記保留標識の表示形態としたことを特徴とする弾球遊技機。
遊技の進行を司る主制御装置と、該主制御装置からの通知をもとに遊技の演出を実行するサブ制御装置とを備えた弾球遊技機において、
前記主制御装置に、
始動口に遊技球が入球したことに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
前記抽出された数値データを保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
該保留記憶手段に記憶された前記数値データに基づいて大当りか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定が行われる前に前記保留記憶手段に記憶されている前記数値データの内容を確認する数値データ確認手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、を備え、
前記サブ制御装置に、
前記保留記憶手段に前記数値データが保留記憶されると、該保留記憶に対応する保留標識を表示する保留標識表示制御手段と、
前記保留標識の表示形態として、表示されたときの大当りとなるか否かの信頼度が異なる複数種類の表示形態を有し、且つ、表示中の前記保留標識の表示形態を前記信頼度の異なる表示形態に変更可能であり、変更した後に表示される前記保留標識の表示形態を、前記数値データ確認手段によって確認された結果に応じて決定する変更表示形態決定手段と、
前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態を、変更が行われる前に示唆可能な表示形態示唆手段と、を備え、
前記表示形態示唆手段は、前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態を特殊表示形態として示唆するようになし、
該特殊表示形態として、前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態の要素を含む複数の前記保留標識の表示形態の要素を組み合わせてひとつの前記保留標識の表示形態としたことを特徴とする弾球遊技機。
尚、保留標識は、遊技者の注目度の高い演出図柄表示が表示される演出図柄表示装置にて表示することが望ましい。またこれに限らず、遊技機又は遊技盤の前面に設けられたLED等の表示装置にて表示する構成でもよい。
主制御装置には、保留記憶が発生したこと、数値データ確認手段の確認結果をサブ制御装置に送信する送信手段を設けることが望ましい。また該送信手段は、確認結果と共に保留記憶数を示す信号(保留記憶が増加したことを示す信号)を送信する構成でもよい。
表示形態示唆手段による示唆は、特別な演出として実行するようにし、保留標識の表示形態の変更が行われる場合に、毎回、示唆する必要はなく、所定の確率で実行させることが望ましい。また前記示唆は保留標識の表示形態が変化しない場合でも所定の確率で実行する構成が望ましい。
主制御装置には、保留記憶が発生したこと、数値データ確認手段の確認結果をサブ制御装置に送信する送信手段を設けることが望ましい。また該送信手段は、確認結果と共に保留記憶数を示す信号(保留記憶が増加したことを示す信号)を送信する構成でもよい。
表示形態示唆手段による示唆は、特別な演出として実行するようにし、保留標識の表示形態の変更が行われる場合に、毎回、示唆する必要はなく、所定の確率で実行させることが望ましい。また前記示唆は保留標識の表示形態が変化しない場合でも所定の確率で実行する構成が望ましい。
この発明によれば、保留標識の表示形態が、大当りとなるか否かの信頼度が異なる表示形態に変更される前に、どのような表示形態に変更する可能性があるかを示唆する特別の演出が実行されるので、遊技者は特別の演出が行われた際に信頼度が異なる表示形態に変更されるのではないかと、前記示唆の演出が行われていないときよりも大きな期待感を抱くことになる。また、変化する可能性がある表示形態を把握することができるので、遊技者は、大小様々な期待感を抱くようになる。よって保留変化演出の面白みを十分に活かすことができ、遊技者の大当り獲得への期待感を高め、遊技の興趣を豊かにできる。
また、保留標識自体で変化する可能性がある表示形態を示唆するようにしたので、遊技者に保留標識の表示形態が変化すると判断させ、期待感をより高めることができる。
本発明を適用した弾球遊技機たるパチンコ機1を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11及び図略の内枠が開閉可能に設けてある。尚、これら前枠11及び前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
前枠11の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ112が設置してあり、これらにより遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また前枠11には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ113のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けてある。
前枠11の下半部には上皿12と下皿13とが一体に形成してある。下皿13の右側には発射ハンドル14が設けてあり、該発射ハンドル14を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿12から供給された遊技球が遊技盤2に向けて発射される。また上皿12には賞球が払い出される。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
本パチンコ機1は所謂CR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)CRが隣接してある。パチンコ機1には上皿12の右側に貸出ボタン171、精算ボタン172及び精算表示装置173が設けてある。また上皿12の中央位置には遊技者が操作可能な演出ボタン15と、その外周を囲むようにジョグダイヤル16が設置されている。
図2に示すように、遊技盤2には外レール201と内レール202とによって囲まれた略円形の遊技領域20が形成されている。遊技領域20には図示しない多数の遊技釘が植設されている。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
遊技領域20のセンターケース200の左横位置には、遊技球が通過可能であり、通過時に普通図柄(以下、単に普図という)の抽選が実行される普図作動ゲート22が設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して特別図柄(以下、特図という)の当否判定が実行される第一特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、前記第一特図始動口23と同様に、入球に起因して特図の当否判定が実行される特図の第二特図始動口24が設置されている。尚、第二特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して特別図柄(以下、特図という)の当否判定が実行される第一特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、前記第一特図始動口23と同様に、入球に起因して特図の当否判定が実行される特図の第二特図始動口24が設置されている。尚、第二特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
第二特図始動口24の直下位置には、特別電動役物の開閉板にて開閉可能に設けられ、大当り遊技に開放される大入賞口25が設置されている。
センターケース200の左側斜め下方位置で、第一特図始動口23乃至大入賞口25の左側位置には複数(4つ)の一般入賞口27が配されている。また、大入賞口25の直下の盤面最下部にはアウト口203が設けられている。
遊技盤2の右下端部には、外レール201の外部に、特図表示装置28、特図保留数表示装置281、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291が設けられている。
図3は本パチンコ機1の裏面を示すもので、本パチンコ機1の裏面側には、前記遊技盤2を脱着可能に取付ける内枠30が収納されている。内枠30は、前記前枠11と同様に、一方の側縁(図3の右側)の上下位置が前記外枠10にヒンジ結合され開閉可能に設置されている。内枠30には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク31、タンクレール32、払出ユニット33が設けられ、払出ユニット33の中には払出機構が設けられている。この構成により、遊技盤2の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク31からタンクレール32を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出ユニット33により払出球流下通路を通り前記上皿12に払い出される。また、前記賞球を払い出す払出ユニット33により前記貸出ボタン171の操作で払い出される貸球も払い出す構成としてある。
パチンコ機1の裏面側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
また、球タンク31の右側には、外部接続端子板38が設けてあり、外部接続端子板38により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。尚、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠側(外枠10、前枠11、内枠30から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施形態では、ひとつの外部接続端子板38を介して遊技状態や遊技結果を示す信号をホールコンピュータへ送信する。
図4は本パチンコ機1の電気的構成を示すもので、遊技進行等の制御を司る主制御装置40を中心に、主制御装置40からの通知をもとに遊技の演出等を実行するサブ制御装置として払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43を具備する構成である。主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43においては、何れもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え、これら制御装置は何れもCPUにより、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号に起因してROMに搭載しているメインルーチン及びサブルーチンからなるプログラムが開始され、各種の制御が実行される。また、主制御装置40には各種の乱数(数値データ)を抽出する乱数カウンタ等も備わっている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40は、裏配線中継端子板530及び外部接続端子板38を介して遊技施設のホールコンピュータ500と電気的に接続される。また主制御装置40には、裏配線中継端子板530や遊技盤中継端子板531を介して、前枠(ガラス枠)及び内枠が閉鎖しているか否か検出するガラス枠開放SW(スイッチ)501、内枠開放SW502、第一特図始動口23への入球を検出する第一特図始動口SW503、第二特図始動口24への入球を検出する第二特図始動口SW504、普図作動ゲート22への入球を検出する普図作動SW505、複数の一般入賞口27への入球を検出する一般入賞口SW506、大入賞口25への入球を検出するカウントSW507等の検出信号が入力される。
また主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置41や、演出中継端子板532を介してサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43へ向けてのコマンドの出力や、図柄表示装置中継端子板533を介して特図表示装置28、特図保留数表示装置281、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291等の表示制御を行なう。
更に主制御装置40は、遊技盤中継端子板531を介して、大入賞口ソレノイド508、普通電役ソレノイド509が接続されている。そして大入賞口ソレノイド508を制御して前記特電役物の開閉板を作動させて大入賞口25を開放せしめる。また普通電役ソレノイド509を制御して前記普電役物を作動させて第二特図始動口24を開閉作動せしめる。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して貸出ボタン171及び精算ボタン172による貸出要求、精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して貸出ボタン171及び精算ボタン172による貸出要求、精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
発射制御装置44は、発射を停止する発射停止SW524、発射ハンドル14に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW525等の検出信号が入力される。払出制御装置41を介して主制御装置40から送られてくるコマンド(タッチSW525の信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドル14の回動信号及び発射停止SW524の信号に基づいて発射モータ526を制御して遊技球を発射及び停止させる。
サブ統合制御装置42には、音量調節SWを備え、また演出ボタン15やジョグダイヤル16の操作信号が入力される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置43は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置21を構成している。演出図柄制御装置43は、サブ統合制御装置42から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置21のLCDパネルの表示を制御する。
次にパチンコ機1の作動を説明する。
本パチンコ機1は、普図作動ゲート22の遊技球の通過に起因して普図の当否抽選を行い、普図表示装置29の変動を開始する。前記抽選結果が当りであれば、普図表示装置29に当選結果を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第二特図始動口24への入球が可能(又は容易)となる。
第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入賞があると、これに起因して乱数(数値データ)が抽出され、保留記憶される。そして記憶された古い保留記憶から順に前記乱数に基づく特図の当否判定を行い、特図表示装置28及び演出図柄表示装置21の図柄変動を開始する。
前記判定結果が大当りであれば、大当り図柄を決めて特図表示装置28及び演出図柄表示装置21に大当り図柄を確定表示される。この場合、演出図柄表示装置21には特図に対応する擬似演出図柄(装飾図柄)が表示される。そして、大入賞口25の所定の態様での開閉動作を1ラウンドとするラウンド遊技を複数ラウンドにわたり実施する大当り遊技(特別遊技)に移行可能である。特図の当否判定が実行されることのより当否判定の対象となった保留記憶は消化される。
本パチンコ機1は、普図作動ゲート22の遊技球の通過に起因して普図の当否抽選を行い、普図表示装置29の変動を開始する。前記抽選結果が当りであれば、普図表示装置29に当選結果を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第二特図始動口24への入球が可能(又は容易)となる。
第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入賞があると、これに起因して乱数(数値データ)が抽出され、保留記憶される。そして記憶された古い保留記憶から順に前記乱数に基づく特図の当否判定を行い、特図表示装置28及び演出図柄表示装置21の図柄変動を開始する。
前記判定結果が大当りであれば、大当り図柄を決めて特図表示装置28及び演出図柄表示装置21に大当り図柄を確定表示される。この場合、演出図柄表示装置21には特図に対応する擬似演出図柄(装飾図柄)が表示される。そして、大入賞口25の所定の態様での開閉動作を1ラウンドとするラウンド遊技を複数ラウンドにわたり実施する大当り遊技(特別遊技)に移行可能である。特図の当否判定が実行されることのより当否判定の対象となった保留記憶は消化される。
そして、大当り遊技の終了後は、一定期間(所定数の特図の当否判定が行われるまでの期間)にわたり、遊技状態が、特図の当否判定で当る確率が高確率とされる確率変動(確変)遊技状態となり、また、これと同時に、普図の当否抽選での当選確率が確変すると共に、普図の当否抽選での当選時の普電役物による第二特図始動口24の開放時間が延長され、さらに普図の変動時間が短縮される時短遊技状態となる。尚、確変及び時短遊技状態のどちらでもない遊技状態を、通常遊技状態と記載する。
また、本パチンコ機1では、大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、保留記憶の先読み判定が行われる。該先読み判定に関連して、演出図柄表示装置21に表示される保留記憶の存在及び保留記憶数を示す保留標識として複数種類の表示形態が設けられており、各種類の保留標識の表示形態に応じて大当りとなるか否かの信頼度の異なる表示形態とされている。そして、各種類の保留標識を表示することで、対応する保留記憶により大当りとなる可能性の有無や、該可能性の大きさを示唆する保留予告演出が行われる。
また、この保留予告演出の一環として、一旦表示された保留標識(一次保留表示形態又は二次保留表示形態)を、他の種類の保留標識(二次保留表示形態又は最終保留表示形態)に変化させる保留変化演出が行われる。尚、この保留変化演出では最終保留表示形態の種類により、該保留記憶により大当りとなる可能性の有無や、該可能性の大きさが示唆される。
更に、前記保留変化演出が行われる際には、変化する可能性がある保留標識の表示形態を示唆する特殊表示形態を表示可能としている。
尚、言うまでも無く、保留予告演出や変化演出は、大当り抽選の結果を常に正確に予告するというものではなく、予告が外れる場合もあり、無論、保留予告演出や変化演出が行われていない保留記憶による大当り抽選で当ることもある。
また、この保留予告演出の一環として、一旦表示された保留標識(一次保留表示形態又は二次保留表示形態)を、他の種類の保留標識(二次保留表示形態又は最終保留表示形態)に変化させる保留変化演出が行われる。尚、この保留変化演出では最終保留表示形態の種類により、該保留記憶により大当りとなる可能性の有無や、該可能性の大きさが示唆される。
更に、前記保留変化演出が行われる際には、変化する可能性がある保留標識の表示形態を示唆する特殊表示形態を表示可能としている。
尚、言うまでも無く、保留予告演出や変化演出は、大当り抽選の結果を常に正確に予告するというものではなく、予告が外れる場合もあり、無論、保留予告演出や変化演出が行われていない保留記憶による大当り抽選で当ることもある。
以下、作動の詳細を主制御装置40で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
前記S100の処理において正常割り込みとの肯定判断がなされると(S100:yes)、S101の初期値乱数更新処理が実行される。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に「1」を加算するが、この処理を実行する前の乱数が最大値としての例えば「299」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。
続くS102の大当り決定用乱数更新処理では、前記初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、最大値としての例えば「299」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。尚、大当り決定用乱数の最初の値は、前記初期値乱数更新処理(S101)で設定(作成)された値となる。この値が150であったとすると、大当り決定用乱数は「150」「151」「152」・・・「299」「0」「1」・・・と更新されていく。
尚、大当り決定用乱数が一巡(300回、更新されること)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする。大当り決定用乱数は、その初期値から「1」を加算していく。そして、再び大当り決定用乱数が一巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前記の例では大当り決定用乱数が「149」になると一巡であるから、「149」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「149」「87」「88」・・・「299」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。
続くS103の大当り図柄決定用乱数更新処理は「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続くS104の当り決定用乱数更新処理は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数は特図の抽選に使用し、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、普図の抽選・特図の抽選の双方に用いる。
続くS104の当り決定用乱数更新処理は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数は特図の抽選に使用し、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、普図の抽選・特図の抽選の双方に用いる。
S105のリーチ判定用乱数更新処理は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S106の変動パターン決定用乱数更新処理は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S106の変動パターン決定用乱数更新処理は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続くS107の入賞確認処理では、第一特図始動口23、第二特図始動口24の入球(入賞)確認、普図作動ゲート22の遊技球の通過の確認、一般入賞口27の入球(入賞)確認、及び主制御装置40に接続された各スイッチ類の入力処理等が実行される。
次のS108の当否判定処理では、普図及び特図のそれぞれに対応した当否判定や、当否判定に付随する図柄変動や特別遊技処理などの処理を行なう。
続くS109の各出力処理では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続くS109の各出力処理では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続くS110の不正監視処理は、一般入賞口27に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。
本処理に続く前記残余処理は、S111の初期値乱数更新処理から構成されるが、前記S101と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前記S100〜S111までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特図の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が一巡したときの、初期値乱数の値(0〜299の300通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか300分の1である。また、前記当り決定用乱数更新処理(S104)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
次に、本発明に関わりの深い入賞確認処理(S107)、当否判定処理(S108)及び各出力処理(S109)の一部のサブルーチンについて説明する。
図6に示す「特図始動入賞確認処理」は、第一特図始動口23、第二特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数(数値データ)を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第一特図始動口23、第二特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第一特図始動口23への入球及び第二特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は4個である。
図6に示す「特図始動入賞確認処理」は、第一特図始動口23、第二特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数(数値データ)を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第一特図始動口23、第二特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第一特図始動口23への入球及び第二特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は4個である。
本「特図始動入賞確認処理」は、先ず、S200の処理において前記第一特図始動口SW503により第一特図始動口23への入球を検出したか否か、又は前記第二特図始動口SW504により第二特図始動口24への入球を検出したか否かを判定する。入球が無ければ(S200:no)、リターンする。第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入球が有れば(S200:yes)、S201の処理において主制御装置40に格納されている特図の保留記憶の数が満杯か否かを確認する。満杯であれば(S201:yes)、リターンする。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の処理において特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数を特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する。該S202の処理は特許請求の範囲に記載の「数値データ抽出手段」、「保留記憶手段」に相当する。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の処理において特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数を特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する。該S202の処理は特許請求の範囲に記載の「数値データ抽出手段」、「保留記憶手段」に相当する。
続くS203の処理において「先読み判定処理」を実行する。本処理は特許請求の範囲に記載の「数値データ確認手段」に相当する。
図7に示すように、「先読み判定処理」は、先ず、S250の処理において新たに記憶された保留記憶に係る大当り決定用乱数(数値データ)の数値(内容)が特定値(大当り抽選で当りとなる値)か否かを判定し、大当り決定用乱数の数値が前記特定値であれば(S250:yes)、S251の処理において新たに記憶された保留記憶に係る大当り決定用乱数の数値が前記特定値であることを示す「先読みコマンド1」を生成してサブ統合制御装置42に送信し、リターンする。
図7に示すように、「先読み判定処理」は、先ず、S250の処理において新たに記憶された保留記憶に係る大当り決定用乱数(数値データ)の数値(内容)が特定値(大当り抽選で当りとなる値)か否かを判定し、大当り決定用乱数の数値が前記特定値であれば(S250:yes)、S251の処理において新たに記憶された保留記憶に係る大当り決定用乱数の数値が前記特定値であることを示す「先読みコマンド1」を生成してサブ統合制御装置42に送信し、リターンする。
前記S250の処理で前記大当り決定用乱数の数値が前記特定値でなければ(S250:no)、S252の処理において新たに記憶された保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が特定値(擬似演出でスーパーリーチとなる値)であるか否かを判定し、前記リーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が前記特定値であれば(S252:yes)、S253の処理において新たに記憶された保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が前記特定値であることを示す「先読みコマンド2」を生成してサブ統合制御装置42に送信し、リターンする。
前記S252の処理で前記リーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が前記特定値でなければ(S252:no)、S254の処理において新たに記憶された保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が特定値(擬似演出でノーマルリーチとなる値)であるか否かを判定し、前記リーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が前記特定値であれば(S254:yes)、S255の処理において新たに記憶された保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数の数値が前記特定値であることを示す「先読みコマンド3」を生成してサブ統合制御装置42に送信し、リターンする。
一方、前記S254の処理で否定判定であれば(S254:no)、新たに記憶された保留記憶に係る大当り決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数が、前記特定値のうちのいずれでもないことを示す「先読みコマンド4」を生成してサブ統合制御装置42に送信し、リターンする。
本パチンコ機1では、図22(a)に示すように、特図の当否判定の結果において、「大当り」の出現率は300分の1とされ、「スーパーリーチ」の出現率は300分の5、「ノーマルリーチ」の出現率は300分の15、「ハズレ」の出現率は300分の279とされている。
その後、前記図6の「特図始動入賞確認処理」のS204の処理において、加算された前記保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。尚、この処理において、前記保留数指示コマンドと、前記「先読み判定処理」で生成された各「先読みコマンド1〜4」とを合わせてサブ統合制御装置42に送る構成でもよい。
図8乃至図11は「特図当否判定処理」のフローチャートを示し、この処理において特図の当否判定は個別に実行される。
図8に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、S300の処理において役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し、大当り遊技中でなければ(S300:no)、S301の処理において特図が変動中であるか否かを確認する。変動中でなければ(S301:no)、S302の処理において特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する。尚、役物連続作動装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
図8に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、S300の処理において役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し、大当り遊技中でなければ(S300:no)、S301の処理において特図が変動中であるか否かを確認する。変動中でなければ(S301:no)、S302の処理において特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する。尚、役物連続作動装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
前記S302の処理で特図の確定図柄が表示中でなければ(S302:no)、図9に示すように、S310の処理において特図の保留記憶があるか確認する。特図の保留記憶があれば(S310:yes)、S311の処理において保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により保留記憶のうちで最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
特図の保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。
特図の保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。
次にS312の処理で、確変フラグを確認して現在の遊技状態が前記確変遊技状態であるか確認する(確変フラグが「1」であれば確変中)。確変中であれば(S312:yes)、S313の処理において確変時の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して、所定の高確率に基づいて大当りか否か当否判定を行う。
確変中でなければ(S312:no)、S314の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
確変中でなければ(S312:no)、S314の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
続くS315の処理では、前記S313又はS314の処理の当否判定が大当りか否かの確認を行う。該S315の処理は特許請求の範囲に記載の「当否判定手段」に相当する。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続くS317の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続くS317の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。
変動パターンの決定後、S318で大当り設定処理を行う。この処理では、前記決定された大当り図柄に基づき、例えば、大当り遊技終了後の確変遊技への移行や時短遊技への移行、演出図柄表示装置21で実行される大当り遊技のオープニング演出の時間の設定、エンディング演出の時間等の設定がなされる。
前記S315の処理において、大当りでなくハズレであれば(S315:no)、S319の処理において特図のハズレ図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。続くS320の処理においてハズレ設定処理を行う。
前記S318の処理又はS320の処理の後、S321の処理において当否判定後の保留記憶の情報(例えば当否判定実行後の保留記憶の減少を示す情報など)をサブ統合制御装置42に送信する処理を行う。
続くS322の処理では、特図表示装置28の図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
続くS322の処理では、特図表示装置28の図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
前記図8のS301の処理で特図の変動中のときは(S301:yes)、図10に示すように、S330の処理において図柄の変動時間が経過したことを確認すると(S330:yes)、S331の確定図柄表示処理において、特図表示装置28の特図の変動表示を終了させる制御を行う。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
前記図8のS302の処理で特図の確定図柄を表示中であれば(S302:yes)、図11のS340の処理に移行して、確定図柄表示時間が終了したか確認する。確定図柄表示時間が終了していなければ(S340:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により特図表示装置28の特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により特図表示装置28の特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
続いてS342の処理において特図の図柄が大当りになる組合せであるか否かを確認し、大当りになる組合せであったときは(S342:yes)、S343の処理で確変フラグが「1」であれば(S343:yes)、S344の処理において確変フラグに「0」をセットする。次に、S345の処理で時短フラグが「1」であれば(S345:yes)、S346の処理で時短フラグに「0」をセットする。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での確変及び時短に関する遊技状態を通常状態にリセットする。
続くS347の処理において条件装置の作動を開始させる。尚、条件装置は特図の当否判定が大当りとなり大当り図柄が確定表示されることにより作動して大当り遊技の開始条件を成立させるものであり、且つ、大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置である。続く348の処理において役物連続作動装置の作動を開始するとともに、S349の処理において大当り開始演出処理を行ない、「特別遊技処理」へ移行する。
前記S342の処理で、大当りになる組合せでなければ(S342:no)、S350の処理で確変フラグが「1」であるか確認し、確変フラグが「1」であれば(S350:yes)、S351の処理において確変の継続期間をカウントする確変カウンタを減算し、減算した後の確変カウンタが「0」であるか否かを確認する。確変カウンタが「0」であれば(S351:yes)、S352の処理において確変フラグを「0」にリセットする。
続くS353の処理で時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、S354の
処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カ
ウンタが「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S354:y
es)、S355の処理において時短フラグを「0」にリセットする。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
続くS353の処理で時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、S354の
処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カ
ウンタが「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S354:y
es)、S355の処理において時短フラグを「0」にリセットする。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
図12に示す「特別遊技処理」は、特許請求の範囲に記載の大当り遊技実行手段に相当し、先ず、S400の処理において前記役物連続作動装置が作動中か否かを確認し、作動中であれば(S400:yes)、S401の処理で大入賞口25が開放中か否かを確認する。役物連続作動装置が作動中でなければ(S400:no)、リターンする。
前記S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否かを確認し、インターバル中でなければ(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否かを確認し、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、大当り開始演出時間の経過を確認すれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理で第一ラウンドの大入賞口25を開放して、リターンする。
前記S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否かを確認し、インターバル中でなければ(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否かを確認し、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、大当り開始演出時間の経過を確認すれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理で第一ラウンドの大入賞口25を開放して、リターンする。
前記S401の処理で大入賞口開放中であれば(S401:yes)、図13に示すように、大入賞口25に入賞があったか否か(規定入賞数)の確認(S410)、又は大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認して(S411)、いずれか確認できればS412の処理において大入賞口25を閉鎖し、S413の処理において大当りインターバル処理を実行して、リターンする。
前記S402の処理で大当りのインターバル中であれば(S402:yes)、図14に示すように、S420の処理において大当りインターバル時間が経過したか否かを確認し、経過していれば(S420:yes)、S421の処理において最終ラウンド(例えば第一五ラウンド)であるか否かを確認し、最終ラウンドであれば、(S421:yes)、S422の大当り終了演出の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了して、リターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行して、リターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行して、リターンする。
前記S403の処理で大当り終了演出中であれば(S403:yes)、図15に示すように、S430の処理において大当り終了演出時間が経過したか否かを確認し、該時間の経過を確認すれば(S430:yes)、S431の役物連続作動装置の作動を停止する処理を実行し、続くS432の条件装置の作動を停止する処理を実行する。
続く、S433の処理において前記大当り図柄に応じて大当り遊技終了後に確変とする設定があるか否かを確認し、確変の設定があれば(S433:yes)、S434の処理において確変遊技の繰り返し回数(100回)を設定し、S435の処理において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確変遊技が付与される。
次にS436の処理では前記大当り図柄に応じて時短設定があるか否かを確認し、時短設定があれば(S436:yes)、時短遊技の繰り返し回数(100回)を設定し(S437)、時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に開放延長遊技が付与される。その後、特図の大当り終了コマンド送信の処理(S439)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
次にS436の処理では前記大当り図柄に応じて時短設定があるか否かを確認し、時短設定があれば(S436:yes)、時短遊技の繰り返し回数(100回)を設定し(S437)、時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に開放延長遊技が付与される。その後、特図の大当り終了コマンド送信の処理(S439)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
大当り遊技終了後、確変遊技状態及び時短遊技状態に移行すると、普電役物の開放延長が機能して第二特図始動口24への入球が容易になるので、普図の当選による普電役物230の開放から第二特図始動口24を狙い大当り遊技を目指す。
次に前記保留予告演出及び前記保留変化演出に関してサブ統合制御装置42おいて実施されるプログラム処理について説明する。
図16に示す「保留標識表示処理」は特許請求の範囲に記載の「保留標識表示制御手段」に相当するもので、第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入球に起因して記憶された保留記憶に関して、主制御装置40より先読み信号(前記先読みコマンド1乃至4)を受信することにより、前記保留予告演出として当該保留記憶を示す保留標識の表示形態を設定し、保留標識を演出図柄表示装置21に表示せしめる処理である。また本処理において、当該保留記憶に関して保留標識の表示形態を変更するか否か、即ち前記保留変化演出を行うか否かの設定、更に保留標識の表示形態を変更する際に保留標識の表示形態として後述の特殊表示形態の表示を行うか否かの設定が行われる。
先ず、S500の処理において主制御装置40より先読み信号(前記先読みコマンド1乃至4等)を受信したか否かを確認する。先読み信号の受信が確認できれば(S500:yes)、S501の処理において前記保留変化演出を実施する実施しないに拘わらず最終的に表示される最終保留標識の表示形態を前記先読み信号に応じて選択する。該S501の処理は特許請求の範囲に記載の「変更表示形態決定手段」に相当する。
図16に示す「保留標識表示処理」は特許請求の範囲に記載の「保留標識表示制御手段」に相当するもので、第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入球に起因して記憶された保留記憶に関して、主制御装置40より先読み信号(前記先読みコマンド1乃至4)を受信することにより、前記保留予告演出として当該保留記憶を示す保留標識の表示形態を設定し、保留標識を演出図柄表示装置21に表示せしめる処理である。また本処理において、当該保留記憶に関して保留標識の表示形態を変更するか否か、即ち前記保留変化演出を行うか否かの設定、更に保留標識の表示形態を変更する際に保留標識の表示形態として後述の特殊表示形態の表示を行うか否かの設定が行われる。
先ず、S500の処理において主制御装置40より先読み信号(前記先読みコマンド1乃至4等)を受信したか否かを確認する。先読み信号の受信が確認できれば(S500:yes)、S501の処理において前記保留変化演出を実施する実施しないに拘わらず最終的に表示される最終保留標識の表示形態を前記先読み信号に応じて選択する。該S501の処理は特許請求の範囲に記載の「変更表示形態決定手段」に相当する。
ここで保留標識の表示形態について説明する。図22(b),(c)に示すように、保留標識の表示形態(以下、保留表示形態という)として、単に保留記憶が存在することを示す「通常保留表示」と、前記保留予告演出の表示である「特別保留表示1乃至5」の6種類の表示形態を備える。
「通常保留表示」の表示形態は白色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する通常保留表示」の出現率は、「ハズレ」時では200分の200、「ノーマルリーチ(図では単にリーチと示す)」時では200分の150、「スーパーリーチ(SPリーチ)」時では200分の100、「当り」時では200分の100とされている。
「特別保留表示1」の表示形態は青色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示1」の出現率は、「ノーマルリーチ」時では200分の50、「スーパーリーチ」時及び「当り」時では200分の20とされている。また「特別保留表示1」の「期待値」として、保留記憶の当否判定でハズレの場合と大当りとなる場合の比率を示す「当否比率」は「85対2」とされ、該保留記憶により大当りとなる確率を示す「信頼度」は「2.3%」とされている。
「特別保留表示2」の表示形態は黄色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示2」の出現率は、「スーパーリーチ」時では200分の40、「当り」時では200分の20とされている。また「特別保留表示2」の「期待値」としての「当否比率」は「10対1」とされ、「信頼度」は「9.1%」とされている。
「特別保留表示3」の表示形態は緑色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示3」の出現率は、「スーパーリーチ」時及び「当り」時でともに200分の20とされている。また「特別保留表示3」の「期待値」としての「当否比率」は「5対1」とされ、「信頼度」は「16.7%」とされている。
「特別保留表示4」の表示形態は赤色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示2」の出現率は、「スーパーリーチ」時では200分の20、「当り」時では200分の30とされている。また「特別保留表示4」の「期待値」としての「当否比率」は「10対3」とされ、「信頼度」は「23.1%」とされている。
「特別保留表示5」の表示形態は虹色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示5」の出現率は、「当り」時では200分の10とされている。また「特別保留表示5」の「期待値」としての「当否比率」は「0対1」とされ、「信頼度」は「100%」とされている。
尚、保留表示形態は、表示色での区別に限らず、形、文字、記号、動物や人物などのキャラクタ等の表示形態で区別するようにしてもよい。
「通常保留表示」の表示形態は白色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する通常保留表示」の出現率は、「ハズレ」時では200分の200、「ノーマルリーチ(図では単にリーチと示す)」時では200分の150、「スーパーリーチ(SPリーチ)」時では200分の100、「当り」時では200分の100とされている。
「特別保留表示1」の表示形態は青色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示1」の出現率は、「ノーマルリーチ」時では200分の50、「スーパーリーチ」時及び「当り」時では200分の20とされている。また「特別保留表示1」の「期待値」として、保留記憶の当否判定でハズレの場合と大当りとなる場合の比率を示す「当否比率」は「85対2」とされ、該保留記憶により大当りとなる確率を示す「信頼度」は「2.3%」とされている。
「特別保留表示2」の表示形態は黄色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示2」の出現率は、「スーパーリーチ」時では200分の40、「当り」時では200分の20とされている。また「特別保留表示2」の「期待値」としての「当否比率」は「10対1」とされ、「信頼度」は「9.1%」とされている。
「特別保留表示3」の表示形態は緑色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示3」の出現率は、「スーパーリーチ」時及び「当り」時でともに200分の20とされている。また「特別保留表示3」の「期待値」としての「当否比率」は「5対1」とされ、「信頼度」は「16.7%」とされている。
「特別保留表示4」の表示形態は赤色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示2」の出現率は、「スーパーリーチ」時では200分の20、「当り」時では200分の30とされている。また「特別保留表示4」の「期待値」としての「当否比率」は「10対3」とされ、「信頼度」は「23.1%」とされている。
「特別保留表示5」の表示形態は虹色円形表示である。特図の当否判定の結果に対する「特別保留表示5」の出現率は、「当り」時では200分の10とされている。また「特別保留表示5」の「期待値」としての「当否比率」は「0対1」とされ、「信頼度」は「100%」とされている。
尚、保留表示形態は、表示色での区別に限らず、形、文字、記号、動物や人物などのキャラクタ等の表示形態で区別するようにしてもよい。
前記図16に戻って、続くS502の処理において前記保留変化演出を行うことにより最終的に表示する保留標識の表示形態(以下、最終保留表示形態という)を変更するか否かを確認する。即ち、保留記憶の発生に起因して最初に表示する保留表示形態に対して最終保留表示形態が変更される演出を行うか否かを確認することである。例えば、最終保留表示形態を変更するか否かは、前記S501で決定された最終保留表示形態の種類と、先読み信号受信時にサブ統合制御装置42にて抽出された乱数値による抽選等で決めることが望ましい。
最終保留表示形態を変更するのであれば(S502:yes)、S503の処理において前記保留変化演出の変化回数として保留表示形態を2回変更させるか否かを確認する。尚、保留表示形態の変更は1回乃至2回の変更が可能で、変化回数には後述の特殊表示形態への変更は含めない。
保留表示形態の変更が1回の場合は(S503:no)、S504の処理において最初に表示する保留標識の一次保留表示形態が選択される。この場合、一次保留表示形態は、最終保留表示形態よりも信頼度が低い保留表示形態が選択される。
最終保留表示形態を変更するのであれば(S502:yes)、S503の処理において前記保留変化演出の変化回数として保留表示形態を2回変更させるか否かを確認する。尚、保留表示形態の変更は1回乃至2回の変更が可能で、変化回数には後述の特殊表示形態への変更は含めない。
保留表示形態の変更が1回の場合は(S503:no)、S504の処理において最初に表示する保留標識の一次保留表示形態が選択される。この場合、一次保留表示形態は、最終保留表示形態よりも信頼度が低い保留表示形態が選択される。
前記S503の処理で保留表示形態を2回変更する場合には(S503:yes)、S505の処理において前記S504と同様に一次保留表示形態が選択され、続くS506の処理において1回目の変更後に表示する保留標識の二次保留表示形態が選択される。この場合、一次保留表示形態は、二次保留表示形態よりも信頼度が低い保留表示形態が選択され、二次保留表示形態は、最終保留表示形態よりも信頼度の低い保留表示形態が選択される。
その後、S507の処理において保留表示形態を変更する際に特別演出として保留標識の特殊表示形態の表示を行うか否かの決定及び特殊表示形態の表示を行う場合にはその表示形態と表示時期が決定される。例えば、特殊表示形態の表示時期は、当否判定による保留記憶の消化に伴い新たに特図の変動が開始され、保留標識が減少し繰り上げ移動されるときが好適で、本処理ではいつの特図の変動開始時に特殊表示形態を表示するか決める。
前記特別演出の特殊表示形態について説明する。特殊表示形態は保留表示形態を変更するときに表示可能とされるものであり、変更した後に表示される可能性がある保留表示形態を示唆するものである。例えば、特殊表示形態としては、変更後に表示される保留表示形態の要素(本実施形態では表示色)を含む複数の保留表示形態の要素(表示色)を組み合わせてひとつの保留表示形態とすることが望ましい。具体的には図23に示すように、変更後に青色円形表示の「特別保留表示1」又は黄色円形表示の「特別保留表示2」となる可能性がある場合は、ひとつの円形表示を左右に2分するとともに、分割部位を青色表示及び黄色表示する。
本実施形態では、特殊表示形態として、変更後に前記青色の「特別保留表示1」又は前記黄色の「特別保留表示2」が表示される可能性がある「青黄色特殊表示形態」、変更後に前記青色の「特別保留表示1」又は前記緑色の「特別保留表示3」が表示される可能性がある「青緑色特殊表示形態」、変更後に前記青色の「特別保留表示1」又は前記赤色の「特別保留表示4」が表示される可能性がある「青赤色特殊表示形態」、変更後に前記黄色の「特別保留表示2」又は前記緑色の「特別保留表示3」が表示される可能性がある「黄緑色特殊表示形態」、変更後に前記黄色の「特別保留表示2」又は前記赤色の「特別保留表示4」が表示される可能性がある「黄赤色特殊表示形態」、及び変更後に前記赤色の「特別保留表示4」又は前記虹色の「特別保留表示5」が表示される可能性がある「赤虹色特殊表示形態」の6種類が設けられている。
尚、これらに限らず、特殊表示形態として、変更後に前記白色の「通常保留表示」又は前記青色の「特別保留表示1」が表示される可能性がある「白青色特殊表示形態」など、「通常保留表示」を含めた特殊表示形態を設けてもよい。またひとつの円形表示を3分割又は4分割するとともに、分割部位を「通常保留表示」、「特別保留表示1乃至5」に対応する異なる色で表示するようにしてもよい。
尚、これらに限らず、特殊表示形態として、変更後に前記白色の「通常保留表示」又は前記青色の「特別保留表示1」が表示される可能性がある「白青色特殊表示形態」など、「通常保留表示」を含めた特殊表示形態を設けてもよい。またひとつの円形表示を3分割又は4分割するとともに、分割部位を「通常保留表示」、「特別保留表示1乃至5」に対応する異なる色で表示するようにしてもよい。
図16に戻って、S508の処理において前記特殊表示形態の表示時期であるか否かを確認し、表示時期でなければ(S508:no)、S509の処理において保留標識として演出図柄表示装置21に、前記S504又はS505の処理で決定された一次保留表示形態を表示させる処理を行う。その後、リターンする。
一方、特殊表示形態の表示時期であれば(S508:yes)、S510の処理において保留標識として演出図柄表示装置21に、前記S507の処理で決定された特殊表示形態を表示させる処理を行う。その後、リターンする。
一方、特殊表示形態の表示時期であれば(S508:yes)、S510の処理において保留標識として演出図柄表示装置21に、前記S507の処理で決定された特殊表示形態を表示させる処理を行う。その後、リターンする。
前記S502の処理において、最終保留表示形態を変更しない場合(S502:no)、図17に示すように、S520の処理において保留標識の前記特殊表示形態の表示を実行するか否かの抽選を行う。続くS521の処理において前記抽選の結果が特殊表示形態を表示するものであるか否かを確認する。特殊表示形態を表示する場合(S521:yes)、S522の処理において表示される特殊表示形態が決定され、S523の処理において特殊表示形態の表示時期が決定される。
続くS524の処理において特殊表示形態の表示時期であるか否かを確認し、表示時期であれば(S524:yes)、S525の処理において保留標識として演出図柄表示装置21に、前記S522の処理で決定された特殊表示形態を表示させる処理を行う。その後、リターンする。尚、前記S510及びS525の処理は、特許請求の範囲に記載の変更後に表示される保留標識の表示形態を、変更が行われる前に示唆可能な「表示形態示唆手段」に相当する。
前記S522乃至S524の処理は、所謂「ガセの保留変化演出」のための処理であり、前記S525の処理で特殊表示形態が表示されても、保留表示形態は変更されない。
前記S522乃至S524の処理は、所謂「ガセの保留変化演出」のための処理であり、前記S525の処理で特殊表示形態が表示されても、保留表示形態は変更されない。
前記S521の処理で特殊表示形態を表示しない場合(S521:no)、又は前記S524の処理で特殊表示形態の表示時期でない場合(S524:no)、S526の処理において保留標識として演出図柄表示装置21に、前記S501の処理で決定された最終保留表示形態を表示させる処理を行う。その後、リターンする。
このように本実施形態の保留予告演出及び保留変化演出では、第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入球に起因して保留標識が表示される際に、最初に一次保留表示形態が表示されるパターン、最初から特殊表示形態が表示されるパターン及び保留変化演出が実施されず最初から最終保留表示形態が表示されるパターンの実施が可能である。また保留変化演出を行わない場合、最終保留表示形態として前記「通常保留表示」が選択された時は当該保留記憶に関しては保留予告演出も実施されない。
図18乃至図21に示す「第一保留標識更新処理」、「第二保留標識更新処理」及び「第三保留標識更新処理」はサブ統合制御装置42で実行され、保留標識の減少、繰り上げ移動、保留表示形態の変更を行う処理である。尚、保留表示形態の変更は、特殊表示形態が表示され、その表示中(実行中)における遊技者による演出ボタン15等の操作手段の操作の有無に応じた保留表示形態の変更と、保留標識の減少、繰上げ移動に応じた保留表示形態の変更とが可能な構成である。
図18に示す「第一保留標識更新処理」は、先ず、S600の処理において主制御装置40からの保留記憶の減少を示す前記保留情報を受信したか否かを確認する。保留情報の受信を確認すると(S600:yes)、S600の処理において保留標識を減少し、繰上げ移動させる。
図18に示す「第一保留標識更新処理」は、先ず、S600の処理において主制御装置40からの保留記憶の減少を示す前記保留情報を受信したか否かを確認する。保留情報の受信を確認すると(S600:yes)、S600の処理において保留標識を減少し、繰上げ移動させる。
次にS602の処理において特殊表示形態の表示時期であるか否かを確認し、表示時期であれば(S602:yes)、S603の処理において対象の保留標識を特別演出である特殊表示形態に変更する。
一方、特殊表示形態の表示時期でなければ(S602:no)、S604の処理において特殊表示形態が表示中であるか否かを確認する。
一方、特殊表示形態の表示時期でなければ(S602:no)、S604の処理において特殊表示形態が表示中であるか否かを確認する。
前記S603の処理の実行後、又は前記S604で特殊表示形態が表示中であれば(S604:yes)、S605の処理において遊技者が前記演出ボタン15などの操作手段の操作を行うことで保留表示形態を変更可能な保留変化用有効期間の開始処理を行い、S606の処理において遊技者に前記操作手段の操作させることにより保留表示形態の変更を促す操作指示表示を行う。その後、リターンする。該S606の処理は特許請求の範囲に記載の「操作指示演出実行手段」に相当する。尚、前記保留変化用有効期は特殊表示形態の表示開始から約「5秒」とすることが望ましい。
前記S604の処理で特殊表示形態が表示中でなければ(S604:no)、図19に示すように、S610の処理において保留表示形態を変更するか否かを確認し、変更するのであれば(S610:yes)、S611の処理において最終保留表示形態へ変更するか否かを確認する。最終保留表示形態に変更しない場合(S611:no)、S612の処理において保留標識を前記二次保留表示形態に変更する。その後、リターンする。
一方、最終保留表示形態に変更する場合(S611:yes)、S613の処理において保留標識を最終保留表示形態に変更する。その後、リターンする。
一方、最終保留表示形態に変更する場合(S611:yes)、S613の処理において保留標識を最終保留表示形態に変更する。その後、リターンする。
図20に示す「第二保留標識更新処理」は、S700の処理において前記保留変化用の有効期間中であるか否かを確認し、有効期間中であれば(S700:yes)、S701の処理において遊技者による演出ボタン15(操作手段)の操作が行われた否かを確認する。遊技者による操作があれば(S701:yes)、S702の処理において特殊表示形態を2次保留表示形態又は最終保留表示形態に変更する。尚、前記「ガセの保留変化演出」の場合、S702の処理で、特殊表示形態が表示される前の表示形態(最終保留表示形態)に戻ることとなる。続くS703の処理において前記保留変化用の有効期間を終了させ、更にS704の処理において前記操作指示表示を終了させる。
図21に示す「第三保留標識更新処理」は、S800の処理において前記保留変化用の有効期間の終了時期(特殊表示形態の表示開始から約5秒経過)であるか否かを確認し、終了時期であれば(S800:yes)、S801の処理において前記保留変化用の有効期間を終了させ、更にS802の処理において前記操作指示表示を終了させる。
次にS803の処理において、前記操作指示の実行中に、遊技者による操作手段の操作が行われず、特殊表示形態の最大表示期間が終了したか否かを確認し、期間の終了であれば(S803:yes)、S804の処理において保留標識を特殊表示形態からこれが示唆する表示形態のうちの期待度の低い保留表示形態へ変更する。その後、リターンする。該S804の処理は特許請求の範囲に記載の「操作無表示形態表示手段」に相当する。
次にS803の処理において、前記操作指示の実行中に、遊技者による操作手段の操作が行われず、特殊表示形態の最大表示期間が終了したか否かを確認し、期間の終了であれば(S803:yes)、S804の処理において保留標識を特殊表示形態からこれが示唆する表示形態のうちの期待度の低い保留表示形態へ変更する。その後、リターンする。該S804の処理は特許請求の範囲に記載の「操作無表示形態表示手段」に相当する。
これによれば、前記有効期間に遊技者の操作手段の操作がなければ、前記「青黄色特殊表示形態」、前記「青緑色特殊表示形態」及び前記「青赤色特殊表示形態」では前記青色の「特別保留表示1」に変更され、前記「黄緑色特殊表示形態」及び前記「黄赤色特殊表示形態」では前記黄色の「特別保留表示2」に変更され、前記「赤虹色特殊表示形態」では前記赤色の「特別保留表示4」に変更される。つまり、前記S501の処理で決定された最終保留表示形態とは異なる表示形態であり、且つ最終表示形態よりも信頼度が低い表示形態が最終保留表示形態として表示される場合がある。
尚、前記S803の特殊表示形態の最大表示期間終了後に、保留標識を特殊表示形態から期待度の低い保留表示形態へ変更するようにしたので、操作手段(演出ボタン15)により保留表示形態を変更するための操作を複数の変動を跨いで可能である。
尚、前記S803の特殊表示形態の最大表示期間終了後に、保留標識を特殊表示形態から期待度の低い保留表示形態へ変更するようにしたので、操作手段(演出ボタン15)により保留表示形態を変更するための操作を複数の変動を跨いで可能である。
図24乃至図26に基づいて、本パチンコ機1の演出図柄表示装置21で実施される保留予告演出及び保留変化演出の代表例を説明する。
図24は第一の具体例を示し、図24(a)に示すように、特図の当否判定に伴い、演出図柄表示装置21の表示画面には、画面上半部に特図に対応する3桁の数字からなる擬似演出図柄700が変動表示され、画面下端部の左寄りには保留記憶の存在及びその記憶数を示す複数の保留標識711,712,713が表示される。図例では保留記憶が3つあり、何れの保留標識711,712,713も白色円形の前記「通常保留表示」とされ、保留予告演出は行われていない。
図24は第一の具体例を示し、図24(a)に示すように、特図の当否判定に伴い、演出図柄表示装置21の表示画面には、画面上半部に特図に対応する3桁の数字からなる擬似演出図柄700が変動表示され、画面下端部の左寄りには保留記憶の存在及びその記憶数を示す複数の保留標識711,712,713が表示される。図例では保留記憶が3つあり、何れの保留標識711,712,713も白色円形の前記「通常保留表示」とされ、保留予告演出は行われていない。
図24(b)に示すように、図柄変動中に、第一特図始動口23又は第二特図始動口24への入球に起因して新たに保留記憶が発生すると、先行保留記憶に対応する保留標識711,712,713に続いて、新たな保留記憶に対応する保留標識714が追加表示される。この場合、新たな保留標識714は、最初に表示される前記一次保留表示形態として「通常保留表示」が選択されている。
その後、図24(c)、(d)に示すように、図柄変動が終了して擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、次の最も古い保留記憶を対象とする当否判定の実施に伴い図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて保留標識が減らされ、繰り上げられた保留標識712,713,714の表示が残る。図例では、このとき最も新しい保留記憶に対応する保留標識714は、前記二次保留表示形態として選択された前記「特別保留表示1」に変更され(保留変化演出)、大当りとなるか否かの信頼度が示される保留予告演出が行われる。
更に遊技が進行して図24(e)、(f)に示すように、擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、最も古い保留記憶を対象とする当否判定に伴う図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて保留標識が減らされ、繰り上げられた保留標識713,714が残る。このとき最も新しい保留記憶に対応する保留標識714は、前記特別演出により特殊表示形態(青黄色特殊表示形態)に変更され、これに伴い、表示画面の右下端部には遊技者に演出ボタン15(操作手段)の操作を促す操作指示730が表示される。保留標識714の特殊表示形態により次に変更表示される保留標識は青色の前記「特別保留表示1」又は黄色の前記「特別保留表示2」の何れかとなることが示唆される。
前記操作指示730は特殊指示表示形態として、操作手段である演出ボタンを示す表示と、これを「押せ」というコメント表示と、更に演出ボタンを示す表示に前記特殊表示形態と組み合わせた表示形態とすることが望ましい。更にこの場合、図27に示すように、実際の演出ボタン15の円形表示部において、前記特殊表示形態(図例では、青黄色特殊表示形態)を表示させることが望ましい。
その後、操作指示730の実行中に、遊技者により演出ボタン15の操作が行われると、これに応じて最も新しい保留記憶に対応する保留標識714を、図24(g)に示すように前記最終保留表示形態として設定された前記「特別保留表示2」に変更、又は図24(h)に示すように前記最終保留表示形態として設定された前記「特別保留表示1」に変更される。
一方、遊技者による操作手段の操作がなければ、図24(h)に示すように、保留標識714が、特殊表示形態で示された表示可能な表示形態のうちの信頼度の低い表示形態である「特別保留表示1」へと変更される。
前記第一の具体例では、新たな保留記憶に発生に応じて表示する最初の保留標識714の表示形態(一次保留表示形態)を「通常保留表示」としたが、これに限らず大当りとなるか否かの信頼度が示された「特別保留表示」とし、最初から保留予告演出を行うようにしてもよい。
また前記第一の具体例では、保留標識を、前記一次保留表示形態から前記二次保留表示形態へ変更し、二次保留表示形態から特殊表示形態を経て最終保留表示形態へ変更する演出パターンである。このように、保留標識の保留表示形態の変更が行われる場合に、毎回、特殊表示形態への変更を行う必要はなく、所定の確率(割合)で実行することが望ましい。
また、他の演出パターンとして、前記二次保留表示形態への変更を行わず、保留標識を一次保留表示形態から特殊表示形態を経て最終保留表示形態へ変更するパターンとしてもよい。
また前記第一の具体例では、保留標識を、前記一次保留表示形態から前記二次保留表示形態へ変更し、二次保留表示形態から特殊表示形態を経て最終保留表示形態へ変更する演出パターンである。このように、保留標識の保留表示形態の変更が行われる場合に、毎回、特殊表示形態への変更を行う必要はなく、所定の確率(割合)で実行することが望ましい。
また、他の演出パターンとして、前記二次保留表示形態への変更を行わず、保留標識を一次保留表示形態から特殊表示形態を経て最終保留表示形態へ変更するパターンとしてもよい。
図25に基づいて第二の具体例を説明する。第二具体例では、一次保留表示形態から二次保留表示形態への変更時に前記特別演出を行うようにしたものである。図25(a)、(b)に示すように、図柄変動中に、新たに保留記憶が発生すると、先行保留記憶に対応する保留標識711,712,713に続いて、新たな保留記憶に対応する保留標識714が追加表示される。この場合、新たな保留標識714は、前記一次保留表示形態として前記「通常保留表示」が選択されている。
その後、図25(c)、(d)に示すように、擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、最も古い保留記憶を対象とする当否判定に伴い図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて保留標識が減らされ、繰り上げられた保留標識712,713,714の表示が残る。このとき最も新しい保留記憶に対応する保留標識714は前記特殊表示形態(黄緑色特殊表示形態)に変更され、これに伴い、表示画面の右下端部には操作指示730が表示される。これにより次に変更表示される保留標識は黄色の前記「特別保留表示2」又は緑色の前記「特別保留表示3」の何れがとなることが示唆される。
その後、遊技者により演出ボタン15の操作が行われると、図25(e)に示すように、最も新しい保留記憶に対応する保留標識714が、前記二次保留表示形態として選択された前記「特別保留表示3」に変更される。
更に、図25(f)、(g)に示すように、擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、最も古い保留記憶を対象とする当否判定の実施に伴い図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて保留標識が減らされ、繰り上げられた保留標識713,714の表示が残る。このとき最も新しい保留記憶に対応する保留標識714は前記最終保留表示形態として設定された前記「特別保留表示4」に変更される。
即ち、第二の具体例では、保留標識を、一次保留表示形態から特殊表示形態を経て二次保留表示形態へ変更し、更に二次保留表示形態から最終保留表示形態へ変更する演出パターンである。
尚、図例では、遊技者により演出ボタン15の操作が行われて図25(e)、(f)において、最も新しい保留記憶に対応する保留標識714は緑色の「特別保留表示3」に変更されているが、操作が行われなければ、最も新しい保留記憶に対応する保留標識は信頼度の低い黄色の「特別保留表示2」へ変更される。
即ち、第二の具体例では、保留標識を、一次保留表示形態から特殊表示形態を経て二次保留表示形態へ変更し、更に二次保留表示形態から最終保留表示形態へ変更する演出パターンである。
尚、図例では、遊技者により演出ボタン15の操作が行われて図25(e)、(f)において、最も新しい保留記憶に対応する保留標識714は緑色の「特別保留表示3」に変更されているが、操作が行われなければ、最も新しい保留記憶に対応する保留標識は信頼度の低い黄色の「特別保留表示2」へ変更される。
次に図26に基づいて第三の具体例を説明する。第三の具体例では、図柄変動中に新たに発生した保留記憶に対応する保留標識を特殊表示形態で表示するようになし、且つ操作手段(演出ボタン15)により保留表示形態を変更するための操作を複数の図柄変動を跨いで可能としたものである。
図26(a)に示すように、図柄変動中に新たに保留記憶が発生すると、先行保留記憶に対応する保留標識711,712に続いて、新たな保留記憶に対応するものとして特殊表示形態(黄赤色特殊表示形態)からなる保留標識713が追加表示される。
図26(a)に示すように、図柄変動中に新たに保留記憶が発生すると、先行保留記憶に対応する保留標識711,712に続いて、新たな保留記憶に対応するものとして特殊表示形態(黄赤色特殊表示形態)からなる保留標識713が追加表示される。
その後、図26(b)、(c)に示すように、擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、最も古い保留記憶を対象とする当否判定に伴い図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて保留標識が減らされ、繰り上げられた保留標識712,713の表示が残る。尚、最も新しい保留記憶に対応する保留標識713は特殊表示形態が維持される。そしてこの繰り上げ移動に伴い、表示画面の右下端部には遊技者に演出ボタン15(操作手段)の操作を促す操作指示730が表示される。更に該操作指示730の表示開始から操作手段の操作の有効期間が開始される。有効期間は約5秒とされる。
遊技者により操作手段の操作が行われず前記有効期間が終了しても、図26(d)に示すように、保留標識713は特殊表示形態が維持される。
擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、図26(e)に示すように、最も古い保留記憶を対象とする当否判定の実施に伴って図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて標識が減らされ、繰り上げられた保留標識713の表示が特殊表示形態のままで残り、且つ(操作手段)の操作を促す操作指示730が表示され、再度、該操作指示730の表示開始から操作手段の操作の有効期間が開始される。
擬似演出図柄700がハズレ図柄にて確定表示された後に、図26(e)に示すように、最も古い保留記憶を対象とする当否判定の実施に伴って図柄変動が開始されると、最も古い保留記憶が消化されて標識が減らされ、繰り上げられた保留標識713の表示が特殊表示形態のままで残り、且つ(操作手段)の操作を促す操作指示730が表示され、再度、該操作指示730の表示開始から操作手段の操作の有効期間が開始される。
その後、遊技者による操作手段の操作がなければ、図26(f)に示すように、保留標識714が前記特殊表示形態で示された表示可能な表示形態のうちの信頼度の低い表示形態である「特別保留表示2」に変更される。
一方、遊技者により演出ボタン15の操作が行われると、これに応じて最も新しい保留記憶に対応する保留標識714が又は図略の「特別保留表示4」へ変更、又は「特別保留表示2」へ変更(図26(f))される。
一方、遊技者により演出ボタン15の操作が行われると、これに応じて最も新しい保留記憶に対応する保留標識714が又は図略の「特別保留表示4」へ変更、又は「特別保留表示2」へ変更(図26(f))される。
本実施形態のパチンコ機によれば、特殊表示形態の特別演出により、保留標識の保留表示形態が、大当りとなるか否かの信頼度が異なる保留表示形態に変更される前に、どのような保留表示形態に変更する可能性があるかを示唆されるので、遊技者に特別演出が行われた際に信頼度が異なる保留表示形態に変更されるのではないかと、特別演出が行われないときよりも大きな期待感を抱かせることができる。また、変化する可能性がある保留表示形態を把握することができるので、遊技者に大小様々な期待感を抱かせることができる。よって保留変化演出の面白みを十分に活かすことができ、遊技者の大当り獲得への期待感を高め、遊技の興趣を豊かにできる。
また保留標識の保留表示形態を特殊表示形態に変更するようにして、保留標識自体で変化する可能性がある保留表示形態を示唆するようにしたので、遊技者に保留標識の表示形態が変化すると判断させ、期待感をより高めることができる。
更に、演出ボタン15などの操作手段の操作に起因して保留標識の保留表示形態の変化を可能にしたので、遊技者に自分の力で保留標識の保留表示形態を変化させたと実感させることができ、遊技の面白味が増す。
更に、演出ボタン15などの操作手段の操作に起因して保留標識の保留表示形態の変化を可能にしたので、遊技者に自分の力で保留標識の保留表示形態を変化させたと実感させることができ、遊技の面白味が増す。
更にまた、遊技者に演出ボタン15(操作手段)の操作を促す操作指示730より、保留標識の保留表示形態が何れの表示形態に変化するかの示唆を行うようにしたので、遊技者は保留表示形態の変化を把握することができる。
操作指示730が行われているにも拘わらず遊技者が操作手段を操作しなかった場合には、大当りとなるか否かの信頼度が低い保留標識が表示されるので、信頼度の高い保留標識を目指して遊技者が積極的に操作手段を操作するように仕向けることができる。
操作指示730が行われているにも拘わらず遊技者が操作手段を操作しなかった場合には、大当りとなるか否かの信頼度が低い保留標識が表示されるので、信頼度の高い保留標識を目指して遊技者が積極的に操作手段を操作するように仕向けることができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。例えば、変更後に表示される保留標識の表示形態を示唆する特別演出を、保留標識の表示形態(特殊表示形態)と、操作手段の操作を促す操作指示演出(特殊指示表示形態)との双方で行う構成にしたが、いずれか一方のみで行う構成でもよい(例えば、操作指示演出のみ)。
また演出図柄表示装置の表示に限らず、演出図柄表示装置の周辺に設けられたLED表示にて保留標識を示し、保留標識の表示形態の変更、特殊表示形態の表示を行う構成でもよい。この場合、操作指示、特殊指示表示形態の表示は演出ボタン15にて行うことが望ましい。
更に保留変化演出は、保留表示形態の変更により大当りとなる信頼度の高い保留表示形態に変更するようにして遊技者の期待感を高めることが望ましいが、これに限らず、変更により信頼度の低い保留表示形態へ変更する、又は通常の保留標識へ変更して保留予告演出を終了するようにしてもよく、遊技演出の面白味を増すことができる。
また本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
また演出図柄表示装置の表示に限らず、演出図柄表示装置の周辺に設けられたLED表示にて保留標識を示し、保留標識の表示形態の変更、特殊表示形態の表示を行う構成でもよい。この場合、操作指示、特殊指示表示形態の表示は演出ボタン15にて行うことが望ましい。
更に保留変化演出は、保留表示形態の変更により大当りとなる信頼度の高い保留表示形態に変更するようにして遊技者の期待感を高めることが望ましいが、これに限らず、変更により信頼度の低い保留表示形態へ変更する、又は通常の保留標識へ変更して保留予告演出を終了するようにしてもよく、遊技演出の面白味を増すことができる。
また本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
1 パチンコ機(弾球遊技機)
15 演出ボタン(操作手段)
2 遊技盤
20 遊技領域
21 演出図柄表示装置
22 普図作動ゲート
23 第一特図始動口(始動口)
24 第二特図始動口(始動口)
25 大入賞口
40 主制御装置(数値データ抽出手段、保留記憶手段、当否判定手段、数値データ確認手段、大当り遊技実行手段)
42 サブ統合制御装置(サブ制御装置、保留標識表示制御手段、変更表示形態決定手段、表示形態示唆手段、操作指示演出実行手段、操作無表示形態表示手段)
15 演出ボタン(操作手段)
2 遊技盤
20 遊技領域
21 演出図柄表示装置
22 普図作動ゲート
23 第一特図始動口(始動口)
24 第二特図始動口(始動口)
25 大入賞口
40 主制御装置(数値データ抽出手段、保留記憶手段、当否判定手段、数値データ確認手段、大当り遊技実行手段)
42 サブ統合制御装置(サブ制御装置、保留標識表示制御手段、変更表示形態決定手段、表示形態示唆手段、操作指示演出実行手段、操作無表示形態表示手段)
Claims (1)
- 遊技の進行を司る主制御装置と、該主制御装置からの通知をもとに遊技の演出を実行するサブ制御装置とを備えた弾球遊技機において、
前記主制御装置に、
始動口に遊技球が入球したことに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
前記抽出された数値データを保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
該保留記憶手段に記憶された前記数値データに基づいて大当りか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定が行われる前に前記保留記憶手段に記憶されている前記数値データの内容を確認する数値データ確認手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、を備え、
前記サブ制御装置に、
前記保留記憶手段に前記数値データが保留記憶されると、該保留記憶に対応する保留標識を表示する保留標識表示制御手段と、
前記保留標識の表示形態として、表示されたときの大当りとなるか否かの信頼度が異なる複数種類の表示形態を有し、且つ、表示中の前記保留標識の表示形態を前記信頼度の異なる表示形態に変更可能であり、変更した後に表示される前記保留標識の表示形態を、前記数値データ確認手段によって確認された結果に応じて決定する変更表示形態決定手段と、
前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態を、変更が行われる前に示唆可能な表示形態示唆手段と、を備え、
前記表示形態示唆手段は、前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態を特殊表示形態として示唆するようになし、
該特殊表示形態として、前記変更表示形態決定手段により決定された変更後に表示される前記保留標識の表示形態の要素を含む複数の前記保留標識の表示形態の要素を組み合わせてひとつの前記保留標識の表示形態としたことを特徴とする弾球遊技機。
Applications Claiming Priority (2)
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