JP2018074092A - 基板移送装置及び作業システム - Google Patents

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明 亀田
Akira Kameda
明 亀田
真一 中里
Shinichi Nakazato
真一 中里
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Abstract

【課題】フィルム状の部材から成る基板を変形させることなく吸着して移送することができる基板移送装置及びこれを備えた作業システムを提供することを目的とする。【解決手段】基板2を吸着して作業部12に移送し或いは作業部12から移送する基板移送装置14が、移動自在な基体21と、基体21から水平方向に延びて設けられたアーム部22と、アーム部22に取り付けられ、多孔質部材32の下面を吸着面23Mとする吸着部23と、真空源VPが送給する真空圧を多孔質部材32に供給することにより吸着部23の吸着面23Mに基板2を吸着する吸着力を発生させる真空圧供給路44とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、基板を吸着して作業部に移送し或いは作業部から移送する基板移送装置及びこれを備えた作業システムに関するものである。
基板に対して作業を行う作業システムでは、基板に対して作業を施す一又は複数の作業部のほか、基板を吸着して作業部に移送し或いは作業部から移送する基板移送装置を備えている。基板移送装置は作業部に対して相対移動自在な基体と基板から水平方向に延びて設けられたアーム部を備えており、アーム部には基板を吸着する吸着部を備えている(例えば、特許文献1,2)。
特開2001−228452号公報 特開2014−41890号公報
しかしながら、従来の作業システムでは、ガラス基板等の硬質で比較的重量のある基板を作業対象としていたことから、基板移送装置の吸着部は基板を強力に吸着保持できる構成となっていた。このため、例えばフレキシブル基板のように剛性が極めて小さく、かつ軽量であるフィルム状の部材から成る基板を作業対象とする場合に、従来の基板移送装置で基板を吸着すると、基板にしわや反り等の変形を生じさせるおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、フィルム状の部材から成る基板を変形させることなく吸着して移送することができる基板移送装置及びこれを備えた作業システムを提供することを目的とする。
本発明の基板移送装置は、基板を吸着して作業部に移送し或いは前記作業部から移送する基板移送装置であって、前記作業部に対して相対移動自在な基体と、前記基体から水平方向に延びて設けられたアーム部と、前記アーム部に取り付けられ、多孔質部材の下面を吸着面とする吸着部と、真空源が送給する真空圧を前記多孔質部材に供給することにより前記吸着部の前記吸着面に前記基板を吸着する吸着力を発生させる真空圧供給路とを備えた。
本発明の作業システムは、上記本発明の基板移送装置と、前記基板移送装置が移送する前記基板に対して作業を施す複数の作業部を備えた。
本発明によれば、フィルム状の部材から成る基板を変形させることなく吸着して移送することができる。
本発明の一実施の形態における作業システムの概略構成を示す平面図 本発明の一実施の形態における作業システムによる基板に対する作業の進行過程を示す図 本発明の一実施の形態における作業システムが備える基板移送装置の上方斜視図 本発明の一実施の形態における基板移送装置の一部の下方斜視図 本発明の一実施の形態における基板移送装置が備える吸着部の上方斜視図 本発明の一実施の形態における基板移送装置が備える吸着部の上方分解斜視図 本発明の一実施の形態における基板移送装置の一部の断面側面図 本発明の一実施の形態における基板移送装置を基板移動機構とともに示す側面図 本発明の一実施の形態における作業システムの制御系統を示すブロック図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における基板移送装置により基板を吸着する手順を説明する基板移送装置の側面図 本発明の一実施の形態における基板移送装置の吸着部に基板を接触させた状態の一例を示す断面側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における基板移送装置による基板の吸着状態の例を示す平面図 本発明の一実施の形態の変形例における基板移送装置が備える吸着部の上方斜視図 本発明の一実施の形態の変形例における基板移送装置が備える吸着部の上方分解斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す作業システム1は、基台10に作業前基板載置部11、3つの作業部12、作業後基板載置部13及び2つの基板移送装置14を備えており、フィルム状の部材から成る基板2(例えばフレキシブル基板)に部品3を搭載して実装基板を製造する。本実施の形態では、作業者OPから見た作業システム1の左右方向をX軸方向とし、作業者OPから見た前後方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
3つの作業部12はそれぞれ、基板2に対して所要の作業を施すACF貼着部12A、部品搭載部12B及び部品圧着部12Cから成る。部品搭載部12BはACF貼着部12Aの右方に位置しており、部品圧着部12Cは部品搭載部12Bの右方に位置している。3つの作業部12が基板2に対して施す一連の作業は、図2に示すように、基板2の端部に設けられた電極部2aに接着部材としてのACFテープ4を貼着するACF貼着作業、ACF貼着作業を施した基板2のACFテープ4に部品3を搭載(仮圧着)する部品搭載作業、部品搭載作業を施した基板2に部品3を圧着(本圧着)する部品圧着作業から成る。
ACF貼着作業はACF貼着部12Aが実行し、部品搭載作業は部品搭載部12Bが実行する。部品圧着作業は部品圧着部12Cが実行する。作業前基板載置部11には作業が施される前の基板2が載置され、作業後基板載置部13には、3つの作業部12によって一連の作業が施された基板2が載置される。
基板移送装置14は、基板2を吸着して作業部12に移送し或いは作業部12から移送する装置である。図1及び図3において、2つの基板移送装置14はそれぞれ、基台10の前方領域をX軸方向に延びて設置された移動ベース10B上に、左右に配置して設けられている。
図3において、各基板移送装置14は、基体21と、2つのアーム部22と、各アーム部22に取り付けられた複数の吸着部23を備えている(図4も参照)。基体21は移動ベース10Bに対してX軸方向に移動自在(すなわち、3つの作業部12のそれぞれに対して相対移動が自在)に設けられている。2つのアーム部22はそれぞれ基体21から水平方向(Y軸方向)の後方に延びて設けられている。吸着部23は各アーム部22のそれぞれに2つずつ(合計で4つ)取り付けられている。各吸着部23は、図5及び図6にも示すように、アーム部22に、吸着部ベース24及びばね部材としての複数のコイルばね25Cを介して取り付けられている。
図4、図5、図6及び図7において、各アーム部22には、溝部22mがY軸方向に延びて設けられている。溝部22mはアーム部22を厚さ方向(Z軸方向)に貫通している。各吸着部ベース24は上面には、上方に延びた複数(ここでは2つ)の雄螺子部24aが設けられている。各雄螺子部24aは溝部22mを上方に貫通しており、ナット24bにより締め付けられている。吸着部ベース24のアーム部22に対するY軸方向の取付け位置は、ナット24bを緩めて吸着部ベース24をアーム部22の長手方向に沿って移動(雄螺子部24aを溝部22m内で移動)させ、ナット24bを再度締め直すことで、変更することができる。
図4、図5、図6及び図7において、各吸着部23はホルダ31と多孔質部材32を備えている。ホルダ31は下方に開口した開口部31Kを有した中空の箱状の部材であり、多孔質部材32はホルダ31の開口部31Kに収容されて下面を下方に露出させたブロック状の部材である。多孔質部材32の下面以外の面はホルダ31によって覆われている。下方に露出した多孔質部材32の下面は、吸着部23における基板2を吸着する吸着面23Mとなっている。
図4及び図7において、各吸着部23が備えるホルダ31の天井面には上下方向に貫通した貫通孔31hが設けられている。貫通孔31hにはホルダ31の外部を延びる真空配管41の一端側が繋がっている(図6及び図7)。真空配管41の他端は基体21に接続されている(図3)。
図3において、基体21の内部には吸着制御弁42が設けられている。吸着制御弁42は、作業システム1の外部に設けられた真空源VPから延びる真空供給管43と各吸着部23から延びる真空配管41とを接続している。吸着制御弁42は、真空源VPから送給される真空圧を4つの吸着部23に個別に供給する制御を行う。真空配管41を通じて吸着部23に真空圧が供給されると、その吸着部23の吸着面23Mに吸着力が発生する。この吸着力は吸着部23が備える多孔質部材32の細孔を通じて発生するものである。
このように本実施の形態において、真空供給管43、吸着制御弁42及び真空配管41は、真空源VPが送給する真空圧を多孔質部材32に供給することにより吸着部23の吸着面23Mに基板2を吸着する吸着力を発生させる真空圧供給路44(図8)となっている。
図3において、各基板移送装置14の基体21には移送装置移動機構14Mが連結されている。各基板移送装置14の移送装置移動機構14Mを個別に作動させることで、2つの基板移送装置14を互いに独立して、移動ベース10B上をX軸方向に移動させることができる。
図1において、3つの作業部12それぞれの前方位置には基板載置用のテーブル50が設けられている。各作業部12のテーブル50は、図8に示すように、テーブル昇降機構51によって基台10に対して昇降自在であるとともに(図中に示す矢印A)、テーブル前後移動機構52によって基台10に対して前後方向に移動自在となっている(図中に示す矢印B)。
図9において、作業システム1が備える制御装置60は、ACF貼着部12Aによる基板2へのACFテープ4の貼着作業、部品搭載部12Bによる基板2への部品3の搭載作業及び部品圧着部12Cによる基板2への部品3の圧着作業の各動作の制御を行う。また、制御装置60は、各作業部12が備えるテーブル昇降機構51によるテーブル50の昇降とテーブル前後移動機構52によるテーブル50の前後移動、各基板移送装置14が備える吸着制御弁42の作動と移送装置移動機構14Mの作動の各制御を行う。
各作業部12が備えるテーブル50に載置された基板2を基板移送装置14によって吸着するときには、制御装置60は先ず、テーブル50の前方に基板移送装置14を位置させて、その基板移送装置14が備える各吸着部23を基板2の上方に位置させる(図10(a))。そして、テーブル昇降機構51を制御してテーブル50を上昇させ(図10(b)中に示す矢印A1)、基板2の上面を各吸着部23の吸着面23Mに接触させる(図10(b))。
本実施の形態では、前述したように、各吸着部23は複数のコイルばね25Cを介してアーム部22に取り付けられている。このため、テーブル昇降機構51によって上昇された基板2の上面の高さが吸着面23Mの高さよりも高くなる場合であっても、コイルばね25Cが押し縮められる(弾性変形する)ことによってその高さの差が吸収され、基板2に過大な負荷を与えることが防止される。また、基板2を吸着部23に接触させる際に、各吸着部23の吸着面23Mと基板2の上面とが平行でなかった場合であっても、複数のコイルばね25Cが互いに異なる長さに押し縮められる(弾性変形する)ことによって、吸着部23の姿勢を基板2の姿勢に倣わせることができ、基板2の上面と各吸着部23の吸着面23Mとをしっかりと密着させることができる(図11)。
基板2の上面と各吸着部23の吸着面23Mとが接触したら、制御装置60は吸着制御弁42を作動させて、各吸着部23の吸着面23Mに吸着力を発生させる。これにより基板2は各吸着部23に吸着され、制御装置60がテーブル昇降機構51を作動させてテーブル50を下降させると(図10(c)中示す矢印A2)、基板2はテーブル50から離間し、基板移送装置14によって保持された状態となる(図10(c))。
上記のようにして吸着部23に基板2を吸着させると、基板2は多孔質部材32の下面に密着した状態で多孔質部材32の細孔の内部側に吸引されることになるが、多孔質部材32の細孔はその孔径がおよそ60μ程度であり、基板2の厚さに比較して十分に小さいことから、基板2の表面が細孔の内部に引っ張り込まれることはなく、基板2にしわは反り等の変形が生じたりすることはない。また、基板2にボイドが発生したりすることもない。基板移送装置14によって保持した基板2をテーブル50に載置するときには、これとは逆の手順を実行する。
本実施の形態における作業システム1において、基板移送装置14によって基板2を吸着する際には、複数(4つ)の吸着部23の一部又は全部を選択的に使用するようにし、基板2のサイズに応じた適切な吸着ができるようにする。すなわち、本実施の形態における基板移送装置14では、複数の吸着部23は基板2のサイズに応じて選択的に使用される。
具体的には、図12(a)に示すように、吸着対象とする基板2のサイズ(詳細にはY軸方向のサイズ)が比較的小さく、後方(アーム部22の先端側)に位置する2つの吸着部23(後方吸着部23Aとする)のみで安定的にその基板2を吸着できる場合には、前方(アーム部22の基端側)に位置する2つの吸着部23(前方吸着部23Bとする)を使用せず、2つの後方吸着部23Aのみで基板2を吸着する。この場合、2つの後方吸着部23Aの吸着面23Mにのみ吸着力が発生し、2つの前方吸着部23Bの吸着面23Mには吸着力を発生しないように制御装置60が吸着制御弁42を制御する。なお、ここでは2つの後方吸着部23Aを使用して基板2を吸着しているが、1つの後方吸着部23Aで基板2を安定的に吸着できるのであれば、その1つの後方吸着部23Aのみで基板2を吸着するようにしてもよい。
図12(b)及び図12(c)に示すように、吸着対象とする基板2のサイズが比較的大きく、2つの後方吸着部23Aのみでは安定的にその基板2を吸着できない場合には、2つの後方吸着部23Aだけでなく、2つの前方吸着部23Bも使用して基板2を吸着する。この場合、基板2のサイズに応じて2つの後方吸着部23Aと2つの前方吸着部23Bそれぞれの位置を調整したうえで、2つの後方吸着部23Aの吸着面23Mと2つの前方吸着部23Bの吸着面23Mそれぞれに吸着力が発生するように制御装置60が吸着制御弁42を制御する。
このようにアーム部22に取り付けられた複数の吸着部23のうちから選択した1又は複数の吸着部23の吸着面23Mに選択的に吸着力を発生させるようになっており、基板2を吸着する箇所を基板2のサイズに応じて適切に設定することができる。このため本実施の形態における基板移送装置14によれば、確実かつ安定的に基板2を吸着保持して移送することが可能である。
また、アーム部22に取り付けられた複数の吸着部23のうちの一部がアーム部22に対して移動自在な構成となっており、基板2を吸着する箇所を基板2のサイズに応じて適切に設定することができる。この点からも、本実施の形態における基板移送装置14によれば、確実かつ安定的に基板2を吸着保持して移送することが可能である。
本実施の形態における作業システム1に外部から基板2が投入されると、その基板2は、図示しない基板搬入装置によって作業前基板載置部11に載置される。作業前基板載置部11に基板2が載置されると、その基板2を2つの基板移送装置14のうちの左側に位置する基板移送装置14(以下、左側の基板移送装置14と称する)が吸着して、ACF貼着部12Aのテーブル50に載置(移載)する。ACF貼着部12Aはテーブル50を後方に移動させて基板2にACF貼着作業を施し、ACF貼着作業が終了したら、テーブル50を前方に移動させる。
ACF貼着部12Aがテーブル50を前方に移動させたら、そのテーブル50に載置されている基板2(ACF貼着作業後の基板2)を左側の基板移送装置14が吸着して右方に移動し、部品搭載部12Bのテーブル50に載置する。部品搭載部12Bはテーブル50を後方に移動させて基板2に部品搭載作業を施し、部品搭載作業が終了したら、テーブル50を前方に移動させる。
部品搭載部12Bがテーブル50を前方に移動させたら、そのテーブル50に載置されている基板2(部品搭載作業後の基板2)を2つの基板移送装置14のうちの右側に位置する基板移送装置14(以下、右側の基板移送装置14と称する)が吸着して右方に移動し、部品圧着部12Cのテーブル50に載置する。部品圧着部12Cはテーブル50を後方に移動させて基板2に部品圧着作業を施し、部品圧着作業が終了したら、テーブル50を前方へ移動させる。
部品圧着部12Cがテーブル50を前方へ移動させたら、そのテーブル50に載置されている基板2(部品圧着作業後の基板2)を右側の基板移送装置14が吸着して右方に移動し、作業後基板載置部13に載置する。作業後基板載置部13に載置された部品圧着後の基板2は、図示しない基板搬出装置によって作業システム1の外部に搬出される。
作業システム1が備える左右の2つの基板移送装置14はそれぞれ別個に移動させることができるので、2つの基板移送装置14が行う上記の基板2の移送作業はそれぞれ独立して行うことができる。このため2つの基板移送装置14により2枚の基板2の移送動作を同時並行的に行うことができ、実装基板の生産効率の向上を図ることができる。
以上説明したように、本実施の形態における作業システム1では、基板移送装置14は、多孔質部材32の下面を吸着面23Mとする吸着部23を有して成り、吸着面23Mを基板2に面接触させて吸着するようになっている。多孔質部材32の下面を吸着面23Mとする基板2の吸着では、基板2の吸着力は多孔質部材32の細孔を通じて発生するため、ガラス基板等の硬質の基板と比較して厚さが小さく、剛性が極めて小さい基板2を吸着した場合であっても基板2に変形が生じない。このため本実施の形態における作業システム1(基板移送装置14)によれば、フィルム状の部材から成る基板2を変形させることなく吸着して作業部12に移送し或いは作業部12から移送することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、基体21が各作業部12に対して移動する構成であったが、基体21は作業部12に対して相対的に移動自在であればよく、基体21に対して作業部12が移動する構成であってもよい。
上述の実施の形態におけるアーム部22の数と各アーム部22に取り付けられた吸着部23の数は一例であり、特に限定されない。吸着部23はアーム部22に対して固定されていてもよいが、本実施の形態に示したように、複数の吸着部23の少なくとも1つがアーム部22に対して移動自在な構成であれば、基板2のサイズに応じた適切な箇所の吸着が可能となるので、好ましい。2つのアーム部22はその間隔が可変な構成であってもよく、このような構成であれば、基板2のサイズに応じた吸着を、より適切に行うことができる。
上述の実施の形態では、吸着部ベース24から下方に延びて設けられた複数のコイルばね25Cそれぞれの下端をホルダ31の上面に直接取り付けた構成例を示したが、図13及び図14の変形例に示すように、コイルばね25Cとホルダ31の間に板ばね25Bを介装するようにしてもよい。図13及び図14ではホルダ31の上面に矩形枠状の板ばね25Bを複数のクリップ部材31Cによって保持し、吸着部ベース24から下方に延びて設けられた各コイルばね25Cの下端を板ばね25Bの上面に取り付けたものである。このようにばね部材がコイルばね25Cと板ばね25Bの組み合わせから成る構成であれば、コイルばね25Cだけでなく板ばね25Bの弾性変形によっても、テーブル昇降機構51によって上昇された基板2の上面の高さと吸着面23Mの高さとの差が吸収されるので、基板2に過大な負荷を与えることを防止する効果をより一層高めることができる。
また、上述の実施の形態では、基板2を吸着部23に接触させる際、各吸着部23の吸着面23Mと基板2の上面とが平行でなかった場合に、吸着部23の姿勢を基板2の姿勢に倣わせる構成としてばね部材を採用していたが、吸着部ベース24とホルダ31との間にユニバーサルジョイントを介装する構成を採用してもよい。この場合、アーム部22と吸着部ベース24との間に、テーブル昇降機構51によって上昇された基板2の上面の高さと吸着面23Mとの高さの差を吸収するためのばね部材が設置されることが好ましい。
また、上述の実施の形態では、基板移送装置14が吸着して移送する基板2は剛性の小さいフィルム状の部材から成るものであるとしていたが、基板2は必ずしもフィルム状の部材から成るものに限られない。更に、作業システム1が備える作業部12は基板2に対して作業を行うものであればよく、上述の実施の形態に示したものに限定されない。
フィルム状の部材から成る基板を変形させることなく吸着して移送することができる基板移送装置及びこれを備えた作業システムを提供する。
1 作業システム
2 基板
12 作業部
14 基板移送装置
21 基体
22 アーム部
23 吸着部
23M 吸着面
25C コイルばね
25B 板ばね
32 多孔質部材
44 真空圧供給路
VP 真空源

Claims (7)

  1. 基板を吸着して作業部に移送し或いは前記作業部から移送する基板移送装置であって、
    前記作業部に対して相対移動自在な基体と、
    前記基体から水平方向に延びて設けられたアーム部と、
    前記アーム部に取り付けられ、多孔質部材の下面を吸着面とする吸着部と、
    真空源が送給する真空圧を前記多孔質部材に供給することにより前記吸着部の前記吸着面に前記基板を吸着する吸着力を発生させる真空圧供給路とを備えたことを特徴とする基板移送装置。
  2. 前記吸着部はばね部材を介して前記アーム部に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の基板移送装置。
  3. 前記ばね部材はコイルばねと板ばねの組み合わせから成ることを特徴とする請求項2に記載の基板移送装置。
  4. 前記アーム部に複数の前記吸着部が取り付けられており、前記複数の吸着部から選択した1又は複数の吸着部の前記吸着面に選択的に吸着力を発生させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板移送装置。
  5. 前記アーム部に複数の前記吸着部が取り付けられており、前記複数の吸着部の少なくとも1つは前記アーム部に対して移動自在であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板移送装置。
  6. 前記基板はフィルム状の部材から成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板移送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の基板移送装置と、
    前記基板移送装置が移送する前記基板に対して作業を施す複数の作業部を備えたことを特徴とする作業システム。
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